JPH0750233Y2 - キャップ装着構造 - Google Patents
キャップ装着構造Info
- Publication number
- JPH0750233Y2 JPH0750233Y2 JP9033389U JP9033389U JPH0750233Y2 JP H0750233 Y2 JPH0750233 Y2 JP H0750233Y2 JP 9033389 U JP9033389 U JP 9033389U JP 9033389 U JP9033389 U JP 9033389U JP H0750233 Y2 JPH0750233 Y2 JP H0750233Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- cap
- press
- main body
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Fencing (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボールペン、万年筆などの筆記具とか、アイ
ライナー、リップカラーなどの化粧具とかの本体に対す
るキャップの装着構造であって、両者間に、乗り越え嵌
合部と圧入嵌合部とを形成したものに関する。
ライナー、リップカラーなどの化粧具とかの本体に対す
るキャップの装着構造であって、両者間に、乗り越え嵌
合部と圧入嵌合部とを形成したものに関する。
(従来の技術) 従来、キャップを本体の前方あるいは後方から装着する
にあたって、がたつきのないものとすることが検討され
ている。その一例は、上述したように、本体とキャップ
の両者間に、乗り越え嵌合部(凹凸嵌合と呼ばれること
もある)と圧入嵌合部とを形成することであり、例え
ば、実公昭61−39584号公報に、周方向と軸方向の両方
のがたつきを防止するため、「本体1の先端に突出する
ペン先部を保護するキャップ5を具備して成るものであ
って、前記本体1の後端に前記キャップ5が係脱可能に
圧嵌しうる尾栓6を突出形成して成る筆記具において、
尾栓6には、本体1の後端に当接するフランジ部6aを形
成し、該フランジ部6aの一方には本体1に嵌入する嵌合
部6bを形成し、他方には突出部6cを形成すると共に、突
出部6cには周溝6eを設けておき、前記キャップ5の内面
には前記周溝6eの後端側壁6e′の上部隅角部6fに変位可
能に当接しうる傾斜状突起5aを形成し、キャップ5の開
口端部5bと尾栓6のフランジ部6a及び突出部6cとが嵌合
し、キャップ5の傾斜状突起5aと尾栓6に形成した周溝
6eの上部隅角部6fとが嵌合することにより、キャップ5
と尾栓6とを周方向及び軸方向に対して強固に係合」
(公報第3欄第32行目〜第4欄第13行目)としたものが
開示されている。
にあたって、がたつきのないものとすることが検討され
ている。その一例は、上述したように、本体とキャップ
の両者間に、乗り越え嵌合部(凹凸嵌合と呼ばれること
もある)と圧入嵌合部とを形成することであり、例え
ば、実公昭61−39584号公報に、周方向と軸方向の両方
のがたつきを防止するため、「本体1の先端に突出する
ペン先部を保護するキャップ5を具備して成るものであ
って、前記本体1の後端に前記キャップ5が係脱可能に
圧嵌しうる尾栓6を突出形成して成る筆記具において、
尾栓6には、本体1の後端に当接するフランジ部6aを形
成し、該フランジ部6aの一方には本体1に嵌入する嵌合
部6bを形成し、他方には突出部6cを形成すると共に、突
出部6cには周溝6eを設けておき、前記キャップ5の内面
には前記周溝6eの後端側壁6e′の上部隅角部6fに変位可
能に当接しうる傾斜状突起5aを形成し、キャップ5の開
口端部5bと尾栓6のフランジ部6a及び突出部6cとが嵌合
し、キャップ5の傾斜状突起5aと尾栓6に形成した周溝
6eの上部隅角部6fとが嵌合することにより、キャップ5
と尾栓6とを周方向及び軸方向に対して強固に係合」
(公報第3欄第32行目〜第4欄第13行目)としたものが
開示されている。
(解決しようとする課題) 前記公報の第3図によると、傾斜状突起5aがまず尾栓6
の後端に当接し、少なからずこの傾斜状突起5aが尾栓6
の突出部6cに乗り上げた後、キャップ5の開口端部5bと
尾栓6の突出部6cとが嵌合するようにされている。
の後端に当接し、少なからずこの傾斜状突起5aが尾栓6
の突出部6cに乗り上げた後、キャップ5の開口端部5bと
尾栓6の突出部6cとが嵌合するようにされている。
これでは、キャップを装着する時、キャップが軸方向に
対しまっすぐに挿入されず、開口端部が周方向にズレた
状態で挿入され、開口端面が突部に当接し、キャップが
完全に挿入しきれない状態で止まったり、更に挿入しよ
うとして力を加えると、キャップ開口端部或いは突部が
変形するなどの恐れがある。実際、傾斜状突起が尾栓の
後端に当接した後、この傾斜状突起が尾栓の突出部に乗
り上げるにあたっては、相当に強い勢いとなるのが普通
であり、ややもすると、操作する指等をいためることに
もなりかねない。
対しまっすぐに挿入されず、開口端部が周方向にズレた
状態で挿入され、開口端面が突部に当接し、キャップが
完全に挿入しきれない状態で止まったり、更に挿入しよ
うとして力を加えると、キャップ開口端部或いは突部が
変形するなどの恐れがある。実際、傾斜状突起が尾栓の
後端に当接した後、この傾斜状突起が尾栓の突出部に乗
り上げるにあたっては、相当に強い勢いとなるのが普通
であり、ややもすると、操作する指等をいためることに
もなりかねない。
(課題を解決するための手段) 本考案は、本体に対するキャップの装着構造であって、
両者間に、乗り越え嵌合部と圧入嵌合部とを形成したも
のにおいて、乗り越え嵌合の開始の直前に、圧入嵌合が
開始するようになしてなるキャップ装着構造を要旨とす
る。
両者間に、乗り越え嵌合部と圧入嵌合部とを形成したも
のにおいて、乗り越え嵌合の開始の直前に、圧入嵌合が
開始するようになしてなるキャップ装着構造を要旨とす
る。
(実施例) 第1図、第2図に本考案の第1実施例を示す。
本体(内部構造省略)11の先方部には、凹部11aが形成
されており、一方、キャップ21の内面には突起21aが形
成されている。これら凹部11a及び突起21aは互いに嵌合
しあうもので、本例の乗り越え嵌合部はこれら両者によ
って確保されている。勿論、本体側に突起を配し、キャ
ップ側に凹部を配することもできる。また、両者に突起
を形成することでも乗り越え嵌合部とすることができ
る。尚、材質的に、本体、キャップ双方ともポリエチレ
ン、ポリプロピレンなど適宜の合成樹脂が好ましい。勿
論、両者同一である必要はない。
されており、一方、キャップ21の内面には突起21aが形
成されている。これら凹部11a及び突起21aは互いに嵌合
しあうもので、本例の乗り越え嵌合部はこれら両者によ
って確保されている。勿論、本体側に突起を配し、キャ
ップ側に凹部を配することもできる。また、両者に突起
を形成することでも乗り越え嵌合部とすることができ
る。尚、材質的に、本体、キャップ双方ともポリエチレ
ン、ポリプロピレンなど適宜の合成樹脂が好ましい。勿
論、両者同一である必要はない。
更に、キャップ21の内面の突起21aより開口部側には、
段部21bが形成されている。開口部における内面を大径
部にし、その内奥部を小径部とするもので、この段部21
bによる小径部が本体11の外壁面11bとの圧入嵌合部とな
っている。ここで、この圧入嵌合の開始が乗り越え嵌合
の開始の直前に生じるように、両嵌合部の位置関係は満
足されている。
段部21bが形成されている。開口部における内面を大径
部にし、その内奥部を小径部とするもので、この段部21
bによる小径部が本体11の外壁面11bとの圧入嵌合部とな
っている。ここで、この圧入嵌合の開始が乗り越え嵌合
の開始の直前に生じるように、両嵌合部の位置関係は満
足されている。
また、第3図、第4図、第5図に本考案の第2実施例を
示す。基本的に第1実施例と同一部位には同一の符号を
付した。第1実施例と異なる点は、キャップ21及び本体
11横断面形状を異形にし、また、キャップ21内面の小径
部に変えて、適宜長さの突条21cを設け、これを本体11
に対する圧入嵌合部として利用しているところである。
ここで、図示のものは突条長さを異ならせたものとして
いるが、長い突条21c′はキャップ装着時の案内となる
もので、本例のもののように、異形横断面となるものに
対しては、圧入嵌合というほどのことはないが、接触す
るようにしておくことでキャップ装着時の安定性を向上
できる点で有効である。また、短い突条21c′′はキャ
ップ挿入する時、図面左右方向、上下方向に同程度の力
が加わるよう形成するとより好ましい。尚、本例は、一
時的インキ溜め部材を使用してなる、一般に、生インキ
式筆記具と称されるものの一例を示したが、これらの構
造は既によく知られたところとなっているので、説明を
省略する。
示す。基本的に第1実施例と同一部位には同一の符号を
付した。第1実施例と異なる点は、キャップ21及び本体
11横断面形状を異形にし、また、キャップ21内面の小径
部に変えて、適宜長さの突条21cを設け、これを本体11
に対する圧入嵌合部として利用しているところである。
ここで、図示のものは突条長さを異ならせたものとして
いるが、長い突条21c′はキャップ装着時の案内となる
もので、本例のもののように、異形横断面となるものに
対しては、圧入嵌合というほどのことはないが、接触す
るようにしておくことでキャップ装着時の安定性を向上
できる点で有効である。また、短い突条21c′′はキャ
ップ挿入する時、図面左右方向、上下方向に同程度の力
が加わるよう形成するとより好ましい。尚、本例は、一
時的インキ溜め部材を使用してなる、一般に、生インキ
式筆記具と称されるものの一例を示したが、これらの構
造は既によく知られたところとなっているので、説明を
省略する。
以上の外にも種々なせる。例えば、突起長さは、キャッ
プ周方向のズレが生じない長さであれば、適宜であって
よい。また、突起本数は、横断面形状が円の場合は対称
的に3本以上が好ましく、第2実施例のような場合は4
本以上が好ましいが、それぞれ適宜である。また、第2
実施例のものでは、キャップとして別体の頭冠を有する
ものとしたが、適宜部材は適宜数の部品からなっていて
よいし、たとえば、第1実施例において乗り越え嵌合部
を圧入嵌合部よりキャップ開口端側に設けるといったよ
うに、乗り越え嵌合部と圧入嵌合部の位置関係を逆にし
てもよい。
プ周方向のズレが生じない長さであれば、適宜であって
よい。また、突起本数は、横断面形状が円の場合は対称
的に3本以上が好ましく、第2実施例のような場合は4
本以上が好ましいが、それぞれ適宜である。また、第2
実施例のものでは、キャップとして別体の頭冠を有する
ものとしたが、適宜部材は適宜数の部品からなっていて
よいし、たとえば、第1実施例において乗り越え嵌合部
を圧入嵌合部よりキャップ開口端側に設けるといったよ
うに、乗り越え嵌合部と圧入嵌合部の位置関係を逆にし
てもよい。
(効果) 本考案によると、乗り越え嵌合が開始するときには圧入
嵌合が開始しているので、不要な向きに装着することが
なく、部品の破損を招くことや、指などをいためること
もない。また、乗り越え嵌合の直前に圧入嵌合が開始す
るので、キャップ装着にあたっての感触も、ほとんど実
際上、連続的なものとなり、圧入嵌合しただけで、乗り
越え嵌合しないままとなるようなことも避けられる。
嵌合が開始しているので、不要な向きに装着することが
なく、部品の破損を招くことや、指などをいためること
もない。また、乗り越え嵌合の直前に圧入嵌合が開始す
るので、キャップ装着にあたっての感触も、ほとんど実
際上、連続的なものとなり、圧入嵌合しただけで、乗り
越え嵌合しないままとなるようなことも避けられる。
第1図は本考案の第1実施例を示す要部縦断面図、第2
図は第1図のキャップ装着における乗り越え嵌合開始直
前の状態図、第3図は本考案の第2実施例を示す部分縦
断面図、第4図は同じく第2実施例のキャップ(頭冠省
略)の部分縦断面図、第5図は第4図の底面図。 11……本体、11a……凹部、11b……外側面、21……キャ
ップ、21a……突起、21b……段部、21c……突条、21c′
……長い突条、21c″……短かい突条
図は第1図のキャップ装着における乗り越え嵌合開始直
前の状態図、第3図は本考案の第2実施例を示す部分縦
断面図、第4図は同じく第2実施例のキャップ(頭冠省
略)の部分縦断面図、第5図は第4図の底面図。 11……本体、11a……凹部、11b……外側面、21……キャ
ップ、21a……突起、21b……段部、21c……突条、21c′
……長い突条、21c″……短かい突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平1−20149(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】本体に対するキャップの装着構造であっ
て、両者間に、乗り越え嵌合部と圧入嵌合部とを形成し
たものにおいて、乗り越え嵌合の開始の直前に、圧入嵌
合が開始するようになしてなるキャップ装着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9033389U JPH0750233Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | キャップ装着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9033389U JPH0750233Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | キャップ装着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331588U JPH0331588U (ja) | 1991-03-27 |
JPH0750233Y2 true JPH0750233Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31639860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9033389U Expired - Lifetime JPH0750233Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | キャップ装着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750233Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2936739B1 (fr) * | 2008-10-03 | 2013-03-22 | Bic Soc | Instrument d'ecriture comprenant un organe d'extremite monte par emmanchement. |
JP5518448B2 (ja) * | 2009-05-18 | 2014-06-11 | 株式会社ヒダン | 棒状化粧料容器 |
JP6700676B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2020-05-27 | 三菱鉛筆株式会社 | 回転繰出容器 |
WO2017163274A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | ニチバン株式会社 | スタンプ型塗膜転写具 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP9033389U patent/JPH0750233Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331588U (ja) | 1991-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |