JP3217011B2 - キャップと本体の嵌合構造 - Google Patents

キャップと本体の嵌合構造

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JP3217011B2
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稔 町田
徳男 守山
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具、塗布具、
糊または化粧具等のペン先の先端の廻りを気密に被覆す
るための圧入嵌合手段と、本体に着脱自在に嵌合するた
めの凹凸又は乗り越え嵌合手段を備えたキャップと本体
の嵌合構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、例えば筆記具等において、筆記
具のペン先にキャップを着脱自在に嵌合する手段とし
て、凸部と凹部とで構成される又は凸部と凸部とで構成
される凹凸又は乗り越え嵌合手段を備えたキャップと本
体の嵌合構造はよく知られている。また、先端廻りを気
密にするための、環状突部と該環状突部が当接する周状
当接部とで構成される周状の圧入嵌合手段もよく知られ
ており、前記凹凸又は乗り越え嵌合手段と組み合わせて
なるキャップと本体の嵌合の構造もよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした構造にあって
は、圧入嵌合手段の環状突部が周状当接部に当接した状
態で摺動するので、キャップ内の体積が変化することに
より、キャップの内圧が変化するため、書き出し性能の
悪化やインキの飛び出しという問題が起こる。そのため
に、環状突部の周状当接部への摺動距離をなるべく短く
することが要求されている。また、本体にキャップを装
着する時、キャップが軸方向に対しまっすぐに挿入され
ず、開口端部が周方向にズレた状態で挿入されていまう
という問題が、しばしば発生していた。
【0004】本発明の目的は、圧入嵌合手段において環
状突部が周状当接部に当接して摺動する距離を短くし、
筆記具又は塗布具等の先端の廻りの確かな気密を確保す
るとともに、本体にキャップを装着する時、キャップが
軸方向に対しまっすぐに挿入されるようなキャップと本
体の嵌合構造にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、筆記具又は塗布具等の本体の先端の廻りを
気密に被覆するための、環状突部と該環状突部が当接す
る周状当接部とで構成される周状の圧入嵌合手段と、本
体にキャップを着脱自在に嵌合するための凸部と凹部と
で構成される又は凸部と凸部とで構成される凹凸又は乗
り越え嵌合手段をキャップと本体に形成したキャップと
本体の嵌合構造であって、圧入嵌合を凹凸又は乗り越え
嵌合手段よりキャップの内方の位置に設け、圧入嵌合手
段の周状当接部の前方に、周状当接部に連接した、キャ
ップを本体に嵌合する際に、キャップを軸方向に対しま
っすぐに挿入されるように環状突部が乗り越す突起を設
け、凹凸又は乗り越え嵌合の開始と同時に又は途中で、
圧入嵌合手段の環状突部が前記突起に衝突し、キャップ
と本体のセンタ−リングを行い、凹凸又は乗り越え嵌合
の終了と同時に、圧入嵌合手段の環状突部が周状当接部
に圧入を完了する事を特徴とするものである。
【0006】またさらに、キャップ内に、筆記具又は塗
布具等の先端の廻りを気密に被覆するための内キャップ
を設け、前記圧入嵌合手段を内キャップの内壁面と本体
の外周面に形成してなるものである。
【0007】また、本発明では、凹凸又は乗り越え嵌合
の開始と同時に又は途中で、圧入嵌合手段の環状突部が
前記突起に衝突し、キャップと本体のセンタ−リングを
行い、凹凸又は乗り越え嵌合の終了と同時に、圧入嵌合
手段の環状突部が周状当接部に圧入を完了するような構
造にしてあるが、その理由は、キャップ内の気密を確実
に得るには、一度の嵌合感で、本体とキャップの装着を
終了することが望ましいからである。なぜなら、二度以
上の嵌合感があると、使用者が一度目の嵌合感で、気密
を完全に得る前に、キャップの嵌合をやめてしまうこと
を防ぐためである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、本体にキャップを着
脱自在に嵌合するために、キャップと本体に凹凸又は乗
り越え嵌合手段を設けるが、周状に又は周状の適宣の数
カ所に設ければよい。
【0009】また、内キャップを別体に設ける場合の設
置方法は、係止、螺合および圧入等の一般的な設置方法
を適宣選択すればよい。
【0010】また、圧入嵌合手段の周状当接部とは、テ
−パ−面、ストレ−トおよび溝等、環状突部に当接して
気密を確保できるような構造のことである。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1および図2に示す第1の実施例における塗布具1は、
先端にペン先4、首部7、胴部8からなる本体とキャッ
プ3からなる。キャップの開口部近傍の内壁面に、着脱
自在に装着するための凸部5を周状に突設し、胴部8の
外壁面に凸部5に対応した凸部6を設け、乗り越え嵌合
によるキャップと本体の嵌合構造とした。
【0012】乗り越え嵌合のための凸部5、6よりキャ
ップの内方の位置に、塗布具のペン先廻りを気密にする
ための圧入嵌合手段のテ−パ−状の周状当接部9をキャ
ップ内壁面に設け、首部7の外壁面に、周状当接部9に
対応した環状突部10を設けた。さらに、周状当接部9
の前方には、周状当接部9に連接した、キャップ3を本
体に嵌合する際に、キャップ3を軸方向に対しまっすぐ
に挿入されるように環状突部10が乗り越す突起12を
設け、乗り越え嵌合の開始と同時に、環状突部10が前
記突起12に衝突し、乗り越え嵌合の終了と同時に、
状突部10が周状当接部9に圧入を完了するようにし
た。
【0013】図3および図4に示す第2の実施例におけ
る塗布具11は、先端にペン先4、首部17および胴部
18からなる本体、キャップ13および一体に設けた内
キャップ23からなる。第1の実施例と同様に、乗り越
え嵌合によるキャップと本体の嵌合構造とした。
【0014】また、内キャップ23の内壁面に、塗布具
のペン先廻りを気密にするための圧入嵌合手段のストレ
−ト状の周状当接部19を設け、首部17の外壁面には
周状当接部19に対応した環状突部20を設けた。また
さらに、周状当接部19の前方には、周状当接部19に
連接した、キャップ13を本体に嵌合する際に、キャッ
プ13を軸方向に対しまっすぐに挿入されるように環状
突部20が乗り越す突起22を設け、第1の実施例と同
様に、乗り越え嵌合の開始と同時に、環状突部20
起22に衝突し、乗り越え嵌合の終了と同時に、環状突
部20周状当接部19に圧入を完了するようにした。
【0015】
【発明の効果】本発明は、前述したようなキャップと本
体の嵌合構造なので、圧入嵌合手段において環状突部の
周状当接部への摺動距離が短く、キャップの本体への着
脱時におけるキャップの内圧変化を極力小さくすること
ができる。また、キャップを本体に嵌合する時、キャッ
プが軸方向に対しまっすぐに挿入することができる。
【0016】また、凹凸又は乗り越え嵌合の開始と同時
に又は途中で、圧入嵌合手段の環状突部が突起に衝接
し、凹凸又は乗り越え嵌合の終了と同時に、圧入嵌合手
段の環状突部が周状当接部に圧入を完了するので、一度
の嵌合感で、確実にキャップと本体の嵌合を終了するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図2】図1における圧入嵌合手段を示す拡大図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図4】図3における圧入嵌合手段を示す拡大図であ
る。
【符号の説明】
1、11 塗布具 3、13 キャップ 4 ペン先 5、6、15、16 凸部 7、17 首部 8、18 胴部 9、19 周状当接部 10、20 環状突部 12、22 突起 23 内キャップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 3/00 A45D 34/04 B05C 17/00 B43K 23/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記具又は塗布具等の本体の先端の廻りを
    気密に被覆するための、環状突部と該環状突部が当接す
    る周状当接部とで構成される周状の圧入嵌合手段と、本
    体にキャップを着脱自在に嵌合するための凸部と凹部と
    で構成される又は凸部と凸部とで構成される凹凸又は乗
    り越え嵌合手段をキャップと本体に形成したキャップと
    本体の嵌合構造であって、圧入嵌合を凹凸又は乗り越え
    嵌合手段よりキャップの内方の位置に設け、圧入嵌合手
    段の周状当接部の前方に、周状当接部に連接した、キャ
    ップを本体に嵌合する際に、キャップを軸方向に対しま
    っすぐに挿入されるように環状突部が乗り越す突起を設
    け、凹凸又は乗り越え嵌合の開始と同時に又は途中で、
    圧入嵌合手段の環状突部が前記突起に衝突し、キャップ
    と本体のセンタ−リングを行い、凹凸又は乗り越え嵌合
    の終了と同時に、圧入嵌合手段の環状突部が周状当接部
    に圧入を完了する事を特徴とする、キャップと本体の嵌
    合構造。
  2. 【請求項2】キャップ内に、筆記具又は塗布具等の本体
    の先部の廻りを気密に被覆するための内キャップを設
    け、前記圧入嵌合手段を内キャップの内壁面と本体の外
    周面に形成してなる、請求項1に記載のキャップと本体
    の嵌合構造。
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