JPH07501986A - 押出し成形機用のシール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 押出し成形機用のシール装置 本発明は、空気の排気に利用する押出し成形機用のシール装置に関し、この押出 し成形機は、ダイをもったシリンダと往復動ピストンとを備えている。

伝統的な方法によって、細長い金属部品を製造する場合、前記タイプの成形機を 利用する０円形断面をもった金属ビレットは予しめ加熱されてシリンダ内に配置 される。その後、大きな力をもって、ダイを通過するビレットをピストンが押圧 する。従って、このような押出し加工によって、ダイの孔の形に対応した様々な 形状を成形することができる。

そして、金属粉や針状の微粒子材料の利用に基づいた金属部品の製造方法を発達 させる作業は今なお続いている。しかしながら、微粒子材料を利用して、ボルト の成形又は金属押出し加工をする場合、空気穴や湿気によって、押出物の品質が 下がるといった問題が発生する。

ここで、ヨーロッパ特許出願第０３９７４２３号には、ガスを排気するための解 決策をもった押出し成形機を利用し、微粒子材料の圧縮によって金属物体を製造 する方法及び装置が開示されている。ピストンは押込み部を利用して、押込み部 を通過させ、ピストンのボアを介してガスを吸い出す、このような解決策は、最 適にかなり近い最終製品を提供し、この最終製品は、例えば、事実上、後の利用 に際して、湿気やガスの吸収を回避する略不透過性の表面を有すると共に、有害 な不純物や気孔をもたない。

しかしながら、前述のノルウェー特許出願に開示されている装置には不利益が存 在し、すなわち、強い真空力を利用した時に、抜き出し操作中に空気をシリンダ から抜き出す際に、ピストンとシリンダとの間に満足できるシールが達成されな い。

また、シリンダに設けたガス抜きリングを押圧するガス抜きプレートによって、 空気を、押出し成形機のシリンダから排気させる押出し成形機は既知である。

このガス抜きプレートはピストン／シリンダ機構によって作動させることができ る。このような解決策は、複雑であり費用がかかる。加えて、このような解決策 は、かなりの空間を必要とし、プレートを作動させるいずれかの動作の妨げにな る。

本発明に関して、シール装置は、１０”ａｔｍ以下の圧力を提供する有効真空ポ ンプに組付けて利用できると共に、略完全なシールを提供する押出し成形機に対 して適用する。この圧力は、分子ポンプ又は拡散ポンプを利用することによって 更に減少させることができる。

本発明に関して、請求項１に記載されているように、入口に取付けられ、ピスト ンをシリンダから後退させた時に、ピストンに追従させることを特徴とする押出 し成形機用のシール機構が得られる。

従属の請求項２〜５には、本発明の有効な特徴的事項が記載されている。

本発明は、図面を参照しつつ、一実施例によって更に詳述に明がされ、この図面 は、部分断面図であり押出し成形機の一部を示している。この押出し成形機はシ リンダ１とピストン２とシール装置１１とを含んでいる。押出し成形機のダイ、 微粒子材料を供給する装置、及びピストンを駆動させるための液圧装置は、図示 されず、ここではこれ以上の詳細な説明はしない。シリンダ１には、傾斜して径 方向に配設した孔すなわちボア６が設けられ、このボア６は、遊端がら延在する と共に、シリンダ１の内方に向けて開放されている。ボア６にはネジ付きのスチ ールパイプ（図示せず）が装備され、このスチールパイプは真空ポンプ（図示せ ず）に連結されている。

シリンダ１とピストンロッド３との間にシールを適用するために、シール装置１ １はピストンロッド３及びピストン２の外側に取付けられている。請求項１に述 べられているように、このシール装置１１は、主としてアルミニウムからなるケ ーシング４と、ピストンロッド３に対するようにゲージング４に配設された内側 シール部８と、シリンダ１の端部に対してシール部をして機能する耐熱製材料の Ｖ字状リング９とを備えている。シリンダ１に対してゲージング４の前部には、 −列の永久磁石７が取付けられている。各永久磁石７は、ケーシング４の中央に 保持され、例えば、排出動作に関連して、シリンダ１の開口の周囲に形成した壁 に対するケーシング４の押付けを助ける真空が、シリンダ１内に生じるまで、永 久磁石７はシリンダ１に関連する位置に保持されている。加えて、永久磁石７（ 即ち各永久磁石７が及ぼしているがなりのカ）は、ピストン２の復元動作中に、 ケーシング４上の内側円錐部１１（シール装備及び内側円錐部は図面に示されず ）内にピストン２を押し込む手助けをすると共に、初期位置までピストン２を撤 退させる。潤滑油をシール部の領域まで確実に供給するための潤滑装！（図示せ ず）を、ケーシング４に配設することで、シール効果を改善し、リング状のシー ル部８の摩耗を低減させている。加えて、２００”Ｃを越える温度で磁気力が損 失しないようにするために、水冷型鋼製リングがシリンダ１に設けられ（符号１ ０参照）、永久磁石７はこのリングに衝突する。

以下、排気動作について説明をする。

ピストン２をもったピストンロッド３がシリンダ１の外側に配置されている限り 、永久磁石７をもったゲージング４はピストン２にしっかりと押し込まれている 。

ビレット又は微粒子材料をシリンダ１に装填した後、ピストン２をもったピスト ンロッド３をシリンダ１内に挿入する。そして、永久磁石７によってゲージング ４を図示するような位置に「保持」させ、空気／ガスを、排出用ボア６を通って シリンダ１から排気させる。空気を排出する場合、シールリング８，９を介して 、シリンダとケーシング及びピストンとケーシングとの間に、より密着したシー ル部が得られ、前述したように、ケーシング４はシリンダ１に押し付けられてい る。この場合、１０−’ａｔｍの圧力に対して１００％のシールが達成される。

排気操作の終わりにおいて、排気サイクルが完了するまで、ピストンロッド３を もったピストン２は、シリンダ１の内方に向けて移動する。

本発明に関連して述べられた排気機構は、微粒子材料を押し出す時、空気／ガス の排気に関連した利用に対して、原理的に開発されたものである。しかしながら 、各請求項に述べられたような機構は、ビレットを排出する時の空気の排気にも 利用することができる。更に、本発明は、明細書の冒頭で参照されるヨーロッパ 特許出願に述べられているような、ピストンを通ってガスを排気する押出し成形 機に関連して利用することもできる。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．一端、出口にダイをもったシリンダ（１）と、他端、入口の外側の位置から シリンダの位置まで移動するように形成されたピストン（２）とを備えた空気の 排気用押出し成形機において、 前記ピストンを前記シリンダから引き戻した時、ピストン（２）と一緒に撤退す る分離型シール装置（１１）を前記入口に設けたことを特徴とする押出し成形機 。
2. ２．前記シール装置はケーシング（４）を備え、このケーシング（４）はピスト ン（２）及びピストンロッド（３）に設けられたシール用リング（８，９）を有 することを特徴とする請求項１記載の装置。
3. ３．前記シリンダ（１）に付着する永久磁石（７）を前記ケーシング（４）に設 けたことを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の装置。
4. ４．前記永久磁石が衝突する水冷型鋼製リング（４）を前記シリンダ（１）に設 けたことを特徴とする請求項３記載の装置。
5. ５．前記シリンダ（１）に、空気の排気に利用するボア（６）を装備し、このボ ア（６）は、前記シリンダの入口端から径方向に傾斜して延在すると共に、シリ ンダの内側に向けて開放させたことを特徴とする請求項１〜４の何れか一項に記 載の装置。