JPH07501937A - 精製キチンデアセチラーゼ - Google Patents

精製キチンデアセチラーゼ

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ボウリオティス,ヴァシリス
カフェツォポウロス,ディミトリ
ヴールナキス,ジョン ジェイ.
マルティノウ,アゲリキ
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バイオテクノロジー トレーディング カンパニー,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 キチンは、セルロースに次いで世界で最も豊富で、容易に得られ、そして再生可 能な生物材料である。それは、広範な種類の生物によって合成される天然産物で ある。この物質は、毎年数十像トン生産されている。
キチンは、炭水化物のポリマーであり、β(l→4)結合N−アセチルグルコサ ミンのN−アセチルポリマー、すなわちポリ−N−アセチルグルコサミンである 。植物では、キチンはセルロースに置き換わる細胞壁の構成物であり、また時に は、セルロースと共に出現する細胞壁の構成成分である。
動物では、通常キチンは上皮組織の一方の表面の表皮として構成される。セルロ ースに構造的に類似するけれども、キチンは明確に異なった化学的性曽を有する 。それは、極端に不溶性の物質であり、その産業上の利用可能性は制限されてい る。
キチンのデアセチル化誘導体であるキトサンは、はるかに扱い易い物質であり、 広範な、そしてすばらしい実用的利用性を有している。キトサンは、陽性に荷電 しており、従って、それは蛋白の沈澱剤および金属キレート剤として用いること ができる。それは、溶液、ゲル、膜、フィルムまたは、繊維の形態をとることが できる。このような形態は、例えば、貴重な金属の回収、あるいは、穀物の保護 、クロマトグラフィー、及び酵素の固定化の分野で有用である。キトサンは、生 体に悪影響を及ぼさず、かつ非免疫原性の素材であり、農産業、食品産業、医薬 品産業、及び化粧品産業における使用に理想的とされる。それは、例えば、コラ ーゲンおよびケラチンのような他の天然ポリマーとコンプレックスを形成し、独 特の生体臨床医学的諸性質を持つ素材を形成することができる。例えば、そのよ うな素材は、創傷治癒促進剤として、人工皮膚及び血管の成分として、抗血液凝 固剤として、及び薬物放出制御ビーイクルとして用いることができる。
現在、世界的に生産されているキトサンのほとんどは、甲殻類の殻物質から調製 されている。キチンは、甲殻類の表皮の乾燥重量の約20〜50%を占め、その バランスは、主として、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム及び他の蛋白質である 。キチンは、最初に粉砕した甲殻類の殻を希酸及び希アルカリで処理し、蛋白及 びミネラルを除去することによって、単離される。この祖のキチンは、次いで高 温で濃アルカリに曝すことによりデアセチル化されてキトサンとなる。このよう にして生産されたキトサンは、多くの有用な特性を存しているが、この生産過程 を効率的に制御することは不可能であり、従って、広い範゛囲にわたる分子量を 持ち、そしてデアセチル化の程度の異なった物質を生産することになる。このよ うな生産物は、あまり価値はない。なぜなら、重要な用途になると考えられるも のの多く、特に生体臨床医学の分野においては、極めて特異的な物理的、化学的 な諸性質を有する均一な素材が必要とされるからである。
発明の要旨 本発明は、キチンデアセチラーゼの本質的に純粋な製品、及びこれを細胞抽出物 から単離する方法に関する。加えて、本発明は、キチンデアセチラーゼと特異的 に反応する免疫グロブリンに関する。他の面において、本発明は、キチンをキト サンに転換する方法における精製した本酵素の利用、及びこの方法によって生産 される生産物に関する。
この精製酵素は、例えばキチンのキトサンへの変換において有用である。キチン のキトサンへの酵素的な変換は、一部について上述したような種々の技術的欠点 を有する現在使用されている化学的方法に替わる魅力的な別法を提供する。
図面の簡単な説明 図1は、フェニールセファロース@CL−4Bカラムからの溶出プロフィールを 表わす図である。
図2は、Qセファロース■ファストフローカラムからの溶出プロフィールを表わ す図である。
図3は、Sセファロース0フアストフローカラムからの溶出プロフィールを表わ す図である。
図4は、キチンデアセチラーゼ活性の温度依存性を表わす図である。
図5は、キチンデアセチラーゼ活性のpH依存性を表わす図である。
発明の詳細な説明 本発明は、キチンデアセチラーゼを生産する生物の細胞抽出物からキチンデアセ チラーゼを精製する方法の発見によって可能とされた。この酵素キチンデアセチ ラーゼは、例えばキチンデアセチラーゼを得るための好ましい原料(5ourc e)は、糸状菌の菌糸の細胞壁である。このような菌糸は、(fungus)を 利用することは、多くの利点を生ずる。
この生物は、安価な栄養素を用いて生育できる。大規模発酵システム中で、高細 胞密度(培地lリットル当たりの乾燥国体重量のグラム数)に生育することがで きる。高細胞密度を達成するのに必要な培養時間は、バッチ当たり12時間程度 と短い。
まず、細胞抽出物はキチンデアセチラーゼを生産する生物液の存在下で、破砕さ れる。この抽出緩衝液は、プロテアーゼインヒビター、他の分解酵素のインヒビ ター及び酵素活性を維持してその抽出を容易にするための安定剤を含んでいても よい。不溶性の物質は、例えば、濾過、または遠心分離によって抽出混合物の液 相から除去される。
細胞抽出物は、望ましくない蛋白質(即ち、キチンデアセチラーゼ以外の蛋白質 )の沈澱を起こさせる熱的なサイクリング過程に付される。例えば以下の実施例 に述べるように、この抽出物は、約50°Cで約15−30分の期間インキュベ ートすることができる。沈澱した蛋白質は、続いて例えば、濾過、または遠心分 離により除去される。
高塩濃度の溶液中では、蛋白質の溶解性は、大きな範囲で変動することがよく知 られている。この溶解性における差を利用して高イオン強度における沈澱により 、溶液中の蛋白質の分離を達成することができる。多くの塩が、この目的に利用 できるが、硫酸アンモニウムがpHを顕著に変えず、溶解性が極めて高く、そし て蛋白質を不安定化しないことから好ましい。
出願人らは、約2.1Mの硫酸アンモニウム濃度が上述の液相から多種類の蛋白 質を効果的に沈澱させ、キチンデアセチラーゼを沈澱させないことを確認した。
約2.1Mの硫酸アンモニウム濃度中で沈澱する蛋白質は、標準の技術(例えば 、濾過または遠心分離)により、溶液から除去される。
硫酸アンモニウム沈澱に続いて回収される液相は、疎水的相互作用クロマトグラ フィーにかけられる。疎水的相互作用クロマトグラフィーは、荷電を持たないゲ ルマトリックスに結合している疎水基の疎水性相互作用の強度が異なることに基 づいて、巨大分子の精製に広く用いられている。この技術は、通常比較的高い濃 度のアンチカオトロピック(anti−chotropic)な塩の存在下で行 われる(塩促進吸着クロマトグラフィー)。いくつかの因子が、疎水的吸着剤上 での蛋白質及びペプチド類のクロマトグラフ的挙動に影響する。これらの因子の 中には、リガンド構造、リガンド密度、試料の特性、流速、堰折効果、イオン強 度、温度及びpHが含まれる。疎水的カラム樹脂の一例は、フェニールセファロ ース■6フアストフローである。疎水的吸着剤により結合された物質は、例えば 、水をカラムに通すことにより、カラムから除去される。
疎水的相互作用クロマトグラフィーに続いて、キチンデアセチラーゼを含む溶液 は、さらにイオン交換クロマトグラフィーにより精製される。イオン交換体は、 それにイオンが静電的に結合される、化学的に結合した荷電グループを有する固 体の支持体である。陰性に荷電したグループは、陽性のイオンと交換し、従って カチオン交換体となる。陽性に荷電したグループは、陰性イオンと交換し、従っ て、アニオン交換体となる。
イオン交換体は、強イオン交換体と弱イオン交換体として特徴づけられる。強イ オン交換体は、広いpH範囲に渡って機能し、従ってイオン化するために非常に 低い又は高いpHが必要となる弱イオン化性物質を分離するのに有用である。
疎水カラムから回収される物質のpHは、約8に調整され、強アニオン交換カラ ム(例えば、Qセファロース[F]ファストフロー)を通過させる。フラクショ ンを集め、以下の実施例の部に述べるように、キチンデアセチラーゼ活性につい て試験する。キチンデアセチラーゼ活性を有するフラクションを集め、そしてプ ールしたフラクションのpHを約3.5に調整する。
次いで、この溶液を強力チオン交換樹脂(例えは、Sセファロース0フアストフ ロー)を含むカラムに通し、そして通過液を集める。ポリアクリルアミドゲル電 気泳動により分析すると、この通過フラクシヨンは、電気泳動的に均一な蛋白種 を含んでいる。本質的に純粋という語は、ここで用いるときは、ゲル電気泳動に よる分析で実質的に単一バンドとして分離するキチンデアセチラーゼ調製物を指 す。
精製の第2の方法においては、出願人はキチンデアセチラーゼと特異的に反応す る精製免疫グロブリンを用いた。所望の性質を有する免疫グロブリンは、本質的 に純粋なキチンデアセチラーゼで動物を免疫することにより生産することができ る。所望の性質を有する免疫グロブリンを免疫吸着剤を作るために、固体の支持 体に結合させることができる。この免疫吸着剤は次いで、従来法により粗抽出物 がら酵素を精製するために用いることができる。
ここに述べたようにして調製されたキチンデアセチラーゼは、キチンをキトサン に変換するための方法に使用することができる。酵素活性に影響する反応パラメ ーターは、実施例中で討論する。
実施例 実施例1:キチンデアセチラーゼを精製するための第一の方法Mucor ro uxiiの発酵 Mucor rouxiiを、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション (ATCC24905)から入手した。このかびを、バルトニキーガルシアと二 カーソン(Bartnicki−Garcia and N1ckers。
n)(Bacteriol 84: 841−858(1962))により記述 されたように、最小培地中で、16リツトルバツチで成育させた。培地にリット ル当たり2X10”・胞子を接種し、28°Cで24時間滅菌空気を通気し攪拌 した。対数増殖期中期に濾過により菌糸を収穫した。この培養により、リットル 当たり約20g(湿菌重量)の菌糸が得られた。
400gの菌糸を600gのガラスピーズ及び50mM )リスHCI(pH7 ゜8) 、loomMのNaClおよび0.2m&lのPMSFを含む抽出緩衝 液7゜Oml と共に氷上にて1時間ブレンドすることにより抽出を行った。抽 出が完了した後、ガラスピースを沈めて除去し、抽出液を4°Cにて8000g  、30分間の遠心分離にかけた。この上清(750ml)を粗抽出液と呼ぶ。
粗抽出液は、次いで50°Cに設定された水浴中で3θ分間インキュベートし、 沈澱した物質を4°Cにて8000[i 、 30分間の遠心分離により除去し た。50″Cのインキュベーションにより得られた上清に硫酸アンモニウムを2 .1Mとなるように加え、沈澱する蛋白質をl0000gで45分間遠心分離す ることにより除去した。この上1(850ml)を、2.11i1硫酸アンモニ ウムを含む20mMトリス)ICl (pH7,5)で平衡化したフェニルセフ ァロース0CL−4Bのカラム(44x230mm)に通過させた。このカラム を上記の緩衝液で洗浄した後、漸減する直線濃度勾配の硫酸アンモニウム水21 00ra/で、保持されたの蛋白質を溶出した。流速は250m1/hであり、 14m1ずつ分画し集めた。この溶出プロフィルを図1に示す。キチンデアセチ ラーゼ活性は画分195−295に検出された。これらをプールし、さらに精製 した。蛋白質含量は280nmでUVモニターにより追跡した。
キチンデアセチラーゼ活性は、N−アセチル基に放射探識した部分的に0−ヒド ロキシエチル化したキチン(グリコールキチン)を基質として用いて測定した。
この基質の調製及び試験条件は、次のような修正を加えたうえで、アラキとイト −試験混合液は、25mMグルタミン酸ナトリウムでpH4゜5(50°C)に 緩衝化された0、1mg/mlのBSAを含有した。インキュベーション時間は 50″Cで30分間であった。
前の段階で部分的に精製されたキチンデアセチラーゼのサンプルを、20mMト リスHCI (pH8)に対して透析し、次いで同じ緩衝液で平衡化したQセフ ァロース0ファストフォローカラム(26x340mm)に通過させた。このカ ラムを洗った後、20mM)リスMCI (pH8)で緩衝化したNaC1の直 線勾配(2000mt’、0−0.75M)で溶出した。流速は300m1/h であった。11.5mlずつ分画し集めた。溶出プロフィルを図2に示す。キチ ンデアセチラーゼ活性は、約0.13MのNaC1に対応する両分105−15 0中、に検出された。これらの両分をプールし、さらに処理を進めた。
プールした画分を、25mMのギ酸ナトリウム緩衝液(pH3,’5)に対して 透析し、このサンプルを同じ緩衝液で平衡化したSセファロース■ファストフロ ーカラム(26X280mm)にかけた。このカラムから、上記の緩衝液中、N aclの直線勾配(2000ml、O−1,2M)で、250 m l / h の流速により溶出した。12m1ずつ分画し集めた。溶出プロフィルを図3に示 す。キチンデアセチラーゼ活性の大部分はこのカラムに保持されず、電気泳動的 に均一な精製工程の結果を表1に要約する。この操作により精製された酵素は、 ネイティブおよび5DS−PAGEの両方の試験により、電気泳動的に均一であ ると判定された。勾配(5−20%)SDSポリアクリルアミドゲル上で、この 酵素のバンドは、約75 kDaの分子量に対応する距離に移動した。
精製キチンデアセチラーゼをセファクリルのS−200HRでゲル濾過を行うと 、この酵素は約80kDaの見掛けのサイズを持った単一ピークとして溶出され た。このことは、天然型の酵素がモノマーとして存在することを示す。
表1 キチンデアセチラーゼの精製 幾つかの証拠により、キチンデアセチラーゼが糖蛋白であることが示唆されてい る。電気泳動の後、この酵素のバンドはポリアクリルアミドゲル上で過ヨウ素酸 −シフフ試薬により隈性の染色を示した。この酵素は、コンカナバリンA−セフ ァロース@4Bのカラムに保持され、そしてα−メチルマンノサイドの勾配によ る溶出により約25mMに対応する位置に単一ピークとして回収された。表2に 示すように、この酵素の直接の炭水化物分析により、この蛋白質は、−分子につ き6残基のフコース、85残基のマンノースおよび22残基のN−アセチルグル コサミンを含み、この蛋白質の分子量の約30%を占めていることが明らかにさ れた。シアル酸および他の糖類は有意の量では発見されなかった。
モノサッカライド分析は、ガスー液体クロマトグラフィー及びガスー液体クロマ トグラフィー−マススペクトロメトリーによって行った。試料は4M)リフルオ ロ酢酸中、100°Cで4時間加水分解した。分子量たりの炭水化物のモル比は 直接の炭水化物分析およびアミノ酸組成分析により見積もった。
C)イン ビトロ翻訳産物の免疫沈降 別の方法により、キチンデアセチラーゼのポリペプチド鎖の大きさを決定するた めに、この酵素をコードするm RN Aをイン ビトロで翻訳させ、次いで免 疫沈降を行った。mRNAを、対数増殖期の初期に採取した菌糸(湿菌体量15 g)から、液体窒素中で摩砕することにより抽出した。mRNAはチャーウィン ら(Chirwin et al、)(Biochem、上8:5294−52 99 (1979))のグアニジウムチオシアネート法により精製し、次いで塩 化セシウム中で超遠心分離にかけペレット状とした。アビ412(1972)) により記述されたように、オリゴ(dT)−セルロースカラムを3回通してポリ (A)′″RNA(約120μg)を単離した。全てのm RN Aのイン ビ ト三翻訳は、ヌクレアーゼ処理したウサギの網状赤血球溶解物を製造業者の説明 書に従って用いて行った。イン ビトロ翻訳産物は、3″S−メチオニンで標識 した。
ポリクローナル抗血清は、精製キチンデアセチラーゼ(500μg、PBS中1 mg/ml)を等量のフロイントの完全アジュバントと共に乳化することにより 調製された。この混合物を、免疫前の血清を得た後、兎に皮肉注射した。この動 物をフロイントの不完全アジュバント中の200μgの酵素を皮肉注射して再免 疫し、4及び6週後に採血した。得られた抗血清について、ELTSAおよび酵 素活性阻害試験により、抗キチンデアセチラーゼ抗体の存在をモニターした。
イン ビトロ翻訳反応が完了した後、免疫前の血清の10μlを添加し、反応液 を室温で30分間インキュベートした。
この反応液にプロティンA−セファロース0のloμlを加えて吸着させた後、 抗原−抗体複合体を遠心分離により除去した。次いで、特異的ポリクローナル抗 血清(10μm)を上清に加え、続いて上記のようにインキュベートした。新た に生じた抗原−抗体複合体をプロティンA−セファロース0を用いて遠心分離に より集め、次いで25mM)リスHCI(pH7,5)、150mMNaC1の 20倍量で洗浄、再懸濁およびペレット化を3回行った。免疫沈降物を5DS− PAGE用緩衝液中で5分間煮沸し、ゲル電気泳動により分析した。このゲルを 10%酢酸及び30%メタノール中で30分間固定し、EN’ HANCE@に ューイングランド・ヌクレア社製)中で30分間インキュベートし、次いで風乾 した。
イン ビトロ翻訳産物を12%SDSポリアクリルアミドゲル上で分析し、オー トラジオグラフィーにかけた。特異的抗血清により免疫沈降された物質は、翻訳 後の修飾を受ける前のポリペプチド鎖の大きさを表わす約49000kDaの分 子量に対応する一つのバンドを示した。
d)酵素活性の特性 この酵素活性の最適温度は、上述のように基質として標識化されたグリコールキ チンを用いて、約50°Cであると評価された。キチンデアセチラーゼ活性の温 度依存性を図1にグラフとして示す。最適pHは、図2に図示するように、オー バーラツプした緩衝液の組合せを用いて約4.5と評価された。キチンデアセチ ラーゼ(5mU)は、化学的に部分デアセチル化されたキトサン(81%)の1 mgと1時間インキュベートすると、脱アセチル化度で約5.3%の増加に相当 する0、22μモルの酢酸を遊離した。この酵素は、微結晶性キチン(コロイド 状キチン)にも、カルボキシメチルキチン(可溶性誘導体)にも活性を示した。
e)アミノ酸組成 キチンデアセチラーゼのアミノ酸組成を表3に示す。塩基性アミノ酸は全アミノ 酸の約8%に過ぎず、平均より約40%低い値を示す。
精製キチンデアセチラーゼのアミノ酸組成は、100 ’Cにて6MHC]で2 4時間加水分解した後決定された。この値は、二つの異なる試料についての測定 の平均値である。蛋白から得た免疫沈降産物の5DS−PAGEによる推定分子 量である49000Daに基づくものである。
表3 実施例2:キチンデアセチラーゼに反応性の抗体の生産と晴成熟白色雄二ニジ− ランド・ラビットを、実施例1に記述したようにかびMucor rouxii から調製した精製キチンデアセチラーゼ500μg(PBS中1mg/ml)で 免疫した。この酵素は、全容量が1mlになるように等量のフロイントの完全ア ジュバントと共に乳化し、この動物に皮肉投与した。さらに、フロイントの完全 アジュバント中で乳化した150μgのキチンデアセチラーゼのブースター量を 、4週間の間隔で3回投与した。耳の周辺血管(marginal ear v ein)から採血し、ELISAにより血清抗体の力価をモニターするために用 いた。対照の血清は、免疫前に採取した。
作成した抗血清の特異性は、キチンデアセチラーゼ阻害試験で分析した。キチン デアセチラーゼ活性は、水溶性キチン誘導体であるグリコール〔アセチル−3H )キチンから遊離される〔5H〕−酢酸の放射活性を測定することにより決定さ れた。反応混合物は、48μgのグリコール〔アセチル−3H〕キチン、1mM の塩化マグネシウム、0.1mg/mlのBSAを含み、25mMのグルタミン 酸ナトリウム(pH45)で緩衝化し、全量を50μlとした。50°Cで15 分間インキュベートした後、16μlのHCI、4μlの酢酸及び80μmの水 を添加して反応を終了させた。この混合物に酢酸エチル(0,5m1)を添加し 、ポルテックス・ミキサーで5分間激しく攪拌し、14000rpmで遠心分離 した。この有機層溶液200μlにトルエンを主とする液体シンチレーション・ カクテルの4.5mlを加え攪拌した。
この溶液をバイアルに移し、液体シンチレーション・カウンターで放射活性を測 定した。酵素の1単位は、上記の条件下で1分間にグリコールキチンから酢酸! 、0μモルを遊離する。比活性は、蛋白質1mg当たりの酵素の単位として定義 した。蛋白質は、牛血清アルブミンを標準として使用し、いわゆるロウリー(L owry)法により試験した。
抗体の力価は、非競合的ELISAによりモニターした。
キチンデアセチラーゼを、0.05Mの炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウ ムを含む「コーティングJ緩衝液の2μg/m!中で、4°Cにて1夜インキユ ベートすることにより、マイクロタイタープレート(Maxi 5orp、Nu nc。
Denmark)上に固定化した。ウェルをトウイーン80の0.05%水溶液 で洗浄し、続いて蒸留水で2回洗浄した。
その後、各ウェルに200μmのブロッキング剤を入れ、室温で1時間インキュ ベートした。ブロッキング剤は、0.010MのPBS (pH7,4)100 ml中にIgの牛血清アルブミンを溶解したものであった。ウェルは前と同様に 洗浄した。ホースラディツシュ・ペルオキシダーゼに結合した抗−ラビットTg Gは、固定化キチンデアセチラーゼに結合した(con juga t ed) 特異的1gGを間接的に検出するために用いた。この結合物(cojugate )は、0゜010MのPBS (pH7,4)で10000倍に希釈し、そして 各ウェルに100μl注入し、室温で1時間インキュベートした。前と同様にウ ェルを水/トウィーン80溶液で洗浄し、続いて蒸留水で2回洗浄した。ウェル から吸引し、使用直前に次のようにしてm製された基質/発色物質溶液の100 μmとインキュベートした。反応は、ウェル当たり50μlの4M硫酸を添加す ることにより、15分後に停止させた。吸光度は、EL I SA読み取り機を 用い、450nmで測定した。抗血清の種々の量とインキュベートした後、精製 キチンデアセチラーゼの一定量の酵素活性を測定した。これらの実験により、抗 血清の一成分がキチンデアセチラーゼと特異的に反応することが確認された。
IgGは、製造者の説明書に従ってシアノーゲンブロミドー活性化セファロース 4B(ファルマシア社$2)に固定化されたキチンデアセチラーゼを用い、ラビ ット血清から親和性により精製された。精製キチンデアセチラーゼ10mgを含 む溶液を、O,1M炭酸ナトリウム及び0.5M塩化ナトリウムを含む「カップ リング緩衝液J (pH8,3)の21tに対して透析した。カップリング緩衝 液で平衡化した、予め膨潤させたシアノーゲンブロミドー活性化セファロース4 Bをキチンデアセチラーゼ(1,4mg蛋白質/ゲルml)と混合し、4°Cで 一夜回転攪拌した。この混合物をすり合わせガラスロートに移し、真空下で吸引 乾燥した。この溶液を回収し、カップリング効率を評価するため蛋白質について 試験した。このゲルをカップリング緩衝液で完璧に洗浄し、前述したようにトリ ス−HCl緩衝液(0,1M、pH8,0)を室温にて2時間混合した。ゲルを 吸収乾燥し、カップリング緩衝液で洗浄した。ゲルに非共有結合により吸着した 蛋″白質は、低pH(0,1M酢酸ナトリウム、0.5M塩化ナトリウム、pH 4,0)と高pH(0,IM)リス、0.5M塩化ナトリウム、pH8,3)の 緩衝液で交互に洗浄することにより除去された。キチンデアセチラーゼー結合セ ファロース4Bをミ二カラムに移し、0.025M)リス−HCI(pH7,4 )で洗浄し、これを4°Cで保存する間は、上のトリス−MCIに0.02%の アジドナトリウムを含ませた。
溶液中の抗体の濃度は、光路長1cmのセルを用い、1mgm1−’蛋白の抗体 に対する平均吸光係数として1.4を用いたAttoの測定値から計算すること ができる。
種々の採血により得られたキチンデアセチラーゼに対するラビット抗血清を、硫 酸アンモニウムの40%飽和により別個に沈澱させた。沈澱物を含む免疫グロブ リンを溶解し、0.025M)リス(PH7,4) 、0.2M塩化ナトリウム に対して充分に透析し、続いてキチンデアセチラーゼー結合セファロース4Bカ ラム(プロテアーゼ阻害剤を含む)を通過させた。このゲルをカラムの10倍量 の0.025M トリスおよび0.1M塩化ナトリウム(pH7,4)で洗浄し 、集めた画分が280nmでの読みを示さなくなるまで洗浄した。非特異的に結 合した蛋白質は、6.025M)リス、1M塩化ナトリウム、p)17.4で溶 出された。IgGの1つのバッチは、0.1Mグリシン−塩酸緩衝液(pH2, 8)の2倍カラム量で溶出された。より高親和性のIgGの別のバッチが0.2 Mグリシン−塩酸、pH2,2の2倍カラム量で溶出された。ここで用いる親和 性という用語1よ、ポリクローナル抗体が用いられたときの機能的親和性(結合 活性)を意味する。すべての両分はただちにIM’)リス−〇CI(pH9,0 )でpH7,0に調整した。tgG画分の二つのグループを別々に集め、O,9 25M )リス(pH7゜4)に対して透析する前に限外濾過により濃縮した。
精製したこの特異的1gGは5DS−PAGEにおいて特徴的なラビット+’g cのパターンを示す。純粋な特異的tgGは、0.010Mトリス”、O,1M 塩化ナトリウム(p)17.4)中、> 1+r+g/mlの濃度で一20°C にて貯蔵する。
キチンデアセチ多−ゼのシアノーゲンブロミドー活性化セファロース4Bへのカ ップリングは、90%の効率であり、ゲル1ml当たり1.4mgのキチンデア セチラーゼを有するキチンデアセチラーゼー結合セファロース4Bを調製した。
ここに提示する方法により、抗血清10m1につき約2.0−6.5mgの純粋 な特異的1gGが、pH2,8の溶出により単離された(これは、硫酸アンモニ ウム沈澱後の総蛋白質の2.0−5.0%である)。単離された特異的XgGの 総量は、硫酸アンモニウム沈澱後の総蛋白質量の4.5%から8.0%を占める 。抗キチンデアセチラーゼ抗体に対するキチンデアセチラーゼー結合セファロー ス4Bの結合容量は、ゲルの1ml当たり1゜4mgのIgGであることが測定 された。
実施例3:キチンデアセチラーゼを精製する第二の方法実施例1に記述したと同 様に調製した凍結菌糸(2g)を解凍し、0.5mMのPMSF、0.1m−M のNEMおよび150mMのNaC]を含む0.05Mトリス−HCl緩衝液( pH7,4)の10m1中において、即席に作ったガラスピーズ摩砕機を用い、 摩砕し、ホモジナイズした(湿菌糸1g当たり2gのガラスピーズを使用)。全 てのステップは4℃で行った。こうしてホモジネートを得た。これを10.00 Orpm、4℃で30分間遠心分離した。この上清(12,2m1 : 4.6 mg/ml ; 56.Omg)を粗抽出液と呼ぶ。
この抽出液を、次いで50°Cに設定された水浴中で15分間インキュベートし 、そして水中で急速に冷却した。沈澱した蛋白質を35.00Orpm、4℃で 45分間遠心分離して除去した。
実施例2で述べた純粋なより低親和性のラビット[gGの5mgをカップリング 緩衝液(pH8,3)に対して透析し、そして膨潤したCNBr−活性化セファ ロース4Bの5mlと混合して免疫吸着剤を調製した。このIgGは、キチンデ アセチラーゼのカップリングで述べた方法によりカップルさせた。活性化セフ了 ロース4BへのtgGのカップリング・は85%の効率であり、ゲル1mlに対 し1mgの[gGが結合したIgG−結合セファロースが得られた。この免疫吸 着剤はキチンデアセチラーゼの精製に用いられた。
上述の上清(11゜5ml : 0.54mg/ml : 6.2mg)を、1 50mMのNaC1(緩衝液A)を含む25mMトリス−HCl緩衝液(pH7 ,4)中で予め平衡化しておいた免疫吸着剤(2×1.6cmの寸法のカラム中 に充填されたちの;5m1)の上に載せた。このカラムを溶出液中に280nm の吸収が認められなくなるまで緩衝液Aで洗浄した(非特異的に結合した蛋白質 は25mMトリス−HClpH7,4、IMNaClで溶出された)。特異的に 結合したキチンデアセチラーゼは、0.2Mグリシン−HCl緩衝液(pH2, 8)を用い、35m1/hの流速で溶出された。
溶出液は、ただちにIM)−リス−HC1pH9,0でpH7゜0に調整し、緩 衝液Aに対し透析し、そして限外濾過で濃縮した(300μl ;40μg/m l ; 12μg: 180mU)。
免疫吸着によるキチンデアセチラーゼの精製(表4)により脱着された酵素につ いて1500m単位/mgの比活性が得られ、収率は約30%であった。5DS −PAGEによるキチンデアセチラーゼの純度の評価において、単一バンドが示 された。従来法による(表1)キチンデアセチラーゼの精製により、3.23単 位/mgの比活性を持つ純粋酵素が得られ、その収率は11.8%であった。免 疫吸着剤の最大結合容量は、ゲルの1ml当たり42μgのキチンデアセチラー ゼであると測定された(共有結合によりマトリックスへ固定化した後、抗原結合 部位の4%が、抗原を結合するために利用可能な状態で残存している)。
表 4 免疫吸着によるキチンデアセチラーゼの精製当業者であれば、単に常識的実験手 法を用いて、ここに述べた発明の具体的態様に対する多くの均等物を知りまた確 認し得るであろう。これらのおよび他の全ての均等物は下記のクレームの範嗜に 含まれるものである。
G+) (F/琲粛)鴇要峯− ←e−) (P/鵡宜)萼雲峯姻 ←)夏η吟不躊:博tto8z ←←) (F/琲宜)′@要峯掴 Oa) col<’JO y OOロ ロ ロ (−’) 夏$19−1:14二ttLttt O8g図4 温度 (”C) 図5 H 国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号Cl2P 19/26  7432−4B// A61K 31/73 ADA 9454−4C39/ 395 D 9284−4C (C12N 9/80 C12R1:645) (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR, SN、 TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、  CH,C3゜DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、  LU、 MG、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、RO,RU、SD 、SE FI (72)発明者 ヴ−ルナキス、ジョン ジェイ。
アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー03755 ハノバー、キャリッジ レ イン(72)発明者 マルティノウ、アゲリキギリシャ共和国 ヘラクリオン  ジ−アール−71409オルフェオス あ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.本質的に純粋なキチンデアセチラーゼ調製物。 2.キチンデアセチラーゼが約75−80キロダルトンの分子量を有する請求項 1記載の本質的に純粋なキチンデアセチラーゼ調製物。 3.キチンデアセチラーゼが約3.0のpIを示す請求項2記載の本質的に純粋 なキチンデアセチラーゼ調製物。 4.a)かび培養物から菌糸抽出物を得て、b)この抽出物に硫酸アンモニウム を約2.1Mの濃度になるまで加え、 c)液相から不溶物質を除去し、 d)ステップc)の液相を、疎水的カラムに通し、e)疎水的カラムから結合し た物質を溶出し、f)ステップe)で溶出した物質のpHを、pHが約8の溶液 を得るように調整し、 g)ステップf)で得た溶液を強アニオン交換体カラムに通し、 h)強アニオン交換体カラムからの画分を集め、キチンデアセチラーゼ活性を持 つ画分をプールし、i)ステップh)でプールした画分のpHを約3.5に調整 し、 j)ステップi)で得た溶液を強カチオン交換体カラムに通し、その通過液を得 る ことによって調製された本質的に純粋なキチンデアセチラーゼ調製物。 a)キチンデアセチラーゼを産生する生物から細胞抽出物を得て、 b)この細胞抽出物に硫酸アンモニウムを約2.1Mの濃度になるまで加え、 c)液相から不溶物質を除去し、 d)ステップc)の液相を、疎水的カラムに通し、e)疎水的カラムから、結合 した物質を溶出し、f)ステップe)で溶出した物質のpHを、pHが約8の溶 液を得るように調整し、 g)ステップf)で得た溶液を強アニオン交換体カラムに通し、 h)強アニオン交換体カラムからの画分を集め、キチンデアセチラーゼ活性を持 つ画分をプールし、i)ステップh)でプールした画分のpHを約3.5に調整 し、 j)ステップi)で得た溶液を強カチオン交換体カラムに通し、その通過液を得 る ことから成る、本質的に純粋なキチンデアセチラーゼを該酵素を生産するかびか ら単離する方法。 6.生物がMucor rouxiiである請求項5記載の方法。 7.a)かび培養物から菌糸を得て、 b)抽出緩衝液中において菌糸を破壊し、c)液相から不溶物質を除去し、 d)ステップc)で得た液相を約50℃の温度で約30分間インキュベートし、 e)液相から不溶物質を除去し、 f)ステップe)で得た液相に硫酸アンモニウムを約2.1Mの濃度になるまで 加え、 g)液相から不溶物質を除去し、 h)ステップg)の液相を、疎水的カラムに通し、i)疎水的カラムから、結合 した物質を溶出し、j)ステップj)で溶出した物質のpHを、pHが約8の溶 液を得るように調整し、 k)ステップj)で得た溶液を強アニオン交換体カラムに通し、 l)強アニオン交換体カラムからの画分を集め、キチンデアセチラーゼ活性を持 つ画分をプールし、m)ステップl)でプールした画分のpHを約3.5に調整 し、 n)ステップm)で得た溶液を強カチオン交換体カラムに通し、その通過液を得 る ことから成る、本質的に純粋なキチンデアセチラーゼを該酵素を生産するかびか ら単離する方法。 8.かびがMucor rouxiiである請求項7記載の方法。 9.キチンデアセチラーゼに特異的な反応性を持つ抗血清。 10.キチンデアセチラーゼに特異的な反応性を持つ精製免疫グロブリン。 11.免疫グロブリンがインタイプIgGである請求項10記載の精製免疫グロ ブリン。 12.a)キチンデアセチラーゼに特異的な反応性を持つ、固体支持体に結合し た免疫グロブリンから成る免疫吸着剤を得て、 b)キチンデアセチラーゼが免疫吸着剤に特異的に結合するのに適した条件下で 、キチンデアセチラーゼを産生する生物の粗細胞抽出物を免疫吸着剤と接触させ 、 c)免疫吸着剤を洗浄して非特異的に結合した物質を除去し、 d)免疫吸着剤から、精製したキチンデアセチラーゼを溶出する ことから成るキチンデアセチラーゼの精製方法。 13.a)かび培養物から菌糸を得て、b)菌糸を破壊、可溶化し、 c)液相から不溶物質を除去し、 d)望ましくない蛋白を沈澱させる温度サイクリング工程を実施し、 e)ステップd)で得た不溶性蛋白を除去し、f)ステップe)の水相を、キチ ンデアセチラーゼと特異的に反応する、固体支持体に結合した免疫グロブリンか ら成る免疫吸着剤と、キチンデアセチラーゼと免疫吸着剤の特異的結合に適した 条件下で接触させ、g)免疫吸着剤を洗浄して非特異的に結合した物質を除去し 、 h)精製されたキチンデアセチラーゼを免疫吸着剤から溶出する ことから成る、該酵素を産生するかびからキチンデアセチラーゼを精製する方法 。 14.かびがMucor rouxiiである請求項13記載の方法。 15.キチンの酵素的デアセチル化に適した条件下で、キチンを本質的に純粋な キチンデアセチラーゼ調製物に接触させることから成るキトサンの製造方法。 16.キチンの酵素的デアセチル化に適した条件下で、キチンを本質的に純粋な キチンデアセチラーゼ調製物に接触させることにより製造されたキトサン。
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