JPH07501768A - 中空空間をシールするための成形部品としての充填体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 入りずらい中空空間をシールするための成形部品としての充填棒本発明は、請求 の範囲に記載の請求項ｌの前提部の成形部品としての充填体に関する。

ドイツ国特許公開公報第ＤＥ−ＯＳ　３５　０６　００４号に関して、圧縮によ って達成されるが、一方では、最も好ましくは、クランプされた受領空間にすら 導入される、好ましくは貯蔵性と出荷性に優れた、解放セル型発泡材製の充填体 が公知である．充填体が、出荷された圧縮形状で、受領空間に配置される。位置 決めされた後に、包んでいたフォイルが引き裂かれ、それによって、充填体が自 然に膨張し、最大復原部横断面によって定着するが、そこでは復原力が、挿入さ れた充填体の位置を固定するために使用される。

充填体は、一端又は両端が開口されている、例えば、箱型成型物のような閉鎖成 型物に挿入される。しかし、この公知の充填体は、自己支持性がなく、その結果 として、長手方向に開放された成型物にとって、又は、他の方向に開口された中 空空間にとって、これらの成型物に入りずらい場合には、及び／又は複雑な形状 の場合には、確実な固定が不可能となる。

ドイツ国実用新案公報第ＤＥ−ＧＭ　８７　０７　１４０号が、技術水準を示す 例として、更に、挙げられるが、そこには、管状体を音響的にシールする充填体 が記載されている．この実用新案には、管状の中空材の確実で早急な音響的シー ルを達成するのに適切な充填体であって、適格な状況に適応でき、簡単に入るこ とのできる位置にしか運べないという欠点を克服するものが明証されている。こ の充填体にとっての特別な発泡性混合物が示されているが、それと同様に、例え ば、単位容積当たりの重量（密度）、開放孔の比率、特定の跳ね返り弾性、高速 復元力のような更なる特徴も記載されている。この充填体は、真空を用いて、管 状中空体内に挿入され、その後、真空が外包部から取り除かれる．この充填体は 、又、自己支持性ではなく、その寸法安定性にも欠け、管状成型物の場合にしか 使用できない。

従って、本発明の目的は、本来的に安定性を有し、入りずらい、及び／又は特に 、幅方向に開放された中空空間を有して空間的な拡がりを持って複雑に形成され た自動車車体の領域に、確実な取り付は可能性を有して、挿入される充填体を提 供することである。

この目的は、請求項ｌの特徴部によって達成される。

よって、本発明は、比較的に薄い材料厚さを有する平坦な形状の中間層を備えた 弾性材、特には、発泡体である成形部品を提供するものであるが、該中間層は、 その横断方向がそれを囲繞する弾性体の横断方向と平行に置かれるように配設さ れる。該中間層の材料としては、好ましい価格の製品、例えば、リサイクル方法 によって再生された材料、即ち、例えば、段ボールが、それらが十分に自己支持 性である限り、使用される．該成形部品が、ホイルで包まれ真空で圧縮され、入 りずらい自動車車体の空間内に挿入され、そして、真空が取り除かれた後に、そ こにはシール機能と減音機能が想定される。

本発明によって達成される利点は、特に、充填体に堅固に湾曲した平坦な中間層 を押入することによって、該充填体が自己支持性となり、少なくとも１方向であ って、同時に中空空間への押入方向でもある方向における高度な曲げ強さを有す ることである。この堅固に湾曲した平坦な中間層を充填体に挿入することによっ て、確実な取り付けが保証され、充填体には、固有の安定性が得られる。このよ うに形成された充填体は、実際にどの様な所望の形状も具有するものである。

本発明の主題は、請求の範囲の従属請求項によって、更に発展される。

本発明は、図面に図示された実施例に関して更に詳細に説明される。

図１は、充填体の一実施例を略式に示した俯観図である。

図２は、図１の充填体の構造を示すための、該充填体の略式断面図である。

図面に示された充填体１は、一例として、ブーメランと同様な形状を有する。従 って、平坦で、湾曲しているが、にもかかわらず、細長い本体が考慮されるべき である。本発明に従って充填体ｌを達成するためには、平坦で湾曲した物体が、 横断方向に切断開口され、比較的低材料密度の平坦な中間層３がその横断方向が それを囲繞する弾性材料４の横断方向と平行となるように該切断部２内に配設さ れる。該中間層３は、又、そのための特別な切断部２を有さずに、その周囲に材 料４を形成することにより押入される。従って、充填体ｌは、３層（中間層３の 右側の材料４の領域と、中間層３と、中間層３の左側の材料４の領域）によって 製造される。原則として、これらの３層は、摩擦力によって互いに保持される。

もしこの安定した摩擦が十分でない場合には、例えば、接着のような付加的な手 段によって、若しくは、中間層３を粗面にすることによって摩擦力を増大して、 該各層を互いに結合することもできる．平坦で細長い充填体ｌによって、垂直軸 回り（最長の伸長部に対する横断方向）の曲げ剛性は、常時非常に大きくなる。

このより大きな曲げ剛性を有する平面が、挿入方向、言い換えれば、取り付は面 に垂直な方向として選択された時には、入りずら《、且つ、複雑な方式で形成さ れた自動車車体の領域５への確実な押入ですら可能となる。

音響的なシールをするために目的の領域５に充填体ｌを挿入する前に、該充填体 ｌが、約１０μｍ乃至５０μｍの厚さのプラスチックホイル６で包まれ、公知の 方法で真空が加えられる。この真空の適用によって、夫々の寸法が若干減少する が、一の曲げ方向に対して非常に堅固である中間層３は、この減少の効果を制限 し、中間層３を囲繞する発泡材４の厚さのみが非常に圧縮される。取り付けに必 要な曲げ剛性は維持される。

本発明の充填体ｌの構造は、任意の中空空間がそれに対応して形成された該充填 体１によってシールされることを可能にすると共に、管状成型物や箱型成型物の 制限はもはや不必要となる．単に、二つの互いに離間した面だけが必要なのであ って、その間に充填体１が挿入され（図２と比較）、フォイル６（図２）の（破 壊点７での）破壊後には、復原力によって固着される．しかし、この充填体ｌは 、一点鎖線８によって示されたような別途形成された中空空間にも挿入される。

機械的な抵抗が、本発明の充填体ｌの挿入中に生じたときですら、確実な固着が 提供される。これらの機械的な抵抗は，力によって克服される。前記中間層３は 、非常に複雑な方式で形成された中空空間の場合には、互いに対して捩じれた区 画を有することができるが、該充填体ｌの取り付けは、夫々の場合において最大 剛性の方向で有効としなくてはならず、一方が他方に対して角度を有するか、又 は、捩じれた中間層３の各区画は、好ましくは、互いに分離されるべきではない 。

切断された発泡体や成型された発泡体又はフレーク状の発泡体及び一般的に（排 気状態からの）十分な復原力を発揮するすべての多孔質材料は、中間層３を囲繞 する弾性材料４にとって適切である。−例として、該材料４に対して、通常の特 性の切断された発泡体が使用される。それは、中央に配設される段ボールの中間 層を供えている。使用された発泡体は、２０ｋｇ／ｍ’の密度を有する。移動に 坑して固定された段ボール族の中間層３は、好ましくは、（２０±４）　ｋ　ｇ 　／　ｍ３の見掛けの密度を有し１例えば、はぼ３０ｍｍの充填体ｌの対応端部 の長さで、例えば３±０．５ｍｍの厚さを有する切断された発泡体、例えば、ポ リエーテル又はＰＵＲ（ポリウレタン）の切断された発泡体の中央に設けられる 。この切断された発泡体は、透明なＰＵＲ（ポリウレタン）フォイル６によって 囲繞されるが、該フォイルは防水性があり、−４０’Ｃがら＋１２０℃までの温 度領域において温度抵抗性を有し、且つ、機能を発揮するものである。簡単で早 急に実施される試験によって、この分野の平均的な技術者にとってはその選択が 可能となる。同様に、取り付は以前の真空は、一般的に公知の技術水準に従って 達成される。必要な真空圧と前記の位置又は領域における充填体１の合体は、平 均的な技術者にとっては、陳述するに値するような努力をすることなく簡単な試 験によって可能となる。

切断された発泡体に加えて、−搬的には８０ｋｇ／ｍ’の密度を有する成型発泡 体も使用される。同様に、結合剤があってもなくても、フレーク状のリサイクル された発泡体材料も採用される。これらの材料４の加工は、通常の方法で実施さ れる。

充填体ｌの使用は、例えば、自動車車体の外部シートとトランクがらの内部隔壁 又は強制排気通路領域のブーツによって構成される中空空間５を目的とするもの である。充填体１の装備によって、音響上及び熱的なシールが達成される。自動 車産業以外の同様な状況への応用も可能であり、同様の効果が得られる。

ＦＩＧ、２ フロントページの続き （７２）発明者　リッゲルス　エドムントドイツ連邦共和国　デー−２９３２０ へルマンスブルク　オーレンドルブ　２８

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．フォイルに包まれた、十分な復原弾性力を有する弾性多孔質材料（４）製の 成形部品として構成され、中空空間（５）に挿入される以前に真空が加えられる 、自動車車体の中空空間を音響上並びに熱的にシールするための充填体（１）に おいて、該成形部品が、自己支持性であって、平坦で薄い中間層（３）のために 、取り付け面に対して垂直な挿入方向において、大きな曲げ剛性を有することを 特徴とする充填体。
2. ２．充填体（１）が、３層に構成され、それによって、十分な復原弾性力を有す る弾性多孔質材料（４）が、中間層（３）を完全に囲繞するか、又は、該中間層 の各端部と整合することを特徴とする前記請求項１に記載の成形部品としての充 填体。
3. ３．充填体（１）が、中間層（３）を含むが、その各区画が互いに捩じれていて も、それによっては互いに離間はしていないことを特徴とする前記請求項１又は ２に記載の成形部品としての充填体。
4. ４．充填体（１）が、単に互いに離間している２つの面を有するにすぎない任意 の中空空間（５）をシールすると共に、真空を取り除いた後で復原力によって固 着されることを特徴とする前記請求項１乃至３のうちのいずれかに記載の成形部 品としての充填体。
5. ５．充填体（１）が、入りずらく、且つ、空間的に拡がりを持って複雑な方式で 形成された自動車車体の領域（５）に適用されることを特徴とする前記請求項１ 乃至３のうちのいずれかに記載の成形部品としての充填体。
6. ６．充填体（１）が、中間層（３）として、例えば、段ボールのような自己支持 性材料を含むことを特徴とする前記請求項１乃至３のうちのいずれかに記載の成 形部品としての充填体。
7. ７．中間層（３）が、移動に抗して固定されていることを特徴とする前記請求項 １乃至３のうちのいずれかに記載の成形部品としての充填体。
8. ８．充填体（１）が、それ自体任意であるが、しかしながら、好ましくは、平坦 で細長く湾曲した形状を有することを特徴とする前記請求項１乃至７のうちのい ずれかに記載の成形部品としての充填体。