JPH07501601A - 容積形ポンプを備えた変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 容積形ポンプを備えた変速装置 この発明は、変速装置の潤滑装置や制御操作装置に油を供給する容積形ポンプを 備えた変速装置、特に自動変速装置または無断変速装置に関し、容積形ポンプは 、駆動エンジンの回転により駆動される。

この種の周知な変速装置では、ポンプは、いわゆる定容量ポンプであり、その供 給量は、エンジン駆動回転数と比例して上昇する。ポンプの調整は一般にアイド リンク回転数の場合に行なわれる。その際、送られる供給量は、予め、供給すべ き変速装置の要求を満足しなければならない。

この種のポンプは、高回転数で必要量の数倍の量を供給する。そのため、ポンプ の通路断面を大きくしなければならない。その他、それに関連したポンプの必要 高出力が低い変速機効率を生じる。

この発明は、ポンプを小さい出力のものとし、それで、変速機効率が改良される 周知の変速装置を改良することを課題としている。そのため、ポンプは軸方向で 小さい膨張室を有し、簡単で安価に製造できる部品を含む。

この課題は、請求の範囲第１項に特徴付けられる変速装置により解決される。こ の解決策は、とりわけ、容積形ポンプが吸込ノズル式ポンプであることにある。

供給量および回転数に比例して絞りのないポンプの出力要求が増加する一方、吸 込ノズル式ポンプでは、所定回転数以上で、はぼ同じ一定の出力要求だけを必要 とするほぼ一定の供給量が供給される。

この発明の有利で都合の良い構成が従属請求項に挙げである。ポンプとして内歯 車ポンプまたはラジアルピストンポンプを使用できる。その際、吸込ノズル式内 歯車ポンプは１周知のノズルのない内歯車ポンプと同様に組込室に関する同様の 有利な特徴を有する。吸込ノズル式ラジアルピストンポンプは、更に、よりよい 容積効率の長所を有する。高圧力においてもまた、わずかな漏れであるので、ラ ジアルピストンポンプが、非常に信頼できるポンプである。

ポンプの簡単な駆動のため、駆動部分は、変速装置に前記接続されるドライブア ップの一部分と都合良く連続される。ラジアルピストンポンプの場合、その偏心 体が液圧コンバータのポンプ車と都合良く連結される。容積形ポンプの中心を貫 通する軸が、一般にハウジングに固定されているので、ラジアルピストンポンプ の偏心体は、偏心体ブツシュとして実行され、偏心体ブツシュは、コンバータの ポンプ車の軸方向に向いた突出部を介して駆動される。

ラジアルピストンポンプのピストンが深絞り部品として構成され、その半径方向 で外方に向いたピストン縁が、ピストンハウジング内に配置される吸込環状溝お よびその出口ボートと協働されるので、「上方吸込式」ポンプを生じる。

このことは、吸込室が、偏心体室の範囲内にないことを意味する。それで、偏心 体室は、ピストン室内で生じる高負圧を受けない。「下方吸込式」ピストンポン プでは、この偏心体室を油で満たさねばならないだろう。大きい軸直径と、これ により条件付けされる大きいシール直径のため、シールを介して空気が再吸い込 みされる。

この欠点は、この発明による配置によって回避できる。

というのは、その際、偏心体が、偏心体の潤滑のための油霧だけを含むからであ る。吸込環状溝は、ハウジング内に簡単に作ることができ、個々の孔の配置と、 それに必要な集合溝として、わずかな軸方向の室を必要とする。その際、コンバ ータへの油ガイドも簡単になる。

ラジアルピストンポンプの円筒孔は、プラグにより、半径方向外方では閉鎖され 、その貫通孔には、全てのプラグに共通の板ばねが逆止弁として作用する。供給 圧力による板ばねのより良い作用を達成するため、プラグには平行な溝が設けて あり、これらの溝は、端面の加工シール面の内部で終わる。

ラジアルピストンポンプの偏心体は、偏心体スライドブツシュとして構成され、 これは固定の中空軸上を案内される。液体式コンバータを使用する場合、この偏 心体スライドブツシュは案内車中空軸上に設置される。

この発明は、請求の範囲の特徴部分組合わせに限定されない。当業者にとっては 、請求の範囲および個々の請求の範囲の特徴から課題提示への別の意味のある組 合わせ可能性が明らかである。

次に、この発明を図示の２つの実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は、内歯車ポンプとして容積形ポンプを備えたこの発明による変速装置の 部分断面図を示し、第２図は、ラジアルピストンポンプとしての容積形ポンプを 備えた変速装置の第２実施例の第１図に対応する部分断面図を示し、第３図は、 第２図の線■−ｍに対応する部分断面図を示す。

内歯車ポンプ１は、変速装置ハウジング２内に配置される。変速装置ハウジング ２は、その上、案内車４と、タービン車５．ポンプ車６とを有する液圧コンバー タの形の始動装置を含む。

内歯車ポンプ１は、液体式のコンバータ３に直結する。内歯車ポンプｌの他側に は、切換ブレーキ７だけを部分的に示す本来の変速装置がある。

案内車４は、フリーホイル装置８を介してハウジング固定案内車中空軸１０上に 支承される。固定案内車中空軸１０上には、内セレーション中空車１２と噛合す る外セレーション内歯車１１が支承される。内歯車１１および中空車１２の構造 は、例えば、西独国特許第３００５６５７号明細書から一般的に周知である。内 歯車１１は、ポンプ車６と連結されるポンプ軸１４の軸方向突出部として構成さ れるビン１３により駆動される。ポンプ車６は、エンジン回転により回転するの で、内歯車１１もまたエンジンの回転により駆動される。

内歯車ポンプ１の吸込部１５は、ノズル個所１６を介して図示しない圧力媒体槽 と連結される。内歯車ポンプ１の圧力区域の範囲において、逆止弁１８を介して 集合通路２０と連結される多くの出口孔１７がある。逆止弁１８の構成は、西独 国特許第３００５６５７号から周知なものであり、それ故、詳細に説明しない。

圧力媒体は、集合通路２０から図示しない潤滑油装置および図示しない変速装置 の制御操作装置、例えば、切換ブレーキ７の操作のために供給される。− 第２図による実施例では、内歯車ポンプ１は、ラジアルピストンポンプ２１によ り置換されている。残りの部分は、第１図の実施例と同一である。ガイドホイー ル中空軸１０上に、ビン１３により駆動される偏心スライドブツシュ２２が支承 される。摩擦を避けるため、偏心スライドブツシュ２２とピストン２５との間で スライドブツシュ２３とスライドリング２４を配置するのが良い。ピストン２５ は、深絞り部分として構成され、圧縮ばね２６により、その半径方向内部にある ピストン底２７と共にスライドリング２４の位置に保持される。ピストン２５は 、ポンプハウジング２９の円筒孔２８内でスライドする。円筒孔２８は、プラグ ３０により閉じられる。各々のプラグは、孔３１を有し、その端面に２つの平行 溝３２を有し、これらの溝は、ラジアルピストンポンプの周辺方向に延び、端面 の加工シール面３３の内部に終わる。共通の板ばね３４により、全てのプラグが 包まれることにより、逆止弁が個々のプラグの個所に構成される。板ばね３４は 、プラグ３０の半径方向外方にある集合環状溝３５に対して、孔３１とをシール する。

集合環状溝３５は、同時に、逆止弁に直接配置される償還室として役立つ。ラジ アルピストンポンプ２１の供給に際し、個々のプラグ３０における板ばね３４は 、孔３１および溝３２内の圧力により、ラジアルピストンポンプの圧力区域内に あるシール面３３から上昇される。

ピストン２５の外方半径方向の向いたピストン縁３６の範囲には、ポンプハウジ ング２９内でポンプ軸線と同時に、円筒孔２８を切り欠く吸込環状溝３７が配置 されている。吸込環状溝３７と円筒孔２８と間に切欠きにより、吸込ボート３８ が形成される。ピストン縁３６と各々の吸込ボート３８との間で、各々のピスト ン２５には吸込ノズルが構成される。

符号の説明 ｌ　内歯車ポンプ ２　変速装置ハウジング ３　コンバータ ４　案内車 ７　切換ブレーキ ８　フライホイール装置 ｌＯ案内車中空軸 ｌｌ　内歯車 １２　中空軸 １３　プラグ １４　ポンプ軸 １５　吸込部 １６　ノズル個所 １７　出口孔 １８　逆止弁 ２０　集合通路 ２１　ラジアルピストンポンプ ２２　偏心スライドブツシュ ２３　スライドブツシュ ２４　スライドリング ２５　ピストン ２６　圧縮ばね ２７　ピストン底 ２８　円筒孔 ２９　ポンプハウジング ３３　加工シール面 ３４　板ばね ３５　集合環状軸 ３６　ピストン縁 ３７　吸込環状溝 ３８　吸込ボート 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） ■、特許出願の表示 ＰＣＴ／ＥＰ９２１０２７２６ ２、発明の名称 容積形ポンプを備えた変速装置 ３、特許出願人 住　所　ドイツ国　デー−７９９０フリードリッヒシャーフエン　１゜ポストフ ァック　２５　２０゜ レーベンターレル　ストラッセ　１００゜名　称　ツァーンラトフアプリック　 フリードリッヒシャーフェンアクチェン　ゲゼルシャフト ４、　イ曳刀丁人　〒ｌ　０７１跋言古３５８６−９２８７番請　求　の　範　 囲 ■、潤滑装置および／または変速装置の制御操作装置の供給のための容積形ポン プを備えた変速装置、特に乗用車の自動変速装置または無段変速装置において、 容積形ポンプは、駆動エンジンの回転により駆動され、容積形ポンプは吸込ノズ ル式のラジアルピストンポンプ（２１）であることを特徴とする前記変速装置。

２、前記吸込ノズル式ラジアルピストンポンプ（２１）は、前置接続の液体式コ ンバータ（３）により駆動され、ラジアルピストンポンプ（２１）の偏心体は、 前記コンバータ（３）のポンプ車（６）と連結されていることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の変速装置。

３、前記偏心体は、偏心体スライドブツシュ（２２）として実現され、該偏心体 スライドブツシュは、コンバータのポンプ軸（１４）の軸方向に向いた突出部を 介して駆動され、前記偏心体スライドブツシュ（２２）は、案内車中空軸（ｌＯ ）上に支承されることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の変速装置。

４・前記偏心体スライドブツシュ（２２）は、スライド材料からなることを特徴 とする請求の範囲第３項に記載の変速装置。

５、前記ラジアルピストンポンプ（２１）のポンプ（２５）は、深絞り部品とし て構成され、ピストン底（２７）に対向するピストン縁（３６）は、ポンプ内で 半径方向に向けられ、円筒孔（２８）と、ポンプハウジング（２９）内でポンプ 軸線と共軸に配置される吸込環状溝（３７）との間に吸込ボート（３８）が形成 され、吸込環状溝（３７）は、偏心体室から分離され、ピストン縁（３６）と吸 込ボート（３８）は、共に吸込ノズルを形成することを特徴とする請求項第１項 に記載の変速装置。

６、前記ラジアルピストンポンプ（２１）の各々の円筒孔（２８）は、プラグ（ ３０）により、半径方向で閉鎖され、各々のプラグ（３０）には孔（３１）が設 けてあり、その端面には、平行な溝−（３２）を何し、前記溝は、ラジアルピス トンポンプ（２１）の周辺方向に延び、端面の加工シール面（３３）の内部で終 わり、全てのプラグは、逆上弁を形成するため、共通の板ばね（３４）により包 囲されていることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の変速装置。

７、前記ラジアルピストンポンプ（２１）のピストン（２５）は、不均一な角度 配分で配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の変速装置。

フロントページの続き （７２）発明者　ツィッペル、クリストフドイツ国　デー−７７７７サーレム、 ヨーゼフーマイエルーストラッセ　１ （７２）発明者　ライヒエンミラー、ミツシェルドイツ国　デー−７０７６ヴア ルトスデンチン　ダンライヘール　ストラッセ　１８

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．潤滑装置および／または、変速装置の制御操作装置に油を供給する容積形ボ ンブを備えた変速装置、特に乗用車の自動変速装置または無段変速装置において 、前記容積形ボンブは、駆動エンジンの回転により躯動され、かつ該容積形ボン ブは吸込ノズル式ボンブであることを特徴とする前記変速装置。
2. ２．前記容積形ポンプは、内歯車ボンブ（１）であることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の変速装置。
3. ３．前記容積形ボンブは、ラジアルビストンボンブ（２１）であることを特徴と する請求の範囲第１項に記載の変速装置。
4. ４．前記容積形ボンブは、前置接続のドライブアッブ装置により駆動されること を特徴とする請求の範囲第１項に記載の変速装置。
5. ５．前記ドライブアッブ装置は、液体式コンバータ（３）であり、ラジアルビス トンボンブ（２１）の偏心体は、上記コンバータ（３）のボンブ車（６）と連結 されていることを特徴とする請求の範囲第３項または第４項に記載の変速装置。
6. ６．前記偏心体は、偏心体スライドブッシュ（２２）として実現され、該偏心体 スライドブッシュは、コンバータのボンブ軸（１４）の軸方向に向いた突出部を 介して駆動され、前記偏心体スライドブッシュ（２２）は、案内車中空軸（１０ ）上に支承されていることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の変速装置。
7. ７．前記偏心体スライドブッシュ（２２）は、スライド材料からなることを特徴 とする請求の範囲第６項に記載の変速装置。
8. ８．前記ラジアルビストンボンブ（２１）のビストン（２５）は、深絞り部品と して構成され、そのビストン　底（２７）に対向したビストン縁（３６）が、ビ ストン内で半径方向に向けられ、 円筒孔（２８）と、ボンブハウジング（２９）内で、ボンブ軸線と共軸に配置さ れる吸込環状溝（３７）との間に吸込ボート（３８）が形成され、吸込環状溝（ ３７）は、偏心体室から分離され、ビストン縁（３６）と吸込ボート（３８）は 、共に吸込ノズルを形成することを特徴とする請求項の範囲第３項に記載の変速 装置。
9. ９．前記ラジアルビストンボンブ（２１）の各々の円筒孔（２８）は、半径方向 でブラグ（３０）により閉鎖され、各々のブラグ（３０）には孔（３１）が設け てあり、その端面には、平行な溝（３２）を有し、該溝はラジアルボンブ（２１ ）の周辺方向に延び、端面の加工シール面（３３）の内部で終わり、逆止弁を形 成するため、全てのブラグ（３０）は、共通の板ばね（３４）により包囲されて いることを特徴とする請求の範囲第８項に記載の変速装置。
10. １０．前記ラジアルビストンボンブ（２１）のビストン（２５）は、不均一な角 度配分に配置されていることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の変速装置。