JPH07501256A - 多層材料 - Google Patents

多層材料

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 4皿 本発明は、生物医学用途のための、表面の水性層の保持についてかなり改善され た複合材料に関する。本発明は、適切なバルク特性を有するが、水性層の保持に は不適当である材料からそのような材料の製造にも関する。特定の観点において 、本発明の材料と方法は、[4的用具、例えばコンタクトレンズ製造のために有 用である。
発明の背景 水性流体の薄いフィルムの保持が望ましい材料については多(の用途がある。例 えば、水性流体層の保持は、カテーテルの潤滑に有益であり、ペースメーカー及 び人工血管の表面のタンパク質汚れを減少させことができ、或はバクテリアが適 切に付着できないのでそれによる表面の着色を防ぐことができる。別の観点にお いて、コンタクトレンズ上のまぶたの動きやすさが、装着者の快適さに重要であ り、この移動する動きは、コンタクトレンズ上の涙液の連続層、これは組織/レ ンズの接触面をなめらかにする層である、の存在により容易になる。しかしなが ら、臨床試験は、現在入手しつるコンタクトレンズが、まばたきの間に一部乾燥 し、従って、まぶたとレンズの間の摩擦を増大さぜることを示した。この増大し た摩擦は、目の痛みをもたらし、コンタクトレンズを移動させることになる。
まばたきの間の期間は、約12秒であるので、12秒以上涙液の連続層を保持す ることができ、湿潤性で、かつ生物適合性のコンタクレンズを製造することが好 都合である。現在の生物医学的材料は、この目的を達成していない。例えば、高 い水膨潤性ポリマーpHEMAから製造されたコンタクトレンズは、約5秒間だ けそのような涙層を保持する。
従って、湿潤性で、かつ生物適合性表面を有する材料は、多くの用途のために強 く望まれている。材料の湿潤性は、その材料表面の化学組成に強(依存している 。特に、表面に涙流体ような水性溶液の連続層を保持する能力は、材料表面の組 成に影響される。眼科領域での湿潤性の問題を解決するための初期の試みは、親 水性材料を製造することであった。例えば、湿潤性ソフトコタクトレンズを製造 する試みにおいては、懸垂エポキシ基を有するシリコーンエラストマーが、エポ キシ化シリコーン化合物を架橋することにより製造された(フランス特許FR2 ,622,201,J、M、Frances and G、Wajs)。
このエラストマーは、エポキシ基土にグルクロン酸をグラフトすることにより湿 潤性化された。バルク合成によりポリマーに親水性種を組み込むことの不利は、 光学的特性(例えば、透過性及び屈折率)、機械的特性(例えば、強度、硬度、 ガス透過性及び弾性)及び得られた材料の加工性の最適バランスが、従来の材料 より悪く、そしてこの用途を満足させないことである。親木性七ツマ−の組み込 みは、フルオロポリマー、又はアクリラートに基づくレンズを改良するためには 適当ではない。
角膜と目の流体に適合する八−ドコンタクトレンズを製造する試みにおいては、 デキストランモノビニルエステル化合物を、種々のアクリラート類と共重合させ ている(日本特許JP63/309914. H。
Kitaguniら)。デキストラン/メチルメタクリラートコポリマーは、グ ラフト重合により製造され、湿潤性コンタクトレンズを製造する(Y、 0ni shiら、Contemp、Top、Po1ya+、Sci、4.149(19 84) eバルク重合法によるデキストランエステルコポリマーの製造は、コン タクトレンズの湿潤性を改良する余地をしばしば一般的に制限している。バルク 合成によりポリマーに親水性化合物を組み込むことの不利は、光学的特性(例え ば、透過性及び屈折率)、機械的特性(例えば、強度、硬度、ガス透過性及び弾 性)及びその材料の加工性を、独立して最適化することができないことである。
コンタクトレンズの表面を改質する方法は、GB2.163.436(Halp ern)に開示されている。該方法によれば、このレンズは、炭水化物で被覆さ れ、次いでポリイソシアナートと共有的に、又は二価のカチオンと静電的に架橋 させる。この方法は、レンズに共有的に結合していない架橋した表面をもたらし 、例えばまぶたによる剪断力に付された場合に脱薄層するであろう。
別の方法が、WO90104609(Sepracor)に開示されている。そ のポリマー鎖の末端にヒドロキシル又はアミノ基のような反応性基を有する、高 分子基質、特に高分子性膜は、エポキシ、カルボニル、カルボキシ、アミノ、ハ ロ、ヒドロキシ、スルホニルハライド、アシルハライド、インシアナト、又はそ の組み合わせのような末端基を有する多官能性リンカ一部分と反応し、交互にヒ ドロキシエチルセルロース又はデキストランのようなリガンドに結合する。基質 中のこのポリマー鎖の分子量は高く、鎖の末端密度、特に表面での密度は低く、 従ってグラフト化多糖鎖の密度は低いであろう。
ポリマーの表面改質のためのデキストラン及び他の炭水化物の使用は、WO33 103977にも報告されているけれども、リンカ一部分がシランであり、そし てコンタクトレンズのような処理されるべき製品は、開示されていない。
別の先行技術は、コンタクトレンズの表面改質(US5.080924)又は眼 科的移植(WO93103776)を、それぞれめざしており、そこでは、その 表面のアミン基がジアルデヒドと反応し、次いで多糖とカップリングする。しか しながら、アルデヒドと多糖のヒドロキシル基との反応は、酸−分解しやすいケ タール結合をもたらす。
上記の方法は、すべて所望の共有反応に適切な化学的反応性基の存在を必要とし ている。眼科的適用及び移植しつる生物医学的用具のための材料の多くは、適切 な反応性表面基、例えばシリコンに基づくコンタクトレンズ及びポリテトラフル オロエチレンの血管移植片を持たない。本発明は、用具表面の活性化方法及び一 般的方法をも含むので、適切なバルク特性を有するいずれの材料の表面も、水性 層を高度に保持する被覆の共有結合的固定化を受け入れやすいように変換するこ とができる。本発明の実施態様において、高分子性材料の表面は、好適にはガス プラズマ(グロー放電)表面処理法により活性化される。
高分子性材料の表面処理手法の多(は、当技術において公知である:コロナ放電 、火炎処理、酸腐食、及び表面の化学的改質の遂行を意図された多くの方法であ る。これらのうちで、危険の多い化学品の使用若しくは生成、処理が過度に深( なること、顕微鏡的レベルでの処理の不均一性、及び表面トポグラフィ(top ography)の変化をもたらす苛酷な腐食と孔食は、これらの手法の欠点で ある。レンズのために必要とされるような透明な材料について、光学的透明性及 び表面円滑性は、過度に苛酷な処理に影響されるので、処理の深さは重要である 。
ガスプラズマによる高分子性表面の処理は、処理深さが非常に浅く、顕微鏡的ス ケールで均一性である利点を有する。ガスプラズマ(また、グロー放電として知 られている)は、減圧(”真空”)下に、ガス雰囲気中で電気的放電により行な われる。ガスプラズマ環境は、通常の条件下では非反応性である化合物でさえも 活性化するので、それは、物質表面での反応を効果的にするために用いつる、安 定な、一部イオン化したガスを生成させる。表面の処理強度は、一般的に比較的 強(、そして依然としてガスプラズマ処理の浸透深さはまだ浅く、有用な表面改 質のための十分な処理強度においても5〜50ナノメーターの大きさである。表 面トポグラフィ及び光学的透明性は、プラズマへの暴露が表面の所望の化学的改 質を達成するために必要とする時間を多(超えて遂行されないかぎり、変化しな い。従って、別の処理技術においてよりも、バルク材料の特性をほとんど変化さ せない。
ガスプラズマ手法は、二種類の結果をもたらすことができる。初めの通常のいわ ゆるプラズマ表面処理において、処理されるべき高分子性材料の表面(”基質” )は、一つ又はそれ以上の無機蒸気又はい(つかの選択有機蒸気中で生成させた プラズマに付され、このプラズマ処理は、プラズマガスからもたらされる、他の 、新規な基により、ポリマー表面上のはじめの化学基のい(っかを置き換える。
例えば、アンモニアプラズマ中でのポリテトラフルオロエチレンのプラズマ表面 処理は、C−F結合の解裂により表面フッ素原子のいくつかの引き抜き、そして C−N結合形成によりアミン基の改質表面層への組み込みをもたらす。従って、 アンモニア、二酸化炭素、又は水蒸気のような適当な蒸気中でのプラズマ表面処 理は、アミン、カルボキシル、又はヒドロキシルのような反応性化学基に置換え るために、いかなる高分子性材料の表面において用いることができ、引き続いて の種々の分子の共有結合的固定化に適切である。
第二の型のプラズマ手法は、通常のいわゆるプラズマ重合であり、はとんどの有 機蒸気中で放電が生じた場合に起こる。プラズマ表面処理に比べて、ここでは、 新規材料の単層の付加はなく、プラズマ重合の手法は、数マイクロメーター厚さ であり、完全に基質を覆うことのできるフィルム被覆を形成する。
プラズマポリマーは、下層の基質にも共有的に結合している。バルク材料へのプ ラズマ被覆の共有結合は、プラズマポリマーは剥離しないこと保証している。さ らに、プラズマポリマーは、高度に架橋しており、体組織又は体液中で移動しう る低分子量の断片を保有していない。
モノマー蒸気及びプラズマ条件の適当な選択により、プラズマポリマー被覆は、 表面にそれに続く種々の分子の化学結合に適切でもある、特定の化学的反応基を 含むように製造することができる。本発明において、適切な反応性基を本来有し ていない高分子性材料の表面を、プラズマ表面処理、プラズマ重合、又はプラズ マ重合及びそれに続くプラズマ表面処理により活性化することができる。
発明の要約 従って、一つの特徴として、本発明は、その上に水性流体の連続層を保持するこ とのできる湿潤性表面の一つ又はそれ以上を有する、新規な複合材料、特に生物 医学的用具、例えばコンタクトレンズのような眼科的用具であって、この複合材 は、基質材料上に調製されたプラズマ表面に加水分解に安定な結合により共有的 に結合している炭水化物を含む複合材料を提供している。本発明の文脈では、基 質材料又はバルク材料上に調製されたプラズマ表面は、基質材料上でのプラズマ 処理(又は改質)表面であるが、又は基質材料へ被覆されたポリマーであるかの どちらかである。この基質材料は、複合材料の意図された用途に合致させるため に、そのバルク特性、例えば機械的強度、弾性、ガス透過性、光学的透明性、に より選択される。
第二の特徴として、本発明は、装着者に増大された快適さを提供する生物医学的 製品を提供することであり、それによる該製品は、本発明の第一の特徴に従うバ ルク材料及び親水性被覆からなる。この親水性被覆は、バルク材料上に調製され たプラズマ表面、例えば薄い、完全に覆われたプラズマポリマー被覆上に共有的 に結合された炭水化物からなる。
本発明のさらに別の特徴は、その上に水性流体の連続層を保持することのできる 湿潤性表面の一つ又はそれ以上を有する複合材料、特に生物医学的用具、例えば コンタクトレンズのような眼科的用具であって、この複合材料は、バルク材料及 び生物医学的用具の表面に本来存在する反応性基に加水分解に安定な結合により 共有的に結合している炭水化物からなる複合材料を提供する。
本発明のそれらの特徴により、炭水化物は、反応性基に直接にか、又は化学的に 反応しつる一つ又はそれ以上の官能基を有し、そして活性化された表面を生成す るように炭水化物と化学的に反応しつる少なくとも一つのさらなる官能基を有す るオリゴ官能性化合物を介して、反応性基に結合されている。
さらに別の特徴において、本発明は、湿潤性複合材料、特に生物医学的用具、例 えば眼科的用具を製造する方法であって、該工程は、 1、それにより基質材料の所望の表面(類)上に反応性基を含む薄いフィルムが 堆積するような条件下に、少なくとも一つの有機及び/又は無機化合物の蒸気中 で低圧プラズマに、その所望の最終形態での非−複合材料の生物医学的用具を、 暴露する工程、2、所望により、該反応性基を、活性化基、及び/又は該反応性 基若しくは活性化された基と化学的に反応しつる一つ又はそれ以上の官能基を有 し、かつ活性化された表面を生成するように炭水化物と化学的に反応するしつる 少な(とも一つのさらなる官能基を有するオリゴ官能性化合物と、反応させる工 程、3、所望により、炭水化物を、該炭水化物を表面反応性又は官能基と反応し つるように改質する試剤で、処理する工程、4、反応性基又は官能基を、炭水化 物と反応させる工程、及び5、所望により、表面−固定化炭水化物を、試剤で処 理し、炭水化物と表面の間の結合を安定化する工程よりなる。
得られた材料は、好適には洗浄され、そして適切には使用するまで包装される。
さらに別の特徴として、本発明は、バルク材料に本来(先天的に)存在している 反応性基を有する、湿潤性複合材料、特に生物医学的用具、例えば眼科的用具を 製造する方法であ−)て、該工程は、 一所望により、所望の最終形態での非−複合材料生物医学用具に本来存在してい る反応性基を、活性化基、及び/又は該反応性基若しくは活性化された基と化学 的に反応しつる一つ又はそれ以上の官能基を有し、かつ活性化された表面を生成 するように炭水化物と化学的に反応するしつる少なくとも一つのさらなる官能基 を有するオリゴ官能性化合物と、反応させる工程、 −所望により、炭水化物を、該炭水化物を表面反応性又は官能基と反応しつるよ うに改質する試剤で、処理する工程、−反応性基又は官能基を、炭水化物と反応 させる工程、及び−所望により、表面−固定化炭水化物を、試剤で処理し、炭水 化物と表面の間の結合を安定化する工程よりなる。
従って、本発明は、上述したように、その上に水性流体の連続層を保持すること のできる湿潤性表面の一つ又はそれ以上を有する、バルク材料及び親水性被覆か らなる複合材料、特に生物医学的装置、例えば眼科的用具、好適には、コンタク トレンズであって、親木性波Iは、直接に又はオリゴ官能性化合物を介して、バ ルク材料の表面の反応性基に共有的に結合する炭水化物がらなり、該オリゴ官能 性化合物は、バルク材料の表面にある該反応性基及び炭水化物と反応しつる官能 基を有し、ここで該反応性基は、バルク材料に本来(先天的に)存在しているか 、又はプラズマ表面調製によりバルク材料上ル 料の製造方法に関する。
このバルク材料は、生物医学的用具、例えばコンタクトレンズの製造に好都合に 用いられる、それ自体は疎水性でないどのような材料であってもよい。そのよう な材料は、当分野の技術者には公知であり、例えばポリシロキサン、フッ素化( メタ)アクリラート若しくは他の重合しつるカルボン酸から誘導された同等のフ ッ素化コモノマー、アルキル(メタ)アクリラート若しくは他の重合しつるカル ボン酸から誘導された同等のアルギル(メタ)アクリラート、フッ素化エチレン プロピレンのようなフッ素化ポリオレフィン、又は好適には特定のジオキソール 、例えばパーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールのような特定 のジオキソールとの組み合わせでのテトラフルオロエチレンからなることができ る。適切なバルク材料の例は、例えばネオフォコン(Neofocon)、バシ フォコン(Pasifocon) 、テレフォコン(Telefocon) 、 シラフォコン(Silafoconl 、フルオロシラフォコン(Fluoro silfocon)、パフルフオコン(Paflufocon)、エラストフィ ルコン(Elastofilcon)、フルオロフオコン(Fluorofoc on) 、又はテフロンAF材料、例えばパーフルオロ−2,2−ジメチル−1 ,3−ジオキソール約63〜73モル%及びテトラフルオロエチレン約37〜2 7モル%のコポリマー、若しくはパーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジ オキソール約80〜90モル%及びテトラフルオロエチレン約20〜10モル% のコポリマーである、テフロンAF1600若しくはテフロンAF2400であ る。
このバルク材料は、生物医学的用具、例えばコンタクトレンズの製造に通常用い られる、それ自体は親水性であるどのような材料であってもよい。というのは、 反応性基、例えばアミン又はヒドロキシ基は、バルク材料に本来存在しており、 従ってそれから製造された生物医学的用具の表面にも存在するからである。その ような材料は当分野の技術者には公知である。典型的な例は、例えばポリマコン (Polymacon) 、テフィルコン(Tefilcon)、メタフィルコ ン(Methafilcon) 、デルタフィルコン(Deltafilcon ) 、ラフィルコン(Bufilcon)、フエムフィルコン(Phemfil con)、オキュフィルコン(Ocufilcon) 、ホコフィルコン(Fo cofilcin)、エタフィルコン(ethafilcon)、ヘフィルコン (Hefilcon)、ヴイフィルコン(Vifilcon)、テトラフィルコ ン(Tetrafilcon) 、バーフィルコン(Perfilcon) 、 ドロキシフィルコン(Droxifilcon) 、ジメフィルコン(Deme filcon)、インフィルコン(Isofilcon) 、マフイルコン(M afilcon)又はアトラフイルコン(Atrafilcon)を含む。それ らの材料のほとんどは、HEMAに基づいているが、適切な材料は、例えばヒド ロキシ基若しくはアミノ基を有する他のモノマー又はポリマー、例えばポリビニ ルアルコールに基づくこともできる。
このバルク材料は、腎臓透析膜、血液保存袋、ペースメーカー導管又は血管移植 片の製造に通常用いられる血液−接触材料のどのようなものであってもよい。例 えば、このバルク材料は、ポリウレタン、ポリジメチルシロキサン、ポリテトラ フルオロエチレン、ポリビニルクロリド又はダクロン1であってもよい。
さらに、このバルク材料は、適切な反応性基を有するか若しくは有しない無機又 は金属に基づくもの、例えばセラミック、石英、若しくは金のような金属、又は 他のポリマー性若しくは非−ポリマー性基質であってもよい0例えば、移植しつ る生物医学的用途には、好適にはポリ多糖で被覆されたセラミックスが、非常に 有用である。加えて、例えば、バイオセンサーの目的には、デキストラン被覆基 材が、その被覆の構造が十分制御されるならば、非−特定結合効果を減少させる と期待される。バイオセンサーは、金、石英又は他の非−ポリマー性基買上の多 糖を必要とすることができる。
バルク材料の表面に本来存在しているか、又は上述したように、プラズマ表面調 製によりバルク材料の表面に結合又は導入されている反応性基は、当分野の技術 者によく知られている広い範囲の色々な基類から選択することができる。典型的 な例は、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシ基、カルボニル基、アル デヒド基、スルホン酸基、スルホニルクロリド基又はアミノ基若しくはヒドロキ シ基で置き換えつる基、例えばハロ基、或はその混合物である。
アミノ基及びヒドロキシ基が好ましい。
プラズマ表面調製工程に適切な有機又は無機化合物は、例えばアンモニア、水蒸 気、二酸化炭素、−酸化炭素、貴ガス、例えばアルゴン、酸素、オゾン若しくは 空気、アルコール、アミン又はアルカノン、好適には炭素原子8個までの低級ア ルカノール、炭素原子8個までの低級アルキルアミン、炭素原子8個までの低級 アルカノン、例えばメタノール、エタノール、アンモニア、メチルアミン、エチ ルアミン、ヘプチルアミン又はアセトン、或はプラズマ表面調製の技術者に知ら れている多くの他の化合物である。前述の化合物の混合物を用いることも本発明 の範囲内である。
それらの表面にアミン及びヒドロキシ基のような反応性基を含むプラズマポリマ ーの薄いフィルム被覆を堆積させる最初の工程は、国際特許出願、PCT/AU 89100220 (Griesserら)及びGriesserH,J an d Chatelier R,C,Journal of Applied P olymer 5cience:Applied Polymer Sympo sium 46,361−384(1990)に詳細に記載されている。
所望による工程2での適切な活性化化合物は、例えば酸無水物又は活性化エステ ル、例えば2,2.2−トリフルオロエタンスルホニルクロリド、p−トルエン スルホニルクロリド、シアノプロミド又はp−ニトロフェニルエステルである。
工程2での適切なオリゴ官能性化合物は、好適には4個までの官能基を有し、よ り好適には二官能性である。工程2での好適な二官能性化合物は、好適にはエピ クロロヒドリン、ビス−オキシラン又はジイソシアナートである。典型的な例は 、例えばビスフェノールAのジグリシジルエーテル、1.3−ブタジエンジエボ キシド又は1.4−ブタンジオールのジグリシジルエーテルである。これらの二 官能性化合物は、懸垂エポキシ基、ハロゲン基又はイソシアナート基で活性化表 面をもたらす。しかしながら、本発明は官能基としてエポキシ、ハロゲン又はイ ンシアナート基を用いることに限定されない。多くの他のオリゴ−又は二官能性 化合物も、反応性基が多い被覆、例えばヒドロキシル若しくはアミンが多い被覆 と炭水化物との間の所望の共有結合架橋を行なうことができる。例えば、他の適 切な二官能性化合物は、ジ酸クロリド、ジトシラート、ジヒドラジド及び上述し たように反応性基と反応することができる官能基を一つ以上を含む化合物である 。本発明の好適な実施態様は、オリゴ官能性化合物としての、エビへロヒドリン 、ビス−オキシラン(ジグリシジルエーテル)又はジイソシアナートを用いる。
該オリゴ官能性化合物、又は好適な場合には二官能性化合物が、それらの官能基 、又はそれらの二つの官能基に関して、それぞれ異なる反応性を有することが、 さらに好ましい。
適切なエピヒドリンは、例えばエビクロロヒドリン又はメチルエピクロロヒドリ ンである。
ビス−オキシランの一つの類は、式(1):(式中、Dは、二価有機基であり、 そしてグリシジル基のそれぞれは、Dの炭素原子に共有的に結合している)で示 されるジグリシジル化合物を含む。好適には、式(I)の化合物は、ポリグリシ ジルエーテル又はカルボキシラードエステルである。
有機基りは、グリシジル酸素に直接又はカルボニル基を介して結合している、脂 肪族、複素環、芳香族又は芳香脂肪族である。
好適な実施態様において、Dは脂肪族である。特に適切な基は炭素原子25個ま でのアルキレンを含むか、又は該アルキレンは酸素原子のようなヘテロ原子の一 つ又はそれ以上で中断されているか、又はシクロヘキシレンである。さらに好適 には、Dは炭素原子2〜6個のアルキレンであるか、又は−C2−C4−アルキ レン(0−C,−C,−アルキレン)、(ここで、pは1〜8である)である。
相当するジグリシジルカルポキシラートエステルを形成するようにカルボニル基 末端の上述の脂肪族基も特に好適である。
別の好適な実施態様において、Dは芳香族である。特に好適な芳香族基は、フェ ニル、ビフェニル、フェニル−低級アルキレン−フェニル、フェニルオキシフェ ニル、又はフェニルスルホニルフェニル(それらは、非−置換であるか、又は低 級アルキル、低級アルコキシ若しくはハロでさらに置換されている)である。
゛低級゛°の用語は、本発明の文脈で用い、別に断オ)らないならば、好適には 4個までの炭素原子を有する基である。従って、例示のために、例えば低級アル キルは、7個までの炭素原子を有するアルキルであり、例えばメチル、エチル、 プロピル、ブチル、又はヘキシルであり、そして低級アルコキシは、7個までの 炭素原子を有するアルコキシであり、例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシ、又 はヘプチルオキシである。
ビス−オキシラン化合物の別の類は、式(II) :(式中、Eば、二価有機基 であり、グリシジル基のそれぞれは、Eの窒素原子又は炭素原子に共有的に結合 している)で示されるポリグリシジル化合物を含む。好適には、Eは、基りに対 して上述したように、脂肪族、芳香族、複素環又は芳香脂肪族である。
好適な下位の実施例において、Eは、二価ヒダン!〜イン基(これは、それぞれ の核窒素原子を介してグリシジル基に結合している)であり、そして該ヒダン1 −インは、非置換であるか、又は低級アルキルで置換されている。
別の好適な下位の実施態様において、Eは炭素原子6個までのアビスーオキシラ ン化合物の第三の類は、式(III ) :(式中、n〕は、0.1又は2であ り、そしてRは、独立して、水素又は低級アルキルである)で示されるそれらで ある。
上記の式(1)、(II)及び(III )のビス−オキシランの混合物も用い ることができる。適切なビス−オキシラン(それらのほとんどは公知であり、本 発明に用いることができる)は、例えばUsPatent 4.598.122 に開示されている。
適切なビス−オキシランは、例えばビスフェノールAのジグリシジルエーテル、 1.3−ブタジエンジェボキシド、1.4−ブタンジオールのジグリシジルエー テル、ジビニルベンゼンジオキシド、ジグリシジルエーテル、リモネンジオキシ ド、ビニルシクロヘキセンジオキシド、ビスフェノールFのジグリシジルエーテ ル、3゜4−エポキシシクロヘキシルメチル 3.4−エボキシシクロヘキサン カルボキシラート、フタル酸ジグリシジルエステル、ジグリシジルアニリン、又 はオリゴエチレンオキシドジグリシジルエーテル、例えばジ(エチレングリコー ル)ジグリシジルエーテル、テトラ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテ ル、若しくはオクタ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテルである。
適切なジイソシアカー1−は、一般に芳香族、脂肪族若しくは環式脂肪族ジイソ シアノート、又はその混合物である。その芳香族部分は、好適にはフェニル、ナ フチル又はアントリル(それらは、非置換であるか、又は炭素原子4個までのア ルキル、炭素原子4個までのアルコキシ、ハロ、好適にはクロロにより置換され ている)であり、二つ芳香族部分は、エーテル結合又は炭素原子4個までのアル キレン基で結合されていてもよく、その脂肪族部分は、好適には炭素原子10個 までのアルキルであり、その環式脂肪族部分は、好適にはそれぞれのシクロアル キル環に6個までの炭素原子を有するシクロアルキル又はビシクロアルキルであ る。
そのようなジイソシアナートの例は、トルエン−2,4−ジイソシアナート、ト ルエン−2,6−ジイソシアナート、インホロンジイソシアナ−1・、エチレン ジイソシアナート、エチリデンジイソシアナート、プロピレン−1,2−ジイソ シアナート、シクロヘキシレン−1,2−ジイソシアナート、シクロヘキシレン −1,4−ジイソシアカー・ト、m−フェニレン−1,2−ジイソシアナート、 3.3゛−ジフェニル−4,4°−ビフェニレンジイソシアナート、4.4°− ビフェニレンジイソシアナート、4,4゛−ジフェニルメタンジイソシアナート 、3,3°−ジクロロ−4,4°−ビフェニレンジイソシアナート、4,4°− ジフェニルジイソシアナート、1.6−へキサメチレンジイソシアナート、2. 2゜4−トリメチル−へキサメチレンジイソシアナート、1,4−テトラメチレ ンジイソシアナート、l、10−デカメチレンジイソシアナート、クメン−2, 4−ジイソシアナ−1・、1,5−ナフタレンジイソシアナート、メチレンジシ クロへキシルジイソシアナート、1.4−シクロヘキシレンジイソシアナート、 p−テトラメチルキシ1/ンジイソシアナート、p−フェニレン−1,4−ジイ ソシアナ−1・、4−メトキシ−1,3−フェニレンジイソシアナート、4−ク ロロ−1,3−フェニレンジイソシアナート、4−ブロモ−1,3−フェニレン ジイソシアナート、4−エトキシ−1゜3−フェニレンジイソシアナート、2. 4−ジメチル−1゜3−フェニレンジイソシアナート、5,6−シメチルー1゜ 3−フェニレンジイソシアナート、2.4−ジイソシアナトジフェニルエーテル 、4,4゛−ジイソシアナトジフェニルエーテル、ベンジジンジイソシアナート 、4.6−シメチルー1,3−フェニレンジイソシアナート、9.10−アント ラセンジイソシアナート、4.4°−ジイソシアナトジフェニル、3.3°−ジ メチル−4゜4゛−ジイソシアナトジフェニルメタン、2.6−シメチルー4゜ 4°−ジイソシアナトジフェニル、2.4−ジイソシアナトスチルベン、3,3 ゛−ジメトキシ−4,4°−ジイソシアナトジフェニル、1.4−アントラセン ジイソシアナート、1,8−ナフタレンジイソシアナー1〜.1.3−ビス−イ ソシアナトメチル−シクロヘキサン、又は4.4°−(ジシクロヘキシル)メタ ンジイソシアナートである。
好適なものは、それらの二つのNGO基に関して異なる反応性を有するジイソシ アナートであり、例えばイソホロンジイソシアナート、2.4−トルエンジイソ シアナート、又は2,2.4−トリメチルへキサメチレンジイソシアナートであ る。
本発明による適切な炭水化物は、天然品、改質炭水化物及び合成炭水化物である 。炭水化物のそれらの群の例は、糖、例えば単糖、ジー及びオリゴ糖、環状オリ ゴ糖、直鎖多糖(それらは、ホモ多糖若しくはヘテロ多糖である)、分岐の多糖 、セグメント多糖、リボ多糖、糖タンパク質及びプロテオグリカンである。改質 生成物又は合成生成物は、例えば酸化、エーテル化又はエステル化により改質す ることができ、それらは、アルデヒド基、アセタール基、ケタール基、アシルア ミノ基、好適にはアセチルアミノ基、アンヒドロ基(anhydro grou p )又はラクトン基のような官能基を、さらに含むことができる。それらは− NH!、−COOH,−03O,H,又は−〇P (0)(OH)、のような荷 電することができる基をさらに有することができる。
適切な炭水化物の例は、当分針の技術者には公知であり、通常の教科書(tex t)又は解説書(monograph)中に見出すことができる。以下のリスト は例示のためのものであり、本発明を限定するものではない。
適切な糖は、例えばグルコサミン、ガラクトサミン、ノイラミン酸、ムラミン酸 、シアル酸、L−フコース、アラビノース、キシロース、グルクロン酸、グルコ ン酸又はレボグルコサンである。
適切なオリゴ糖は、例えばラクトース、マルトース、セロビオース、キトヘキサ ツース、トレハロース、イソマルトース、及びリュクロースである。
適切な多糖及び誘導体は、例えばヒアルロン酸、脱アシル化ヒアルロン酸、キト サン、キチン50、フコイダン、カラギーナン、デキストラン、ブルーデキスト ラン、アミノ化デキストラン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、プルラン、 グリコサミノグリカン、ヘパリン、アガロース、クルトラン、ペクチン、ペクチ ン酸、キサンタン、ヒドロキシプロピルセルロース若しくはキトサン、カルボキ シメチルセルロース若しくはキトサン、エマルサン、ラミナラン、イヌリン、ブ スッラン、スクレログルカン、シゾヒラン、又はムコ多糖である。
適切な炭水化物のさらなる例は、D−リボース、L−アラビノース、D−キシロ ース%L−フコース、D−マンノース、D−ガラクトース、D−グルコサミン、 ムラミン酸、D−ガラクトサミン、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、D− ガラクツロン酸、L−グリセロ−D−マンノ−へブトース、ノイラミン酸である 。多糖のさらなる例は、アガロース、アルギナート、カラギーナン、セルロース 系誘導体、例えばアセテート、カルボキシメチル、エチル、ヒドロキシエチル、 ヒドロキシプロピル、ヒドロキシプロピルメチル、メチルセルロース、キチン/ キトサン、デキストラン、フルセララン、ゼラチンゴム、グアールゴム、アラビ アゴム、ヘパリン、ヒアルロン酸、ヒドロキシブロビルグアール、カラヤゴム、 ラミナラン、いなごまめゴム、ペクチン(低又は高メトキシ)、ラムサンゴム、 澱粉、トラガカントゴム、ヱランゴム及びキサンタンゴムである。
特に適切な単糖の例は、グリセロール、スレオース、グルコース、ガラクトース 及びフラクトースを含む。特に適切なオリゴ糖の例は、スクロース、マルトース 、ラクトース及びセロビオースを含む。特に適切な多糖の例は、デキストラン、 澱粉、デキストリン、グリコーゲン、イヌリン、グリコサミノグリカン及びムコ 多糖を含み、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及び グルコサミンがさらに好適である。
天然由来の炭水化物は、活性化された表面でそれらの反応性を増大させるために 改質することができる。例えば、過ヨウ素酸塩でのデキストランの酸化は、材料 の表面でアミンと反応することができるアルデヒドを生成する;アルカリ溶液中 ブロモ酢酸でのデキストランの処理は、多糖主鎖上に懸垂カルボキシメチル基を 配置し、次いで表面のヒドロキシル又はアミンでエステル又はアミド結合をそれ ぞれ形成させることができ;アルカリ溶液中ブロモ酢酸でのデキストランの処理 は、クロロエチルアミンでのデキストランの処理は、多糖主鎖上に懸垂アミノメ チル基を配置し、次いで表面のエポキシ、酸クロリド又はトシラート基と反応さ せることができる。
第2の工程は、オリゴ−若しくは二官能性化合物の溶液又は蒸気中にプラズマ処 理された材料を浸すことにより行なうことができる。例えば、この表面は、エビ クロロヒドリ0.1〜5.0m1(好適には0.2〜2.0m1)及び0.4M 水酸化ナトリウム10〜100m1(好適には20〜30m1)のジエチレング リコールジメチルエーテル10〜100m1(好適には20〜30m1)の溶液 中に1〜6時間(好適には4〜6時間)、10〜60℃(好適には20〜30℃ )で浸されてよい。別の場合には、この表面は、水20m1.1.4−ブタンジ オールジグリシジルエーテル0.4ml及びペンジルトリメチルアンンモニウム ヒドロオキシド1mlを含む溶液中に60℃で5時間浸されてもよい。次いで、 このサンプルは室温において水ですすがれる。
炭水化物と表面の反応性基の間の反応は、高度な水保持炭水化物層が新規な複合 材料の最外層表面にもたらされるように行なわれる。好適には、活性化された表 面を有する材料は、炭水化物の溶液中に適当な時間の間、置かれ、例えば、S、 Lofas and B、JohnssonによりJ、 Chem、 Sac、  : Chem、 Commun、 1526 (1990)に記載された方法 を用いることができる。このようにして、この表面は、デキストラン(分子量1 ,000〜5,000,000Da、好適には500.000〜2,000,0 OODa)0.1〜15.0g(好適には2.0〜5.0g)と、0.O2N2 .0M (好適には0.1〜2.0M)水酸化ナトリウム10〜50+al(好 適には20〜30m1)中で、0.1〜48時間(好適には20〜25時できる 。過剰のデキストランは、このサンプルを蒸留水ですすぐことにより洗いだす。
別の方法において、この材料は、水20m1、デキストラン(分子量1,000 〜40,000,000Da、好適には500,000〜40,000,000 Da)0.2g及びペンジルトリメチルアンンモニウムヒドロオキシドLo11 を含む溶液中に、60℃で18時間浸されてもよい。再度、過剰のデキストラン は、このサンプルを蒸留水ですすぐことにより洗いだす。
本発明は、そのようなすべての方法及び生物医学的装置、例えばそのようにして 得た眼科的用具を含む。
本発明の生物医学的用具は、例えば移植しつる生物医学的用具、例えば人工器官 、血管移植片、カテーテル、ペースメーカー若しくはシャント、又は眼科的用具 である。本発明の眼科的用具は、例えばコンタクトレンズ、眼帯、眼内レンズ、 及び好適にはコンタクトレンズである。
最も広範囲な特徴として、本発明は、その上に水性流体の連続層を保持すること のできる湿潤性表面の一つ又はそれ以上、好適には一つ又は二つを有する、バル ク材料及び親水性被覆からなる複合材料、特に生物医学的用具、例えば眼科的用 具、好適にはコンタクトレンズであって、親水性被覆は、直接に又はオリゴ官能 性化合物を介して、バルク材料の表面の反応性基に共有的に結合する炭水化物か らなり、該オリゴ官能性化合物は、バルク材料の表面にある該反応性基及び炭水 化物と反応しつる官能基を有し、ここで該反応性基は、バルク材料に本来(先天 的に)存在しているか、又はプラズマ表面調製によりバルク材料の表面に結合し ている複合材料に関する。
本発明の好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、ここで 反応性基は、バルク材料に本来存在しており、モしてオリゴ官能性化合物は、ビ ス−オキシラン又はエビハロヒドリン好適にはとスーオキシランである。
本発明の別の好適な下位の実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であ り、ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物は 、ビス−オキシランであり、そして炭水化物は多糖である。該炭水化物は、好適 にはデキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサ ミンから選択される。
本発明の別の好適な下位の実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であ り、ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物は 、ジイソシアナートであり、そして炭水化物は、非−多糖炭水化物である。
本発明の別の好適な下位の実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であ り、ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物は 、ジイソシアナートであり、そして炭水化物は、デキストランである。
本発明のさらに別の好適な下位の実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用 具であり、ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化 合物は、その反応性基に関して異なる反応性を有している。そのようなオリゴ官 能性化合物は、例えば二つの官能基に関して異なる反応性を有するビス−オキシ ラン、例えばリモネンジオキシド、ビニルシクロヘキサンジオキシド、3゜4− エポキシシクロヘキシルメチル 3.4−エボキシーシクロヘキサンカルボキシ ラートであってよく、又は二つの官能基に関して異なる反応性を有するジイソシ アナート、例えばイソホロンジイソシアナート、2.4−トルエンジイソシアナ ート若しくは2,2゜4−トリメチルへキサメチレンジイソシアナートであって よい。
本発明の他の好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、こ こで該反応性基は、プラズマ表面調製により該表面に結合しており、そしてオリ ゴ官能性化合物は、エビハロヒドリン、ビス−オキシラン、ジイソシアナート、 ジ酸クロリド及びジトシラートから選択される。
これらの実施態様のうちで、オリゴ官能性化合物が、ビス−オキシランであるの が好適である。オリゴ官能性化合物が、その二つの反応性基に関して異なる反応 性を有するビス−オキシランであるのがさらに好適である。
本発明の別の好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、こ こで該反応性基は、プラズマ表面調製により該表面に結合しており、オリゴ官能 性化合物は、ビス−オキシランであり、そして炭水化物は、好適にはデキストラ ン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンから選択さ れる多糖である。
本発明の別の好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、こ こで該反応性基は、プラズマ表面調製により該表面に結合しており、オリゴ官能 性化合物は、ジイソシアナートである。オリゴ官能性化合物が、その二つの反応 性基に関して異なる反応性を有するシイソイシアナートであるのがさらに好適で ある。
本発明の別の好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、こ こで該反応性基は、プラズマ表面調製により該表面に結合しており、オリゴ官能 性化合物は、ジイソシアナートであ1ハそして炭水化物は、好適にはデキストラ ン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンから選択さ れる多糖である。
本発明のさらに好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、 ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物は、反応性 基に直接に結合している多糖である。該炭水化物は、好適にはデキストラン、キ トサン、ヒルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンから選択される。
本発明のさらに好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、 ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物は、反応性 基に直接に結合している非−多糖炭水化物である。
本発明のさらに好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、 ここで反応性基は、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物は1反応性 基に直接に結合しているデキストランである。
本発明のさらに好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、 ここで該反応性基は、プラズマ表面調製により該表面に結合してお腫そして炭水 化物は、反応性基に直接に結合している多糖である。該炭水化物は、好適にはデ キストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンか ら選択される。
本発明のさらに好適な実施態様は、生物医学的用具、例えば眼科的用具であり、 ここでプラズマ表面調製により該表面に結合している該反応性基は、ヒドロキシ 又はアミノ基であり、そして反応性基に直接結合している炭水化物は、デキスト ラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンから選択 され、そして最も好適にはデキストランである。
本願発明による生物医学的用具、例えば眼科的用具は、先行技術のそれらに対し 、いろいろな予期せざる進歩、すなわち本発明によるそれらの用具、特にコンタ クトレンズを、例えば長期の装着のコンタクトレンズのような実際的な目的に非 常に適さしめる進歩を有している0例えば、それらは、それらの接触角、それら の水保持時間及びそれらの水−フィルム破砕時間で示すことができる高い表面湿 潤性を有している。水保持時間は、水−フィルム破砕時間(water−fil m break up t、3rne (” B IT”))及び涙−フィルム 破砕時間に密接に関連しており、高い水保持時間は、高い水−フィルム破砕時間 又は涙−フィルム破砕時間をもたらす。
さらに、本発明による生物医学的用具、例えばコンタクトレンズのような眼科的 用具は、良好な機械的特性と組み合わされた非常に明確な生物適合性を有する0 例えば、従来のコンタクトレンズよりもタンパク質又は脂質の吸収は低く、また 塩堆積の形成も低いけれども、一般的に眼に対する悪影響は見られない。一般的 に、良好な機械的特性が、例えば低い摩擦係数及び摩耗係数に見ることができる が、低い汚染性、低い微生物付着性及び低い生物侵食性であるということができ る。
要約すれば、本発明のコンタクトレンズのような眼科的用具は、細胞の破片、化 粧品、はこり若しくはごみ、溶媒蒸気又は化学品に関して低い損傷と、目の上で コンタクトレンズの動きを非常に良好にするような、ソフトヒドロゲル表面のコ ンタクトレンズを装着した患者に対する高い快適さとの組み合わせを提供する。
この生物医学的用具(例えば、腎臓透析膜、血液保存袋、ペースメーカー又は血 管移植片)は、結合された水の連続層によりタンパク質による汚染を制限し、こ のようにして血栓の割合及び範囲を減少させる。従って、本発明により製造した 血液−接触用具は、血液適合性であり、かつ生物適合性である。
さらに好適な実施態様は、この開示と実施例から当業者には明白である。しかし ながら、実施例は単に例示であり、この開示を限定するものではない。
以下に、二つの可能な反応スキームが示されており、それによりエポキシ基をプ ラズマ処理された生物医学的用具、例えばコンタクトレンズに共有的に結合させ ることができる。
上記式中、(CL)は、コンタクトレンズの表面を表し、(CL)−NH2は、 該コンタクトレンズの表面に存在する典型的なアミン基を表し、そして(CL) −OHは、該コンタクトレンズの表面に存在する典型的なヒドロキシ基を表す。
さらなる反応スキームは、生物医学的用具、例えばコンタクトレンズに結合した エポキシ基土べの炭水化物の共有結合を示す。
式中、(CL)は、コンタクトレンズの表面を表し、Ro及びR2は、炭水化物 の鎖を伸長する通常の残基の意味を有する。
炭水化物がトランスビシナルジオールを含む場合には、この炭水化物、例えばデ キストランを、適当な酸化剤、例えば過ヨウ素酸ナトリウムで部分的に酸化し、 環開裂させ、そしてアルデヒド官能基を形成させることができる。該アルデヒド 官能基は、反応性基又は生物医学的用具の表面に官能基として存在するアミン基 と反応し、−N=CH−基を形成することができる。該基は、適切な還元剤で加 水分解に安定な、用具表面に炭水化物分子を連結する一N H−CH,−基に還 元することができる。
本発明を制限することなしに、本発明による複合材料を得るために相互に反応す ることができる化学基のさらなる組み合わせは、以下のようである:用具表面の カルボニル反応性基は、ジヒドラジドのヒドラジド官能基と反応し、一方その他 のヒドラジド官能基は、炭水化物のアルデヒド基と反応する。用具表面のアルデ ヒド官能基は、炭水化物のアミノ基と反応し、そして所望により還元される。
用具表面のアミノ反応性基又はヒドロキシ反応性基は、ジエボキシドのエポキシ ド官能基と反応し、一方その他のエポキシド基は、炭水化物のアミノ基又はヒド ロキシ基と反応する。用具表面のアミン反応性基又はヒドロキシ反応性基は、エ ビクロロヒドリンの一つの官能性末端基と反応し、一方その他の官能性末端基は 、炭水化物のアミノ基又はヒドロキシ基と反応する。用具表面のアミノ反応性基 又はヒドロキシ反応性基は、ジイソシアナートのイソシアナート基と反応し、一 方その他のイソシアナート官能基は、炭水化物のアミノ基又はヒドロキシ基と反 応する。用具表面のカルボキシ基は、炭水化物のアミノ基と反応する。アミノ基 又はヒドロキシ基で置き換えつる、用具表面の反応性基は、炭水化物のアミノ又 はヒドロキシ基で置き換えられる。
実施例において、別に示さないならば、温度は摂氏度であり、接触角は度である 。
例1 (比較):商業的に入手しうるフルオロポリマー(Fluorofoco n AT′)コンタクトレンズをシラン貯蔵溶液からとり出し、蒸留水ですすぎ 、生体内試験に供した(非保護、緩衝食塩溶液)。それぞれのレンズを、コンタ クトレンズ装着者に適合しない主題に一致させた。主題は、そのレンズが適切に 一致するように選択された。測定された変数は、(1)全般的湿潤性、(2)前 表面破砕時間(FS BUT)、(3)表面乾燥速度、及び(4)表面範囲であ る。この変数は、挿入直後及び挿入10分後に評価した。
例2(比較):商業的に人手しつるシリコーンエラストマー(Elast、of ilcon A”)コンタクトレンズをシラン貯蔵溶液からとり出し、蒸留水で すすぎ、次いで空気/水接触角の測定の前に空気中で乾燥した。
接触角は、改良Kernco−G2接触角ゴニオメータ−を用いて測定した。サ ンプルを平面台上に置き、マイクロメーター誘導シリンジにより蒸留水の一滴を レンズの前表面の頂点に置き、次いで接眼レンズ中の回転しつる十字細線をしン ズ曲線及び水/空気/レンズ接触面対して正接するように合せて、静接触角(S CA)を測定した。マイクロメーター誘導シリンジにより、その滴が表面を超え て増大するまで、滴の容量を徐々に増大するように水をさらに多く注入し、その 点において、回転しつる十字細線により前進接触角(ACA)を測定した。次い で、マイクロメーター誘導シリンジにより、滴が表面を超えて退き始めるまで、 滴の容量を徐々に減少させるように水を吸入し、その点において、後退接触角( RCA)を測定した。
例3:商業的に人手しうるRGPフルオロポリマ=(Fluorofocon  A” )コンタクトレンズを、Q、7torrの圧力、入力10Watt、信号 振動数300KHz、処理時間1分でのメタノール蒸気のプラズマ重合により製 造した薄いポリマーフィルムで被覆した。
プラズマ改質したコンタクトレンズを、0.4M NaOHの25m1及びジエ チレングリコールジメチルエーテル25m1の混合物中でエビクロロヒドリン0 .235011と、20℃、4時間反応させた。次いで、このレンズを蒸留水で 3回、エタノールで2回そして再び蒸留水で3回洗浄した。
0、LM NaOH25m1中にデキストラン3.0gの溶液に浸すことにより 、デキストランを、エビクロロヒドリン処理レンズ表面に反応させた。次いで、 このレンズを蒸留水で5回洗浄し、接触角を測定する前に、空気中で乾燥した。
この処理したレンズを例1と同じ条件下に試験前まで食塩溶液中に貯蔵した。
表1の生体内での結果は、コンタクトレンズの静、前進及び後退空気/水接触角 が、本発明により表面を処理した場合には、減少することを示している。
表2の生体内での結果は、涙による湿潤性が、本発明により表面を処理した場合 には、増大することを示している。
例4:例4は、コンタクトレンズが、商業的に入手しつるシリコーンエラストマ ー(Elstofilcon A” )コンタクトレンズであること以外は、例 3と同じであり、空気/水接触角の測定は、蒸留水で洗浄し、空気中で乾燥した 後に行なった。表1の結果は、コンタクトレンズの静、前進及び後退空気/水接 触角が、本発明により表面を処理した場合には、減少することを示している。
表1及び2の簡単な説明 表1は、RGPフルオロポリマー(Fluorofocon A” )及びシリ コーンエラストマー(Elastofilcon A”)コンタクトレンズの表 面への多糖の結合の結果での空気/水接触角の変化を示している。
表2は、RGPフルオロポリマー(Fluorofocon A” )コンタク トレンズに対するコンタクトレンズを乾燥するための時間でのグラフトした多糖 の効果を示している。
表1 *)SCA、ACA及びRCAは、それぞれ静、前進及び後退の空気/水接触角 である。
表2 例3 比較例1 例3 比較例1 湿潤性” 3.5+/−0,92,5+/−1,33,3+/−0,61,9+ /−0,7FSBUT#(線) lO+/−374/−494/−25+/−2 乾燥速度 1.4+/−0,62,1+/−0,71,3+/−0,42,9+ /−0,2*)湿潤性二〇=表面が完全な非−湿潤性;1=非常に薄い涙膜、早 い破砕時間(BUT)、2=中庸の薄い膜、早いBUT。
3=涙膜はやや薄(、BUTはほぼまばたきの間隔に等しい;4=涙膜は厚くそ して平滑、乾燥部分はなく、BUTはまばたきの間隔により大きい。
#)前面破砕時間(Front 5urface break up time  )+)1=遅い;2=中庸;3:早い 例5(比較)二本発明の有用性についての重要な基準は、水が基質、例えばコン タクトレンズ表面の50%から退却するに要する時間である。このパラメーター を”WRT”と省略し、以下にこの例の二番目に示した。用いたバルク材料は、 フッ素化エチレンプロピ・レンである。この材料は、その表面の改質なしで、く 1秒のWRTを有している。
例6:フツ素化エチレンプロピレンの平面の基質を、ヘプチルアミンの存在下に プラズマ処理に付した。水200m1中の多糖1gをNaIO43gで処理し、 N a CN B Haの存在下にpH6〜9で、その表面にアミノ基を有する プラズマ処理した基質と反応させた。親水性被覆を有する基質を得て、水が表面 の50%から退却する時間(WRT)を測定した。
多糖 MW (kDa) WRT (sec)a)デキストラン 9.3 18 0 b)デキストラン 74.2 180 C)デキストラン 515 180 d)デキストラン 2000 180 e)ブルーデキストラン 2000 180f)ペクチン酸 n、d 280 例7:フッ素化エチレンプロピレンの平面の基質を、メタノールの存在下でプラ ズマ処理に付した。その表面にヒドロキシ基を有する基質を、ペンジルトリメヂ ルアンンモニウムヒドロキシドの存在下に1,4−ブタンジオールグリシジルエ ーテル及びデキストランと処理し、た。親水性被覆を有する基質を得て、水が表 面の50%から退却する時間(WRT)を測定した。
多糖 MW (kDa) WRT (sec)a)デキストラン 515 75 b)デキストラン 2000 90 C)デキストラン 2000 210 d)デキストラン 5〜40000 >300以下の例においては、1.4−ブ タンジオールグリシジルエーテルを、ジ(エチレングリコール)ジグリシジルエ ーテル(例e)、テトラ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル(例f) 又はオクタ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル(例g)で置き換えた 。
e)デキストラン 2000 180 f)デキストラン 2000 90 g)デキストラン 2000 135 例8:エラストフィルコンコンタクトレンズを、ヘプチルアミンの存在下でプラ ズマ処理に伺した0分子量(MW)74.2kDaのデキストランをNaIO4 /NaCNBH,で処理し、その表面にアミノ基を有するプラズマ処理コンタク トレンズに反応させた。親水性被覆を有する基質を得た。水が表面の50%から 退却する時間(WRT)は180秒であった。例9:テフィルコンコンタクトレ ンズを、ヘプチルアミンの存在下でプラズマ処理に付した。
分子量(MW)74.2kDaのデキストランをNal0./NaCNBH,で 処理し、その表面にアミノ基を有するプラズマ処理コンタクトレンズに反応させ た。親水性被覆を有する基質を得た。水が表面の50%から退却する時間(WR T)は90秒であった。比較のために、表面改質をしないデフイルコンコンタク ト1/ンズは、10秒のWRTであった。
例10 : a)ポリウレタン、b)ガラス及びc)Al−カプトンの平面基質 を、ヘプチルアミンの存在下でプラズマ処理に付した。多糖をN a I 04 / N a CN B 1−(3で処理し、その表面にアミン基を有するプラズ マ処理コンタクト1/ンズに反応させた。親水性被覆を有する基質を得で、水が 表面の50%から退却する時間(WRT)を測定した。
多糖 MW (kDa) WRT (sec)a)デキストラン 74.2 9 00 b)デキストラン 74.2 120 C)デキストラン 74.2 120 例11:フォラノルムホイル(Folex (登録商標) 、 Zeurich 。
5w1tzerland)上にそれを流延し、照射することによりUV−硬化シ リコーンP 32067 (Heuls America Inc、Br1st ol、USA )から製造したシリコーンフィルムを、RF−GDPシステム( radi。
frequency glow discharge plasma )中に置 き、このシステムを0 、l mbarまで脱気した。このフィルムを0 、  1 mbarの圧力で、酸素流速10ノナ立方センチメーター、約40Wの酸素 プラズマに30秒間暴露し、その後空気にさらし真空を解除した。
例12:フォラノルムホイル上にそれを流延し、窒素気流下にテトラヒドロフラ ンを蒸発させて、ポリ(1,2−シンジオタクチックブタジェン) (Po1y sciences、Inc、、cat#16317 )のテトラヒドロフランか ら製造したポリブタジェンフィルムを、例11に記載された方法で改質した。
例13:例11のプラズマ処理フィルムを、2.4−トリレンジイソシアナート (2,4−TDI)約5mlと共にデシケータ−中に置いた。このデシケータ− を50℃に加熱し、0.008mbarまで脱気した。2,4.−TDI蒸気と の反応を2.5時間行なった。室温まで冷却し、フィルムをとり出し、乾燥アセ !・ンで十分に洗浄し、キトサンのDMSO溶液(5%LiC1を含む)中に8 時間浸した。その後に、この改質フィルムを24時間水で洗浄し、乾燥し、分析 した。
例14〜16二以下のフィルムを別に特定したことを除いて、例13の方法に従 い処理した。
例14:例12の酸素プラズマ処理ポリブタジェンフィルム。蒸気での反応は、 2.5時間。
例15:フォラノルムホイル上にそれを流延し、UV−照射により、HEMA  (92%)、エチレングリコールジメチルアクリラート(5%)、及び光開始剤 としてイルガキュア184(3%)の溶液から製造されたポリ(ヒドロキシエチ ルメタクリラー))(p−HEMA)フィルム。蒸気での反応は、6時間。キト サンとの反応は、30分間のみ。
例16:フオラノルムホイル上にそれを流延し、減圧下に2時1?Jt70℃で 加熱することにより、PVA72000 (FlukaAG)(99%)及びイ ソホロンジイソシナート(IPDI)(Aldrjch ) (1%)のDMS O溶液から製造されたポリビニルアルコールフィルム(PVA)。蒸気での反応 は、6時間。キトサンとの反応は、30分間のみ。
以下の表に処理前及び処理後のポリマー性フィルムを、システムG 40 (K reuss GmbH,Ha+*burg Gero+any )で測定した接 触角(”CA”)を示した。
例 材 料 CA(処理前) CA(処理後)(” ) (” ) 13 シリコーン 100.4 56.914 ポリブタジェン 79.5 5 2.515 p−HEMA 7g、4 67.516 PVA 47.1 31 .5 例17〜20:例13〜16を、キトサン溶液に浸す工程に代えて、触媒(DB TDL)1a+gを含むDMSOのヒアルロン酸1%溶液中に浸す工程により、 同じ2.4−蒸気改質フィルムで繰り返した。ヒアルロン酸はチェツコスロバキ ア(Product ZD 5traznice。
C3FR)から得た。
以下の表に処理前及び処理後のポリマー性フィルムを、システムG 40 (K reuss GmbH,Hamburg Germany )で測定した接触角 (”CA”)を示した。
例 材 料 CA(処理前) CA(処理後)(” ) (” ) 17 シリコーン 100.4 57.018 ポリブタジェン 79.5 6 8.019 p−HEMA 77.8 58.316 PVA 47.1 42 .1 例21〜24:例13〜16に記載したポリマー性フィルムを、ポリマーを膨潤 しない溶媒(溶媒についての情報は以下の表を参照)中の5%2.4−TDI中 に浸した。この反応は窒素下、室温12時間で行なった0反応の後に、フィルム をアセトンで洗浄し、減圧下で乾燥した。その後に、キトサンの1%DMSO溶 液(5%LiC1を含む)に24時間浸した。その後に、この改質フィルムを2 4時間蒸留水で洗浄し、乾燥し、分析した。
以下の表に処理前及び処理後のポリマー性フィルムを、システムG 40 (K reuss GmbH,Hamburg Gero+any )で測定した接触 角じCA”)を示した。
例 材 料 CA(処理前) CA(処理後)(溶媒) じ)(°) 21 シリコーン 100.4 59.8(DMSO) 22 ポリブタジェン 79.5 58.0(DMSO) 23 p−HEMA TT、8 54.0(テトラヒドロフラン及びジエチルエ ーテル)16 PVA 47.1 37.5 (アセトニトリル) 例25〜27:例22〜24を、キトサン溶液に浸す工程に代えて、触媒(DB TDL)1mgを含むDMSOO)ヒフ)L、口”/酸1%溶液中に浸す工程に より同じ2.4−蒸気改質フィルムで、繰り返し以下の表に処理前及び処理後の ポリマー性フィルムを、システムG 40 (Kreuss GmbH,Ham burg Germany )で測定した接触角(”CA”)を示した。
例 材 料 CA(処理前) CA(処理後)(” ) (’ ) 25 ポリブタジェン 79.5 59.126 p−HEMA 78.0 5 5.127 PVA 48.0 38.0 例28 : p−HEMAの架橋ポリマーに基づいた、洗浄され、かつ親液化さ れたS T D T&Iコンタクトレンズ(CIBAVision、 At1a nta。
Tefilcon)を、テトラヒドロフラン5ml、ジエチルエーテル5ml、 イソホロンジイソシアナート0.2g及び触媒(DBTDL)10mgの混合物 中に浸した。この反応を窒素下、室温12時間で行なった。反応の後に、レンズ をアセトンで洗浄し、乾燥し、炭水化物の0.5%DMSO溶液(5%LiC1 及び触媒としてのDBTDL (例28のd)を除いて)を含む)に浸した。1 〜2時間後に、レンズを水で十分に洗浄し、乾燥し、分析した。
以下の表に処理後のコンタクトレンズを、システムG40(Kreuss Gm bt(、Hamburg Germany )で測定した接触角(” CA”  )を示した(比較のために、非処理STDコンタクトレンズの接触角は、77〜 78°であった)。
例 炭水化物 CA(処理後)(°) a) ムシン(Sigma ) 53.4b〕 フコイダン 50.5 C) デキストラン 26.8 d) グルコサミン(Fluka ) 38.9例29:PVAの架橋ポリマー に基づいた、洗浄されかつ親液化されたEXCELENS”コンタクトレンズ( CIBAVision、 At1anta。
At1afilcon)を、テトラヒドロフラン5ml、ジエチルエーテル5m l、インホロンジイソシアナート0.2g及び触媒(DBTDL)10mgの混 合物中に浸した。この反応を窒素下、室温12時間で行なった。反応の後に、レ ンズをアセトンで洗浄し、乾燥し、炭水化物の0.5%DMSO溶液(5%Li C1及び触媒としてのDBTDL (例29のa)を除いて)を含む)に浸した 。1〜2時間後に、レンズを水で十分に洗浄し、乾燥し、分析した。
以下の表に処理後のコンタクトレンズを、システムG40(Kreuss Gm bH,Hamburg Germany )で測定した接触角(”CA” )を 示した(比較のために、非処理EXCELENSコンタクトレンズの接触角は、 69〜70°であった)。
例 炭水化物 CA(処理後)(°) a) キトサン 53.4 b) フコイダン(Sigma ) 61.3C) デキストラン(Fluka  ) 44.9例30:フッ素化エチレンプロピレン(FEP)又はパーフルオ ロポリエーテル(PFPE)の平面の基質を、a)アンモニア、b)エチレンジ アミン又はC)へブチルアミンの存在下でプラズマ処理に付した。分子量(MW )74.2kDaのデキストランをNa10− /NaCNBHsで処理し、そ の表面にアミノ基を有するプラズマ処理コンタクトレンズに反応させた。親水性 被覆を有する基質を得て、水が表面の50%から退却する時間(W RT )を 測定した。
基 質 プラズマガス WRT(sec)a)FEP アンモニア 160 b)FEP エチレンジアミン 160c)PFPE ヘプチルアミン 110 例31:異なるコンタクトレンズを、アンモニア又はヘプチルアミンの存在下で プラズマ処理に付した。分子量(MW)74.2kDaのデキストランをNaI O4/NaCNBH,で処理し、その表面にアミン基を有するプラズマ処理コン タクトレンズに反応させた。親水性被覆を有するコンタクトレンズを得て、水が 表面の50%から退却する時間(WRT)を測定した。
コンタクトレンズ プラズマガス WRT (sec)材 料 a)ラフィルコン アンモニア 60 b)シリコーン材料1 アンモニア 115C)シリコーン材料0 ヘプチルア ミン 100d)アトラフイルコン ヘプチルアミン 130*)ここで用いた シリコーン材料は、メヂルメタクリラート15重鳳%、トリス(トリメチルシリ ルオキシ)シリル−プロピルメタクリラート15重量%及びヒドロキシブチル− 末端ジメチルシロキサン単位及びインホロンジイソシアナ−1・単位を有するマ クロマー70重量%からなるコポリマーであり、このイソシアナート基はシロキ サンの末端ヒドロキシ基と反応し、マクロマーはインシアナトエチルメタクリラ ートで停止し、イソシアナト基はシロキサンの末端ヒドロキシ基と反応する。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、TG)、AU、BB、BG、BR,BY、CA。
CZ、 FI、 HU、JP、 KP、 KR,KZ、 LK、 LV、MG、 MN、MW、No、NZ、PL、RO,RU、SD、SK、UA、US、UZ、 VN(72)発明者 シャタライア−、ロナルド クリストファオーストラリア 国 ベイズウォーター 3153 アップル グローブ 9 (72)発明者 ダイ、リミング オーストラリア国 グレイトン 3168 フランシス ストリート23 ユニ ット 2(72)発明者 グリーザー、ハシス ヨルグオーストラリア国 ザ  パッチ 3792 ビニ−ロード 20 (72)発明者 リ、シェング オーストラリア国 ハイエツト 3190 パノラマ アベニュー 20 ユニ ット5(72)発明者 ジエンチック、ポールオーストラリア国 グレン アイ リス 3146 ハイ ストリート 1555 フラット(72)発明者 ローマン、 ディータースイス国 4142 ミュンヘンシュタインミッテルヴエーク 56 (72)発明者 シャブレチェク、ベータースイス国 4055 バーゼル フ リードリヒシュトラーセ 13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.その上に水性流体の連続層を保持することのできる湿潤性表面の一つ又はそ れ以上を有する、バルク材料及び親水性被覆からなる複合材料であって、親水性 被覆は、直接に又はオリゴ官能性化合物を介して、バルク材料の表面の反応性基 に共有的に結合する炭水化物からなり、該オリゴ官能性化合物は、バルク材料の 表面にある該反応性基及び炭水化物と反応しうる官能基を有し、ここで該反応性 基は、バルク材料に本来(先天的に)存在しているか、又はプラズマ表面調製に よりバルク材料の表面に結合していることを特徴とする複合材料。 2.反応性基が、バルク材料に本来存在している特許請求の範囲1記載の複合材 料。 3.反応性基が、プラズマ表面調製によりバルク材料に結合されている特許請求 の範囲1記載の複合材料。 4.炭水化物が、反応性基に共有的に直接結合している特許請求の範囲1記載の 複合材料。 5.炭水化物が、オリゴ官能性化合物を介して反応性基に共有的に結合している 特許請求の範囲1記載の複合材料。 6.生物医学的用具である特許請求の範囲1記載の複合材料。 7.眼科的用具である特許請求の範囲1記載の複合材料。 8.コンタクトレンズである特許請求の範囲1記載の複合材料。 9.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、そしてオリゴ官能性化合物が 、ビス−オキシラン又はエビハロヒドリンである特許請求の範囲1記載の複合材 料。 10.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物が、ビ ス−オキシランであり、そして炭水化物が、多糖である特許請求の範囲1記載の 複合材料。 11.炭水化物が、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダ ン及びグルコサミンから選択される特許請求の範囲1記載の複合材料。 12.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物が、ジ イソシアナートであり、そして炭水化物が、非一多糖炭水化物である特許請求の 範囲1記載の複合材料。 13.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、オリゴ官能性化合物が、ジ イソシアナートであり、そして炭水化物が、デキストランである特許請求の範囲 1記載の複合材料。 14.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、そしてオリゴ官能性化合物 が、その官能基類に関し異なる反応性を有する特許請求の範囲1記載の複合材料 。 15.オリゴ官能性化合物が、ビス−オキシランである特許請求の範囲14記載 の複合材料。 16.オリゴ官能性化合物が、ジイソシアナートである特許請求の範囲14記載 の複合材料。 17.該反応性基が、プラズマ表面調製により該表面に結合し、そしてオリゴ官 能性化合物が、エピハロヒドロリン、ビス−オキシランジイソシアナート、ジ酸 クロリド及びジトシラートである特許請求の範囲1記載の複合材料。 18.オリゴ官能性化合物が、ビス−オキシランである特許請求の範囲17記載 の複合材料。 19.オリゴ官能性化合物が、その二つの官能基に関して異なる反応性を有する ビス−オキシランである特許請求の範囲17記載の複合材料。 20.該反応性基が、プラズマ表面調製により該表面に結合し、オリゴ官能性化 合物が、ビス−オキシランであり、そして炭水化物が、多糖である特許請求の範 囲1記載の複合材料。 21.炭水化物が、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダ ン及びグルコサミンから選択される特許請求の範囲20記載の複合材料。 22.該反応性基が、プラズマ表面調製により該表面に結合し、そしてオリゴ官 能性化合物が、ジイソシアナートである特許請求の範囲1記載の複合材料。 23.該オリゴ官能性化合物が、その二つの官能基に関して異なる反応性を有す るジイソシアナートである特許請求の範囲22記載の複合材料。 24.該反応性基が、プラズマ表面調製により該表面に結合し、オリゴ官能性化 合物が、ジイソシアナートであり、そして炭水化物が、多糖である特許請求の範 囲1記載の複合材料。 25.炭水化物が、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダ ン及びグルコサミンから選択される特許請求の範囲24記載の複合材料。 26.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物が、反応性 基に直接結合している多糖である特許請求の範囲1記載の複合材料。 27.炭水化物が、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダ ン及びグルコサミンから選択される特許請求の範囲26記載の複合材料。 28.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物が、反応性 基に直接結合している非−多糖炭水化物である特許請求の範囲1記載の複合材料 。 29.反応性基が、バルク材料に本来存在しており、そして炭水化物が、反応性 基に直接結合しているデキストランである特許請求の範囲1記載の複合材料。 30.該反応性基が、プラズマ表面調製により該表面に結合し、そして炭水化物 が、反応性基に直接結合している多糖である特許請求の範囲1記載の複合材料。 31.炭水化物が、デキストラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダ ン及びグルコサミンから選択される特許請求の範囲30記載の複合材料。 32.プラズマ表面調製により該表面に結合している該反応性基が、ヒドロキシ 又はアミノ基であり、そして反応性基に直接結合している炭水化物が、デキスト ラン、キトサン、ヒアルロン酸、ムシン、フコイダン及びグルコサミンから選択 される特許請求の範囲1記載の複合材料。 33.炭水化物が、デキストランである特許請求の範囲32記載の複合材料。 34.特許請求の範囲1記載の湿潤性複合材料を製造する方法であって、該工程 は、 1.それにより基質材料の所望の表面(類)上に反応性基を含む薄いフィルムが 堆積するような条件下に、少なくとも一つの有機及び/又は無機化合物の蒸気中 で低圧プラズマに、その所望の最終形態での非−複合材料を、暴露する工程、2 .所望により、該反応性基を、活性化基、及び/又は該反応性基若しくは活性化 された基と化学的に反応しうる一つ又はそれ以上の官能基を有し、かつ活性化さ れた表面を生成するように炭水化物と化学的に反応しうる少なくとも一つのさら なる官能基を有するオリゴ官能性化合物と、反応させる工程、 3.所望により、炭水化物を、該炭水化物を表面反応性又は官能基と反応しうる ように改質する試剤で、処理する工程、4.表面の、反応性基又は官能基を、炭 水化物と反応させる工程、及び 5.所望により、表面−固定化炭水化物を、試剤で処理し、炭水化物と表面の間 の結合を安定化する工程よりなることを特徴とする方法。 35.バルク材料に本来(先天的に)存在している、特許請求の範囲1記載の湿 潤性複合材料を製造する方法であって、該工程は、 −所望により、所望の最終形態での非−複合材料のバルク材料に本来存在してい る反応性基を、活性化基、及び/又は該反応性基若しくは活性化された基と化学 的に反応しうる一つ又はそれ以上の官能基を有し、かつ活性化された表面を生成 するように炭水化物と化学的に反応しうる少なくとも一つのさらなる官能基を有 するオリゴ官能性化合物と、反応させる工程、 −所望により、炭水化物を、該炭水化物を表面反応性又は官能基と反応しうるよ うに改質する試剤で、処理する工程、−表面の、反応性基又は官能基を、炭水化 物と反応させる工程、及び −所望により、表面−固定化炭水化物を、試剤で処理し、炭水化物と表面の間の 結合を安定化する工程よりなることを特徴とする方法。
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