JPH0750114Y2 - ワーク締め付け装置 - Google Patents

ワーク締め付け装置

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JPH0750114Y2
JPH0750114Y2 JP12136289U JP12136289U JPH0750114Y2 JP H0750114 Y2 JPH0750114 Y2 JP H0750114Y2 JP 12136289 U JP12136289 U JP 12136289U JP 12136289 U JP12136289 U JP 12136289U JP H0750114 Y2 JPH0750114 Y2 JP H0750114Y2
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JP
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screw rod
receiving block
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work
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JP12136289U
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JPH0359138U (ja
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伊三美 田中
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伊三美 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、工作機械のテーブルに設置して使用するワ
ーク締め付け装置に関するものである。
《従来の技術》 この種の従来のワーク締め付け装置は、基台のスライド
ガイドに摺動自在に装着した移動爪をその移動方向と平
行に設けたネジ杆で移動させて固定爪との間でワークを
締結する構造を備えており、ネジ杆の推力を受ける受け
ブロックは、基台に設けた係合要素に係合させてボルト
で基台に固定されており、ワークの大きさに合わせて受
けブロックの固定位置を変更できる構造になっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし上記の構造のものは、ネジ杆が工作機械のテーブ
ル面と平行になり、該ネジ杆を回転させる締め付けハン
ドルやスパナが下方に回動したときにテーブル面と衝突
するため、ハンドルやスパナの往復揺動動作で移動爪を
移動させねばならず、ワークの締結及び開放時の操作が
面倒であるという欠点がある。また、ワークの大きさに
合わせて受けブロックを移動させる際も、受けブロック
を固定しているボルトを一旦外して受けブロックを移動
させ、再度ボルトで締結するという作業が必要で、この
作業も面倒であるという欠点があった。
そこでこの考案は、締め付けハンドルを垂直軸回りに回
転させることによってワークの締結及び開放を容易に行
うことができ、ワークの大きさにも簡単な操作で速やか
に対応するとことができるワーク締め付け装置を提供す
ることを課題としている。
《課題を解決するための手段》 本考案のワーク締め付け装置は、受けブロック6を移動
爪5を案内するスライドガイド4に摺動自在に装着する
と共に、受けブロック6に基台上に配置した係合要素7
に係合する昇降自在な係合駒24とこれを昇降させる上下
方向のネジ杆21とを設けたものであり、更に、受けブロ
ック側と移動爪側とにそれぞれのリンク9、15の揺動支
点10、16を有する上方に凸に屈曲したトグルリンク機構
18とこのトグルリンク機構のリンク9、15を上下に揺動
させる上下方向のネジ杆21とで構成される締結機構8を
有することを特徴とするものである。
《作用》 ワーク26を締め付けるときには、係合用ネジ杆21を回転
させて係合駒24を上動させた状態でワーク26の大きさに
合わせて受けブロック6をスライドガイド4に沿って移
動させ、適当な位置で係合用ネジ杆21を回転させて係合
駒24を下動させて基台2の係合要素7と係合させ、受け
ブロック6の位置を固定する(第5図)。次に締結用ネ
ジ杆11を回転してトグルリンク機構18のリンク9、15を
下動させ、トグルリンク機構でネジ杆11の推力の方向を
変換すると共にトグルリンク機構の倍力作用を利用し
て、移動爪5を固定爪3に向けて移動させてワーク26を
締結する。締結用ネジ杆11を逆方向に回転すれば、締結
されたワーク26が開放される(第6図)。
工作機械が自動工具交換装置を備えたマシニングセンタ
のようなものであれは、所定のプログラムに従って工作
機械のテーブルと主軸を制御することにより、上記の操
作の全てを工作機械自身によって行わせることが可能で
ある。即ち、係合用及び締結用ネジ杆21、11が主軸と平
行で且つその頭が主軸に対向するように位置しており、
受けブロック6の移動もスライドガイド4で案内された
状態で行われるので、ネジ杆21、11の頭に嵌合する工具
を主軸に装着して主軸の回転や主軸の旋回動作によって
係合用及び締結用ネジ杆21、11を回転させることが可能
であり、同様な工具を係合用ネジ杆21の頭に嵌合させた
状態で主軸をテーブルに対して相対移動させることによ
り、受けブロック6の移動操作も行うことができる。
《実施例》 図は本考案の一実施例を示したもので、第1図におい
て、1はワーク締め付け装置、2は装置1の基台、3は
基台2の一端に立設された固定爪、4は基台2の上縁に
長手方向に形成されたスライドガイド、5はスライドガ
イド4に摺動自在に装着された移動爪、6は移動爪5の
反固定爪側でスライドガイド4に摺動自在に装着された
受けブロック、7はスライドガイド4の上面中央に長手
方向に配置された位置決めプレートである。位置決めプ
レート7の上面には、スライドガイド4と直交する方向
の鋸歯状の多数の溝が設けられている。移動爪5と受け
ブロック6とは、後述する締結機構により接近、離隔自
在に連結されている。
第2図及び第3図は締結機構を示したもので、9は受け
ブロック6にピン10で軸支された第1リンク、11は2本
の第1リンク9の間に上下方向に設けられた締結用ネジ
杆、12はネジ杆11の先端に形成されたスラスト受け鍔、
13は該ネジ杆11のネジ部に螺合された昇降ブロック、14
は昇降ブロック13の両側面に形成された凹所、15は移動
爪5にピン16で軸支されたヘ字形の第2リンク、17は第
1リンク9の先端と第2リンク15の中央とを連結してい
る連結ピンである。第2リンク15の先端は、昇降ブロッ
ク13の凹所14に嵌装されており、第1リンク9と第2リ
ンク15とでトグルリンク機構18が形成されている。ネジ
杆11を回転すると昇降ブロック12が昇降してリンク9、
15を上下方向に揺動する。
第4図は受けブロックの固定構造を示したもので、20は
受けブロック6の底面に開口した断面楕円形の垂直穴、
21はこの垂直穴20の中心にネジ部を突設させた係合用ネ
ジ杆、22はネジ杆の首部に小ネジ22で固定された鍔で、
この鍔によりネジ杆21の軸方向の位置が規制される。24
は垂直穴20に嵌装された係合駒、25は係合駒24の中央に
穿設されたネジ孔である。係合駒24の下面には、位置決
めプレート7の鋸歯溝と係合する突条が設けられてい
る。係合用ネジ杆21の先端は、係合駒のネジ孔25に螺合
しており、ネジ杆21を回転すると係合駒24が上下動して
位置決めプレート7と係脱し、受けブロック6が基台上
に固定され、また摺動自在となる。
上記構造の装置におけるワークの締め付け動作について
は作用の項で説明したので、ここではその説明を省略す
る。
《考案の効果》 本考案のワーク締め付け装置は、移動爪を進退させるネ
ジ杆を受けブロックの上下方向に設け、ネジ杆の推力の
方向をトグルリンク機構で変換すると共にその倍力作用
を利用してワークを締結または開放するものであるか
ら、締め付けハンドルを垂直軸回りに回転させることが
でき、ワークの締結及び開放時の操作性が良い。また、
ワークの大きさに合わせて受けブロックを移動させる際
も、上下方向に設けたネジ杆を回転させるだけで受けブ
ロックの固定位置を簡単に変更することができ、ワーク
の大きさにも簡単な操作で速やかに対応することができ
る。更に、締結機構を上方に凸なトグルリンク機構で形
成したので、ワーク締結時にリンクが移動爪を下方に押
すから、ワークの浮き上がりを防止でき、トグル作用に
よる強力な締め付け力が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワーク締め付け装置の全体斜視図、第
2図は締結機構の斜視図、第3図は締結機構の平面図、
第4図は受けブロックの固定構造の断面図、第5図及び
第6図はワーク締め付け動作の説明図である。 図中、 2:基台、3:固定爪 4:スライドガイド、5:移動爪 6:受けブロック、7:位置決めプレート 8:締結機構、9:第1リンク 10:ピン、11:締結用ネジ杆 15:第2リンク、16:ピン 18:トグルリンク機構、21:係合用ネジ杆 24:係合駒、26:ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(2)に固定した固定爪(3)と、該
    固定爪の締結面(3a)に対向して直角に伸びるスライド
    ガイド(4)と、該スライドガイドに摺動自在に装着さ
    れた移動爪(5)と、スライドガイド(4)と平行に基
    台上に配置された係合要素(7)と、該係合要素を介し
    て基台に固定される受けブロック(6)と、該受けブロ
    ックを基点として移動爪を進退させる締結機構(8)と
    を備えたワーク締め付け装置において、受けブロック
    (6)は上記スライドガイドに摺動自在に装着されてお
    り、該ブロックに上記係合要素に係合する係合駒(24)
    が昇降自在に設けられると共にこれを昇降させる上下方
    向のネジ杆(21)が設けられており、締結機構(8)は
    受けブロック側と移動爪側とにそれぞれのリンク(9、
    15)の揺動支点(10、16)を有する上方に凸に屈曲した
    トグルリンク機構(18)を含んで構成され、このトグル
    リンク機構のリンク(9、15)を上下に揺動させる上下
    方向のネジ杆(11)が設けられていることを特徴とす
    る、ワーク締め付け装置。
JP12136289U 1989-10-17 1989-10-17 ワーク締め付け装置 Expired - Lifetime JPH0750114Y2 (ja)

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JP12136289U JPH0750114Y2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 ワーク締め付け装置

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JP12136289U JPH0750114Y2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 ワーク締め付け装置

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Publication Number Publication Date
JPH0359138U JPH0359138U (ja) 1991-06-11
JPH0750114Y2 true JPH0750114Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31669396

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JP12136289U Expired - Lifetime JPH0750114Y2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 ワーク締め付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5207786B2 (ja) * 2008-03-12 2013-06-12 株式会社イマオコーポレーション 固定具および固定装置
JP5361493B2 (ja) * 2009-03-30 2013-12-04 シチズンホールディングス株式会社 チャック開閉装置及び該チャック開閉装置を備えた工作機械
JP6785029B2 (ja) * 2016-10-28 2020-11-18 日東精工株式会社 クランプユニット

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JPH0359138U (ja) 1991-06-11

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