JPH0437693Y2 - - Google Patents

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JPH0437693Y2
JPH0437693Y2 JP3791586U JP3791586U JPH0437693Y2 JP H0437693 Y2 JPH0437693 Y2 JP H0437693Y2 JP 3791586 U JP3791586 U JP 3791586U JP 3791586 U JP3791586 U JP 3791586U JP H0437693 Y2 JPH0437693 Y2 JP H0437693Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械などのテーブル上に被加工
物などを締め付け固定するクランプ装置に係り、
特に締め付け対象物の締め付け固定作業及びその
取り外し作業を簡単に行い得るクランプ装置に関
する。
〔従来技術〕
工作機械などのテーブル上に被加工物などを締
め付け固定するクランプ装置としては、特公昭59
−39253号公報に記載されているものが既に公知
である。斯るクランプ装置は、テーブルに固定可
能なケーシング内に水平軸と一体回転可能なセク
タ歯車を設けると共に、ケーシングの前端から外
方に先端が突出する締め付けアームを、上記セク
タ歯車に固定し、更にそのセクタ歯車に噛合する
ウオーム歯車を、その上端をケーシングから突出
させて回転操作可能にケーシングの所定位置に枢
着して成る。
このクランプ装置によつてテーブル上の被加工
物を所定位置に締め付け固定するには、先ず、ク
ランプ装置自体をアンカボルトなどを介してテー
ブルの所定位置に固定し、ケーシングから突出す
る締め付けアームの先端部下方に位置するテーブ
ル上に被加工物を配置する。次いで、ケーシング
から露出するウオーム歯車の上端部をスパナなど
で所定方向に回して締め付けアームを降下させ、
被加工物が締め付けアームの先端部によつて充分
押圧固定されるまでその作業を行う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したクランプ装置は、その
ウオーム歯車とセクタ歯車とが常時噛合状態を採
るから、締め付けアームを昇降させる場合にはそ
の移動量が僅かであつても必ずケーシングから露
出するウオーム歯車の上端部をスパナなどで所定
方向に回さなければならない。したがつて、ケー
シングから突出する締め付けアームの先端部下方
に位置するテーブル上に被加工物を配置すると
き、締め付けアームの先端部が被加工物の高さ寸
法より低い場合は、締め付け作業の前にウオーム
歯車の上端部をスパナなどで緩み方向に回して予
め締め付けアームを上昇させなければならない
し、また、締め付けアームの先端部とその下方に
位地する被加工物の上表面との間にクリアランス
がある場合は、そのクリアランスの分だけウオー
ム歯車を余計に締め付け方向に回さなければなら
ない。更に、被加工物の締め付け状態を解放する
場合にも締め付けアームの先端部が被加工物の上
表面から離脱するまで余分にウオーム歯車を緩み
方向に回さなければならない。斯るウオーム歯車
の回転操作は、ウオーム歯車とセクタ歯車との組
合せによつて得られる減速比が極めて大きいか
ら、締め付けアームの昇降移動量が僅かであつて
も多くの時間を要し、それによつて、そのような
ウオーム歯車のの余分な回転操作が被加工物の締
め付け及び解除作業に占める割合は無視し得ず、
その作業性を著しく低下させてしまう。
本考案の目的は、締め付け対象物の締め付け固
定作業及びその取り外し作業に対する作業性を向
上させることができるクランプ装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する手段として、本考案のク
ランプ装置は、テーブルに載置して固定可能なケ
ーシングに、同テーブルの前端部から外方に先端
が突出する締め付けアームを上下方向に揺動自在
に支承し、その締め付けアームに、同アームと同
心且つ一体回転するウオームホイールを設け、同
ウオームホイールに噛合可能なウオームを固定し
て持つウオームシヤフトを、その上端部をケーシ
ングから露出させて回転操作可能に且つ上記ウオ
ームとウオームホイールとの噛合及び離脱を許容
するようにケーシングに対して摺動可能に支持
し、更に、ウオームがウオームホイールに噛合す
る位置でウオームシヤフトをケーシングに対して
解離自在に位置決め固定する固定部材を設けた構
造を採用したものである。
〔作用〕
本考案のクランプ装置は、ウオームとウオーム
ホイールとを自由に噛合離脱させることができ、
ウオームをウオームホイールから離脱させるよう
な位置にウオームシヤフトを移動させれば、締め
付けアームは上下方向に自由に回動させることが
できるようになる。従つて、テーブルの上の工作
物の締め付け取り外し作業に際して、締め付け対
象物(工作物)の固定前には、同対象物の上表面
に締め付けアームの先端部を自由状態で当接させ
た後に、ウオームとウオームホイールを噛合さ
せ、ウオームを僅かに回転することによつて締め
付けアームの先端で工作物を強固に締め付ける。
また、この締め付け状態を解除するときは、締め
付けアームを自由状態に戻して手動的に同アーム
の先端部を締め付け対象物の上表面から離脱させ
て工作物を取り除く。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例に係るクランプ装置
の側面断面図、第2図はその正面図である。クラ
ンプ装置1のケーシング2は、ベースフレーム3
の両側部に左右対称形状を成す一対のサイドフレ
ーム4及び5を固定して成る。斯るベースフレー
ム3の前端及び両側部に、中央にU字状切り込み
6を有する突起部7を設け、第1図に示すよう
に、工作機械などのテーブル8にその長手方向に
沿つて形成した凸状断面の長溝9に凸状断面のア
ンカ10を摺動自在に嵌入し、そのアンカ10
に、上記切り込み6を介して突起部7に挿入した
固定ボルト11を螺着して、斯るケーシング2を
テーブル8に固定可能にする。なお、ケーシング
2をテーブル8に固定する手段は、第2図の2点
鎖線で示すように、アンカスクリユ12を立設固
定した凸状断面のアンカ13を上記長溝9に嵌入
し、そのアンカスクリユ12を上記切り込み6を
介して突起部7の上端から突出させて、それにナ
ツト14を緊締固定させたり、また、テーブル8
に穿設した貫通孔15に固定ボルト11を挿入
し、その下端をナツト14で緊締固定させたり、
或いは、アングル材16の基端をテーブル8に載
置すると共に同アングル材16の先端を突起部7
の上面に掛合させ、そのアングル材16の中間部
を上記アンカ10及び固定ボルト11などでテー
ブル8に緊締固定するような種々の構造を採るこ
とができる。
20は、上記ケーシング2の前端部から外方に
先端が突出する締め付けアームで、ケーシング2
内に水平固定された支持軸21に揺動自在に支持
されている。斯る締め付けアーム20の先端部に
クランプピース22を支持ピン23で枢支し、締
め付けアーム20の揺動角に拘らず、当該クラン
プピース22の底面が、テーブル8に載置した締
め付け対象物としての被加工物24の上表面に面
接触可能になつている。また、水平軸21を中心
とする締め付けアーム20の外周部に、同アーム
20と同心且つ一体回転可能なウオームホイール
25を設ける。本実施例では、斯るウオームホイ
ール25を、約180°の回転角の範囲で締め付けア
ーム20に直接刻設するが、締め付けアーム20
とは別体でセクタ状にウオームホイールを形成
し、それを締め付けアーム20に固定してもよ
い。
30は、上記ウオームホイール25に噛合可能
なウオームで、その中心孔を、概略3段に段付き
形成されたウオームシヤフト31の最小径部31
Aに嵌着固定する。なお、ウオームはウオームシ
ヤフトの外周部に直接刻設することもできる。斯
るウオーム30の下端部は、上記ベースフレーム
3の上表面に第1図の左右方向に沿つて延在する
長溝形状のガイド溝32に摺動可能に嵌入され、
また、ウオームシヤフト30の中間径部31B
は、上記サイドフレーム4及び5に固定したガイ
ドピース33に鉛直方向に穿設されている第1図
の左右方向に沿つた長孔形状のガイド孔34に摺
動可能に嵌入され、それによつて、ウオームシヤ
フト31は、ウオーム30とウオームホイール2
5との噛合及び離脱を許容するようにケーシング
2に対して摺動可能な支持構造を採る。また、ウ
オームシヤフト31の上端部は、図示しないスパ
ナなどで回転操作可能な頭部31Dを一体に有し
てケーシング2から露出する。
35は、上記ウオームシヤフト31の最大径部
31Cが枢支される摺動ブロツクで、ガイドピー
ス33上を第1図の左右方向に摺動可能である。
斯る摺動ブロツク35に一対の水平貫通孔36を
両サイドフレーム4及び5に向けて穿設し、同孔
36に、第1図のA−A線矢視断面図である第3
図に示すように、圧縮コイルスプリング37を介
在させて一対のロツクピン38を、夫々その偏平
先端部38Aを外側に向けて嵌入する。このロツ
クピン38は、第4図にも示すように、水平貫通
孔36に摺接する大径部38C、小径部38B、
及び偏平先端部38Aから成る。偏平先端部38
Aは、上記一対のサイドフレーム4及び5に水平
方向に穿設した摺動ガイド長孔39に摺接可能且
つ貫通突出可能で、その突出部に、夫々サイドフ
レーム4及び5の外方に位地させて摺動操作板4
0をテーパピン41で固着し、それによつて、摺
動ブロツク35及びウオームシヤフト31は、上
記摺動ガイド長孔39の長さによつて規定される
範囲で摺動操作板40と一体的に摺動移動可能と
なる。ロツクピン38の小径部38Bは、摺動ガ
イド長孔39に連通してその左端に穿設したロツ
ク孔42に嵌入可能であり、同孔42は、それに
小径部38Bが嵌入したとき、ウオーム30にウ
オームホイール25との噛合位地を採らせると共
に、圧縮コイルスプリング37によつて進出付勢
されたロツクピン38の小径部38Bを嵌入拘束
してウオーム30とウオームホイール25との噛
合状態を維持させる。なお、上記摺動操作板40
は、ウオームシヤフト31の頭部31Dを露出さ
せてケーシング2をその上方から覆うような断面
コ字状のトツプカバー43の両側部から突出可能
にそのトツプカバー43を支える。
第1図において45は、板ばね46で上方に弾
発付勢されたロツクボールで、ウオーム30とウ
オームホイール25とが噛合状態を採るとき、即
ち、上記した圧縮コイルスプリング37によつて
進出付勢されたロツクピン38の小径部38Bが
ロツク孔42に嵌入拘束されたとき、ウオームシ
ヤフト31の下端面に形成した円錐ロツク穴47
に嵌入可能であり、その噛合状態をウオームシヤ
フト31の下端側から補助的に支える機能を有す
る。また、第1図及び第3図において48は、上
記ガイドピース33の水平貫通孔49に、圧縮コ
イルスプリング50によつて夫々内方に弾発付勢
されて嵌入された押圧ボールで、ウオームシヤフ
ト31の中間径部31Bの外周面に当接し、その
当接部における法線方向に押圧力を作用すること
により、ガイドピース33のガイド孔34に沿つ
て摺動移動するウオームシヤフト31を、そのガ
イド孔34の端部に容易に移動し得る機能を有す
る。
次に上記実施例に係るクランプ装置1の動作を
説明する。
第1図及び第3図はウオームホイール25とウ
オーム30との離脱状態を示し、この状態におい
て、押圧ボール48はウオームシヤフト31の中
間径部31Bの外周面を第1図に示すようにその
軸線よりも左側から押圧するので、その押圧力は
その当接部の法線方向に沿つてほぼ右向きとな
り、それによつて、ウオームシヤフト30は第1
図の右方向へ付勢され、ウオームホイール25と
ウオーム30との離脱状態は安定的に維持され
る。
先ず、斯る状態のクランプ装置1を工作機械な
どのテーブル8に載置し、そのテーブル8の長溝
9に嵌入したアンカ10及び固定ボルト11など
を介して当該クランプ装置1をテーブル8の所定
位置に固定する。次いで、クランプピース22の
下方に被加工物24を配置することになるが、そ
のとき、ウオームホイール25及びウオーム30
は相互に離脱状態にあり、締め付けアーム20は
自由な揺動移動が許容されているから、同アーム
20を直接手で回動させることにより、締め付け
許容範囲の如何なる高さの被加工物24をもクラ
ンプピース22の下方に容易に配置することがで
きる。しかも、締め付けアーム20から手を離せ
ば同アーム20は自重で降下するから、被加工物
24の配置と同時にその被加工物24の上表面に
クランプピース22の底面を面接触させることが
できる。なお、図示はしないが、両サイドフレー
ム4及び5と締め付けアーム20の両側面との間
に皿ばねやパツドなどを介在させて同アーム20
の自重による降下を阻止する構成を採る場合で
も、同アーム20を直接手で簡単に押し下げるこ
とができる。
クランプピース22の下に配置した被加工物2
4を締め付け固定するには、先ず、摺動操作板4
0を第1図のX方向へ移動させればよい。そうす
ると、ロツクピン38を介して摺動操作板40と
一体移動可能な摺動ブロツク35に枢支されたウ
オームシヤフト31が同方向へ摺動移動し、その
途上において、ウオームシヤフト31の軸線が押
圧ボール48の中心を過ぎると、同ボール48は
ウオームシヤフト31の中間径部31Bの外周面
をその軸線よりも右側から押圧するので、その押
圧力はその当接部の法線方向に沿つてほぼ左向き
となり、それによつて、ウオームシヤフト30は
第1図の左方向へ、即ち、ウオーム30がウオー
ムホイール25に噛合する方向へ付勢され、更に
また、ウオームシヤフト31の円錐ロツク穴47
にロツクボール45が嵌入開始されると、板ばね
46の弾発力を介して上記同様ウオームシヤフト
30は第1図の左方向へ付勢される。したがつ
て、それ以降摺動操作板40の強制移動を止めて
も、ウオームシヤフト31は、ウオーム30がウ
オームホイール25に噛合する方向へ自然に移動
し得る状態となるから、ウオームホイール25と
ウオーム30とを噛合させる途上において、それ
が相互に山と山でぶつかつて完全に噛合しないと
きでも、その後の締め付け操作でウオームシヤフ
ト31を回してウオームホイール25とウオーム
30との相対位置をずらせば、それらは自然に山
と谷で完全噛合する。
ウオームホイール25とウオーム30とが相互
にその山と谷とで完全に噛合すると、第5図及び
第5図におけるB−B線矢視断面図である第6図
に示すように、圧縮コイルスプリング37によつ
て進出付勢されたロツクピン38の小径部38B
がサイドフレーム4及び5のロツク穴42に嵌入
拘束され、それによつて、ウオームシヤフト31
と一体の摺動ブロツク35がケーシングに対して
位置決め固定され、それ以降、ウオーム30とウ
オームホイール25との完全噛合状態が維持され
る。
次いで、締め付けアーム20を降下させる方向
に、ウオームシヤフト31を、その頭部31Dを
介してスパナなどで回転操作し、ウオーム30と
ウオームホイール25との組合せで決まる減速比
にほぼ逆比例した下向きの押圧力を、クランプピ
ース22を介して被加工物24に作用させて、当
接被加工物24をテーブル8上に締め付け固定す
る。斯るウオームシヤフト31を回転操作すると
き、既にクランプピース22は被加工物24に接
触しているから、その操作は、ウオーム30とウ
オームホイール25との締め上げ操作分だけで済
む。
被加工物24の締め付け固定状態を解除するに
は、第6図における両摺動操作板40を圧縮コイ
ルスプリング37の弾発力に抗して中央方向へ押
圧し、ロツクピン38の先端偏平部38Aをロツ
ク孔42の中に位置させて摺動ガイド長孔39内
に移動し得るようにして、両摺動操作板40を第
5図の矢印Y方向へ移動させ、ウオーム30をウ
オームホイール25から離脱させる。そうする
と、締め付けアーム20の自由な回動移動が許容
されるから、ウオームシヤフト31を回転操作す
ることなく、締め付けアーム20による被加工物
24の押圧固定状態を解除することができる。な
お、摺動操作板40を矢印Y方向へ移動させる途
上において、ウオームシヤフト31の軸線が押圧
ボール48の中心を過ぎてその右側に移動する
と、同ボール48はウオームシヤフト31の中間
径部31Bの外周面をその軸線よりも左側から押
圧し、その押圧力はその当接部の法線方向に沿つ
てほぼ右向きとなり、それによつて、ウオームシ
ヤフト30は第5図の右方向へ、即ち、ウオーム
30がウオームホイール25から離脱する方向へ
付勢され、それ以降摺動操作板40の強制移動を
止めても、ウオームシヤフト31は、ウオーム3
0がウオームホイール25から離脱する方向へ自
然に移動し得る状態となり、両者の離脱状態は安
定的に維持される。
尚、上記実施例は1例でありその要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。
例えば、ウオームとウオームホイールとの噛合
及び離脱を許容するようにウオームシヤフトをケ
ーシングに摺動自在に支持する構造は、上記実施
例の摺動ブロツク35及びガイドピース33など
を用いるものだけではなく、ケーシング上に、鉛
直方向に長孔状のガイド孔を有するトツプフレー
ムを設け、そのガイド孔にウオームシヤフトをそ
の頭部を突出させて摺動自在に嵌挿すると共に、
ウオームシヤフトの外周部に固定した鍔でトツプ
フレームを表裏方向から挟むようにして、斯るウ
オームシヤフトをケーシングに倒れなく摺動自在
に支持してもよい。
また、ウオームがウオームホイールに噛合する
位置でウオームシヤフトをケーシングに対して解
離自在に位置決め固定する固定部材は、摺動ガイ
ド長孔39及びロツク孔42に嵌入可能なロツク
ピン38に限らず、摺動操作板40を所定位置で
係止可能なフツクをケーシングの側部に設けても
よい。
更に、締め付けアームの先端部は、クランプピ
ースを有するものばかりでなく、単にその先端を
湾曲させたものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案のクランプ装置は、ウオームシヤフトを
軸心と直交する方向に適宜摺動移動させること
で、ウオームとウオームホイールとを自由に噛合
または離脱させることができ、その離脱状態にお
いて締め付けアームの自由な回動移動が許容され
るから、締め付け対象物の固定前には、同対象物
の上表面に締め付けアームの先端部を短時間で当
接させることができ、また、締め付け状態を解除
するときは、締め付けアームの先端部を締め付け
対象物の上表面から短時間で離脱させることがで
き、ウオームホイールとウオームとが常時噛合状
態を採る従来のクランプ装置のように、締め付け
や取り外し作業においてウオームシヤフトを時間
をかけて回転しなければ、締め付けアームが上下
動しないという欠点が除かれ、対象物の締め付け
及び取り外し作業の効率を著しく向上させること
ができる。
特に、ウオームがウオームホイールに噛合する
位置でウオームシヤフトをケーシングに対して解
離自在に位置決め固定する固定部材を、上記実施
例のように、ケーシングに穿設した摺動ガイド長
孔及びロツク孔に弾発力で嵌入可能であつて摺動
操作板に固着した段付きロツクピンとすれば、摺
動操作板の押圧及びスライド操作によつてウオー
ムとウオームホイールとの噛合及び離脱状態を達
成することができ、その操作を極めて容易に行う
ことができる。
更に、ウオームシヤフトの摺動移動範囲の中間
部においてウオームシヤフトの外周面を押圧する
押圧ボールを設け、その当接部における法線方向
に沿つて斯るウオームシヤフトを摺動移動させる
ような押圧力を同シヤフトに作用させる構造を採
ると、ウオームをウオームホイールに噛合させる
ためにウオームシヤフトの摺動移動操作で同シヤ
フトの軸線が押圧ボールの中心を通り過ぎると、
そのシヤフトは押圧ボールによつて噛合方向へ付
勢されるから、その噛合途上において、ウオーム
ホイールとウオームとが相互に山と山で当接して
完全に噛合しなくても、その後の締め付け操作で
ウオームシヤフトを回してウオームホイールとウ
オームとの相対位置をずらせば、それらは自然に
山と谷で完全に噛合し、それによつて、その噛合
状態を確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るクランプ装置の1実施例を
示すもので、第1図はウオームがウオームホイー
ルから離脱した状態におけるクランプ装置の側面
断面図、第2図はクランプ装置の正面図、第3図
は第1図におけるA−A線矢視断面図、第4図は
ロツクピンの詳細を示す斜視図、第5図はウオー
ムがウオームホイールに噛合した状態におけるク
ランプ装置の側面断面図、第6図は第5図におけ
るB−B線矢視断面図である。 1……クランプ装置、2……ケーシング、3…
…ベースフレーム、4及び5……サイドフレー
ム、8……テーブル、20……締め付けアーム、
22……クランブピース、25……ウオームホイ
ール、30……ウオーム、31……ウオームシヤ
フト、31D……頭部、33……ガイドピース、
35……摺動ブロツク、38……ロツクピン、3
9……摺動ガイド長孔、40……摺動操作板、4
2……ロツク孔、48……押圧ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テーブルに載置して固定可能なケーシングに、
    同テーブルの前端部から外方に先端が突出する締
    め付けアームを上下方向に揺動自在に支承し、そ
    の締め付けアームに、同アームと同心且つ一体回
    転するウオームホイールを設け、同ウオームホイ
    ールに噛合可能なウオームを固定して持つウオー
    ムシヤフトを、その上端部をケーシングから露出
    させて回転操作可能に且つ上記ウオームとウオー
    ムホイールとの噛合及び離脱を許容するようにケ
    ーシングに対して摺動可能に支持し、更に、ウオ
    ームがウオームホイールに噛合する位置でウオー
    ムシヤフトをケーシングに対して解離自在に位置
    決め固定する固定部材を設けて成ることを特徴と
    するクランプ装置。
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