JPH0749636A - 複写機 - Google Patents

複写機

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Publication number
JPH0749636A
JPH0749636A JP5193512A JP19351293A JPH0749636A JP H0749636 A JPH0749636 A JP H0749636A JP 5193512 A JP5193512 A JP 5193512A JP 19351293 A JP19351293 A JP 19351293A JP H0749636 A JPH0749636 A JP H0749636A
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Pending
Application number
JP5193512A
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English (en)
Inventor
Koji Izumi
功二 出水
Akihiro Takada
晃宏 高田
Masahiko Fukano
昌彦 深野
Hiroshi Kageyama
浩 陰山
Tetsuya Kagawa
哲也 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】原稿100の長さが転写紙101の長さよりも
長い場合に、原稿の全走査範囲が転写紙101の長さご
との部分走査範囲100A,100B,100C,10
0Dに区分される。そして、各部分走査範囲に対応した
原稿の複写像が複数の転写紙101にそれぞれ形成され
る。その結果、原稿100の複写像が複数枚の転写紙1
01に分割して形成される。 【効果】原稿の長さよりも短い転写紙しかない場合で
も、長い原稿を複写することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば日本工業規格
A列0番のサイズのような長い原稿を複写することがで
きる複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から広く用いられている静電式複写
機では、次のようにして原稿の複写像が転写紙上に形成
される。先ず、原稿が照明走査され、原稿からの反射光
によって感光体が露光される。これにより、感光体の表
面に静電潜像が形成される。この静電潜像はトナー像に
顕像化され、このトナー像は転写紙に転写される。そし
て、転写紙の表面のトナーが加熱定着されることによっ
て複写が達成される。
【0003】このような静電式複写機において、最近で
は、たとえば日本工業規格A列0番(以下「A0判」と
いう。)のような大きなサイズの原稿の複写を行うこと
ができるものが提供されるに至っている。ここにいう
「A0判」とは、日本工業規格による紙の仕上り寸法の
1つであり、841(mm)×1189(mm)の大きさを指
す。このような、大きなサイズの原稿の複写が可能な複
写機では、原稿の照明走査は、光源を固定させておき、
その一方で原稿を搬送するようにして行われる。
【0004】一方、A0判のような大きなサイズのカッ
トシートを収容するための給紙カセットを備えること
は、装置の大型化を招くので好ましくない。そこで、大
きなサイズの原稿を複写する場合には、ロール状に巻回
されたロール紙を転写紙として用いたり、またはA0判
のような長い転写紙を手差し給紙部から給紙したりする
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な複写機では、ロール紙が無い場合や大きなサイズのカ
ットシートが無い場合には、大きなサイズの原稿を複写
することができないという問題があった。たとえば、日
本工業規格A列1番(以下「A1判」という。)のサイ
ズ(594(mm)×841(mm))のカットシートを収容し
た給紙カセットが複写機に装着されていても、ロール紙
やA0判のカットシートが無い場合には、A0判の原稿
を複写することができなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、原稿の複写像の長さに比して長さが短い用
紙を用いる場合にも、この短い用紙に原稿の複写像を良
好に形成することができる複写機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の複写機は、原稿を光学的に走査する
原稿走査手段と、この原稿走査手段による原稿の走査に
基づいて、原稿の複写像を用紙に形成する画像形成手段
と、原稿の複写像を形成すべき用紙を1枚ずつ上記画像
形成手段に供給する用紙供給手段と、上記画像形成手段
に供給される用紙の長さを検出する用紙長検出手段と、
上記原稿走査手段および上記画像形成手段を制御するこ
とによって、上記原稿走査手段による原稿の走査範囲を
上記用紙長検出手段が検出した用紙の長さに対応する部
分走査範囲ごとに区分し、各部分走査範囲に対応した原
稿の複写像を上記画像形成手段に供給される複数枚の用
紙にそれぞれ形成させる画像形成制御手段とを含むこと
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の複写機は、上記原稿走査手
段は、原稿を所定の原稿搬送路に沿って搬送する原稿搬
送手段と、上記原稿搬送路に臨むように固定配置され、
上記原稿が上記原稿搬送手段によって搬送される過程で
この搬送される原稿を光学的に走査する手段とを含み、
上記画像形成制御手段は、上記用紙検出手段が検出した
用紙の長さに対応する距離だけ上記原稿搬送手段が原稿
を搬送するたびに、上記用紙の搬送によって部分的に走
査された範囲の原稿の複写像が上記画像形成手段に供給
される1枚の用紙に形成されるように、上記原稿走査手
段および上記画像形成手段を制御するものであることを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、原稿の走査範囲が、複写像を
形成すべき用紙の長さに対応した部分走査範囲ごとに区
分される。そして、各部分走査範囲に対応した原稿の複
写像が複数枚の用紙にそれぞれ形成される。その結果、
原稿の複写像が用紙の長さよりも長い場合であっても、
複写像を複数枚の用紙に分割して形成させることができ
る。
【0010】なお、原稿の走査が原稿搬送手段によって
原稿を搬送することによって行われる場合には、用紙の
長さに対応する距離だけ原稿が搬送されるたびに、この
搬送によって部分的に走査された範囲の複写像を1枚の
用紙に形成するようにすればよい。
【0011】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の複写
機の内部構成を示す簡略化した断面図である。この複写
機は、たとえばA0判のような大きなサイズの原稿の複
写像を得るためのものである。この複写機では、原稿が
搬送される一方で、固定配置した光学系により原稿が照
明走査され、この照明走査に基づいて画像が形成され
る。
【0012】複写機本体1の上部には、搬送方向を順方
向R1または逆方向R2に切り換えて原稿9を搬送する
原稿搬送部10が設けられている。画像形成動作は、原
稿が順方向R1に向けて搬送されるときに行われる。同
一原稿から複数枚の複写が行われるときには、原稿搬送
部10は、順方向R1および逆方向R2との間で搬送方
向を交互に切り換えて原稿9を搬送する。複写機本体1
の上面において、順方向R1に関して原稿搬送部10よ
りも上流側には、原稿搬送路41が複写機本体1の上面
から迫り出す位置まで形成されている。
【0013】原稿搬送部10は、第1の搬送ローラ12
と、中間ローラ14と、第2の搬送ローラ15とを有し
ている。第1の搬送ローラ12は、原稿9の先端を検出
する先端検知スイッチ11がオンすることにより駆動開
始される。中間ローラ14は、原稿9をスリット露光す
るための透明板13に対向する位置に設けられており、
原稿9を透明板13に密着させる。第2の搬送ローラ1
5は、露光後の原稿9を排出する。
【0014】第1の搬送ローラ12と中間ローラ14と
の間には、原稿9が順方向R1に向けて搬送される際に
原稿9の後端(順方向R1に関して上流側の端部)を検
出し、原稿9が逆方向R2に向けて搬送される際に原稿
9の先端(順方向R1に関して下流側の端部)を検出す
る原稿端検知スイッチ16が配置されている。なお、8
は、原稿の方向を反転させて複写機本体1の背後への原
稿9の落ち込みを防止するための反転部材である。
【0015】透明板13に関連して、原稿9を照明する
ための光源17が固定配置されている。この光源17お
よび原稿搬送部10によって原稿走査手段が構成されて
いる。光源17からの光は透明板13を介して原稿の表
面に照射される。そして、原稿9の表面からの反射光は
セルフォックレンズ18により、複写機本体1の略中央
部に設けた感光体ドラム20の表面に導かれる。セルフ
ォックレンズ18からの光により露光される以前の感光
体ドラム20の表面は、帯電用コロナ放電器21により
一様に帯電されている。このため、露光後の感光体ドラ
ム20の表面には原稿像に対応した静電潜像が形成され
ることになる。この静電潜像は、現像装置22によって
トナー像に顕像化される。このトナー像は、感光体ドラ
ム20が矢印23方向に回転することによって、転写用
コロナ放電器24の近傍に導かれる。
【0016】一方、原稿の複写像を形成すべき用紙であ
る転写紙は、A1判の定型紙を収容した給紙カセット5
0に収納されている。この給紙カセット50内の転写紙
は、給紙ローラ51によって1枚ずつ取り出され、さら
に一対のさばきローラ52を通って搬送経路53から給
紙経路31に導かれる。さばきローラ52は、転写紙の
重送を防止するためのものである。給紙カセット50の
下面には、その内部に収容されている転写紙のサイズを
識別するためのサイズ識別部(図示せず)が設けられて
いる。このサイズ識別部が表す転写紙のサイズは、用紙
長検出手段としてのカセット検知部58によって検知さ
れる。
【0017】給紙経路31に導かれた転写紙は、さらに
搬送ローラ32およびレジストローラ33により、転写
用コロナ放電器24の近傍に導かれる。そして、この転
写用コロナ放電器24でのコロナ放電によって、感光体
ドラム20の表面のトナー像が転写紙に転写される。ト
ナー像が転写された転写紙は、剥離用コロナ放電器25
でのコロナ放電により感光体ドラム20の表面から剥離
され、さらに搬送路34を通って定着装置35に導かれ
る。この定着装置35では、トナーが転写紙の表面に定
着させられる。トナーが定着させられた転写紙は、排出
ローラ36から複写機本体1外に排出される。その一方
で、トナー像の転写後の感光体ドラム20の表面に残留
するトナーは、クリーニング装置26により除去され、
次の静電潜像の形成のための用意がなされる。
【0018】上記給紙ローラ6、搬送ローラ32および
レジストローラ33などを含んで用紙供給手段が構成さ
れている。また、感光体ドラム20、現像装置22およ
び転写用コロナ放電器24などにより画像形成手段が構
成されている。なお、A1判のような定型紙以外の転写
紙(たとえば、A0判の転写紙)は、矢印55で示すよ
うに、手差し給紙部56から給紙経路31に供給するこ
とができる。
【0019】給紙経路31に配置されている搬送ローラ
32は、給紙経路31を挟んで配置された第1ローラ3
2Aおよび第2ローラ32B、ならびに第1ローラ32
Aよりも転写紙の搬送方向に関して上流側に配置された
第3ローラ32Cを有している。第3ローラ32Cの前
後には、給紙経路31における転写紙の有無を検出する
ための転写紙検知スイッチ61,62が配置されてい
る。転写紙検知スイッチ61は、給紙経路31に転写紙
が給紙されたことを検出するための給紙検知スイッチで
ある。この転写紙検知スイッチ61が転写紙を検出した
タイミングで搬送ローラ32が駆動開始さされる。
【0020】図2は原稿搬送部10の内部構成を説明す
るための斜視図である。原稿搬送部10は、正逆回転が
可能な原稿モータ65と、第1の搬送ローラ12を構成
する上ローラ12Aおよび下ローラ12Bと、中ローラ
14と、第2の搬送ローラ15を構成する上ローラ15
Aおよび下ローラ15Bとを備えている。原稿モータ6
5の駆動力が導出されるモータプーリ66には、原稿ベ
ルト67が巻回されている。この原稿ベルト67は、原
稿プーリ71,72、テンションコロ73およびアイド
ルプーリ74に巻回されている。原稿プーリ71は、第
1の搬送ローラ12の下ローラ12Bに固定された軸6
8に駆動力を選択的に伝達するためのクラッチ70に結
合されている。また、原稿プーリ72は、第2の搬送ロ
ーラ15の下ローラ15Bに固定された軸69の一端部
に固定されている。
【0021】この構成により、原稿モータ65を正転/
逆転させることによって、原稿9を順方向R1/逆方向
R2に向けて搬送することができる。また、原稿モータ
95の回転を継続させた状態でクラッチ70を切れば、
第1の原稿搬送ローラ12だけを停止状態とすることが
できる。図3は上記の複写機の電気的構成を示すブロッ
ク図である。CPU(中央処理装置)などからなる画像
形成制御手段としての制御部80には、先端検知スイッ
チ11、原稿端検知スイッチ16、転写紙検知スイッチ
61,62、カセット検知部58および操作パネル81
の出力が与えられている。操作パネル81には、複写モ
ードを設定するためのモード設定キー82、複写枚数を
設定するためのテンキー83および複写動作の開始を指
示するためのプリントキー84が備えられている。
【0022】制御部80は、上述の各スイッチ11,1
6,61,62およびカセット検知部58ならびに操作
パネル81からの入力に基づいて、複写機能部85、原
稿クラッチドライバ回路86および原稿モータドライバ
回路87を制御する。原稿クラットドライバ回路86
は、原稿クラッチ70を駆動するための回路であり、原
稿モータドライバ回路87は原稿モータ65を駆動する
ための回路である。複写機能部85は、原稿搬送部1
0、光源17、感光体ドラム20まわりの構成、および
転写紙を給紙するための構成などである。
【0023】本実施例の複写機では、給紙カセット50
に収容された定型の転写紙を用いて、この転写紙の長さ
よりも長い原稿を複写することができる。すなわち、原
稿の全範囲は転写紙の長さの範囲に区分され、各区分の
ごとの複写像が転写紙に形成される。これによって複数
枚の転写紙に対して原稿の複写像が分割して形成され
る。このような動作に対応した複写モードを以下では、
「分割複写モード」と呼ぶものとする。この分割複写モ
ードは、操作パネル81のモード設定キー82の操作に
よって設定される。
【0024】図4は分割複写モード時において制御部8
1が実行する処理を説明するためのフローチャートであ
る。原稿の複写に当たっては、原稿の先端が先端検知ス
イッチ11によって検知される状態で原稿がセットされ
る。また、感光体ドラム20の長手方向に沿う幅が原稿
の幅と等しい転写紙を収容した給紙カセット50が複写
機本体1にセットされる。
【0025】この状態でプリントキー84が操作される
と(ステップS1)、原稿モータ65が正転方向に駆動
開始されるとともに原稿クラッチ70が結合状態とされ
る(ステップS2)。これにより、第1および第2の搬
送ローラ12,15が回転駆動され、原稿は順方向R1
に向けて搬送される。これにより、原稿は光源17から
の光によって光学的に走査され、その光学像がセルフォ
ックレンズ18によって感光体ドラム20の表面に結像
される。この原稿の搬送と同期して、複写機能部85が
制御される。そして、給紙ローラ51、搬送ローラ32
およびレジストローラ33などが駆動され、給紙カセッ
ト50内の転写紙が感光体ドラム41に導かれる。な
お、給紙カセット50から感光体ドラム41に至る給紙
経路が長い場合には、プリントキー84の操作に応答し
て先ず転写紙の給紙が開始され、その後に原稿の搬送が
開始される。
【0026】このようにして原稿の光学的走査と同期す
るように複写機本体1内における画像形成動作が実行さ
れ、給紙カセット50から給紙された転写紙に原稿の複
写像が形成されていく。ステップS3では、原稿が所定
長L1だけ順方向R1に搬送するまで待機される。所定
長L1は、転写紙の長さに等しい。ステップS3におけ
る判断は、具体的には、制御部80内に備えられたタイ
マ88が計時する時間を参照して行われる。たとえば、
A1判の転写紙を感光体ドラム20の長手方向に長辺が
沿う状態で用いる場合には、上記の所定長L1は594
(mm)(A1判の短辺の長さ)である。この場合に、たと
えば原稿搬送部10による順方向R1への原稿搬送速度
が80(mm/sec)(感光体ドラム20の周速度に等し
い。)であるとする。このときには、原稿10の搬送を
開始してからタイマ88が7.425(=594/80)(sec)だけ計
時するまで待機されることになる。これにより、感光体
ドラム20の表面には、原稿の全長のうちの転写紙の長
さに対応した範囲の静電潜像が形成されることになる。
転写紙のサイズはカセット検知部58の出力に基づいて
認識されるから、それに基づいて上記の所定長L1が定
められる。
【0027】原稿が所定長L1だけ搬送されると、原稿
モータ65を逆転方向に回転させるための制御信号であ
る原稿反転信号が原稿モータドライバ回路87に与えら
れる(ステップS4)。その結果、第1および第2の搬
送ローラ12,15は逆方向に回転駆動され、原稿は逆
方向R2に向けて搬送される。ステップS5では、原稿
が逆方向R2に向けて所定長L2だけ搬送されたかどう
かが判断される。所定長L2はたとえば10(mm)程度に
設定される。すなわち、原稿が1(cm)だけ戻されること
になる。このステップS5における判断もステップS3
における判断と同様にして行える。すなわち、原稿搬送
速度が80(mm/sec)であるなら、0.125(=10/80)(sec)
だけ待機されることになる。
【0028】原稿が10(mm)だけ戻された後は、原稿ク
ラッチ70が切られ、原稿モータ65の駆動が停止さ
れ、原稿モータ反転信号の出力が停止される(ステップ
S6)。そして、転写紙が排出されるまで待機される
(ステップS7)。この転写紙には、ステップS2およ
びS3の処理によって部分的に走査された原稿の複写像
が形成されている。
【0029】その後は、原稿の後端までの走査が終了し
たかどうかが原稿端検知スイッチ16の出力を参照して
調べられる(ステップS8)。原稿の後端までの走査が
終了した場合には処理を終え、未走査の領域が残ってい
る場合にはステップS2に戻る。このようにして、原稿
の全範囲に渡る走査が完了するまで、ステップS2〜S
8の処理が繰り返し行われる。その結果、複数枚の転写
紙に対して原稿の全範囲の画像が分割して複写されるこ
とになる。
【0030】図5を参照して具体的に説明する。たとえ
ば、幅841(mm)×長さ2000(mm)の原稿100を、
A1判の転写紙(841(mm)×594(mm))101に複
写する場合を例にとる。この場合には、原稿100は、
594(mm)だけ順方向R1に搬送された後に逆方向R2
に10(mm)だけ戻されるという搬送処理を繰り返し受け
る。そのため、原稿100は全走査範囲を転写紙101
の長さごとの範囲に区分した部分走査範囲100A,1
00B,100C,100Dごとに光源17による走査
を受け、この部分走査範囲100A〜100Dごとの画
像が複数の転写紙101にそれぞれ形成される。そし
て、複数枚の転写紙101に分割して形成された原稿の
複写像は、10(mm)ずつの重複部分105(図5におい
て斜線を付して示す。)を有することになる。
【0031】以上のように本実施例の複写機によれば、
原稿の長さが転写紙の長さよりも長い場合であっても、
原稿の複写像を複数枚の転写紙に分割して形成すること
ができる。そのため、ロール紙や長い転写紙が無くて
も、長い原稿を複写することができる。本発明の実施例
の説明は以上であるが、本発明は上記の実施例に限定さ
れるものではない。たとえば、上記の実施例では、複写
機本体1にセットされた給紙カセット50の種類をカセ
ット検知部58で検出することによって転写紙の長さを
検出している。しかし、転写紙の長さの検出は、たとえ
ば、転写紙検知スイッチ62の出力に基づいて行うこと
もできる。具体的には、たとえば、転写紙検知スイッチ
62が転写紙を検知している継続時間を計測すれば、転
写紙の搬送速度に基づいて、転写紙の長さを知ることが
できる。また、転写紙の長さは必ずしも算出される必要
はない。すなわち、転写紙検知スイッチ62が転写紙を
検出しなくなるタイミングは転写紙の長さに対応してい
るから、このタイミングに基づいて原稿の搬送を中断す
るタイミングを設定すれば、転写紙の長さに対応する範
囲の走査が終了した時点で原稿の搬送を停止させること
ができる。
【0032】また、転写紙のサイズなどは操作パネル8
1から入力することとして、この操作パネル81からの
入力に基づいて用紙長が検出されるようにしてもよい。
さらに、上記の実施例では、複数枚の転写紙に形成され
る複写像には転写紙の前端および/または後端に10(m
m)の重複部分が形成されるようにしているが、このよう
な重複部分が形成されないようにしてもよい。すなわ
ち、図4のフローチャートにおけるステップS4および
ステップS5の処理が省かれてもよい。
【0033】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原稿の複
写像が用紙の長さよりも長い場合であっても、複写像を
複数枚の用紙に分割して形成させることができる。した
がって、長い用紙が無い場合でも、長い原稿を複写する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複写機の内部構成を示す簡
略化した断面図である。
【図2】用紙搬送部の構成を示す斜視図である。
【図3】上記複写機の要部の電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】原稿の搬送に関連する制御を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】具体的な複写例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 原稿搬送部 17 光源 20 感光体ドラム 32 搬送ローラ 33 レジストローラ 51 給紙ローラ 58 カセット検知部 62 転写紙検知スイッチ 65 原稿モータ 70 原稿クラッチ 80 制御部 81 操作パネル 85 複写機能部
フロントページの続き (72)発明者 陰山 浩 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 香川 哲也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を光学的に走査する原稿走査手段と、 この原稿走査手段による原稿の走査に基づいて、原稿の
    複写像を用紙に形成する画像形成手段と、 原稿の複写像を形成すべき用紙を1枚ずつ上記画像形成
    手段に供給する用紙供給手段と、 上記画像形成手段に供給される用紙の長さを検出する用
    紙長検出手段と、 上記原稿走査手段および上記画像形成手段を制御するこ
    とによって、上記原稿走査手段による原稿の走査範囲を
    上記用紙長検出手段が検出した用紙の長さに対応する部
    分走査範囲ごとに区分し、各部分走査範囲に対応した原
    稿の複写像を上記画像形成手段に供給される複数枚の用
    紙にそれぞれ形成させる画像形成制御手段とを含むこと
    を特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】上記原稿走査手段は、原稿を所定の原稿搬
    送路に沿って搬送する原稿搬送手段と、上記原稿搬送路
    に臨むように固定配置され、上記原稿が上記原稿搬送手
    段によって搬送される過程でこの搬送される原稿を光学
    的に走査する手段とを含み、 上記画像形成制御手段は、上記用紙検出手段が検出した
    用紙の長さに対応する距離だけ上記原稿搬送手段が原稿
    を搬送するたびに、上記用紙の搬送によって部分的に走
    査された範囲の原稿の複写像が上記画像形成手段に供給
    される1枚の用紙に形成されるように、上記原稿走査手
    段および上記画像形成手段を制御するものであることを
    特徴とする請求項1記載の複写機。
JP5193512A 1993-08-04 1993-08-04 複写機 Pending JPH0749636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5193512A JPH0749636A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 複写機

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