JPH0749481B2 - 感光性耐熱重合体の製造方法 - Google Patents

感光性耐熱重合体の製造方法

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JPH0749481B2
JPH0749481B2 JP1098124A JP9812489A JPH0749481B2 JP H0749481 B2 JPH0749481 B2 JP H0749481B2 JP 1098124 A JP1098124 A JP 1098124A JP 9812489 A JP9812489 A JP 9812489A JP H0749481 B2 JPH0749481 B2 JP H0749481B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性耐熱重合体の製造方法に関する。更に詳
しくは保存安定性に優れ、不純物含量が少なく、かつ高
感度である感光性ポリイミド前駆体の製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
耐熱性感光材料としては感光性ポリイミドは半導体の絶
縁膜あるいはパツシベーシヨン膜等に広く使用されてい
る。例えば特開昭54−145794号公報では二重結合とアミ
ノ基又はその4級化塩を含む化合物をポリアミド酸に混
合する方法が提案されている。さらに特開昭55−45746
号公報及び特開昭60−100143号公報では各々ポリアミド
酸のカルボキシル基に不飽和エポキシ化合物又は二重結
合を有するイソシアネート化合物を反応させる方法が提
案されている。また特公昭55−41422号公報ではポリア
ミド酸のエステル側鎖に二重結合などの活性官能基を導
入したポリマーが提案されている。そして特開昭60−67
29号公報ではあらかじめ二重結合を有するジアミンを合
成しておきこれらを用いてポリイミドを合成する等の方
法がそれぞれ提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の特開昭54−145794号公報の方法では不安定なポリ
アミド酸溶液に多量のアミノ基又はその4級化塩を含む
化合物を添加するため溶液の粘度の経時変化が大になる
欠点があり、特開昭55−45746号公報及び特開昭60−100
143号公報の方法ではポリアミド酸カルボキシル基に感
光性不飽和基含有化合物を反応させる際にポリアミド酸
の一部が分解する等して溶液の粘度が変化する欠点を有
している。特公昭55−41422号公報の方法では酸塩化物
とジアミンを反応させる際に塩化物が不純物として残
り、この不純物の除去が問題となる。また特開昭60−67
29号公報の方法では感光性官能基を導入するための工程
が複雑であり多くの費用を要する。このように従来の技
術には種々の問題があり、この様な点を解決した感光性
材料の開発が要望されていた。
本発明の目的は、保存安定性に優れ、不純物含量が少な
く、かつ感度良好な新規な感光性ポリイミド前駆体の簡
易な製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は下記一般式(I)で表わされる感光性基含有イ
ソイミドと一般式(II)で表わされるジアミンを溶媒の
存在下、温度0〜100℃で反応を行うことを特徴とする
一般式(III)で表わされる反復単位を含む感光性耐熱
重合体の製造方法である。
H2N−R2−NH2 ……(II) (式(I)〜(III)に於いてR1はそれぞれが独立に4
価の炭素環式芳香族基または複素環式基であり;R2はそ
れぞれが独立に、少なくとも2個の炭素原子を有する脂
肪族基、脂環式基、芳香脂肪族基、炭素環式芳香族基、
複素環式基、又はポリシロキサン基であり;R3は感光性
の不飽和基を有する一価の有機基であり;Dは酸素原子又
は=N−R3を表わす。) 前記感光性重合体は、一般式(I)で表わされる感光基
含有イソイミドと一般式(II)で表わされるジアミンを
溶媒の存在下、好ましくは温度0〜100℃で反応を行う
ことにより得ることができる。
前記一般式(I)で表わされる感光性基含有イソイミド
は、テトラカルボン酸二無水物と感光基を含有するモノ
アミンから合成されるアミド酸を、Proceeding of Seco
nd International Conference on Polyimides(1985)p
631に記載されている方法により容易に製造することが
できる。前記テトラカルボン酸二無水物及び前記感光基
を含有するモノアミンを各々一般式(IV)及び(V)で
表わし、前記一般式(I)で表わされる感光性基含有イ
ソイミドの合成法について以下詳述する。
H2N−R3 ……(V) R1が炭素環式芳香族基である場合、この基は好ましく
は、少なくとも一個の六員環を有する。R1は、特に、単
環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、または数個の縮合
環もしくは非縮合環(これらの環は、直接または橋かけ
基を通して互いに結合する。)を有する多環式芳香族基
である。
上記の橋かけ基としては、例えば、次の基が適当であ
る。
−O−、−CH2−CH2−、−CH2−、−CH=CH−、 上記式中、Q1は、場合によつてはハロゲン原子(好まし
くはフツ素原子)一個もしくはそれ以上で置換された、
炭素原子数1ないし6、好ましくは1ないし4のアルキ
ル基もしくはアルキレン基を表わすか、あるいはシクロ
アルキル基、アリール基またはアリーレン基を表わし、
Q2は、水素原子、シクロアルキル基またはアリール基を
表わすか、あるいは場合によつてはハロゲン原子一個も
しくはそれ以上で置換された炭素原子数1ないし4のア
ルキル基を表わす。
また、Q1およびQ2は、上記の基が互いに、二個の橋かけ
基、例えば二個の−SO2−基を通して結合してなる基で
もよい。
R1が複素環式基を表わす場合、それらの例として特に挙
げられるのは、酸素、窒素および/またはイオウを含む
五員環もしくは六員環の複素環式芳香族基、またはそれ
らとベンゼン核との縮合環式基である。
R1が表わす炭素環式芳香族基もしくは複素環式基は、ま
た、例えばニトロ基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、トリフルオロメチル基、ハロゲン原子(特にフツ素
原子)、シリル基またはスルフアモイル基などの一個以
上で置換されたものであつてもよい。
R1が表わす基は、非置換でも、あるいは例えばハロゲン
原子(例えば、フツ素、塩素または臭素)、または炭素
原子数1ないし4のアルキル基もしくはアルコキシ基な
どの一個以上で置換されたものでもよい。
R1については、それぞれのR1が互いに独立に、非置換単
環式芳香族基、非置換縮合多環式芳香族基、または非置
換非縮合二環式芳香族基を表わすのが好ましい。上記最
後の基は、芳香環が互いに、−O−または−CO−の橋か
け基を通して結合してなる基である。
前記式(IV)で表わされるテトラカルボン酸二無水物の
例としては以下のものが挙げられる。
ピロメリツト酸二無水物 3・3′・4・4′−ベンゾフエノン−テトラカルボン
酸二無水物 2・3・3′・4′−ベンゾフエノン−テトラカルボン
酸二無水物 2・2′・3・3′−ベンゾフエノン−テトラカルボン
酸二無水物 3・3′・4・4′−ジフエニル−テトラカルボン酸二
無水物 2・2′・3・3′−ジフエニル−テトラカルボン酸二
無水物 ビス(2・3−ジカルボキシフエニル)−メタン二無水
物 ビス(3・4−ジカルボキシフエニル)−メタン二無水
物 2・2−ビス(2・3−ジカルボキシフエニル)−プロ
パン二無水物 ビス(3・4−ジカルボキシフエニル)−エーテル二無
水物 ビス(3・4−ジカルボキシフエニル)−スルホン二無
水物 N・N−(3・4−ジカルボキシフエニル)−N−メチ
ルアミン二無水物 3・3′・4・4′−テトラカルボキシベンゾイルオキ
シベンゼン二無水物 2・3・6・7−ナフタリン−テトラカルボン酸二無水
物 1・2・5・6−ナフタリン−テトラカルボン酸二無水
物 チオフエン−2・3・4・5−テトラカルボン酸二無水
物 R3は以下に例示することができる。
−(CH2−CH=CH2 (ただし、ここにtは1、2または3の値をとる。
下記本発明の感光性重合体を製造する際の好ましい溶媒
と同じ溶媒の存在下、上記酸無水物およびモノアミノか
ら公知の方法でアミド酸を合成することができる。合成
されたアミド酸は、前記Proceeding of Second Interna
tional Conference on Polyimides(1985)p631に記載
されている方法により例えばN・N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミドあるいはトリフロロ無水酢酸等の脱水
剤により容易にイソイミドに変換することができる。こ
の場合反応条件により、一部イミド基が形成される場合
もある。
脱水剤としてN・N′−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ドを使用し、アミド酸との反応例を上に示したが、必ず
しも全てのアミド酸をイソイミドに変換する必要はな
い。しかしながらイソイミドの量が減少すると最終的に
得られる感光性重合体の感光性基の数が減少するため、
感度が低下する。従つて可能なかぎりイソイミドに変換
しておくのが望ましい。
次に、このイソイミドに式(II)で表わされるジアミン
を反応させることにより、感光性重合体を合成する。反
応温度は0〜100℃、好ましくは10〜30℃位である。反
応時間は0.2〜30時間、好ましくは1〜10時間位であ
る。
R2が炭素環式芳香族基である場合、好ましいそれらの例
としては、単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、また
は非縮合二環式芳香族基が挙げられる。この非縮合二環
式基の場合は、芳香環が互いに橋かけ基を通して結合し
ている。この場合、可能な橋かけ基は、R1の説明のとこ
ろで挙げた基と同じものである。
R2が複素環式基である場合、それは、特に、O、N及び
(または)Sを含む五員環もしくは六員環の複素環式芳
香族基である。
また、R2が脂肪族基である場合には、特に、炭素原子数
2ないし12のアルキレン基、またはそれらのアルキレン
鎖中にヘテロ原子、例えばO、SまたはN原子が介在し
たアルキレン基がそれらの例として挙げられる。
R2が脂環式基である場合の例として挙げられるものは、
シクロヘキシル基またはジシクロヘキシルメタン基など
であり、一方、芳香脂肪族基である場合の例として特に
挙げられるものは、1・3−、1・4−もしくは2・4
−ビス−アルキレンベンゼンの基、4・4′−ビス−ア
ルキレン−ジフエニル基、及び4・4′−ビス−アルキ
レン−ジフエニルエーテル基である。
R2については、それぞれのR2が互いに独立に、場合によ
つてはハロゲン原子または炭素原子数1ないし4のアル
キル基もしくはアルコキシ基の一個以上を置換基として
有する、単環式芳香族基もしくは非縮合二環式芳香族基
であるか、あるいは非置換単環式芳香脂肪族基または炭
素原子数2ないし10の非置換脂肪族基であるのが好まし
い。
R2がポリシロキサン基である場合次式(VI)で表わされ
る。
ここにR4は独立に−(CH2−、 または であり(ただしsは1〜4の整数を示す。)、R5は独立
に炭素数1〜6のアルキル基、フエニル基または炭素数
7〜12個のアルキル置換フエニル基を表わし、lは1≦
l≦100の値をとる。
前記一般式(II)で表わされるジアミン類としては公知
の化合物を用いることができる。
炭素環式芳香族ジアミン類の例としては特に次の化合物
が挙げられる。
o−、m−およびp−フエニレンジアミン、ジアミノト
ルエン類(例えば、2・4−ジアミノトルエン)、1・
4−ジアミノ−2−メトキシベンゼン、2・5−ジアミ
ノキシレン類、1・3−ジアミノ−4−クロルベンゼ
ン、1・4−ジアミノ−2・5−ジクロルベンゼン、1
・4−ジアミノ−2−ブロムベンゼン、1・3−ジアミ
ノ−4−イソプロピルベンゼン、N・N′−ジフエニル
−1・4−フエニレンジアミン、4・4′−ジアミノジ
フエニル−2・2−プロパン、4・4′−ジアミノジフ
エニルメタン、2・2′−ジアミノスチルベン、4・
4′−ジアミノスチルベン、4・4′−ジアミノジフエ
ニル−エーテル、4・4′−ジアミノジフエニル−チオ
エーテル、4・4′−ジアミノジフエニルスルホン、3
・3′−ジアミノジフエニルスルホン、4・4′−ジア
ミノ安息香酸フエニルエステル、2・2′−ジアミノベ
ンゾフエノン、4・4′−ジアミノベンゾフエノン、4
・4′−ジアミノベンジル、4−(4′−アミノフエニ
ルカルバモイル)−アニリン、ビス(4−アミノフエニ
ル)−ホスフインオキシド、ビス(4−アミノフエニ
ル)−メチル−ホスフインオキシド、ビス(3−アミノ
フエニル)−メチルスルフインオキシド、ビス(4−ア
ミノフエニル)−フエニルホスフインオキシド、ビス
(4−アミノフエニル)−シクロヘキシルホスフインオ
キシド、N・N−ビス(4−アミノフエニル)−N−フ
エニルアミン、N・N−ビス(4−アミノフエニル)−
N−メチルアミン、4・4′−ジアミノジフエニル尿
素、1・8−ジアミノナフタリン、1・5−ジアミノナ
フタリン、1・5−ジアミノアントラキノン、ジアミノ
フルオランテン、ビス(4−アミノフエニル)−ジエチ
ルシラン、ビス(4−アミノフエニル)−ジメチルシラ
ン、ビス(4−アミノフエニル)−テトラメチルジシロ
キサン、3・4′−ジアミノジフエニルエーテル、ベン
ジジン、2・2′−ジメチルベンジジン、2・2−ビス
〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパン、
ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕スルホ
ン、4・4′−ビス(4−アミノフエノキシ)ビフエニ
ル、2・2−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエ
ニル〕ヘキサフロロプロパン、1・4−ビス(4−アミ
ノフエノキシ)ベンゼン、1・3−ビス(4−アミノフ
エノキシ)ベンゼン。
複素環式ジアミン類は、例えば次の化合物である。
2・6−ジアミノピリジン、2・4−ジアミノピリミジ
ン、2・4−ジアミノ−s−トリアジン、2・7−ジア
ミノ−ジベンゾフラン、2・7−ジアミノカルバゾー
ル、3・7−ジアミノフエノチアジン、2・5−ジアミ
ノ−1・3・4−チアジアゾール、2・4−ジアミノ−
6−フエニル−s−トリアジン。
また、脂肪族ジアミンの例として挙げられるのは、次の
化合物である。
ジメチルジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジ
アミン、デカメチレンジアミン、2・2−ジメチルプロ
ピレンジアミン、2・5−ジメチルヘキサメチレンジア
ミン、2・5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、4・
4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−メチルヘプ
タメチレンジアミン、3−メトキシヘプタメチレンジア
ミン、5−メチルノナメチレンジアミン、2・11−ジア
ミノドデカン、1・12−ジアミノオクタデカン、1・2
−ビス(3−アミノプロポキシ)−エタン、N・N′−
ジメチル−エチレンジアミン、N・N′−ジエチル−1
・3−ジアミノプロパン、N・N′−ジメチル−1・6
−ジアミノヘキサン、式:H2N(CH23O(CH22O(C
H23NH2で表わされるジアミン。
さらに、脂環式ジアミンとして適当な化合物は、1・4
−ジアミノシクロヘキサンおよび4・4′−ジアミノ−
ジシクロヘキシルメタンであり、芳香脂肪族ジアミンと
しては1・4−ビス(2−メチル−4−アミノペンチ
ル)−ベンゼン、1・4−ビス(1・1−ジメチル−5
−アミノペンチル)−ベンゼン、1・3−ビス(アミノ
メチル)−ベンゼンおよび1・4−ビス(アミノメチ
ル)−ベンゼンが適当である。
また、ジアミノポリシロキサンとして次の化合物を挙げ
ることができる。
本発明により感光性重合体を製造する際の好ましい溶媒
(以下反応溶媒と言うことがある。)として、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N・N−ジメチルアセトアミド、
N・N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、テトラメチル尿素、ピリジン、ジメチルスルホン、
ヘキサメチルホルホスアミド、メチルホルムアミド、N
−アセチル−2−ピロリドン、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、クレ
ゾール、γ−ブチロラクトン、N・N−ジエチルアセト
アミド、N・N−ジエチルホルムアミド、N・N−ジメ
チルメトキシアセトアミド、テトラヒドロフラン、N−
メチル−ε−カプロラクタム、テトラヒドロチオフエン
ジオキシド〔スルホラン(sulpholane)〕を例示するこ
とができる。
また、この反応は、上記した如き有機溶媒を混合して得
られる混合溶媒中でも行うことができる。さらに上記の
如き好ましい有機溶媒を、他の非プロトン性(中性)有
機溶媒、例えば芳香族、脂環式もしくは脂肪族炭化水素
またはそれらの塩素化誘導体(例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン類、シクロヘキサン、ペンタン、ヘキサ
ン、石油エーテル、塩化メチレンなど。)、またはジオ
キサンで希釈したものを用いることもできる。
前記イソイミドに式(II)で表わされるジアミンを反応
させるに際し、基板に対する接着性を向上することを目
的にポリマー末端に下記式(VII)で表わされるアミノ
シランを導入することができる。
NH2−R7−SiR8 3kXk ……(VII) 〔ここにR7は−(CH2−、 であり、(ただし、ここにsは1〜4の整数を表わ
す。)、R8は独立に炭素数1〜6個のアルキル基、フエ
ニル基または炭素数7〜12個のアルキル置換フエニル基
を表わし、Xは独立に加水分解性のアルコキシ基、アセ
トキシ基またはハロゲンを表わし、kは1≦k≦3の値
をとる。〕。
次に式(VII)で表わされるアミノシランの例としては
次の化合物を挙げることができる。
アミノメチル−ジ−n−プロポキシ−メチルシラン、
(β−アミノエチル)−ジ−n−プロポキシ−メチルシ
ラン、(β−アミノエチル)−ジエトキシ−フエニルシ
ラン、(β−アミノエチル)−トリ−n−プロポキシシ
ラン、(β−アミノエチル)−ジメトキシ−メチルシラ
ン、(γ−アミノプロピル)−ジ−n−プロポキシ−メ
チルシラン、(γ−アミノプロピル)−ジ−n−ブトキ
シ−メチルシラン、(γ−アミノプロピル)−トリメト
キシシラン、(γ−アミノプロピル)−トリエトキシシ
ラン、(γ−アミノプロピル)−ジ−n−ペントキシ−
フエニルシラン、(γ−アミノプロピル)−メトキシ−
n−プロポキシ−メチルシラン、(δ−アミノブチル)
−ジメトキシ−メチルシラン、(3−アミノフエニル)
−ジ−n−プロポキシ−メチルシラン、(4−アミノフ
エニル)−トリ−n−プロポキシシラン、〔β−(4−
アミノフエニル)−エチル〕−ジエトキシ−メチルシラ
ン、〔β−(3−アミノフエニル)−エチル〕−ジ−n
−プロポキシ−フエニルシラン、〔γ−(4−アミノフ
エニル)−プロピル〕−ジ−n−プロポキシ−メチルシ
ラン、〔γ−(4−アミノフエノキシ)−プロピル〕−
ジ−n−プロポキシ−メチルシラン、〔γ−(3−アミ
ノフエノキシ)−プロピル〕−ジ−n−ブトキシ−メチ
ルシラン、(γ−アミノプロピル)−メチル−ジメトキ
シシラン、(γ−アミノプロピル)−メチル−ジエトキ
シシラン、(γ−アミノプロピル)−エチル−ジ−n−
プロポキシシラン、4−アミノフエニル−トリメトキシ
シラン、3−アミノフエニルトリメトキシシラン、4−
アミノフエニル−メチル−ジ−メトキシシラン、3−ア
ミノフエニル−ジ−メチル−メトキシシラン、4−アミ
ノフエニルトリエトキシシラン。
それ以外にも感光性重合体の分子量をコントロールする
ことを目的に一官能性の酸無水物またはアミンを添加し
て反応を行うこともできる。その様な化合物の例として
以下の化合物を例示できる。
無水フタル酸、無水マレイン酸、アニリン、アリルアミ
ン等。
このようにして合成された感光性重合体中の不純物含量
は少なく実用上問題がない。
本発明の製造方法により合成された感光性重合体は溶液
のまま保存することもできるが、この溶液を多量の非溶
媒中に添加し、ポリマーを析出させた後、ろ別乾燥して
得られる粉末状あるいは塊状の固体としても保存するこ
とができる。
本発明の製造方法により合成された感光性重合体は下記
(イ)、(ロ)、(ハ)、および(ニ)を溶媒に溶解さ
せてなる感光性重合体組成物として実用に供される。
(イ)感光性重合体 これは前記一般式(III)で表わされる反復単位を含む
が必ずしもこの反復単位が100%である必要はない。し
かし実用的にはの反復単位が全反復単位の30モル%以上
存在する方が好ましい。一般式(II)で表わされる反復
単位以外の反復単位としては特に限定する必要はないが
下記に示される反復単位の1種または数種から構成され
るのが実際的である。
感光性重合体組成物液中の感光性重合体の濃度は2〜50
重量%、好ましくは10〜30重量%であるのが好ましい。
(ロ)光重合開始剤又は増感剤 これらとしては下記の化合物を例示することができ、こ
れらの一種または数種を混合して使用することができ
る。
ベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンゾフエノン、p
・p′−ジメチルベンゾフエノン、4・4′−ビス(ジ
エチルアミノベンゾフエノン)、ミヒラーズケトン、2
−ニトロフルオレン、5−ニトロアセナフテン、4−ニ
トロ−1−ナフチルアミン、アントロン、1・9−ベン
ズアントロン、ジベンザルアセトン、アントラキノン、
2−メチルアントラキノン、1−ニトロピレン、1・8
−ジニトロピレン、ピレン−1・6−キノン、シアノア
クリジン、ベンゾキノン、1・2−ナフトキノン、1・
4−ナフトキノン、1・2−ベンズアントラキノン。
光重合開始剤又は増感剤の添加量は感光性重合体の0〜
20重量%、好ましくは0〜10重量%である。
(ハ)ジアジド化合物 これは下記の化合物を例示することができ、これらの一
種または二種以上を混合して使用することができる。
2・6−ジ(p−アジドベンザル)−4−メチルシクロ
ヘキサン、2・6−ジ(p−アジドベンザル)シクロヘ
キサノン、4・4′−ジアジドカルコン、4・4′−ジ
アジドベンザルアセトン、4・4′−ジアジドスチルベ
ン、4・4′−ジアジドベンゾフエノン、4・4′−ジ
アジドジフエニルメタン、4・4′−ジアジドジフエニ
ルアミン。
ジアジド化合物の添加量は感光性重合体に対して0〜50
重量%、好ましくは0〜20重量%である。
(ニ)炭素−炭素二重結合を有する化合物 この化合物としては、下記の化合物を例示することがで
き、これらの一種または数種を混合して使用することが
できる。
ブチルアクリラート、シクロヘキシルアクリラート、ジ
メチルアミノエチルメタクリラート、ベンジルアクリラ
ート、カルビトールアクリラート、2−エチルヘキシル
アクリラート、2−エチルヘキシルメタクリラート、ラ
ウリルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルアクリラ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリラート、2−ヒドロキシプロピル
メタクリラート、グリシジルメタクリラート、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−ジアセトンアクリルアミ
ド、N・N′−メチレンビスアクリルアミド、N−ビニ
ルピロリドン、エチレングリコールジアクリラート、ジ
エチレングリコールジアクリラート、トリエチレングリ
コールジアクリラート、ブチレングリコールジアクリラ
ート、ブチレングリコールジメタクリラート、ネオペン
チルグリコールジアクリラート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリラート、1・4−ブタンジオールジアクリ
ラート、1・6−ヘキサンジオールジアクリラート、1
・6−ヘキサンジオールジメタクリラート、ペンタエリ
スリトールジアクリラート、ペンタエリスリトールトリ
アクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラー
ト、トリメチロールプロパントリメタアクリラート。
炭素−炭素二重結合を有する化合物の添加量は感光性重
合体に対して0〜10重量%、好ましくは0〜5重量%で
ある。
その他に架橋助剤として感光性重合体に対して10重量%
以下のペンタエリスリトールテトラ(3−メルカプトプ
ロピオネート)またはペンタエリスリトールテトラ(メ
ルカプトアセテート)等の公知の多価チオール類、染
料、顔料等の副素材を添加することも可能である。
(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)に記載される化合
物を前記反応溶媒に上述した混合比で溶解させることに
より感光性重合体組成物が得られる。
次にこの重合体組成物を用いたレジストパターンの作成
方法について説明する。
この重合体組成物はスピンコート、浸漬または噴霧印刷
等の公知の方法によりシリコンウエハー、金属板、プラ
スチツク板、またはガラス板等の基板上に塗布すること
が可能である。塗膜は電気炉あるいはホツトプレート等
の加熱手段を用い、好ましくは30〜150℃の温度で数分
〜数十分プリベークを行うことにより塗膜中の大部分の
溶媒の除去を行う。この塗膜にネガマスクを置き、化学
線を照射する。化学線としてはX線、電子線、紫外線あ
るいは可視光線などが例として挙げられるが、紫外線が
特に好適である。ついで未露光部を現像液で溶解除去す
ることによりレリーフ・パターンを得る。現像液は反応
溶媒中より選択することができるがこれと本発明の感光
性重合体の非溶媒であるメタノール、エタノールあるい
はプロパノール等の低級アルコールとの混合液を使用す
ることもできる。所望により上記非溶媒中でリンスし、
さらに所望により150℃以下の温度で乾燥を行いレリー
フ・パターンの安定化を行うことができる。またプリベ
ーク後のいずれかの時点で基板からフイルムをはがし、
単独のフイルムとして使用することもできる。現像によ
り形成されたレリーフ・パターンのポリマーは前駆体の
形であるため、これを上記加熱手段により好ましくは20
0〜500℃、更に好ましくは300〜400℃の温度で数十分〜
数時間加熱することによりパターン化されたポリイミド
膜を形成することができる。この場合の化学反応は下記
に示す通りであるが、感光成分は熱分解により揮散して
ポリイミドが形成される。
この様にして本発明方法により製造された感光性重合体
からパターン化された耐熱性のポリイミド膜を得ること
ができる。
本発明の製造方法により合成された感光性重合体および
レジストパターンは電子材料用途、特に半導体のパツシ
ベーシヨン膜、プリント回路等に使用可能である。
〔実施例〕
以下に実施例によつて本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例によつてなんら限定される
ものではない。
実施例1 かくはん装置、滴下ロート、温度計、コンデンサーおよ
び窒素置換装置を付した1のフラスコを恒温槽中に固
定した。このフラスコに脱水精製した500gのN−メチル
−2−ピロリドン(以下「NMP」と略記する。)、31.99
g(0.560モル)のアリルアミンを投入した。次にかくは
んを行いながら90.27g(0.280モル)の3・3′・4・
4′−ベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水物(以下
「BTDA」と略記する。)を添加し、30〜40℃で2時間反
応を行なつた。この溶液に115.61g(0.560モル)のN・
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(以下「DCC」
と略記する。)を添加し、20〜30℃で4時間反応を行う
ことによりN・N′−ジシクロヘキシルウレアの白色沈
殿が析出し、イソイミドの溶液を得た。この溶液に52.3
5g(0.261モル)の4・4′−ジアミノジフエニルエー
テル(以下「DDE」と略記する。)および2.13g(0.037
モル)のアリルアミンを添加し20〜30℃で5時間反応を
行なつた。この反応液を、この液からN・N′−ジシク
ロヘキシルウレアの白色沈殿をろ別した後、多量のアセ
トン中に滴下したところ、末端にアリルアミンが付加し
た感光性重合体が析出した。これをろ別し、50℃で一昼
夜減圧乾燥することにより単離した。
実施例2 実施例1と同様の装置で、500gのN・N′−ジメチルア
セトアミド中に22.85g(0.400モル)のアリルアミンを
入れ、かくはんを行ないながら64.49g(0.200モル)のB
TDAを添加し、30〜40℃で2時間反応を行なつた。この
溶液に82.56g(0.400モル)のDCCを添加し、20〜30℃で
4時間反応を行うことによりN・N′−ジシクロヘキシ
ルウレアの白色沈殿が析出し、イソイミドの溶液を得
た。この溶液に83.10g(0.192モル)のビス(4−(4
−アミノフエノキシ)フエニル)スルホンおよび3.41g
(0.016モル)の4−アミノフエニルメトキシシランを
添加し20〜30℃で5時間反応を行なつた。この反応液
を、この液からN・N′−ジシクロヘキシルウレアの白
色沈殿をろ別した後、多量のアセトン中に滴下したとこ
ろ、末端にシランが付加した感光性重合体が析出した。
これをろ別し、50℃で一昼夜減圧乾燥することにより単
離した。
実施例3 実施例1と同様の装置で、500gのNMP中に28.76g(0.504
モル)のアリルアミンを入れ、かくはんを行いながら5
4.94g(0.252モル)のピロメリツト酸二無水物を添加し
30〜40℃で2時間反応を行なつた。この溶液に103.94g
(0.504モル)のDCCを添加し、20〜30℃で4時間反応を
行うことにより、N・N′−ジシクロヘキシルウレアの
白色沈殿が析出し、イソイミドの溶液を得た。この溶液
に47.07g(0.235モル)のDDEおよび3.29g(0.033モル)
の無水マレイン酸を添加し、20〜30℃で5時間反応を行
なつた。この反応液を、この液からN・N′−ジシクロ
ヘキシルウレアの白色沈殿をろ別した後、多量のアセト
ン中に滴下したところ、末端に無水マレイン酸が付加し
た感光性重合体が析出した。これをろ別し50℃で一昼夜
減圧乾燥することにより単離した。
実施例4 実施例1と同様の装置で、500gのNMP中に29.70g(0.520
モル)のアリルアミンを入れ、かくはんを行ないなが
ら、76.53g(0.260モル)の3・3′・4・4′−ジフ
エニルテトラカルボン酸二無水物を添加し、30〜40℃で
3時間反応を行なつた。この溶液に107.33g(0.520モ
ル)のDCCを添加し、20〜30℃で4時間反応を行うこと
により、N・N′−ジシクロヘキシルウレアの白色沈殿
が析出し、イソイミドの溶液を得た。この溶液に28.13g
(0.260モル)のp−フエニレンジアミンを添加し、20
〜30℃で4時間反応を行なつた。この反応液を、この液
からN・N′−ジシクロヘキシルウレアの白色沈殿をろ
別した後、多量のアセトン中に滴下したところ、感光性
重合体が析出した。これをろ別し50℃で一昼夜乾燥する
ことにより単離した。
実施例5 実施例1と同様の装置で、500gのNMP中に16.92g(0.296
モル)のアリルアミンを入れ、かくはんを行ないなが
ら、71.59g(0.222モル)のBTDAを添加し、30〜40℃で
2時間反応を行なつた。この溶液に61.12g(0.296モ
ル)のDCCを添加し、20〜30℃で4時間反応を行うこと
によりN・N′−ジシクロヘキシルウレアの白色沈殿が
析出し、イソイミドの溶液を得た。この溶液に44.48g
(0.222モル)のDDEを添加し、20〜30℃で5時間反応を
行なつた。この反応液を、この液からN・N′−ジシク
ロヘキシルウレアの白色沈殿をろ別した後、多量のアセ
トン中に滴下したところ、感光性重合体が析出した。こ
れをろ別し、50℃で一昼夜乾燥することにより単離し
た。
実施例6 実施例1と同様の装置で、500gのジエチレングリコール
ジメチルエーテル中に29.34g(0.514モル)のアリルア
ミンを入れ、かくはんを行ないながら82.78g(0.257モ
ル)のBTDAを添加し30〜40℃で2時間反応を行なつた。
この溶液に106.02g(0.514モル)のDCCを添加し、20〜3
0℃で4時間反応を行うことにより、N・N′−ジシク
ロヘキシルウレアの白色沈殿が析出し、イソイミドの溶
液を得た。この溶液に63.79g(0.096モル)の3・3′
−ジアミノジフエニルスルホンを添加し20〜30℃で5時
間反応を行なつた。この反応液を、この液からN・N′
−ジシクロヘキシルウレアの白色沈殿をろ別した後、多
量のアセトン中に滴下したところ、感光性重合体が析出
した。これをろ別し、50℃で一昼夜乾燥することにより
単離した。
使用試験 実施例1〜6で合成した感光性重合体4.5gを25.5gのNMP
に溶解させ、この溶液に第1表に示す光重合開始剤、増
感剤、ジアジド化合物、および/または炭素−炭素二重
結合を有する化合物等を添加し感光性重合体組成物を調
製した。この組成物をシリコンウエハー上にスピンコー
トし、70℃、40分間プリベークを行うことにより均一な
膜を形成せしめた。次にマスクを通して超高圧水銀灯
(20mW/cm2)で種々の照射時間で露光した。これをNMP4
容、エチルアルコール1容の混合液に浸漬することによ
り現像を行い、エチルアルコール中でリンスし、乾燥し
た。このようにして鮮明なレリーフ・パターンを得た。
塗布膜厚を残存膜厚で規格した値で0.5を与える露光量
を感度として第1表に示した。これを200℃で30分間、
さらに400℃で30分間電気炉中で焼成を行つた結果、パ
ターンはくずれることはなかつた。ポリマーの赤外線吸
収スペクトルによるといづれの感光性重合体も焼成後は
ポリイミドに変換されていた。さらにこれらの感光性重
合体の経時安定性を調べるために、前記感光性重合体組
成物について、調整直後および室温に1か月放置したと
きの各々の回転粘度)を測定し、その経時変化を調べ
た。その結果を第1表に示す。
※)回転粘度とはE型粘度計(株式会社東京計器製VISC
ONIC EMD(商標))を使用して、温度25℃で測定した
粘度である。
比較合成例1 実施例1と同様の装置および方法で100gのNMP、12.34g
(0.0383モル)のBTDAおよび7.66g(0.0383モル)のDDE
より対数粘度数1.1dl/gのポリアミド酸溶液を合成し
た。この溶液に14.19g(0.0766モル)のジメチルアミノ
エチルメタクリレートを混合し感光性重合体溶液とし
た。この溶液30gをとり第1表に示す添加剤を加え、前
記使用試験と同様に感光性試験および感光性重合体の経
時安定性の測定を行つた。その結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の方法によりポリイミド前駆体に容易に感光基を
導入することができ、得られた感光性重合体に適切な添
加剤を加えた感光性重合体組成物は実用上十分な感度を
有し、不純物含量が少なく、かつ保存安定性にも優れて
いる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる感光性基含
    有イソイミドと一般式(II)で表わされるジアミンを溶
    媒の存在下、温度0〜100℃で反応を行うことを特徴と
    する一般式(III)で表わされる反復単位を含む感光性
    耐熱重合体の製造方法。 H2N−R2−NH2 ……(II) (式(I)〜(III)に於いてR1はそれぞれが独立に4
    価の炭素環式芳香族基または複素環式基であり;R2はそ
    れぞれが独立に、少なくとも2個の炭素原子を有する脂
    肪族基、脂環式基、芳香脂肪族基、炭素環式芳香族基、
    複素環式基、又はポリシロキサン基であり;R3は感光性
    の不飽和基を有する一価の有機基であり;Dは酸素原子又
    は=N−R3を表わす。)
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