JPH0749331Y2 - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH0749331Y2
JPH0749331Y2 JP1990404218U JP40421890U JPH0749331Y2 JP H0749331 Y2 JPH0749331 Y2 JP H0749331Y2 JP 1990404218 U JP1990404218 U JP 1990404218U JP 40421890 U JP40421890 U JP 40421890U JP H0749331 Y2 JPH0749331 Y2 JP H0749331Y2
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JP
Japan
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ice
ozone
ice making
water
cooling
Prior art date
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JP1990404218U
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JPH0490869U (ja
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茂人 小山
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Tec Corp
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Tec Corp
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は生鮮食品を冷却保存する
場合等に用いて好適な氷を製造するための製氷機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケット等において
は、野菜類や魚肉類等の生鮮食品に対する鮮度保持及び
雑菌繁殖の抑制などを目的として、商品の下に氷を敷い
て陳列する場合も少なくない。
【0003】また、オゾン水を用いた洗浄機によって、
殺菌を兼ねた洗浄も行われている(特開昭63−181
989公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
における生鮮食品等の陳列方法は、ある程度の効果は得
るものの、殺菌性や鮮度保持の面で十分とはいえない難
点がある。
【0005】また、上述した洗浄機では時間とともにオ
ゾンが水中から大気中に放出するため、水中に常時オゾ
ンガスを供給する必要があるなど、設備が大掛かりにな
るとともに、高コスト化を招き、手軽な殺菌洗浄ができ
ない難点がある。
【0006】本考案はこのような従来の技術に存在する
課題を解決した製氷機の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る製氷機Mは
水槽5内に製氷面4の一部を浸漬した冷凍ドラム3を備
え、冷凍ドラム3の回転により氷Iを連続的に製造可能
な横型外面ドラム方式により構成するとともに、特に、
製氷面4に対向させ、かつ所定の間隔Sを置いて配した
断熱面6を有する冷却補助部2を設けるとともに、所定
濃度のオゾンを含有するオゾン水Woを水槽5内に供給
するオゾン水供給部7を設けたことを特徴とする。な
お、冷却補助部2は断熱性素材を用いた保冷機能部或は
冷却部を内蔵した冷却機能部により構成できる。
【0008】
【作用】本考案に係る製氷器Mによれば、オゾン水供給
部7から所定濃度のオゾンを含有するオゾン水Woが水
槽5内に供給される。水槽5内には製氷面4の一部を浸
漬した冷凍ドラム3を備え、この冷凍ドラム3の回転に
より、氷Iが連続的に製造される。この場合、製氷面4
に対向し、かつ所定の間隔Sを置いて配した冷却補助部
2の断熱面6により、製氷面4により製造される氷Iは
内側(製氷面4側)と同時に外側(断熱面6側)からも
結晶が成長し、空気中へのオゾンの放出が阻止される。
【0009】即ち、一般的な製氷機では、図3(a)の
ように、製氷面31の上に水Wを付着させることによ
り、同図(b)のように、製氷面31側から氷Iwの結
晶が成長し、最終的に同図(c)のように、全体が氷I
wとなるが、結晶の成長過程では水中の溶解オゾンが空
気中に追い出されるため、得られる氷のオゾン濃度は
0.5ppmまでであり、これ以上は得れないのが実情
である。しかし、本考案に係る製氷機Mの場合には、最
終的に高濃度、特に、2ppm以上のオゾンを含有する
氷Iの製造が可能となる。
【0010】
【実施例】以下には、本考案に係る好適な実施例を挙
げ、図面に基づき詳細に説明する。まず、本考案に係る
製氷機Mについて図1及び図2を参照して説明する。製
氷機Mは図2に示すようにオゾン水供給部7を備える。
オゾン水供給部7はオゾン水製造部10を備え、このオ
ゾン水製造部10には給水部11から水Wが供給される
とともに、オゾン発生器12からオゾンガスOが供給さ
れ、これにより、オゾン水Woが製造される。
【0011】ところで、オゾン水Woの製造段階ではオ
ゾンの含有濃度を4ppm以上に調製する。このような
高濃度のオゾン水Woを得るため、オゾン発生器12は
水分解によるオゾン発生原理を用いることが望ましく、
これにより、オゾンガスOの濃度を30,000ppm
程度まで高めることができる。また、高濃度のオゾン水
Woを得るため、オゾン水製造部10は触媒塔を利用
し、上方から給水を行うとともに、下方からオゾンガス
Oを供給する。これにより、オゾンを溶解した高濃度の
オゾン水Woを連続して得ることができる。この場合、
オゾン水Woの濃度はオゾンガスOの送量を調節するこ
とにより、8ppm程度まで可変できる。なお、オゾン
水製造部10としては特開平2−153802号公報に
開示されるオゾン水の製造方法を利用してもよい。
【0012】このようにして製造されたオゾン水Woは
製氷機本体20に供給される。図1には横型外面ドラム
方式を用いた製氷機本体20を示す。製氷機本体20は
水槽5を備え、オゾン水Woは給水管21を通って水槽
5内の一定レベルまで供給される。一方、水槽5内には
製氷面4の一部を浸漬した冷凍ドラム3を備える。ま
た、製氷面4に対向させ、かつ略平行な所定の間隔Sを
置いて冷却補助部2を設ける。なお、冷却補助部2には
製氷面4に対面する断熱面6を有する。この場合、冷却
補助部2は断熱性素材を用いた保冷機能部により構成し
てもよいし、冷媒が循環する冷却部を内蔵した冷却機能
部により構成してもよい。このような冷却補助部2を設
けることにより、氷Iの結晶が成長する過程で空気中に
放出されるオゾン量を抑制できるとともに、冷却効率を
高めることができる。なお、空気中へのオゾン放出を抑
制するには、製氷室内を密閉し、かつ加圧すればよい
が、実施例の製氷機Mはオゾン水Wo中で製氷が開始す
るため、水圧による加圧状態によって製氷が行われるこ
とになり、製氷室内を加圧する必要がない。また、図1
中、22は製氷面4上に出来た氷Iを掻き取るカッター
を示す。
【0013】よって、製氷機本体20は、冷媒により冷
却された冷凍ドラム3が、矢印R方向に回転することに
より、オゾン水Wo中で氷Iが製氷面4に付き始め、カ
ッター22に到達するまでには、製氷面4に沿って厚さ
2〜3mmのオゾンを含有した氷Iができ上がる。そし
て、製氷面4上の氷Iはカッター22で掻き取られ、ガ
イド23を介して集められる。
【0014】このような製氷機Mにより、内部に濃度
0.5ppm以上のオゾンを含有する氷Iを容易に得る
ことができる。
【0015】次に、氷Iの利用方法の一例について説明
する。氷Iは生鮮食品、花等の近傍に置けば、本来の氷
による冷却作用と同時に、オゾンによる殺菌、消臭、鮮
度保持作用が生ずる。オゾンによるこれらの作用は氷I
の解ける速度に対応し、適度に放出されるとともに、安
定に継続する。
【0016】また、氷Iを洗浄水や解凍水等に投入すれ
ば、水中における被洗浄物及び被解凍物等に対しても同
様の作用を呈し、例えば、単純な容器の中などで、オゾ
ン水による洗浄や解凍等を行うことができる。
【0017】以上、実施例について詳細に説明したが、
本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0018】
【考案の効果】このように、本考案に係る製氷機は製氷
面に対向させ、かつ所定の間隔を置いて配した断熱面を
有する冷却補助部を設けるとともに、所定濃度のオゾン
を含有するオゾン水を水槽内に供給するオゾン水供給部
を設けてなるため、内部に濃度0.5ppm以上のオゾ
ンを含有する氷を容易かつ確実に製造できる。
【0019】そして、得られる氷は内部に濃度0.5p
pm以上のオゾンを含有するため、野菜類等の生鮮食品
に対する鮮度保持及び雑菌繁殖の抑制などを目的とした
商品冷却に用いた場合、本来の冷却効果に加え、十分な
殺菌及び消臭効果と鮮度保持効果を得れ、しかも、長時
間安定に継続させることができる。また、オゾン水によ
る洗浄や解凍等も特別な設備を要することなく手軽に実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る製氷機における製氷機本体の模式
的断面構成図、
【図2】同製氷機のブロック系統図、
【図3】氷の成長を示す作用説明図、
【符号の説明】
I 氷 M 製氷機 2 冷却補助部 3 冷凍ドラム 4 製氷面 5 水槽 6 断熱面 S 間隔 7 オゾン水供給部 Wo オゾン水

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内に製氷面の一部を浸漬した冷凍ド
    ラムを備え、冷凍ドラムの回転により氷を連続的に製造
    可能な横型外面ドラム方式の製氷機において、前記製氷
    面に対向させ、かつ所定の間隔を置いて配した断熱面を
    有する冷却補助部を設けるとともに、所定濃度のオゾン
    を含有するオゾン水を水槽内に供給するオゾン水供給部
    を設けてなることを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 冷却補助部は断熱性素材を用いた保冷機
    能部により構成することを特徴とする請求項1記載の製
    氷機。
  3. 【請求項3】 冷却補助部は冷却部を内蔵した冷却機能
    部により構成することを特徴とする請求項1記載の製氷
    機。
JP1990404218U 1990-12-21 1990-12-21 製氷機 Expired - Lifetime JPH0749331Y2 (ja)

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JP1990404218U JPH0749331Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 製氷機

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JP1990404218U JPH0749331Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 製氷機

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Publication Number Publication Date
JPH0490869U JPH0490869U (ja) 1992-08-07
JPH0749331Y2 true JPH0749331Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=31881885

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JP1990404218U Expired - Lifetime JPH0749331Y2 (ja) 1990-12-21 1990-12-21 製氷機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120031135A1 (en) * 2009-04-09 2012-02-09 MAJA-MASCHINENFABRILK HERMANN SCHILL GmbH &Co. KG Apparatus for Producing Flake Ice and Method for Cleaning, Descaling and/or Disinfecting an Apparatus for Producing Flake Ice

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01131865A (ja) * 1987-08-19 1989-05-24 Ozo Company Limited Kk 氷組成物

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JPH0490869U (ja) 1992-08-07

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