JPH0748969Y2 - エンジンの排気装置 - Google Patents
エンジンの排気装置Info
- Publication number
- JPH0748969Y2 JPH0748969Y2 JP936390U JP936390U JPH0748969Y2 JP H0748969 Y2 JPH0748969 Y2 JP H0748969Y2 JP 936390 U JP936390 U JP 936390U JP 936390 U JP936390 U JP 936390U JP H0748969 Y2 JPH0748969 Y2 JP H0748969Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator
- valve
- exhaust
- engine
- silencer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、排気通路の排気抵抗を変えることにより、
サイレンサの消音機能を可変するようなエンジンの排気
装置に関する。
サイレンサの消音機能を可変するようなエンジンの排気
装置に関する。
(従来技術) 従来、上述例のエンジンの排気装置としては、例えば、
実開昭61−134511号公報に記載の装置がある。
実開昭61−134511号公報に記載の装置がある。
すなわち、排気通路の排気抵抗を可変する開閉弁(排気
バルブ)と、エンジンの吸気負圧により作動されるダイ
ヤフラムを有して、上述の開閉弁を開閉するアクチュエ
ータとを備え、このアクチュエータの大気室を大気に開
放した構造のエンジンの排気装置である。
バルブ)と、エンジンの吸気負圧により作動されるダイ
ヤフラムを有して、上述の開閉弁を開閉するアクチュエ
ータとを備え、このアクチュエータの大気室を大気に開
放した構造のエンジンの排気装置である。
この従来装置においては、エンジンの低回転域で上述の
開閉弁を閉成して、サイレンサによる消音性能の向上を
図ると共に、エンジンの中・高回転域で上述の開閉弁を
開放して、排気抵抗を低減し、出力向上を図ることがで
きる利点がある反面、次のような問題点があった。
開閉弁を閉成して、サイレンサによる消音性能の向上を
図ると共に、エンジンの中・高回転域で上述の開閉弁を
開放して、排気抵抗を低減し、出力向上を図ることがで
きる利点がある反面、次のような問題点があった。
つまり、上述のサイレンサは車両の床下に取付けられる
関係上、このサイレンサにブラケットを介して上述のア
クチュエータを取付けた場合、アクチュエータのボディ
とアクチュエータロッドとの間のクリアランス、並びに
大気室を大気に開放する大気開放ポートに塵埃、砂、泥
水等が侵入しやすく、この結果、上述のアクチュエータ
が作動不良を起こす懸念があった。
関係上、このサイレンサにブラケットを介して上述のア
クチュエータを取付けた場合、アクチュエータのボディ
とアクチュエータロッドとの間のクリアランス、並びに
大気室を大気に開放する大気開放ポートに塵埃、砂、泥
水等が侵入しやすく、この結果、上述のアクチュエータ
が作動不良を起こす懸念があった。
(考案の目的) この考案は、可変排気用の開閉弁を吸気負圧により駆動
するアクチュエータの作動不良を確実に防止することが
できるエンジンの排気装置の提供を目的とする。
するアクチュエータの作動不良を確実に防止することが
できるエンジンの排気装置の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、排気通路の排気抵抗を可変する開閉弁と、
エンジンの吸気負圧により作動されるダイヤフラムを有
し、上記開閉弁を開閉するアクチュエータと、サイレン
サとを備えたエンジンの排気装置であって、上記アクチ
ュエータをサイレンサ側に取付け、該アクチュエータの
ボディと、上記開閉弁を開閉するアクチュエータロッド
との間にラバーブーツを装着すると共に、上記アクチュ
エータの大気室と、上記サイレンサに設けられた遮熱カ
バー内とをパイプで連通したエンジンの排気装置である
ことを特徴とする。
エンジンの吸気負圧により作動されるダイヤフラムを有
し、上記開閉弁を開閉するアクチュエータと、サイレン
サとを備えたエンジンの排気装置であって、上記アクチ
ュエータをサイレンサ側に取付け、該アクチュエータの
ボディと、上記開閉弁を開閉するアクチュエータロッド
との間にラバーブーツを装着すると共に、上記アクチュ
エータの大気室と、上記サイレンサに設けられた遮熱カ
バー内とをパイプで連通したエンジンの排気装置である
ことを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述のアクチュエータの大気室をパ
イプにより遮熱カバー内に連通しているので、この大気
室への塵埃、砂、泥水等の侵入を確実に防止することが
できる。
イプにより遮熱カバー内に連通しているので、この大気
室への塵埃、砂、泥水等の侵入を確実に防止することが
できる。
また、アクチュエータのボディと、アクチュエータロッ
ドとの間にはラバーブーツを装着しているので、ボディ
とロッドとの間のクリアランスに塵埃、砂、泥水等が侵
入するのを確実に防止することができる。
ドとの間にはラバーブーツを装着しているので、ボディ
とロッドとの間のクリアランスに塵埃、砂、泥水等が侵
入するのを確実に防止することができる。
したがって、上述の大気開放ポートとクリアランスとの
双方からの塵埃、砂、泥水等の侵入を防止して、アクチ
ュエータの作動不良を確実に防止することができる効果
がある。
双方からの塵埃、砂、泥水等の侵入を防止して、アクチ
ュエータの作動不良を確実に防止することができる効果
がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエンジンの排気装置を示し、第1図乃至第3図に
おいて、排気通路の下流に配設されるサイレンサ1を設
け、このサイレンサ1の上部には遮熱カバー2を溶接固
定して、フロア側への排気熱の伝熱を防止すると共に、
この遮熱カバー2内にグラスウール3を配設している。
おいて、排気通路の下流に配設されるサイレンサ1を設
け、このサイレンサ1の上部には遮熱カバー2を溶接固
定して、フロア側への排気熱の伝熱を防止すると共に、
この遮熱カバー2内にグラスウール3を配設している。
また、上述のサイレンサ1のリヤ側の端面には、このサ
イレンサ1を車体に支持するためのハンガ4を取付ける
と共に、上述のリヤ側端面に溶接固定したブラケット5
の延設端には、ボルト6,6を用いてアクチュエータ7を
取付けている。
イレンサ1を車体に支持するためのハンガ4を取付ける
と共に、上述のリヤ側端面に溶接固定したブラケット5
の延設端には、ボルト6,6を用いてアクチュエータ7を
取付けている。
一方、上述のサイレンサ1には第1および第2の合計2
つの出口管8,9を連通接続している。
つの出口管8,9を連通接続している。
ここで、上述の2つの出口管8,9のうちの一方の第1出
口管8は排気抵抗および消音性能を共に大きく設定し、
他方の第2出口管9は排気抵抗および消音性能を共に小
さく設定している。
口管8は排気抵抗および消音性能を共に大きく設定し、
他方の第2出口管9は排気抵抗および消音性能を共に小
さく設定している。
そして、上述の第2出口管9は、排気通路の排気抵抗を
可変する開閉弁10いわゆる排気バルブを取付けている。
可変する開閉弁10いわゆる排気バルブを取付けている。
この開閉弁10は、第3図乃至第5図に示すように構成し
ている。
ている。
すなわち、第2出口管9の上下対向箇所に軸受ホルダ1
1,12を取付け、これら上下の軸受ホルダ11,12にそれぞ
れカーボン製の上部軸受13および下部軸受14を介して弁
軸15を上下方向に指向させて軸支している。
1,12を取付け、これら上下の軸受ホルダ11,12にそれぞ
れカーボン製の上部軸受13および下部軸受14を介して弁
軸15を上下方向に指向させて軸支している。
また、上述の弁軸15にビス16,16を用いてバタフライバ
ルブ17を取付ける一方、下部軸受14と下側の軸受ホルダ
12との間に空間部を形成し、この下側の軸受ホルダ12の
下面中央部には水抜き用の小孔18を穿設している。
ルブ17を取付ける一方、下部軸受14と下側の軸受ホルダ
12との間に空間部を形成し、この下側の軸受ホルダ12の
下面中央部には水抜き用の小孔18を穿設している。
さらに上述の弁軸15には、開閉弁10の開成した時(第4
図参照)に、上流側に位置する凹溝19と、開閉弁10が閉
成した時(第5図参照)に、上流側に位置する凹溝20と
を形成している。
図参照)に、上流側に位置する凹溝19と、開閉弁10が閉
成した時(第5図参照)に、上流側に位置する凹溝20と
を形成している。
これらの各凹溝19,20は第2出口管9の内部と下部軸受1
4下方の空間部とを相互に連通するスリットで、開閉弁1
0が開いた時に排気ガスの流れにより上述の凹溝19を介
して下部軸受14上部に貯溜するエンジン凝縮水等を押出
し、開閉弁10が閉った時にエンジン停止時の残ガス圧力
により上述の凹溝20を介して上述の凝縮水等を押出すこ
とで、良好な水抜き効果を得て、弁軸15の防錆および固
着防止を図っている。
4下方の空間部とを相互に連通するスリットで、開閉弁1
0が開いた時に排気ガスの流れにより上述の凹溝19を介
して下部軸受14上部に貯溜するエンジン凝縮水等を押出
し、開閉弁10が閉った時にエンジン停止時の残ガス圧力
により上述の凹溝20を介して上述の凝縮水等を押出すこ
とで、良好な水抜き効果を得て、弁軸15の防錆および固
着防止を図っている。
ところで、上述のアクチュエータ7は第6図に示すよう
にエンジンの吸気負圧により作動されるダイヤフラム式
のアクチュエータで、このアクチュエータ7のダイヤフ
ラム21と上述の開閉弁10の作動レバー22とをアクチュエ
ータロッド23で連結している。
にエンジンの吸気負圧により作動されるダイヤフラム式
のアクチュエータで、このアクチュエータ7のダイヤフ
ラム21と上述の開閉弁10の作動レバー22とをアクチュエ
ータロッド23で連結している。
また、上述のアクチュエータ7は負圧室24に連通する負
圧導入ポート25と、大気室26に連通する大気開放ポート
27とを有し、上述の負圧導入ポート25は負圧ライン(図
示せず)を介してスロットル弁下流の吸気通路に連通し
ている。
圧導入ポート25と、大気室26に連通する大気開放ポート
27とを有し、上述の負圧導入ポート25は負圧ライン(図
示せず)を介してスロットル弁下流の吸気通路に連通し
ている。
しかも、上述の大気開放ポート27はパイプ28を用いて上
述のサイレンサ1における遮熱カバー2内に連通接続し
ている。
述のサイレンサ1における遮熱カバー2内に連通接続し
ている。
加えて、上述のアクチュエータ7のボディ29と、アクチ
ュエータロッド23との間にはラバーブーツ30を装着して
いる。
ュエータロッド23との間にはラバーブーツ30を装着して
いる。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
を説明する。
エンジンの低回転時には、アクチュエータ7の負圧室24
に吸気負圧が導入されるので、ダイヤフラム21はコイル
スプリング31に杭して第6図の左方へ可動し、アクチュ
エータロッド23および作動レバー22を介して開閉弁10が
閉成される。
に吸気負圧が導入されるので、ダイヤフラム21はコイル
スプリング31に杭して第6図の左方へ可動し、アクチュ
エータロッド23および作動レバー22を介して開閉弁10が
閉成される。
このため排気ガスはサイレンサ1内の消音性能が大きく
排気抵抗が大きく排気通路並びに第1出口管8を介して
流出し、こもり音の発生を防止することができる。
排気抵抗が大きく排気通路並びに第1出口管8を介して
流出し、こもり音の発生を防止することができる。
一方、エンジンの中・高回転時には、アクチュエータ7
の負圧室24に大気が導入されるので、ダイヤフラム21は
コイルスプリング31の復元力により復動し、アクチュエ
ータロッド23および作動レバー22を介して開閉弁10が開
成される。
の負圧室24に大気が導入されるので、ダイヤフラム21は
コイルスプリング31の復元力により復動し、アクチュエ
ータロッド23および作動レバー22を介して開閉弁10が開
成される。
このため排気ガスはサイレンサ1内の排気抵抗が小さ
く、消音性能が小さい排気通路並びに第2出口管9を介
して流出し、排気抵抗の低減を図って、出力を向上する
ことができる。
く、消音性能が小さい排気通路並びに第2出口管9を介
して流出し、排気抵抗の低減を図って、出力を向上する
ことができる。
ところで、上述のアクチュエータ7の大気室26はパイプ
28により遮熱カバー2内に連通したので、この大気室26
への塵埃、砂、泥水等の侵入を防止することができる。
28により遮熱カバー2内に連通したので、この大気室26
への塵埃、砂、泥水等の侵入を防止することができる。
また、アクチュエータ7のボディ29とアクチュエータロ
ッド23との間にはラバーブーツ30を装着したので、ボデ
ィ29、ロッド23間のクリアランス32(第6図参照)に塵
埃、砂、泥水等が侵入するのを防止することができる。
ッド23との間にはラバーブーツ30を装着したので、ボデ
ィ29、ロッド23間のクリアランス32(第6図参照)に塵
埃、砂、泥水等が侵入するのを防止することができる。
したがって、上述の大気開放ポート27とクリアランス32
との双方からの塵埃、砂、泥水等の侵入を防止し、アク
チュエータ7の作動不良を確実に防止することができる
効果があり、エンジン運転条件に応じた良好な可変排気
を行なうことができる効果がある。
との双方からの塵埃、砂、泥水等の侵入を防止し、アク
チュエータ7の作動不良を確実に防止することができる
効果があり、エンジン運転条件に応じた良好な可変排気
を行なうことができる効果がある。
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はエンジンの排気装置を示す概略平面図、 第2図は第1図の右側面図、 第3図は第2図の左側面図、 第4図は第3図のA−A線に沿う要部拡大断面図、 第5図は開閉弁閉時の説明図、 第6図はダイヤフラム式アクチュエータの断面図であ
る。 1…サイレンサ 2…遮熱カバー 7…アクチュエータ 10…開閉弁 21…ダイヤフラム 23…アクチュエータロッド 26…大気室 28…パイプ 29…ボディ 30…ラバーブーツ
る。 1…サイレンサ 2…遮熱カバー 7…アクチュエータ 10…開閉弁 21…ダイヤフラム 23…アクチュエータロッド 26…大気室 28…パイプ 29…ボディ 30…ラバーブーツ
Claims (1)
- 【請求項1】排気通路の排気抵抗を可変する開閉弁と、
エンジンの吸気負圧により作動されるダイヤフラムを有
し、上記開閉弁を開閉するアクチュエータと、 サイレンサとを備えたエンジンの排気装置であって、 上記アクチュエータをサイレンサ側に取付け、 該アクチュエータのボディと、上記開閉弁を開閉するア
クチュエータロッドとの間にラバーブーツを装着すると
共に、 上記アクチュエータの大気室と、上記サイレンサに設け
られた遮熱カバー内とをパイプで連通した エンジンの排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936390U JPH0748969Y2 (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | エンジンの排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP936390U JPH0748969Y2 (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | エンジンの排気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102013U JPH03102013U (ja) | 1991-10-24 |
JPH0748969Y2 true JPH0748969Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31512968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP936390U Expired - Lifetime JPH0748969Y2 (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | エンジンの排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748969Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196783A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Ihi Corp | アクチュエータ |
-
1990
- 1990-02-01 JP JP936390U patent/JPH0748969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03102013U (ja) | 1991-10-24 |
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