JPH0748822B2 - 二画面表示装置 - Google Patents

二画面表示装置

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JPH0748822B2
JPH0748822B2 JP20738687A JP20738687A JPH0748822B2 JP H0748822 B2 JPH0748822 B2 JP H0748822B2 JP 20738687 A JP20738687 A JP 20738687A JP 20738687 A JP20738687 A JP 20738687A JP H0748822 B2 JPH0748822 B2 JP H0748822B2
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公一 小野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、異なる信号源による2つの画面の一方を親画
面、他方を子画面とし、モニタに表示される親画面の一
部に子画面をはめ込んで、これらを同一モニタで同時に
表示できるようにした二画面表示装置に係わり、特に、
子画面のサイズをその重要度に応じて変化させることが
できるようにした二画面表示装置に関する。
〔従来の技術〕
親画面の一部に子画面をはめ込んで表示する二画面表示
装置は、たとえば、特開昭54−156420号公報によつて知
られている。この従来技術においては、子画面に対して
第1フイールド(奇フイールド)のビデオ信号を記憶す
るフイールドメモリと、第2フイールド(偶フイール
ド)のビデオ信号を記憶するフイールドメモリとが使用
され、親画面のビデオ信号に対してこれらフイールドメ
モリからのビデオ信号の読み出しタイミングを設定する
ことにより、親画面に対する子画面のはめ込み位置、サ
イズが決まるが、この場合、現時点での親画面のビデオ
信号が第1フイールドであるか、第2フイールドである
かを判定するとともに、フイールドメモリから読み出さ
れる子画面のビデオ信号が第1、第2フイールドのいず
れであるかを判定し、両者のフイールドが一致しない場
合には、親画面のビデオ信号が第2フイールドのときに
フイールドメモリから読み出される子画面のビデオ信号
の第1フイールドの読み出しを1水平走査分遅らせ、子
画面のインタレース関係が適正になるようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような二画面表示装置では、子画面はそ
のサイズが縦横同比率で縮小されて親画面にはめこまれ
る。このような画面サイズの縮小は、フイールド毎に走
査線を等間隔で間引きし、かつ同比率で各走査線の画素
を等間隔で間引きすることによつて可能である。画面の
縦横を1/nに縮小する場合には、各フイールド毎にn本
に1本の走査線を抽出し、抽出された走査線毎にn個に
1個の画素を抽出する。したがって、これらの間引く割
合を変化させることにより、子画面のサイズを可変とす
ることができる。
ところで、子画面のサイズを固定にするにしろ、可変に
するにしろ、上記従来技術によると、次のような問題が
生ずる。
(1) 子画面のサイズを可変とした場合、奇、偶フイ
ールドによつて子画面を表示すると、画像の垂直方向の
直線性が劣化する場合がある。
これを第15図によつて説明する。いま、同図(a)で示
す原画面を縮小率1/3で縮小するものとする。また、こ
こで、実線l1,l2,……,l6は奇フイールドの走査線、破
線l1′,l2′,……,l5′は偶フイールドの走査線であ
り、これらによつて三角形の画像が表示されるものとす
る。
かかる原画面を1/3に縮小する場合には、奇、偶フイー
ルドとも○印で示す2つおきの走査線l1,l4,……,l2′,
l5′,……が抽出され、これら走査線間の×印を付した
走査線が間引きされる。○印で示す抽出された各走査線
毎にさらに2つおきの画素が抽出されるように画素の間
引きが行なわれるが、この点の説明は省略する。これに
より、第15図(b)に示すように、縦横1/3に縮小され
た画面が得られるが、奇、偶フイールドで等間隔に走査
線が抽出され、かつこれらフイールドの一方の抽出され
た2走査線の中央に他方の抽出された走査線が配置され
るように各フイールドの走査線間引きを行なうことがで
き、縮小された画面での奇、偶フイールドの一方の走査
線は他方の2走査線の中間に配置されるから、第15図
(b)に示す縮小された画面の画像は同図(a)に示す
原画面の画像と相似となり、直線性が良い。
これに対して、第15図(c)に示す同図(a)と同じ画
面を縮小率1/2で縮小する場合には、奇、偶フイールド
とも1つおきの走査線が抽出されるように走査線の間引
きが行なわれるから、奇フイールドでは走査線l1,l3,l
5,……が、偶フイールドでは走査線l1′,l3′,l5′,…
…が抽出される。この場合、奇フイールドの○印で示す
抽出された2走査線の中央には同じフイールドの×印で
示す間引きされた走査線が位置し、偶フイールドの○印
で示す抽出された走査線は奇フイールドの○印で示す抽
出された2走査線の中間よりもこれら走査線の一方側に
片寄る。このために、縦横1/2に縮小された画面では、
第15図(d)に示すように、奇、偶フイールドの一方の
抽出された走査線は他方の2走査線の中間になるように
配置されるから、画像がゆがんで垂直方向の直線性が劣
化することになる。
一般に、奇数分の1の縮小率の場合には、子画面の垂直
方向の直線性は良好であるが、縮小率が偶数分の1の場
合には、その直線性は劣化する。
従来の固定サイズ二画面表示装置では、縮小率を奇数分
の1とすることにより、子画面の垂直方向の直線性を良
好に保つようにしているが、縮小率が奇数分の1と子画
面のサイズが限定されるし、また、子画面を可変サイズ
とすると、サイズの変化が粗いものとなる。
(2) 2フイールド分のメモリを使用する場合には、
子画面の表示位置が垂直方向に移動する場合がある。
これを第16図によつて説明する。同図(a)は原画面で
あつて、実線が奇フイールドの走査線、破線が偶フイー
ルドの走査線であり、楕円状の画像が表示されている。
かかる原画面を縮小する場合、奇フイールドの画面は第
16図(b)に示すように縮小されて一方のフイールドメ
モリに記憶され、偶フイールドの画面も第16図(c)に
示すように縮小されて他方のフイールドメモリに記憶さ
れる。
ところで、上記従来技術では、フイールドメモリは書き
込みと読み出しとを同時に行なうことができないから、
読み出しが行なわれるフイールドメモリは書き込みが終
了したフイールドメモリである。また、一般に、親画面
のビデオ信号と子画面のビデオ信号との位相関係はラン
ダムであり、しかもいずれか一方がビデオテープ・レコ
ーダからの再生信号の場合、これらの位相関係は変化す
る。これは、ビデオテープレコーダにおいて、負荷変動
によるテープ速度の変動やヘツドシリンダの回転変動な
どにより再生ビデオ信号に時間軸変動が生ずることによ
るものである。
このような場合、親画面の奇フイールド表示時、第16図
(b)に示す子画面の奇フイールドがフイールドメモリ
から読み出され、親画面の偶フイールド表示時、第16図
(c)に示す子画面の偶フイールドがフイールドメモリ
から読み出され、第16図(d)に示すように親画面の一
部に子画面がはめ込まれて表示されているとすると、親
画面のビデオ信号と子画面のビデオ信号との位相関係が
変化することにより、その後、親画面の奇フイールドの
表示での子画面のはめ込み表示を必要する時点になつた
とき、子画面の奇フイールドのビデオ信号が奇フイール
ド記憶用のフイールドメモリに書き込まれつつある状態
となる場合がある。このような場合には、奇フイールド
記憶用のフイールドメモリからはビデオ信号を読み出す
ことができず、偶フイールド記憶用のフイールドメモリ
からビデオ信号が読み出される。
そこで、第16図(d)のはめ込み画面では、親画面の奇
フイールドの走査線l1で第16図(b)に示す子画面の奇
フイールドの走査線loがフイールドメモリから読み出さ
れ、親画面の偶フイールドの走査線l1′で第16図(c)
に示す子画面の偶フイールドの走査線leがフイールドメ
モリから読み出されて親画面にはめ込まれていたがその
後、親画面の奇フイールドで子画面の偶フイールド記憶
用のフイールドメモリの読み出しが行なわれ、親画面の
偶フイールドで子画面の奇フイールド記憶用のフイール
ドメモリの読み出しが行なわれるようになると、親画面
の奇フイールドの走査線l1で第16図(c)に示す子画面
の偶フイールドの走査線leがフイールドメモリから読み
出され、親画面の偶フイールドの走査線l1′で第16図
(b)に示す子画面の奇フイールドの走査線loがフイー
ルドメモリから読み出される。しかし、これらをそのま
ま親画面にはめ込むと、子画面は奇、偶フイールドで上
下にずれるから、両フイールドの表示位置を合わせるた
めに、上記従来技術では、第16図(c)に示す子画面の
偶フイールドのフイールドメモリからの読み出しを1走
査線分遅らせ、第16図(c)の走査線leが親画面の奇フ
イールドの走査線l2でフイールドメモリから読み出され
るようにする。
この結果、第16図(e)に示すように、子画面は親画面
にはめ込み表示されるが、これは、第16図(d)と対比
して明らかなように、子画面の画像は上方に移動する。
同様にして、ある時間経過すると、子画面は第16図
(e)のはめ込み状態から第16図(d)のはめ込み状態
に移り、結局、第16図(f)に示すように、子画面は上
下に位置が変動する。
(3) 親画面信号、子画面信号の少なくともいずれか
一方がビデオテープレコーダからの再生信号であり、か
つスロー、スチルなどの特殊再生信号である場合には、
同一フイールドが繰り返えされてインターレース関係が
保障されておらず、かつ同期信号がノイズでおかされる
ため、フイールド判別を行なうことができない。特に、
スチル表示の場合には、奇、偶フイールドの内容の違い
による画像ぶれを防止するために、同一フイールドを繰
り返し表示するようにしている。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、親画面への子
画面のはめ込み、はめ込まれた子画面の表示を良好にす
ることができるようにした二画面表示装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、設定された縮小
率が奇数分の1のときには、子画面信号の各フイールド
で縮小率に応じた比率で、該縮小率が偶数分の1のとき
には、子画面の奇、偶いずれか一方のフイールドで縮小
率に応じた比率で夫々走査線を間引きし、これによつて
抽出された走査線を奇、偶フイールドに区分してメモリ
に書き込み、親画面信号の奇、偶フイールドに応じて該
メモリから奇フイールドに区分された該走査線と偶フイ
ールドに区分された該走査線とを読み出すようにする。
〔作用〕
縮小率が奇数分の1のときには、従来技術と同様に作用
する。縮小率が偶数分の1の場合には、縮小率に応じて
子画面信号の奇、偶いずれか一方のフイールドの走査線
のみが抽出され、抽出された走査線の1つおきと他の1
つおきとが区分されてメモリに記憶される。この読み出
しに際しては、区分された一方の走査線が奇フイールド
の走査線として、また、区分された他方の走査線は偶フ
イールドの走査線として夫々読み出される。これによつ
てインターレースした縮小化子画面が得られるが、その
奇、偶フイールド間では、その一方の走査線がその他方
の2つの走査線の中間に位置することになる。したがつ
て、子画面の垂直方向の直線性は良好となる。
また、該メモリからは、親画面信号が奇フイールドのと
き子画面信号の奇フイールドの走査線が、親画面信号の
偶フイールドのとき子画面信号の偶フイールドの走査線
が読み出されるから、親画面にはめ込まれた子画面が垂
直方向に変位することはない。
現在のメモリは書き込みと読み出しとを同時に行なうこ
とができる。そこで、親画面信号と子画面信号との位相
関係が変化していくと、子画面信号に対して親画面信号
の子画面はめ込み位置が変化するから、メモリで読み出
し位置が書き込み位置を追いこす場合が生ずる。これを
防止するために、メモリに4つのエリアを設け、その2
つを奇フイールドの走査線記憶用として残りの2つを偶
フイールドの走査線記憶用とし、走査線書き込みを行な
つているエリアを読み出すような状態となつたときに
は、そのエリアからの読み出しを禁止し、代りにこれと
同フイールドの走査線を記憶する他のエリアの読み出し
を行なうようにする。
縮小率に応じて子画面信号から抽出された走査線を奇、
偶フイールドの走査線として区分してメモリに書き込む
場合、子画面信号の奇、偶フイールドの判別が必要とな
る。しかし、親画面信号、子画面信号の少なくともいず
れか一方が磁気記録再生装置からの特殊再生信号である
場合には、回転ヘツドのヘツド切換信号を用いてフイー
ルドの判別を行なう。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による二画面表示装置の一実施例を示す
ブロツク図であつて、1は子画面信号の入力端子、2は
同期分離回路、3はn分周器(但し、nは整数)、4は
縮小率制御回路、5は2分周器、6は位相制御回路、7
は書込制御回路、8は読出制御回路、9はA/D(アナロ
グ/デイジタル)変換器、10はメモリ、11はD/A(デイ
ジタル/アナログ)変換器、12は親画面信号の入力端
子、13は合成器、15は出力端子である。
同図において、同期分離回路2は子画面100を表わす入
力端子1に入力される子画面信号から水平同期信号HSと
垂直同期信号VSとを分離する。水平同期信号HSはn分周
器3でn分周されて書込制御回路7に供給され、垂直同
期信号VSは書込制御回路7に供給されるとともに、2分
周器5で2分周されて書込制御回路7と位相制御回路6
とに供給される。縮小率制御回路4は設定された縮小率
に応じてn分周器3の分周比nを設定する。また、位相
制御回路6は、2分周器5の出力信号をもとにして縮小
率制御回路4からの制御信号により、n分周器3の分周
位相を縮小率に応じて制御する。
入力端子1からの子画面信号はA/D変換器9でデイジタ
ル信号に変換され、書込制御回路7によつてメモリ10に
書き込まれるが、このとき、書込制御回路7は、垂直同
期信号VS,n分周器3と2分周器5の出力信号により、設
定された縮小率に応じて子画面の走査線を抽出しメモリ
10に書き込む。このメモリ10からは読出制御回路8によ
つて子画面信号が読み出されるが、これによる子画面10
2は縦横1/nに縮小されている。この子画面信号は、D/A
変換器11でアナログ信号に変換された後、入力端子12か
ら入力される親画面101を表わす親画面信号とスイツチ
などからなる合成器13で合成され、出力端子14から出力
される。この合成器13の出力信号は親画面に子画面がは
め込まれた二画面103を表わしている。
この実施例では、書込制御回路7による子画面信号のメ
モリ10への書き込みにより、縮小率を偶数分の1にした
ときの第15図で説明した子画面の垂直方向直線性の劣化
を防止することができる。この点について、以下、縮小
率を1/2としたときのこの実施例の動作を第2図によつ
て説明する。なお、この場合、n分周器3の分周比nは
2である。
この場合には、書込制御回路7は、垂直同期信号VSと2
分周器5の出力信号とにより、子画面信号の1つおきの
フイールド(奇または偶フイールド)を抽出し、このフ
イールドの1つおきの走査線と他の1つおきの走査線と
をメモリ10の別々のエリアに書き込む。これらのエリア
は、読出制御回路8により、親画面のフイールド毎に交
互に読み出される。
そこで、第2図(a)が子画面の原画面であつて、実線
で示す走査線l1,l2,……が一方のフイールド(以下、F1
フイールドという)の走査線、破線で示す走査線l1′,l
2′,……が他方のフイールド(以下、F2フイールドと
いう)の走査線とし、この子画面が三角形の画像を表わ
しているものとすると、子画面信号は、第2図(b)に
示すように、F1フイールドとF2フイールドとが交互に配
列されてなり、垂直同期信号VSはF1,F2フイールドの境
になるから、書込制御回路7は垂直同期信号VSと2分周
器5の出力信号とからF1フイールドのみを抽出してメモ
リ10に書き込むとすると、第2図(a)に示す子画面か
らは、第2図(c)に示すように、F1フイールドの○
印、□印で示す走査線l1,l2,l3,l4,……が抽出される。
抽出されたこれら走査線は○印で示す奇数番目の走査線
l1,l3,l5,……と□印で示す偶数番目の走査線l2,l4,…
…とに区分され、メモリ10の異なるエリアに記憶され
る。第2図(d)は走査線l1,l3,l5,……が記憶された
一方のエリアを示し、同図(e)は走査線l2,l4,……が
記憶された他方のエリアを示す。
n分周回路3の出力信号は各走査線を2つのエリアに区
分するものであり、上記のように区分されるように、位
相制御回路6はn分周回路3の分周位相を2分周器5の
出力信号をもとに設定する。
読出制御回路8は、縮小率制御回路4の制御により、親
画面がF1フイールドのとき第2図(d),(e)の2つ
のエリアのうちの一方のエリアから読み出しを行ない、
親画面のF2フイールドのとき他方のエリアから読み出し
を行なう。すなわち、親画面のフイールド単位でメモリ
10の第2図(d),(e)で示す2つのエリアを交互に
読み出す。
この場合、第2図(d)で示すエリアから読み出される
信号による画面と第2図(e)で示すエリアから読み出
される信号による画面とは第2図(c)に示す関係とな
つて、一方の画面の走査線は他方の2走査線の中間に位
置することになり、メモリ10からは、第2図(d)で示
すエリアから読み出された信号がたとえば奇フイール
ド、第2図(d)で示すエリアから読み出された信号が
偶フイールドとなるインターレース関係の子画面信号が
得られることになる。そして、この子画面信号の奇、偶
フイールドの走査線の位置関係が上記のとおりであるか
ら、縮小された子画面の画像とその原画面の画像とは相
似関係となり、縮小された子画面の直線性が極めて良好
となる。
一般に、偶数分の1の縮小の場合には、子画面では、1
フイールドおきにn=2k(但し、k=1,2,3,……)走査
線毎に1走査線ずつ等間隔に抽出し、かつ抽出された走
査線の1つおきと他の1つおきをメモリ10の異なるエリ
アに記憶し、これらエリアの読み出しを1フイールド単
位で交互に行なつてインターレースの子画面を得るよう
にする。このように走査線を抽出し、各エリアに分配記
憶させるためにn分周器3の出力信号が用いられ、その
分周位相が2分周器5の出力信号をもとに位相制御回路
6によつて設定される。
次に、縮小率を1/3としたときのこの実施例の動作を第
3図によつて説明する。なお、この場合、n分周器3の
分周比nは3である。
この動作は先の従来技術とほぼ同じであり、子画面のF
1,F2フイールドをともに用いるから、書込制御回路7は
2分周器5の出力信号を用いない。
いま、第2図(a)と同様の子画面の原画面を第3図
(a)に示すと、書込制御回路7は、n分周器3の出力
信号と垂直同期信号VSとにより、子画面のF1フイールド
では、○印で示す3走査線毎の走査線l1,l4,……を抽出
し、F2フイールドでは、□印で示す3走査線毎の走査線
l2′,l5′,……を抽出する。この場合、F1,F2フイール
ドの一方の抽出される走査線は他方の2走査線の中間に
位置するものであるように、位相制御回路6が2分周器
5の出力信号をもとにn分周器3の分周位相を制御す
る。
これにより、抽出される走査線は、第3図(b)に示す
ように、走査線l1,l2′,l4,l5′,……となり、これら
走査線は等間隔の位置関係となる。
さらに、書込制御回路7は、n分周器3の出力信号をも
とに、抽出されたF1フイールドの走査線とF2フイールド
の走査線とをメモリ10の別々のエリアに書き込む。第3
図(c)はF1フイールドの抽出された走査線l1,l4,……
を記憶したエリアを示し、同図(c)はF2フイールドの
抽出された走査線l2′,l5′,……を記憶したエリアを
示す。
メモリ10からの読み出しは縮小率が偶数分の1の場合と
同様であり、読出制御回路8により、メモリ10の2つの
エリアが親画面のフイールド毎に交互に読み出され、良
好な直線性のインターレースした子画面信号が得られ
る。
以上の動作は、縮小率が任意の偶数分の1の場合につい
ても同様である。
以上のように、この実施例では、縮小率を任意整数分の
1で可変しても、常に良好な直線性の子画面が親画面に
はめ込まれた二画面が得られる。
第4図は本発明による二画面装置の他の実施例を示すブ
ロツク図であつて、15,16はフイールド判別回路、17は
4エリア制御回路であり、第1図に対応する部分には同
一符号をつけている。
この実施例は、第4図に示すように、第1図の2分周器
5の代りに子画面100の奇、偶フイールドを判別するフ
イールド判別回路15を設け、また、親画面101の奇、偶
フイールドを判別するフイールド判別回路16を設けると
ともに、メモリ10に4つのエリアを設けてそのうちの1
つを指定する4エリア制御回路を設ける。これら以外の
部分については第1図と同様である。
メモリ10の4つのエリアのうち2つのエリアは子画面10
0の奇フイールドの記憶に用いられ、残りの2つのエリ
アは同じく偶フイールドの記憶に用いられる。このよう
な子画面100の各フイールドの書込みエリアは、フイー
ルド判別回路15の判別結果にもとづいて、書込制御回路
7によつて行なわれる。メモリ10の4つのエリアをE1,E
2,E3,E4とし、エリアE1,E2が奇フイールド記憶用、エリ
アE3,E4が偶フイールド記憶用とすると、子画面100の奇
フイールドがエリアE1に記憶されると、次の偶フイール
ドはエリアE3に記憶させ、さらに次の奇フイールドはエ
リアE2に、さらに次の偶フイールドはエリアE4に記憶さ
れ、かかる一連の記憶動作が繰り返される。
メモリ10からの読み出しは、4エリア制御回路17で制御
される読出制御回路8により、エリアE1,E3,E2,E4の順
に行なわれ、奇、偶フイールドが交互となる子画面信号
が得られるが、この場合、4エリア制御回路17はフイー
ルド判別回路15,16の判定結果を比較して、メモリ10か
ら読み出される子画面信号の奇、偶フイールドが入力端
子12からの親画面信号の奇、偶フイールドに一致するよ
うに、メモリ10の各エリアE1〜E4の読み出しが行なわれ
る。
ところで、子画面信号、親画面信号のいずれか一方がビ
デオテープレコーダなどからの再生信号である場合、先
の説明したように、これら信号の位相関係が変化する。
このために、メモリ10の書込制御回路7によつて書き込
みを行なつているエリアと読出制御回路8によつて読み
出しを行なつているエリアとが異なつていても、その
後、同一エリアに対して書き込みと読み出しとを行なわ
なければならないことになる場合もある。4エリア制御
回路17はこのような状態になつたか否かの判定も行なつ
ており、このような状態になつたときには、書き込み中
のエリアからの読み出しを禁止し、読出制御回路8を制
御することにより、書き込みが行なわれているエリアと
同種のフイールドを記憶する他のエリアが読み出される
ようにする。
このように、必ず子画面102の奇フイールドが親画面101
の奇フイールドに一致し、子画面102の偶フイールドが
親画面101の偶フイールドに一致するから、たとえ親画
面信号と子画面信号の位相が変化しても第16図で説明し
たような子画面位置の移動は生じない。
ところで、現在のメモリは書き込み、読み出しを同時に
行なうことができ、たとえ親画面信号と子画面信号の位
相が変化しても、メモリ10のエリアの読み出し順序を変
更せずとも良さそうに思われる。たしかにエリアの読み
出し順序を変更しなくとも、同一エリアでの書き込み、
読み出しが可能であることから、メモリ10から読み出さ
れる子画面信号の奇、偶フイールドは親画面信号の奇、
偶フイールドと一致して第16図で説明した問題は生じな
い。しかし、その反面、子画面の縮小のためにメモリ10
での書き込み速度よりも読み出し速度が速いことから、
次のような問題を生ずる。
すなわち、第5図(a)を親画面信号、第5図(b)を
子画面信号とし、子画面フイールドは親画面フイールド
よりも位相が若干遅れているものとする。そこで、親画
面信号の奇フイールドが入力端子12から入力されて後、
子画面信号の奇フイールドが若干遅れて(時刻t1)入力
端子1から入力され、時刻t1からこの子画面信号の奇フ
イールドがメモリ10のたとえばエリアE1に書き込まれ
る。その後、時刻t2が親画面への子画面のはめ込み開始
時点とし、このエリアE1の読み出しが開始されたとする
と、読み出し速度は書き込み速度のn倍と速いために、
エリアE1での読み出し点が書き込み点に追いつくことに
なる。この追いついた時点を時刻t3とすると、時刻t3
降はめ込み終了となる時刻t4までは、エリアE1に以前に
書き込まれた奇フイールドを読み出して親画面にはめ込
むことになる。なお、エリアE1への子画面信号の書き込
みは、その奇フイールドが終る時刻t5まで行なわれる。
そこで、出力端子14に得られる合成信号による画面で
は、第6図に示すように、親画面Aにはめ込まれた子画
面BはエリアE1の書き込まれつつある奇フイールドの画
面B1とエリアE1に以前に書き込まれた奇フイールドの画
面B2とが継ぎ合わされたものとなる。この場合、画面B
1,B2は4フイールド(2フレーム)の時間的に隔たりが
ある内容を有しており、画面B1,B2の境で画像の不連続
が生じて不自然な画像となる。特に、動きが速い画面の
場合には、この不連続さが非常に目立つことになり、一
層見ずらいものとなる。
そこで、この実施例では、書き込みが行なわれているエ
リアを読み出し開始するような状況になつたときには、
このエリアでの読み出しを禁止し、代りに同種のフイー
ルドを記憶しているエリアの読み出しを開始させる。こ
れによると、はめ込み二画面の子画面では、2つの異な
る時刻の画面が継ぎ合わされるようなことがない。ま
た、エリアに書き込みつつある本来表示すべきフイール
ドの内容とこのエリアの代りとなるエリアから読み出さ
れるフイールドの内容とには2フイールドの時間的隔た
りがあるが、先の4フイールドの隔たりと比べるとその
1/2であり、しかも、子画面が時間的に隔たりがある2
つの画面の継ぎ合わせとはならないから、表示される子
画面に格別不自然さ、見ずらさが生ずることはない。
なお、第4図において、子画面の縮小率による動作は第
1図に示した実施例と同様であり、縮小率が偶数分の1
の場合には、フイールド判別回路15の判別結果を用い、
子画面30の奇、または偶フイールドの走査線のみがメモ
リに記憶され、縮小率が奇数分の1の場合には、フイー
ルド判別回路15の判別結果は用いられず、奇、偶フイー
ルドの走査線が記憶される。この場合、メモリ10の4つ
のエリアが用いられるが、縮小率が偶数分の1のとき、
抽出された走査線の1つおきの走査線が記憶されるエリ
アは、読み出し時奇フイールドの走査線として読み出さ
れるように、奇フイールド記憶用のエリアE1,E2が用い
られ、他の1つおきの走査線が記憶されるエリアは、こ
れらが偶フイールドの走査線として読み出されるよう
に、偶フイールド用のエリアE3,E4に記憶される。
このようにして、この実施例においても、第1図に示し
た実施例と同様に、垂直方向の直線性が良好な縮小され
た子画面が得られる。
第7図は第4図における4エリア制御回路17の一具体例
を示すブロツク図であつて、18は2分周器、19は書込エ
リア選択回路、20は読出期間パルス発生器、21は読出エ
リア選択回路であり、第4図に対応する部分には同一符
号をつけている。また、第8図、第9図は第7図の各部
の信号を示すタイミングチヤートであつて、第7図に対
応する信号には同一符号をつけている。
第7図、第8図において、フイールド判別回路15は子画
面信号は奇フイールドのとき“H"(高レベル)、偶フイ
ールドのとき“L"(低レベル)となる判別信号S1を出力
する。この判別信号S1は書込エリア選択回路19、読出エ
リア選択回路21に供給されるとともに、2分周器18で2
分周されて書込エリア選択回路19と読出エリア選択回路
21とに供給される。書込エリア選択回路19は縮小率制御
回路4からの制御信号によつて動作が切換えられ、判別
信号S1と2分周器18の出力信号S2とから書込エリア指定
信号を生成して書込制御回路7に送る。
そこで、子画面の縮小率が奇数分の1のときには、2分
周器18の出力信号S2が“H"で判別信号S1が“H"のときメ
モリ10のエリアE1が書き込み設定され、判別信号S1が
“L"のときエリアE3が書き込み指定とされる。2分周器
18の出力信号S2が“L"で判別信号S1が“H"のときにはエ
リアE2が書き込み指定され、判別信号S1が“L"のときに
はエリアE4が書き込み指定される。これにより、メモリ
10では、子画面信号が奇、偶、奇、偶とフイールドが移
る毎にエリアE1,E3,E2,E4の順で書き込み指定される。
したがつて、エリアE1,E3には奇フイールドの走査線
が、エリアE2,E4には偶フイールドの走査線が夫々記憶
される。
子画面の縮小率が偶数分の1のときには、2分周器18の
出力信号S2が“H"で判別信号S1が“H"のとき、奇フイー
ルドの抽出された走査線毎に交互にエリアE1,E3が書き
込み指定され、判別信号S1が“L"のときいずれのエリア
も書き込み指定されない。2分周器18の出力信号S2が
“L"で判別信号S1が“H"のときには、次の奇フイールド
の抽出された走査線毎に交互にエリアE2,E4が書き込み
指定され、判別信号S1が“L"のときにはいずれのエリア
も書き込み指定されない。これにより、奇フイールドの
抽出された走査線の1つおきはエリアE1,E2に書き込ま
れ、他の1つおきはエリアE3,E4に書き込まれる。
読出エリア選択回路21は、フイールド判別回路15の判別
信号S1,2分周器18の出力信号S2、親画面のフイールド判
別回路16の判別信号S3および読出期間パルス発生器20か
らの親画面に子画面をはめ込ためにメモリ10の読出し期
間を表わす読出期間パルスS4により、パルスS5を形成
し、これと判別信号S3とを読出制御回路8に送る。読出
制御回路8は判別信号S3と信号S5とのレベル関係に応じ
てメモリ10のエリアE1〜E4のいずれかを読み出し指定す
る。
ここで、読出エリア選択回路21の一具体例を第10図に示
し、メモリ10におけるエリアの読み出し指定について説
明する。なお、第10図において、22は立下りエツジ検出
回路、23はラツチ回路、24はANDゲート、25はDフリツ
プフロツプである。
第8図、第10図において、フイールド判別回路16の判別
信号S3も,判別信号S1と同様に、親画面が奇フイールド
のとき“H"、偶フイールドのとき“L"とし、判別信号S3
は判別信号S1よりも位相が遅れているものとする。
読出期間パルスS4は親画面への子画面のはめ込み位置を
も表わす“H"のパルスであり、したがつて、このはめ込
み位置が設定されると、判別信号S3と一定の位相関係と
なる。判別信号S3と読出期間パルスS4とはANDゲート24
に供給され、親画面の奇フイールドの読出期間パルスS4
が抽出される。これはDフリツプフロツプ25のクロツク
となる。
一方、フイールド判別回路15の判別信号S1は立下りエツ
ジ検出回路22に供給されてその立下りエツジが検出され
る。この立下りエツジパルスはラツチ回路23にラツチパ
ルスとして供給され、2分周器18の出力信号S2をラツチ
する。ラツチ回路23の出力パルスS6は2分周器18の出力
信号S2よりもその1/4周期だけ遅れ、Dフリツプフロツ
プ25にD入力として供給される。このラツチ回路23の出
力パルスS6は、第8図からも明らかなように、子画面の
縮小率が1/奇数のとき、“H"でエリアE3,E2での書き込
み期間を表わし、“L"でエリアE4,E1での書き込み期間
を表わしており、また、縮小率が1/偶数のとき、“H"期
間の後半でエリアE2,E4での書き込み期間を表わし、
“L"期間の後半でエリアE1,E3での書き込み期間を表わ
している。
Dフリツプフロツプ25において、ANDゲート24からのク
ロツクS7の立上りエツジでラツチ回路23の出力パルスS6
を取り込むと、クロツクS7の周期は、ラツチ回路23の出
力パルスS6の周期の1/2であるから、そのQ端子からは
親画面における奇フイールドの子画面はめ込み位置の開
始点でレベル反転するパルスS5が得られる。
このパルスS5と判別信号S3とが読出制御回路8に送ら
れ、これらにもとづいてメモリ10のエリアが読み出し指
定されるが、これらのレベルに応じて次のように読み出
されるエリアが指定される。
パルスS5の周期は判別信号S3の周期の2倍であり、かつ
パルスS5のエツジは判別信号S3の“H"期間内にあるか
ら、判別信号S3とパルスS5とのレベル関係は必ず上表の
ように変化し、したがつて、読出期間パルスS4で規定さ
れる読出期間に読み出し指定されるメモリ10のエリア
は、親画面のフイールド毎にE1,E3,E2,E4の順で移つて
いく。また、判別信号S3が“H"のときには親画面は奇フ
イールドであり、このときには奇フイールド記憶用のエ
リアE1またはE2が読み出し指定されるから、メモリ10か
らは縮小される子画面の奇フイールドが読み出されるこ
とになる。したがつて、親画面が偶フイールドのときに
は、メモリ10から縮小された子画面の偶フイールドが読
み出される。
上表および第8図からも明らかなように、メモリ10のエ
リアE1から読み出しを行なうためには、少なくともラツ
チ回路23の出力パルスS6が“H"でなければならない。す
なわち、エリアE1の読み出し期間はこの出力パルスS6の
“H"期間内である。また、エリアE1で書き込みが行なわ
れるのは、この出力パルスS6が“L"の期間である。した
がつて、エリアE1が同時に書き込み、読み出しを行なう
ことはない。エリアE3,E2,E4の読み出しはエリアE1の読
み出しよりも順次1フイールドずつ遅れる。したがつ
て、これらエリアE3,E2,E4も同時に書き込み、読み出し
が行なわれることはない。
ところで、新画面信号、子画面信号の少なくともいずれ
か一方がビデオテープレコーダなどの再生信号である場
合、これらの位相関係が変化する。そこで、親画面が子
画面に対して位相が進んでいくものとし、親画面と子画
面の位相関係が第9図に示すようになつたとする。な
お、この位相変化を明確にするために、第8図、第9図
において、親画面の4フイールドを単位とし、この単位
の先頭となる判別信号S3の奇フイールドおよびその期間
の読出期間パルスS4にハツチングしている。
親画面の位相が進むにつれて、第8図でハツチングして
示す親画面の奇フイールドでのエリアE1の書き込み、読
み出し間の時間間隔が狭くなつていく。そして、この奇
フイールドにおいて、エリアE1では書き込み後直ちに読
み出しが行なわれるようになるが、さらに親画面の位相
が進むと、第9図に示すように、ハツチングで示す読出
期間パルスS4の立上りエツジはラツチ回路23の出力信号
S6の“L"の期間に入り、この読出期間パルスS4でDフリ
ツプフロツプ25の出力パルスS5は“L"となる。したがつ
て、ハツチングして示す奇フイールドで読み出しが行な
われるエリアはE1からE2に移ることになる。このとき、
エリアE1では書き込みが行なわれているが、このエリア
E1の読み出しは次の奇フイールドで行なわれる。このこ
とは、親画面の偶フイールドにつても同様であり、一方
の偶フイールドにおける読み出しはエリアE3からE4へ、
他方の偶フイールドにおける読み出しはエリアE4からE3
へ夫々代わる。
以上のように、この実施例は、第1図に示した実施例の
効果に加え、メモリ10からは、親画面の奇フイールド時
子画面の奇フイールドを、親画面の偶フイールド時子画
面の偶フイールドを夫々読み出すことができるととも
に、メモリ10における同一エリアで書き込み、読み出し
を同時に行なうことが防止でき、子画面のはめ込み位置
の垂直方向の変位や子画面が異なる画面の継ぎ合わせと
なることを防止できる。
第11図は本発明による二画面表示装置のさらに他の実施
例を示すブロツク図であつて、26はヘツドシリンダ、27
はヘツド切換信号発生器、28はAFC(自動周波数制御)
回路、29,30は切換スイツチであり、第7図に対応する
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
この実施例は、親画面信号、子画面信号の少なくとも一
方が磁気記録再生装置で得られる特殊再生信号である場
合でも、先に説明した実施例と同様の効果が得られるよ
うにしたものである。
第11図において、同期分離器2で子画面信号から分離さ
れた水平同期信号はAFC回路28を介してn分周器3およ
びフイールド判別回路15に供給される。また、子画面信
号に対するフイールド判別回路15の判別信号S1と磁気記
録再生装置のヘツド切換信号発生器27から発生されるヘ
ツド切換信号SWとを選択する切換スイツチ29と、親画面
信号に対するフイールド判別回路16の判別信号S3とこの
ヘツド切換信号SWとを選択する切換スイツチ30とが設け
られている。ヘツド切換信号SWは回転ヘツドを搭載した
ヘツドシリンダ26の回転に位相同期し、したがつて、回
転ヘツドによる再生信号の垂直同期信号とほぼ同一位相
であり、この再生信号の1つおきのフイールドで“H"、
他の1つおきのフイールドで“L"となる。したがつて、
フイールド判別回路15の判別信号S1またはフイールド判
別回路16の判別信号S2と同一周期の信号でかつほぼ同一
位相である。この場合、サーボ系の動作により、常に再
生信号の奇、偶フイールドでのヘツド切換信号のレベル
は決まつている。ここでは、ヘツド切換信号が“H"のと
き再生信号は奇フイールド、“L"のとき偶フイールドで
あるものとする。このようにすることにより、ヘツド切
換信号のレベルと再生信号の奇、偶フイールドとの関係
をフイールド判別回路15,16の判別信号S1,S2と子画面信
号、親画面信号の奇、偶フイールドとの関係に一致させ
ることができる。かかる関係は、フイールド判別回路1
5,16やヘツド切換発生器27の構成によつて設定できる。
親画面信号、子画面信号のいずれか一方が磁気記録再生
装置の再生信号であつても、これが特殊再生信号でなけ
れば、切換スイツチ29,30はいずれもX側に閉じ、第4
図で説明した実施例のように動作する。
子画面信号が磁気記録再生装置の特殊再生信号である場
合には、切換スイツチ29をY側に閉じる。このとき、切
換スイツチ30はX側に閉じており、第7図で示した4エ
リア制御回路17は、ヘツド切換信号SWを判別信号S1とし
て上記のように動作し、メモリ10で書き込みエリアと読
み出しエリアとを指定する。親画面信号が磁気記録再生
装置の特殊再生信号である場合には、切換スイツチ30が
Y側に閉じ、フイールド判別回路16の判別信号S3の代り
にヘツド切換信号SWが4エリア制御回路17に供給され
る。
磁気記録再生装置が特殊再生を行なう場合には、回転ヘ
ツドの走査がトラツクを横切ることになるから、トラツ
クにおける垂直同期信号の記録位置でトラツクキングず
れが大きい場合がある。このような場合には、垂直同期
信号がノイズによつておかされ、垂直同期信号の分離が
正確に行なわれずフイールド判別に誤りが生ずる。この
実施例では、特殊再生の場合、判別信号とほとんど同じ
ヘツド切換信号を判別信号の代りに用いることにより、
この問題を解消している。
また、水平同期信号もノイズでおかされて正確な分離が
行なわれないと、n分周器3の分周動作にも誤りが生ず
るが、AFC回路28を設けることによつてこの問題も解消
している。
なお、第11図は子画面信号、親画面信号のいずれか一方
が磁気記録再生装置の特殊再生信号に対処することがで
きるようにしたものであるが、さらに、これら信号のい
ずれもが特殊再生信号である場合にも対処できるように
することができる。すなわち、この場合には、親画面信
号となる特殊再生信号を出力する磁気記録再生装置で得
られるヘツド切換信号を切換スイツチ30のY側に、子画
面信号となる特殊再生信号を出力する磁気記録再生装置
で得られるヘツド切換信号を切換スイツチ29のY側に夫
々供給するようにすればよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、ここで、これら実
施例に用いられるメモリ10について説明する。
現在用いられているメモリ素子は4ビツト入力あるいは
8ビツト入力である。これに対し、二画面表示などで
は、ビデオ信号は6ビツトあるいは多くても7ビツト程
度でデイジタル化すれば充分である。したがつて、、こ
のようにデイジタル化されたビデオ信号を4ビツト入力
あるいは8ビツト入力のメモリ素子に記憶するとむだが
生ずる。また、子画面のはめ込みサイズが可変の場合、
はめ込みサイズが変わつてもはめ込まれた子画面の精細
度が変わらないようにするために、はめ込みサイズが大
きくなると、メモリ書き込みのために抽出された各走査
線での画素のサンプリングを細かくしなければならない
から、メモリの書込み速度は高くなり、メモリの容量も
増大させねばならず多数のメモリ素子を要することにな
る。さらに、本発明を高級機器から普及機器まで広く使
用可能とするためには、いずれの機器に用いられるメモ
リ素子の個数を同じにする必要はなく、たとえば、高級
機器でははめ込みサイズを可変とし、普及機器では固定
とするなどし、夫々について使用するメモリ素子数を少
なくてすむようにした方がよい。
以上のことから、はめ込みサイズが小さいときには1メ
モリ素子4ビツト処理を行ない、はめ込みサイズが大き
いときには多数メモリ素子多ビツト処理を行なうように
メモリ10を構成することが好ましいが、このためのメモ
リ10の構成を第12図によつて説明する。なお、同図にお
いて、31は6ビツト/4ビツト変換器、32は6ビツト/12
ビツト変換器、33は切換スイツチ、34〜36はメモリ素
子、37は4ビツト/6ビツト変換器、38は12ビツト/6ビツ
ト変換器、39は切換スイツチであり、前出図面に対応す
る部分には同一符号をつけている。
同図において、A/D変換器9は子画面信号を6ビツトデ
ータに変換するものとする。また、メモリ素子34,35,36
は4ビツト入力とする。
子画面のはめ込みサイズが小さい場合には、切換スイツ
チ33,39をP側に閉じ、メモリ素子34のみを用いる。A/D
変換器9から出力される6ビツトデータは6ビツト/4ビ
ツト変換器31によつて4ビツトデータに変換され、切換
スイツチ33を通つて前出の書込み制御回路7によりメモ
リ素子34に書き込まれる。また、前出の読出制御回路8
によりメモリ素子34から読み出された4ビツトデータは
4ビツト/6ビツト変換器37で元の6ビツトデータに変換
され、切換スイツチ39を通つてD/A変換器11に供給され
る。
子画面のはめ込みサイズが大きい場合には、切換スイツ
チ33,39はQ側に閉じ、メモリ素子34〜36が用いられ
る。この場合には、6ビツト/12ビツト変換器32はA/D変
換器9からの6ビツトデータの連続する2つのサンプリ
ング点をまとめ、6×2=12ビツトデータとして出力す
る。この12ビツトデータの4ビツトは切換スイツチ33を
通つてメモリ素子34に書き込まれ、残りの8ビツトは4
ビツトずつメモリ素子35,36に書き込まれる。メモリ34
〜36から読み出される4ビツトデータは12ビツト/6ビツ
ト変換器38に供給され、4×3=12ビツトから元の2つ
の6ビツトデータが生成される。この6ビツトデータは
切換スイツチ39を通つてD/A変換器11に供給される。
このはめ込みサイズが大きい場合には、6ビツト/12ビ
ツト変換器32は入力される6ビツトデータの2サンプリ
ング点の入力に1度の割合で12ビツトデータを出力する
ので、メモリ素子34〜36の書込み速度は6ビツトデータ
をそのまま書き込む場合の1/2となる。また、4ビツト
入力のメモリ素子34〜36は夫々4ビツトデータが書き込
まれるから、夫々にむだがないことになる。
次に、第12図の6ビツト/4ビツト変換器31,4ビツト/6ビ
ツト変換器37の具体例を第13図に示し、その動作を第14
図を用いて説明する。なお、第13図(a)において、40
〜42はラツチ回路、43は切換スイツチであり、第12図に
対応する部分には同一符号をつけている。また、第13図
(b)はメモリ34でのデータ記憶状態を示す模式図であ
り、第14図は第13図(a)の各部の信号を示すタイミン
グチヤートであつて、第13図(a)に対応する信号には
同一符号をつけている。
A/D変換器20はクロツクC1のタイミングで子画面信号を
サンプリングし、6ビツトのデータに変換する。このデ
ータの6つのビツトを夫々数字1,2,3,4,5,6で区別し、
i番目のサンプルデータの各ビツトをこれら数字にサフ
イツクスを付して1i,2i,3i,4i,5i,6iと表わすことにす
る。6ビツト/4ビツト変換器31は切換スイツチで実現で
き、制御信号C2が“L"のときa側に、“H"のときb側に
閉じるものとする。メモリ素子34は書込信号C3のタイミ
ングで6ビツト/4ビツト変換器31の4ビツトデータの書
きビツトを夫々D1入力、D2入力、D3入力、D4入力として
取り込み、また、読出信号C4のタイミングで端子Q1,Q2,
Q3,Q4から4ビツトデータの夫々のビツトを出力する。
4ビツト/6ビツト変換器37はラツチ回路40〜42と切換ス
イツチ43とからなり、ラツチ回路40はラツチパルスC5の
タイミングで、ラツチ回路41はラツチパルスC6のタイミ
ングで、ラツチ回路42はラツチパルスC7のタイミングで
夫々メモリ素子34が出力する4ビツトデータをラツチす
る。また、切換スイツチ43は、制御信号C8が“L"のと
き、ラツチ回路40の全ビツト(4ビツト)とラツチ回路
41にラツチされるメモリ素子34のQ1,Q2端子からの2つ
のビツトをA入力として選択し、制御信号C8が“H"のと
き、ラツチ回路42の全ビツト(4ビツト)とラツチ回路
41にラツチされるメモリ素子34のQ3,Q4端子からの2ビ
ツトをB入力として選択する。切換スイツチ43のA,B入
力は制御信号C8のレベル変換にともなつて交互にC出力
として出力される。
次に、第13図(a)の動作について説明するが、まず、
メモリ素子34へのデータ書き込みについて第14図(a)
を用いて説明する。
いま、制御信号C2が“L"で6ビツト/4ビツト変換器31が
a側に閉じており、この間の時刻t1でクロツクC1によ
り、A/D変換器20から子画面信号に対する6ビツトデー
タDのi番目のサンプルデータ(サンプルデータiとす
る。以下同様)が出力されたとする。その後、時刻t2
メモリ素子34に書込信号C3が供給されると、サンプルデ
ータiのビツト1i,2i,3i,4iが夫々D1,D2,D3,D4入力とし
てメモリ素子34に取り込まれる。これら4ビツトは同一
アドレスの領域に書き込まれ、ここでは、第13図(b)
に示すように、アドレスmの領域に書き込まれたとす
る。
次に、制御信号C2が“H"となつて6ビツト/4ビツト変換
器31はb側に切換わり、その後、時刻t3でメモリ素子34
に書込み信号C3が供給される。これにより、サンプリン
グデータiのビツト5iがD1,D3入力として、ビツト6iがD
2,D4入力としてメモリ素子34に取り込まれる。メモリ素
子34では、制御信号C2のレベル反転とともに次のアドレ
ス(m+1)が指定されており、これらビツト5i,6i
アドレス(m+1)の領域に記憶される。このとき、メ
モリ素子34の全アドレスでは、D3,D4入力がマスクされ
る。続いて、時刻t4でのクロツクC1により、A/D変換器2
0は次のサンプルデータ(i+1)を出力し、時刻t5
書込信号C3でそのビツト5i+1がD1,D3入力として、ビツ
ト6i+1がD2,D4入力として夫々メモリ素子34に取り込ま
れる。このとき、メモリ素子34ではアドレス(m+1)
が指定されたままであり、しかも、全アドレスに対して
D1,D2入力がマスクされる。したがつてビツト5i+1,6i+1
はD3,D4入力としてアドレス(m+1)の領域に書き込
まれ、結局、アドレス(m+1)では、第13図(b)に
示すように、ビツト5i,6i,5i+1,6i+1の4ビツトが記憶
されることになる。
次に、制御信号C2は“L"となり、6ビツト/4ビツト変換
器31はa側に切換わり、メモリ素子34では次のアドレス
(m+2)が指定される。そして、時刻t6でメモリ素子
34に書込信号C3が供給されると、サンプルデータ(i+
1)のビツト1i+1,2i+1,3i+1,4i+1が夫々D1,D2,D3,D4
力としてメモリ素子34に取り込まれる。このときマスク
は解除されており、第13図(b)に示すように、これら
ビツトが全てアドレス(m+2)の領域に書き込まれ
る。
2つのサンプルデータに対して上記の動作が行なわれ、
以下、この動作が繰り返えされる。これにより、メモリ
素子34では、2つのサンプルデータがメモリ素子34の3
つのアドレスに4ビツトずつ記憶される。
次に、メモリ素子34からのデータ読み出しについて第14
図(b)を用いて説明する。
いま、切換スイツチ43が、制御信号C8が“L"であること
により、A入力を選択しているものとする。時刻t1′に
メモリ素子34に読出信号C4が供給され、アドレスmが指
定されると、第13図(b)により、Q1,Q2,Q3,Q4端子か
らは夫々ビツト1i,2i,3i,4iが出力される。これらは時
刻t2′のラツチパルスC5によつてラツチ回路40にラツチ
される。次に、時刻t3′にメモリ素子34に読出信号C4が
供給されてアドレス(m+1)が指定され、第13図
(b)により、Q1端子からビツト5iが、Q2端子からビツ
ト6iが、Q3端子からビツト5i+1が、Q4端子からビツト6
i+1が夫々出力される。これらビツトは時刻t4′のラツ
チパルスC6によつてラツチ回路41にラツチされる。ラツ
チ回路40の全ビツト1i,2i,3i,4iとラツチ回路41のビツ
ト5i,6iがA入力として切換スイツチ43に供給され、時
刻t4′以降はC出力として出力される。これらビツトは
元の6ビツトデータDのサンプルデータiを構成する。
続いて制御信号C8は“H"となり、切換スイツチ43はB入
力を選択する。その後、時刻t5′でメモリ素子34に読出
信号C4が供給されてアドレス(m+2)が指定される
と、Q1,Q2,Q3,Q4端子に夫々ビツト1i+1,2i+1,3i+1,4i+1
が出力され、時刻t6′のラツチパルスC7によつてラツチ
回路42にラツチされる。このとき、ラツチ回路41には、
時刻t4′からビツト5i+1,6i+1がラツチされており、こ
れらとラツチ回路42でラツチされたビツト1i+1,2i+1,3
i+1,4i+1とがB入力として切換スイツチ43により選択さ
れる。したがつて、切換スイツチ43のC出力は元の6ビ
ツトデータDのサンプルデータ(i+1)となる。
このようにして、メモリ素子34の3つのアドレス領域に
記憶されている3×4=12ビツトから6ビツトの2サン
プルデータが形成され、以下、同様の動作が繰り返えさ
れる。
なお、ここでは、縮小のための走査線および画素の間引
きについては説明を省略した。また、第12図における6
ビツト/12ビツト変換器32,12ビツト/6ビツト変換器38は
3サンプルデータを単位として変換を行なうものであつ
て、基本的には6ビツト/4ビツト変換器31,4ビツト/6ビ
ツト変換器37と同様の処理動作を行なうものであり、動
作説明は省略する。さらにまた、子画面信号が6ビツト
以外でデイジタル化される場合も同様であることはいう
までもない。
〔発明が効果〕
以上説明したように、本発明によれば、任意の縮小率に
対して親画面にはめ込まれる子画面の画像表示を良好に
保つことができ、縮小率を可変として常に良好な二画面
表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による二画面表示装置の一実施例を示す
ブロツク図、第2図および第3図は夫々この実施例の動
作説明図、第4図は本発明による二画面表示装置の他の
実施例を示すブロツク図、第5図はメモリでの書き込
み、読み出しのタイミング関係の一例を示す図、第6図
はメモリでの読み出しタイミングが書き込みタイミング
を追いこしたときの子画面を示す図、第7図は第4図に
おける4エリア制御回路の一具体例を示すブロツク図、
第8図および第9図は夫々第7図の動作を示すタイミン
グチヤート、第10図は第7図における読出エリア選択回
路の一具体例を示すブロツク図、第11図は本発明による
二画面表示装置のさらに他の実施例を示すブロツク図、
第12図は第1図、第4図、第11図におけるメモリの構成
の一具体例を示すブロツク図、第13図(a)は第12図に
おける6ビツト/4ビツト変換器、4ビツト/6ビツト変換
器の一具体例を示すブロツク図、第13図(b)は同図
(a)におけるメモリ素子でのビツト記憶状態を示す説
明図、第14図は第13図(a)の動作を示すタイミングチ
ヤート、第15図は従来の二画面表示装置での子画面の垂
直方向直線性についての説明図、第16図は同じく垂直方
向の変動についての説明図である。 1……子画面信号の入力端子、3……水平同期信号のn
分周器、4……縮小率制御回路、5……垂直同期信号の
2分周器、6……位相制御回路、7……書込制御回路、
8……読出制御回路、10……メモリ、12……親画面信号
の入力端子、13……合成器、15,16……フイールド判別
回路、17……4エリア制御回路、27……ヘツド切換発生
回路、28……自動周波数制御回路、29,30……切換スイ
ツチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 公一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 関谷 正尊 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 大坪 宏安 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 兼先 隆之 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのビデオ信号の一方を子画面信号とし
    て他方を親画面信号とし、該子画面信号をメモリで書き
    込み、読み出して該親画面信号と合成することにより、
    該子画面信号による子画面を縮小して該親画面信号によ
    る親画面にはめ込み表示するようにした二画面表示装置
    において、前記子画面の縮小率を任意の整数分の1に設
    定可能とし、前記子画面信号から分離された水平同期信
    号もしくは該水平同期信号に位相同期した信号を設定さ
    れた該縮小率に応じた分周比で分周する第1の手段と、
    該縮小率が奇数分の1のときには該子画面信号の各フイ
    ールドで、該縮小率が偶数分の1のときには該子画面信
    号の奇、偶フイールドのいずれか一方で夫々該第1の手
    段の出力信号に応じた間隔で走査線を抽出し夫々奇フイ
    ールドの走査線と偶フイールドの走査線とに区分して前
    記メモリに書き込む第3の手段と、前記親画面信号の
    奇、偶フイールドに応じて前記メモリから奇、偶フイー
    ルドに区分された走査線を読み出す第4の手段とを設
    け、前記親画面信号と奇、偶フイールドが一致し可変に
    縮小可能な子画面の子画面信号を得ることができるよう
    に構成したことを特徴とする二画面表示装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記メモ
    リは前記奇フイールドの走査線を記憶する第1のエリア
    と前記偶フイールドの走査線を記憶する第2のエリアと
    を有し、前記縮小率が奇数分の1のときに子画面信号の
    奇フイールドで抽出される走査線は該第1のエリアに、
    偶フイールドで抽出される走査線は該第2のエリアに夫
    々書き込まれ、前記縮小率が偶数分の1のときに子画面
    信号の抽出される走査線の1つおきが該第1のエリア
    に、他の1つおきが該第2のエリアに夫々書き込まれる
    ことを特徴とする二画面表示装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記メモ
    リは4個のエリアを有してそのうちの2つを前記第1の
    エリアとし、残りの2つを第2のエリアとして4フイー
    ルドの走査線を書き込み可能とし、走査線を書き込む該
    エリアを指定するとともに、前記第4の手段に走査線書
    き込み中の該エリアでの読み出しを禁止させて該エリア
    と同フイールドの走査線を書き込む他方の該エリアの読
    み出しを行なわせる第5の手段を有することを特徴とす
    る二画面表示装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、前記第5
    の手段は、前記親画面信号の奇、偶フイールドを判別す
    る第6の手段と、前記子画面の奇、偶フイールドを判別
    する第7の手段と該第6、第7の手段の判別信号によつ
    て前記第5の手段を制御する第8の手段とからなること
    を特徴とする二画面表示装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、前記第6
    の手段の判別信号と第7の手段の判別信号の代りに磁気
    記録再生装置における回転ヘツドの切換信号を前記第8
    の手段に供給する第9の手段を有することを特徴とする
    二画面表示装置。
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