JPH0748638B2 - デジタル移相器 - Google Patents
デジタル移相器Info
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- JPH0748638B2 JPH0748638B2 JP62041246A JP4124687A JPH0748638B2 JP H0748638 B2 JPH0748638 B2 JP H0748638B2 JP 62041246 A JP62041246 A JP 62041246A JP 4124687 A JP4124687 A JP 4124687A JP H0748638 B2 JPH0748638 B2 JP H0748638B2
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- phase
- frequency
- counter
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H17/00—Networks using digital techniques
- H03H17/08—Networks for phase shifting
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移相器、特に連続波(CW)信号出力を正確かつ
連続的に位相シフトするデジタル移相器に関する。
連続的に位相シフトするデジタル移相器に関する。
第9図は、テレビジヨン・システム用に副搬送波再生器
を構成する直接的な方法を示している。基準副搬送波を
位相検波器(14)に入力する。誤差増幅器(16)を介し
て位相検波器(14)の出力を利用し、電圧制御水晶発振
器(VCXO)(18)を副搬送波周波数に制御する。VCXO
(18)の出力は、可変移送器(10)を介して位相検波器
(14)に帰還すると共に、緩衝増幅器(60)を介して位
相シフト(移相)した副搬送波周波数として出力する。
この閉ループ法により、外部基準副搬送波から位相シフ
トした一定振幅のサイン波が得られる。この位相拘束ル
ープの帯域幅は、可変位相シフトが瞬時に現われるのに
充分なだけ広い必要があると共に、入力基準のバースト
又は副搬送波上の位相ノイズを平均化するのに充分なだ
け狭くなければならない。
を構成する直接的な方法を示している。基準副搬送波を
位相検波器(14)に入力する。誤差増幅器(16)を介し
て位相検波器(14)の出力を利用し、電圧制御水晶発振
器(VCXO)(18)を副搬送波周波数に制御する。VCXO
(18)の出力は、可変移送器(10)を介して位相検波器
(14)に帰還すると共に、緩衝増幅器(60)を介して位
相シフト(移相)した副搬送波周波数として出力する。
この閉ループ法により、外部基準副搬送波から位相シフ
トした一定振幅のサイン波が得られる。この位相拘束ル
ープの帯域幅は、可変位相シフトが瞬時に現われるのに
充分なだけ広い必要があると共に、入力基準のバースト
又は副搬送波上の位相ノイズを平均化するのに充分なだ
け狭くなければならない。
従来、可変位相シフトは、手動制御のゴニオメータの如
き電気機械移相器を用いて実現していた。この移相器で
は、機器の前面パネルへの及びこの前面パネルからの副
搬送波用の配線が必要である。正確な位相シフトのため
には、限定範囲用の第2の電気機械移相器が必要であ
る。この従来技術は高価であり、慎重な校正が必要であ
る。また、遠隔制御又はマイクロプロセツサ・インタフ
エースが可能な合理的な手段は提案されていなかつた。
き電気機械移相器を用いて実現していた。この移相器で
は、機器の前面パネルへの及びこの前面パネルからの副
搬送波用の配線が必要である。正確な位相シフトのため
には、限定範囲用の第2の電気機械移相器が必要であ
る。この従来技術は高価であり、慎重な校正が必要であ
る。また、遠隔制御又はマイクロプロセツサ・インタフ
エースが可能な合理的な手段は提案されていなかつた。
0.1度以上の高感度でマイクロプロセツサにより制御で
き、信頼性があり、自己校正でき、かつ安価なデジタル
制御高精度移相器が望まれている。
き、信頼性があり、自己校正でき、かつ安価なデジタル
制御高精度移相器が望まれている。
したがつて本発明の目的は、CW信号出力の位相を正確か
つ連続的にシフトされるデジタル移相器の提供にある。
つ連続的にシフトされるデジタル移相器の提供にある。
本発明によれば、CW信号と、局部発振信号とでヘテロダ
イン効果を生じさせる。なお、局部発振周波数はこれら
信号の周波数差の整数(N)倍である。この局部発振周
波数をN分の1に分周し、マイクロプロセツサが発生し
た移相(位相シフト)値と比較する。この分周で得た差
周波数をその移相値だけ位相シフトし、移相値だけシフ
トしたCW信号の周波数にまで変換する。これにより、CW
信号の位相の正確な制御ができる。
イン効果を生じさせる。なお、局部発振周波数はこれら
信号の周波数差の整数(N)倍である。この局部発振周
波数をN分の1に分周し、マイクロプロセツサが発生し
た移相(位相シフト)値と比較する。この分周で得た差
周波数をその移相値だけ位相シフトし、移相値だけシフ
トしたCW信号の周波数にまで変換する。これにより、CW
信号の位相の正確な制御ができる。
本発明で必要とする基本的原理を次式に示す。
cos(ωsct+φ)*cos(ωl0t) =1/2{cos〔(ωl0+ωsc)t+φ〕 +cos〔(ωl0−ωsc)t+φ〕} この式は一般的な3角法の等式であり、2重平衡混合器
(DBM)において生じる2つの単一周波の積の結果を表
わしている。なお、Fl0はFscよりも高周波である。この
式の右辺は、混合器の出力が入力周波数の和及び差の2
つの単一周波であることを示している。入力信号は、あ
る基準周波数に対して位相オフセット(φ)した副搬送
波(ωsc)サイン波、及び局部発振器(ωl0)サイン波
として示している。この式はまた、副搬送波位相(φ)
が、混合器出力の低周波差成分(ωl0−ωsc)に移つて
いることも示している。この成分は、第8図に示すよう
に、簡単なロウ・パス・フイルタ(LPF)により回復で
きる。
(DBM)において生じる2つの単一周波の積の結果を表
わしている。なお、Fl0はFscよりも高周波である。この
式の右辺は、混合器の出力が入力周波数の和及び差の2
つの単一周波であることを示している。入力信号は、あ
る基準周波数に対して位相オフセット(φ)した副搬送
波(ωsc)サイン波、及び局部発振器(ωl0)サイン波
として示している。この式はまた、副搬送波位相(φ)
が、混合器出力の低周波差成分(ωl0−ωsc)に移つて
いることも示している。この成分は、第8図に示すよう
に、簡単なロウ・パス・フイルタ(LPF)により回復で
きる。
出力における低周波数の2つの単一周波信号間の相対位
相は、入力における副搬送波及び基準副搬送波の単一周
波信号間の相対位相と同じである。これは、副搬送波信
号におけるわずかな時間遅延により生じた位相誤差が、
低周波出力における同じ位相誤差として再生され、周波
数が低くなるのに応じて時間遅延が伸びる。第7図に示
す如く、この増加した時間誤差は、非常に多くの構成部
分にデジタル的に分割でき、高分解能に位相を決定でき
る。なお、第7図の回路は、英国ロンドンにおける1969
年テレビジヨン測定会議のエル・イー・ウエバー及びジ
エイ・レウイスによる論文「カラー副搬送波位相のデジ
タル測定(The Digital Measurement of Colour Subcar
rier Phase)」に記載されている。0.1度の分解能を得
るにはNが3600であり、またテレビジヨン・システムで
はFsc=3.58MHzなので、F0=994Hzであり、Fl0=Fsc+F
0である。
相は、入力における副搬送波及び基準副搬送波の単一周
波信号間の相対位相と同じである。これは、副搬送波信
号におけるわずかな時間遅延により生じた位相誤差が、
低周波出力における同じ位相誤差として再生され、周波
数が低くなるのに応じて時間遅延が伸びる。第7図に示
す如く、この増加した時間誤差は、非常に多くの構成部
分にデジタル的に分割でき、高分解能に位相を決定でき
る。なお、第7図の回路は、英国ロンドンにおける1969
年テレビジヨン測定会議のエル・イー・ウエバー及びジ
エイ・レウイスによる論文「カラー副搬送波位相のデジ
タル測定(The Digital Measurement of Colour Subcar
rier Phase)」に記載されている。0.1度の分解能を得
るにはNが3600であり、またテレビジヨン・システムで
はFsc=3.58MHzなので、F0=994Hzであり、Fl0=Fsc+F
0である。
第1図は、第7図で位相測定器として実現した概念を応
用した本発明のデジタル移相器の概略的ブロツク図を示
す。この回路は、FscのCW入力を受け、デジタル・ワー
ドを正確な位相に変換して、適切に位相シフトした安定
なFsc出力を発生する。混合手段である2重平衡混合器
(DBM)(20)にてFsc入力を局部発振器(30)の周波数
Fl0と混合して、F0を発生する。F0、Fsc及びFl0の関係
は、F0=Fl0−Fsc=Fl0/Nなので、 F0=Fsc/(N−1)となる。
用した本発明のデジタル移相器の概略的ブロツク図を示
す。この回路は、FscのCW入力を受け、デジタル・ワー
ドを正確な位相に変換して、適切に位相シフトした安定
なFsc出力を発生する。混合手段である2重平衡混合器
(DBM)(20)にてFsc入力を局部発振器(30)の周波数
Fl0と混合して、F0を発生する。F0、Fsc及びFl0の関係
は、F0=Fl0−Fsc=Fl0/Nなので、 F0=Fsc/(N−1)となる。
なお、0.1度の分解能では、N=3600である。ロウ・パ
ス・フイルタ(LPF)(22)は、F0を変換器(24)に通
過させる。この変換器(24)はサイン波を矩形波に変換
して、位相(/周波数)検波器(26)の入力とする。位
相検波器(26)への他の入力は、局部発振器(VCXO)
(30)からのFl0を分周して得た他のF0であり、この発
振器用の位相拘束ループを形成する。Fl0は2個のN進
(分周)カウンタ(32)及び(34)に入力するが、これ
らカウンタの計数値は所望位相シフトだけ互いにオフセ
ットしている。比較器(36)は一方のカウンタ(32)の
出力をマイクロプロセツサが発生した位相シフト値(デ
ジタル制御値)と比較し、比較が有効な(一致した)と
き、第2カウンタ(34)はクリア(リセット)され、計
数を開始する。この第2カウンタ(34)の出力は、位相
シフトφだけオフセットしたF0であり、他の2重平衡混
合器(47)でFl0と混合してFscに変換する。バンド・パ
ス・フイルタ(BPF)(70)は、第22重平衡混合器(4
7)からのFscを選択する。これらカウンタ(34)、混合
器(47)及びフイルタ(70)が組合せ手段を構成する。
ス・フイルタ(LPF)(22)は、F0を変換器(24)に通
過させる。この変換器(24)はサイン波を矩形波に変換
して、位相(/周波数)検波器(26)の入力とする。位
相検波器(26)への他の入力は、局部発振器(VCXO)
(30)からのFl0を分周して得た他のF0であり、この発
振器用の位相拘束ループを形成する。Fl0は2個のN進
(分周)カウンタ(32)及び(34)に入力するが、これ
らカウンタの計数値は所望位相シフトだけ互いにオフセ
ットしている。比較器(36)は一方のカウンタ(32)の
出力をマイクロプロセツサが発生した位相シフト値(デ
ジタル制御値)と比較し、比較が有効な(一致した)と
き、第2カウンタ(34)はクリア(リセット)され、計
数を開始する。この第2カウンタ(34)の出力は、位相
シフトφだけオフセットしたF0であり、他の2重平衡混
合器(47)でFl0と混合してFscに変換する。バンド・パ
ス・フイルタ(BPF)(70)は、第22重平衡混合器(4
7)からのFscを選択する。これらカウンタ(34)、混合
器(47)及びフイルタ(70)が組合せ手段を構成する。
F0が小さな値なので、混合器(47)の出力からFscを分
離するのに通常のフイルタは適さない。したがつて、単
一の混合器及びバンド・パス・フイルタの代りに第2図
に示す如く、組合せ手段として移相技術を用いる。局部
発振器(30)及び比較器(36)の出力信号の一部を90度
移相器(41)及び(43)により90度の位相差とし、2個
の混合器(変調器)(46)及び(48)を駆動する。これ
により、混合器出力の一方は対応する他方の混合器出力
と同相になり、1つの出力はその対応出力と180度の位
相差となる。よつて、混合器出力を加算器又は減算器
(50)により加算又は減算すると、望ましくない成分を
除去でき、Fscが残る。
離するのに通常のフイルタは適さない。したがつて、単
一の混合器及びバンド・パス・フイルタの代りに第2図
に示す如く、組合せ手段として移相技術を用いる。局部
発振器(30)及び比較器(36)の出力信号の一部を90度
移相器(41)及び(43)により90度の位相差とし、2個
の混合器(変調器)(46)及び(48)を駆動する。これ
により、混合器出力の一方は対応する他方の混合器出力
と同相になり、1つの出力はその対応出力と180度の位
相差となる。よつて、混合器出力を加算器又は減算器
(50)により加算又は減算すると、望ましくない成分を
除去でき、Fscが残る。
本発明のデジタル移相器(10)の好適実施例の詳細を第
3図に示す。第3図では、副搬送波再生器(12)に上述
のヘテロダイン効果の概念を利用している。従来のテレ
ビジヨン複合信号のカラー・バースト信号の如き入力信
号を位相検波器(14)に入力する。位相検波器(14)の
出力は、誤差増幅器(16)を介して電圧制御水晶発振器
(VCXO)(18)に入力する。VCXO(18)の出力は、CW再
生副搬送波Fscである。位相拘束ループも完全にするに
は、Fscをデジタル移相器(10)に入力し、その出力を
位相検波器(14)に入力する。
3図に示す。第3図では、副搬送波再生器(12)に上述
のヘテロダイン効果の概念を利用している。従来のテレ
ビジヨン複合信号のカラー・バースト信号の如き入力信
号を位相検波器(14)に入力する。位相検波器(14)の
出力は、誤差増幅器(16)を介して電圧制御水晶発振器
(VCXO)(18)に入力する。VCXO(18)の出力は、CW再
生副搬送波Fscである。位相拘束ループも完全にするに
は、Fscをデジタル移相器(10)に入力し、その出力を
位相検波器(14)に入力する。
Fscを2重平衡混合器(20)に入力して、局部発振器(3
0)の周波数Fl0と混合する。差周波数F0は、ロウ・パス
・フイルタ(22)及び変換器(24)を介して逐次位相検
波器(26)へ通過する。なお、F0=Fl0−Fscである。逐
次位相検波器(26)の出力は、誤差増幅器(28)を介し
て局部発振器(30)へ入力する。またFl0をN進カウン
タ(32)に入力して、周波数F0の第2信号を得る。この
第2信号は、逐次位相検波器(26)の第2入力となり、
局部発振器(30)用の第2位相拘束ループを形成する。
よつて、F0=Fl0−Fsc=Fl0/Nである。
0)の周波数Fl0と混合する。差周波数F0は、ロウ・パス
・フイルタ(22)及び変換器(24)を介して逐次位相検
波器(26)へ通過する。なお、F0=Fl0−Fscである。逐
次位相検波器(26)の出力は、誤差増幅器(28)を介し
て局部発振器(30)へ入力する。またFl0をN進カウン
タ(32)に入力して、周波数F0の第2信号を得る。この
第2信号は、逐次位相検波器(26)の第2入力となり、
局部発振器(30)用の第2位相拘束ループを形成する。
よつて、F0=Fl0−Fsc=Fl0/Nである。
Fl0により第2のN進カウンタ(34)をクロツクして、F
0の他の出力を得る。このカウンタ(34)を、値比較器
(36)の出力によりクリアする。移相値(φ)をマイク
ロプロセツサから比較器(36)にロードし、第1のN分
周カウンタ(32)の値と比較する。比較結果が「真」
(一致)のとき、比較器(36)の出力により、カウンタ
(34)をクリアして、第2のカウンタ(34)の出力を0
にシフトする。したがつて、マイクロプロセツサから比
較器(36)に新たな値を入力したときはいつも、その量
だけ、第2カウンタ(34)の出力が位相シフトする。
0の他の出力を得る。このカウンタ(34)を、値比較器
(36)の出力によりクリアする。移相値(φ)をマイク
ロプロセツサから比較器(36)にロードし、第1のN分
周カウンタ(32)の値と比較する。比較結果が「真」
(一致)のとき、比較器(36)の出力により、カウンタ
(34)をクリアして、第2のカウンタ(34)の出力を0
にシフトする。したがつて、マイクロプロセツサから比
較器(36)に新たな値を入力したときはいつも、その量
だけ、第2カウンタ(34)の出力が位相シフトする。
位相シフトした副搬送波出力Fsc+φを発生するには、
第2カウンタ(34)の出力F0+φをFl0により変換しな
ければならない。そして、混合器の出力は和及び差周波
数(Fl0−F0及びFl0+F0)である。すなわち、一方の周
波数はFscであり、他方は2F0以上である。F0が小さい
と、簡単なバンド・パス・フイルタ又は水晶フイルタ
で、これら周波数を分離するのは困難である。したがつ
て、第2図に示した周波数変換移相技術を適用する。局
部発振器(30)は、4Fl0の電圧制御水晶発振器(VCXO)
(38)及び第5図に示す出力モエビアス(Moebius)4
進カウンタ(40)を有しており、この4進カウンタは90
度位相の異なるFl0の2つの出力を発生する。同様に、
第6図に示す能動4次フイルタ(44)を利用して第2カ
ウンタ(34)の出力を位相が90度異なるF0の2つの出力
として、N分周カウンタ(42)の出力をF0の位相が90度
異なる2つのサイン波に変換する。位相は90度異なるF0
及びFl0信号により1対の混合器(変調器)(46)及び
(48)を駆動して、各々和及び差成分を有する2つの出
力信号を発生する。上述の如く、差成分は互いに同相で
あり、和成分は互いに180度の位相差がある。混合器(4
6)及び(48)のこれら出力を加算器(50)に入力し
て、望ましくない出力成分を除去し、値φだけシフトし
たFscを得る。
第2カウンタ(34)の出力F0+φをFl0により変換しな
ければならない。そして、混合器の出力は和及び差周波
数(Fl0−F0及びFl0+F0)である。すなわち、一方の周
波数はFscであり、他方は2F0以上である。F0が小さい
と、簡単なバンド・パス・フイルタ又は水晶フイルタ
で、これら周波数を分離するのは困難である。したがつ
て、第2図に示した周波数変換移相技術を適用する。局
部発振器(30)は、4Fl0の電圧制御水晶発振器(VCXO)
(38)及び第5図に示す出力モエビアス(Moebius)4
進カウンタ(40)を有しており、この4進カウンタは90
度位相の異なるFl0の2つの出力を発生する。同様に、
第6図に示す能動4次フイルタ(44)を利用して第2カ
ウンタ(34)の出力を位相が90度異なるF0の2つの出力
として、N分周カウンタ(42)の出力をF0の位相が90度
異なる2つのサイン波に変換する。位相は90度異なるF0
及びFl0信号により1対の混合器(変調器)(46)及び
(48)を駆動して、各々和及び差成分を有する2つの出
力信号を発生する。上述の如く、差成分は互いに同相で
あり、和成分は互いに180度の位相差がある。混合器(4
6)及び(48)のこれら出力を加算器(50)に入力し
て、望ましくない出力成分を除去し、値φだけシフトし
たFscを得る。
第4図は、カウンタ(34)の他の実施例を示す。この実
施例は、N/4分周カウンタ(41)、及び局部発振器位相
拘束ループ内のカウンタ(40)と類似のモエビアス4分
周カウンタ(43)を用いている。モエビアス・カウンタ
(43)の出力は、夫々ロウ・パス・フイルタ(45)を介
して、混合器(46),(48)に入力する。これらフイル
タは、基本周波数F0を回復する。すなわち、モエビアス
・カウンタ(43)からの矩形波をサイン波に変換する。
この実施例は、Nが4の倍数のときに利用できる。
施例は、N/4分周カウンタ(41)、及び局部発振器位相
拘束ループ内のカウンタ(40)と類似のモエビアス4分
周カウンタ(43)を用いている。モエビアス・カウンタ
(43)の出力は、夫々ロウ・パス・フイルタ(45)を介
して、混合器(46),(48)に入力する。これらフイル
タは、基本周波数F0を回復する。すなわち、モエビアス
・カウンタ(43)からの矩形波をサイン波に変換する。
この実施例は、Nが4の倍数のときに利用できる。
よつて、本発明によれば、ヘテロダイン効果を利用し
て、校正され、高分解能で、マイクロプロセツサが制御
できる可変デジタル移相器が得られる。副搬送波再生器
においては、副搬送波位相を遠隔自動制御でき、0.1度
より良好な微分位相測定が可能となる。また、1インチ
以下の分解能に応じた副搬送波位相で正確なケーブル長
測定ができると共に、安価に信頼性を改善できる。
て、校正され、高分解能で、マイクロプロセツサが制御
できる可変デジタル移相器が得られる。副搬送波再生器
においては、副搬送波位相を遠隔自動制御でき、0.1度
より良好な微分位相測定が可能となる。また、1インチ
以下の分解能に応じた副搬送波位相で正確なケーブル長
測定ができると共に、安価に信頼性を改善できる。
第1図は本発明の簡略化したブロック図、第2図は組合
せ手段のブロック図、第3図は本発明の好適な実施例の
詳細なブロック図、第4図は第3図で用いるカウンタ
(34)の他の実施例のブロック図、第5図は第3図で用
いるモエビアス・カウンタ(40)の回路図、第6図は第
3図で用いる能動4次フイルタ(44)の回路図、第7図
は信号位相を測定する従来回路のブロック図、第8図は
基本的なヘテロダイン効果の概念を示すブロック図、第
9図は可変位相器を利用する典型的な位相拘束発振器ル
ープのブロック図である。 図において、(20)は混合手段、(30)は局部発振器、
(32)はカウンタ手段、(36)は比較手段、(34)及び
(47)並びに(46),(48)及び(50)は組合せ手段で
ある。
せ手段のブロック図、第3図は本発明の好適な実施例の
詳細なブロック図、第4図は第3図で用いるカウンタ
(34)の他の実施例のブロック図、第5図は第3図で用
いるモエビアス・カウンタ(40)の回路図、第6図は第
3図で用いる能動4次フイルタ(44)の回路図、第7図
は信号位相を測定する従来回路のブロック図、第8図は
基本的なヘテロダイン効果の概念を示すブロック図、第
9図は可変位相器を利用する典型的な位相拘束発振器ル
ープのブロック図である。 図において、(20)は混合手段、(30)は局部発振器、
(32)はカウンタ手段、(36)は比較手段、(34)及び
(47)並びに(46),(48)及び(50)は組合せ手段で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−136024(JP,A) 特開 昭53−78155(JP,A) 特開 昭55−46658(JP,A) 特開 昭57−9125(JP,A) 米国特許4677395(US,A) 欧州特許出願公開235791(EP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】局部発振器からの局部発振信号及び入力信
号を混合し、上記局部発振信号の周波数の1/N(ただ
し、Nは整数)の周波数であると共に、上記局部発振信
号及び上記入力信号の差周波数信号を発生する第1ヘテ
ロダイン混合器と、 上記局部発振信号の周期をN個計数して基準差周波数信
号を発生する第1カウンタと、 上記差周波数信号及び上記基準周波数信号を用いて、上
記局部発振信号を上記入力信号に位相固定する位相固定
ループと、 上記第1カウンタからの計数値を、上記入力信号につい
ての所望位相シフト量を表すデジタル制御値と比較し
て、一致したときにリセット信号を発生する比較器と、 上記リセット信号によりリセットされると共に、上記局
部発振信号の周期をN個計数して位相シフトされた信号
を出力する第2カウンタと、 上記位相シフトされた信号及び該信号と位相が直交する
位相直交信号を、夫々上記局部発振信号及び該信号と位
相が直交する位相直交信号とヘテロダイン混合して2つ
のヘテロダイン出力信号を発生し、該2つのヘテロダイ
ン出力信号を合成して上記入力信号と同一周波数で位相
がシフトされた出力信号を発生する第2ヘテロダイン混
合器とを具えることを特徴とするデジタル移相器。
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