JPH0748106Y2 - 水屋ユニット - Google Patents

水屋ユニット

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JPH0748106Y2
JPH0748106Y2 JP14974089U JP14974089U JPH0748106Y2 JP H0748106 Y2 JPH0748106 Y2 JP H0748106Y2 JP 14974089 U JP14974089 U JP 14974089U JP 14974089 U JP14974089 U JP 14974089U JP H0748106 Y2 JPH0748106 Y2 JP H0748106Y2
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JP
Japan
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plate
mizuya
unit
box body
cover plate
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Application number
JP14974089U
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JPH0387438U (ja
Inventor
久治 岸田
Original Assignee
東陶機器株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、茶室に備えられる水屋ユニットに関するもの
である。
(従来の技術) 茶室には湯沸し用の火鉢や給水、洗浄を行う水屋が設け
られ、火鉢は茶室の一部に凹所を設けて設置したり、水
屋は茶室の一隅に凹所を設けて給水設備や排水設備を付
属させて形成されている。
(考案が解決しようとする技術課題) 以上の従来技術は、茶室に水屋等を造作する必要がある
ので該室は茶室専用となってしまい、室内に防火凹部や
流し類似の設備を造作するのでは建築上も面倒で、コス
トの点で不利であること、簡易に茶室を作ることができ
ないこと等の問題がある。
そこで火鉢等の湯沸し部と給・排水部を一体化し、内部
に給・排水管を設けてユニット化し、部室側には水道管
と排水管を設け、該ユニットと接続するだけで水屋等を
直ちに構成でき、茶室を構成して茶を点てることができ
る。
本考案は以上の如き水屋ユニットを構成した場合におい
て、これの更なる利用性の向上を図るべくなされたもの
で、茶点時には水屋として用い、且つその部を屏風とし
て用い得、不使用時には飾り棚として用いることがで
き、多機能を備え、機能性に優れる水屋ユニットを提供
するにある。
(技術課題を解決するための手段) 以上の技術課題を解決するための手段は、上方に開口し
た矩形箱体内を区画して火鉢等の湯沸し部と給水、排水
機器を備える流し部とを並設し、該箱体上を折曲自在と
した蓋板で脱着自在に覆うとともに、該蓋板の下面には
絵等を表示し、箱体から離脱時に該蓋板を屏風として構
成するようにしたことであり、又前記箱体上方に飾り棚
や収納部を設け、蓋板は折曲して絵等の表示面を重ね合
わせた状態で閉蓋に用いるようにしたことである。
(上記手段による作用) 上記手段によれば湯沸し部と流し部とが一体のユニット
なので湯沸しを行いつつ茶碗の洗浄が行え、不使用時に
は閉蓋してこの上を飾り台として利用でき、又飾り棚や
物入れも利用でき、蓋板は屈曲させて起立させ、表示面
を正面とすることにより屏風として用いることができ
る。
(実施例) 次に本考案の好適する実施例を添付図面を参照しつつ詳
述する。
第1図は水屋ユニットの閉蓋状態で収納棚付置台とした
状態の斜視図、第2図は水屋ユニットの開蓋状態の斜視
図、第3図は同要部の縦断側面図、第4図は蓋板を屏風
とした状態の斜視図、第5図は蓋板螺着部の拡大断面
図、第6図は飾り棚付とした水屋ユニットの例を示す開
蓋状態の斜視図である。
水屋ユニット1は外側を木材等で背の低い左右が長い上
を開放して横長矩形の箱状体で形成され、実施例では側
板2,2の後部に上方に延出片2a,2aを形成し、延出片2a,2
a間の中間部に棚板3を横架し、上端間には天井板4を
横架するとともに背面は背板5で覆い、上部の後部に引
違式の戸6,6で開閉される戸棚7を形成した。
前板8及び側板2,2、背板5の下部で囲まれた横長矩形
の本体9には、一側に茶がま17を遊合して加熱し、湯沸
しを行う火鉢部10を形成し、他側に流し部11を形成す
る。この部分は第3図の断面図で明らかな如く側板2,2
よりも一段低く形成した本体9の上面9aに開口9bを形成
し、ここに金属成形等のシンク12を上から嵌合し、シン
ク12は上端周縁のフランジ部12aを開口9b周辺上端に係
止して固定し、シンク12の底12bには竹杆13…を敷設
し、火鉢部10もシンク12と一体に連設され、同様に構成
されている。
以上の本体9の上面9aは側板2,2の上端部2b,2bよりも一
段低く、前板8は上面9aと高さを合わせて側板上端部2
b,2bとの間の段部は後述する蓋板26の折曲重ね合わせた
厚さと等しくする。
既述のシンク12の底12bには排水部14を形成してこれに
排水金具15を接続し、又シンク12の後片12cの左右方向
中間部には給水栓16を設け、給水栓16は第2図矢印で示
す如く基部16aを中心にして回動可能とし、第2図の如
く使用状態下では起立させ、不使用状態では倒し、シン
ク12の上面よりも下側に格納できるようにする。給水栓
16の基部16aは後片12c後方に後端を突出せしめ、シンク
12の後片12cは後外方に垂下した接続管16cと接続し、接
続管16cは背板5の下部内面に支持せしめる。
室18の一部、例えば床板部19の下には排水管20、給水管
21を配設し、床板部19上に水屋ユニット1を載置し、床
板部19の一部を開口し、排水管20と既述の排水金具15と
をトラップ状の接続管22で接続し、又給水栓16と接続し
た接続管16cと給水管21とを接続管23で接続する。
以上の状態を第2図で示し、火鉢部10に茶がま17を入れ
て湯を沸かし、一方、流し部11には給水栓16及び排水設
備14,15,22,20を備えるので、茶がま17に給水し、一
方、喫茶後の茶碗24や茶せん25等の茶道具を洗うことが
できる。
以上において、不使用時には茶がま17を取り出し、給水
栓16を倒し、これにより水屋ユニット1の本体9上面9a
はフラットになる。かかる本体9の上面上を蓋板26で覆
い、これを第1図で示し、図では蓋板26上に花器32を載
せ、花置台として用いた。
蓋板26は本体9と同素材である木板で形成され、展開状
態で例えば900mm×900mmの正方形とし、900mm×450mmの
二枚の板材で構成され、板材27,28は対向する端部27a,2
8aに凹部27b,28bを形成し、凹部端面に蝶番29の各片29
a,29bをネジ止めし、蝶番29で板材27,28を折曲自在と
し、第5図の如く折曲して重ね合わせることができるよ
うにする。
蓋板26の各板材27,28の重なり合って向い合う内面には
絵30を表示し、絵30は第4図の如く蓋板26の中心に縦向
の折部26aが形成されていても左右で連続する一枚の絵
とし、折部26aを中心にして所定角度折曲して各板材29,
28の短辺側を下にして起立せしめ、第4図の如く屏風31
を形成する。即ち水屋ユニットが第2図の如く使用状態
下で取り外した蓋板26を折曲起立せしめ、その内面の絵
30を利用して屏風31とする。第4図は屏風31を茶がま17
拝見のバックとして利用した例を示している。
以上の蓋板26は板材27,28を折曲して絵30を向かい合う
ようにして重ねた状態を板厚tを水屋ユニット1の上面
9aと側板2の上端2bとの間の高さhと等しくし、第1
図,第5図の如く板材27,28を折畳んだ状態で蓋板26と
し、水屋ユニット1の本体9の上面9a上に載せ、上面9a
を全面的に遣った状態で蓋板26の上面26bと側板上端2b
とが略面一となるように設定する。
第6図は変更実施例を示し、水屋ユニット1の本体9は
横長方形の箱状体として高低差を側板2,2に設けず、本
体9の両側上端から柱102,103を起設し、これに飾り棚1
03,104を連柱105を介して設け、飾り棚103,104には花び
ん132や茶碗24、茶せん25を載せたりしたもので、戸棚
以外は前記と同一であり、同一部分には同一符号を付
し、詳細な説明は省略した。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、室の畳や隅の板の
間に凹部を形成して火鉢や水屋を造作することなく湯沸
し部と流し部を一体化してユニット化し、部屋にセット
して給・排水管と接続することにより茶室用の水屋が形
成でき、簡易、手軽に水屋を得ることができるととも
に、水屋ユニットに戸棚や飾り棚を設けることにより物
入れや飾りとして利用でき、更に湯沸し部、流し部は蓋
板で覆って外観性が良く、又蓋板を載置台として利用で
き、火器等を載せて飾り台、飾り棚として利用できる。
そして蓋板は不使用時には取り外して折部で所定角度折
曲して起立させることにより内面の絵が表われて屏風と
して用いることができ、茶事、茶席での屏風が蓋板で兼
ねることができる等多機能で機能性に優れる水屋ユニッ
トを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は水屋ユニ
ットの閉蓋状態で収納棚付置台とした状態の斜視図、第
2図は水屋ユニットの開蓋状態の斜視図、第3図は同要
部の縦断側面図、第4図は蓋板を屏風とした状態の斜視
図、第5図は蓋板螺着部の拡大断面図、第6図は飾り棚
付とした水屋ユニットの例を示す開蓋状態の斜視図であ
る。 尚図面中1は水屋ユニット、7は戸棚、103,104は飾り
棚、9は箱状本体、10は湯沸し部、11は流し部、26は蓋
板、30は絵、31は屏風である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口した矩形箱体内を区画して火鉢
    等の湯沸し部と給水、排水機器を備える流し部とを並設
    し、該箱体上を折曲自在とした蓋板で脱着自在に覆うと
    ともに、該蓋板の下面には絵等を表示し、箱体から離脱
    時に該蓋板を屏風として構成するようにしたことを特徴
    とする水屋ユニット。
  2. 【請求項2】前記箱体上には飾り棚や収納部を設けると
    ともに、前記蓋板は折曲して絵等の表示面を重ね合わ
    せ、前記箱体上を覆って閉蓋するようにした請求項1の
    水屋ユニット。
JP14974089U 1989-12-26 1989-12-26 水屋ユニット Expired - Lifetime JPH0748106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14974089U JPH0748106Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 水屋ユニット

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JP14974089U JPH0748106Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 水屋ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0387438U JPH0387438U (ja) 1991-09-05
JPH0748106Y2 true JPH0748106Y2 (ja) 1995-11-08

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JP14974089U Expired - Lifetime JPH0748106Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 水屋ユニット

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