JPH0748090Y2 - 球形の組立式貯金箱 - Google Patents

球形の組立式貯金箱

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JPH0748090Y2
JPH0748090Y2 JP7640992U JP7640992U JPH0748090Y2 JP H0748090 Y2 JPH0748090 Y2 JP H0748090Y2 JP 7640992 U JP7640992 U JP 7640992U JP 7640992 U JP7640992 U JP 7640992U JP H0748090 Y2 JPH0748090 Y2 JP H0748090Y2
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JP
Japan
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divided
divided pieces
pieces
piece
piggy bank
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Expired - Lifetime
Application number
JP7640992U
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JPH0633517U (ja
Inventor
英司 大谷
Original Assignee
株式会社富士商会
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外表面などが略同じ形
状の6個の分割片を相互に組み合わせてなる球形の組立
式貯金箱に係り、特に各分割片の外表面や分割片どうし
を掛止する掛止面などの形状に工夫をこらしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】球形の組立式貯金箱は、実開昭62−7
9429号公報に公知である。この貯金箱は、1組の半
球形の分割片と、双方の分割片を相互に連結するリング
からなり、一方の分割片にコイン投入口が設けられてい
る。リングの内周には各分割片の分割縁が掛止される突
起が設けられており、双方の分割片は分割縁をリングの
内側に強制的に嵌め込んで組み合わせてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の貯金箱は、分割
片どうしをリングを介して簡単に組み付けることができ
る反面、簡単に分解できてしまう、あるいは分割片の表
面からリングが突出しているなどの不具合も有してい
る。本考案の目的は、球形の組立式貯金箱を形成するに
あたり、これを構成する複数の分割片とは別体の連結部
材を用いることなしに、各分割片どうしを相互に組み合
わせ得るようにすることにある。本考案の別の目的は、
各分割片を略同じ形状および略同じ大きさにすることに
より、各分割片の相対的な組み付け場所、特にコイン投
入口を有した分割片の場所が任意に変更できるようにす
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る球形の組立
式貯金箱は、図1に示すように略同じ形状の6個の分割
片1〜6を相互に組み合わせてなり、各分割片1〜6
は、くびれ部9およびその両側に連続して広がる左右の
拡大部10からなる外表面と、くびれ部9を挟む両側に
形成された半円状の平坦な掛止面11とを具備している
こと、少なくとも1組の分割片5・6には、それらの片
側の掛止面11に他の分割片1の拡大部10が通過可能
な凹部12がそれぞれ形成されていること、1個の分割
片1のくびれ部9には、コイン投入口15が設けられて
いること、各分割片1〜6の拡大部10が、隣接する分
割片1〜6の掛止面11に重ね合わせてあることに特徴
を有する。各分割片1〜6を相互に組み付ける際に、隣
接する分割片1〜6どうしを速やかに組み付けるには、
掛止面11の端縁13の両端に別の分割片1〜6の端縁
13を受け止める位置決め部14を形成しておくとよ
い。
【0005】
【作用】各分割片1〜6は、それぞれが他の分割片1〜
6と隣接して相互に掛止しあった状態で球形を構成す
る。例えば、分割片1に着目した場合、これの両拡大部
10は別々の分割片5・6の掛止面11にそれぞれ被さ
って、分割片1自身および両分割片5・6が抜け落ちる
のを相互に阻止しており、外表面どうしは球面の一部を
形成している。分割片1の両掛止面11には別々の分割
片3・4の片側の拡大部10が被さり、分割片1自身お
よび両分割片3・4が抜け落ちるのを相互に阻止してい
るとともに、外表面どうしが球面の一部を形成してい
る。他の分割片2〜6においても同様である。
【0006】このように各分割片1〜6を全て同じ態様
で組み付けることができるので、各分割片1〜6は分解
して任意の場所に組付場所が変更できる。但し、1組の
分割片5・6の各掛止面11に凹部12を設けた場合
は、最後に組み付ける分割片1の拡大部10を分割片5
・6の各掛止面11にそれぞれ掛止させ、あるいは掛止
状態から分割片1を抜き取って貯金箱を分解できるよう
にするために、分割片5・6の配置場所は必然的に決ま
ることになる。くびれ部9では、分割片1〜6どうしが
重なり合わないので、この部分にコイン投入口15を設
ければ、他の部分に形成する場合に比べて簡単である。
【0007】
【考案の効果】本考案に係る球形の組立式貯金箱は、6
個の分割片1〜6で構成して、各分割片1〜6を略同じ
形状にしたので、各分割片1〜6を同じ態様で組み合わ
せることができる。したがって、各分割片1〜6の組付
場所を自在に変更することができ、分割片1〜6を色分
けしてある場合に外観を変更できる。各分割片1〜6が
略同じ形状であるので、簡単に成形できるとともに、生
産コストを抑えることができる。
【0008】
【実施例】この組立式貯金箱は、図1と図2に示すよう
に外表面などが略同じ形状の6個の分割片1〜6を相互
に組み合わせてなり、各分割片1〜6の外表面が球面の
一部をそれぞれ形成している合成樹脂製である。各分割
片1〜6の外表面は、長手方向の中央部に位置するくび
れ部9と、くびれ部9の両側に位置する拡大部10から
なり、くびれ部9を挟む両側には、外向きテーパ状に平
坦な掛止面11をそれぞれ設けてある。分割片1〜4の
掛止面11は、図1と図4などに示すように半円形に形
成してあり、他の分割片5・6の片側の掛止面11に
は、図5と図6などに示すように凹部12をそれぞれ設
けてある。凹部12は、掛止面11の端縁13の両側か
ら中央にかけて深くなる溝状に形成してあり、拡大部1
0が通過可能となっている。各掛止面11の端縁13の
両端には、図3ないし図6に示すように各分割片1〜6
の端縁12の両端側を受ける位置決め部14を設けた。
分割片1のくびれ部9には、図1、図2、図8および図
9に示すようにコイン投入口15を設けてある。
【0009】分割片2の両掛止面11に、図7に示すよ
うに他の分割片3・4の拡大部10をそれぞれ被せて両
分割片3・4を対向配置する。その時、分割片2の掛止
面11の端縁13を分割片3・4の位置決め部14にそ
れぞれ突き当てる。次に、分割片3・4の片側の各掛止
面11に別の分割片5の両拡大部10をそれぞれ被せる
とともに、この分割片5の片側の掛止面11を先の分割
片2の拡大部10の内側に挿入して重ね合わせる。同様
に、分割片3・4の他の掛止面11と分割片2の残りの
拡大部10の内側に係合させて別の分割片6を配置す
る。
【0010】最後に、図1に示すように分割片3・4の
拡大部10の内側および別の分割片5・6の凹部12に
より形成された空間に、分割片1の一方の拡大部10を
強制的に挿通してこれを挿入先側の分割片5の凹部12
から突出させる。ここで、分割片1の挿入先側の拡大部
10が分割片5の掛止面11に被さり、挿入元側の拡大
部10が分割片6の掛止面11に被さる。かくして、そ
れぞれの分割片1〜6のくびれ部9および拡大部10の
表面によって球面が形成され、図8に示す球形の貯金箱
が完成する。分解する場合、最後に組み付けた分割片1
の一方の拡大部10を他方の拡大部10側に押して、分
割片3・4の拡大部10を弾性変形させると、この分割
片1を抜き出すことができ、他の分割片2〜6が分解で
きる。
【0011】貯金箱は、各分割片1〜6の外表面が同じ
形状であり、各分割片1〜6が同じ態様で組み付けてあ
るので、対向配置すべき1組の分割片5・6以外の分割
片1〜4は分解して自由に組付場所を変えることがで
き、分割片1〜6を色分けしてある場合に外観が変更で
きる。例えば、コイン投入口15を底側にすれば、貯金
箱であることすら目立たなくなる。貯金箱の表面は球面
ではあるが、図9などに示すように内部には外表面や掛
止面10の裏面によって、又は端縁13により多数の様
々な凹部分が形成されており、投入されたコインが底側
に位置する凹部分に安定状態で保持される。したがっ
て、貯金箱を転がしていずれの分割片1〜6側を底にし
ても安定性がよく、少々の外力が加わっただけでは転が
り落ちたりすることがない。
【0012】上記の実施例では、1組の分割片5・6に
のみ他の分割片1の拡大部10が通過可能な凹部12を
形成したが、係る凹部12を各分割片1〜4にも形成し
ておけば、何れの分割片1〜6側からでも分解すること
ができる。凹部12は、拡大部10の端縁の形状に対応
させて円弧状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】球形の貯金箱を一部分解した斜視図である。
【図2】球形の貯金箱を各分割片に分解した斜視図であ
る。
【図3】分割片の下面図である。
【図4】図3に示す分割片の正面図である。
【図5】別の分割片の下面図である。
【図6】図5に示す分割片の正面図である。
【図7】分割片の組み付け手順を示す斜視図である。
【図8】貯金箱の外観を示す斜視図である。
【図9】貯金箱の中央断面図である。
【符号の説明】
1〜6 分割片 9 くびれ部 10 拡大部 11 掛止面 12 凹部 13 端縁 14 位置決め部 15 コイン投入口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略同じ形状の6個の分割片1〜6を相互
    に組み合わせてなる球形の組立式貯金箱であって、 各分割片1〜6は、くびれ部9およびその両側に連続し
    て広がる左右の拡大部10からなる外表面と、くびれ部
    9を挟む両側に形成された平坦な掛止面11とを具備し
    ており、 少なくとも1組の分割片5・6には、それらの片側の掛
    止面11に他の分割片1の拡大部10が通過可能な凹部
    12をそれぞれ形成してあり、 1個の分割片1のくびれ部9には、コイン投入口15を
    設けてあり、 各分割片1〜6の拡大部10を、隣接する分割片1〜6
    の掛止面11に重ね合わせてあることを特徴とする球形
    の組立式貯金箱。
  2. 【請求項2】 各掛止面11の端縁13の両端に、隣接
    する分割片1〜6の端縁13を受け止める位置決め部1
    4が設けられていることを特徴とする請求項1記載の球
    形の組立式貯金箱。
JP7640992U 1992-10-07 1992-10-07 球形の組立式貯金箱 Expired - Lifetime JPH0748090Y2 (ja)

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JP7640992U JPH0748090Y2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 球形の組立式貯金箱

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JP7640992U JPH0748090Y2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 球形の組立式貯金箱

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Publication Number Publication Date
JPH0633517U JPH0633517U (ja) 1994-05-06
JPH0748090Y2 true JPH0748090Y2 (ja) 1995-11-08

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JP7640992U Expired - Lifetime JPH0748090Y2 (ja) 1992-10-07 1992-10-07 球形の組立式貯金箱

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KR20020074334A (ko) * 2001-03-20 2002-09-30 송두환 조립식 수장구

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JPH0633517U (ja) 1994-05-06

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