JPH0748083A - エスカレータ - Google Patents
エスカレータInfo
- Publication number
- JPH0748083A JPH0748083A JP19576793A JP19576793A JPH0748083A JP H0748083 A JPH0748083 A JP H0748083A JP 19576793 A JP19576793 A JP 19576793A JP 19576793 A JP19576793 A JP 19576793A JP H0748083 A JPH0748083 A JP H0748083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escalator
- machine room
- wiring
- truss
- inverter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】駆動電動機の制御機器をトラスとは別の機械室
に設けた場合の機械室での保守・点検作業の安全を図
る。 【構成】トラス側の配線用遮断器３Ａ，３Ｂの負荷側に
配線用遮断器３Ｃを接続し、この配線用遮断器３Ｃを機
械室11に設置する。配線用遮断器３Ａ，３Ｂ間に接続し
た信号灯12Ａと、配線用遮断器３Ｂ，３Ｃ間に接続した
信号灯12Ｂを、機械室11に設ける。
に設けた場合の機械室での保守・点検作業の安全を図
る。 【構成】トラス側の配線用遮断器３Ａ，３Ｂの負荷側に
配線用遮断器３Ｃを接続し、この配線用遮断器３Ｃを機
械室11に設置する。配線用遮断器３Ａ，３Ｂ間に接続し
た信号灯12Ａと、配線用遮断器３Ｂ，３Ｃ間に接続した
信号灯12Ｂを、機械室11に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータに係り、
特に、電動機の駆動装置などをトラスと別置の機械室に
収納したエスカレータに関する。
特に、電動機の駆動装置などをトラスと別置の機械室に
収納したエスカレータに関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、通常のエスカレータで
は、各踏段の奥行き方向の幅が限られているために、車
いすを利用した身障者にとっては、不便である。そのた
め、最近は、無端状の鎖に連続して連結された複数の踏
段のうち、特定の踏段がこのエスカレータの上端又は下
端の乗降板の位置と面一となったときに、上下に隣接し
た一対の踏段が同一高さになるようにして、車いすの利
用者の利用を便利にしたエスカレータが採用されている
（例えば、特公昭64- 1396号公報参照）。
は、各踏段の奥行き方向の幅が限られているために、車
いすを利用した身障者にとっては、不便である。そのた
め、最近は、無端状の鎖に連続して連結された複数の踏
段のうち、特定の踏段がこのエスカレータの上端又は下
端の乗降板の位置と面一となったときに、上下に隣接し
た一対の踏段が同一高さになるようにして、車いすの利
用者の利用を便利にしたエスカレータが採用されている
（例えば、特公昭64- 1396号公報参照）。
【０００３】このエスカレータでは、このエスカレータ
が設置されたビルや駅などの係員がキースイッチを操作
して車いすモードに切り換えると、特定の一対の踏段が
乗場板に近づくに従い減速されるとともに、特定の一対
の踏板が乗場板と同一高さに並んで、車いすの利用者が
エスカレータに容易に乗り込むことができるように考慮
されている。
が設置されたビルや駅などの係員がキースイッチを操作
して車いすモードに切り換えると、特定の一対の踏段が
乗場板に近づくに従い減速されるとともに、特定の一対
の踏板が乗場板と同一高さに並んで、車いすの利用者が
エスカレータに容易に乗り込むことができるように考慮
されている。
【０００４】このようなエスカレータでは、通常のエス
カレータに設けられている非常停止ボタンなどの安全ス
イッチの他に、車いすを利用した身障者が乗り込むとき
に、低速の車いす運転モードに切り換えるためのキース
イッチが設けられ、さらに、この車いす運転モードのと
きだけ作動させる運転停止ボタンと、この運転停止ボタ
ンの操作による運転停止状態のエスカレータを再起動さ
せる再起動ボタンが欄干に所定の間隔で設けられてい
る。したがって、エスカレータのトラス（骨組）の中に
収納された制御装置は、これらのキースイッチや運転停
止ボタン及び起動スイッチから入力された信号によって
運転速度を制御するために複雑となり、外形も大形とな
る。
カレータに設けられている非常停止ボタンなどの安全ス
イッチの他に、車いすを利用した身障者が乗り込むとき
に、低速の車いす運転モードに切り換えるためのキース
イッチが設けられ、さらに、この車いす運転モードのと
きだけ作動させる運転停止ボタンと、この運転停止ボタ
ンの操作による運転停止状態のエスカレータを再起動さ
せる再起動ボタンが欄干に所定の間隔で設けられてい
る。したがって、エスカレータのトラス（骨組）の中に
収納された制御装置は、これらのキースイッチや運転停
止ボタン及び起動スイッチから入力された信号によって
運転速度を制御するために複雑となり、外形も大形とな
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そのため、このような
車いす運転モードを備えたエスカレータにおいては、ト
ラスの内部に制御装置を収納できない場合があり、その
ためには、トラスの外形を増やすか、或いは制御装置だ
けをエスカレータとは別に設けられた機械室に設置しな
ければならなくなる場合がある。
車いす運転モードを備えたエスカレータにおいては、ト
ラスの内部に制御装置を収納できない場合があり、その
ためには、トラスの外形を増やすか、或いは制御装置だ
けをエスカレータとは別に設けられた機械室に設置しな
ければならなくなる場合がある。
【０００６】このうち、前者のトラスの外形を増やす方
法は、既設のプラットホームなどの条件で制約されて実
現困難であり、その場合には、専用の機械室を比較的ス
ペースの制約の緩い場所に設置して、この機械室に制御
装置を収納する後者の方法を採らなければならなくな
る。
法は、既設のプラットホームなどの条件で制約されて実
現困難であり、その場合には、専用の機械室を比較的ス
ペースの制約の緩い場所に設置して、この機械室に制御
装置を収納する後者の方法を採らなければならなくな
る。
【０００７】ところが、この後者の、機械室に制御装置
を設ける方法を採用したエスカレータにおいては、例え
ば、定期点検のときに、制御装置を点検するために、エ
スカレータの上下の乗降口に設けられた電動機をＯＮ・
ＯＦＦするための配線用遮断器をＯＦＦして作業中に、
その点検者以外の者が、万一、配線用遮断器をＯＮする
と、作業者が感電するおそれがある。
を設ける方法を採用したエスカレータにおいては、例え
ば、定期点検のときに、制御装置を点検するために、エ
スカレータの上下の乗降口に設けられた電動機をＯＮ・
ＯＦＦするための配線用遮断器をＯＦＦして作業中に、
その点検者以外の者が、万一、配線用遮断器をＯＮする
と、作業者が感電するおそれがある。
【０００８】そのため、制御装置を点検するために配線
用遮断器をＯＦＦするときには、その配線用遮断器の取
付場所の近くに、「制御装置の点検中」と表示した注意
札を立てる方法も考えられるが、それでも、例えば、エ
スカレータの前述した安全スイッチやトラスの内部の減
速機などの点検を終えた作業者が、機械室が別に設けら
れていることを失念し、前述した立札を見ないで、一般
的なエスカレータと同様に、配線用遮断器を投入するお
それがある。
用遮断器をＯＦＦするときには、その配線用遮断器の取
付場所の近くに、「制御装置の点検中」と表示した注意
札を立てる方法も考えられるが、それでも、例えば、エ
スカレータの前述した安全スイッチやトラスの内部の減
速機などの点検を終えた作業者が、機械室が別に設けら
れていることを失念し、前述した立札を見ないで、一般
的なエスカレータと同様に、配線用遮断器を投入するお
それがある。
【０００９】そこで、本発明の目的は、車いす運転モー
ドを備えたエスカレータなどにおいて、このエスカレー
タと離れた位置に設けられた機械室に収納された機器の
保守・点検を安全に行うことのできるエスカレータを得
ることである。
ドを備えたエスカレータなどにおいて、このエスカレー
タと離れた位置に設けられた機械室に収納された機器の
保守・点検を安全に行うことのできるエスカレータを得
ることである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラスに収納
された駆動電動機をトラスに設けられた一対の第１の開
閉器とこの第１の開閉器の負荷側に接続されたインバー
タで駆動するエスカレータにおいて、開閉器とインバー
タの間に第２の開閉器を接続し、この第２の開閉器とイ
ンバータを、トラスと別置の機械室に収納したことを特
徴とする。
された駆動電動機をトラスに設けられた一対の第１の開
閉器とこの第１の開閉器の負荷側に接続されたインバー
タで駆動するエスカレータにおいて、開閉器とインバー
タの間に第２の開閉器を接続し、この第２の開閉器とイ
ンバータを、トラスと別置の機械室に収納したことを特
徴とする。
【００１１】
【作用】インバータの保守・点検時には、トラス側の保
守・点検の進度の如何にかかわらず、第２の開閉器を開
極して行うことで、充電部に接触するおそれを解消する
ことができる。
守・点検の進度の如何にかかわらず、第２の開閉器を開
極して行うことで、充電部に接触するおそれを解消する
ことができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明のエスカレータの一実施例を図
面を参照して説明する。図１は、本発明のエスカレータ
の主回路結線図を示す。
面を参照して説明する。図１は、本発明のエスカレータ
の主回路結線図を示す。
【００１３】図１において、エスカレータ１の下階乗場
口近くには、配線用遮断器３Ａが取り付けられ、この配
線用遮断器３Ａの電源側は、このエスカレータが設置さ
れ駅又はビルに設置された分電盤のＡＣ．三相 220Ｖ電
源２に接続されている。
口近くには、配線用遮断器３Ａが取り付けられ、この配
線用遮断器３Ａの電源側は、このエスカレータが設置さ
れ駅又はビルに設置された分電盤のＡＣ．三相 220Ｖ電
源２に接続されている。
【００１４】この配線用遮断器３Ａの負荷側には、エス
カレータ１の上階乗場口近くに取り付けられた配線用遮
断器３Ａと同定格の配線用遮断器３Ｂが直列に接続され
ている。さらに、この配線用遮断器３Ｂの負荷側には、
配線用遮断器３Ａ，３Ｂと同定格の配線用遮断器３Ｃが
接続され、この配線遮断器３Ｃは、前述した機械室11に
設置されている。
カレータ１の上階乗場口近くに取り付けられた配線用遮
断器３Ａと同定格の配線用遮断器３Ｂが直列に接続され
ている。さらに、この配線用遮断器３Ｂの負荷側には、
配線用遮断器３Ａ，３Ｂと同定格の配線用遮断器３Ｃが
接続され、この配線遮断器３Ｃは、前述した機械室11に
設置されている。
【００１５】このうち、配線用遮断器３Ａ，３Ｂ間の第
１相と第２相の線間には、機械室11に設置された赤色グ
ローブの信号灯12Ａが接続され、配線用遮断器３Ｂ，３
Ｃ間の第１相と第２相の線間にも、機械室11に設置され
た信号灯12Ａと並設された赤色グローブの信号灯12Ｂが
接続されている。
１相と第２相の線間には、機械室11に設置された赤色グ
ローブの信号灯12Ａが接続され、配線用遮断器３Ｂ，３
Ｃ間の第１相と第２相の線間にも、機械室11に設置され
た信号灯12Ａと並設された赤色グローブの信号灯12Ｂが
接続されている。
【００１６】配線用遮断器３Ｃの負荷側には、従来のエ
スカレータと同様に、コンバータ４の交流側が接続さ
れ、このコンバータ４の負荷側には、直流平滑コンデン
サ８を介してインバータ６の直流側が直流母線５で接続
されている。これらのコンバータ４，インバータ６及び
制御装置13は、前述した配線用遮断器13Ｃ及び信号灯12
Ａ，12Ｂとともに破線で示す機械室11に設置されてい
る。
スカレータと同様に、コンバータ４の交流側が接続さ
れ、このコンバータ４の負荷側には、直流平滑コンデン
サ８を介してインバータ６の直流側が直流母線５で接続
されている。これらのコンバータ４，インバータ６及び
制御装置13は、前述した配線用遮断器13Ｃ及び信号灯12
Ａ，12Ｂとともに破線で示す機械室11に設置されてい
る。
【００１７】このインバータ６の出力側には、エスカレ
ータ１の上階トラス10の内部に図示しない減速機ととも
に収納された三相誘導電動機に接続されている。さら
に、コンバータ４とインバータ６には、制御装置13が隣
接され、インバータ６の出力周波数は、制御装置で可変
制御されている。
ータ１の上階トラス10の内部に図示しない減速機ととも
に収納された三相誘導電動機に接続されている。さら
に、コンバータ４とインバータ６には、制御装置13が隣
接され、インバータ６の出力周波数は、制御装置で可変
制御されている。
【００１８】このように構成されたエスカレータにおい
ては、前述したように、車いすの利用者が乗降するとき
には、このエスカレータが設置されたビルや駅などの係
員が、キースイッチによって車いすモードに切り換える
と、隣接した特定の階段が乗場板に近づくに従って、制
御装置13によってインバータ６の出力周波数が連続的に
低下して、あらかじめ設定された減速曲線でエスカレー
タが減速される。
ては、前述したように、車いすの利用者が乗降するとき
には、このエスカレータが設置されたビルや駅などの係
員が、キースイッチによって車いすモードに切り換える
と、隣接した特定の階段が乗場板に近づくに従って、制
御装置13によってインバータ６の出力周波数が連続的に
低下して、あらかじめ設定された減速曲線でエスカレー
タが減速される。
【００１９】一方、定期点検のときに、コンバータ４，
インバータ６及び制御装置13を点検するときには、破線
で示す機械室11の内部に取り付けられた配線用遮断器３
Ｃを開極して行う。したがって、万一、トラス内の減速
機などを保守・点検していた作業者が、配線用遮断器３
Ａ，３Ｂを投入しても、機械室11の内部の作業者は活線
に触れることなく、安全に作業を続行することができ
る。さらに、機械室11の内部において、信号灯12Ａ，12
Ｂの点灯状況を見ることで、トラス内の保守・点検作業
の進行状態や配線用遮断器３Ｃの電源側の配線用遮断器
３Ａ，３ＢのＯＮ・ＯＦＦの状態を知ることもできる。
インバータ６及び制御装置13を点検するときには、破線
で示す機械室11の内部に取り付けられた配線用遮断器３
Ｃを開極して行う。したがって、万一、トラス内の減速
機などを保守・点検していた作業者が、配線用遮断器３
Ａ，３Ｂを投入しても、機械室11の内部の作業者は活線
に触れることなく、安全に作業を続行することができ
る。さらに、機械室11の内部において、信号灯12Ａ，12
Ｂの点灯状況を見ることで、トラス内の保守・点検作業
の進行状態や配線用遮断器３Ｃの電源側の配線用遮断器
３Ａ，３ＢのＯＮ・ＯＦＦの状態を知ることもできる。
【００２０】
【発明の効果】以上、本発明によれば、トラスに収納さ
れた駆動電動機をトラスに設けられた一対の第１の開閉
器とこの第１の開閉器の負荷側に接続されたインバータ
で駆動するエスカレータにおいて、開閉器とインバータ
の間に第２の開閉器を接続し、この第２の開閉器とイン
バータを、トラスと別置の機械室に収納することで、イ
ンバータの保守・点検時には、トラス側の保守・点検の
進度の如何にかかわらず、第２の開閉器を開極して、充
電部への接触のおそれを解消したので、機械室に収納さ
れた機器の保守・点検を安全に行うことのできるエスカ
レータを得ることができる。
れた駆動電動機をトラスに設けられた一対の第１の開閉
器とこの第１の開閉器の負荷側に接続されたインバータ
で駆動するエスカレータにおいて、開閉器とインバータ
の間に第２の開閉器を接続し、この第２の開閉器とイン
バータを、トラスと別置の機械室に収納することで、イ
ンバータの保守・点検時には、トラス側の保守・点検の
進度の如何にかかわらず、第２の開閉器を開極して、充
電部への接触のおそれを解消したので、機械室に収納さ
れた機器の保守・点検を安全に行うことのできるエスカ
レータを得ることができる。
【図１】本発明のエスカレータの一実施例を示す主回路
結線図。
結線図。
１…エスカレータ、２…三相交流電源、３Ａ，３Ｂ，３
Ｃ…配線用遮断器、４…コンバータ、５…直流母線、６
…インバータ、７…三相誘導電動機、８…直流平滑コン
デンサ、９…下階トラス、10…上階トラス、11…機械
室、12Ａ，12Ｂ…信号灯、13…制御装置。
Ｃ…配線用遮断器、４…コンバータ、５…直流母線、６
…インバータ、７…三相誘導電動機、８…直流平滑コン
デンサ、９…下階トラス、10…上階トラス、11…機械
室、12Ａ，12Ｂ…信号灯、13…制御装置。
Claims (1)
- 【請求項１】 トラスに収納された駆動電動機を前記ト
ラスに設けられた一対の第１の開閉器とこの第１の開閉
器の負荷側に接続されたインバータで駆動するエスカレ
ータにおいて、前記開閉器と前記インバータの間に第２
の開閉器を接続し、この第２の開閉器と前記インバータ
を、前記トラスと別置の機械室に収納したことを特徴と
するエスカレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19576793A JPH0748083A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | エスカレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19576793A JPH0748083A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | エスカレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0748083A true JPH0748083A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16346627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19576793A Pending JPH0748083A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | エスカレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748083A (ja) |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19576793A patent/JPH0748083A/ja active Pending
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