JPH0748032A - 箱段積み方法及びその装置 - Google Patents

箱段積み方法及びその装置

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JPH0748032A
JPH0748032A JP19365293A JP19365293A JPH0748032A JP H0748032 A JPH0748032 A JP H0748032A JP 19365293 A JP19365293 A JP 19365293A JP 19365293 A JP19365293 A JP 19365293A JP H0748032 A JPH0748032 A JP H0748032A
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JP
Japan
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box
carry
boxes
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device frame
Prior art date
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Application number
JP19365293A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Nishitani
芳信 西谷
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 箱Aを複数段積み重ねた状態で内部に配置可
能な装置枠3と、この装置枠3の後上部に配置されてい
て装置枠3の上部に箱Aを搬入可能な搬入機構Bと、装
置枠3に搬入された箱Aの左右両側を受持しかつ左右外
側方へ移動可能な可動受け体2Aを有する仮受け機構C
と、前記可動受け体が左右外側方へ移動したときに箱の
前後を受持しかつ箱1個分下降される前後降下受け体2
Bを有する積み重ね機構Dと、前後降下受け体が最下位
置まで降下したときに積み重ねた箱を受持して搬入方向
と交差する方向に搬出する搬出機構E1とを設ける。 【効果】 可動受け体2Aは搬入した箱Aを前後降下受
け体2Bへ速やかに受渡して、後続の箱Aの受持がで
き、前後降下受け体上に所定段の箱Aが積み重ねられる
まで高速段積みができ、搬出勝手が良くかつ装置配置空
間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、育苗用播種機
に利用される箱段積み方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】育苗用播種機においては、箱搬送機構で
育苗箱を搬送しながら、床土を入れ、播種装置で播種
し、灌水及び覆土するように構成されており、一連の播
種作業が完了した後、育苗箱を複数枚に段積みにして、
育成装置等の後処理装置へ移される。
【0003】覆土後の育苗箱を自動的に段積みにする装
置としては、特公平5−37889号公報に開示された
ものがある。この箱段積み装置は、装置枠内に搬入機構
で搬入した育苗箱を左右一対の降下受け体で受持し、こ
の1個の育苗箱を受持した降下受け体を最下位置まで降
下し、下部に設けた搬出機構上に育苗箱を移載した後、
降下受け体をエンドレスチェーンで循環して搬入機構か
ら育苗箱を受け取る位置まで戻し、搬出機構上に所定数
の育苗箱が載置されてから搬出するように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、育
苗箱の自動段積みが可能であるが、左右降下受け体は搬
入機構から搬出機構へ育苗箱を1個づつ受け取って渡す
ため、育苗箱1個毎に1循環する必要があり、1個の処
理時間が非常に長くかかり、前行程(播種行程)での処
理速度が遅くなり、作業能率を低くしている。
【0005】また、搬出機構は育苗箱を搬入方向と同一
方向の1方向にしか搬出することができなく、2方向に
することが困難であり、搬出勝手が悪くかつ装置配置に
長い空間を採らなければならない。本発明は、搬入した
箱を一旦左右の可動受け体で受持し、この可動受け体を
左右外側方へ移動して前後降下受け体に箱を受渡し、こ
の前後降下受け体を箱1個分下降させ、この前後降下受
け体上に箱を積み重ね、所定段数に積み重ねた後に搬入
方向と交差する方向に搬出することにより、また、搬出
方向を左右所要方向に変更できるようにすることによ
り、前記従来技術の問題点を総て解決できるようにした
箱段積み方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法における課題
解決のための具体的手段は、装置枠3内に搬入した箱A
を受け体2で受持し、この受け体2を降下して箱Aを積
み重ね、積み重ね後の箱Aを側方に取り出す箱段積み方
法において、搬入した箱Aの左右両側を可動受け体2A
で受持し、この可動受け体2Aを左右外側方へ移動して
前後降下受け体2Bに箱Aを受け渡すと共に、この前後
降下受け体2Bを箱1個分下降させ、所定段に積み重ね
た箱Aを搬出機構Eに受け渡して搬入方向と交差する方
向に搬出することである。
【0007】本発明装置における課題解決のための第1
の具体的手段は、箱Aを複数段積み重ねた状態で内部に
配置可能な装置枠3と、この装置枠3の後上部に配置さ
れていて装置枠3の上部に箱Aを搬入可能な搬入機構B
と、装置枠3に搬入された箱Aの左右両側を受持しかつ
左右外側方へ移動可能な可動受け体2Aを有する仮受け
機構Cと、前記可動受け体2Aが左右外側方へ移動した
ときに箱Aの前後を受持しかつ箱1個分下降される前後
降下受け体2Bを有する積み重ね機構Dと、前後降下受
け体2Bが最下位置まで降下したときに積み重ねた箱A
を受持して搬入方向と交差する方向に搬出する搬出機構
Eとを有することである。
【0008】本発明装置における課題解決のための第2
の具体的手段は、前記搬出機構Eは装置枠3の下部に位
置して受持した箱Aを左右方向に正逆搬出可能な主搬出
手段E1と、この主搬出手段E1の延長上に位置して主
搬出手段E1から搬出される箱Aを装置枠3外に取り出
す補助搬出手段E2とを有し、装置枠3の左右各下部に
補助搬出手段E2を着脱自在に取り付ける取り付け部9
が形成されていることである。
【0009】
【作用】育苗箱Aを搬送機構13で搬送しながら床土、
種子、覆土等を供給した後、搬送機構13の延長上にあ
る搬入機構Bで加速搬送しながら、箱段積み装置1の装
置枠3に搬入する。育苗箱Aは左右両側の可動受け体2
A上を摺動しながら装置枠3の上部に搬入される。
【0010】左右可動受け体2Aは保持部材7との係合
により対向内向きになった状態で育苗箱Aを受持してお
り、枢支軸6を介して回動軸4に固定の支持部材5に支
持され、かつ保持部材7によって育苗箱Aを受持し得る
姿勢に保持される。回動軸4を介して支持部材5が回動
することにより、対向内向き状態から下側を通って外側
に回動する。このとき、各可動受け体2Aは枢支軸6回
りにも回動して、育苗箱Aの下側から外側方に抜けるよ
うに移動することになり、育苗箱Aを持ち上げることな
く、その前後下側の降下受け体2B又はその上の先行育
苗箱A上に受渡す。
【0011】育苗箱Aを受渡した可動受け体2Aは、回
動軸4の回動により対向外向きから上側を通って内側に
回動し、このときに姿勢案内手段8によって保持部材7
と係合する姿勢に変更され、次に搬入されてくる育苗箱
Aを受け取り得る状態に戻る。前後降下受け体2Bは可
動受け体2Aから育苗箱Aを受け取りながら育苗箱A1
個分下降し、育苗箱Aの積み段に応じて次第に下方位置
に移動する。所定段の育苗箱Aが前後降下受け体2B上
に積み重ねられると、最下位置の育苗箱Aは搬出機構E
上に載り、この搬出機構Eによって搬入方向と直交する
方向に搬出される。
【0012】搬出機構Eでは主搬出手段E1が多段の育
苗箱Aを受持し、これを左右どちらか一方に移動し、そ
の方向に配置された補助搬出手段E2上に移動し、装置
枠3の外部に取り出す。主搬出手段E1の育苗箱A搬出
方向は左右変更可能であり、補助搬出手段E2も装置枠
3の左右各下部に形成した取り付け部9を選択すること
により左右配置変更可能であり、育苗箱Aを左右どちら
にでも搬出できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図10において、1は播種機11に組み込まれた
箱段積み装置である。播種機11は機枠12上に搬送機
構13を備え、この搬送機構13を跨ぐように、床土装
置14、播種孔形成装置15、播種装置16、灌水装置
17及び覆土装置18等が機枠12上に搭載され、搬送
機構13の延長上に箱段積み装置1が配置されている。
【0014】空の育苗箱Aは手動で、又は図外の自動供
給装置で搬送機構13上に載置され、一定速度で連続し
て搬送しながら、床土装置14で床土が供給され、その
床土の上面に播種孔形成装置15で播種孔が形成され、
その播種孔に播種装置16から種子が供給され、灌水装
置17で水及び薬剤を散布した後、覆土装置18で覆土
が供給され、一連の播種作業が完了し、これを箱段積み
装置1に搬送して、例えば10段程度に積み重ね、台車
で後処理装置へ運搬する。
【0015】図1〜10において、箱段積み装置1は、
育苗箱Aを例えば10段積み重ねた状態で内部に配置可
能な装置枠3と、この装置枠3の後上部(育苗箱搬送方
向上手側)に配置されていて装置枠3の上部に育苗箱A
を搬入可能な搬入機構Bと、装置枠3に搬入された育苗
箱Aの左右両側を一時的に受持する仮受け機構Cと、前
記仮受け機構Cから育苗箱Aの受渡しを受けて育苗箱A
の前後を受持しながら箱1個分下降する積み重ね機構D
と、前後積み重ね機構Dで所定数の育苗箱Aを積み重ね
た後にその積み重ね育苗箱Aを受持して搬入方向と交差
する方向に搬出する搬出機構Eとを有する。
【0016】装置枠3は四角枠形状で各部のカバーが取
り付けられて形成されており、少なくとも左右側面は育
苗箱Aを10段積み重ねた状態で取り出し得るように開
放されている。搬入機構Bは左右一対のチャンネル材を
連結して形成されたフレーム21に、複数本の回転軸2
2が支持され、この各回転軸22にコロ23が設けら
れ、各回転軸22はチェーン伝動手段24で伝動されて
おり、搬送機構13と略同様な構成であり、フレーム2
1の前端が装置枠3に固定され、後端が機枠12と着脱
自在に連結されており、搬送機構13から動力が伝達さ
れている。
【0017】前記チェーン伝動手段24は中途部にその
他のスプロケットと異なる径の大小スプロケット25、
26が使用されており、下手側のコロ23が上手及び搬
送機構13のコロより回転速度が高くなるように設定さ
れ、育苗箱Aは後続の育苗箱Aから離れて装置枠3に搬
入されるようになっている。搬入機構Bには箱押さえ手
段27が設けられている。この箱押さえ手段27は、フ
レーム21に支持されてチェーン伝動手段24から動力
が伝達される伝動軸28に左右一対のアーム29を取り
付け、左右アーム29の先端に伝動軸28から動力が伝
動される軸30を支持し、この軸30に押さえコロ31
を設け、育苗箱Aを上から押さえながら確実かつ強力に
搬送する。
【0018】前記フレーム21には、箱段積み装置1の
コントロールパネル33と、装置枠3の直前位置の育苗
箱不存在を確認するスイッチS1とが設けられている。
仮受け機構Cは装置枠3の前上部に配置された第1モー
タM1と、装置枠3の前上部に支持されていて第1モー
タM1からチェーン伝動手段34を介して動力が伝達さ
れる第1駆動軸35と、この第1駆動軸35の両端から
ベベルギヤ36を介して動力が伝達される左右一対の回
動軸4と、この各回動軸4に設けられた可動受け体2A
と、装置枠3内への育苗箱Aの搬入を検出する第2スイ
ッチS2と、第1駆動軸35を1回転したら停止させる
第4スイッチS4とを有している。
【0019】図3〜6において、前後軸心回りに回動す
る左右回動軸4は装置枠3の左右上部に配置され、各回
動軸4に前後一対の支持部材5が設けられ、この支持部
材5に回動軸4と平行な枢支軸6を介して前後一対のブ
ラケット37が枢支され、この前後ブラケット37に1
本のアングル材を固着して可動受け体2Aが形成されて
いる。この可動受け体2Aは回動軸4が回動するときそ
の周囲を公転しながら枢支軸6を中心に回動可能であ
る。
【0020】支持部材5には可動受け体2Aを箱受持姿
勢に保持するピン等で形成された保持部材7が設けれて
いる。この保持部材7は、左右支持部材5及び左右可動
受け体2Aが対向内向きにあるとき、可動受け体2Aの
ブラケット37に係合してその下向き回動を阻止し、可
動受け体2Aの上面2aを搬入機構Bによって搬入され
る育苗箱Aの下面の左右側部下面を受持する略水平姿勢
にし、かつ可動受け体2Aの側面2bを搬入育苗箱Aの
左右側面を案内する位置にするものである。
【0021】仮受け機構Cは、可動受け体2A上に育苗
箱Aが搬入されてくるとそれを第2スイッチS2で検出
して第1モータM1を駆動して第1駆動軸35を介して
回動軸4を回転させる。回動軸4が1回転したとき、即
ち第1駆動軸35が1回転したとき、それに設けたカム
58が第4スイッチS4を作動して第1モータM1を停
止する。またこのとき、前記第1スイッチS1が育苗箱
Aを検出していると、第1モータM1を作動させないよ
うになっている。
【0022】第1モータM1の駆動により回動軸4が回
動すると、支持部材5及び可動受け体2Aが対向内向き
姿勢から回動軸4の下側を通って外側に回動する。この
とき、保持部材7が先行して回動するので可動受け体2
Aとの係合が解除されることになり、可動受け体2Aは
非係合方向に回動可能になり、また枢支軸6から垂下す
る姿勢にもなる。
【0023】可動受け体2Aの下側に育苗箱Aが存在す
ると、支持部材5の下向き回動により可動受け体2Aは
下側の育苗箱Aと当接し、垂下姿勢になるのを阻止され
るので、支持部材5に対して枢支軸6で屈曲して左右外
側方に引っ張られるように移動し、即ち、上面2aを略
水平姿勢にしたまま外側方(若干の下降を伴う)へ平行
移動することになり、その可動受け体2Aが受持してい
る育苗箱Aは持ち上げられることなく、また可動受け体
2Aの肉厚分以上は落下することなく、下側の育苗箱A
上に載置される。
【0024】装置枠3と可動受け体2Aとの間には、可
動受け体2Aの姿勢を保持部材7と係合する箱受持姿勢
に戻すための姿勢案内手段8が設けられている。この姿
勢案内手段8は装置枠3の前後部から対向内方向に突出
しかつ回動軸4の外周に略沿った円弧形状の姿勢案内部
材38と、ブラケット37に形成されていて姿勢案内部
材38と摺接する摺接部39とを有している。
【0025】前記姿勢案内手段8は、回動軸4の回動に
より支持部材5及び可動受け体2Aが対向外向きから回
動軸4の上側を通って内側に回動するとき、枢支軸6か
ら垂下している可動受け体2Aと当接して、この可動受
け体2Aを枢支軸6回りに自転させて、保持部材7と係
合する姿勢、即ち箱受持姿勢になり得る姿勢に変更す
る。
【0026】積み重ね機構Dは装置枠3の後部に配置さ
れた第2モータM2と、装置枠3の後下部に支持されて
いて第2モータM2によって駆動される第2駆動軸40
と、この第2駆動軸40からベベルギヤ41を介して動
力が伝達される左右一対の伝動軸42と、この両伝動軸
42からベベルギヤ43を介して動力が伝達される伝動
駆動軸44と、第2駆動軸40及び伝動駆動軸44によ
って駆動される降下手段45と、この各降下手段45に
設けた前後降下受け体2Bと、仮受け機構Cから育苗箱
Aが降下されるのを検出する第3スイッチS3と、前後
降下受け体2Bの初期位置を設定する第5スイッチS5
とを有する。
【0027】尚、図1の平面図においては、前記第2駆
動軸40、伝動軸42、ベベルギヤ43及び伝動駆動軸
44はそれぞれ、伝動軸28、回動軸4、ベベルギヤ3
6及び第1駆動軸35の真下に隠れている。前記前後降
下手段45は、第2駆動軸40及び伝動駆動軸44に左
右一対のスプロケット46を固定し、伝動軸28及び第
1駆動軸35に左右一対のスプロケット47を遊転自在
に嵌合し、両スプロケット46、47間にチェーン48
を巻き掛け、この左右チェーン48に降下受け体2Bを
取り付けている。50A、50Bは左右チェーン48の
テンション及び位置を調節する表裏一対の調節体であ
り、チェーン48側に位置調整可能である。
【0028】積み重ね機構Dは仮受け機構Cから育苗箱
Aが受け渡されてきて、その育苗箱Aを第3スイッチS
3が検出している間、第2モータM2が作動して第1駆
動軸35を駆動し、チェーン48を回動して降下受け体
2Bを降下させ、前後降下受け体2Bを育苗箱A1個分
だけ降下させると第3スイッチS3がオフになるので第
2モータM2が停止する。
【0029】第5スイッチS5はチェーン48に設けた
作動片49によって作動するものであり、降下受け体2
Bが最上位置から最下位置に降下したとき後述の第7ス
イッチS7がオフになり、その後、再度第2モータM2
を作動すると降下受け体2Bを最上位置まで上昇され、
降下受け体2Bが育苗箱A受け取り可能な最上位置に達
すると、作動片49が第5スイッチS5を作動して第2
モータM2の作動を停止する。
【0030】搬出機構Eは装置枠3の下部に配置されて
おり、主搬出手段E1と補助搬出手段E2とを有してい
る。主搬出手段E1は前記積み重ね機構Dの左右伝動軸
42に遊嵌した前後各一対のスプロケット51、52
と、これを各伝動軸42に一体回転可能に連結するクラ
ッチ体53、54と、スプロケット51、52に巻き掛
けられたチェーン55と、このチェーン55の中間部分
を支持するバックアップ体56と、装置枠3側に設けた
第7スイッチS7とを有する。バックアップ体56は底
部補強枠57に軸を介して支持されたスプロケットであ
るが、板材又は棒材等でも良い。
【0031】主搬出手段E1はチェーン55上に育苗箱
Aを載置して搬入方向と直角方向(左右方向)に搬出す
るものであり、左右のクラッチ体53、54の一方をそ
れに対向するスプロケット51、52に噛合させた後に
伝動軸42に固定することにより、第2モータM2から
スプロケット51、52の一方にのみ動力が伝達可能に
なり、他方は遊転する。左右伝動軸42は逆向きに回転
するものであるから、左右のクラッチ体53、54を選
択することにより搬出方向を左右に選択することができ
る。
【0032】補助搬出手段E2は左右一対のチャンネル
材を連結してフレーム60を形成し、このフレーム60
に枢支した回転軸61にコロ62を設けたものであり、
その一端は取り付け軸63を介して装置枠3の側下部に
着脱自在に連結され、その他端には設置脚64と第6ス
イッチS6とが設けられている。装置枠3の左右両側下
部には取り付け軸63を挿通する孔65が設けられ、補
助搬出手段E2を装置枠3に対して左右どちら側にでも
装着できるようになっている。この孔65が取り付け部
9を構成している。
【0033】前後降下受け体2Bによって最下位置まで
降下された育苗箱Aはチェーン55に受持され、そのと
き第7スイッチS7がこれを検出して第2モータM2を
作動させ、主搬出手段E1を駆動する。主搬出手段E1
の駆動により、10段に積み重ねられた育苗箱Aは補助
搬出手段E2上に移動され、装置枠3の外部に取り出さ
れる。補助搬出手段E2上に育苗箱Aが完全に移載され
ると、第6スイッチS6がこれを検出する。
【0034】また、主搬出手段E1が駆動していると
き、積み重ね機構Dも駆動され、前後降下受け体2Bを
最上位置まで上昇させる。前後降下受け体2Bが最上位
置に達すると作動片49が第5スイッチS5をオフに
し、第2モータM2を一旦停止させる。前記装置枠3の
内部には、図7、8に示すように、前後降下受け体2B
の左右側方に、搬入時の育苗箱A及び降下する育苗箱A
に弾力的に当接して案内する案内杆68が設けられ、装
置枠3の前下部には箱段積み装置1を運搬するための車
輪69が下方出退自在に設けられている。
【0035】次に、箱段積み装置1における箱段積み動
作を詳述する。空の育苗箱Aを搬送機構13上に連続的
に載置して一定速度で搬送しながら、床土供給、播種、
灌水及び覆土供給作業を行い、搬入機構Bへ渡す。搬入
機構Bに入った育苗箱Aは搬送速度が高められ、後続の
育苗箱Aと隙間を生じるように引き離されかつ箱押さえ
手段27で上から押さえられなが装置枠3に搬入され
る。
【0036】装置枠3内では、育苗箱Aは仮受け機構C
の可動受け体2Aの略水平姿勢の上面2a上を摺動し、
案内杆68に当接して停止し、これと同時に、第1スイ
ッチS1が後続の育苗箱Aが来ていないオン状態になっ
ていることを条件に、第2スイッチS2をオフからオン
に切り換えて第1モータM1を作動する。第1モータM
1の作動により第1駆動軸35を介して左右一対の回動
軸4が1回転して、支持部材5及び可動受け体2Aを対
向内向き姿勢から回動軸4の下側を通って外側に回動
し、可動受け体2Aが受持していた育苗箱Aを降下させ
ながら前後降下受け体2Bに受渡す。
【0037】この時の育苗箱Aの降下により、積み重ね
機構Dの第3スイッチS3がオフからオンになり、第2
モータM2を作動して降下手段45を駆動し、前後降下
受け体2Bを育苗箱A1個分降下させ、第3スイッチS
3がオフに復帰すると第2モータM2を停止する。前記
可動受け体2Aは育苗箱Aを前後降下受け体2Bに渡し
た後も回動を続け、姿勢案内手段8によって保持部材7
と係合する箱受持姿勢に戻され、第1駆動軸35が1回
転したとき、カム58よって第4スイッチS4がオフに
なって第1モータM1を停止する。
【0038】再び可動受け体2A上に後続の育苗箱Aが
搬入されると、前記動作を繰り返すことになるが、可動
受け体2Aは回動するとき前後降下受け体2Bに受持さ
れた先行の育苗箱Aの上面に当接することになり、支持
部材5に対して枢支軸6で屈曲して上面2aを略水平姿
勢にしたまま外側方へ平行移動する。このとき、可動受
け体2Aは若干下降するが前後降下受け体2Bも下降す
るので、先行育苗箱A上に後行育苗箱Aがスムーズに載
置される。
【0039】このようにして、前後降下受け体2B上に
所定個数の育苗箱Aが段積み載置されると、その最下段
の育苗箱Aは搬出機構Eの主搬出手段E1に載置され、
これと同時に第7スイッチS7をオンからオフに切り換
えて、搬送機構13の駆動を停止すると共に、第2モー
タM2を作動して主搬出手段E1及び積み重ね機構Dを
駆動する。
【0040】主搬出手段E1は左側のクラッチ体53を
入れておくと、チェーン55は左搬出形態に設定され、
補助搬出手段E2は装置枠3の左側に配置され、チェー
ン55の移動により育苗箱Aを補助搬出手段E2上まで
押し出す。育苗箱Aが補助搬出手段E2上に達すると第
6スイッチS6がオンからオフに切り換わる。この主搬
出手段E1の作動期間中に積み重ね機構Dの降下手段4
5も駆動され、最下位置まで来ていた前後降下受け体2
Bは最上位置まで移動し、第5スイッチS5が作動片4
9によりオンからオフに切り換わり、第2モータM2を
停止する。補助搬出手段E2上に育苗箱Aが存在したま
ま続いて箱段積み作業を行って第7スイッチS7が作動
されると、播種機の全モータは停止される。
【0041】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、箱段積
み装置1は床土供給後又は覆土供給前の育苗箱Aを段積
みするのに用いたり、育苗箱A以外の箱の段積みに用い
たりしても良く、積み段数は10個以外でも良い。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、装置枠3
に搬入した箱Aの左右両側を可動受け体2Aで受持し、
この可動受け体2Aを左右外側方へ移動して前後降下受
け体2Bに箱Aを受け渡すと共に、この前後降下受け体
2Bを箱1個分下降させ、所定段数積み重ねた後に搬入
方向と交差する方向に搬出するので、可動受け体2Aは
搬入した箱Aを前後降下受け体2Bへ速やかに受渡し
て、後続の箱Aの受持ができ、前後降下受け体2B上に
所定段の箱Aが積み重ねられるまで高速段積みができ、
搬出勝手が良くかつ装置配置空間を短くすることができ
る。
【0043】また、主搬出手段E1を左右方向に正逆搬
出可能し、補助搬出手段E2を装置枠3の左右各下部の
取り付け部9に着脱自在に取り付けるので、育苗箱Aを
左右どちらにでも装置枠3の外まで搬出することがで
き、より搬出勝手を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部断面平面図である。
【図2】同一部断面側面図である。
【図3】同断面正面図である。
【図4】仮受け機構の断面正面図である。
【図5】仮受け機構の斜視図である。
【図6】仮受け機構の断面平面図である。
【図7】積み重ね機構の要部の断面平面図である。
【図8】箱段積み装置の要部の断面平面図である。
【図9】箱段積み装置の要部の断面側面図である。
【図10】播種機の全体説明図である。
【符号の説明】
1 箱段積み装置 2 受け体 2A 可動受け体 2B 降下受け体 3 装置枠 4 回動軸 5 支持部材 6 枢支軸 7 保持部材 8 姿勢案内手段 9 取り付け部 13 搬送機構 A 育苗箱 B 搬入機構 C 仮受け機構 D 積み重ね機構 E 搬出機構 E1 主搬出手段 E2 補助搬出手段 S スイッチ M モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置枠(3)内に搬入した箱(A)を受
    け体(2)で受持し、この受け体(2)を降下して箱
    (A)を積み重ね、積み重ね後の箱(A)を側方に取り
    出す箱段積み方法において、 搬入した箱(A)の左右両側を可動受け体(2A)で受
    持し、この可動受け体(2A)を左右外側方へ移動して
    前後降下受け体(2B)に箱(A)を受け渡すと共に、
    この前後降下受け体(2B)を箱1個分下降させ、所定
    段に積み重ねた箱(A)を搬出機構(E)に受渡して搬
    入方向と交差する方向に搬出することを特徴とする箱段
    積み方法。
  2. 【請求項2】 箱(A)を複数段積み重ねた状態で内部
    に配置可能な装置枠(3)と、この装置枠(3)の後上
    部に配置されていて装置枠(3)の上部に箱(A)を搬
    入可能な搬入機構(B)と、装置枠(3)に搬入された
    箱(A)の左右両側を受持しかつ左右外側方へ移動可能
    な可動受け体(2A)を有する仮受け機構(C)と、前
    記可動受け体(2A)が左右外側方へ移動したときに箱
    (A)の前後を受持しかつ箱1個分下降される前後降下
    受け体(2B)を有する積み重ね機構(D)と、前後降
    下受け体(2B)が最下位置まで降下したときに積み重
    ねた箱(A)を受持して搬入方向と交差する方向に搬出
    する搬出機構(E)とを有することを特徴とする箱段積
    み装置。
  3. 【請求項3】 前記搬出機構(E)は装置枠(3)の下
    部に位置して受持した箱(A)を左右方向に正逆搬出可
    能な主搬出手段(E1)と、この主搬出手段(E1)の
    延長上に位置して主搬出手段(E1)から搬出される箱
    (A)を装置枠(3)外に取り出す補助搬出手段(E
    2)とを有し、装置枠(3)の左右各下部に補助搬出手
    段(E2)を着脱自在に取り付ける取り付け部(9)が
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載の箱段
    積み装置。
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