JP2000085969A - 播種済育苗容器処理装置 - Google Patents

播種済育苗容器処理装置

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JP2000085969A
JP2000085969A JP10270539A JP27053998A JP2000085969A JP 2000085969 A JP2000085969 A JP 2000085969A JP 10270539 A JP10270539 A JP 10270539A JP 27053998 A JP27053998 A JP 27053998A JP 2000085969 A JP2000085969 A JP 2000085969A
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seedling
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container
containers
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Yoshio Tate
芳夫 館
Michio Tezuka
道夫 手塚
Takashi Komura
孝 小村
Junichi Kanzaki
淳一 神崎
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Suzutec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段積高さを高くする、育苗容器の段積の円滑
・確実化、引継の円滑・確実化、段積育苗容器の運搬の
容易化、システム化の容易化、コスト削減。 【構成】 播種済の育苗容器5を終端に向けて搬送しう
る移送台1の終端側に、始端部は前記移送台1の終端と
同じで終端に至に従い高く傾斜した左右一対のフレーム
25に育苗容器5を移送する移送手段を設けた傾斜コン
ベア22を接続し、該傾斜コンベア22の終端部には傾
斜コンベア22からの育苗容器5を一つづつ降下させる
降下手段と下降させた育苗容器5を直ちに上下に段積し
て支受し所定数段積されると搬出し得る受台61とを有
する段積装置23を接続したものにおいて、前記傾斜コ
ンベア22には左右一対のの移送ベルト27を設け、各
左右の移送ベルト27の上方には押えローラ34を設け
て育苗容器5を挟持搬送するように構成した播種済育苗
容器処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種済の育苗容器を段
積し、運搬する等の作業を行える処理装置に係るもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来公知ではないが、同一出願人の先願と
なる特願平10−74883号には、播種済の育苗容器
を終端に向けて搬送しうる移送台の終端側に、始端部は
前記移送台の終端と同じで終端に至に従い高く傾斜した
左右一対のフレームに育苗容器を移送する移送手段を設
けた傾斜コンベアを接続し、該傾斜コンベアの終端部に
は傾斜コンベアからの育苗容器を上下に段積して支受し
所定数段積されると搬出し得る受台を有する段積装置を
接続し、段積装置には搬出される段積育苗容器を移転さ
せる移転部を設けた構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術のもの
は、前記移送台に対して前記段積装置の受入部分を高く
して高く段積できるようにしている。本発明は、これを
改良したものである。また、段積装置に続く移転部を工
夫することにより、運搬を容易にしたものである。
【0004】
【発明の目的】段積高さを高くする、育苗容器の段積の
円滑・確実化、引継の円滑・確実化、段積育苗容器の運
搬の容易化、システム化の容易化、コスト削減。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、播種済の育苗
容器5を終端に向けて搬送しうる移送台1の終端側に、
始端部は前記移送台1の終端と同じで終端に至に従い高
く傾斜した左右一対のフレーム25に育苗容器5を移送
する移送手段を設けた傾斜コンベア22を接続し、該傾
斜コンベア22の終端部には傾斜コンベア22からの育
苗容器5を一つづつ降下させる降下手段と下降させた育
苗容器5を直ちに上下に段積して支受し所定数段積され
ると搬出し得る受台61とを有する段積装置23を接続
したものにおいて、前記傾斜コンベア22には左右一対
のの移送ベルト27を設け、各左右の移送ベルト27の
上方には押えローラ34を設けて育苗容器5を挟持搬送
するように構成した播種済育苗容器処理装置、および、
前記傾斜コンベア22の移送手段の移送速度は前記移送
台1よりも早く構成し、前記段積装置23の傾斜コンベ
ア22側には略水平状態の一つの育苗容器5と略同じ長
さの受入れ台37を設けた播種済育苗容器処理装置、お
よび、前記段積装置23には段積した段積育苗容器5を
搬出移転させる移転部71を接続し、前記移転部71の
側部には、段積育苗容器5を一時貯留するターミナル用
台94を設け、ターミナル用台94は前記移転部71側
に設けた上面が平坦な載替え用踊り場部95と該載替え
用踊り場部95に隣接して別途設けたリフト97のフォ
ーク爪98を挿入し得るフォーク用溝99を上面に設け
た載置部96を設けた播種済育苗容器処理装置、およ
び、播種済の育苗容器5を上下に段積した段積育苗容器
5を搬送するコンベアの一側または両側部には、前記段
積育苗容器5を一時貯留するターミナル用台94を設
け、該ターミナル用台94は前記コンベアの搬送方向と
交差方向の横板107を所定間隔を置いて配置してフォ
ーク用溝99を有して構成した載置部96を設け、前記
横板107の間のフォーク用溝99に挿入し得るフォー
ク爪98を有する別途設けたリフト97により前記段積
育苗容器5を載置部96に載せ替える播種済育苗容器処
理装置、および、前記リフト97は、前方に突出するフ
ォーク爪98を有し、該フォーク爪98は前記載置部9
6の上面より低く位置させた播種済育苗容器処理装置、
および、前記リフト97には前記フォーク用溝99より
幅広に形成した自由回転の走行ローラ105を独立して
左右一対設けた播種済育苗容器処理装置、および、前記
リフト97には横軸110を設け、該横軸110にはフ
ォーク爪98の挿通用筒部材112を着脱交換および移
動自在に挿通させた播種済育苗容器処理装置としたもの
である。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は育苗容器5を移送する移送台で、床2上に支脚3、
3により水平に載置される。前記移送台1は、育苗容器
5の移送方向に長く形成され、任意の構成により育苗容
器5を移送する任意の移送手段を有し、移送台1上には
床土供給装置8、播種装置9、覆土供給装置10等がそ
の順に設けられる。4は移送手段を構成する移送ロー
ル、6は供給側、7は取出側、11は床土供給装置8の
ホッパー、12は同繰出ベルト、13は床土であり、床
土供給装置8と播種装置9との間には、育苗容器5内の
床土13を均平にする床土均平ブラシ14が取付けられ
る。15は播種装置9の種子ホッパー、16は同繰出ロ
ール、17は種子、18は播種装置9と覆土供給装置1
0との間に設けた移送ロール4等を駆動させるモータ
ー、19は覆土供給装置10のホッパー、20は同繰出
ベルト、21は覆土である。しかして、前記移送台1の
終端には、傾斜コンベア22を設ける。傾斜コンベア2
2は始端部を前記移送台1の終端と同じ高さにし、傾斜
コンベア22の終端には後述する高い段積装置23を接
続する。即ち、移送台1は播種作業に適した高さに設定
してあり、段積装置23はその後の搬出作業および段積
高さ等の条件を勘案して高さ設定してあり、段積装置2
3の受桟24の受け入れ位置は移送台1の終端よりも相
当高くなって、そのため、移送台1の終端から段積装置
23に育苗容器5を搬送する傾斜コンベア22を設け
る。したがって、傾斜コンベア22は、移送台1側を低
く段積装置23側が高くなるように傾斜させている。
【0007】傾斜コンベア22は、左右一対のフレーム
25の始端部と終端部にプーリ26を夫々設け、該プー
リ26間に無端状の移送ベルト27を掛け回し、移送ベ
ルト27は移送方向に所定間隔を置いて設けた案内ロー
ル28により支持する。傾斜コンベア22の始端と移送
台1の終端との引継部29には引継体30を設ける。引
継体30は乗り移るときの育苗容器5が落下するのを防
止するものである。即ち、育苗容器5が傾斜コンベア2
2に乗り移るとき、引継部29で育苗容器5の移送方向
の後端が支持されずに落下するので、引継体30により
これを防止する。実施例では、既存の移送台1に傾斜コ
ンベア22を設けることを想定しているため、傾斜コン
ベア22の始端部と移送台1の終端部との間に所定間隔
を空け、この間隔を引継部29とし、傾斜コンベア22
の始端部と移送台1の終端部とに軸形状に形成した引継
体30を掛け渡しているが、移送台1の終端に傾斜コン
ベア22の始端部を近接させ、移送台1の終端側を引継
部29とし、ここに引継体30を設けても良い。引継体
30の後端は鍵状に屈曲させ、該屈曲部を前記移送台1
の終端に設けた移送ロール4の回転軸31に上方から係
合させ、引継体30の前端には係合溝を有する係合体3
2を設け、係合体32を傾斜コンベア22の始端部に設
けた係合軸33に係合させる。また、前記始端側のプー
リ26の上方には、上方より育苗容器5を押える押えロ
ーラ34を設ける。押えローラ34はアーム35の先端
に設けた軸36により回転自在に取付け、アーム35の
基部は傾斜コンベア22に回動自在に設け、上方より育
苗容器5を押えるようにバネ等で付勢すると共に、高さ
調節自在にする。押えローラ34は左右の移送ベルト2
7の上方に位置させ、育苗容器5を挟持搬送する。
【0008】また、前記終端側のプーリ26の上方にも
押えローラ34を設ける。終端側の押えローラ34は前
記段積装置23に設けた受入れ台37への乗り移りを円
滑にするものである。即ち、育苗容器5が乗り移るとき
に前端が落下するのを防止する。なお、前記押えローラ
34は育苗容器5を上方から押さえ付けて移送ベルト2
7との摩擦を大にして確実に搬送する作用も期待し、傾
斜コンベア22の長さによって複数設ける。また、傾斜
コンベア22の上方にはスクレーパ42を高さ調節自在
に設ける。スクレーパ42は後述する敷板供給装置76
よりも後側に位置させて除去した土が敷板75上に落下
しないようにしている。また、段積装置23は、後述す
るように、水平状態の受桟24に育苗容器5を受け入れ
るため、段積装置23の傾斜コンベア22側には一つ分
の育苗容器5と略同じ長さの前記受入れ台37を設け、
受入れ台37に終端に傾斜コンベア22の終端を取付軸
38により接続する。39はブラケット、40はギヤボ
ックス、41は受入れ台37のベルトである。
【0009】また、前記傾斜コンベア22は、フレーム
25の終端を受入れ台37の始端部にし、段積装置23
の回転を傾斜コンベア22に伝達するが、傾斜コンベア
22の移送ベルト27は移送台1の移送速度より早くし
て早送りしている。また、傾斜コンベア22のフレーム
25は水平状態にも使用できるように、始端側に支脚3
9を軸40により回動自在に取付けている。41は案内
溝、42は係合軸であり、支脚39の回動を案内する。
支脚39は、傾斜コンベア22を水平状態に使用すると
きは、前記取付軸38の部分に取付けると良い。前記段
積装置23は、前後左右に4本の後柱43、43および
前柱44、44を設け、左側の後柱43と前柱44の上
下に上部軸45と下部回転軸46をそれぞれ軸支し、右
側の後柱43と前柱44の上下にも上部軸45と下部回
転軸46をそれぞれ軸支する。左側および右側の下部回
転軸46には下部スプロケット47、47がそれぞれ固
定されるが、上部軸45は後述するように上下動のみ自
在に取付け、左右の上部軸45のそれぞれにはチエン案
内レール48を設け、前後一対の下部スプロケット4
7、47とチエン案内レール48とに、チエン49、4
9がそれぞれ掛け回わされる。前記チエン案内レール4
8は、平板で縦方向に長く形成され、上部は前記下部ス
プロケット47と同径であって前記上部軸45を中心す
る半円弧形状の円弧部50に形成し、下部は切離して形
成するが下部スプロケット47の上方近傍に位置させ
る。前記上部軸45とチエン案内レール48とは固定さ
れ、上部軸45は左側および右側の後柱43と前柱44
に形成した長孔51より前後に突出させ、該突出端部に
上部軸45およびチエン案内レール48を上動するよう
に付勢するバネ52を取付ける。
【0010】前記左右の後柱43と前柱44には支持腕
53を設け、該支持腕53にチエン案内レール48の長
孔54を当てがいボルト55により固定する。したがっ
て、最初ボルト55を緩めることによりチエン49、4
9を張り、この状態でボルト55を閉めてチエン案内レ
ール48を支持腕53に固定し、チエン49、49が緩
んだときは、再びボルト55を緩めとバネ52によりチ
エン案内レール48が上動してチエン49、49を張
る。56は上部補強枠、57は育苗容器案内ガイドであ
る。前後一対のチエン49、49は左右に設けられ、チ
エン49群は、センサ58によりモータ59を駆動させ
て回転する。前後一対のチエン49、49には、受入れ
台37の受入れベルト41より乗移る前記受桟24が設
けられる。受桟24は左右のチエン49、49の夫々に
前後に掛け渡して夫々設け、左右の受桟24に育苗容器
5が摺動しながら乗移り、この育苗容器5を下降させて
後述の受台61に段積する。したがって、受桟24は断
面L型形状に形成し、チエン49の上下のローラ62の
間に側方に突き出すように設けた取付部63に受桟24
の基部を軸64により軸着して、左右のチエン49、4
9に対して上方には回動するが下方には回動しないよう
にチエン49に取付ける。即ち、受桟24は前記育苗容
器5を受け入れる高さ位置に待機し、受桟24の基部端
面65をローラ62に当接させることにより下方回動し
ないで育苗容器5を支持して下降させ、受台61または
既に段積された育苗容器5に当たると上方回動して退避
する。
【0011】しかして、前記受桟24は、前記チエン4
9に必要十分な複数個設定配置する。即ち、育苗容器5
を段積する高さを高くすると、取出す回数が減って作業
効率を向上させるから、時間当たり600個以上の育苗
容器5を段積できるようになり、そのため所定高さに段
積すると受台61の上面から受桟24が育苗容器5を受
け入れる受入所定位置Aまでの高さを設定し、それだけ
チエン49の長さが長くなる。一方、チエン49の移動
速度は、育苗容器5を円滑に降ろすために制約を受けて
所定速度以上早くできないから、受桟24の移動速度は
移送台1からの育苗容器5を受入れらるようにするため
には、間隔を狭く設けることになる。そのため、受桟2
4はチエン49に3個以上の必要十分な複数個設定配置
する。図10は3個受桟24を設けた実施例であり、図
11は、同間隔で4個の受桟24を設けた実施例であ
り、ひとつの間隔分だけ図10より高く段積する。ま
た、換言すると、受桟24は、その数を、前記移送台1
の移送速度に対応する移動速度になるようにチエン49
に必要十分配置設定する。即ち、チエン49の移動速度
を育苗容器5を円滑に降ろすために変更しなくとも、受
桟24の数を増加させると、間隔が狭くなって、チエン
49の移動速度が速くなることになる。そして、受桟2
4の間隔を一旦設定すれば、段積高さを高くするため
に、チエン49を長くしても、この設定した間隔で受桟
24を取付ければ、受桟24の速度は同じになって、確
実に育苗容器5を受け入れられる。
【0012】以上の配置について具体的に説明すると、
受桟24は、受入所定位置Aで育苗容器5を受け入れる
受入受桟24a と、受入受桟24a の手前の待機位置B
で待機して次に受入所定位置Aに移動する待機受桟24
b と、受入受桟24a と待機受桟24b の間に設けた支
持受桟24c とにより構成する。即ち、受桟24が移送
台1より移送されてくる育苗容器5を受け止めて受台6
1まで下降させると、次の受桟24が待機するまでに時
間を要するので、支持受桟24c を受入受桟24a と待
機受桟24b との中間に設けることにより、受入受桟2
4a が移送台1から高速で移送されてくる育苗容器5を
受け止めると支持受桟24c となることで、次の育苗容
器5に対して受桟24を迅速に待機させ、かつ、ひとつ
の育苗容器5だけをチエン49が支持すればよいので、
チエン49への負担を最小限にするものである。この受
入受桟24a と待機受桟24b と支持受桟24c との関
係は、相対的なものであり、受桟24が受入所定位置A
と待機位置BとCの夫々の位置に至ると、受入受桟24
a と待機受桟24b と支持受桟24c となり、具体的に
は、受入所定位置Aにて受入受桟24a が育苗容器5を
受け入れ、受入受桟24a (受け入れた受入受桟24a
は支持受桟24c となるが、ここでの説明上受入受桟2
4a とする)は待機受桟24b (受入所定位置Aまで移
動した待機受桟24b は受入受桟24a となるが、ここ
での説明上待機受桟24b とする)が受入所定位置Aま
で移動する分下降するが、これ以上下降せずに支持受桟
24c となって受入所定位置Aと受台61との間の中間
位置Cで育苗容器5を支持し、次に、待機受桟24b が
受入所定位置Aまで移動して受入受桟24a となって次
の育苗容器5を受け止めて下降し、これにより支持受桟
24c も中間位置Cから下降して育苗容器5を受台61
に載せて、待機位置Bに移動して待機受桟24b とな
る。
【0013】したがって、同じ長さのチエン49に支持
受桟24c を2以上設けると、前記受桟24の設置間隔
が短くなるから、移動速度は速くなるが、チエン49が
支持する荷重も必要以上に増加するので、あくまでも、
チエン49の長さに応じて設定すると、チエン49への
負荷も増大させずに確実に処理できる。また、支持受桟
24c が停止する中間位置Cよりも高く育苗容器5が段
積されると、支持受桟24c は育苗容器5を既に段積し
てある最上段の育苗容器5の上に載置すると、既に段積
されている育苗容器5に当たって上方に退避するので、
受入所定位置Aと受台61との間で育苗容器5を支持し
ない。前記受入れ台37の受入れベルト41は前記モー
ター66により回転するようにし、該受入れベルト41
の回転を移送ベルト27に伝達して駆動するが、移送ベ
ルト27および受入れベルト41は移送台1の移送速度
よりも速くする。したがって、育苗容器5は傾斜コンベ
ア22に乗り移ると、早送りされて後続の育苗容器5と
の間に隙間を開ける。67は係合孔74に係合する送り
爪車である。しかして、前受台61は記左右のチエン4
9の間の下方所定位置に設け、受台61は左右一対の搬
送ベルト68と、該搬送ベルト68を支持する自由回転
の支持ローラ69により構成し、搬送ベルト68上に所
定数育苗容器1が段積すると、モータ70に通電して前
記搬送ベルト68を回転させ、後述する移転部71に搬
送する。したがって、受台61は段積育苗容器5を受け
止めて支持する作用と搬送して取り出す作用とを奏す
る。
【0014】しかして、前記育苗容器5は、当業者にお
いて、セルトレイ、プラグトレイ、ポットシートと呼ば
れているもので、合成樹脂製の平面視四角形状の薄板7
2に前後左右に所定間隔を置いて多数のポット73を形
成し、該ポット73群より外側となる薄板72の左右両
側にはそれぞれ所定間隔を置いて育苗容器5の移送方向
と平行であって一列の係合孔74を並設する。したがっ
て、前記移送台1は、左右側に支持レール(図示省略)
を設け、育苗容器5の摺接部74aを摺接させる。しか
して、段積装置23の移送台1側であって前記傾斜コン
ベア22の下方位置には、受台61上に敷板75を供給
する敷板供給装置76を設ける。敷板供給装置76は段
積装置23により段積開始前に受台61上に敷板75を
供給することにより、敷板75上に育苗容器5を段積
し、その後の段積育苗容器5を敷板75ごと運搬等の処
理をし、作業を容易にするものである。前記敷板75は
段積育苗容器5を載せたまま運搬等の処理ができる程度
の剛性を有して形成する。前記敷板供給装置76は左右
フレーム77、77を所定間隔を置いて設け、左右フレ
ーム77、77には前後に所定間隔を置いて敷板75の
支持ローラー78を軸装する。左右フレーム77の前後
の左右中間位置には軸受79を夫々設け、軸受79に前
後側歯車80、80を設け、前側歯車80と後側歯車8
0には搬送チエン81を掛け回し、搬送チエン81には
係合搬送突起82を設ける。83はチエン案内レールで
あり、搬送チエン81は支持ローラー78上面よりも下
方を移動し、搬送チエン81の係合搬送突起82により
敷板75を搬送移動させる。また、図示は省略している
が、後側歯車80は移送台1側に移動するようにバネで
付勢され、搬送チエン81を緊張させている。
【0015】前記左右フレーム77の前端部には、複数
枚重ねて供給した敷板75のうち最下段の敷板75を通
過させる通過口84を有する堰板85を設ける。86は
受動歯車、87は駆動歯車、88はチエンであり、敷板
75は、最初の一回だけは、段積開始前にモータ70に
通電して前記搬送ベルト68を回転させてから運転させ
ることにより、支持ローラー78上の敷板75を受台6
1に供給し、2回目以降は、受台61から移転部71に
段積育苗容器5を搬送するのに伴って、チエン88を介
して搬送チエン81を回転させ、育苗容器5が降りてく
る以前の受台61上に敷板75を事前供給する。また、
前記堰板85は、前記左右フレーム77に設けた案内用
ガイド板89の前端に設け、案内用ガイド板89と一体
形成している。しかして、前記移転部71はフレーム台
枠90に自由回転の転輪91を並設し、転輪91に段積
育苗容器1を受け入れるようにし、前記フレーム台枠9
0の始端部には前記受台61の搬送ベルト68の回転に
より回転する駆動回転ローラ92を設ける。93は回転
伝達機構である。前記移転部71の側部には、段積育苗
容器5を一時貯留するターミナル用台94を設ける。タ
ーミナル用台94は前記フレーム台枠90側に上面が平
坦な載替え用踊り場部95を設け、載替え用踊り場部9
5に隣接して載置部96を設ける。載置部96には後述
するリフト97のフォーク爪98を挿入し得るフォーク
用溝99を設ける。フォーク用溝99は段積育苗容器5
をリフト97により載置部96に載置した後にフォーク
爪98を抜くのを容易にするものである。実施例では、
複数列段積育苗容器5を載置するので、これに合わせて
前記フォーク用溝99を設ける。また、移転部71の転
輪91の上面はフレーム台枠90より高くしてリフト9
7のフォーク爪98の挿入を容易にし、また、前記載替
え用踊り場部95の高さをフレーム台枠90と同じにす
ると、リフト97のフォーク爪98の挿入を容易にして
好適である。
【0016】前記載置部96の近傍には段積育苗容器5
を積み出す積出用台車100が走行する一対のレール1
01を設け、載置部96のレール101側には上面が平
坦な積出用踊り場部102を設ける。前記リフト97
は、複数のフォーク爪98を並設し、フォーク爪98の
基部にはボックス部103を設ける。ボックス部103
は下面を除いて包囲する形状であり、左右中間部には取
付用の取付板104を設け、取付板104の左右両側の
ボックス部103内には走行ローラ105を軸装する。
走行ローラ105とフォーク爪98は相対的に走行ロー
ラ105の幅が大となるように形成し、結果的に走行ロ
ーラ105の幅をフォーク用溝99の幅より大にする。
106はハンドルである。
【0017】また、フォーク爪98の上面を走行ローラ
105の下面より下方に位置させると、フォーク爪98
をフォーク用溝99に挿入するのを容易にして好適であ
る。図22以降は、前記ターミナル用台94およびリフ
ト97の第2実施例であり、ターミナル用台94は前記
移転部71の両側部に設け、所謂パレット状に横板10
7を所定間隔を置いて並設し、各横板107の間にスリ
ット状に底の無いフォーク用溝99を形成して前記載置
部96を構成する。フォーク用溝99は相対的に前記移
転部71の転輪91の間に位置させ、フォーク爪98を
転輪91の間に挿入可能に構成する。フォーク用溝99
は段積育苗容器5をリフト97により載置部96に載置
した後にフォーク爪98を抜くのを容易にするものであ
る。また、移転部71の転輪91の上面はフレーム台枠
90より高くしてリフト97のフォーク爪98の挿入を
容易にし、また、フレーム台枠90の上面は横板107
より低くフォーク爪98の挿入を容易にして好適であ
る。また、フォーク爪98の上面を走行ローラ105の
下面より下方に位置させている。
【0018】実施例では、ターミナル用台94をパレッ
トにより構成し、横板107と横板107の間が必然的
にフォーク用溝99となり、各パレットにより横板10
7と横板107の間隔が相違するときに備えて後述する
ように、左右のフォーク爪98の間隔を調節自在にして
いる。即ち、前記リフト97は、左右方向の断面が逆
「つ」の字形状の横フレーム108の左右両側に縦板状
のステー109を固定し、左右のステー109に横軸1
10の左右両端を着脱自在に取付ける。前記フォーク爪
98は断面L形形状の基部の縦板部111の上部に左右
方向の挿通用筒部材112を固定し、挿通用筒部材11
2を前記横軸110に移動自在に挿通する。したがっ
て、フォーク爪98は縦板部111が横フレーム108
の前面に当たって下方回動が規制されるが、横軸横軸1
10の軸心方向に移動自在であり、フォーク爪98の左
右間隔を調節自在にしている。前記左右のステー109
の間には中間ステー113を設け、ステー109と中間
ステー113との間には夫々走行ローラ105を軸装す
る。走行ローラ105の幅はフォーク用溝99の幅より
大にする。
【0019】また、リフト97は、フォーク爪98の先
端を上動させて走行ローラ105のみを接地させて走行
するが、育苗容器5を降ろすとき、走行ローラ105と
前記左右両側のステー109の前端下縁および/または
前記横フレーム108の下縁との2点が横板107の上
面に接地するようにすると、フォーク爪98がフォーク
用溝99に挿入・退避するためのリフト97の前後進が
容易になる。また、リフト97は播種済の段積育苗容器
5の運搬に使用するもので、使用場所は本実施例に限定
されず、また、前記移転部71に代わって、播種済の段
積育苗容器5の搬送用の搬送コンベアでもよく、搬送コ
ンベアの左右両側に載置部96を設け、リフト97によ
り載せ替える構成でも勿論よい。
【0020】
【作用】次に作用を述べる。移送台1上に育苗容器5を
供給すると、床土供給装置8の下方を通過するとき床土
13の供給を受け、播種装置9の下方を通過するとき種
子17が播かれ、覆土供給装置10の下方を通過すると
き覆土21が供給されて終端部7に至る。終端部7では
傾斜コンベア22の移送ベルト27に乗り移り、移送ベ
ルト27により搬送されて、受入れ台37の受入れベル
ト41に乗り移る。移送ベルト27および受入れベルト
41は、移送台1の育苗容器5の移送速度よりも早く回
転しているので、早送りされ、段積装置23の受桟24
に乗り移る。すると、育苗容器5はセンサ58に突き当
り、モータ59は回転し、すると、下部回転軸46をそ
れぞれ回転させ、下部回転軸46はチエン49、49を
回転させ、段積装置23の受桟24に乗り移った育苗容
器5は、受桟24により下降し、次の受桟24が待機し
て後続の育苗容器5を受け入れて下降する。
【0021】受桟24は、チエン49に対して上方回動
は自由であるが、下方回動しないように取付けてあるか
ら、下降するときは育苗容器5を支持し、既に段積され
た育苗容器5の上面に接触すると、上方回動して退避す
る。しかして、前記作業を反復すると、受台61を構成
する搬送ベルト68上に所定数育苗容器5が段積され、
これを検知すると、搬送ベルト68を駆動回転させて、
移転部71に搬送する。前記の場合、移送台1は播種作
業に適した高さに設定してあり、段積装置23は播種能
力に応じた対応、搬出作業の容易化等の条件を勘案して
段積高さ(段積数)を設定してあり、段積装置23の受
桟24の受け入れ位置は移送台1の終端よりも相当高く
なるが、移送台1の終端と段積装置23との間には、傾
斜コンベア22を設けているから、播種済の育苗容器5
を簡単に段積装置23に供給する。即ち、傾斜コンベア
22により上昇させながら搬送し、育苗容器5を持ち上
げる手作業を省略できる。
【0022】また、傾斜コンベア22の始端と移送台1
の終端との引継部29には引継体30を設けているか
ら、育苗容器5は移送台1の終端から引継体30上に乗
り、次に、移送ベルト27に育苗容器5の先端が乗り、
後続の育苗容器5により押されて前進するが、引継体3
0上を育苗容器5の後端は摺動して移送ベルト27に乗
り移るので、円滑に乗り移る。即ち、引継体30が無い
と、育苗容器5の後端が移送ロール4を通過したとき斜
めになっているので、自重で滑り落ちるが、引継体30
によりこれを防止する。また、傾斜コンベア22の始端
部と移送台1の終端部との間に所定間隔を空け、この間
隔を引継部29とし、傾斜コンベア22の始端部と移送
台1の終端部とに軸形状に形成した引継体30を掛け渡
しているから、既存の移送台1に傾斜コンベア22を容
易に接続することができる。
【0023】また、育苗容器5は、その前端が引継体3
0から移送ベルト27に乗り移って前進すると、斜めに
なって、育苗容器5は後端が引継体30上、前端が移送
ベルト27上に乗って、中間部はどこにも接しない状態
になるが、この育苗容器5を押えローラ34が押えてい
るので、育苗容器5が振動するのを防止する。同様に、
傾斜コンベア22から受入れ台37の受入れベルト41
に乗り移るときも、押えローラ34により押えて、振動
を防止している。また、傾斜コンベア22には育苗容器
5の摺接部74aの上方に位置して育苗容器5を上方か
ら押さえ付ける押えローラ34を設けているから、育苗
容器5は押えローラ34と移送ベルト27により挟持搬
送されて、傾斜コンベア22の傾斜を急にしても確実に
搬送する。したがって、段積装置23の段積高さを一層
高く設定でき、作業効率を向上させる。また、傾斜コン
ベア22の上方にはスクレーパ42を高さ調節自在に設
けているから、移送台1と段積装置23の間の他の装置
のない部分で余分な土を除去でき、除去した土の影響を
少なくできる。
【0024】また、前記したように、移送ベルト27お
よび受入れベルト41は、移送台1の育苗容器5の移送
速度よりも早く回転しているので、育苗容器5は傾斜コ
ンベア22に乗るとすぐに早送りされ、後続の育苗容器
5との間に充分に間隔を確保でき、段積装置23による
段積能率を一層向上させて設定することができる。しか
して、育苗容器5は合成樹脂製の薄板72に多数のポッ
ト73を形成しているため、撓みやすく、段積した育苗
容器5の運搬等の処理が面倒であるが、段積装置23の
移送台1側には、段積装置23により段積する受台61
上に敷板75を供給する敷板供給装置76を設けている
から、敷板供給装置76は段積開始前に受台61上に敷
板75を供給でき、育苗容器5は敷板75上に段積する
ので、撓みやすく変形しやすい段積育苗容器5の運搬等
の処理を容易にする。即ち、左右の案内用ガイド板89
の間に上方から敷板75を供給すると、敷板75は支持
ローラー78上に載置されて支持され、この状態で、モ
ータ70に通電して搬送ベルト68を回転させると、支
持ローラー78上の敷板75の後端に係合搬送突起82
が係合し、堰板85の通過口84より複数枚重ねて供給
した敷板75のうち最下段の敷板75を通過させ、通過
口84を通過した敷板75は後柱23、23の間を通っ
て受台61上に位置する。そして、この敷板75上に育
苗容器5が段積され、所定数段積されて受台61から移
転部71に搬送されると、搬送ベルト68の回転がチエ
ン88を介して搬送チエン81に伝達されて、育苗容器
5が降りてくる以前の受台61上に敷板75を事前供給
する。
【0025】したがって、作業者が屈んで後柱43、4
3の間から受台61上に敷板75を供給するのは非常に
大変であるが、後柱43、43の間隔より狭い左右幅の
敷板75を搬送チエン81により搬送するのであるか
ら、段積装置23の各部材が邪魔にならずに、敷板75
を供給でき、供給作業を頗る容易にする。また、単に支
持ローラー78上に複数枚重ねて敷板75を供給するだ
けで、所定数段積された段積育苗容器5が移転部71に
搬出される度に、敷板75を受台61に供給するから、
頗る供給作業を自動化して一層容易となる。この場合、
搬送ベルト68の搬送方向の後側に同一方向に敷板75
を搬送するように敷板供給装置76を設けているから、
搬送ベルト68の伝動機構を利用して簡単に回転を伝動
でき、他の構成も簡素にできる。また、10数枚〜数1
0枚の段積育苗容器5に対して一つの敷板75でよいか
ら、傾斜コンベア22の下方に敷板供給装置76を設け
ることができ、空間を有効利用でき、他の作業の邪魔に
ならない。
【0026】しかして、敷板75上に載置された段積育
苗容器5上に所定数育苗容器1が段積すると、モータ7
0に通電して前記搬送ベルト68を回転させ、移転部7
1に向けて搬送する。移転部71はフレーム台枠90に
自由回転の転輪91を並設し、フレーム台枠90の始端
部には受台61の搬送ベルト68の回転により回転する
駆動回転ローラ92を設けているから、敷板75上に載
置された段積育苗容器5は、敷板75ごと搬送ベルト6
8により搬送され、敷板75の終端部は駆動回転ローラ
92により搬送され、確実にフレーム台枠90の転輪9
1上に乗り移る。転輪91上に乗り移った段積育苗容器
5は、敷板75の下方にリフト97のフォーク爪98を
挿入し、この状態で、ハンドル106を後に倒すと、フ
ォーク爪98は走行ローラ105中心に上動し、この状
態でターミナル用台94上に運搬する。
【0027】したがって、播種済の育苗容器5は自動的
に段積され、この段積育苗容器5をターミナル用台94
上に載せて置き、播種作業終了後に、積出用台車100
により運搬すれば良いので作業人数を少なくできる。即
ち、段積した育苗容器5を直ちに運搬するには、運搬す
る作業者が必要であるが、ターミナル用台94に一時貯
留して置くので、ターミナル用台94に載置する作業者
と運搬する作業者とを兼用でき、作業人数を少なくでき
る。前記の場合、ターミナル用台94はフレーム台枠9
0側に上面が平坦な載替え用踊り場部95を設けている
から、リフト97は走行方向の制約を受けないので、作
業を容易にできる。即ち、ターミナル用台94には後述
するように段積育苗容器5の載置を容易にするためにフ
ォーク用溝99を形成しているので、リフト97の走行
ローラ105はこのフォーク用溝99を横切るように走
行できないため、走行上の制約を受けるが、載替え用踊
り場部95により運搬を容易にする。
【0028】実施例では、移転部71のフレーム台枠9
0に添って載替え用踊り場部95を設け、載替え用踊り
場部95を挟んでフレーム台枠90の反対側に載置部9
6を設けているから、載置部96のどの部分に運搬する
のも容易である。また、載置部96は載替え用踊り場部
95の長さ方向に対して交差方向にフォーク用溝99を
設けているから、一層合理的な配置となる。したがっ
て、リフト97はフレーム台枠90上から段積育苗容器
5を持ち上げると、360度旋回して、フォーク用溝9
9の長さ方向にフォーク用溝99上を走行して載置部9
6の一番奥側に運搬し、フォーク爪98をフォーク用溝
99に合わせてから敷板75ごと降ろし、フォーク爪9
8をフォーク用溝99のそこに摺接させながら引き抜
く。即ち、フォーク用溝99より走行ローラ105の幅
が広いのでフォーク用溝99の長さ方向に走行可能であ
り、フォーク爪98をフォーク用溝99に合わせれば、
段積育苗容器5の下方よりフォーク爪98全体が退避し
なくても、段積育苗容器5の荷重を軽減してフォーク爪
98を引き抜くことができる。
【0029】また、走行ローラ105は左右一対独立回
転自在に設けているから、左右の走行ローラ105が互
いに反対回転するので、方向変換も含めて旋回が容易に
なり、旋回半径を小にでき、作業性、操作性を向上させ
る。しかして、播種作業が終了(一時終了を含む)して
段積育苗容器5をターミナル用台94に載置すると、次
は、積出用台車100のレール101の近傍に設けた積
出用踊り場部102よりリフト97を走行させて手前の
段積育苗容器5の下方のフォーク用溝99よりフォーク
爪98を挿入し、段積育苗容器5を敷板75ごとフォー
ク爪98上に載せ、積出用台車100の上に運搬載置す
る。積出用台車100の上に載置した段積育苗容器5は
ビニールハウス等により構成した載置場(図示省略)に
運搬し、該載置場近傍に設けた載置場ターミナル用台
(図示省略)上に載置し、任意の方法で載置場に敷設す
る。通常、載置場はビニールハウス内の土を床土として
準備し、この土上面に複数列敷設する。なお、積出用台
車100の走行先は任意であり、実施例に限定されな
い。
【0030】前記の場合、段積装置23の受台61と移
転部71とターミナル用台94は、積出用台車100の
高さに合わせて設定しているから、積出用台車100に
段積育苗容器5を載せるのを容易にする。また、前記の
場合、フォーク爪98の上面を走行ローラ105の下面
より下方に位置させているから、フォーク爪98をフォ
ーク用溝99に合わせてから敷板75ごと降ろし、フォ
ーク爪98をフォーク用溝99内を手前に移動させて容
易に引き抜くことができる。
【0031】しかして、第2実施例のターミナル用台9
4は、前記移転部71の両側に夫々設けているから、リ
フト97により一側の載置部96に載置すると、他側の
載置部96に載置すればよく作業効率を向上させる。即
ち、第2実施例のターミナル用台94は、移転部71に
対して交差方向の横板横板107を前後に所定間隔を置
いて並設することにより、各横板107の間にフォーク
用溝99を形成して構成しており、前記リフト97はフ
ォーク用溝99を斜めに走行することは可能であるか
ら、移転部71より段積育苗容器5を直接受け取ってす
ぐに旋回し、そのまま側方に進んで載置すればよい。し
たがって、第2実施例のターミナル用台94は、載替え
用踊り場部95を不要にし、従来より使用していた所謂
パレットをそのまま載置部96に使用でき、載置部96
ごと運搬できる。なお、載置部96と移転部71との高
さ関係を前記のようにするため、載置部96の下方に台
枠を設けてもよい。
【0032】しかして、第2実施例のリフト97のフォ
ーク爪98は、断面L形形状の基部の縦板部縦板部11
1の上部に左右方向の挿通用筒部材挿通用筒部材112
を固定し、挿通用筒部材112はリフト97の横フレー
ム108側に設けた横軸110に移動自在に挿通して取
付けているから、フォーク爪98の左右間隔をパレット
(載置部96)の隙間(フォーク用溝99)に合わせる
ことができ、汎用性を広げる。また、フォーク爪98の
縦板部縦板部111の長さの相違するものを用意してお
くと、パレット(載置部96)の横板107の板厚に対
応して選択しようすると、操作性・作業性を向上させ
る。即ち、板厚が薄いと、パレット(載置部96)のフ
ォーク用溝99(隙間)よりフォーク爪98の上面が高
くなって、引抜が容易でなくなる。
【0033】また、リフト97のフォーク爪98は、横
フレーム108の前面に当たって下方回動が規制され
て、荷重を支持しているから、横フレーム108および
左右のステー109によって分散して支持することがで
き、リフト97の構成を簡素にしても充分荷重を支持す
る。即ち、横フレーム108のみならず中間ステー11
3や走行ローラ105までもが強度メンバーとして作用
する。また、フォーク爪98を略水平にしたとき、走行
ローラ105の下面と、前記左右両側にステー109の
前端下縁および/または前記横フレーム108の下縁と
の2点が横板107の上面に接地するようにしているか
ら、フォーク爪98を挿入・退避させるためのリフト9
7の前後移動が容易になる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、播種済の育苗容器5を終端に
向けて搬送しうる移送台1の終端側に、始端部は前記移
送台1の終端と同じで終端に至に従い高く傾斜した左右
一対のフレーム25に育苗容器5を移送する移送手段を
設けた傾斜コンベア22を接続し、該傾斜コンベア22
の終端部には傾斜コンベア22からの育苗容器5を一つ
づつ降下させる降下手段と下降させた育苗容器5を直ち
に上下に段積して支受し所定数段積されると搬出し得る
受台61とを有する段積装置23を接続したものにおい
て、前記傾斜コンベア22には左右一対のの移送ベルト
27を設け、各左右の移送ベルト27の上方には押えロ
ーラ34を設けて育苗容器5を挟持搬送するように構成
した播種済育苗容器処理装置としたから、移送ベルト2
7と押えローラ34により育苗容器5を挟持搬送するの
で、急傾斜でも、確実に移送でき、手作業を省略し、段
積装置23の段積高さを高く設定できる。本発明は、播
種済の育苗容器5を終端に向けて搬送しうる移送台1の
終端側に、始端部は前記移送台1の終端と同じで終端に
至に従い高く傾斜した左右一対のフレーム25に育苗容
器5を移送する移送手段を設けた傾斜コンベア22を接
続し、該傾斜コンベア22の終端部には傾斜コンベア2
2からの育苗容器5を一つづつ降下させる降下手段と下
降させた育苗容器5を直ちに上下に段積して支受し所定
数段積されると搬出し得る受台61とを有する段積装置
23を接続したものにおいて、前記傾斜コンベア22の
移送手段の移送速度は前記移送台1よりも早く構成し、
前記段積装置23の傾斜コンベア22側には略水平状態
の一つの育苗容器5と略同じ長さの受入れ台37を設け
た播種済育苗容器処理装置としたから、傾斜コンベア2
2により早送りするので段積装置23までに充分に時間
を稼げて、段積装置23の能力を上げることができ、傾
斜状態の育苗容器5を受入れ台37により水平状態に変
化させて確実に段積装置23に受け渡せる。本発明は、
前記受台61の前記傾斜コンベア22側下方位置には、
前記受台61上に段積する育苗容器5を載せる敷板75
を供給する敷板供給装置76を設け、該敷板供給装置7
6よりも後側の傾斜コンベア22には育苗容器5の上面
の余分な土を除去するスクレーパ42を設けた播種済育
苗容器処理装置としたから、合理的な配置でスペースを
有効利用し、かつ、スクレーパ42を有効に作用させ、
土の除去のメンテナンスも容易にできる。本発明は、前
記段積装置23には段積した段積育苗容器5を搬出移転
させる移転部71を接続し、前記移転部71の側部に
は、段積育苗容器5を一時貯留するターミナル用台94
を設け、ターミナル用台94は前記移転部71側に設け
た上面が平坦な載替え用踊り場部95と該載替え用踊り
場部95に隣接して別途設けたリフト97のフォーク爪
98を挿入し得るフォーク用溝99を上面に設けた載置
部96を設けた播種済育苗容器処理装置としたから、播
種済の育苗容器5は自動的に段積され、この段積育苗容
器5をターミナル用台94上に載せて置き、播種作業終
了後に、積出用台車100により運搬すれば良いので作
業人数を少なくできる。即ち、段積した育苗容器5を直
ちに運搬するには、運搬する作業者が必要であるが、タ
ーミナル用台94に一時貯留して置くので、ターミナル
用台94に載置する作業者と運搬する作業者とを兼用で
き、作業人数を少なくできる。本発明は、前記ターミナ
ル用台94の載置部96には、一対のレール101上の
積出用台車100の側部に位置する上面が平坦な積出用
踊り場部102を隣接させ播種済育苗容器処理装置とし
たから、ターミナル用台94はフレーム台枠90側に上
面が平坦な載替え用踊り場部95を設けているから、リ
フト97は走行方向の制約を受けないので、作業を容易
にできる。即ち、ターミナル用台94には後述するよう
に段積育苗容器5の載置を容易にするためにフォーク用
溝99を形成しているので、リフト97の走行ローラ1
05はこのフォーク用溝99を横切るように走行できな
いため、走行上の制約を受けるが、載替え用踊り場部9
5により運搬を容易にする。本発明は、播種済の育苗容
器5を上下に段積した段積育苗容器5を搬送するコンベ
アの一側または両側部には、前記段積育苗容器5を一時
貯留するターミナル用台94を設け、該ターミナル用台
94は前記コンベアの搬送方向と交差方向の横板107
を所定間隔を置いて構成した載置部96を設け、前記横
板107の間の隙間に挿入し得るフォーク爪98を有す
る別途設けたリフト97により前記段積育苗容器5を載
置部96に載せ替える播種済育苗容器処理装置としたか
ら、播種済の段積育苗容器5を搬送コンベアの一側また
は両側部のターミナル用台94上に直に載せることがで
き、ターミナル用台94の構成を簡素にでき、また、播
種作業終了後に、積出用台車100により運搬すれば良
いので作業人数を少なくできる。即ち、段積した育苗容
器5を直ちに運搬するには、運搬する作業者が必要であ
るが、ターミナル用台94に一時貯留して置くので、タ
ーミナル用台94に載置する作業者と運搬する作業者と
を兼用でき、作業人数を少なくできる。また、本発明
は、前記リフト97は、前方に突出するフォーク爪98
を有し、該フォーク爪98は前記載置部96の上面より
低く位置させた播種済育苗容器処理装置としたから、段
積育苗容器5の下方へのフォーク爪98の出し入れを容
易にして、作業性・操作性を向上させる。また、本発明
は、前記リフト97には前記フォーク用溝99または隙
間より幅広に形成した自由回転の走行ローラ105を独
立して左右一対設けた播種済育苗容器処理装置としたか
ら、左右の走行ローラ105が互いに反対回転するの
で、方向変換も含めて旋回が容易になり、旋回半径を小
にでき、作業性、操作性を向上させる。また、本発明
は、前記リフト97には横軸110を設け、該横軸11
0にはフォーク爪98の112を着脱交換および移動自
在に挿通させた播種済育苗容器処理装置としたから、種
々の載置場96に対応でき、特に、従来使用されている
フォークリフト用のパレットを載置場96として使用で
き、汎用性を向上させる。また、前記育苗容器5は、ポ
ット73を有する構成であるが、所謂マット苗用の上面
を開放した引き出し形状の苗箱あるいは育苗箱と呼ばれ
るものでも、勿論よく、表現により限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体縦断側面図。
【図2】 傾斜コンベアと移送台との引継部分の側面
図。
【図3】 同平面図。
【図4】 傾斜コンベアと段積装置の受入台との引継
部分の側面図。
【図5】 同平面図。
【図6】 傾斜コンベアと段積装置の受入台との側面
図。
【図7】 段積装置の一部省略側面図。
【図8】 チエンの取付状態斜視図。
【図9】 受桟の取付け状態図。
【図10】 受桟の取付け状態図。
【図11】 受桟(支持受桟24c )の取付位置説明
図。
【図12】 受桟(支持受桟24c )の取付位置説明
図。
【図13】 図11の実施例の段積順序説明図。
【図14】 段積装置と敷板供給装置の側面図。
【図15】 同平面図。
【図16】 育苗容器の斜視図。
【図17】 段積装置と敷板供給装置の一部正面図。
【図18】 敷板供給装置の一部省略した斜視図。
【図19】 移転部(搬送コンベア)の平面図。
【図20】 リフトの斜視図。
【図21】 同使用状態断面図。
【図22】 第2実施例の移転部(搬送コンベア)およ
び載置部の平面図。
【図23】 同リフトの斜視図。
【図24】 同リフトの断面図。
【図25】 同使用状態断面図。
【図26】 同使用状態断面図。
【図27】 同使用状態断面図。
【符号の説明】
1…移送台、2…床、3…移送台の支脚、4…移送爪
車、5…育苗容器、6…供給側、7…取出側、8…床土
供給装置、9…播種装置、10…覆土供給装置、11…
ホッパー、12…繰出ロール、13…床土、14…床土
均平ブラシ、15…ホッパー、16…繰出ロール、17
…種子、18…モーター、19…ホッパー、20…繰出
ベルト、21…覆土、22…傾斜コンベア、23…段積
装置、24…受桟、25…フレーム、26…プーリ、2
7…移送ベルト、28…案内ロール、29…引継部、3
0…引継体、31…回転軸、32…係合体、33…係合
軸、34…押えローラ、35…アーム、36…軸、37
…受入台、38…取付軸、39…ブラケット、40…ギ
ヤボックス、41…ベルト、42…スクレーパ、43…
後柱、44…前柱、45…上部軸、46…下部回転軸、
47…下部スプロケット、48…チエン案内レール、4
9…チエン、50…円弧部、51…長孔、52…バネ、
53…支持腕、54…長孔、55…ボルト、56…上部
補強枠、57…育苗容器案内ガイド、58…センサ、5
9…モータ、61…受台、62…ローラ、63…取付
部、64…軸、65…基部端面、66…モーター、68
…搬送ベルト、69…支持ローラ、70…モータ、71
…移転部、72…薄板、73…ポット、74…係合孔、
75…敷板、76…敷板供給装置、77…左右フレー
ム、78…支持ローラー、79…軸受、80…前側歯
車、80…後側歯車、81…搬送チエン、82…係合搬
送突起、83…チエン案内レール、84…通過口、85
…堰板、86…受動歯車、87…駆動歯車、88…チエ
ン、89…案内用ガイド板、90…フレーム台枠、91
…転輪、92…駆動回転ローラ、93…回転伝達機構、
94…ターミナル用台、95…載替え用踊り場部、96
…載置部、97…リフト、98…フォーク爪、99…フ
ォーク用溝、100…積出用台車、101…レール、1
02…積出用踊り場部、103…ボックス部、104…
取付板、105…走行ローラ、106…ハンドル、10
7…横板、108…横フレーム、109…ステー、11
0…横軸、111…縦板部、112…挿通用筒部材、1
13…中間ステー。
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月26日(1999.3.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】変更
【補正内容】
【図27】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小村 孝 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内 (72)発明者 神崎 淳一 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内 Fターム(参考) 2B027 ND03 NE09 QA02 TC07 TC09 TC15 TC19 3F029 BA01 BA09 CA22 DA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 播種済の育苗容器5を終端に向けて搬送
    しうる移送台1の終端側に、始端部は前記移送台1の終
    端と同じで終端に至に従い高く傾斜した左右一対のフレ
    ーム25に育苗容器5を移送する移送手段を設けた傾斜
    コンベア22を接続し、該傾斜コンベア22の終端部に
    は傾斜コンベア22からの育苗容器5を一つづつ降下さ
    せる降下手段と下降させた育苗容器5を直ちに上下に段
    積して支受し所定数段積されると搬出し得る受台61と
    を有する段積装置23を接続したものにおいて、前記傾
    斜コンベア22には左右一対のの移送ベルト27を設
    け、各左右の移送ベルト27の上方には押えローラ34
    を設けて育苗容器5を挟持搬送するように構成した播種
    済育苗容器処理装置。
  2. 【請求項2】 播種済の育苗容器5を終端に向けて搬送
    しうる移送台1の終端側に、始端部は前記移送台1の終
    端と同じで終端に至に従い高く傾斜した左右一対のフレ
    ーム25に育苗容器5を移送する移送手段を設けた傾斜
    コンベア22を接続し、該傾斜コンベア22の終端部に
    は傾斜コンベア22からの育苗容器5を一つづつ降下さ
    せる降下手段と下降させた育苗容器5を直ちに上下に段
    積して支受し所定数段積されると搬出し得る受台61と
    を有する段積装置23を接続したものにおいて、前記傾
    斜コンベア22の移送手段の移送速度は前記移送台1よ
    りも早く構成し、前記段積装置23の傾斜コンベア22
    側には略水平状態の一つの育苗容器5と略同じ長さの受
    入れ台37を設けた播種済育苗容器処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    受台61の前記傾斜コンベア22側下方位置には、前記
    受台61上に段積する育苗容器5を載せる敷板75を供
    給する敷板供給装置76を設け、該敷板供給装置76よ
    りも後側の傾斜コンベア22には育苗容器5の上面の余
    分な土を除去するスクレーパ42を設けた播種済育苗容
    器処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記段積装置23には段積した段積育苗容器
    5を搬出移転させる移転部71を接続し、前記移転部7
    1の側部には、段積育苗容器5を一時貯留するターミナ
    ル用台94を設け、ターミナル用台94は前記移転部7
    1側に設けた上面が平坦な載替え用踊り場部95と該載
    替え用踊り場部95に隣接して別途設けたリフト97の
    フォーク爪98を挿入し得るフォーク用溝99を上面に
    設けた載置部96を設けた播種済育苗容器処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記ターミナル用台
    94の載置部96には、一対のレール101上の積出用
    台車100の側部に位置する上面が平坦な積出用踊り場
    部102を隣接させ播種済育苗容器処理装置。
  6. 【請求項6】 播種済の育苗容器5を上下に段積した段
    積育苗容器5を搬送するコンベアの一側または両側部に
    は、前記段積育苗容器5を一時貯留するターミナル用台
    94を設け、該ターミナル用台94は前記コンベアの搬
    送方向と交差方向の横板107を所定間隔を置いて配置
    してフォーク用溝99を有して構成した載置部96を設
    け、前記横板107の間のフォーク用溝99に挿入し得
    るフォーク爪98を有する別途設けたリフト97により
    前記段積育苗容器5を載置部96に載せ替える播種済育
    苗容器処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5または請求項6
    において、前記リフト97は、前方に突出するフォーク
    爪98を有し、該フォーク爪98は前記載置部96の上
    面より低く位置させた播種済育苗容器処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5または請求項6
    または請求項7において、前記リフト97には前記フォ
    ーク用溝99より幅広に形成した自由回転の走行ローラ
    105を独立して左右一対設けた播種済育苗容器処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項4または請求項5または請求項6
    または請求項7において、前記リフト97には横軸11
    0を設け、該横軸110にはフォーク爪98の挿通用筒
    部材112を着脱交換および移動自在に挿通させた播種
    済育苗容器処理装置。
JP10270539A 1998-07-03 1998-09-08 播種済育苗容器処理装置 Withdrawn JP2000085969A (ja)

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JP10-204338 1998-07-03
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116128A (ja) * 2013-03-15 2013-06-13 Suzutec Co Ltd 育苗容器用供給装置の移送装置

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