JPH0420197Y2 - - Google Patents

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JPH0420197Y2
JPH0420197Y2 JP14849985U JP14849985U JPH0420197Y2 JP H0420197 Y2 JPH0420197 Y2 JP H0420197Y2 JP 14849985 U JP14849985 U JP 14849985U JP 14849985 U JP14849985 U JP 14849985U JP H0420197 Y2 JPH0420197 Y2 JP H0420197Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば播種プラントにおいて床土
上に播種し、さらに覆土した育苗箱を播種プラン
トの処理後端部から台車に積出すために用いるよ
うな育苗箱積出し装置に関する。
(ロ) 考案の背景 従来、上述例の育苗箱積出し装置としては、例
えば、特願昭60−78982号に記載の如き装置があ
る。
すなわち、台車の左右両側部に搬送コンベアを
配設し、このコンベアの所定移載位置に搬送され
た積重ね育苗箱の箱ブロツクを、移載手段として
の流体シリンダのピストンロツドの移動によつ
て、台車の左右両位置の各移載スペースに移載す
るように構成した装置である。
しかし、上述の装置においては、箱ブロツクの
台車上の移載スペースに単に移載するのみで、箱
ブロツク間の間隔は常に所定間隔に固定維持され
ているため、箱ブロツクの移載完了時において、
台車を発芽室に運搬したとき、この発芽室にて空
気通路となる上述の箱ブロツク間に間隔を発芽条
件に対応して調節するためには別途、調節装置を
設ける必要があつた。
また、上述の従来装置において、仮に箱ブロツ
ク間の間隔調節手段を設けるには、流体シリンダ
のピストンロツドの往動位置を規制するリミツト
スイツチを設ければ可能であるが、この場合、ピ
ストンの往復動ストロークの長い流体シリンダが
必要となるため、調製手段および移載手段として
の流体シリンダが高価とにる問題点を有してい
た。
(ハ) 考案の目的 この考案は、検知器の間隔を調節することで、
台車に移載された箱ブロツクの間隔が調節でき、
この間隔が発芽室での空気通路となるで、この通
路を発芽条件に対応して調節することができる育
苗箱積出し装置の提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、移載位置に搬送された積重ね育苗
箱の箱ブロツクを移載手段の移動で台車に移載す
る育苗箱積出し装置であつて、前記移載手段の移
動経路における台車側に設定された複数の苗ブロ
ツク動載位置のそれぞれに苗ブロツクが到達した
ことを検知し得る位置に、移載手段の移載方向の
移動を停止制御する複数個の検知器を配設し、こ
れら複数個の検知器の検知位置間隔を、台車側の
苗ブロツク移載位置の設定間隔に対応して調節可
能に設けた育苗箱積出し装置であることを特徴と
する。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、上述の移載手段の移動経路
に、複数個の検知器を台車側の苗ブロツク移載位
置の設定間隔に対応して間隔調節可能に配設して
いるので、この間隔を可変調節する簡単な操作に
よつて、台車に移載する箱ブロツク間の間隔を調
節することができる。
この結果、発芽室において空気通路となる上述
の箱ブロツク間の間隔、つまり空気通路幅を発芽
条件に対応して調節することができる効果があ
る。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は育苗箱積出し装置を示し、第1図の側面
図、第2図の平面図において、この育苗箱積出し
装置は、 播種プラントの処理終端部から順次供給される
育苗箱aを所定のリフト位置(第1図の仮想線a
1参照)まで搬送する第1コンベアBと、 上述のリフト位置a1まで供給された育苗箱a
を、所定の間隔を隔てて上方へ移送するリフトC
と、 このリフトCにより上方に移送された育苗箱a
を積み重ね位置(第1図の仮想線a2参照)側に
搬送する第1シリンダDと、 この第1シリンダDで積重ね位置a2に搬送さ
れた育苗箱を上方部から順次積重ねる積重ね装置
Eと、 この積重ね装置Eにより、所定量、たとえば30
箱積重ねられた箱ブロツクA(第2図参照)を移
載位置A1に搬送する第2コンベアF、第3コン
ベアG、第4コンベアHと、 上述の移載位置A1に搬送された箱ブロツクA
を保持して、台車J側に移動して移載する移載リ
フトKと、 上述の台車Jを箱ブロツクAの移載毎に可動さ
せる台車駆動装置Lとを備えている。
ここで、上述の第1コンベアB、第2コンベア
F、第3コンベアG及び第4コンベアHは、第1
図に示す如く、1列状に配設し、第1コンベアB
のリフト位置a1上にリフトCを、第2コンベア
Fの積重ね位置a2対応部に積重ね装置Eをそれ
ぞれ配設すると共に、上述のリフトCと積重ね装
置E上に第1シリンダDを配設し、これらの各要
素B〜Hを第2図に示す如く平面から見て1列状
になる如く配設している。
また前述の移載リフトKは、第4コンベアHに
より箱ブロツクAの搬送方向と直交する方向へ該
箱ブロツクAを移動させるように構成し、この移
載リフトKからの箱ブロツクAを移載する上述の
台車Jは、第2図に示す移載位置A1の前部を横
方向に移動するように、2本のレール1,1(第
3図参照)により台車通路2を形成している。
前述の第1コンベアBは第1図、第2図に示す
如く、複数のローラ3……間にベルト4,4を張
架し、図面上、左端のローラ軸5を駆動源として
の第1モータ6に連動し、上述のベルト4,4で
育苗箱aを搬送すべく構成している。
また前述のリフトCは第1図、第2図、第4図
に示す如く構成している。
すなわち、リフト位置a1の上方に所定間隔を
隔てて2本の上部軸7,7を横架すると共に、リ
フト位置a1の下方に所定間隔を隔てて上部軸
7,7と対向する下部軸8,8を横架し、これら
各軸7,8の対応部に嵌合したスプロケツト9,
9間にチエーン10,10を張架し、同側の2本
のチエーン10,10間に断面がL字状のリフタ
11を取付け、各リフタ11,11がリフト位置
a1を挟んで相対向するように、上述のリフタ1
1,11を合計5組配設している。
また上述の上部軸7,7の左端部にはベベルギ
ヤ12,12を嵌合すると共に、両端のベベルギ
ヤ13,13を嵌合した直交軸14を上部軸7,
7間に横架して、この直交軸14両端のベベルギ
ヤ13,13を上部軸7,7上のベベルギヤ1
2,12に噛合させている。
さらに、上述の2本の上部軸7,7のうちのい
ずれか一方の上部軸7の左端に従動スプロケツト
15を嵌合し、上部軸7,7間の中央上部に配設
した第2モータ16の回転軸に原動スプロケツト
17を嵌合し、これら各スプロケツト15,17
間にチエーン18を張架している。
そして上述の1台のブレーキ付き第2モータ1
6で、チエーン10,10を駆動し、リフタ1
1,11間に挟持した育苗箱aを第1コンベアB
上のリフト位置a1から上方へ移送すべく構成し
ている。
このリフトCで上方に移送された育苗箱aを積
重ね位置a2に搬送する搬送手段としての第1シ
リンダDは第5図乃至第7図に示す如く構成して
いる。
すなわち、この第1シリンダDは前述のリフト
Dと積重ね装置Eとを跨ぎ、かつリフトC、積重
ね装置Eの上部中央に位置している。
上述の第1シリンダDのシリンダ本体19シリ
ンダ支持体20を介して架構21に固定し、ピス
トンロツド22の先端下面には育苗箱aを積重ね
位置a2へ押圧する係合部材としてのプツシヤ2
3を取付けている。
上述のプツシヤ23は、ピストンロツド22先
端のプツシヤ連結具24下面に固定したベース2
5と、 このベース25下面に突出形成したブラケツト
26と、 このブラケツト26に支軸27を介して枢着し
たプツシヤ本体28と、 このプツシヤ本体28の先端に一体的に取付け
た育苗箱a全幅よりも長尺の押圧板29と、 上述のプツシヤ本体28とベース25との間に
張架したスプリング30と、 プツシヤ本体28上端の折曲片31に螺設した
調節ネジ32とを備え、 往路移動時には上述のスプリング30の張力に
より、調節ネジ32上端をベース25下面に圧接
してプツシヤ本体28および押圧板29を第5図
図示の押圧状態に保持して、押圧板29の前面を
育苗箱aの外側面に係合させて、この押圧板29
で育苗箱aを積重ね位置a2に押圧搬送し、 復路移動時には、第7図に仮想線で示す如く、
押圧板29下面に育苗箱aが当接することで、プ
ツシヤ本体28が支軸27を中心としてスプリン
グ30力に抗して同図の反時計方向へ回動し、育
苗箱aの上面側に位置し、この回動位置を保持し
た状態で復路移動すべく構成している。
つまり、上述のプツシヤ23は、その往路移動
時にはプシツヤ23の本来の目的としての育苗箱
a搬送機能を果し、往路移動時には箱a上面側に
回動して、このプツシヤ23で下方から上昇され
る次の育苗箱a内の床土、種、覆土などの収納物
Xを引掻くのを防止するようになつている。
しかも上述の第1シリンダDの搬送路終端部に
は緩衝部材33を配設している。
この緩衝部材33は第5図乃至第7図に示す如
く、固定ガイト34の一側に筒板35を取付け、
この固定ガイト34の透孔から上述の筒体35内
にスライダ36を摺動自在に挿通すると共に、ス
ライダ36他側に取付けたプレート37と固定ガ
イト34との間にスプリング38を張架して、上
述のプレート37のノーマル状態下における位置
を、既に積重ねられた下部位置の育苗箱aの端縁
より箱a内方側の前方位置に突出させ、搬送され
た育苗箱aの搬送衝撃を緩衝しながら後退するよ
うに構成している。
つまり、第7図に示す如く、既に積重ねられた
下部の育苗箱aの上側に、次の育苗箱aが搬送さ
れてくる時、この育苗箱aの先端が下側の箱aに
当るよりも先に、プレート37が上側の育苗箱a
に当つて、この育苗箱aの搬送衝撃を緩衝しなが
ら後退することで、収納物Xの緩衝による偏り発
生を防止するように構成している。
前述の積重ね位置Eは、第1図、第2図、第8
図乃至第10図に示すように構成している。
すなわち、積重ね位置a2を挟んで相対向する
位置に合計4本の支柱39、40を立設し、これ
ら各支柱39,40の外側面位置において、その
上方と下方とに各2本の上部軸41,41および
下部軸42,42を横架している。
上述の上部軸41,41の前後に所定間隔を隔
てて上部スプロケツト43,43を嵌合すると共
に、上述の下部軸42,42の前後にも所定間隔
を隔てて下部スプロケツト44,44を嵌合して
いる。
そして、上述の上下の各スプロケツト43,4
4間に合計2本のチエーン45,45を張架し、
これら各チエーン45,45の回動軌跡外周面側
が積重ね位置a2と対向するように構成してい
る。
また同側の前後の各チエーン45,45間には
チエーンブラケツト46を介して受板47を取付
け、各受板47が積重ね位置a2を挟んで相対向
するように、上述の受板47を合計2組配設して
いる。
また上述の上部軸41,41の右端にはベベル
ギヤ48,48を嵌合すると共に、両端に別のベ
ベルギヤ49,49を嵌合させた直交軸50を、
上部軸41,41間に横架して、この直交軸50
両端のベベルギヤ49,49を上部軸41,41
上のベベルギヤ48,48に噛合させている。
さらに上述の2本の上部軸41,41のうちの
いずれか一方の上部軸41の右側部に従動スプロ
ケツト51を嵌合する一方、2本の上部軸41,
41間の上方に配設した第3モータ52の回転軸
に原動スプロケツト53を嵌合し、これら各スプ
ロケツト51,53間にチエーン54を張架して
いる。
そして、上述の1台のブレーキ付け第3モータ
52で、チエーン45,45を駆動し、相対向す
る受板47,47間に支持させた育苗箱aを順次
上方から積重ねるように構成している。
また上述の各チエーン45の回動軌跡外周面位
置には、2条のチエーン45,45間の積重ね位
置側が垂直ガイド面55(第10図参照)となる
分割ガイト板56……を架設している。
このように複数条たとえば相対向する各2条の
チエーン45,45を上下方向に架設し、該チエ
ーン45に垂直ガイド面55を形成する分割ガイ
ド板56を架設すると共に、積重ね位置a2を挟
んで相対向するチエーン45,45に断面がL字
状の受板47,47を連設すると、上述の分割ガ
イド板56……により第10図に示す如き垂直ガ
イド面55を形成することができるので、受板4
7,47で支持する育苗箱a……を上下方向に整
列させた状態で上方から順次積重ねることができ
る。
ところで、前述の受板47の両端には第9図に
示す如く支柱39,40に転接する規制ローラ5
7……を取付けている。
また上述の2条のチエーン45,45の回動軌
跡内周面と対向する位置には断面L字状のガイド
ポール58……を立設し、これらの各ガイドポー
ル58……に、チエーン45回動軌跡内周面に転
接する規制ローラ59……を取付けている。
そして上述の一側の規制ローラ57で、チエー
ン45,45が積重ね位置a2内方へ片寄るのを
防止し、上述の他側の規制ローラ59で、チエー
ン45,45が積重ね位置a2外方へ片寄るのを
防止すべく構成している。
このように構成した積重ね装置Eの下部に水平
に配設した前述の第2コンベアFは第1、第9図
に示す如く構成している。
すなわち、所定の間隔を隔てて搬送方向の前後
に原動軸60と従動軸61とを横架し、これら各
軸60,61に適宜間隔を隔ててVプーリ62,
62を嵌合して、原動側のVプーリ62と従動側
のVプーリ62との間にVベルト63を張架して
いる。
また第2コンベアFの搬送経路の左右に側板6
4,64を配設し、これら各側板64,64間に
複数の例えば6つのローラ65……を軸架すると
共に、第9図において左から1番目、3番目、4
番目、6番目のローラ65……の側板64外側に
は、これら各ローラ65……と一体回転する大径
ローラ66を連設している。
そして上述のVベルト63の下面を合計6つの
ローラ65……で支持し、第8図に示す如く育苗
箱a……を上下に30箱積層した箱ブロツクAの
下面を2本のVベルト63,63と2列の大径ロ
ーラ66,66で支持し、この箱ブロツクAを次
段の第3コンベアGを介して第4コンベアH上の
移載位置A1へ搬送すべく構成している。
上述の第2コンベアFの次段に配設した第3コ
ンベアGは第1図、第9図に示す如く構成してい
る。
すなわち、前述の従動軸61と平行に2本のロ
ール67、68を軸架し、第3コンベアGにおけ
る送り終端側のロール68のロール軸69に従動
スプロケツト70を嵌合する一方、上述の従動軸
61の対向部に原動スプロケツト71に嵌合し、
これら各スプロケツト70,71間にチエーン7
2を張架している。
そして、前段の第2コンベアFから受けついだ
箱ブロツクAをロール67,68を介して次段の
第4コンベアHに搬送すべく構成している。
上述の第4コンベアHは第1図に示す如く複数
のローラ73……を所定間隔を隔てて配設したロ
ールコンベア74によつて構成している。
上述のロールコンベア74の下面には各ローラ
73……を搬送方向へ回転させる無端帯75を張
架している。
この無端帯75は第4モータ76の回転軸に連
動連結した原動回転体77と、従動回動体78と
の間に張架したものである。
そして、この実施例では上述の各ローラ73…
…上に第3図にも示す如く箱ブロツクAの移載位
置A1を設定している。
この移載位置A1に搬送された箱ブロツクAを
保持して、台車J側に移動、移載する移載手段と
しての移載リフトKは第1図乃至第3図に示す如
く構成している。
すなわち、前述の第3モータ52の配設高さと
略同一の高さ位置に上述の各コンベアB,F,
G,Hの搬送方向と直行する方向に延びる断面円
形の走行ガイト79,79を平行に配設してい
る。
また2本の支柱80,80間を上下の連結杆8
1,82で連結した構成した架構83の上部に側
板84,84を取付け、これら各側板84,84
には上述の走行ガイド79,79を上下から挟持
して転動する合計4組のガイドローラ85……を
軸架している。
さらに上述の走行ガイト79の両端上方に原動
軸86と従動軸87とを横架し、これら各軸8
6,87に原動スプロケツト88、従動スプロケ
ツト89を嵌合すると共に、これら各スプロケツ
ト88,89間にチエーン90を張架している。
そして、上述の原動軸86の端部に嵌合した第
1スプロケツト91と、第5モータ92の回転軸
に嵌合した第2スプロケツト93との間にチエー
ン94を張架し、このブレーキ付きの第5モータ
92で前述のチエーン90を駆動すべく構成して
いる。
また上述の側板84,84間には横杆95を張
架し、この横杆95と上述のチエーン90とを連
結片96,96で互に連結し、チエーン90と架
構83とを連動させている。
この架構83の下部には、リフトシリンダ97
の作動によりロールコンベア74のローラ73、
73間を上下動操作されるリフトフオーク98を
取付けている。
つまり架構83の下部に軸受99,99を介し
て軸100を横架し、この軸100の中央に嵌合
したアーム101の中間部にリンク102を介し
てリフトフオーク98を取付ける一方う、下部連
結杆82にブラケツト103を介して垂下したリ
フトシリンダ97のピストンロツド104先端
を、上述のアーム101の遊端に連結し、ピスト
ンロツド104の復動吸引時に、アーム101お
よびリンク102を介してリフトフオーク98を
上動させるように構成している。
また、上下の連結杆81,82間に張架したガ
イドボール105,105に沿つて上下動する昇
降板106を設け、この昇降板106を上述のリ
フトフオーク98のフオーク対向位置に延出し、
この延出下部には、箱ブロツクAの上部を押圧し
たリフトフオーク98とで同箱ブロツクAを挟持
する押圧板107を取付けている。
上述の昇降板106は、上部連結杆81の中央
上面に立設状に固定した昇降シリンダ108のピ
ストンロツド109に連結されていて、この昇降
シリンダ108により昇降操作され、この昇降板
106と連動して押圧板107が上下動する。
要するに、上述の移動リフトKは、下部のリフ
トフオーク98と上部の押圧板107との間に箱
ブロツクAを挟持し、かつ第5モータ92による
チエーン90の駆動によつて箱ブロツクAを挟持
した状態で第3図の右方へ移動し、この箱ブロツ
クAを台車Jの所定位置に移載するように構成し
ている。
上述の台車Jは第3図、第11図、第12図に
示す如く構成している。
すなわち、同台車Jの前後方向に延びる2本の
構体110,110と、これら構体110,11
0間を連結する左右方向の5本の構体111,1
11……とで機台112を形成し、この機台11
2の構体110,110間に複数のスペーサ11
3を張架して、フオーク挿脱空間114を形成し
ている。
また上述の5本の構体111……の上部には門
形杆115を立設すると共に、これら各門形杆1
15の上端中央を1本の連結ビーム116で相互
に固定し、第11図、第12図に示す如く前後4
列、左右2列の計8つの箱ブロツク移載スペース
117を形成している。
また前後両端の門形杆115の上下方向中間部
には水平ガイト棒118を取付けている。
さらに機台112の両側には、上述の移載スペ
ース117の中央に対応させてソケツト119…
…を取付け、箱ブロツクAの移載完了後に、これ
らの各ソケツト119……に垂直ガイト棒120
を差込んで、台車J走行時の箱ブロツクAのずれ
を上述の各ガイド棒118,120で防止するよ
うに構成している。
さらにまた、上述の機台112の前部下面には
固定キヤスタ121を取付けると共に、後部下面
には自在キヤスタ122を取付けている。
しかも上述の機台122の下面中央には同機台
112の長手方向に沿つて門形のチエーン取付板
123を固定し、この取付板123底面には突起
列としてのトツプローラ124付きのチエーン1
25を取付けている。
この突起列としてのトツプローラ付きチエーン
125と対向する部分には前述の台車駆動装置L
を配設している。この台車駆動装置Lは第2図、
第3図、第14図に示す如く、両側のレール1,
1と上述のチエーン取付板123との間にガイド
板126,126を2列状に対向させて立設し、
第14図における右方のガイド板126,126
相互間には原動軸127を、また左方のガイト板
126,126相互間には従動軸128をそれぞ
れ軸架している。
また、上述の各軸127,128には原動スプ
ロケツト129および従動スプロケツト130を
嵌合し、これら各スプロケツト129,130間
に連動チエーン131を張架して、上述の両軸1
27,128を同期駆動すべく構成している。
上述の各要素129,130,131はチエー
ンカバーを兼用するガイド板126,126の一
方に収納されている。
さらに前段の原動軸127には送り回転体とし
ての原動スプロケツト132を嵌合して、このス
プロケツト132の歯部をトツプローラ付きチエ
ーン125の各トツプローラ124と噛合可能に
形成している。
上述の前段の原動軸127に対して、箱ブロツ
クAの1移載ピツチ分以上離反した位置に配設し
た上述の後段側の従動を軸128には、一方向ク
ラツチ133を介して従動スプロケツト134を
嵌合し、このスプロケツト134の歯部をトツプ
ローラ付きチエーン125の各トツプローラ12
4と噛合可能に形成している。
また上述の一方向クラツチ133は、同クラツ
チ133外周に嵌合したスプロケツト134の第
14図における時計方向への回転をフリー状態に
設定する一方向クラツチである。
さらに前述のガイド板126の上面前後には台
車J下面のチエーン取付板123の両外側面に転
接するガイドローラ135を合計4つ軸支してい
る。そして、これらの各ガイドローラ135……
により上述の台車Jの直進走行を案内するように
構成している。
ところで、第3図、第15図、第16図に示す
ように、前述の移載リフトKの移動経路136に
は、箱ブロツクAを台車Jの移動スペース11
7,117……へ移動する位置を可変制御するた
めに複数の、例えば、2つの検知器137,13
8を配設している。
上述の2つの検知器137,138は、例え
ば、リミツトスイツチにより構成し、これらの各
検知器137,138は、第3図に示すチエーン
90の上帯部と下帯部との間の余剰スペースに平
行に横架したガイド板139に移動固定可能に取
付けている。
つまり、第15図、第16図に示す如く、上述
の各検知器137,138の裏面に門形のスペー
サ140を一体的に取付け、このスペーサ140
を介して上述の各検知器137,138をガイト
板139に摺動自在に取付けると共に、スペーサ
140を任意の位置において上述のガイド板13
9に固定する蝶ボルト141を設け、この蝶ボル
ト141の締付けによつて上述の各検知器13
7,138をガイド板139に固定すべく構成し
ている。
ここで、第3図、第15図において、図面上、
右側の検知器137は、移載リフトKの右側の連
結片96によりスイツチングして、同リフトKに
よる箱ブロツクAの台車J奥側への移載位置を制
御し、左側の検知器138、移載リフトKの右側
の連結片96によりスイツチングして、同リフト
Kによる箱ブロツクAの台車J手前側への移載位
置を制御する。
つまり、上述の各検知器137,138の検知
位置間隔Mを可変調整することで、発芽室(図示
せず)での空気通路の間隔m(第3図、第2図参
照)を任意に調整するように構成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
育苗箱積出し装置の前段の播種プラントにおい
て床土、種、覆土等の収納物Xが収納処理された
育苗箱aが、この育苗箱積出し装置の第1コンベ
アBに供給されると、この育苗箱aは上述の第1
コンベアBにより第1図に示すリフト装置a1ま
で搬送される。
このリフト位置a1の育苗箱aは、第4図に示
すリフトCの矢印方向への駆動により一対のリフ
タ11,11で両側から保持されて上方へ移送さ
れる。
このようにして上方へ移送された育苗箱aは、
第5図乃至第7図に示す第1シリンダDの往復動
により、積重ね装置Eの積重ね位置a2に順次搬
送される。
ここで、リフトCの上方位置にある育苗箱aが
第1シリンダDによつて積重ね位置a2の受板4
7,47上に搬送される時、この育苗箱aの搬送
終端で上述の緩衝部材33が後退して搬送衝撃を
緩和、吸収するので、育苗箱a内の収納物Xは偏
ることがない。
また上述の受板47,47は搬送完了後に間欠
下動して、次の育苗箱aの供給を待機する。
第7図に示す如く、既に積重ねられた下部の育
苗箱aの上側に、次の育苗箱aが搬送されてくる
時、この上側の育苗箱aの先端が下側の育苗箱a
に当る以前に、緩衝部材33のプレート37が上
側の育苗箱aに当つてこの育苗箱aの搬送衝撃を
緩衝しながら後退するので、収納物Xの衝撃によ
る偏りを防止することができる。
このようにして積重ね位置a2に順次積重ねら
れた育苗箱aは、積重ね装置Eの間欠下動により
上方から順次下方へ移動する。
この時、同装置Eのチエーン45は第10図に
示す分割ガイド板56……により垂直ガイド面5
5が形成されるので、複数の育苗箱a……を上下
方向に整列した状態で順次積層しながら下動する
ことができる。
上述の積重ね装置Eにおける受板47,47上
に、所定量たとえば30箱の育苗箱a……が積層
され、所定の箱ブロツクAが形成されると、この
箱ブロツクAは、第8図に示す同装置Eの矢印方
向への駆動により、第2コンベアF上に搭載さ
る。
上述の第2コンベアF上に搭載された箱ブロツ
クAは、この第2コンベアFと次段の第3および
第4コンベアG,Hの駆動により、上述の第4コ
ンベアHのローラ73,73……上の移載位置
A1まで搬送される。
次に、移載リフトKのリフトシリンダ97およ
び昇降シリンダ108により、リフトフオーク9
8を上動させると共に昇降板106、押圧板10
7を下動させて、上述の移載位置A1の箱ブロツ
クAを上下の各要素107,98で挟持する。次
に、第3図に示すチエーン90を同図の矢印方向
へ駆動し、移載リフトKで上述の箱ブロツクAを
第3図の右方に移動させ、この箱ブロツクAを同
図に示す台車Jの奥側つまり右側の箱ブロツク移
載スペース117上に移載する。
箱ブロツクAの移載完了後、チエーン90の逆
転により、上述の移載リフトKを第3図に示す元
位置に復帰させ、次の箱ブロツクAを同様にリフ
トシリンダ97と押圧板107とで挟持して、再
びチエーン90の矢印方向への駆動により、この
箱ブロツクAを台車Jの手前側つまり第3図の左
側の箱ブロツク移載スペース117上に移載す
る。
ここで、上述の台車Jの奥側と手前側とに移載
される箱ブロツクA,A間の間隔mは、前述の検
知器137,138の間隔を、ガイド板139の
長手方向に沿つて、可変調整することで任意に設
定することができる。
このようにして第11図に示す台車Jの前段つ
まり同図の右から1番目の箱ブロツク移載スペー
ス117,117に箱ブロツクA,Aが移載され
ると、台車駆動装置Lを駆動制御して、上述の台
車Jを1移載ピツチ分前方へ直進走行させる。
以下同様に、第11図に示す台車Jの右から2
番目、3番目、4番目の各箱ブロツク移載スペー
ス117に箱ブロツクAをその奥側から移載し、
次に手前側に移載処理する。
ここで、上述の台車Jが1移載ピツチ分前進し
た時点または複数移載ピツチ分前進した時点で、
2台目の台車Jを供給する。
この2台目の台車Jは1台目の台車Jの後端に
連設するのであるが、例えば1台目の台車Jの第
11図における右から4番目の箱ブロツク移載ス
ペース117への箱ブロツクA移載中において、
この1台目の台車Jの後から2台目の台車Jを供
給すると、2台目の台車J下面のトツプローラ付
きチエーン125で従動スプロケツト134をフ
リー回転させながら、この2台目の台車Jの前面
を1台目の台車Jの後面に連設することができ
る。
この2台目の台車Jの連設処理後においては、
同台車Jは突起列としてのチエーン125と送り
回転体としての各スプロケツト134,132と
が噛合するので、移載ピツチは1台目の台車J同
様に一致した状態で台車駆動を行なうことができ
る。
つまり、2台目の台車Jの供給を、1台目の台
車Jの移載中において、箱ブロツクAの載置ピツ
チに合つた状態で行なうことができる。
以上要するに、前段の播種プラントから供給さ
れる育苗箱aをリフト手段としてのリフトCで一
旦上方へ移送し、この上方に移送された育苗箱a
を第1シリンダDで積重ね位置a2に搬送した後
に、積重ね装置Eで育苗箱aを上方から順次積重
ね、この積重ねられた箱ブロツクAを各コンベア
F,G,Hおよび移載リフトKを介して台車Jに
移動、移載することができる。
この結果、リフトC、第1シリンダD、積重ね
装置E、各コンベアF,G,Hを1列状に配設す
ることができて、従来の如く育苗箱を2列に振分
ける必要がなくなるので、装置全体の配設スペー
スを小として、育苗箱の播種プラントから発芽室
に至る搬送距離を短くすることができる。
したがつて、搬送時の振動等により、床土、覆
土などの収納物の圧力が変動したり、その他の条
件が変動するのを、従来構造の装置と比較して小
さくすることができる効果がある。
また上述の各要素C〜Hおよび移載リフトKを
1列状に配設することが可能となるので、前述の
台車Jは実施例で示した如く、この列の横に複数
台を連続的に設置し、第4コンベアH上の移載位
置に搬送された箱ブロツクAを、上述の移載リフ
トKで台車Jに移動して移載することができる。
この結果、台車Jを複数台、連続供給すること
が可能となるため、前段の播種プラントを何等停
止させることがなく、同プラントにおける床土、
播種、覆土などの処理を均一に行なうことができ
る効果がある。
しかも、前述の移載リフトKの移動経路136
に2つの検知器137,138を間隔調節可能に
配設したから、これら各検知器137,138の
間隔Mを可変調節する簡単な操作によつて、台車
J上の箱ブロツクA,A間の間隔mを調節するこ
とができる効果がある。
したがつて、発芽室での空気通路となる上述の
間隔つまり空気通路幅mを、発芽条件に対応して
任意に可変調節することができる効果がある。
なお、上述の実施例では、台車Jの移動方向
を、第2図の場合、左から右に移載位置を横切る
ように設定しているが、他の設定として、右から
左に横切る逆でもよく、あるいは右から移載位置
に進入して、右に退出するも、また、左から移載
位置に進入して、左に退出するも、いずれに設定
するもよい。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案の移載手段は、実施例の移載リフトK
に対応し、 以下同様に、 移載位置は、箱ブロツク移載スペース117に
対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではなく、例えば検知器137,138
は3個あるいはそれ以上であつてもよく、また、
検知器137,138としては、リミツトスイツ
チの他に、リードスイツチ、光電スイツチなどの
他のスイツチを用いてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は育
苗箱積出し装置の側面図、第2図は育苗箱積出し
装置の平面図、第3図は第1図の右側面図、第4
図はリフトの説明図、第5図は第1シリンダの拡
大図、第6図は第1シリンダの作動説明図、第7
図は第1シリンダの作動説明図、第8図は積重ね
装置の説明図、第9図は積重ね装置とその周辺構
造を示す拡大平面図、第10図は第9図の−
線に沿う要部の矢視断面図、第11図は台車の側
面図、第12図は台車の正面図、第13図は台車
下面の部分拡大図、第14図は第3図の−
線に沿う台車駆動装置の説明図、第15図は検
知器の配設構造を示す腰部拡大図、第16図は第
15図の・線に沿う矢視図である。 a……育苗箱、A……箱ブロツク、A1……移
載位置、K……移載リフト、M……検知位置間
隔、m……空気通路間隔、117……箱ブロツク
移載スペース、136……移動経路、137,1
38……検知器、J……台車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 移載位置に搬送された積重ね育苗箱の箱ブロツ
    クを移載手段の移動で台車に移載する育苗箱積出
    し装置であつて、 前記移載手段の移動経路における台車側に設定
    された複数の苗ブロツク移載位置のそれぞれに苗
    ブロツクが到達したことを検知し得る位置に、移
    載手段の移載方向の移動を停止制御する複数個の
    検知器を配設し、これら複数個の検知器の検知位
    置間隔を、台車側の苗ブロツク移載位置の設定間
    隔に対応して調節可能に設けた 育苗箱積出し装置。
JP14849985U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0420197Y2 (ja)

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JP14849985U JPH0420197Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JPS6257648U JPS6257648U (ja) 1987-04-09
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