JPH074796A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH074796A
JPH074796A JP5147454A JP14745493A JPH074796A JP H074796 A JPH074796 A JP H074796A JP 5147454 A JP5147454 A JP 5147454A JP 14745493 A JP14745493 A JP 14745493A JP H074796 A JPH074796 A JP H074796A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒回路内の冷媒不足や冷媒漏れを検出し、
これら冷媒不足等の場合にアキュムレータへの冷媒の回
収と室内の換気とを行うことによって、冷媒不足等の不
具合を解消し得る空気調和装置の提供。 【構成】 この空気調和装置は、アキュムレータ6内の
冷媒量を検出するための、上液面検知回路11a、下液
面検知回路11b、ヒータ12a、12b、温度センサ
13a、13b、及び運転制御部18aを備えている。
運転制御部18aは、温度センサ13a、13bからの
検出温度に基づいてアキュムレータ6内の冷媒量がある
所定の冷媒量以下であると判断した場合には冷媒回路内
の冷媒をアキュムレータ6に回収する冷媒回収運転を行
うと共に、ある所定時間内に行われた冷媒回収運転の回
数がある所定回数よりも大きくなった場合には、冷媒回
路内の冷媒量不足、あるいは冷媒回路から外部への冷媒
漏れであると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば所定時間内の冷
媒回収運転回数、冷媒回収運転後の圧縮機の吐出温度、
或いは凝縮器出口の冷媒の所定過冷却度を下回った継続
時間に基づいて、冷媒不足、冷媒漏れ、或いは冷媒回路
部品の損傷等の不具合を検出する空気調和装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図23は従来の空気調和装置に用いられ
ている冷媒回路の回路構成を示している。図において、
1は圧縮機、2は四方切換弁、3は熱源機側熱交換器、
4は流量制御装置、5は室内側熱交換器、6はアキュム
レータ、7は室内側送風機、8は室内機、9は熱源機、
10は熱源機側送風機、11a、11bはそれぞれアキ
ュムレータ6の上下位置から圧縮機1の吸入管に連通し
て設けられた上又は下液面検知回路、12a、12bは
上又は下液面検知回路11a、11bをそれぞれ過熱す
るヒータ、13a、13bはそれぞれヒータ12a、1
2bで加熱された後の上又は下液面検知回路11a、1
1b内の冷媒温度を検出する温度センサ、14は高圧側
の圧力センサ、15は低圧飽和温度生成回路、16は低
圧飽和温度センサ、17は圧縮機1の吐出温度センサで
ある。図中、実線の矢印は冷房運転時の冷媒の流れ方向
を、また破線の矢印は暖房運転時の冷媒の流れ方向をそ
れぞれ示す。図24はこの従来の冷媒回路の制御ブロッ
ク図であり、運転制御部18はこの従来の冷媒回路によ
る冷凍サイクルの運転制御を司っている。
【0003】ここで、冷房運転時の動作を説明する。圧
縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換
弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入し、ここで熱源機
側送風機10により送り込まれた空気へ放熱し、凝縮し
て高圧の液冷媒となる。つまり、熱源機側熱交換器3は
このとき凝縮器となっている。この液冷媒は流量制御装
置4によって減圧され、低圧の気液二相の冷媒として室
内側熱交換器5に流入する。この室内側熱交換器5で
は、前記冷媒は、室内側送風機7から送り込まれる空気
より吸熱することによって液冷媒部分のほとんどが蒸発
する一方、空気は冷却されて室内へ送り出される。つま
り、室内側熱交換器5はこのとき蒸発器となっている。
室内側熱交換器5を出た冷媒は四方切換弁2を経てアキ
ュムレータ6に流入し、室内側熱交換器5では未蒸発で
あった液冷媒とガス冷媒とに気液分離され、ガス冷媒の
みがアキュムレータ6の流出管より圧縮機1の吸入配管
を経て圧縮機1へ戻る。
【0004】一方、熱源機側熱交換器3を出た液冷媒の
一部は、室内機8を迂回し低圧飽和温度生成回路15を
アキュムレータ6の入口に向けて流れる。低圧飽和温度
生成回路15の配管は比較的細いため、そこを流れる冷
媒流量は少なく、圧力損失が大きい。このように圧力損
失が大きいため、低圧飽和温度生成回路15内を通過中
の液冷媒は気液二相状態となる。この低圧飽和温度生成
回路15を設けたことによって、低圧飽和温度センサ1
6は低圧側圧力における冷媒の飽和温度と等しい温度を
検出できる。このようにして冷房時の冷凍サイクルが形
成される。
【0005】次に、暖房運転時の動作を説明する。圧縮
機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換弁
2を経て室内側熱交換器5に流入し、ここで室内側送風
機7より送り込まれた空気へ放熱、凝縮して高圧の液冷
媒となる一方、空気は加熱されて室内機8から室内へ送
り出される。つまり、室内側熱交換器5はこのとき凝縮
器となっている。この液冷媒は流量制御装置4によって
減圧され、低圧の気液二相の冷媒として熱源機側熱交換
器3に流入する。この熱源機側熱交換器3では、前記冷
媒は、熱源機側送風機10で送り込まれた空気から吸熱
することにより、液冷媒部分のほとんどが蒸発する。つ
まり、熱源機側熱交換器3はこのとき蒸発器となってい
る。熱源機側熱交換器3を出た冷媒は四方切換弁2を経
てアキュムレータ6に流入し、熱源機側熱交換器3では
未蒸発であった液冷媒とガス冷媒とに気液分離され、ガ
ス冷媒のみがアキュムレータ6の流出管より圧縮機1の
吸入配管を経て圧縮機1へ戻る。
【0006】一方、室内側熱交換器5を出た冷媒のう
ち、液冷媒の一部は熱源機側熱交換器3へは流れずこれ
を迂回して、アキュムレータ6の入口に向けて低圧飽和
温度生成回路15内を流れるようになっている。低圧飽
和温度生成回路15の配管は比較的細いため、そこを流
れる冷媒流量は少なく、圧力損失が大きい。このように
圧力損失が大きいため、低圧飽和温度生成回路15内の
液冷媒は気液二相状態となる。この低圧飽和温度生成回
路15の存在によって、低圧飽和温度センサ16は低圧
側圧力における冷媒の飽和温度とほぼ等しい飽和温度を
検出する。このようにして暖房時の冷凍サイクルが形成
される。
【0007】圧縮機1が冷媒吐出容量(運転容量)可変
の場合は、冷房運転時や暖房運転時において目標とする
高圧、低圧が予め設定され、その目標高圧、目標低圧に
なるように圧縮機1の運転容量が制御される。このと
き、高圧は圧力センサ14で検出され、低圧は低圧飽和
温度センサ16で検出した温度を圧力に換算して簡易的
に得られる。また、熱源機側送風機10の送風量を可変
にできる場合には、その送風量も変化させて高圧及び低
圧の調節を行っている。
【0008】ここで、アキュムレータ6内における液冷
媒の液面検知方法について説明する。いま、アキュムレ
ータ6内に十分な液冷媒が存在し、その液面高さが上位
の上液面検知回路11aより高いものとする。このと
き、上液面検知回路11aには低温の液冷媒が流れる。
この液冷媒はヒータ12aによって加熱されるので、そ
の一部が蒸発する。ヒータ12aで加えられた熱は液冷
媒を蒸発させるために使われるので、液冷媒のすべてが
蒸発しないかぎり、上液面検知回路11aにおける冷媒
の温度は低温で一定である。ヒータ12aの加熱量は比
較的小さいので、冷媒の全ては蒸発せずに流れる。そし
て、温度センサ13aはこの低温で気液二相の冷媒温度
を検出する。低位の下液面検知回路11bも上液面検知
回路11aと全く同様に機能し、温度センサ13bは低
温の冷媒温度を検出する。ただし、液面検知回路11b
の方が低い位置にあるため、冷媒圧力は液ヘッド分高
い。従って、温度センサ13bにより検出される温度
は、上位の温度センサ13aにより検出される温度より
も若干高い温度を呈することになる。
【0009】アキュムレータ6内の液面高さが上液面検
知回路11aより低い場合はつぎのようになる。上液面
検知回路11a内には、ガス冷媒が流れる。そのため、
ヒータ12aは冷媒の温度を上昇させる。従って、温度
センサ13aは、例えば液冷媒が上液面検知回路11a
内を流れた場合よりも明らかに高い温度を検出する。ま
た、下液面検知回路11bよりも液面が低い場合には、
温度センサ13bの検出温度も高くなる。このような特
性を利用して液面判定を行った。
【0010】このような液面判定の基準内容を図25の
表に示す。上又は下液面検知回路11a、11bに液冷
媒が流れれば、温度センサ13a、13bによる検知温
度は低圧飽和温度に近くなる。そこで、図25に示した
ように、運転制御部18は、低圧飽和温度センサ16に
よる検知温度Tcと温度センサ13a、13bによる各
検知温度Ta、Tbとを比較することにより、冷媒が液
かガスかを予測し、更に各検知温度Ta、Tbの温度差
によりアキュムレータ6内の冷媒量(ここでは、ALの
数値により表現した)を判断している。
【0011】アキュムレータ6内に液冷媒が残っている
場合には、圧縮機1に流れるガス冷媒は飽和状態に近
い。しかしながら、アキュムレータ6内の液冷媒がなく
なると、アキュムレータ1に流れる冷媒は過熱状態とな
るので、圧縮機1の吐出温度が上昇してくる。吐出温度
が上昇し過ぎると圧縮機1が損傷する原因となるため、
通常は冷媒回収運転が行われる。この冷媒回収運転は次
のようなものである。冷媒回路内で冷媒が溜まりやすい
箇所は、アキュムレータ6以外に、凝縮器内及び凝縮器
から流量制御装置4に至る配管内である。これは、これ
らの箇所では冷媒が液冷媒となっているため、冷媒の密
度が大きく重量換算の冷媒量が実質的に大きいことによ
る。このような液冷媒は元来、流量制御装置4によって
流れにくくされているため、流量制御装置4の開度を大
きくすると、アキュムレータ6に戻り易くなる。
【0012】そこで、運転制御部18は、図26のフロ
ーチャートに示すように、アキュムレータ6内における
冷媒の液面あるいは液量を判断し、その量が少ない(A
L=0)と判断し(ステップS1)、且つ吐出温度セン
サ17により検出された圧縮機1の吐出温度Tdがこの
吐出温度に関する所定温度T1 よりも高いと判断した
(ステップS2)場合には、流量制御装置4の弁開度S
jを現在の弁開度Sj*から所定の開度増加分α(α>
0)開くことにより(ステップS3)、冷媒をアキュム
レータ6に戻す(処理終了:ステップS4)といった冷
媒回収運転を行う。そして、冷媒回収運転によっても圧
縮機1の吐出温度が下がらない程度に、冷媒回路内の冷
媒が不足して、圧縮機1の吐出温度が過昇した場合に
は、吐出温度センサ17が高温を検出し、これに基づい
て運転制御部18が圧縮機1を異常停止させていた。即
ち、アキュムレータ6に設けられた、上又は下液面検知
回路11a、11b、ヒータ12a、12b、及び温度
センサ13a、13bよりなる構成と、運転制御部18
の機能とにより、アキュムレータ冷媒量検出手段の一例
が構成される。また、前記検出されたアキュムレータ6
内の冷媒量に基づいて、運転制御部18により冷媒回路
内の冷媒をアキュムレータ6に回収する機能を実現する
手段が、冷媒回収手段の一例である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アキュムレ
ータ6内に液冷媒が少なく、且つ圧縮機1の吐出温度が
高い場合は、前記のように冷媒回収運転を行うことで圧
縮機1の吐出温度を低下させることができる。このよう
な運転形態は冷媒回路内の全冷媒量が適正な量であり、
且つ冷媒回収運転によって冷媒をアキュムレータ6に戻
すことのできる場合に限られる。しかしながら、冷媒回
路内の全冷媒量は場合によっては適正な冷媒量よりも少
なくなっていることがある。例えば据え付け時に封入さ
れた冷媒量自体が適正量を下回っている場合、或いは運
転中に振動や衝撃などの外的要因によって冷媒回路の一
部が損傷し冷媒が回路外に漏れたような場合等である。
【0014】従来の技術では、それらの場合、単に冷媒
回収運転を繰り返すのみであったので、室内機能力の出
にくい状態が続くだけでなかなか冷媒不足であることが
わからなかった。また、運転中に冷媒が漏れていき、か
なり冷媒不足となった場合に吐出温度異常などによって
圧縮機が停止しても、ましてや一般の使用者には冷媒不
足かどうかはわからない。そして、一旦冷媒が外部に漏
れるとその回収は困難であり、再度の追加封入が必要と
なるので、漏れれば漏れるほど不経済になる。また、使
用者の居住域に冷媒が漏れた場合には、冷媒自体の毒
性、酸素濃度不足等による問題や、発火性の冷媒であれ
ば火災などのおそれを生じる。通常は冷媒漏れセンサと
換気装置の連動による防災が考えられるが、経済的な理
由や室内の美観上の観点から、冷媒漏れのためだけに換
気装置を備えることは少ない。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、冷媒不足あるいは冷媒漏れ
を、冷媒回路の運転特性に基づいて検出するとともに、
たとえ冷媒漏れが発生した場合でも冷媒の漏れを最小限
に防ぐと共に人体への悪影響を防止することのできる空
気調和装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置は、圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸発器、アキ
ュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、アキュムレ
ータ内の冷媒量を検出するアキュムレータ冷媒量検出手
段とを備え、アキュムレータ冷媒量検出手段により検出
された冷媒量に基づいて冷媒回路内の冷媒をアキュムレ
ータに回収する冷媒回収手段と、予め設定された所定時
間内に実行された冷媒回収手段による冷媒回収運転回数
を計数する計数手段と、計数手段により計数された所定
時間内の冷媒回収運転回数に基づいて冷媒回路内の冷媒
量を検出する第1の冷媒回路冷媒量検出手段とを設けた
ことを特徴とするものである。
【0017】また、圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸
発器、アキュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、
アキュムレータ内の冷媒量を検出するアキュムレータ冷
媒量検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度
検出手段とを備え、アキュムレータ冷媒量検出手段によ
り検出された冷媒量に基づいて冷媒回路内の冷媒をアキ
ュムレータに回収する冷媒回収手段と、冷媒回収手段に
よる冷媒回収運転後に検出された吐出温度に基づいて冷
媒回路内の冷媒量を検出する第2の冷媒回路冷媒量検出
手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0018】更に、圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸
発器、アキュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、
凝縮器出口の冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手
段とを備え、過冷却度検出手段により検出された過冷却
度が予め設定された所定過冷却度を下回ったとき計時し
積算する計時手段と、計時手段により積算された積算時
間に基づいて少なくとも冷媒回路内の冷媒量を検出する
第3の冷媒回路冷媒量検出手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0019】そして、凝縮器又は蒸発器と流量制御装置
との間の冷媒回路に配備される第1の開閉弁と、蒸発器
又は凝縮器と圧縮機との間の冷媒回路に配備される第2
の開閉弁と、検出された冷媒回路内の冷媒量に基づいて
第1の開閉弁と第2の開閉弁とを閉じる第1の制御手段
とを設けたことを特徴とするものである。
【0020】また、凝縮器と流量制御装置との間の冷媒
回路に配備される第3の開閉弁と、蒸発器とアキュムレ
ータとの間の冷媒回路に配備される第4の開閉弁と、検
出された冷媒回路内の冷媒量に基づいて第3の開閉弁を
閉じた後に圧縮機を停止させ、その後に第4の開閉弁を
閉じる第2の制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0021】更に、圧縮機と凝縮器との間の冷媒回路に
配備される第5の開閉弁と、蒸発器と流量制御装置との
間の冷媒回路に配備される第6の開閉弁と、検出された
冷媒回路内の冷媒量に基づいて第5の開閉弁を閉じた後
に圧縮機を停止させ、その後に第6の開閉弁を閉じる第
3の制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0022】そして、蒸発器又は凝縮器を収容した閉空
間内に閉空間外の空気を送り込む外気送り込み手段と、
検出された冷媒回路内の冷媒量に基づいて外気送り込み
手段を駆動制御する第4の制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0023】
【作用】上記のように構成された空気調和装置において
は、例えばある所定時間内に行われた冷媒回収運転の回
数がある所定回数より大きくなったような場合、即ちあ
る所定時間内の冷媒回収運転回数に基づいて、冷媒不足
や冷媒漏れといった冷媒回路の不具合を知らせることが
できる。そして、早期に冷媒回路の不具合への講じるこ
とによって、冷媒回路を不具合のままで不必要に冷媒回
収運転させることを防止できる。
【0024】また、例えば冷媒回収運転後の圧縮機の吐
出温度が所定温度より高いような場合、即ち冷媒回収運
転後の圧縮機の吐出温度に基づいて、冷媒回路内の冷媒
量不足、あるいは冷媒回路からの冷媒洩れを検出して早
期に冷媒回路の不具合を知らせることができる。そこ
で、このような不具合への解消策を講じた場合は、冷媒
不足あるいは冷媒漏れのままで冷媒回収運転することに
よって吐出温度の高い状態が続くことに起因する圧縮機
の損傷を防ぐことができる。
【0025】更に、過冷却度検出手段により検出された
現時点の過冷却度が、装置が通常運転であり得る凝縮器
出口の冷媒の所定過冷却度を下回った状態が継続する時
間に基づいて、冷媒回路からの冷媒漏れや、例えば流量
制御装置の故障等を検出することができる。これによ
り、冷媒漏れの状態や冷媒回路部品の故障又は損傷等の
不具合を知らせることができるので、装置の不具合に対
する解消策を速やかに講じることができる。
【0026】そして、冷房運転時又は暖房運転時におい
て冷媒漏れを検出した場合に、第1の開閉弁と第2の開
閉弁を閉じることで冷媒回路が密封状の複数領域に分割
されるため、冷媒回路内の冷媒の全量を漏らさないよう
にすることができる。これによって、全ての冷媒が漏れ
た場合と比べて経済的損失や環境汚染などの不具合を抑
制することができる。
【0027】また、蒸発器で生じた冷媒漏れを検出した
ときに、第3の開閉弁を閉じた後に圧縮機を停止させ、
その後に第4の開閉弁を閉じることで、冷媒回路内に残
る冷媒をより多くアキュムレータに回収することができ
る。そのため、冷媒が無用に蒸発器から漏れることを防
止できる。
【0028】更に、凝縮器で生じた冷媒漏れを検出した
ときに、第5の開閉弁を閉じた後に圧縮機を停止させ、
その後に第6の開閉弁を閉じることで、冷媒回路内に残
る冷媒をより多くアキュムレータに回収することができ
る。従って、冷媒が無用に凝縮器から漏れることを防止
できる。
【0029】そして、蒸発器あるいは凝縮器を収容した
閉空間内における冷媒回路から冷媒漏れを検出した場合
には、閉空間外からの新鮮な空気が空気送り込み手段に
よって閉空間内に強制的に送り込まれる。従って、閉空
間内に外気を送り込むための換気装置を別途設ける必要
がない。
【0030】
【実施例】
実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による空気
調和装置における冷媒回路図、図2はこの冷媒回路の制
御ブロック図、図3はその制御フローチャートである。
尚、冷媒回路の液面検知方法や冷媒回収制御方法は従来
例で示した図23乃至図26と同様であるため、ここで
はその詳細な説明を省略する。図1及び図2に示すよう
に、本実施例の空気調和装置では、従来例の空気調和装
置に加えて、冷媒不足あるいは冷媒漏れを検出したこと
を表示する表示器19、空気調和装置のある運転時間を
計時するタイマー20、冷媒回収運転の回数を数えるカ
ウンター21を備えている。また、従来の運転制御部1
8に代えて、本実施例の主たる機能を実現する運転制御
部18aも備えている。
【0031】ここで、図3に示した制御フローチャート
の説明を行う。まず、ステップS11で空気調和装置の
運転が開始される。同時に、ステップS12でタイマー
20が計時を開始する。そして、ステップS13ではカ
ウンター21のカウント値N(冷媒回収運転回数)が0
にクリアされる。ステップS14では液面レベルがAL
=0(冷媒量=小)かどうかを判断する。もし、AL=
0であれば、ステップS15に進み冷媒回収運転を行
う。ALが0でなければ、ステップS16にて通常運転
を行う。こうして、液面判定を繰り返しながら運転を行
う。ステップS15で冷媒回収運転を行うと、ステップ
S17ではカウンター21で冷媒回収運転回数Nに今回
の1回分を積算していく。ステップS18ではタイマー
20の計測時間t(運転時間)が所定時間t1 に達して
いるかどうかを判断する。もし、計測時間tがt1 を越
えていれば、ステップS19にてタイマー20の計測時
間tをリセットした後、再びステップS12からの処理
手順を繰り返す。ステップS18で運転時間tがt1
達していなければ、ステップS20でこれまでに行った
冷媒回収運転回数Nが所定回数N1 を越えていないかを
判断する。もし、越えていなければステップS14に戻
り、処理手順を再び液面判定から繰り返す。このときタ
イマー20の計測時間t及びカウンター21の冷媒回収
運転回数Nはクリアしない。即ち、運転制御部18aに
より、ステップS14乃至ステップS19における処理
機能を実現する手段が計数手段の一例である。
【0032】一方、ステップS20で冷媒回収運転回数
Nが所定回数N1 を越えている場合には、ステップS2
1で運転制御部18aは冷媒漏れあるいは冷媒不足状態
であると判断する。そして、ステップS22で圧縮機1
を停止させた後、ステップS23で表示器19に冷媒漏
れあるいは冷媒不足状態であることを表示させる。即
ち、運転制御部18aにより、ステップS20及びステ
ップS21における処理機能を実現する手段が第1の冷
媒回路冷媒量検出手段の一例である。こうして、所定時
間t1 内に所定回数N1 を越える回数の冷媒回収運転を
行った場合には、冷媒漏れあるいは冷媒不足と判断し、
さらにそれを外部に表示して知らせることにより、無用
に冷媒不足や冷媒漏れの状態のまま何度も冷媒回収運転
を行うことなく冷媒回路の不具合を知らせることができ
る。これによって、早期に冷媒回路の不具合を修正でき
るので、空気調和装置の性能を十分に発揮できる。
【0033】実施例2.図4は請求項2及び請求項4の
発明を用いた一実施例による空気調和装置における冷媒
回路図である。図4の冷媒回路は従来例とほぼ同じ冷媒
回路の構成であり、冷房時、および暖房時の冷媒の動作
も同様であるため、それらの相違点につき説明する。図
において、この実施例2における冷媒回路上には、熱源
機側熱交換器3(冷房時には凝縮器、暖房時には蒸発器
となる)と流量制御装置4との間に自動開閉可能な開閉
弁22a(第1の開閉弁の一例)を備え、また室内側熱
交換器5(冷房時には蒸発器、暖房時には凝縮器とな
る)と四方切換弁2の間にも自動開閉可能な開閉弁22
b(第2の開閉弁の一例)を備えている。これらの開閉
弁22a及び開閉弁22bは熱源機9内に設けられてい
る。また、従来の運転制御部18に代えて、この実施例
の主たる機能を実現する運転制御部18bも備えてい
る。また、図5はこの冷媒回路の制御ブロック図、図6
はその制御フローチャートである。図5に示したよう
に、運転制御部18bは、後述するように開閉弁22a
および開閉弁22bの開閉制御も行うようになってい
る。
【0034】ここで、図6の制御フローチャートについ
て説明する。まず、ステップS31で空気調和装置の運
転を開始する。そして、すぐに開閉弁22aおよび開閉
弁22bを開いて冷媒が流れるようにする(ステップS
32)。その後、ステップS33でアキュムレータ6内
の冷媒の液面を検知し、その液面レベルがAL=0(冷
媒量=小)かどうかを判断する。AL=0でなければ、
ステップS36で通常運転を行い、以降ステップS33
とステップS36の間で、液面レベルがAL=0となら
ない限り通常運転を行う。一方、ステップS33でAL
=0を検知した場合は、圧縮機1の吐出温度が上昇しな
いように冷媒回収運転を行う(ステップS34)。冷媒
回収運転の後、ステップS35では吐出温度センサ17
(吐出温度検出手段の一例)により吐出温度tdを検出
し、この検出された吐出温度tdがある所定温度td1
より高いかどうかを判断する。この所定温度td1 は圧
縮機1が損傷するおそれのある温度以下であって、予め
実験等により決定されている。そして、tdがtd1
下の場合には、ステップS36へ進み通常運転を行う。
【0035】逆に、tdがtd1 より高い場合には、ス
テップS34の冷媒回収運転を行ったにも関わらず冷媒
が回収されなかったことから、冷媒回路内の冷媒が漏れ
ているか或いは冷媒不足であると判断し(ステップS3
7)、ステップS38にて圧縮機1を停止させる。そし
て、開閉弁22aおよび開閉弁22bを閉じる(ステッ
プS39)。即ち、運転制御部18bにより、ステップ
S35及びステップS36における処理機能を実現する
手段が第2の冷媒回路冷媒量検出手段の一例である。こ
のように、冷媒回収運転後に圧縮機1の吐出温度tdに
基づいて冷媒回路内の冷媒量不足、あるいは冷媒回路か
らの冷媒洩れを検出し、早期に冷媒回路の不具合を知ら
せることにより、不具合部分への解消策を早期に講じる
ことができるので、冷媒不足あるいは冷媒漏れのままで
冷媒回収運転を続行した場合で吐出温度の高い状態が続
いたことに起因した圧縮機1の損傷を未然に防止でき、
この空気調和装置の性能を十分に発揮できる。また、冷
媒漏れを検出した場合に、開閉弁22aと開閉弁22b
を閉じることにより、冷媒回路内に残る冷媒がすべて漏
れないようにすることができる。これによって、冷媒の
漏れに起因する経済的損失や環境汚染などの不具合を抑
制することができる。即ち、ここでは、運転制御部18
bは第1の制御手段の一例として機能する。
【0036】実施例3.図7は実施例2における開閉弁
22aおよび開閉弁22bを室内機8内に設けた例を示
す冷媒回路図である。この構成の場合は実施例2と比べ
て室内機8側で冷媒漏れがあった場合に、室内機8と熱
源機9とを結ぶ配管内の冷媒が室内側へ更に漏れないた
め、居住者の安全確保の為に更に有効な作用、効果を呈
する。
【0037】実施例4.図8は請求項3の発明を用いた
一実施例による空気調和装置における冷媒回路図、図9
はこの冷媒回路の制御ブロック図、図10はその制御フ
ローチャートである。この実施例の冷媒回路は、図8に
示すように、従来例とほぼ同様であるが、熱源機側熱交
換器3から室内機8へ向かう配管に温度センサ33を備
え、流量制御装置4と室内側熱交換器5との間に温度セ
ンサ24を備えている点で異なる。温度センサ33は冷
房運転時に凝縮器となる熱源機側熱交換器3出口の冷媒
の過冷却度を検出する手段の一例であり、この過冷却度
は圧力センサ14の検出圧力に対応する飽和温度と温度
センサ33からの検知温度との差に基づいて簡易的に求
められる。また、温度センサ24は暖房運転時に凝縮器
となる室内側熱交換器5出口の冷媒の過冷却度を検出す
るものであり、この過冷却度は圧力センサ14の検出圧
力に対応する飽和温度と温度センサ24からの検知温度
との差に基づいて簡易的に求められる。図9の制御ブロ
ック図に示すように、運転制御部18cは、従来例と比
べ、冷媒漏れあるいは流量制御装置4の故障等といった
不具合を表示する表示器19と、この空気調和装置の運
転スイッチ23と、タイマー20とを接続してなる点で
構成上異なる。
【0038】ここで、図10の制御フローチャートの説
明を行う。まず、ステップS41で運転スイッチ23が
入ると、運転制御部18cは、圧縮機1を起動させ空気
調和装置の運転を開始する。ステップS42ではフラグ
Fの状態を判断する。フラグFは、凝縮器出口の過冷却
度が所定値SC1 よりも大きな状態が所定時間t1 以上
長く続いた場合に1とされ、それ以外は0に定義され
る。この空気調和装置をはじめて起動する際は過去に運
転が行われていないため、F=0である。従って、処理
手順はステップS43に進む。これまでに運転がなされ
F=1の状態となっていれば、処理手順は直接ステップ
S52に進む。ステップS43では現在の過冷却度SC
が所定値SC1 より大きいか否かを判断する。SC>S
1 の場合はステップS49に進み、タイマー20が計
時を開始する。そして、ステップS50ではタイマー2
0の計時時間tが所定時間t1以上になれば、冷媒回路
内の冷媒量が適正であるものと判断し、ステップS51
でフラグFを1にする。逆に、ステップS43でSC>
SC1 でない場合には、ステップS44にてタイマー2
0が停止される。そして、ステップS45及びステップ
S46では運転スイッチ23がOFFにされるまで、ス
テップS43での判定と通常運転(ステップS46)と
が繰り返される。運転スイッチ23がOFFになればタ
イマ停止処理を再び行い(ステップS47)、この空気
調和装置を停止する(ステップS48)。
【0039】一方、ステップS50でSC>SC1 とな
る時間tがt1 より短い場合は、タイマー20はそのま
ま計時を続けながらステップS45で運転スイッチ23
がOFFしない限り、ステップS46の通常運転を続
け、再度ステップS43に戻る。ステップS51でF=
1とした場合、あるいはステップS42で既にF=1で
あった場合には、ステップS52でタイマー20の停止
処理を行い、ステップS53で運転スイッチ23がOF
Fにされなければそのまま通常運転を続行する(ステッ
プS54)。次に、ステップS55では、現在の過冷却
度SCが所定値SC2 より小さいかを判断する。所定値
SC2 は先述の所定値SC1 以下の過冷却度として予め
定義されている。この所定値SC2 をSC1 以下とした
理由は、運転状態によっては必ずしもSC1 と同じ過冷
却度SCを得られない場合があることを考慮したもので
ある。ステップS55でSC>SC2 であれば、ステッ
プS57で再びタイマー20の計時を開始する。ステッ
プS58ではSC<SC2 となる時間tが所定時間t2
以上続くか否かを判断する。即ち、運転制御部18cに
より、ステップS55及びステップS57における処理
機能を実現する手段が、計時手段の一例である。
【0040】もし、t≧t2 であれば、ステップS59
において、冷媒回路内の冷媒が以前にステップS51で
はじめてF=1と判断された時と比べて少なくなってい
るかあるいは流量制御装置4に不具合が発生したものと
判断する。これは通常、流量制御装置4の弁開度に対す
る過冷却度SCの関係は、図11に示すように、流量制
御装置4が故障して弁開度が大きすぎたり或いは小さす
ぎたりした場合のように、それぞれ過冷却度SCが小さ
くなることから判る。ステップS60ではステップS5
9での判断結果を受けて空気調和装置を停止させ、冷媒
漏れあるいは流量制御装置4の故障といった不具合が生
じていることを表示器19に表示させる。即ち、運転制
御部18cにより、ステップS58及びステップS59
における処理機能を実現する手段が、第3の冷媒回路冷
媒量検出手段の一例である。
【0041】ステップS55でSC<SC2 でない場合
は、ステップS56にてタイマー20を停止させた後
に、またステップS58でt<t2 である場合に、いず
れの場合も再度ステップS53に戻る。そして、運転ス
イッチ23がOFFでない限り通常運転(ステップS5
4)を行い、ステップS55あるいはステップS58で
の判断処理を繰り返す。こうして、これまでに凝縮器出
口の過冷却度SCが所定値SC1 よりも大きな状態が所
定時間t1 以上続いた状態、即ち冷媒量が適正な状態で
あると判断した後に、凝縮器出口の過冷却度SCが所定
値SC2 よりも小さな状態が所定時間t2 以上続いた時
には冷媒が漏れているか或いは流量制御装置4が故障し
ているものと判断することにより、より正確に冷媒漏れ
の状態あるいは冷媒回路部品の故障を判断し、使用者に
知らせることができる。そのため、速やかにこれらの解
消策を講じることができる。
【0042】実施例5.図12は請求項2、請求項5、
及び請求項6の発明を用いた一実施例による空気調和装
置における冷媒回路図、図13はこの冷媒回路の制御ブ
ロック図、図14はその制御フローチャートである。図
12に示すように、この実施例における冷媒回路上に
は、熱源機側熱交換器3と流量制御装置4との間に自動
開閉可能な開閉弁22aと、室内側熱交換器5と四方切
換弁2との間に自動開閉可能な開閉弁22bとを備えて
おり、これらの開閉弁22aおよび開閉弁22bはいず
れも熱源機9内に設けられている。さらに、圧縮機1の
吐出配管とアキュムレータ6をバイパスする配管上に開
閉弁25が設けられている。また、従来の運転制御部1
8に代えて、この実施例の主たる機能を実現する運転制
御部18dも備えている。そして、図12及び図13に
示すように、運転制御部18dは開閉弁22aおよび開
閉弁22b、開閉弁25の開閉制御も行うように構成さ
れている。
【0043】ここで、図14の制御フローチャートにつ
いて説明する。まず、ステップS71で空気調和装置の
運転を開始する。そして、すぐに開閉弁22aおよび開
閉弁22bを開いて冷媒が流れるようにする(ステップ
S72)。その後、ステップS73でアキュムレータ6
の冷媒液面を検知し、その液面レベルがAL=0(冷媒
量=小)か否かを判断する。AL=0でなければ、ステ
ップS75で通常運転を行い、以降ステップS73とス
テップS75の間で、液面レベルがAL=0にならない
限り通常運転を行う。ステップS73でAL=0を検知
した場合は、ステップS74で圧縮機1の吐出温度td
が所定温度td2 より高いか否かを判断する。この所定
温度td2 は圧縮機1にとって実使用上問題のない温度
範囲の上限付近に予め設定されている。吐出温度tdが
td2 以下の温度であれば、ステップS75に進んでそ
のまま通常運転を続け、再びステップS73あるいはス
テップS74での判断処理フローを繰り返す。
【0044】ステップS74でtd>td2 と判断され
た場合、明らかに冷媒回収運転の必要があるものとして
冷媒回収運転を行う(ステップS76)。冷媒回収運転
の後、ステップS77では吐出温度センサ17により吐
出温度tdを検出する。そして、検出した吐出温度td
がある所定温度td1 より高いか否かを判断する。この
所定温度td1 は圧縮機1が損傷するおそれを生じる温
度以下であって、実験等により予め決定されたものであ
る。但し、場合によっては、td1 =td2 とすること
もできる。そして、ステップS77において吐出温度t
dがtd1 以下と判断された場合には、ステップS75
へ進み通常運転を行う。逆に、tdがtd1 より高い場
合には、ステップS76にて冷媒回収運転を行ったにも
関わらず冷媒が回収されなかったことになるので、冷媒
回路内の冷媒が漏れているか或いは冷媒不足であると判
断する(ステップS78)。次に、現在の運転形態が冷
房サイクルであるか暖房サイクルであるかを判断する
(ステップS79)。現在の運転形態が冷房サイクルで
ある場合は、高圧側となる開閉弁22a(ここでは、第
3の開閉弁の一例)をまず閉じる(ステップS80)。
このように片側の弁を閉じたことにより、吐出温度td
の上昇、低圧の低下、或いは高圧の上昇をまねくことが
予想される。圧縮機1を長時間運転する方がより多量の
冷媒をアキュムレータ6に回収できるが、圧縮機1の長
寿命化を図るため、吐出温度tdが所定温度td3 を越
えるか、圧力検出の代替手段として利用されている低圧
飽和温度ETの値が所定温度ET1 を下回るか、或いは
高圧Pdが所定の目標高圧Pd1 を上回るところを判断
し(ステップS81)、これらいずれかの場合に圧縮機
1を停止させ(ステップS82)、直ちに低圧側の開閉
弁22b(ここでは、第4の開閉弁の一例)を閉じる
(ステップS83)。即ち、この場合、運転制御部18
dは第2の制御手段の一例として機能する。
【0045】一方、ステップS79で現在の運転形態が
冷房サイクルでなく暖房サイクルであると判断した場合
には、まず開閉弁25を開いてから(ステップS8
4)、高圧側となる開閉弁22b(ここでは、第5の開
閉弁の一例)を閉じる(ステップS85)。冷房サイク
ルのときと同様に片側の弁を閉じたことにより、吐出温
度tdの上昇、低圧の低下、或いは高圧の上昇をまねく
ことが予想される。しかし、開閉弁25を開けたことに
より、圧縮機1より吐出された冷媒は低圧側にバイパス
されてアキュムレータ6にいたるので、高圧は吐出温度
が急激に上昇することはない。この場合も圧縮機1を長
時間運転する方がより冷媒を回収できるが、圧縮機1の
長寿命化を図るため、吐出温度tdがtd3 を越える
か、圧力検出の代替手段として利用されている低圧飽和
温度ETの値が所定温度ET1 を下回るか、或いは高圧
Pdが所定の目標高圧Pd1 を上回るところを判断し
(ステップS86)、これらいずれかの場合に圧縮機1
を停止させ(ステップS87)、直ちに低圧側の開閉弁
22a(ここでは、第6の開閉弁の一例)を閉じる(ス
テップS88)。即ち、この場合、運転制御部18dは
第3の制御手段の一例として機能する。
【0046】このようにして、冷媒回収運転後に圧縮機
1の吐出温度によって冷媒回路内の冷媒量不足、あるい
は冷媒回路からの冷媒漏れを検出して早期に冷媒回路の
不具合を使用者等に知らせることができる。そこで、こ
のような不具合部分への対応策を講じることによって、
冷媒不足あるいは冷媒漏れを生じたままで冷媒回収運転
を続行した場合に吐出温度の高い状態が続いたことに起
因した圧縮機1の損傷を未然に防止できる。従って、こ
の空気調和装置の性能を十分に発揮できる。また、冷媒
漏れを検出したとき、高圧側の開閉弁を閉じた後に圧縮
機1を停止させ、さらにその後に低圧側の開閉弁を閉じ
ることにより、居住者のいる室内側に配備されている室
内側熱交換器5等で冷媒漏れがある場合にも、冷媒回路
内に残る冷媒をアキュムレータに戻すことができる。そ
のため、冷媒が無用に室内側に漏れることがないので、
冷媒の漏れに起因する経済的損失や居住者に対する健康
上の問題などの不具合を最小限に抑えることができる。
【0047】実施例6.図15は請求項2及び請求項7
の発明を用いた一実施例による空気調和装置における冷
媒回路図、図16はこの冷媒回路の制御ブロック図、図
17はその制御フローチャートである。図15の冷媒回
路は従来例とほぼ同様であるが、室内機側で相違点があ
り、室内側の空気を吸い込み室内側へ戻す室内側送風機
7aと、室外の新鮮な空気を吸い込み室内側へ吹出す室
内側送風機7b(外気送り込み手段の一例)とを備えて
いる。また、従来の運転制御部18に代えて、この実施
例の主たる機能を実現する運転制御部18eも備えてい
る。図16の制御ブロックに示すように、室内側送風機
7a、7bは連動、又は単独運転のいずれもできるよう
に、独立に運転、停止させることができる。
【0048】ここで、図17の制御フローチャートを説
明する。まず、ステップS91で空気調和装置の運転を
開始する。その後、ステップS92でアキュムレータ6
の冷媒液面を検知し、その液面レベルがAL=0(冷媒
量=小)か否かを判断する。AL=0でなければ、ステ
ップS95で通常運転を行い、以降ステップS92とス
テップS95の間で、液面レベルがAL=0とならない
限り通常運転を続行する。ステップS92でAL=0を
検知した場合は、ステップS93で圧縮機1の吐出温度
tdが所定温度td2 より高いか否かを判断する。この
所定温度td2は圧縮機1にとって実使用上問題のない
温度範囲の上限付近に予め設定されている。吐出温度t
dがtd2 以下の温度であれば、ステップS95に進ん
でそのまま通常運転を続け、再びステップS92あるい
はステップS93での判断処理フローを繰り返す。ステ
ップS93でtd>td2 と判断された場合、明らかに
冷媒回収運転の必要があるものとして冷媒回収運転を行
う(ステップS94)。
【0049】冷媒回収運転の後、ステップS96では吐
出温度センサ17により吐出温度tdを検出し、検出し
た吐出温度tdがある所定温度td1 より高いか否かを
判断する。この所定温度td1 は圧縮機1が損傷するお
それを生じる温度以下に予め設定されている。但し、場
合によってはtd1 =td2 としてもよい。そして、ス
テップS96においてtdがtd1 以下の場合には、ス
テップS95へ進み通常運転を行う。tdがtd1 より
高い場合には、ステップS94による冷媒回収運転を実
行したにも関わらず冷媒が回収されなかったのであるか
ら、冷媒回路内の冷媒が漏れていると判断する(ステッ
プS97)。そして、ステップS98において圧縮機1
を停止させ、ステップS99で室内側送風機7bを運転
開始させることで外気を室内に取り入れる。即ち、この
場合、運転制御部18eは第4の制御手段として機能す
る。
【0050】この実施例による空気調和装置によれば、
冷媒漏れのままで冷媒回収運転を続行することにより吐
出温度の高い状態が続いたことに起因した圧縮機1の損
傷を未然に防止でき、さらに不具合部分への対応策を講
じることによってこの空気調和装置の性能を十分に発揮
できる。そして、冷媒漏れを検出した場合には、室内と
いった閉空間内に閉空間外の新鮮な空気を強制的に取り
入れることによって、例えば換気装置を別途設けること
なく閉空間内の酸素濃度を上げることができるので、室
内の居住者に対する漏洩冷媒による悪影響を、簡単な構
成により経済的に抑制することができる。
【0051】実施例7.実施例1における空気調和装置
は、図18に示すように、流量制御装置4a、4b、室
内側熱交換器5a、5b、室内側送風機7a、7bをそ
れぞれ備えた室内機8a、8bが並列に2台以上複数に
接続されてなる冷媒回路に適用した場合にも同様の作用
効果を呈する。
【0052】実施例8.実施例2又は実施例5における
空気調和装置は、図19に示すような室内機8a、8b
が並列に2台以上複数に接続されてなる冷媒回路に適用
した場合にも同様の作用効果を呈する。
【0053】実施例9.実施例4における空気調和装置
は、図20に示すような室内機8a、8bが並列に2台
以上複数に接続されてなる冷媒回路に適用した場合にも
同様の作用効果を呈する。
【0054】実施例10.実施例3における空気調和装
置は、図21に示すような室内機8a、8bが並列に2
台以上複数に接続され、それぞれの室内機8a、8bに
開閉弁22a、22b、22a1 、22b1 が設けられ
てなる冷媒回路に適用した場合にも同様の作用効果を呈
する。
【0055】実施例11.実施例6における空気調和装
置は、図22に示すような室内機8a、8bが並列に2
台以上複数に接続され、それぞれに室内空気を吸い込む
室内側送風機7a、7a1 と、室外の空気を吸い込む室
内側送風機7b、7b1 とが設けられてなる冷媒回路に
適用した場合にも同様の作用効果を呈する。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
所定時間内の冷媒回収運転回数に基づいて冷媒不足や冷
媒漏れといった冷媒回路の不具合を知らせることができ
る。そして、早期に冷媒回路の不具合への解消策を講じ
た場合、冷媒回路の不具合のままで不必要に冷媒回収運
転させることがないので、装置の性能を充分に発揮でき
る。そのため、空気調和装置の維持管理性を著しく高め
ることができる。
【0057】また、冷媒回収運転後の圧縮機の吐出温度
に基づいて冷媒回路内の冷媒量不足、あるいは冷媒回路
からの冷媒洩れを検出して早期に冷媒回路の不具合を知
らせることができる。さらに、このような不具合への解
消策を講じた場合は、冷媒不足あるいは冷媒漏れのまま
で冷媒回収運転することによって吐出温度の高い状態が
続くことによる圧縮機の損傷を防ぐことができる。これ
により、装置の性能を充分に発揮できるので、空気調和
装置の信頼性を著しく高めることができる。
【0058】更に、過冷却度検出手段により検出された
現時点の過冷却度が、装置が通常運転であり得る凝縮器
出口の冷媒の所定過冷却度を下回った状態が継続する時
間に基づいて、冷媒回路からの冷媒漏れや、例えば流量
制御装置の故障等を検出することができる。これによ
り、冷媒漏れの状態や冷媒回路部品の故障又は損傷等の
不具合を知らせることができるので、装置の不具合に対
する解消策を速やかに講じることができる。その結果、
空気調和装置の信頼性を著しく高めることができる。
【0059】そして、冷房運転時又は暖房運転時に冷媒
漏れを検出した場合、第1の開閉弁と第2の開閉弁を閉
じることで冷媒回路が密封状の複数領域に分割されるた
め、冷媒回路内の冷媒の全量を漏らさないようにするこ
とができる。これによって、全ての冷媒が漏れた場合と
比べると、経済的損失や環境汚染などの不具合を抑制す
ることができる。その結果、空気調和装置の管理性を著
しく高めることができる。
【0060】また、蒸発器で生じた冷媒漏れを検出した
ときに、第3の開閉弁を閉じた後に圧縮機を停止させ、
その後に第4の開閉弁を閉じることで、冷媒回路内に残
る冷媒をより多くアキュムレータに回収することができ
る。そのため、冷媒が無用に蒸発器から漏れることを防
止できるので、蒸発器からの冷媒の漏れに起因する経済
的損失や環境汚染などの不具合を最低限に抑えることが
できる。その結果、空気調和装置の管理性を著しく高め
ることができる。
【0061】更に、凝縮器で生じた冷媒漏れを検出した
ときに、第5の開閉弁を閉じた後に圧縮機を停止させ、
その後に第6の開閉弁を閉じることで、冷媒回路内に残
る冷媒をより多くアキュムレータに回収することができ
る。そのため、冷媒が無用に凝縮器から漏れることを防
止できるので、凝縮器からの冷媒の漏れに起因する経済
的損失や環境汚染などの不具合を最低限に抑えることが
できる。その結果、空気調和装置の管理性を著しく高め
ることができる。
【0062】そして、蒸発器あるいは凝縮器を収容した
閉空間内における冷媒回路から冷媒漏れを検出した場合
には、空気送り込み手段によって閉空間外からの新鮮な
空気を閉空間内に強制的に送り込むことができる。従っ
て、閉空間内に外気を送り込むための換気装置を別途設
ける必要がなく経済的であるとともに、閉空間内を換気
することができるため、空気調和装置の経済性と居住者
の安全性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を用いた実施例1による空気調和装
置における冷媒回路図である。
【図2】実施例1による冷媒回路の制御ブロック図であ
る。
【図3】実施例1による制御フローチャートである。
【図4】第2及び第4の発明を用いた実施例2による空
気調和装置における冷媒回路図である。
【図5】実施例2による冷媒回路の制御ブロック図であ
る。
【図6】実施例2による制御フローチャートである。
【図7】実施例2における開閉弁を室内機内に設けた実
施例3を示す冷媒回路図である。
【図8】第3の発明を用いた実施例4による空気調和装
置における冷媒回路図である。
【図9】実施例4による冷媒回路の制御ブロック図であ
る。
【図10】実施例4による制御フローチャートである。
【図11】流量制御装置の弁開度と過冷却度との関係を
示すグラフである。
【図12】第2、第5、及び第6の発明を用いた実施例
5による空気調和装置における冷媒回路図である。
【図13】実施例5による冷媒回路の制御ブロック図で
ある。
【図14】実施例5による制御フローチャートである。
【図15】第2及び第7の発明を用いた実施例6による
空気調和装置における冷媒回路図である。
【図16】実施例6による冷媒回路の制御ブロック図で
ある。
【図17】実施例6による制御フローチャートである。
【図18】実施例1における空気調和装置の変形例を示
す実施例7による冷媒回路図である。
【図19】実施例2又は実施例5における空気調和装置
の変形例を示す実施例8による冷媒回路図である。
【図20】実施例4における空気調和装置の変形例を示
す実施例9による冷媒回路図である。
【図21】実施例3における空気調和装置の変形例を示
す実施例10による冷媒回路図である。
【図22】実施例6における空気調和装置の変形例を示
す実施例11による冷媒回路図である。
【図23】従来の空気調和装置における冷媒回路図であ
る。
【図24】従来の空気調和装置による冷媒回路の制御ブ
ロック図である。
【図25】従来の空気調和装置の運転制御部によるアキ
ュムレータ内の冷媒に係る液面判定の基準内容を示す図
表である。
【図26】従来の空気調和装置の運転制御部による流量
制御装置の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方切換弁 3 熱源機側熱交換器 4 流量制御装置 4a 流量制御装置 4b 流量制御装置 5 室内側熱交換器 5a 室内側熱交換器 5b 室内側熱交換器 6 アキュムレータ 7 室内側送風機 7a 室内側送風機 7a1 室内側送風機 7b 室内側送風機 7b1 室内側送風機 8 室内機 8a 室内機 8b 室内機 9 熱源機 10 熱源機側送風機 11a 上液面検知回路 11b 下液面検知回路 12a ヒータ 12b ヒータ 13a 温度センサ 13b 温度センサ 14 圧力センサ 15 低圧飽和温度生成回路 16 低圧飽和温度センサ 17 吐出温度センサ 18a 運転制御部 18b 運転制御部 18c 運転制御部 18d 運転制御部 18e 運転制御部 19 表示器 20 タイマー 21 カウンター 22a 開閉弁 22a1 開閉弁 22b 開閉弁 22b1 開閉弁 24 温度センサ 24a 温度センサ 24b 温度センサ 25 開閉弁 33 温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸発
    器、アキュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、前
    記アキュムレータ内の冷媒量を検出するアキュムレータ
    冷媒量検出手段とを備え、前記アキュムレータ冷媒量検
    出手段により検出された冷媒量に基づいて前記冷媒回路
    内の冷媒を前記アキュムレータに回収する冷媒回収手段
    と、予め設定された所定時間内に実行された前記冷媒回
    収手段による冷媒回収運転回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された前記所定時間内の冷媒回
    収運転回数に基づいて前記冷媒回路内の冷媒量を検出す
    る第1の冷媒回路冷媒量検出手段とを設けたことを特徴
    とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸発
    器、アキュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、前
    記アキュムレータ内の冷媒量を検出するアキュムレータ
    冷媒量検出手段と、前記圧縮機の吐出温度を検出する吐
    出温度検出手段とを備え、前記アキュムレータ冷媒量検
    出手段により検出された冷媒量に基づいて前記冷媒回路
    内の冷媒を前記アキュムレータに回収する冷媒回収手段
    と、前記冷媒回収手段による冷媒回収運転後に検出され
    た前記吐出温度に基づいて前記冷媒回路内の冷媒量を検
    出する第2の冷媒回路冷媒量検出手段とを設けたことを
    特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、流量制御装置、蒸発
    器、アキュムレータを順次接続してなる冷媒回路と、前
    記凝縮器出口の冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出
    手段とを備え、前記過冷却度検出手段により検出された
    過冷却度が予め設定された所定過冷却度を下回ったとき
    計時し積算する計時手段と、前記計時手段により積算さ
    れた積算時間に基づいて少なくとも前記冷媒回路内の冷
    媒量を検出する第3の冷媒回路冷媒量検出手段とを設け
    たことを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 凝縮器又は蒸発器と流量制御装置との間
    の冷媒回路に配備される第1の開閉弁と、蒸発器又は凝
    縮器と圧縮機との間の冷媒回路に配備される第2の開閉
    弁と、検出された冷媒回路内の冷媒量に基づいて前記第
    1の開閉弁と前記第2の開閉弁とを閉じる第1の制御手
    段とを設けたことを特徴とする請求項第1項乃至第3項
    のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 凝縮器と流量制御装置との間の冷媒回路
    に配備される第3の開閉弁と、蒸発器とアキュムレータ
    との間の冷媒回路に配備される第4の開閉弁と、検出さ
    れた冷媒回路内の冷媒量に基づいて前記第3の開閉弁を
    閉じた後に圧縮機を停止させ、その後に前記第4の開閉
    弁を閉じる第2の制御手段とを設けたことを特徴とする
    請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】 圧縮機と凝縮器との間の冷媒回路に配備
    される第5の開閉弁と、蒸発器と流量制御装置との間の
    冷媒回路に配備される第6の開閉弁と、検出された冷媒
    回路内の冷媒量に基づいて前記第5の開閉弁を閉じた後
    に圧縮機を停止させ、その後に前記第6の開閉弁を閉じ
    る第3の制御手段とを設けたことを特徴とする請求項第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 蒸発器又は凝縮器を収容した閉空間内に
    閉空間外の空気を送り込む外気送り込み手段と、検出さ
    れた冷媒回路内の冷媒量に基づいて前記外気送り込み手
    段を駆動制御する第4の制御手段とを設けたことを特徴
    とする請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の空気
    調和装置。
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