JPH074787U - 横型ブラインド - Google Patents

横型ブラインド

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Publication number
JPH074787U
JPH074787U JP3921193U JP3921193U JPH074787U JP H074787 U JPH074787 U JP H074787U JP 3921193 U JP3921193 U JP 3921193U JP 3921193 U JP3921193 U JP 3921193U JP H074787 U JPH074787 U JP H074787U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
warp
weft
yarn
cord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3921193U
Other languages
English (en)
Inventor
幹根 勝倉
秀治 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichibei Co Ltd filed Critical Nichibei Co Ltd
Priority to JP3921193U priority Critical patent/JPH074787U/ja
Publication of JPH074787U publication Critical patent/JPH074787U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラダーコードが伸縮したり、横糸により構成
される中段コードが縦糸から引き出されたりしないよう
にする。 【構成】 ラダーコード(14)は、比較的低い融点を
有するさや部(26b)及びさや部(26b)よりも約
50℃以上融点の高い心部(26a)から構成される縦
糸(26)と、心部(26a)と同じ融点の横糸(2
4)と、を編み上げた後に、ヒートセットして、縦糸
(26)のさや部(26b)を横糸(24)との接触部
において横糸(24)と融着させることにより構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、横型ブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
横型ブラインドは、縦糸と横糸とを編み上げて構成されているラダーコードの 2本の横糸によって構成される中段コードによって多数のスラットを位置決めし て整列状態に保持し、ラダーコードを操作することによってスラットの角度を可 変とし、またラダーコードとは別の昇降コードによって昇降するようにしたもの である。従来の横型ブラインドでは、ラダーコードは、主として縦糸及び横糸と もにポリエステルが使用されており、中段コードのピッチが一定になるように、 それぞれの糸を190℃で硬化させてから編み上げるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の横型ブラインドでは、ラダーコードの中段 コードが引っ張られたときに、横糸が縦糸から引き出されてしまうとう問題があ る。また、伸縮を防止するために、横糸及び縦糸ともに加工をしてはいるが、縦 糸がループ状に編まれて、その中に横糸が挿入されているだけであるため、周囲 の温度あるいは湿度の変化によって、伸縮が起きる可能性があるという問題があ る。 本考案は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ラダーコードの縦糸を融点の高い心部と融点の低いさや部とから構 成し、さや部を横糸に融着させることにより、上記課題を解決する。すなわち、 本考案の横型ブラインドは、 ラダーコードによって整列状態に支持される多数のスラットを有するものにお いて、 ラダーコードは、 融点の高い横糸と、 融点の高い心部と融点の低いさや部とから構成される縦糸と、 が編み上げられた後に、さや部を溶かして横糸に融着することにより構成され ている、 ことを特徴とする。 上記横糸は、融点245℃〜265℃のポリエステルであり、 上記縦糸は、これの心部が融点245℃〜265℃のポリエステルであるとと もに、これのさや部が融点185℃〜195℃の変成ポリエステルである、 ものとすることができる。
【0005】
【作用】
融点の高い横糸と、融点の高い心部及び融点の低いさや部から構成される縦糸 とを編み上げた後に、さや部が溶ける温度でヒートセットして、さや部を横糸に 融着させることにより、ラダーコードを構成する。これにより、縦糸と横糸とが 融着するため、ラダーコードの伸縮が起きなくなる。また、横糸により構成され る中段コードはこれの両側端部が縦糸に融着されるため、これが引っ張られても 縦糸から引き出されることがなくなる。
【0006】
【実施例】
図4に横型ブラインドの全体の構成を示す。ブラケット10によって窓枠に取 付け可能なヘッドボックス12に、2本のラダーコード14が取り付けられてい る。ラダーコード14は、下部側においてボトムレール16に連結されるととも に上部側においてヘッドボックス12内の回転ドラム(図示せず)に巻き掛けら れており、これによって所定の角度回転可能である。上記回転ドラムの回転は回 転操作棒18によって調整可能である。ラダーコード14によって後述のように 多数のスラット20が所定間隔で整列状態に保持されている。スラット20に設 けられた穴を通して昇降コード22がヘッドボックス12からボトムレール16 まで伸びている。昇降コード22に連結された操作コード23を引くことによっ て昇降コード22を引き上げることができ、これによってスラット20及びボト ムレール16が昇降可能である。
【0007】 図3にブラインドの側面図を示す。スラット20はラダーコード14の2本の 横糸24によって構成される中段コード14aによって位置決めされるとともに 保持されている。ラダーコード14は、図1に示すように、縦糸26と横糸24 とが編み上げられており、横糸24には融点が245℃〜265℃のポリエステ ルが使用されており、縦糸26には、図2に示すように、心部26aに融点が2 45℃〜265℃のポリエステルが使用されているとともに、さや部26bに融 点が185〜195℃の変成ポリエステルが使用されている心さや構造からなる ポリエステルフィラメント糸が使用されている。図1に示すように編み上げられ たラダーコード14は、ヒートセットされる。このときのヒートセットの温度は 、150℃よりも低いと変成ポリエステルが溶融せず、230℃よりも高いと心 部26a及び横糸24に使用されているポリエステルも溶融してしまうので、1 50〜230℃の範囲内で設定される。温度設定の基準は、縦糸26の心部26 aとさや部26bとの割合であり、さや部26bの割合が大きいほど高い温度に 設定される。ヒートセットすることにより、縦糸26の心部26aは変化しない が、さや部26bは融点が185〜195℃であるので表面が溶けて横糸24と の接触部において、横糸24と融着する。これにより、ラダーコード14は、縦 糸26のさや部26bが横糸24と融着されるため伸縮不可能になる。また、中 段コード14aの両側端部も縦糸26に融着されるため引出し不可能になる。こ れにより、ラダーコード14は編み上げられた状態のままで維持される。
【0008】 なお、上記実施例では、融点が245℃〜265℃のポリエステルと、融点が 185〜195℃の変成ポリエステルとを使用したが、これに限るものではなく 、比較的低い融点の変成ポリエステル、及び変成ポリエステルよりも約50℃以 上高い融点のポリエステルの組み合わせであればよい。ここで、ポリエステルと 変成ポリエステルとの融点の差を約50℃以上と限定した理由は、これよりも融 点の差の小さいポリエステルと変成ポリエステルを使用すると、ヒートセットす る際に、横糸及び縦糸の心部がさや部とともに溶融してしまったり、逆に、横糸 及び縦糸の心部を溶融させないために低い温度でヒートセットして、さや部も溶 融しなかったりするからである。 また、上記実施例では、ヒートセットの温度を150〜230℃に設定したが 、上記実施例以外の融点のポリエステル及び変成ポリエステルを使用した場合は 、これらに合わせた温度に設定すればよい。 また、上記実施例では、ラダーテープをポリエステルで構成したが、これに限 るものではなく、他の化学繊維を用いてもよい。この場合も上記のように、ヒー トセットした際に溶融する融点のさや部と、溶融しない融点の心部とで縦糸を構 成し、横糸を縦糸の心部と同じもので構成したものとしてよい。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、ラダーコードの縦糸を、融点の高い心部と融点の低いさや部 とから構成し、縦糸と横糸とを編み上げた後に、ヒートセットによりさや部を横 糸と融着させる。これにより、縦糸と横糸とが融着されるため、周囲の温度ある いは湿度が変化してもラダーコードが伸縮することはほとんどない。また、中段 コードの両側端部も縦糸と融着されるため、これが縦糸から引っ張り出されるこ とがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラダーコードの編み方を示す図である。
【図2】縦糸の構造を示す図である。
【図3】横型ブラインドの側面図である。
【図4】本考案を適用した横型ブラインドの全体を示す
図である。
【符号の説明】
14 ラダーコード 20 スラット 24 横糸 26 縦糸 26a 心部 26b さや部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラダーコードによって整列状態に支持さ
    れる多数のスラットを有する横型ブラインドにおいて、 ラダーコードは、 融点の高い横糸と、 融点の高い心部と、融点の低いさや部と、から構成され
    る縦糸と、 が編み上げられた後に、さや部を溶かして横糸に融着す
    ることにより構成されている、 ことを特徴とする横型ブラインド。
  2. 【請求項2】 上記横糸は、融点245℃〜265℃の
    ポリエステルであり、 上記縦糸は、これの心部が融点245℃〜265℃のポ
    リエステルであるとともに、これのさや部が融点185
    ℃〜195℃の変成ポリエステルである、 請求項1記載の横型ブラインド。
JP3921193U 1993-06-24 1993-06-24 横型ブラインド Pending JPH074787U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3921193U JPH074787U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 横型ブラインド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3921193U JPH074787U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 横型ブラインド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074787U true JPH074787U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12546811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3921193U Pending JPH074787U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 横型ブラインド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074787U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058290U (ja) * 1973-09-25 1975-05-30
JP2018087486A (ja) * 2012-06-12 2018-06-07 立川ブラインド工業株式会社 横型ブラインドの製造方法及び横型ブラインド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058290U (ja) * 1973-09-25 1975-05-30
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