JP3432765B2 - 横型ブラインドのラダーコード及び横型ブラインドのスラット角度調節装置 - Google Patents
横型ブラインドのラダーコード及び横型ブラインドのスラット角度調節装置Info
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- JP3432765B2 JP3432765B2 JP08383399A JP8383399A JP3432765B2 JP 3432765 B2 JP3432765 B2 JP 3432765B2 JP 08383399 A JP08383399 A JP 08383399A JP 8383399 A JP8383399 A JP 8383399A JP 3432765 B2 JP3432765 B2 JP 3432765B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型ブラインド
のスラットを支持するラダーコードに関するものであ
る。
のスラットを支持するラダーコードに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、横型ブラインドは、
ヘッドボックス１から吊下支持されたラダーコード２に
多数段のスラット３が支持され、そのラダーコード３の
下端にボトムレール４が吊下支持される。
ヘッドボックス１から吊下支持されたラダーコード２に
多数段のスラット３が支持され、そのラダーコード３の
下端にボトムレール４が吊下支持される。
【０００３】前記ラダーコード２の上端は、ヘッドボッ
クス１内でスラット角度調節軸（図示しない）に支持さ
れ、そのスラット角度調節軸は例えばヘッドボックスの
一側から垂下される操作棒を操作することにより回転駆
動される。
クス１内でスラット角度調節軸（図示しない）に支持さ
れ、そのスラット角度調節軸は例えばヘッドボックスの
一側から垂下される操作棒を操作することにより回転駆
動される。
【０００４】そして、操作棒を操作してスラット角度調
節軸を回転駆動すると、ラダーコード２を介して各スラ
ット３が同位相で角度調節される。前記ラダーコード２
は、スラット３及びボトムレール４を吊下支持するため
に、所要の強度を確保しながらその縦糸を細くして、横
型ブラインドの美観を低下させないようにする必要があ
る。そこで、ラダーコード２の縦糸５ａ，５ｂは、複数
本の糸をコード状に編んで構成されている。
節軸を回転駆動すると、ラダーコード２を介して各スラ
ット３が同位相で角度調節される。前記ラダーコード２
は、スラット３及びボトムレール４を吊下支持するため
に、所要の強度を確保しながらその縦糸を細くして、横
型ブラインドの美観を低下させないようにする必要があ
る。そこで、ラダーコード２の縦糸５ａ，５ｂは、複数
本の糸をコード状に編んで構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような横型ブラ
インドでは、スラット３を垂直方向に傾動させて全閉状
態とするには、スラット角度調節軸を回転させて、ラダ
ーコード２の一方の縦糸５ａを上方へ引上げる。
インドでは、スラット３を垂直方向に傾動させて全閉状
態とするには、スラット角度調節軸を回転させて、ラダ
ーコード２の一方の縦糸５ａを上方へ引上げる。
【０００６】すると、ラダーコード２の上段部分では、
一方の縦糸５ａが上方へ引上げられるとともに、他方の
縦糸５ｂが弛んで、スラット３がほぼ垂直方向に回動さ
れる。
一方の縦糸５ａが上方へ引上げられるとともに、他方の
縦糸５ｂが弛んで、スラット３がほぼ垂直方向に回動さ
れる。
【０００７】ところが、コード状に編んで構成された縦
糸５ａ，５ｂには伸びが生じ易いため、同図に示すよう
に、ラダーコード２の下段部分では、一方の縦糸５ａに
生ずる伸びにより同縦糸５ａに作用する引張力が弱くな
って上方へ十分に引上げられないとともに、他方の縦糸
５ｂには各スラット３の重量が作用して緊張されるた
め、スラット３が垂直方向まで回動されない。
糸５ａ，５ｂには伸びが生じ易いため、同図に示すよう
に、ラダーコード２の下段部分では、一方の縦糸５ａに
生ずる伸びにより同縦糸５ａに作用する引張力が弱くな
って上方へ十分に引上げられないとともに、他方の縦糸
５ｂには各スラット３の重量が作用して緊張されるた
め、スラット３が垂直方向まで回動されない。
【０００８】従って、スラット３を全閉状態まで回動さ
せても、下段のスラット３を垂直方向まで確実に回動さ
せることができないため、無用な外光が室内に洩れた
り、あるいはプライバシーを確保することができないと
いう問題点がある。
せても、下段のスラット３を垂直方向まで確実に回動さ
せることができないため、無用な外光が室内に洩れた
り、あるいはプライバシーを確保することができないと
いう問題点がある。
【０００９】この発明の目的は、スラット全閉時には、
全スラットを垂直方向まで確実に回動させ得る横型ブラ
インドのラダーコードを提供することにある。
全スラットを垂直方向まで確実に回動させ得る横型ブラ
インドのラダーコードを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１では、縦糸は撚
り糸を編んで構成し、一方の縦糸を構成する撚り糸の伸
び強度を、他方の縦糸を構成する撚り糸の伸び強度より
高くすることにより、前記一方の縦糸の伸び強度を、前
記他方の縦糸の伸び強度より高くし、前記撚り糸は該撚
り糸を構成する糸の本数が代わることで伸び強度が変化
するものであり、両縦糸間に多数段の横糸を二本ずつ等
間隔に張設した。
り糸を編んで構成し、一方の縦糸を構成する撚り糸の伸
び強度を、他方の縦糸を構成する撚り糸の伸び強度より
高くすることにより、前記一方の縦糸の伸び強度を、前
記他方の縦糸の伸び強度より高くし、前記撚り糸は該撚
り糸を構成する糸の本数が代わることで伸び強度が変化
するものであり、両縦糸間に多数段の横糸を二本ずつ等
間隔に張設した。
【００１１】請求項２では、前記請求項１に記載のラダ
ーコードの横糸で多数段のスラットを支持し、前記ラダ
ーコードをヘッドボックス内のスラット角度調節装置か
ら吊下支持した。請求項３では、一対の縦糸に伸縮率を
抑えるための熱処理を施す際に、その熱処理の温度及び
回数を調整することにより、一方の縦糸の強度を、他方
の縦糸の伸び強度より高くした。
ーコードの横糸で多数段のスラットを支持し、前記ラダ
ーコードをヘッドボックス内のスラット角度調節装置か
ら吊下支持した。請求項３では、一対の縦糸に伸縮率を
抑えるための熱処理を施す際に、その熱処理の温度及び
回数を調整することにより、一方の縦糸の強度を、他方
の縦糸の伸び強度より高くした。
【００１２】請求項４では、テープ状の細幅織物で構成
された一対の縦糸のうち、片側の縦糸に合成樹脂をコー
ティングする又は片側の縦糸に合成樹脂を含浸させるこ
とにより、伸び強度が異なるようにした。請求項５で
は、合成樹脂フィルムにより構成された一対の縦糸のう
ち片側の縦糸を複数枚のフィルムを積層して形成するこ
とにより、伸び強度が異なるようにした。
された一対の縦糸のうち、片側の縦糸に合成樹脂をコー
ティングする又は片側の縦糸に合成樹脂を含浸させるこ
とにより、伸び強度が異なるようにした。請求項５で
は、合成樹脂フィルムにより構成された一対の縦糸のう
ち片側の縦糸を複数枚のフィルムを積層して形成するこ
とにより、伸び強度が異なるようにした。
【００１３】
【発明の実施の形態】（第一の実施の形態）図１に示す
ラダーコード１１は、例えば化学繊維のフィラメント糸
を梯子状に編んで形成され、一対の縦糸１２ａ，１２ｂ
間において、多数段の横糸１３が二本ずつ等間隔に張設
される。
ラダーコード１１は、例えば化学繊維のフィラメント糸
を梯子状に編んで形成され、一対の縦糸１２ａ，１２ｂ
間において、多数段の横糸１３が二本ずつ等間隔に張設
される。
【００１４】前記縦糸１２ａ，１２ｂのうち、一方の縦
糸１２ａは、250d×3×２、すなわち２５０ｄ（ｄ＝デ
ニール）の３本のフィラメント糸を撚ってそれぞれ形成
した２本の撚り糸１４ａ，１４ｂを編むことにより形成
されている。
糸１２ａは、250d×3×２、すなわち２５０ｄ（ｄ＝デ
ニール）の３本のフィラメント糸を撚ってそれぞれ形成
した２本の撚り糸１４ａ，１４ｂを編むことにより形成
されている。
【００１５】他方の縦糸１２ｂは、250d×2×２、すな
わち２５０ｄの２本のフィラメント糸を撚ってそれぞれ
形成した２本の撚り糸１５ａ，１５ｂを編んで形成され
ている。前記横糸１３は、前記縦糸１２ａ，１２ｂに編
み込まれている。
わち２５０ｄの２本のフィラメント糸を撚ってそれぞれ
形成した２本の撚り糸１５ａ，１５ｂを編んで形成され
ている。前記横糸１３は、前記縦糸１２ａ，１２ｂに編
み込まれている。
【００１６】このように構成されたラダーコード１１で
は、縦糸１２ａ，１２ｂを構成する各撚り糸を構成する
フィラメント糸の本数が異なるため、伸びに対する強度
は縦糸１２ａが縦糸１２ｂに比して高くなっている。
は、縦糸１２ａ，１２ｂを構成する各撚り糸を構成する
フィラメント糸の本数が異なるため、伸びに対する強度
は縦糸１２ａが縦糸１２ｂに比して高くなっている。
【００１７】上記のようなラダーコード１１を使用した
横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることがで
きる。 （１）図２に示すように、ラダーコード１１の横糸１３
上に多数段のスラット３を支持し、スラット角度調節装
置により縦糸１２ａを引上げると、スラット３が回動さ
れる。そして、縦糸１２ａは伸び強度が高いので、縦糸
１２ａはその全長にわたって確実に引上げられ、縦糸１
２ｂは伸び強度が低いので、各スラット３の重量に基づ
いて下方へ伸びる。この結果、各スラット３を全閉状態
まで回動させると、全スラット３がほぼ垂直方向となる
まで確実に回動される。
横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることがで
きる。 （１）図２に示すように、ラダーコード１１の横糸１３
上に多数段のスラット３を支持し、スラット角度調節装
置により縦糸１２ａを引上げると、スラット３が回動さ
れる。そして、縦糸１２ａは伸び強度が高いので、縦糸
１２ａはその全長にわたって確実に引上げられ、縦糸１
２ｂは伸び強度が低いので、各スラット３の重量に基づ
いて下方へ伸びる。この結果、各スラット３を全閉状態
まで回動させると、全スラット３がほぼ垂直方向となる
まで確実に回動される。
【００１８】（２）図２に示す状態において、縦糸１２
ａを室内側とし、スラット３の凸面が室外側となるよう
にこの横型ブラインドを設置すれば、外光を確実に遮断
することができるとともに、プライバシーを確保するこ
とができる。
ａを室内側とし、スラット３の凸面が室外側となるよう
にこの横型ブラインドを設置すれば、外光を確実に遮断
することができるとともに、プライバシーを確保するこ
とができる。
【００１９】（３）スラット角度調節装置により、縦糸
１２ｂを引上げると、ラダーコード１１の動作に基づい
て各スラット３を図２に示す方向とは逆方向に回動する
ことができる。
１２ｂを引上げると、ラダーコード１１の動作に基づい
て各スラット３を図２に示す方向とは逆方向に回動する
ことができる。
【００２０】
【００２１】
【００２２】
【００２３】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・縦糸１２ａ，１２ｂに伸縮率を抑えるための熱処理を
施すとき、その熱処理の温度及び回数を調整することに
より、縦糸１２ａの伸び強度を縦糸１２ｂより高くする
ようにしてもよい。 ・縦糸を伸び強度の異なるテープ状の細幅織物で構成し
てもよい。各縦糸の伸び強度に差をつけるための手段と
して、縦糸の幅を変えること、片側の縦糸に合成樹脂を
コーティングすること、片側の縦糸に合成樹脂を含浸さ
せることがある。 ・ラダーコードは、合成樹脂フィルムで構成してもよ
い。各縦糸の伸び強度に差をつけるための手段として、
片側の縦糸を複数枚のフィルムを積層して形成すること
がある。
ることもできる。 ・縦糸１２ａ，１２ｂに伸縮率を抑えるための熱処理を
施すとき、その熱処理の温度及び回数を調整することに
より、縦糸１２ａの伸び強度を縦糸１２ｂより高くする
ようにしてもよい。 ・縦糸を伸び強度の異なるテープ状の細幅織物で構成し
てもよい。各縦糸の伸び強度に差をつけるための手段と
して、縦糸の幅を変えること、片側の縦糸に合成樹脂を
コーティングすること、片側の縦糸に合成樹脂を含浸さ
せることがある。 ・ラダーコードは、合成樹脂フィルムで構成してもよ
い。各縦糸の伸び強度に差をつけるための手段として、
片側の縦糸を複数枚のフィルムを積層して形成すること
がある。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はスラッ
ト全閉時には、全スラットを垂直方向まで確実に回動さ
せ得る横型ブラインドのラダーコードを提供することが
できる。
ト全閉時には、全スラットを垂直方向まで確実に回動さ
せ得る横型ブラインドのラダーコードを提供することが
できる。
【図１】 第一の実施の形態のラダーコードを示す拡大
図である。
図である。
【図２】 横型ブラインドを示す側面図である。
【図３】 従来の横型ブラインドの動作を示す側面図で
ある。
ある。
１１ ラダーコード
１２ａ，１２ｂ，１７ａ，１７ｂ 縦糸
Claims (5)
- 【請求項１】 縦糸は撚り糸を編んで構成し、一方の縦
糸を構成する撚り糸の伸び強度を、他方の縦糸を構成す
る撚り糸の伸び強度より高くすることにより、前記一方
の縦糸の伸び強度を、前記他方の縦糸の伸び強度より高
くし、前記撚り糸は該撚り糸を構成する糸の本数が代わ
ることで伸び強度が変化するものであり、両縦糸間に多
数段の横糸を二本ずつ等間隔に張設したことを特徴とす
る横型ブラインドのラダーコード。 - 【請求項２】 前記請求項１に記載のラダーコードの横
糸で多数段のスラットを支持し、前記ラダーコードをヘ
ッドボックス内のスラット角度調節装置から吊下支持し
たことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節
装置。 - 【請求項３】 一対の縦糸に伸縮率を抑えるための熱処
理を施す際に、その熱処理の温度及び回数を調整するこ
とにより、一方の縦糸の強度を、他方の縦糸の伸び強度
より高くしたことを特徴とする横型ブラインドのラダー
コード。 - 【請求項４】 テープ状の細幅織物で構成された一対の
縦糸のうち、片側の縦糸に合成樹脂をコーティングする
又は片側の縦糸に合成樹脂を含浸させることにより、各
縦糸の伸び強度が異なるようにしたことを特徴とする横
型ブラインドのラダーコード。 - 【請求項５】 合成樹脂フィルムにより構成された一対
の縦糸のうち片側の縦糸を複数枚のフィルムを積層して
形成することにより、各縦糸の伸び強度が異なるように
したことを特徴とする横型ブラインドのラダーコード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08383399A JP3432765B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 横型ブラインドのラダーコード及び横型ブラインドのスラット角度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08383399A JP3432765B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 横型ブラインドのラダーコード及び横型ブラインドのスラット角度調節装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000274165A JP2000274165A (ja) | 2000-10-03 |
| JP3432765B2 true JP3432765B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=13813710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08383399A Expired - Fee Related JP3432765B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 横型ブラインドのラダーコード及び横型ブラインドのスラット角度調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3432765B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190060641A (ko) * | 2017-11-24 | 2019-06-03 | 곽재석 | 줄 없이 작동되는 안전 블라인드 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002038849A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Takenaka Komuten Co Ltd | 高気密性横型ブラインド |
| JP5319430B2 (ja) * | 2009-07-01 | 2013-10-16 | 大和ハウス工業株式会社 | ブラインド |
| TWI583861B (zh) * | 2012-06-12 | 2017-05-21 | Tachikawa Blind Mfg | Horizontal blinds, horizontal blinds directional control ropes, and horizontal blinds |
| CN105986362A (zh) * | 2015-02-16 | 2016-10-05 | 亿丰综合工业股份有限公司 | 梯带及其编织方法 |
| CN110747576A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-02-04 | 杭州友普装饰材料有限公司 | 一种百叶窗帘的梯绳结构 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP08383399A patent/JP3432765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190060641A (ko) * | 2017-11-24 | 2019-06-03 | 곽재석 | 줄 없이 작동되는 안전 블라인드 |
| KR102026066B1 (ko) * | 2017-11-24 | 2019-09-27 | 곽재석 | 줄 없이 작동되는 안전 블라인드 |
| WO2019221538A1 (ko) * | 2017-11-24 | 2019-11-21 | Kwak Jae Suk | 줄 없이 작동되는 안전 블라인드 |
| US11866992B2 (en) | 2017-11-24 | 2024-01-09 | Jae-Suk Kwak | Cordless operating safety blind |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000274165A (ja) | 2000-10-03 |
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