JPH0747869A - メータモジュールおよびその接続装置 - Google Patents

メータモジュールおよびその接続装置

Info

Publication number
JPH0747869A
JPH0747869A JP5333753A JP33375393A JPH0747869A JP H0747869 A JPH0747869 A JP H0747869A JP 5333753 A JP5333753 A JP 5333753A JP 33375393 A JP33375393 A JP 33375393A JP H0747869 A JPH0747869 A JP H0747869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control circuit
instrument panel
connector
circuit board
connection box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5333753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2926674B2 (ja
Inventor
Keizo Nishitani
啓三 西谷
Yoshiaki Nakayama
喜章 仲山
Minoru Kubota
実 久保田
Keiichi Ozaki
圭一 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5333753A priority Critical patent/JP2926674B2/ja
Priority to US08/209,712 priority patent/US5615080A/en
Priority to DE4409183A priority patent/DE4409183C2/de
Priority to DE4447719A priority patent/DE4447719C2/de
Publication of JPH0747869A publication Critical patent/JPH0747869A/ja
Priority to US08/816,886 priority patent/US5711675A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2926674B2 publication Critical patent/JP2926674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のインストルメントパネル部の電気配
線と計器盤などの電気機器の組付けを容易にすることを
目的とする。 【構成】 メータ・表示ランプ類などを実装した計器盤
12、該メータ・表示ランプ類を含む車載電装品の制御
回路を設けた集中制御回路板14、電源、入出力信号の
分配およびアース線の統合を行う電気接続箱15および
モジュールケース16を含み、該ケース16内にブスバ
ー回路板28と絶縁カバー29を収納して前記電気接続
箱15を形成し、その上から集中制御回路板14、さら
に計器盤12を固定して、計器盤12,集中制御回路板
14および電気接続箱15を集約して一体的に結合して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル部の電気配線と電気機器の組付けを容易にす
るメータモジュールおよびその接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネル部の周辺には多
数の電装品が配置され、これらを制御監視する制御回路
ユニットやメータ、インジケータランプおよびスイッチ
類も集中するので、インストルメントワイヤハーネスを
構成する電線本数は尨大な数となり、その肥大、重量化
と共に配線形態が複雑化し、その配設やハーネスと各電
装品とのコネクタ結合作業等に多大の労力と時間がかか
るのはもちろん、メンテナンスを困難にしていた。
【0003】このような事態を緩和するため、特公昭5
7−38457号公報には、ワイヤハーネス中の分岐接
続部を内部に収容すると共に回路保護部材である多数の
ヒューズや制御部品としてのリレーを搭載した複数の電
気接続箱を自動車の適宜個所に分散配置することによ
り、ワイヤハーネスの配線形態の簡素化と肥大化防止を
図る提案がなされている。図36はこのような電気接続
箱を使用したテールランプ系統の配線図である。1は車
体、91A,91Bはテールランプ、92A,92Bは
クリアランスランプ、93はエンジンを示し、エンジン
ルーム1Aにはバッテリ(図示せず)が設置され、イン
ストルメントパネル周辺1Bには、テールランプ用警報
ランプ94を有する計器盤95、テールリレー96,メ
インヒューズ97A,テール用ヒューズ97B,メータ
用ヒューズ97Cを備えた電気接続箱98、ランプ断検
リレー99およびテールスイッチ100がそれぞれ配置
されている。
【0004】テールスイッチ100をONすると、テー
ルリレー96の接点が閉じてテール用ヒューズ97Bを
介装した回路が通電し、ランプ91A,91B,92
A,92Bが点灯する。ランプ91A,91Bのいずれ
かが断線すると、ランプ断検リレー99が作動して計器
盤95中の警報ランプ94が点灯する。
【0005】図37は上記のような電気接続箱98、ラ
ンプ断検リレー99およびスピードコントロールリレ
ー,インテグレーションリレーなどの制御回路ユニット
96類を組み合せた計器盤(コンビネーションメータ)
95の周辺のブロック配線図である。計器盤95のなか
には、オイル計,バッテリ計,スピードメータ,タコメ
ータなどの多数のメータ101類とこれらのムーブメン
ト102およびインジケータ,警報,照明などのランプ
94類が実装されると共に、スピードメータ101Aと
タコメータ101Bには専用の制御回路103A,10
3Bが個別に設けられ、更に上記スピードコントロール
リレー,インテグレーションリレー等の制御回路ユニッ
ト96類も分散配置されるために、これらを相互に接続
する電力線,信号線の数は非常に多く、少数の電気接続
箱98を限定配置しただけでは依然として複雑さは解消
しない。
【0006】そこで、特開平2−45238号公報に
は、計器盤の内部回路に該計器盤とワイヤハーネスとの
接続のためのジョイント結合部を有する分岐回路を設け
て、計器盤にワイヤハーネス中の分岐接続部を一部分担
させ、電気接続箱内部の回路数とその接続電線本数を減
らしてインストルメントパネル部周辺のワイヤハーネス
を更に簡素化する試みが開示されている。また、特開平
4−266537号公報には、図38に示すように、イ
ンストルメントパネル部104のクラスタ105にスイ
ッチ・計器類(図示せず)を実装すると共に、該クラス
タの背面にこれらの電気回路を構成する可撓性印刷配線
板106を張り付け装着し、該配線板106の端末部分
に前記各スイッチ・計器類の電子制御に必要なメモリー
・演算などの電子機能部品108を分散配置した電子制
御基板109A〜109Fを組み入れ接続した回路構造
が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】計器盤の内部回路にワ
イヤハーネスまたは電気接続箱の分岐回路の一部を肩替
りさせても各種電装品に対する制御回路ユニットが個別
に分散配置される限り、ワイヤハーネスの簡素化には限
度があり、自動車の安全性および車内居住性追求により
予測される電子化の促進には対処し切れない。また、ク
ラスタ背面に各スイッチ・計器類に対応する電気回路
(可撓性印刷配線板)と電子制御基板を直接に分散配置
するのは、制御回路ユニットをクラスタ背面に集約する
点で大きな利点があるが、クラスタ背面の凹凸形状に対
応させるという技術的困難を伴う上に、車種,グレード
や仕様の一部変更毎に設計および製作を変えなければな
らず、少量多品種生産によりコスト高になり易い。
【0008】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、車種,グレードの別や電装品の追加に容易に対処す
ることができ、インストルメントパネル部周辺の配線形
態を著しく簡素化し、その配線と組付けを容易に行なう
ことができるメータモジュールおよびその接続装置を提
供することを課題とする。本発明のもう一つの課題は、
ヘッドランプ、モータその他の負荷の点滅、起動時に発
生する電磁波などにより制御回路ユニットが悪影響を受
けないメータモジュールおよびその接続装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明のメータモジュールは、請求項1に記載のよ
うに、メータ・表示ランプ類およびこれらの配線回路を
実装した計器盤と、前記メータ・表示ランプ類を含む車
載電装品の制御回路を設けた集中制御回路板と、前記車
載電装品に対する電源、入出力信号の分配およびアース
線の統合を行う電気接続箱と、実質的に該電気接続箱を
収容するモジュールケースとを含み、前記電気接続箱は
モジュールケースに複数のブスバーとこれらを支持する
絶縁基板とからなるブスバー回路板および絶縁カバーを
収容して形成され、前記集中制御回路板は前記絶縁カバ
ーに対してスペーサを介して固定され、該集中制御回路
板の上から前記計器盤をモジュールケースに固定し、前
記電気接続箱,集中制御回路板および計器盤の相互間を
コネクタ結合により接続してなることを特徴とする。上
記のメータモジュールは、請求項2に記載のように、計
器盤、集中制御回路板および電気接続箱をクラスタフレ
ームに収納してインストルメントパネルに組みつけられ
るクラスタとして形成される。また、集中制御回路板と
電気接続箱との間にシールド部材を介在させる(請求項
3)。
【0010】上記のメータモジュールの接続装置は、請
求項4に記載のように、前記計器盤,集中制御回路板お
よび電気接続箱がインストルメントワイヤハーネスに対
する接続手段を備えると共に、電気接続箱が電力線を主
体とするサブワイヤハーネスに対する接続手段を備え、
該サブワイヤハーネスと電気接続箱との接続によりイン
ストルメントパネルワイヤハーネスと電気接続箱との相
互間の電力線用の回路の一部を前記サブワイヤハーネス
の代替させる構造としたことを特徴とする。上記サブワ
イヤハーネスを構成する電線群の一端部を圧接接続によ
り前記電気接続箱内のブスバーと直接接続するようにし
てもよい(請求項5)。また、これらの電線群の一部を
シールド部材により被覆する(請求項6)。
【0011】
【作用】請求項1のメータモジュールは、集中制御回路
板および電気接続箱に加えて計器盤がモジュールケース
を介して一体的に結合されるので、取扱が便利であり、
相互間の電気的結合はいわゆる雌,雄コネクタの嵌合に
より達成されるから、組立も容易である。また、集中制
御回路板と計器盤,電気接続箱との信号線の相互接続に
多重信号線を採用することにより、電装品およびその制
御回路ユニットの追加にも迅速に対処することができ
る。さらに、モジュールケースを利用して電気接続箱の
形成位置と集中制御回路板との組付位置とをずらすこと
により、該電気接続箱の通電発熱による集中制御回路板
への悪影響を抑えることができる。請求項2によれば、
上記メータモジュールはクラスタとして形成されるの
で、インストルメントパネルに嵌め込み固定するだけで
取付けが完了し、面倒な電線(ワイヤハーネス)による
配線を要しない。また、集中制御回路板と電気接続箱の
間にシールド部材を介在させたことにより、ヘッドラン
プなどの負荷の使用により生じる発熱や電磁波の悪影響
から集中制御回路板を防護することができる。請求項4
のメータモジュールの接続装置は、該メータモジュール
とインストルメントパネルワイヤハーネス間の接続手段
とは別に電力線を主とするサブワイヤハーネスを採用し
たことにより、従来電気接続箱に組み込まれた分岐回路
の数が減少して電気接続箱自体の構造の簡素化と共に、
電力線の外部への取り出しにより通電昇温による制御回
路などへの悪影響を減らすことができる。さらに、請求
項5のように、サブワイヤハーネスを構成する電線群の
一端部を電気接続箱内のブスバーと圧接接続により直接
接続することにより、サブワイヤハーネスを電気接続箱
の製造ラインで一貫して製造することができ、メータモ
ジュールをクラスタフレームに取りつける際に、その前
面からサブワイヤハーネスを配設固定することができ
る、などの利点がある。また、上記ブスバーと直結する
サブワイヤハーネスの一部がシールド部材で被覆されて
いるので、上記と同様に集中制御回路板に及ぼす発熱や
電磁波の悪影響をなくすことができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるメータモジュールの構成
および作用を示す概念説明図である。車体1のインスト
ルメントパネル2の内部にメータモジュール3が配置さ
れ、その近傍にメイン電気接続箱41 ,サブ電気接続箱
2 ,インテグレートモジュール43 と共に、スタータ
インタラプトリレー,電子フラッシャ,オートランプリ
レー,インジケータランプモジュール,スピードコント
ロールモジュール,ブロアモータリレー,アンテナモジ
ュール,エアバッグ,オートライドコントロール,盗難
防止制御ユニット,リモートコントロールなどのリレ
ー、ユニットコントロール、モジュール類が配置されて
いる。
【0013】これらの回路制御ユニット類4のなかで、
例えば斜線で示されたサブ電気接続箱42 、インテグレ
ートモジュール43 、インジケータランプモジュール4
4 、スピードコントロールモジュール45 およびオート
ライドコントロール46 は本発明のメータモジュール3
の内部に集約して一体的に設けられる。 従って、イン
ストルメントパネル2の内部および車室両サイドのフロ
ア内部2′,2″の配線本数が大巾に減少して配設形態
が簡素化されると共に、これらのユニットの空いたスペ
ースを他の電装品の設置に活用できる。
【0014】図2は本発明のメータモジュール3とイン
ストルメントパネル2の部分の分離状態の斜視図を示
す。図中、5はクラスタフレーム、6はフィニッシュパ
ネルであり、メータモジュール3はクラスタフレーム5
に収納されてクラスタとして形成され、インストルメン
トパネル2に嵌め込み固定される。フィニッシュパネル
6はメータモジュール3に固定後インストルメントパネ
ル2に組み付けてもよいが、ここではメータモジュール
3を組み付けた後に装着する。7はインストルメントパ
ネルワイヤハーネス(以下、インパネハーネスと略称す
る)8を保護するワイヤハーネスプロテクタであり、該
プロテクタ7にはメータモジュール3に直接結合できる
ねじ締め型の多極コネクタ10が一体的に形成されてい
る。9は多数のヒューズ9a,リレー9bなどを搭載す
ると共に複数のハーネス接続用コネクタ9cを設けた既
知の構成のメイン電気接続箱(図3参照)であり、図1
のメイン電気接続箱41に相当する。
【0015】メータモジュール3は、図3に示されるよ
うに、計器盤12、そのプリント配線板13、集中制御
回路板14、電気接続箱(J/B)15およびモジュー
ルケース16などから構成される。17は代表例として
示したフォグランプ用スイッチであり、スイッチ類はク
ラスタフレーム5の取付口5aにそれぞれ嵌め込み固定
される。18はモジュール用のサブワイヤハーネスであ
り、中間に複数個のJ/B接続用コネクタ19を有し、
両端に機器直付け用コネクタ20が設けられている。
【0016】図4は上記モジュール3,インパネハーネ
ス8およびサブワイヤハーネス18の相互関係を示す斜
視図、図5はモジュールケース16の正面図である。図
4および図5において、モジュール3のモジュールケー
ス16は底壁16aと周壁16bとからなる長方形の箱
体であり、ポリブチルテレフタレート(PBT)、ポリ
プロピレン、ポリアミド樹脂、PPS樹脂などの合成樹
脂絶縁体から製作される。モジュールケース16の底壁
16aの裏面において、中央部にはインパネハーネス接
続用コネクタ21が突出して形成され、一側に複数個の
サブワイヤハーネス接続用コネクタ22が、他側に複数
の通気孔23がそれぞれ設けられており、前面において
周壁16bのコーナー部にはクラスタフレーム5に対す
る取付板24が設けられている。
【0017】インパネハーネス接続用コネクタ21はイ
ンパネハーネス8の多極コネクタ10と嵌合する集合コ
ネクタとして形成され、モジュールケース16と一体の
枠体部21a、その中心部のボルト受部21b、該部2
1bの上方と一側方のコネクタ嵌合口21cと21
c′、および該部21bの下方と他側方のJ/Bコネク
タ部21dと21d′とから構成される。コネクタ嵌合
口21cには、後述するように、前記計器盤12の背面
におけるプリント配線板13のインパネハーネス接続用
コネクタ41が嵌合され、コネクタ嵌合口21c′に
は、集中制御回路板14のインパネハーネス接続用コネ
クタ46が嵌合され、J/Bコネクタ部21dと21
d′には同じく後述するように、電気接続箱15のブス
バー26のタブ30がコネクタ端子として収容配列され
る。
【0018】モジュールケース16の前面中央部におい
て、上記枠体部21aと連続して隔壁16cを設けるこ
とにより、一側に電気接続箱収容部25が区画形成され
ている。前記電気接続箱15は、図3にも示されるよう
に、この電気接続箱収容部25に複数のブスバー26と
これらを支持する絶縁板27とからなるブスバー回路板
28を積層(図示の例では二層)すると共に絶縁カバー
29を被せることにより、モジュールケース16と一体
的に構成される。
【0019】各ブスバー26の中間部および(または)
端部にはコネクタ端子としてのタブ30(図6参照)が
起立連成され、これらのタブ30群は底壁16aに設け
たタブ挿通孔31を貫通して前記サブワイヤハーネス接
続用コネクタ22とJ/Bコネクタ部21dと21d′
を構成する。また、タブ30群の一部は絶縁カバー29
のタブ挿通孔31(図9参照)を貫通して集中制御回路
板接続用コネクタ32を構成する。また、絶縁カバー2
9の周縁部にはビス孔を有するスペーサ33が突設さ
れ、該絶縁カバー29をモジュールケース16へ固定す
ると共に、集中制御回路板14を絶縁カバー29に対し
て適宜空間Vをおいて固定できるようにしてある(図6
参照)。
【0020】図6はメータモジュール3とワイヤハーネ
スプロテクタ7の分離状態の断面図、図7はその組付状
態の断面図、図8(A),(B)はそれぞれ集中制御回
路板14と電気接続箱15の分離状態と組立状態の断面
図、図9(A),(B)はそれぞれ図8のコネクタ32
部分の分離状態と結合状態の拡大断面図、図10
(A),(B)は図6の分割コネクタ56の部分の拡大
断面図と、コネクタ41との結合状態の拡大断面図、図
11(A),(B)はそれぞれ図6のJ/Bコネクタ部
21dと分割コネクタ55との結合状態の拡大断面図と
その縦断面図、図12はワイヤハーネスプロテクタ7の
分離状態の断面図、図13はメータモジュール3とイン
ストルメントパネル2の組付状態を示す要部断面図であ
る。これらの図において、計器盤12の前面にはメータ
・表示ランプ類(図示の例ではメータ35)が実装さ
れ、裏側にはメータ35のムーブメント36および表示
ランプ類と電気的に接続されたプリント配線板(FP
C)13が取付けられている。プリント配線板13の表
側には文字板照明用バルブ37と共に該バルブからの光
を文字板へと導く導光板38が設けられ、裏側には凹み
39aを有する受座39を膨出形成して、前記プリント
配線板13から延設して形成した回路接続部40を沿わ
せて、該受座39と回路接続部40とにより前記インパ
ネハーネス接続用コネクタ41が形成されている。
【0021】計器盤12には、図14に示すように、ス
ピードメータS,タコメータTM、燃料計F、ラジエー
タ温度計Tなどのメータ35類、各種インジケータラン
プ42,42′、オド,トリップおよび時計などの表示
を選択的に行うLCD43、および該LCD43の表示
切替えのためのスイッチ類44が実装されている。ま
た、プリント配線板13には、前記インパネハーネス接
続用コネクタ41と共に集中制御回路板14に対するコ
ネクタ45(図6参照)が設けられている。
【0022】図8および図9において、集中制御回路板
14は、片面に計器盤接続用コネクタ45′を備え、他
面にインパネハーネス接続用コネクタ46およびJ/B
接続用端子47を備えると共に、中央に開口48(図3
参照)を有し、該開口48からインパネハーネス8が接
続された後にインパネハーネス側コネクタに装備された
ボルト57の反対面を覗くことができ、反対面より(解
除用)工具をさし込み、コネクタ結合を解除できるよう
にしてある。
【0023】集中制御回路板14は通常の硬質印刷配線
板(HPC)に、図14に示されるように、後述するド
ライバ回路14A,演算駆動ユニット14Bおよびドラ
イバ回路14Cと共に、I/F回路49A,49B,4
9C,計器盤12のメータ・表示ランプ類その他の電装
品(インストルメントパネル2に設置されるものに限定
されない)の電子制御に必要なメモリー、演算処理など
を行うマイクロコンピュータ(CPU)50およびその
他の出力回路51を組み込んで形成される。
【0024】そして、上記インパネハーネス接続用コネ
クタ46は、図14のI/F回路49Cと接続される端
子46aとそのハウジング46bとから形成される。ま
た、J/B接続用端子47は相対向する一対の基板47
aの上端から弾性接触片47bを折り返し形成すると共
に、基板47aの下端に拡開片47cを介して半田付け
用の接続片47dを連成して成り、一対の接続片47
d,47dを集中制御回路板14のランド部14aの孔
14bに差し込んで、I/F回路49A,49Bおよび
CPU50などの電源ラインに半田付けすることにより
固定されている。
【0025】図8および図9に示すように、電気接続箱
15を構成する絶縁カバー29に対して集中制御回路板
14を突き合わせると、インパネハーネス接続用コネク
タ46がコネクタ嵌合口21c′に嵌着されると共に、
前記ブスバー26のタブ30が各J/B接続用端子47
の一対の弾性接触片47b,47b間に嵌挿されて、該
集中制御回路板14と電気接続箱15間の電気的接続が
達成される。
【0026】上記の集中制御回路板14として、車種や
グレードの別なく共通して使用できるように、前記メモ
リー機能やスピードコントロールなどの演算機能の他、
各種メータのデジタル化機能、キーリマインダ,ライト
リマインダ,ワイパーコントロールなどのタイマ機能、
時計,オド,トリップなどのマルチ表示機能といった各
種の機能を備えたものを使用する。また、ナビゲーショ
ン,マルチファンクションスイッチ,盗難防止コントロ
ール,キーレスエントリなどのオプション機能を予め備
えものを使用することが好ましいが、これらのオプショ
ン機能を備えた別の集中制御回路板と交換してもよい。
【0027】図12に示すように、ワイヤハーネスプロ
テクタ7はプロテクタ本体52とそのカバー53とから
なり、それぞれロック手段を構成する係止孔52aと係
止爪53aを備えている。54はコネクタ押さえであ
り、多極コネクタ10を構成する分割コネクタ55,5
6をカバー53に設けた貫通孔53bに差し込んでコネ
クタ押さえ54を外挿し、ねじ59によりカバー53に
固定する。
【0028】分割コネクタ55は嵌合軸方向にボルト5
7が挿着されており、このボルト57と対応してプロテ
クタ本体52にはボルト回し用の開口枠52bが開設さ
れている。55aはボルト挿着部であり、ボルト挿着部
55aの後端開口部55bには係止爪55cが設けら
れ、反対側にはボルト嵌合部55dが設けられ、上記開
口枠52bには係止爪55cに対応する係止孔52cが
設けられている。この分割コネクタ55の端子収容室5
5eには図11(A),(B)に示すように、電気接続
箱15のタブ30に対する雌端子30′が収容係止され
ている。なお、57aはボルト57の頭部、57bは軸
部、57cはねじ部、57dはストップリングである。
もう一つの分割コネクタ56は、前記インパネハーネス
接続用コネクタ41と接続するものであり、図10
(A),(B)に示すように、そのハウジング56aの
一側面56bが開放されて、該開放部に面してコネクタ
端子58の弾性接触片58aが露出し、前記回路接続部
40のランド(銅箔)と面接触するように構成されてい
る。
【0029】ワイヤハーネスプロテクタ7の組立に際し
ては、インパネハーネス8(図2参照)の所要の電線端
末に予め分割コネクタ55,56を装着しておく。そこ
で、インパネハーネス8の一部を上記プロテクタ本体5
2に収納して、各コネクタ55,56を上記の如くコネ
クタ押さえ54によりカバー53に組付け固定した後、
このカバー53をプロテクタ本体52に被せて、係止孔
52aと係止爪53aを係合させ、ロックすることによ
り容易に組み立てることができる。
【0030】上記構成において、メータモジュール3の
組立は次のように行う。先ず、図5においてモジュール
ケース16の電気接続箱収容部25に複数のブスバー回
路板28(図3参照)を収納して、前記各ブスバー26
のタブ30をタブ挿通孔31から突出させて前記J/B
コネクタ部21d,21d′を形成する。しかる後、絶
縁カバー29を被せて同様に集中制御回路板用コネクタ
32を形成する。これにより、前記電気接続箱15がモ
ジュールケース16と一体的に組立てられる。
【0031】次いで、図8および図9と共に説明したよ
うに、集中制御回路板14を電気接続箱15に突き合わ
せて、インパネハーネス接続用コネクタ46をコネクタ
嵌着口21c′に嵌合させると共に、前記タブ30とJ
/B接続用端子47との接続により、該集中制御回路板
14と電気接続箱15とを電気的に接続し、ねじ60に
より固定する。前述のように、電気接続箱15と集中制
御回路板14とは完全な重ね合わせを避けて該板14を
モジュールケース16の通気孔23側に位置をずらして
積層すると共に、両者間にスペーサ33を介して適宜空
間Vを確保しているので、集中制御回路板14は電気接
続箱15の部分の通電発熱による影響をほとんど受けな
い。
【0032】さらに、計器盤12におけるプリント配線
板13の各コネクタ45に集中制御回路板14の計器盤
接続用コネクタ45′(図3,図7参照)を嵌合すると
共に、インパネハーネス接続用コネクタ41をコネクタ
嵌着口21cに嵌着することにより、計器盤12と集中
制御回路板14の接続およびモジュールケース16との
一体化が達成される。このように、きわめて簡単に組み
立てることができる。
【0033】この状態で、メータモジュール3を前記の
如くクラスタフレーム5内に収納してねじなどにより固
定すると、クラスタとして形成されるから、インストル
メントパネル2にそのまま嵌め込み、固定することがで
きる。そして、フィニッシュパネル6をインストルメン
トパネル2に固定して仕上げる。
【0034】メータモジュール3または上記クラスタと
インパネハーネス8およびサブワイヤハーネス18との
接続も次の如く簡単に行うことができる。即ち、サブワ
イヤハーネス18のJ/B接続用コネクタ19をクラス
タフレーム5の窓5bから露出した電気接続箱15のサ
ブワイヤハーネス接続用コネクタ22に嵌合する。ま
た、サブワイヤハーネス18の端部の機器直付け用コネ
クタ20を図13に示すようにクラスタフレーム5の取
付口5aに固定したスイッチ17などの機器に直接接続
する。最後に、プロテクタ7に設けた分割コネクタ5
5,56をそれぞれメータモジュール3の背面のインパ
ネハーネス接続用コネクタ21と位置合わせして押し込
めば、分割コネクタ55と56は図6,図10および図
11に示すようにそれぞれJ/Bコネクタ部21d,2
1d′,インパネハーネス接続用コネクタ46とコネク
タ41に接続される。これにより、インパネハーネス
8,サブワイヤハーネス18およびメータモジュール3
(集中制御回路板14,電気接続箱15)間の必要な電
気的接続が達成される。
【0035】図14は本発明のメータモジュール3を用
いたブロック配線図である。メータモジュール3に供給
される+B電源,ACC電源,IGN電源はモジュール
内の電気接続箱15を介して集中制御回路板14および
計器盤12に供給される。ライト消し忘れ警報(ライト
リマイダー)やキーレスエントリー等の各種機能を制御
するために必要な情報(信号)は、車内各所に配置され
る前記各種のコントロールモジュールやアクチュエー
タ,スイッチ、センサーなどの信号発生手段からメータ
モジュール3におけるI/F回路49Aやその他のI/
F回路(図示せず)を介してCPU50に供給され、C
PU50では入力される信号に応じて必要な処理(演
算)を行い、ブザー鳴動,ドアロック駆動出力等の出力
信号を出力回路51および出力I/F回路49Bを介し
て出力する。
【0036】CPU50は上記各種機能の演算,制御の
他に計器盤12に設けられたムーブメント36の駆動制
御、各種インジケータ42′類の点滅制御を行ってい
る。スピードメータS,タコメータTMなどのムーブメ
ント36は全てクロスコイル式ムーブメントで構成さ
れ、単一のドライバ回路14Aでダイナミック駆動(時
分割駆動)される。CPU50は入力I/F49Cを介
して前記ムーブメント駆動に必要なセンサ信号を取込
み、各ムーブメント毎の計測量を演算し、その結果を多
重信号線Lを介してドライバ回路14Aにシリアル伝送
する。また、オド,トリップ,時計表示用のLCD43
は、I/F回路49Cからのスピード信号を受けて、積
算距離演算と時計計数を行っているオド,トリップ,時
計演算駆動ユニット14Bによって表示制御されてい
る。44はLCD43の表示をオド表示、トリップ表
示、時計表示を選択的に切り替えるための表示切替スイ
ッチである。
【0037】この図14と従来例を示す図37とを比較
すると、例えば制御回路ユニット類96,電気接続箱9
8,ランプ断検リレー99等は、本発明におけるメータ
モジュール3により吸収され、インストルメントパネル
周辺に集中する回路数(配線本数)を全体として大巾に
減少できることが明らかである。
【0038】図15は本発明のメータモジュール3を採
用したときのテールランプ系統の配線図である。従来例
を示す図36と比較すると、テールランプ断検リレー9
9、テールリレー96およびヒューズ97A〜97Cが
一つのメータモジュール3内に集約して設けられるの
で、上記と同様に配線本数を減少できることが明らかで
ある。
【0039】以上の実施例により明らかなように、通電
発熱によりかなりの温度上昇を伴う電気接続箱15をモ
ジュールケース16の片側に寄せて配置したことによ
り、集中制御回路板14や計器盤12の裏面のプリント
配線板13に対する熱的影響を少なくできる利点の他、
計器盤12,集中制御回路板14および電気接続箱15
などの回路部材をコンソールセンタを有する大型のクラ
スタフレーム5とは別にコンパクトに形成することがで
きるので、製作および取扱が容易になるという利点があ
る。
【0040】また、メータモジュール3のモジュールケ
ース16には、プリント配線板13、集中制御回路板1
4および電気接続箱15のインパネハーネス8に対する
コネクタ41、46およびJ/Bコネクタ部21d,2
1d′がインパネハーネス接続用コネクタ21として一
括して設けてあるので、該ハーネス8の多極コネクタ1
0と一回の操作(ボルト57の締め付け)で接続するこ
とができる。同様に、インパネハーネス8のメータモジ
ュール3に対する接続部分は、プロテクタ7を介して複
数のコネクタ(本実施例では分割コネクタ55と56の
2個)を集合したねじ締め型の多極コネクタ10として
形成してあるので、インパネの限られたスペースで従来
の如く多数のコネクタを一々嵌合する手間が省ける。し
かも、多極コネクタ10における分割コネクタ56は、
そのコネクタ端子58の弾性接触片58aが分割コネク
タ55側に向けて開放した構造、即ち内側に解放した構
造であるから、保管や組付作業中に他の器材と接触して
破損するなどのおそれがない。
【0041】以上は、サブワイヤハーネス18を通常の
電線を用いてテープ巻きを施した電線集束型のワイヤハ
ーネスとして形成した例について説明したが、リボン線
や銅箔などの導体を並列状態で上下から絶縁被覆したい
わゆるフラットハーネスで形成することもできる。ま
た、メータ・表示ランプ類に対するドライブ回路は、計
器盤12のプリント配線板13および集中制御回路板1
4のどちらに設けてもよい。さらに、メータモジュール
3はクラスタフレーム5と共にインストルメントパネル
2から簡単に取り外せるので、インストルメントパネル
2を車体から分離しなくとも該モジュール3の周辺の電
装品や機器をパネル裏面から覗くことができ、周辺機器
のメンテナンスが容易となる。車種やグレードにより計
器盤12の仕様が異なる場合あるいは一部変更の場合に
は、集中制御回路板14を前記のように共通使用できる
から、当該計器盤のみを交換すればよく、迅速に対処で
きる。
【0042】図1〜図15に示した第1実施例では、電
気接続箱15の内部回路構成部材として絶縁板27に対
してブスバー26を平面的に配設してなるブスバー回路
板28を用い、また、該内部回路の一部をコネクタ1
9,20を有するサブワイヤハーネス18に分担させた
例について説明した。これは、メータモジュール3の組
立に際して、サブワイヤハーネス18をクラスタフレー
ム5の背面から取りつける構造であるため、該ハーネス
18を組付ける工程が必要となるほか、平面配設型のブ
スバー回路板28ではブスバー26の取回しが依然とし
て複雑であり、回路の設計および変更が容易でないとい
う問題が残る。
【0043】図16〜図23に示す第2実施例は、上記
の問題点について改良を施したものであり、電気接続箱
の内部回路を縦ブスバーに対して電線を圧接して形成す
ることにより、回路構成および変更を容易にすると共に
前記サブワイヤハーネスの一端を該電気接続箱に対して
直付けした構造を有する。図16において、クラスタフ
レーム5′内にはメータモジュール3′を構成する電気
接続箱15′と共にこれに直結されたサブワイヤハーネ
ス18′が組付け、固定されている。20′はサブワイ
ヤハーネス18′の端末の機器直付け用コネクタであ
り、クラスタフレーム5′における取付口5aに嵌着さ
れている。計器盤12の背面にプリント配線板13が固
定されているのは第1実施例と同じである。
【0044】図17と図18に示すように、電気接続箱
15′はモジュールケース16′,複数のいわゆる縦ブ
スバー64,圧接プレート67,複数本の電線70およ
び絶縁カバー29′から構成されている。モジュールケ
ース16′は第1実施例のように前記インパネハーネス
接続用コネクタ21および通気孔23をもたず、これに
代えてクラスタフレーム5′にインパネハーネス接続用
コネクタ21′および通気孔23′が設けられている
点、およびサブワイヤハーネス18′を構成する複数の
電線70の一端が電気接続箱15′の内部のブスバー6
4に直結されている点で異なる。また、クラスタフレー
ム5′の内部にはその下縁部に沿ってサブワイヤハーネ
ス18′に対する配設溝5cが設けられている。
【0045】図19は図18の電気接続箱15′の部分
の拡大斜視図である。モジュールケース16′の底壁1
6a′には複数の横溝61と共にタブ挿通孔62が設け
られ、周壁16b′の下側には電線引出し用の切欠部6
3が設けられている。横溝61には、長い横溝610
短い横溝611 を交互に設けて、後述のブスバー64を
その分岐数に応じて選択的に使用できるようにしてあ
る。ブスバー64は、一端側にコネクタ端子としてのタ
ブ65が、他端側に電線圧入用のスロット66aを開設
した圧接片66がそれぞれ複数個並設されている。タブ
65群と圧接片66群はいずれもブスバー64の板面と
平行に延設されている。タブ65は圧接片66と反対向
きであるが、符号65′で示されるように同じ向きであ
ってもよい。また、タブ65群は一枚のブスバー64に
対して折り曲げ連結片64aにより上下二段に形成され
る。圧接プレート67は一端側に電線案内部68を備
え、他端側に端子固定部69を備えて成り、電線案内部
68には複数の案内壁68aが等間隔で並設されると共
に上記圧接片66に対する挿通孔68bが設けられてお
り、端子固定部69には複数のタブ挿通孔69aが設け
られている。
【0046】機器直付け用コネクタ20′は図20に示
すようにコネクタ本体71と着脱式の圧接コネクタ72
とから成る。コネクタ本体71は下段に圧接コネクタ7
2′を有し、上段にコネクタ嵌合部73を有し、該コネ
クタ嵌合部73にはロック爪76を有する圧接コネクタ
72が嵌着、ロックされる。コネクタ本体71の外周壁
には、下段の圧接コネクタ72′側に可撓性のロックレ
バー74が前方に向けて突設され、上段のコネクタ嵌合
部73側に上記ロック爪76と係合するロック穴75が
設けられている。ロックレバー74は、中間部にクラス
タフレーム5′における取付穴5aの係止孔83(図2
1参照)と係合する係止爪74aを有し、先端に撮み7
4bを有する。
【0047】圧接コネクタ72において、そのハウジン
グ72a内には横一列に複数の端子収容室72bが並設
されている。各端子収容室72bはその外周壁後半部が
解放されており、該開口72cと反対側の内壁に段部7
2dを介して前方にのびる可撓性係止腕72eが設けら
れている。77は雌端子であり、基板78の前方に相手
側の雄端子(図示せず)に対する電気接触部771 、後
方に電線圧接部772 を連成して成り、電気接触部77
1には上記雄端子を受け入れる受承部79と基板78か
ら折り返し形成された弾性舌片80および係止孔81が
設けられ、電線圧接部772 には前記スロット66aを
有する圧接片66と同様の構造をもつ一対の圧接片8
2,82が立設してある。
【0048】次に、メータモジュール3′の組立につい
て説明する。最初に電気接続箱15′の組立を行う。即
ち、図19に示すように、モジュールケース16′の各
横溝61(610 ,611 )にブスバー64を差し込
み、該ケース16′における底壁16a′のタブ挿通孔
62からタブ65群を背面に突出させると共に、該ケー
ス16′の一側にタブ65′群を配列させ、他側に圧接
片66群を配列させる。その上から、圧接プレート67
を被せると、タブ65′群がタブ挿通孔69aから、ま
た、圧接片66群が各案内壁68a,68a間の挿通孔
68bから前面に貫通突出する。この状態で、各案内壁
68a,68a間に電線70の一端部をセットし、図示
しない治具により各圧接片66のスロット66aに電線
70を圧接する。これにより、サブワイヤハーネス1
8′を構成する電線70群は電気接続箱15′の内部回
路であるブスバー64群に直結される。電線圧接後、絶
縁カバー29′を被せてねじなどによりモジュールケー
ス16′に固定する。
【0049】電線70群の他端部には機器直付け用コネ
クタ20′が装着される。即ち、図20に示すように、
コネクタ本体71の下段の圧接コネクタ72′における
各端子収容室72bに雌端子77を挿入して、可撓性係
止腕72eの突起72fを係止孔81に係合させて係止
する。この状態で、ハウジング72aの後半部の開口7
2cから各電線70の他端部を上記と同様に一対の圧接
片82,82に圧接する。同様にして、圧接コネクタ7
2を組立て、これをコネクタ本体71の上段のコネクタ
嵌合部73に嵌め込んで、ロック穴75とロック爪76
との係合によりロック固定する。このようにして、端末
に機器直付け用コネクタ20′を有するサブワイヤハー
ネス18′が内部回路に直結された電気接続箱15′の
組立が完成する。なお、図19において、電線70の一
端部をブスバー64に圧接接続する前に、他端部を予め
機器直付け用コネクタ20′の雌端子77に圧接してお
いてもよいことはもちろんである。
【0050】次に、サブワイヤハーネス18′を備えた
電気接続箱15′に、第1実施例の場合と同様に、集中
制御回路板14および背面にプリント配線板13を備え
た計器盤12を組付けることによりメータモジュール
3′の組立が完成する。なお、電気接続箱15′におけ
る絶縁カバー29′の集中制御回路板用コネクタ32′
は、図8の場合と同様に集中制御回路板14のJ/B接
続用端子47に接続される。
【0051】上記のようにして組み立てたメータモジュ
ール3′を第1実施例の場合と同様にクラスタフレーム
5′に組付ける。即ち、図17に示すようにメータモジ
ュール3′をクラスタフレーム5′内に収納して、該ク
ラスタフレーム5′と一体に形成されたインパネハーネ
ス接続用コネクタ21′内に電気接続箱15′のタブ6
5群および前記プリント配線板13のインパネハーネス
接続用コネクタ41などを収容した状態(図7参照)で
ねじなどにより固定し、サブワイヤハーネス18′を該
クラスタフレーム5′内に形成した配設溝5c内に固定
する。図中、84は計器盤12に設けた取付板、85は
クラスタフレーム5′内に設けた受座であり、該受座8
5に計器盤12をねじ止め固定する。次いで、図21に
示すように、クラスタフレーム5′の前面側から取付口
5a内に機器直付け用コネクタ20′を挿入すると、そ
のロックレバー74の係止爪74aが係止孔83と係合
してロックされる。なお、機器直付け用コネクタ20′
の取外しは、ロックレバー74の先端の撮み74bを指
先などで上方に持ち上げることによりクラスタ前面から
簡単に行うことができ、同様にスイッチ17を前面から
差し込むことにより該コネクタ20′に接続することが
できる。
【0052】図22はメータモジュール3′のブロック
配線図、図23は電気接続箱15′の内部回路であるブ
スバー64とスイッチ17の接続の一例を示す配線図で
ある。図22が図14と異なる点は、既に詳述したよう
に、スイッチ17に接続される機器直付け用コネクタ2
0′がサブワイヤハーネス18′(電線70)により電
気接続箱15′に直結されている点である。
【0053】第2実施例によれば、電気接続箱15′の
内部回路が圧接片64を有するいわゆる縦ブスバー64
で形成されるので、回路設計や一部変更が容易である。
また、サブワイヤハーネス18′を電気接続箱15′の
組立ラインで一括して製造することができるので、工程
管理も容易になるほかに、該ハーネス8′がクラスタフ
レーム5′の前面から取りつけられるので作業が簡単で
あり、自動車メーカ側でのハーネス組付工程が省ける、
などの利点がある。
【0054】なお、第2実施例では、クラスタフレーム
5′にインパネハーネス接続用コネクタ21′および通
気孔23′を一体に設けた例について説明したが、第1
実施例と同様にモジュールケース16′に設けても何ら
差支えない。また、電気接続箱15′の内部回路をいわ
ゆる縦ブスバー64のみに頼らず、第1実施例の平面配
設型のブスバー回路板28と併用することができ、要は
サブワイヤハーネス18′を構成する電線70の一端が
内部回路と直結される構造であればよい。
【0055】第1および第2実施例のメータモジュール
3,3′では、ブスバー26,64を内蔵した電気接続
箱15,15′と集中制御回路板14間にスペーサ33
により適宜空間Vを介在させた構造である。しかし、自
動車の走行に際してヘッドランプ、ワイパー、パワーウ
インド等の負荷を使用すると、即ちブスバー26,64
に負荷を与えると、そこから発熱したり、電磁波を発生
し、隣接する集中制御回路板14に悪影響を及ぼすおそ
れがある。
【0056】図24および図26に示す実施例は、前記
メータモジュール3において、集中制御回路板14と電
気接続箱15間に板状のシール部材86を介在させたも
のである。このシールド部材86は本実施例ではアルミ
ニウム、銅等の金属板を用いている。しかし、断熱性が
あまり要求されない場合や屈曲性、軽量化を追求する場
合は、FPCなどの柔軟性のある金属箔を使用すればよ
い。
【0057】図26は集中制御回路板14と電気接続箱
15′間にシールド部材86を介在させると共に、サブ
ワイヤハーネス18′を前記金属箔よりなるシールド部
材86′で被覆したものである。サブワイヤハーネス1
8′をシールド部材86′で被覆したのは、該ハーネス
18′がクラスタフレーム5′内に存在し、集中制御回
路板14の付近を通過するためである。なお、図24お
よび図26において、電気接続箱15または15′の全
体をシールド部材で包み込むようにしてもよい。
【0058】以上のようにシールド部材86,86′の
設置により、電気接続箱15,15′から発生する熱お
よび電磁波が遮断されるから、集中制御回路板14の信
頼性が向上する。
【0059】図4はインパネハーネス8のワイヤハーネ
スプロテクタ7に1個の多極コネクタ10を設けた例で
ある。しかし、メータモジュール3内の機能拡大やシス
テム別にコネクタを分別するといった場合には、多極コ
ネクタ10を2個以上設ける必要がある。ところが、前
記の多極コネクタ10は剛性体製のプロテクタ7に固定
されているため、ワイヤハーネスの製造過程でその位置
および間隔が決定される。一方、前記メータモジュール
3,3′では、ハーネス接続用コネクタを該コネクタ内
のブスバーやFPC上に実装しているため、コネクタピ
ッチが決定されてしまい、位置ずれ吸収のための可動構
造を採用するのは困難である。従って、複数の多極コネ
クタを備えたワイヤハーネスプロテクタを対応するメー
タモジュールにコネクタ結合する際に、互いのコネクタ
の位置が合わずに電気的結合ができないおそれも生じ
る。
【0060】図27はワイヤハーネスプロテクタ7′に
2個の多極コネクタ10A,10Bを、また、メータモ
ジュール3″に2個のインパネハーネス接続用コネクタ
21A,21Bを並設した例を示す。即ち、両コネクタ
10A,10Bをプロテクタ7′に対して矢線Zに示す
如く進退可能に設けると共に、矢線X,Yに示す如く左
右および上下方向に可動構造として、メータモジュール
3″側のコネクタピッチに高精度の位置出しが要求され
ず、両者間の組付を容易にし、電気的接続の信頼性を向
上させるようにしたものである。
【0061】図28は多極コネクタ10Aのプロテクタ
7′に対する取付構造を示す分離した状態の断面図を示
す。なお、多極コネクタ10Bは多極コネクタ10Aと
同様の構造であるから、以下多極コネクタAを主体に説
明する。プロテクタ7′はプロテクタ本体52′とその
カバー53′から成り、それぞれロック手段を構成する
係止孔52a′と係止爪53a′を備え、プロテクタ本
体52′にはボルト回し用の開口枠52b′が設けられ
ている。以上は前記プロテクタ7と同様であるが、カバ
ー53′には多極コネクタ10Aを進退自在に支持する
ためのガイド枠53b′と共に取付け用ブラケット53
d′が形成され、ガイド枠53b′の内面には仮固定用
の突起53c′が設けられている。
【0062】多極コネクタ10Aは、図12に示す多極
コネクタ10と同様に分割コネクタ55′,56の二部
品で構成されるが、本実施例の分割コネクタ55′には
分割コネクタ56に対する嵌着口55f1 を有する保持
板部55fがボルト挿着部55aと共に一体に形成さ
れ、外周に鍔部55gが周設されている。また、ボルト
挿着部55aの前方のボルト嵌合部55dには仮係止用
の係止孔55d1 が設けられている。さらに、分割コネ
クタ55′に挿着されるボルト57には、図29に示す
ように、ねじ部57cの先端に工具tが装着できる角状
断面の係合片57eが突設されている。
【0063】上記多極コネクタ10Aは、一組のコネク
タホルダ87とホルダカバー88とから成るスライドマ
ガジンに支持されて、上記ガイド枠53b′に対して前
後に摺動可能に装着される。即ち、コネクタホルダ87
は角筒状の本体部87aの一端に鍔受部87bを周設す
ると共に、他端側の上下側壁には図示しないスリットを
介して複数の可撓係止片87cを設けて成り、また、本
体部87aには前記突起53c′と係合する仮係止孔8
7a1 を設け、可撓係止片87cの先端には係止爪87
1 が突設してある。ホルダカバー88は断面がほぼL
字形の枠体であり、外周に先細のテーパ88aが付さ
れ、前面のコネクタ押さえ88bの内面と上記鍔受部8
7bの外面にはそれぞれ半球状の小突起88b1 と87
2 が設けられている。なお、89はコネクタ押さえ板
である。
【0064】次に、図30ないし図35を参照して、多
極コネクタ10A,10Bのプロテクタ7′への取付と
メータモジュール3″との組付けについて説明する。多
極コネクタ10Aの組立は、先ず分割コネクタ56を分
割コネクタ55′における保持板部55fの嵌着口55
1 に嵌め込んで、該分割コネクタ55′の背面とリブ
55h間の間隙にコネクタ押さえ板89を差し込んで固
定することにより行う。
【0065】次いで、組み立てた多極コネクタ10Aの
後半部をコネクタホルダ87に挿入して、その鍔部55
gを鍔受部87bと突き合わせた状態でホルダカバー8
8を被せ、ねじ59′により固定する。これにより、多
極コネクタ10Aの鍔部55gがスライドマガジンを構
成するコネクタホルダ87とホルダカバー88間、即ち
鍔受部87bとコネクタ押さえ88b間に挟持されて、
スライド機構を構成している。
【0066】図31(A)に拡大して示すように、鍔部
55gの端面とホルダカバー88間に適宜空間V′が存
在し、かつ多極コネクタ10Aの鍔部55gはその前後
両面が摩擦抵抗の小さい半球状の小突起88b1 と87
1 とで支持されるから、上下方向および紙面と直交方
向(図28のX,Y方向)に移動可能である。また、こ
のX,Y方向への移動を円滑にするため、図31(B)
に示すように、鍔部55gの端面側から切欠部55g1
を設けて該鍔部55gに可撓弾性を付与し、また、鍔部
55gの片面または両面に小突起88b1 (87b1
と係合する複数の小凹部55g2 を設けることが有効で
ある。これらの切欠部55g1と小凹部55g2 は図示
のように組み合わせて、あるいは何れか一方を設けるだ
けでもよい。
【0067】次に、図30に示すように、多極コネクタ
10Aをセットしたスライドマガジンの本体部87aを
プロテクタ7′のガイド枠53b′の奥まで差し込み、
多極コネクタ10Bをプロテクタ7′へ組付ける。本体
部87aのガイド枠53b′への差込みに際し、可撓係
止片87cが一旦内側に撓み、ガイド枠53b′を乗り
越えると弾性復帰する。そして、図示のように、ガイド
枠53b′の突起53c′が本体部87aの仮係止孔8
7a1 と係合し、多極コネクタ10Aはプロテクタ7′
に仮固定される。
【0068】上記プロテクタ7′のメータモジュール
3″へのコネクタ結合作業の際、A側の多極コネクタ1
0A(図27参照)を組付け位置の基準とし、B側の多
極コネクタ10Bを上記上下左右へのスライド機構によ
り移動させ、A,B両側の多極コネクタ10A,10B
を仮固定する。即ち、図32のように、A側の多極コネ
クタ10Aのボルト嵌合部55dをメータモジュール
3″におけるインパネハーネス接続用コネクタ21Aの
ボルト受部21bに浅く嵌合して、該ボルト受部21b
に設けた半球状の係止突起21b 1 に該ボルト嵌合部5
5dの係止孔55d1 を係合させて仮固定させる。その
際、B側の多極コネクタ10Bは相手側コネクタと位置
ずれがあっても、そのボルト受部21bの外周のテーパ
21b2 の拾いと図31(A),(B)に示すスライド
機構とにより自動的に調芯されるから、多極コネクタ1
0Aと同様に仮固定される。なお、上記位置ずれが大き
い場合には、作業者が上記テーパ21b2 による拾いが
可能となる位置に多極コネクタ10Bを手を添えて上下
または左右に移動させればよい。
【0069】上記多極コネクタ10A,10Bの仮固定
は、プロテクタ7′全体がメータモジュール3″に仮固
定されたことを意味する。そこで、図33のようにボル
ト57を回すと、多極コネクタ10A(10B)はプロ
テクタ7′のガイド枠53b′に沿って前進し、相手側
のハーネス接続用コネクタ21A(21B)との電気的
接続が完了する。ねじ締めに際し、多極コネクタ10
A,10Bは各々が進退可能になっているから、一方の
ねじ締めにより他方に無理な力がかかるおそれはない。
【0070】メンテナンスに関しては、図33において
計器盤12を外すと、多極コネクタ10A(10B)の
ボルト57の先端の係合片57eに対して工具t(図2
9参照)が装着できるようになっているから、ボルト5
7を逆回転させることにより表側から多極コネクタ10
A(10B)とメータモジュール3″のインパネハーネ
ス接続用コネクタ21との結合を解除することができ
る。従って、ワイヤハーネスプロテクタ7′はインパネ
に固定したままで動かさずに多極コネクタ10A,10
Bだけを後退させ、メータモジュール3″全体を容易に
取り外すことができる。また、メータモジュール3″の
再取付の際には、両コネクタ10A,10Bが可動であ
るから、前記と同様に容易に取付けができる。
【0071】図34および図35に示すように、多極コ
ネクタ10Aはスライドマガジン(コネクタホルダ8
7,ホルダカバー88)によりプロテクタ7′に対して
進退可能に設けてあるので、内部の電線8aの所定の寸
法部分Lはコネクタホルダ87内にあって、該コネクタ
ホルダ87と共に移動するので、コネクタ自体にはテン
ションがかからず、端子抜けなどを防止することができ
る。
【0072】以上はプロテクタ7′の2個の多極コネク
タ10A,10Bを前後および上下左右方向に移動可能
に設けた例について説明したが、上述のように一方の多
極コネクタ10Aを基準に選び、固定側コネクタとして
使用することができるから、多極コネクタ10Aを前後
方向だけ移動可能とし、上下左右方向への移動ができな
い構造としてもよい。
【0073】以上のように、プロテクタ7′に対して多
極コネクタ10A,10Bの少なくとも一方を上下左右
方向に可動構造としたので、プロテクタ7′とメータモ
ジュール3′との組付時に両者の精度ある位置合わせが
不要となり、組付性が向上する。また、多極コネクタ1
0A,10Bをプロテクタ7′に対して進退可能にした
ので、メンテナンスに際しプロテクタ7′が動かず、再
現性も高く、接続の信頼性が向上する。なお、メータモ
ジュール3″とインパネの組付け精度を考慮すれば、図
4のようにプロテクタ7に対して1個の多極コネクタ1
0を設ける場合でも、可動構造としておくのが望ましい
ことがわかる。さらに、電線8aに対するテンションや
樹脂(鍔部55g)のスベリ抵抗が低いから、多極コネ
クタ10A,10Bの上下左右方向への動きが円滑であ
り、プロテクタ7′のメータモジュール3″に対する組
付けの自動化も可能となる。
【0074】
【発明の効果】本発明のメータモジュールは、メータ・
表示ランプ類およびこれらのドライブ回路を実装した計
器盤と、前記メータ・表示ランプ類を含む車載電装品の
制御回路を設けた集中制御回路板と、前記車載電装品に
対する電源、入出力信号の分配およびアース線の統合を
行う電気接続箱とをモジュールケースを用いることによ
り集約し一体的に結合してなるものであるから、車種,
グレードの別や電装品の追加に容易に対処することがで
き、インストルメントパネル部周辺の配線形態を著しく
簡素化し、その配線と組付けを容易に行なうことがで
き、自動車の生産性向上およびコストダウンが期待され
る。また、集中制御回路板と電気接続箱間にはシールド
部材を介在させてあるので、負荷の使用により電気接続
箱に発熱や電磁波が生じてもその悪影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメータモジュールの構成および作用を
示す概念説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示すメータモジュールとイ
ンストルメントパネル部の分離状態の斜視図である。
【図3】メータモジュールの分解斜視図である。
【図4】メータモジュール、インパネハーネスおよびサ
ブワイヤハーネスの相互関係を示す斜視図である。
【図5】図4のモジュールケースの正面図である。
【図6】メータモジュールとワイヤハーネスプロテクタ
の分離状態の断面図である。
【図7】図6の組付状態の断面図である。
【図8】(A),(B)はそれぞれ集中制御回路板と電
気接続箱の分離状態の拡大断面図である。
【図9】(A),(B)はそれぞれ図8のコネクタ部分
の分離状態と結合状態の拡大断面図である。
【図10】(A)は図6の分割コネクタ56の部分の拡
大断面図、(B)はコネクタ41との結合状態の拡大断
面図である。
【図11】(A)は図6のJ/Bコネクタ部21dと分
割コネクタ55との結合状態の拡大断面図、(B)はそ
の縦断面図である。
【図12】ワイヤハーネスプロテクタの分離状態の断面
図である。
【図13】メータモジュールとインストルメントパネル
の組付状態を示す断面図である。
【図14】本発明のメータモジュールのブロック配線図
である。
【図15】本発明のメータモジュールを使用した場合の
車内配線の一例を示す配線図である。
【図16】本発明の他の実施例にかかるメータモジュー
ルのクラスタへの取付状態を示す斜視図である。
【図17】図16の分離状態の斜視図である。
【図18】図17の電気接続箱と集中制御回路板の分解
斜視図である。
【図19】図17の電気接続箱の拡大分解斜視図であ
る。
【図20】図16の機器直付け用コネクタの縦断面図で
ある。
【図21】図16の機器直付け用コネクタのクラスタへ
の取付状態を示す要部断面図である。
【図22】図16のメータモジュールのブロック配線図
である。
【図23】図17の電気接続箱の内部回路であるブスバ
ーとスイッチの接続の一例を示す配線図である。
【図24】図3のメータモジュールの改良例を示す分解
斜視図である。
【図25】図24の電線接続部と集中制御回路板の部分
の組立状態の断面図である。
【図26】図17のメータモジュールの改良例を示す要
部の分解斜視図である。
【図27】図4のメータモジュールとインパネハーネス
の他の接続構造を示す斜視図である。
【図28】図27のワイヤハーネスプロテクタの分離状
態の断面図である。
【図29】図28のボルトの斜視図である。
【図30】図28の組立状態の断面図である。
【図31】(A)は図30の多極コネクタ10Aの可動
構造を示す要部拡大断面図、(B)は(A)の他の実施
態様を示す断面図である。
【図32】図27のワイヤハーネスプロテクタとメータ
モジュールの組付け過程を示す断面図である。
【図33】図32の組付け状態を示す断面図である。
【図34】多極コネクタ10Aの進退によるワイヤハー
ネスプロテクタ内の電線の挙動を示す作用説明図であ
る。
【図35】図34において多極コネクタ10Aが前進し
たときの作用説明図である。
【図36】図15に対応する従来の配線図である。
【図37】従来のコンビネーション、リレーおよび電気
接続箱のブロック配線図である。
【図38】従来のインストルメントパネル部の電気回路
構造の説明図である。
【符号の説明】
2 インストルメントパネル 3,3′,3″ メータモジュール 5,5′ クラスタフレーム 7,7′ ワイヤハーネスプロテクタ 8 インストルメントワイヤハーネ
ス 10,10A,10B 多極コネクタ 12 計器盤 13 プリント配線板 14 集中制御回路板 15,15′ 電気接続箱 16,16′ モジュールケース 18,18′ サブワイヤハーネス 20,20′ 機器直付け用コネクタ 21,21′ インパネハーネス接続用コネク
タ 25 電気接続箱収容部 26 ブスバー 27 絶縁板 28 ブスバー回路板 33 スペーサ 64 ブスバー 65,65′ タブ 66 圧接片 86,86′ シールド部材
フロントページの続き (72)発明者 尾▲崎▼ 圭一 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータ・表示ランプ類およびこれらの配
    線回路を実装した計器盤と、前記メータ・表示ランプ類
    を含む車載電装品の制御回路を設けた集中制御回路板
    と、前記車載電装品に対する電源、入出力信号の分配お
    よびアース線の統合を行う電気接続箱と、実質的に該電
    気接続箱を収容するモジュールケースとを含み、 前記電気接続箱はモジュールケースに複数のブスバーと
    これらを支持する絶縁基板とからなるブスバー回路板お
    よび絶縁カバーを収容して形成され、前記集中制御回路
    板は前記絶縁カバーに対してスペーサを介して固定さ
    れ、該集中制御回路板の上から前記計器盤をモジュール
    ケースに固定し、前記電気接続箱,集中制御回路板およ
    び計器盤の相互間をコネクタ結合により接続してなるこ
    とを特徴とするメータモジュール。
  2. 【請求項2】 メータ・表示ランプ類およびこれらの配
    線回路を実装した計器盤と、前記メータ・表示ランプ類
    を含む車載電装品の制御回路を設けた集中制御回路板
    と、前記車載電装品に対する電源、入出力信号の分配お
    よびアース線の統合を行う電気接続箱と、実質的に該電
    気接続箱を収容するモジュールケースとを含み、 前記電気接続箱は該モジュールケースに複数のブスバー
    とこれらを支持する絶縁基板とからなるブスバー回路板
    および絶縁カバーを収容して形成され、前記集中制御回
    路板は前記絶縁カバーに対してスペーサを介して固定さ
    れ、該集中制御回路板の上から前記計器盤をモジュール
    ケースに固定し、前記電気接続箱,集中制御回路板およ
    び計器盤の相互間をコネクタ結合により接続すると共
    に、これらの計器盤、集中制御回路板および電気接続箱
    を収容固定したモジュールケースをクラスタフレームに
    収納してインストルメントパネルに組み付けられるクラ
    スタとして形成したことを特徴とする請求項1記載のメ
    ータモジュール。
  3. 【請求項3】 前記集中制御回路板と電気接続箱との間
    にシールド部材を介在させたことを特徴とする請求項1
    または2記載のメータモジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3のメータモジュー
    ルにおいて、前記計器盤,集中制御回路および電気接続
    箱がインストルメントワイヤハーネスに対する接続手段
    を備えると共に、電気接続箱が電力線を主体とするサブ
    ワイヤハーネスに対する接続手段を備え、該サブワイヤ
    ハーネスと電気接続箱との接続によりインストルメント
    パネルワイヤハーネスと電気接続箱との相互間の電力線
    用の回路の一部を前記サブワイヤハーネスに代替させる
    構造としたことを特徴とするメータモジュールの接続装
    置。
  5. 【請求項5】 前記サブワイヤハーネスを構成する電線
    群の一端部が圧接接続により前記電気接続箱内のブスバ
    ーと直接接続されている請求項4記載のメータモジュー
    ルの接続装置。
  6. 【請求項6】 前記サブワイヤハーネスを構成する電線
    群の一部がシールド部材で被覆されている請求項4また
    は5記載のメータモジュール接続装置。
JP5333753A 1993-03-17 1993-12-27 メータモジュールおよびその接続装置 Expired - Lifetime JP2926674B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5333753A JP2926674B2 (ja) 1993-03-17 1993-12-27 メータモジュールおよびその接続装置
US08/209,712 US5615080A (en) 1993-03-17 1994-03-14 Meter module, connecting device thereof, wiring harness protector, and connecting device of instrument wiring harness
DE4409183A DE4409183C2 (de) 1993-03-17 1994-03-17 Einrichtung zum elektrischen Anschluß einer zentralen Steuerschaltungsplatte
DE4447719A DE4447719C2 (de) 1993-03-17 1994-03-17 Kabelführungsgehäuse
US08/816,886 US5711675A (en) 1993-03-17 1997-03-13 Meter module, connecting device thereof, wiring harness protector, and connecting device of instrument wiring harness

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05057152 1993-03-17
JP5-57152 1993-03-17
JP5-133426 1993-06-03
JP13342693 1993-06-03
JP5333753A JP2926674B2 (ja) 1993-03-17 1993-12-27 メータモジュールおよびその接続装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5334711A Division JP2974112B2 (ja) 1993-03-17 1993-12-28 ワイヤハーネスプロテクタおよびインストルメントワイヤハーネスの接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0747869A true JPH0747869A (ja) 1995-02-21
JP2926674B2 JP2926674B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=27296162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5333753A Expired - Lifetime JP2926674B2 (ja) 1993-03-17 1993-12-27 メータモジュールおよびその接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2926674B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009137A1 (fr) * 1996-08-29 1998-03-05 Nippon Seiki Co., Ltd. Element moteur de compteur
WO1998013671A1 (fr) * 1996-09-24 1998-04-02 Nippon Seiki Co., Ltd. Dispositif de commande de compteur
WO1998026254A1 (fr) * 1996-12-12 1998-06-18 Nippon Seiki Co., Ltd. Compteur pour vehicule
KR20020049619A (ko) * 2000-12-19 2002-06-26 이계안 차량의 클러스터 장착구조
JP2007509796A (ja) * 2003-10-30 2007-04-19 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 自動車・制御機器
JP2010089728A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Yazaki Corp 部品取付構造
JP2010142009A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Yazaki Corp 電気接続箱一体型メータ
JP2012040953A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Yazaki Corp 電装システム
CN116353715A (zh) * 2023-02-28 2023-06-30 苏州市烨赫精密冲压有限公司 一种汽车仪表盘中央框架的安装支架总成

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009137A1 (fr) * 1996-08-29 1998-03-05 Nippon Seiki Co., Ltd. Element moteur de compteur
US6177878B1 (en) 1996-08-29 2001-01-23 Nippon Seiki Co., Ltd. Meter driving device
WO1998013671A1 (fr) * 1996-09-24 1998-04-02 Nippon Seiki Co., Ltd. Dispositif de commande de compteur
WO1998026254A1 (fr) * 1996-12-12 1998-06-18 Nippon Seiki Co., Ltd. Compteur pour vehicule
US6181563B1 (en) 1996-12-12 2001-01-30 Nippon Seiki Co., Ltd. Meter device for vehicle
KR20020049619A (ko) * 2000-12-19 2002-06-26 이계안 차량의 클러스터 장착구조
JP2007509796A (ja) * 2003-10-30 2007-04-19 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 自動車・制御機器
JP2010089728A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Yazaki Corp 部品取付構造
JP2010142009A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Yazaki Corp 電気接続箱一体型メータ
JP2012040953A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Yazaki Corp 電装システム
CN116353715A (zh) * 2023-02-28 2023-06-30 苏州市烨赫精密冲压有限公司 一种汽车仪表盘中央框架的安装支架总成
CN116353715B (zh) * 2023-02-28 2024-02-06 苏州市烨赫精密冲压有限公司 一种汽车仪表盘中央框架的安装支架总成

Also Published As

Publication number Publication date
JP2926674B2 (ja) 1999-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5711675A (en) Meter module, connecting device thereof, wiring harness protector, and connecting device of instrument wiring harness
JP2989457B2 (ja) メータモジュール
JP3107113B2 (ja) 電気接続箱
JPH11263173A (ja) 自動車インストルメントパネル用電気的相互接続モジュ―ル
US7180020B2 (en) Steering column module
US5883777A (en) Meter module and structure for assembling the same
US5502615A (en) Meter module assembly
JP2926674B2 (ja) メータモジュールおよびその接続装置
JP2920904B2 (ja) メータモジュール組立体
JPH07257233A (ja) メータモジュール組立体
JP3135014B2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタおよびインストルメントワイヤハーネスの接続装置
US5675316A (en) Meter-module and its assembly
JPH0757589B2 (ja) 車両用計器盤
JP2974112B2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタおよびインストルメントワイヤハーネスの接続装置
JP3627210B2 (ja) メータモジュール
US5668415A (en) Arrangement of harnesses in a vehicle
JPS5947929B2 (ja) 配線基板
JP2005289375A (ja) 車両配線構造
JP3693231B2 (ja) 車両用ワイヤハーネスの配索構造
JP4762969B2 (ja) 車両搭載用電気接続箱並びに車両搭載用電気接続箱における電気接続箱ユニットと電子制御ユニットとの接続構造
JP2003219538A (ja) 電気接続箱とその取付構造
JP4142565B2 (ja) 電気接続箱
JP2002321571A (ja) 自動車用電気接続箱の統合システム
JPH0537718Y2 (ja)
JPH0412739Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term