JPH0747868A - 計器の照明構造 - Google Patents

計器の照明構造

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JPH0747868A
JPH0747868A JP5150172A JP15017293A JPH0747868A JP H0747868 A JPH0747868 A JP H0747868A JP 5150172 A JP5150172 A JP 5150172A JP 15017293 A JP15017293 A JP 15017293A JP H0747868 A JPH0747868 A JP H0747868A
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JP5150172A
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Masahiro Muramatsu
正博 村松
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字板をほぼ均一の明るさに照明することが
できるとともに、文字板の照明効率の向上を図ることの
できる計器の照明構造を提供することを目的としてい
る。 【構成】 文字板1の裏面側に設けた内機3によって、
前記文字板1の表面側に設けた指針2を駆動する計器で
あって、前記文字板1の裏面側に配置した光源(電球)
7によって、前記文字板1及び指針2を照らし出す計器
の照明構造において、前記内機3を収納するメータケー
ス10の背面側の外側に内機制御用の配線基板4を設け
ると共に、このメータケース10の背面側の内側で、か
つ前記文字板1の外周部を覆う見返し8に対応した位置
に前記光源7を設け、さらに前記配線基板4よりも前記
文字板1側の位置に前記光源7の光を前記文字板1及び
指針2側に反射する反射壁12を設けた構成になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文字板の裏面側から
表面側に透過する光によって、文字板の表面を照明する
計器の照明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計器の照明構造として
は、図3(図2のA−A線に沿う断面図に相当してい
る)に示すものが知られている。すなわち、文字板1
は、光が透過可能な部材で形成されており、この文字板
1の表面側には指針2が設けられ、文字板1の裏面側に
は指針2を駆動する内機3が設けられている。そして、
内機3の背面側には、内機3を制御するための配線基板
4が設けられている。また、文字板1や内機3等は、メ
ータケース5内に収納されており、このメータケース5
の裏面板6には、電球(光源)7が取り付けられてい
る。この電球7と文字板1との距離は、内機3を裏面板
6に固定する脚3aによって十分開けられた状態となっ
ている。すなわち、電球7は十分離れた位置から文字板
1を照明するようになっており、これにより文字板1を
ほぼ均一に照明するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
計器の照明構造においては、電球7が上述したように文
字板1の裏面から離れて設けられているため、文字板1
が全体に暗くなるという欠点があった。しかも、文字板
1と電球7との間に、配線基板4等が介在するようにな
り、これが文字板1をさらに暗くする原因になってい
た。このため、文字板1の照明効率が悪いという問題が
あった。さらに、前記配線基板4は、上述したようにメ
ータケース内で文字板1と電球7との間に介在されてい
るため、配線基板上の電気回路が光源による熱の影響を
受ける恐れがあった。
【0004】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、文字板をほぼ均一の明る
さに照明することができるとともに、文字板の照明効率
を向上させることができる計器の照明構造を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、文字板の裏面側に設けた内機によっ
て、前記文字板の表面側に設けた指針を駆動する計器で
あって、前記文字板の裏面側に配置した光源によって、
前記文字板及び指針を照らし出す計器の照明構造におい
て、前記内機を収納するメータケースの背面側の外側に
内機制御用の配線基板を設けると共に、このメータケー
スの背面側の内側で、かつ前記文字板の外周部を覆う見
返しに対応した位置に前記光源を設け、さらに、前記配
線基板よりも前記文字板側の位置に前記光源の光を前記
文字板及び指針側に反射する反射壁を設けたことを特徴
としてる。そして、上記反射壁は、前記メータケースの
裏面板によって形成することが好ましい。
【0006】
【作用】上記のように構成された計器の照明構造におい
ては、配線基板をメータケースの外側に設けたので、配
線基板が光源の熱の影響を受けることがなくなり、電気
回路の信頼性向上を図ることができる。また光源を見返
しに対応した位置に配置しているので、光源の輝度の大
きな部分を、見返しで遮ることができ、文字板をほぼ均
一に照明することができる。さらに光源の光を前記文字
板及び指針側に反射する反射壁を設けたので、従来のも
のと比較して文字板及び指針の明るさを増加せしめるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1及び図2を
参照して説明する。ただし、図3に示した従来例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。
【0008】図1及び図2に示すように、複数の文字板
1(この実施例においては3つ)がメータケース10の
正面位置に配置されており、文字板1と文字板1との隙
間部分(境界部分)には、内部の目隠しとなる見返し8
が設けられている。また、各文字板1の裏面側には、光
導板9が設けられている。この光導板9は、電球7から
発した光を指針2の回転軸の所に集めようになってお
り、指針2は、このように集まった光で指針全体を輝か
すようになっている。
【0009】電球7は、文字板1と文字板1との間の見
返し8に対応する位置、あるいは文字板近傍の見返し8
に対応する位置の、メータケース10の裏面板11に取
り付けられている。また、裏面板11は、電球7の取付
部が文字板1に接近した寸法になっているとともに、こ
の電球7の取付部の周囲が反射壁12になっている。
【0010】反射壁12は、電球7の取付部から各内機
3に向かうにしたがって、文字板1に近接するように傾
斜しており、電球7の後方及び側方に発した光を文字板
1側に反射するようになっている。この反射壁12の反
射面は、この実施例においてメータケース10全体を白
色系の樹脂等で一体に成形することにより形成されてい
る。また、上記配線基板4上の電子部品4aは、反射壁
12によって形成された凹部12aに収納されている。
【0011】上記のように構成された計器の照明構造に
よれば、各電球7を文字板1に接近して配置することが
できるから、文字板1を明るく輝かすことができ、照明
効率の向上を図ることができる。しかも、各電球7が見
返し8に対応する位置に配置されているとともに、電球
7の後方及び側方に放射した光が反射壁12を介して、
文字板1に反射するから、文字板1をほぼ均一の明るさ
に照明することができる。
【0012】さらに、配線基板4がメータケース10の
外側に設けられているから、内機3制御用の配線基板4
上の電子部品が電球7による熱の影響を受けることがな
くなり、電気部品4a等の信頼性の向上を図ることがで
きる。しかも、配線基板4上の電子部品4aのみなら
ず、配線基板4自体も、反射壁12によってできた凹部
12aに収納することができるから、電気部品による電
気回路を十分保護することができるとともに、計器の外
観寸法の縮小化を図ることができる。
【0013】なお、上記実施例においては、メーターケ
ース10を白色系の樹脂で成形することにより、反射壁
12の反射効率の向上を図るように構成したが、反射壁
12の反射面にメッキ等を施すことによって、反射率の
向上をさらに図るように構成してもよい。また、メータ
ケース10としては、金属で形成したものであってもよ
い。ただし、内面を白色に塗装したり、ステンレス鋼等
の光沢のある金属で形成したり、反射壁12の反射面に
メッキを施したりして、反射面の反射効率の向上を図る
ことが好ましい。また、電球7は、上記のように見返し
8に対応する位置にあることが好ましいが、文字板1に
対応する位置にあってもよいことはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、配線基板をメータケ
ースの外側に設けたので、配線基板が光源の熱の影響を
受けることがなくなり、電気回路の信頼性向上を図るこ
とができる。また光源を見返しに対応した位置に配置し
ているので、光源の輝度の大きな部分を、見返しで遮る
ことができ、文字板をほぼ均一に照明することができ
る。さらに光源の光を前記文字板及び指針側に反射する
反射壁を設けたので、従来のものと比較して文字板及び
指針の明るさを増加せしめることができる。また、上述
したように配線基板をメータケースの外側に設けたこと
と相俟って、メータケースを薄型化できる一方、配線基
板に配置されている電子部品のメンテナンス性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示した計器の照明構
造であって、図2のA−A線に沿う断面図。
【図2】同計器の照明構造を有する計器の外観斜視図。
【図3】従来例として示した計器の照明構造であって、
図2のA−A線に沿う断面図に相当する断面図。
【符号の説明】
1 文字板 2 指針 3 内機 4 配線基板 7 光源(電球) 8 見返し 10 メータケース 11 裏面板 12 反射壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板の裏面側に設けた内機によって、
    前記文字板の表面側に設けた指針を駆動する計器であっ
    て、前記文字板の裏面側に配置した光源によって、前記
    文字板及び指針を照らし出す計器の照明構造において、 前記内機を収納するメータケースの背面側の外側に内機
    制御用の配線基板を設けると共に、このメータケースの
    背面側の内側で、かつ前記文字板の外周部を覆う見返し
    に対応した位置に前記光源を設け、さらに、前記配線基
    板よりも前記文字板側の位置に前記光源の光を前記文字
    板及び指針側に反射する反射壁を設けたことを特徴とす
    る計器の照明構造。
  2. 【請求項2】 反射壁は前記メータケースの裏面板によ
    って形成したものであることを特徴とする請求項1記載
    の計器の照明構造。
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