JPH0747565A - インモールド成形転写用の金型 - Google Patents

インモールド成形転写用の金型

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Publication number
JPH0747565A
JPH0747565A JP5215292A JP21529293A JPH0747565A JP H0747565 A JPH0747565 A JP H0747565A JP 5215292 A JP5215292 A JP 5215292A JP 21529293 A JP21529293 A JP 21529293A JP H0747565 A JPH0747565 A JP H0747565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
film
transfer
molding
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5215292A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kishida
広史 岸田
Toru Inoue
井上  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP5215292A priority Critical patent/JPH0747565A/ja
Publication of JPH0747565A publication Critical patent/JPH0747565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インモールド成形転写において成形時に転写
フィルムに発生するしわが後の成型品に影響するのを防
止しつつ、転写フィルムの絵柄と絵柄の間隔を可及的に
狭くしてコストダウンを実現できるようにする。 【構成】 可動側取付板1にコア型4の周縁部の四隅を
貫通するよう型締め方向に平行に4本のガイドピン7を
立設し、これらガイドピン7に圧縮ばね8を挟んでフィ
ルム押さえプレート5を挿着する。そして、フィルム押
さえプレート5には上部と下部にラバー部材11を装着
する。 【効果】 成形時のしわをラバーの位置で止めるととも
に、プレートで押さえた段階でフィルムを完全に固定
し、型締め時にフィルムが引き戻されないようにでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出成形と同時に転写
を行うためのインモールド成形転写用の金型に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形で形成する容器等の表面に絵柄
を付ける方法としては、金型内に転写フィルムを挿入し
て射出成形と同時に転写を行う所謂インモールド成形転
写が一般的である。この方法では、射出成形用の金型の
間にフィルム押さえ用のプレートを介設し、挿入した転
写フィルムをプレートで押さえつつ型締めして、熱可塑
性樹脂を冷えた金型内へ射出圧入する。金型内に熱可塑
性樹脂を射出圧入されると、転写フィルムは金型面に張
り付く形となって絵柄が熱と圧力により成形品の表面に
転写される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように金型内に
挿入した転写フィルムをプレートにより押さえつつ熱可
塑性樹脂を射出圧入することによってインモールド転写
を行う場合に、従来の装置では、転写フィルムはプレー
トで押さえられた段階では完全には固定されなくて、型
締めが完了するまではある程度フリーな状態となってい
るため、一つ前の成形時にフィルムが伸ばされて波打ち
状のしわとなった前方側の部分が後の成形時にキャビテ
ィ側に引き戻され、そのために、絵柄間の寸法が十分で
ない場合には、しわが後の成形に影響して成形品の表面
にしわが入る。そのため、従来はそのようなしわが入る
のを防止するために絵柄と絵柄の間隔をかなり広くとる
必要があって、それがコスト高の要因となっていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、インモールド成形転写において成形時に転写
フィルムに発生するしわが後の成型品に影響するのを防
止しつつ、転写フィルムの絵柄と絵柄の間隔を可及的に
狭くしてコストダウンを実現できるようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型間にプレ
ートを介設し該プレートにより転写フィルムを押さえつ
つ型締めし熱可塑性樹脂を金型内に射出圧入することに
よって射出成形と同時に転写を行うようにしたインモー
ルド成形転写用の金型を改良したものであって、プレー
トの少なくともフィルム供給方向前方側および後方側の
フィルム押さえ面にフィルム固定用のラバー部材を配設
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、金型の一方の型面とプレート
の間に転写フィルムが挿入され、次いで、転写フィルム
がプレートによって押さえられたときに、転写フィルム
はキャビティのフィルム供給方向前方側および後方側が
ラバー部材によって固定され、次いで、型締めされたと
きに、転写フィルムは固定された状態で型面に沿って伸
びる。そして、熱可塑性樹脂が射出圧入されると、転写
フィルムは型面に張り付いた形となって、熱と圧力によ
り絵柄が成形品の表面に転写される。その際、フィルム
が伸ばされることによって発生するしわはラバー部材の
位置で止められ、それ以上に広がるのが防止される。ま
た、プレートで押さえられた段階でラバー部材によって
転写フィルムが完全に固定され、型締め時にはフィルム
は引き戻されることがなくて、前後のラバー部材の間で
伸びる。したがって、絵柄と絵柄の間隔が狭くても、成
形によるしわが後の成形品に影響することがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明の一実施例の金型構造を示し
ている。この実施例はトレー状容器のインモールド成形
転写に適用したものであって、この場合の金型は、固定
側取付板1と該固定側取付板1に固定されたキャビティ
型2とからなる固定部と、可動側取付板3と該可動側取
付板3に固定されたコア型4とフィルム押えプレート5
とからなる可動部とで構成され、射出口6は可動側の取
付板3とコア型4を貫通するよう形成されている。図1
の(a)は上記固定部の断面図、(b)は上記可動部の
断面図((c)のA−A断面図)、(c)は同可動部の
左側面図である。
【0009】上記可動側取付板1には、コア型4の周縁
部の四隅を貫通するよう型締め方向(図1の左右方向)
に平行に4本のガイドピン7が立設されている。そし
て、これらガイドピン7に圧縮ばね8が挿着され、さら
に、圧縮ばね8を挟んで型締め方向へ移動可能なよう上
記フィルム押さえプレート5が挿着されている。一方、
固定側の上記キャビティ型2には、周縁部に上記ガイド
ピン7を型締め方向に案内可能とするガイド穴9が設け
られている。
【0010】上記フィルム押さえプレート5はキャビテ
ィ型2およびコア型4とほぼ同寸で、中央部はコア型4
の型部を通すようやや大きめに開口し、四隅に上記ガイ
ドピン7が挿通可能な貫通穴10を備えている。そし
て、上部の一対の貫通穴10の間と下部の一対の貫通穴
10の間には、それぞれ、硬度が60〜80のシリコン
ゴムからなる所定寸法(例えば、厚さが20mm程度、
巾が30mm程度)のラバー部材11がキャビティ型2
に面する側に所定量突出する形で埋め込まれ、固定され
ている。このラバー部材11は、フィルム押さえ側の面
が、図1の(d)に示すように中央部がやや凸で、両サ
イド方向へ2〜5゜のテーパがついたものとなってい
る。
【0011】つぎに、図2乃至図4を参照して上記金型
によるインモールド成形転写の工程を説明する。図にお
いて、12は転写フィルムである。この転写フィルム1
2は、PET(ポリエチレン)を基材フィルムとして、
片面に離型層および剥離層を介し所定ピッチで絵柄を形
成するようインキ層が設けられ、さらに最表面にHS
(硫酸ヒドロキシルアミン)層が設けられたものであっ
て、図に示すようにロール状とされで金型の上方に配置
され、1ピッチ毎に下方に向けて繰り出される。
【0012】金型は、固定部に対し可動部が左右に開閉
するよう配置されていて、繰り出された転写フィルム1
2は、図2に示すように開いた状態の金型内に入り、絵
柄がコア型4の方に向いた状態でキャビティ型2の前面
に供給される。
【0013】転写フィルム12が所定位置に供給される
と、金型の可動部が閉じ方向に移動して、ガイドピン7
がガイド穴9に入り、次いで、ばね8が圧縮されてフィ
ルム押さえプレート5がキャビティ型2側に付勢され、
図3に示すようにフィルム押さえプレート5によって転
写フィルム12が押さえられる。そして、転写フィルム
12は、フィルム供給方向前方側(下方)と後方側(上
方)がラバー部材11で押さえられることによって固定
状態となる。その際、ラバー部材11はフィルム押さえ
側の面の形状が中央部がやや凸で両サイド方向へ所定の
テーパがついたものとなっているため、しわを伸ばしな
がらラバー部材11によっ転写フィルム12を固定する
ようにできる。
【0014】このようにしてフィルム押さえプレート5
により転写フィルム12が固定された後、可動部は更に
閉じ方向に移動し、図4に示すようにコア型4の型部が
フィルム押さえプレート5の開口を通ってキャビティ型
2に入り込み、ラバー部材11が圧縮されてキャビティ
が閉じ、型締めが完了する。そして、この状態で射出口
6からキャビティ内に流動状態の熱可塑性樹脂が射出圧
入されて成形が行われる。その際、転写フィルム12は
図4に二点鎖線で示すようにキャビティ面に張り付く形
となり、絵柄の成形品表面への絵柄の転写が同時に行わ
れる。
【0015】こうして1個分のインモールド成形転写が
終了すると、金型が開き、次いで、転写フィルム12が
新たに1ピッチ繰り出されて図2の状態に戻り、次のイ
ンモールド成形転写に入る。
【0016】この実施例の場合、ラバー部材11は20
万ショットは十分持つだけの耐久性がある。
【0017】なお、上記実施例ではトレー状容器に適用
したものを説明したが、本発明はこれに限定されず、比
較的薄型の樹脂成形品に対し広く適用できるものであ
る。また、使用するラバー部材の仕様は適宜変更するこ
とが可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、成形時に転写フィルムに発生するしわをラバーの位
置で止めてそれより先に広がらないようにできるととも
に、プレートで押さえた段階で転写フィルムを完全に固
定して型締め時にフィルムが引き戻されないようにする
ことができる。そのため、成形時に発生するしわが後の
成形品に影響しないようにするために必要な絵柄と絵柄
の間隔を従来よりも狭くすることができ、その分、転写
フィルムを短くしてコストダウンを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金型の構造を示す断面図お
よび側面図
【図2】本発明の一実施例によるインモールド成形転写
の工程説明図(その1)
【図3】本発明の一実施例によるインモールド成形転写
の工程説明図(その2)
【図4】本発明の一実施例によるインモールド成形転写
の工程説明図(その3)
【符号の説明】
2 キャビティ型 4 コア型 5 フィルム押さえプレート 11 ラバー部材 12 転写フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型間にプレートを介設し該プレートに
    より転写フィルムを押さえつつ型締めし熱可塑性樹脂を
    金型内に射出圧入することによって射出成形と同時に転
    写を行うようにしたインモールド成形転写用の金型にお
    いて、前記プレートの少なくともフィルム供給方向前方
    側およびフィルム供給方向後方側のフィルム押さえ面に
    フィルム固定用のラバー部材を配設したことを特徴とす
    るインモールド成形転写用の金型。
JP5215292A 1993-08-06 1993-08-06 インモールド成形転写用の金型 Pending JPH0747565A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5215292A JPH0747565A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 インモールド成形転写用の金型

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JP5215292A Pending JPH0747565A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 インモールド成形転写用の金型

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JP (1) JPH0747565A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000880A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Panasonic Corp インモールド成形方法およびインモールド成形金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000880A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Panasonic Corp インモールド成形方法およびインモールド成形金型

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