JPH0747526B2 - メ−キヤツプ化粧料 - Google Patents

メ−キヤツプ化粧料

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JPH0747526B2 JP61187990A JP18799086A JPH0747526B2 JP H0747526 B2 JPH0747526 B2 JP H0747526B2 JP 61187990 A JP61187990 A JP 61187990A JP 18799086 A JP18799086 A JP 18799086A JP H0747526 B2 JPH0747526 B2 JP H0747526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有用なメーキャップ化粧料に関し、更に詳し
くは球状酸化チタンの粒子表面に無定形シリカの被覆層
を有するシリカ被覆酸化チタンを配合してなるメーキャ
ップ化粧料に関するものである。
すなわち、本発明は、化粧時の皮膚へのソフト感、スラ
イド性に優れた、しかも化粧膜の仕上り状態も良好な、
そしてまたプレス状化粧料にあっては塗布体へのとれが
よいメーキャップ化粧料の提供を目的とするものであ
る。
[従来の技術] 通常、メーキャップ化粧料には各種の無機粉体や有機粉
体が使用されており、これら粉体はメーキャップ効果や
使用感、使用性を考慮し、使用目的に応じて選択され、
また組成割合を変化させることで製品の成分として粉体
基剤を構成する。
従来、こうした粉体成分のうち酸化チタンは、高い屈折
率をもち、白色顔料として多用され、散乱効果、被覆力
に優れているため、それが要求されるメーキャップ化粧
料にとってかかすことができないものである。
従来の酸化チタンは前述した特長を有するが、被覆力が
強すぎ、使用量の増加に伴い、化粧膜に不透明感を与
え、良く残るようになり、その結果厚化粧の感を呈し、
不自然な仕上りとなってしまうので薄化粧用または透明
感のある自然な仕上りが望まれる製品にとって不向きで
あった。そこで透明性を高めるべく、従来の酸化チタン
よりも粒子径の小さい微粒子酸化チタン、或いは粒子径
の大きい酸化チタン等の利用が行なわれてきた。
また一方、従来の酸化チタンは皮膚への付着力が強く、
凝集性も高いことから使用時の延び拡がりが悪く、化粧
料のソフト感やスライド性に好ましからざる影響を与え
るものであった。さらにプレス状化粧料に配合した場
合、凝集し易く、ケーキ表面が固化するケーキング現象
を招く原因ともなり、パフ、スポンジ等の塗布体へのと
れが悪くなるといった欠点もあった。そのためこうした
使用時の皮膚への展延性、均一塗布性の向上、感触改善
さらにケーキング現象を防止し、塗布体へのとれをスム
ーズにならしめる目的で代表的にはタルク、カオリン、
マイカ、雲母チタン等の無機粉体、ナイロン末、ポリエ
チレン末、結晶セルロース、デンプン等の有機粉体、ま
た金属石けんを配合し、これら粉体特性をもって崩壊
剤、分散剤、伸展剤としての機能を活用することは周知
の通りである。
[発明が解決しようとする問題点] 前述したように、従来の酸化チタンは被覆力が大きいこ
とから、透明感のある薄化粧用化粧料等を得る場合には
使用量、使用範囲に制約を受けるものであり、また凝集
力が強いことから皮膚への延び拡がりが悪く、感触上も
好ましくない、均一分散性に劣り、色むらや色わかれも
生じやすい、そして使用量が増加するに伴い、ケーキン
グ現象も起こし易くなる等の問題があった。
しかして近年より微粒子の酸化チタンや粒径の比較的大
なる酸化チタンが従来の酸化チタンに比較して高い透明
性を有するため化粧料に適用されてきた。しかしながら
これらを使用することによって化粧膜の透明性は改善さ
れるが、微粒子のものの場合には特に均一分散性の悪さ
やケーキング現象を起こすという点では以前同様な傾向
にあり、また粒径の大きなものの場合には肌への展延
性、分散性等も改良されるが、不定形であるので粒径が
大きくなると粒子感を感ずる傾向となり、しかもスライ
ド性を期待する点で充分満足するものでなかった。
ところで従来公知の粉体を用いて化粧膜に透明感のある
薄化粧用化粧料を調製する場合に、体質顔料であるタル
クやマイカが主体に使用されるがこれらを多量に含有せ
しめると化粧膜に不自然なツヤが生じたり、或いは比較
的粒径の大きな粉体を多用して設計すると使用感上、ざ
らつきを感じたり、化粧膜のきめも悪くなる等の問題が
あった。
そしてまたメーキャップ化粧料に於いて、皮膚に対して
ソフトな感触、良好なスライド性を有することやプレス
状化粧料にあっては塗布体への移行がスムーズであるこ
とは大切な要求品質である。このため前述した公知の粉
体の崩壊剤、伸展剤、或いは感触改良剤としての有効活
用を図ることで製品化される一方、製品開発上一層効果
的なものの検索も同時に行なわれてきた。例えば球状粒
子粉体が有効であることが見い出され、特定粒径をもつ
球状シリカビーズのローリング効果を期待した技術が知
られている。
従ってこうした粉体形状に機能性を求める試みをはじ
め、従来公知の粉体のもつ欠点を排除し、要求される条
件を具備した粉体について研究されると共に使用感、使
用性が向上し、仕上り状態も良好な化粧料への応用つい
ても検討されている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、前記した事情に鑑み、さらに鋭意研究を
重ねた結果、球状酸化チタンを水分散し、シリカを添加
後、pHを調整することにより酸化チタン表面にシリカを
沈着させ、次いで濾過、洗浄後乾燥して得られる、球状
酸化チタンの粒子表面に無定形シリカを被覆して形成し
たシリカ被覆酸化チタンが適度な白度を有し、崩壊剤、
伸展剤等として好適な粉体特性をもつことから、これを
配合することにより機能が効果的に発揮され、仕上り状
態が良好でソフト感、スライド性に優れたメーキャップ
化粧料が得られることを見い出し、この知見をもって本
発明を完成させたのである。
すなわち本発明は、球状酸化チタンを水分散し、シリカ
を添加後、pHを調整することにより酸化チタン表面にシ
リカを沈着させ、次で濾過、洗浄後乾燥して得られる、
球状酸化チタン粒子表面に無定形シリカの被覆層を有す
るシリカ被覆酸化チタンを含有することを特徴としたメ
ーキャップ化粧料に関する。
以下、本発明についてさらに説明する。
本発明に於けるシリカ被覆酸化チタンは球状酸化チタン
を核とし、この表面にシリカを沈着法により被覆したも
のである。
本発明で使用される球状チタンは、表面が実質的に球形
乃至球形に近似するものであることが好ましい。すなわ
ちシリカ被覆酸化チタンを球状物となす都合上等の理由
による。こうした球状酸化チタンは、その結晶形がルチ
ル型、アナターゼ型いずれであってもよく、一般的に存
在する公知のものであっても利用できる。そして粒子の
大きさは後述する最終的なシリカ被覆酸化チタン産物の
粒径に基づき選択すればよい。
また球状酸化チタンの表面を被覆するシリカは無定形の
ものであり、湿式法、乾式法によって製造されるもので
あって何れを限定するものでなく利用できる。尚、シリ
カは被覆物として用いるため微粒子のものが好ましい。
しかして本発明に用いられるシリカ被覆酸化チタンの製
造は、球状酸化チタンの表面にシリカを沈着させ、被覆
層を形成させることによって行われる。すなわち、球状
酸化チタンを水分散し、必要量のシリカを添加後、所定
のpHに調整することによって酸化チタン表面にシリカを
沈着させ、次いで濾過、洗浄後乾燥する。さらに必要に
応じて焼成してもよい。このような方法によって実質的
に表面の凹凸がなく平滑な、そして均一な被覆層を形成
した安定な球状の目的物が得られる。
係るシリカ被覆酸化チタンは、前記のように球状チタン
の粒子表面をシリカ皮膜で覆った球状粉体であることが
特徴である。このことは球状酸化チタンそのものであっ
ても従来不定形の酸化チタンと異なり、粒子形状からソ
フト感、スライド性等をある程度有するものの、球状に
しても酸化チタンは凝集体であり、表面に凹凸がみられ
るものであったが、シリカでその表面を被覆することで
表面平滑性が得られ、球状酸化チタンよりも流動性が向
上し、一層効果的になることを可能としたのである。
また酸化チタン表面へのシリカ被覆量はシリカ被覆酸化
チタンの全量あたり5〜50重量%の範囲であると本発明
にとって望ましい。すなわちこの範囲であれば酸化チタ
ン自身の白さを抑え、透明感が高められた適度な白度を
有すると共にソフトでスライド性に優れた粉体を得るた
めには充分量であり、5重量%以下になると被覆量とし
て実質的に不充分であり、50重量%以上になると実質的
に球状シリカ粉体特性のみが発現する傾向にあるからで
ある。また被覆量を変化させることによって所望の適度
な自さを有する粉体としてコントロールすることも容易
である。
さらにまたシリカ被覆酸化チタンの使用に際しては、使
用目的によっても異なるが、平均粒径で0.5〜20μの範
囲のものが好ましい。粒径が0.5μ以下になるとスライ
ド性が期待しがたくなり、50μ以上になると粒子感を感
じるようになり、前記範囲にあると本発明にとって使用
効果上好ましい。すなわちソフト感があり、スライド性
に優れるため感触改良剤また崩壊剤、伸展剤としての機
能を充分に発揮することができ、分散性も良好であり、
本発明に於いて好適である。
以上の如く、本発明でのシリカ被覆酸化チタンは、透明
感のある適度な白さを有し、ローリング効果及び崩壊
性、伸展性に優れた粉体特性をもつ新規なものであり、
皮膚安全性も高く化粧用粉体として極めて有用なもので
ある。
こうしたシリカ被覆酸化チタンのメーキャップ化粧料へ
の配合量は、製品種、使用目的に応じて選定すればよ
く、特に限定されるものでないが、1〜70重量%の範囲
であれば使用効果が充分に発揮される本発明にとって充
分量である。
またシリカ被覆酸化チタンの利用に際しては、そのまま
或いは必要に応じて公知のシリコーン化合物、油剤、金
属石ケン、高級脂肪酸、高分子化合物、界面活性剤等を
用いた表面処理を施して配合してもよく何ら差支えな
い。
かくして本発明により、メーキャップ化粧料の使用時の
皮膚への延び拡がりが向上し、感触上のソフト感も高め
られ、しかも化粧膜に白さがなく自然な仕上りとするこ
とができる。またプレス状化粧料にあっては塗布体への
取れも良好となることも同様に可能である。
尚、本発明でいうメーキャップ化粧料とは、粉体を要す
るものであれば特に限定されるものでなく、例えば粉末
状、プレス状、液状、スティック状のメーキャップ化粧
料であり、より具体的には白粉、ファンデーション、頬
紅、アイシャドウ、口紅、アイライナー、マスカラ、ア
イブロウ類等が挙げられる。
[実施例] 以下、本発明について実施例を挙げてさらに説明する。
これらは本発明を何ら限定するものでない。
実施例[1]プレスドパウダーファンデーション (処方) (重量%) (1)シリカ被覆酸化チタン 15.0 (平均粒径約5μ、シリカ被覆量約8%:常法の沈着法
にて製造) (2)マイカ 60.0 (3)タルク 10.0 (4)ベンガラ 0.8 (5)黄酸化鉄 2.0 (6)黒酸化鉄 0.2 (7)ワセリン 3.0 (8)ミツロウ 0.5 (9)スクワラン 5.5 (10)シリコン油 2.0 (11)香料 1.0 (製法) A 成分(1)〜(6)をブレンダーで撹拌混合する。
B 成分(7)〜(11)を混合し、加熱溶解する。
C AにBを加え混合した後、粉砕して均質にし、次い
でプレス充填して製品とする。
比較例[1]プレスドパウダーファンデーション 実施例[1]の処方中、成分(1)のシリカ被覆酸化チ
タンを従来の酸化チタンに置換した以外は同一処方と
し、実施例[1]の製法と同様にして製品とした。
以上の如くして得られた実施例[1]と比較例[1]の
製品とを用い、発明の効果を確認するために官能検査を
実施した。
官能検査は、女性15名からなるパネルを対象とし、表1
にあげた評価項目につき絶対評価で実施した。その結果
を平均点であらわし、表1に示す。
表1の結果から明らかな如く、本発明のシリカ被覆酸化
チタンを配合した実施例[1]のプレスパウダーファン
デーションは、比較例の製品と比較し、塗布体への取れ
がスムーズで皮膚への延び拡がりがよく、透明感のある
化粧膜を形成する点で高い評価を得、きわめて優れたも
のである。
実施例[2]固型頬紅 (処方) (重量%) (1)シリカ被覆酸化チタン 5.0 (平均粒径約20μ、シリカ被覆量約15%:常法の沈着法
にて製造) (2)マイカ 59.5 (3)タルク 8.0 (4)雲母チタン 10.0 (5)着色顔料 3.0 (6)グリセリン脂肪酸エステル 5.0 (7)流動パラフィン 6.0 (8)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (9)ラノリン 1.0 (10)香料 0.5 (製法) A 成分(1)〜(5)をブレンダーで撹拌混合する。
B 成分(6)〜(10)を混合し、加熱溶解する。
C AにBを加え混合した後、粉砕して均質ににし、次
いでプレス充填して製品とする。
以上の如くして得られた実施例[2]の固型頬紅は塗布
体へのとれがよく皮膚への延び拡がり、化粧膜の透明感
に優れたものであった。
実施例[3]粉白粉 (処方) (重量%) (1)シリカ被覆酸化チタン 50.0 (平均粒径約30μ、シリカ被覆量約25%:常法の沈着法
にて製造) (2)タルク 31.8 (3)カオリン 15.0 (4)着色顔料 3.0 (5)香料 0.2 (製法) A 成分(1)〜(5)を混合後、粉砕し均質にして製
品とする。
以上の如くして得られた実施例[3]の粉白粉は、皮膚
への延び拡がり、化粧膜の透明感に優れたものであっ
た。
実施例[4]リキッドファンデーション (処方) (重量%) (1)シリカ被覆酸化チタン 10.0 (平均粒径約15μ、シリカ被覆量約10%:常法の沈着法
にて製造) (2)タルク 2.0 (3)着色顔料 2.5 (4)ベントナイト 3.0 (5)精製水 62.1 (6)トリエタノールアミン 0.6 (7)プロピレングリコール 12.0 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)ステアリン酸 1.2 (10)セタノール 1.0 (11)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 (12)モノオレイン酸ソルビタン 0.5 (13)スクワラン 4.0 (14)香料 0.5 (製法) A 成分(1)〜(8)を混合後、加熱溶解して70℃に
する。
B 成分(9)〜(14)を混合後、加熱溶解して70℃に
する。
C BにAを撹拌しながら添加し乳化を行なった後、冷
却して製品とする。
以上の如くして得られた実施例[4]のリキッドファン
デーションは、化粧膜が均一であり、仕上りも透明感の
ある自然な膜を形成し、優れたものであった。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明は沈着法で得られるシリカ被
覆酸化チタンを配合し、その特有の効果が発揮されるこ
とから優れた使用感、使用性を有する新規なメーキャッ
プ化粧料が得られたことが本発明の特徴である。
本発明に用される沈着法で得られるシリカ被覆酸化チタ
ンは表面が平滑で球形である形状によってもたらされる
ソフトでスライド性に優れた使用感をもつことから感触
改良剤、また崩壊剤、伸展剤として機能する性質を有
し、さらに白さが適度に抑えられ、透明性の点でも良好
であるなどの特性をもつものである。
従ってメーキャップ化粧料に利用することに於いて、従
来の粉体成分と共に適用し、色のくすみがなく色調が安
定しており、化粧膜の仕上り状態もコントロールでき、
しかも皮膚に対する感触、展延性、また塗布体へのとれ
を良好とし、されには分散性もよく多量に配合すること
もできる等種々の効果が得られる。
かくして本発明のメーキャップ化粧料は、使用性面での
皮膚への延び拡がりがよく、ソフトな使用感を有し、ま
た仕上り状態の面でも自然な化粧膜を形成し、さらにプ
レス状化粧料にあってはケーキング現象が防止され、パ
フ、スポンジ等の塗布体への移行もスムーズなものであ
る。
すなわち、本発明により、従来メーキャップ化粧料の製
品幅の拡大と共に使用感、使用性に優れた、極めて有用
な品質の高いメーキャップ化粧料の提供が可能となった
のである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球状酸化チタンを水分散し、シリカを添加
    後、pHを調整することにより酸化チタン表面にシリカを
    沈着させ、次いで濾過、洗浄後乾燥して得られる、球状
    酸化チタンの粒子表面に無定型シリカの被覆層を有する
    シリカ被覆酸化チタンを含有することを特徴としたメー
    キャップ化粧料。
  2. 【請求項2】シリカ被覆酸化チタンの平均粒径が0.5〜5
    0μである特許請求の範囲第1項記載のメーキャップ化
    粧料。
  3. 【請求項3】シリカ被覆量がシリカ被覆酸化チタン全量
    あたり5〜50重量%の範囲である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載のメーキャップ化粧料。
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