JPH0747426A - 折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置 - Google Patents

折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置

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JPH0747426A
JPH0747426A JP5213440A JP21344093A JPH0747426A JP H0747426 A JPH0747426 A JP H0747426A JP 5213440 A JP5213440 A JP 5213440A JP 21344093 A JP21344093 A JP 21344093A JP H0747426 A JPH0747426 A JP H0747426A
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Hiroshi Takemoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上型の上下動を司る油圧シリンダを、正味こ
の上型の上下動のみに必要な出力を備えれば良い非常に
コンパクトなものにできながら、ワークの押圧は従来と
遜色なく強力に行える折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
を提供する。 【構成】 上型7のラム8の左右両端部に水平なアーム
部分16Aを設け、基台1の左右フレーム3にはこの水平
なアーム部分16Aに係脱自在なロックアーム21を設け、
前記上型7がワークを押圧した際にこのロックアーム21
が前記水平なアーム部分16Aに係合されて上型7の上方
への動きを固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工板(ワーク)の
端部を折曲げる折曲げ機、更に詳しくは、例えば、ラム
の下面に取付けられた上型と基台の上面に取付けられた
下型との間でワークを挾持し、この状態でウイングビー
ムを揺動させたり、折曲げ用の上型を下型に対して下降
させたり、更には折曲げ用の下型を上型に対して上昇さ
せることでワークを折曲げ加工する折曲げ機の上型の閉
鎖締め付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に上記のような折曲げ機において、
例えば所謂ウイングベンダーに例をとって見ると、その
上型は、従来、基台の左右に設けられたフレーム(柱)
に取付けられた油圧シリンダによって上下動され、下型
上に供給されたワークをこの上型で上から押圧してその
動きを固定し、ついでウイングビームを揺動させること
でワークの端を折り曲げていた(例えば特公平4−22
647号参照)。いずれにしても従来の折曲げ機では、
他の態様を採用したものも含めて、上型のワーク押圧位
置をロックするには、基本的にこの上型に対して油圧シ
リンダーで下型側への押圧力を負荷することによって行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の折
曲げ機のように、上型のワーク押圧位置をロックするの
に油圧シリンダを採用することは、ワークの位置保持の
ための押圧作用力に加えて折曲げ用の型の強大な押圧力
にも対抗する必要上、前記油圧シリンダを大容量のもの
にしなければならず、勢い前記油圧シリンダーを支持す
る大きな剛性の梁や左右のフレームを必要とし、折曲げ
機の大型化を余儀なくされていた。
【0004】そこで本発明は、この従来の欠点に鑑み、
種々検討された結果開発されたもので、請求項1に記載
の発明は、上型の上下動を司る前記油圧シリンダを、正
味この上型の上下動のみに必要な出力を備えれば良く、
剛性のある梁やフレームが不要となって非常にコンパク
トなものにできながら、折曲げ作用時のワークの位置を
確定するための押圧は従来と何ら遜色なく強力に行える
折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置を提供することを目的
とする。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、折曲げ機
の更に一層のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、左右方向に延伸された上
下方向に摺動自在の上型と基台に固定された下型の協働
によってワークの折曲げ加工を行う折曲げ機において、
上型の支持体の左右両端部に係合部が形成されるととも
に、基台側にはこの係合部に係脱自在に係合される係合
部材が設けられ、前記上型がワークを下型上に押圧した
際にこの係合部材が前記係合部に係合されて上型の動き
を固定したものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、前記係合
部と係合部材とは共に基台の左右に一体的に立設され
た、上型の上下動を案内する、フレームの内側に設けら
る構成とした。
【0008】
【作用】以上のように構成された折曲げ機の上型閉鎖締
め付け装置で上型のロックをするには、まず下型上の定
位置に供給されたワークを、流体圧シリンダによって上
型を下降させることで下型上に押圧固定させる。次い
で、係合部材が作動され、これが上型の係合部に係合さ
れて上型の上方へ動きが固定される。その後、折曲げ用
の上型或いは下型が揺動或いは上下方向に摺動されて、
所定の折曲げ線に沿ってワークの端辺の折り曲げが行わ
れる。この時、前記折曲げ用の上型或いは下型の揺動或
いは上下摺動によって上型にはこれを大きく上方に突き
上げる応力が負荷されることになるが、この応力には基
台の設けられた係合部材が上型の係合部に係合して強力
に対抗する。
【0009】
【実施例】次に本発明の折曲げ機の上型閉鎖締め付け装
置をウイングベンダーに適用した場合の一実施例を図面
に基づいて説明する。図5は、本発明の上型閉鎖締め付
け装置が適用されるウイングベンダーの背面図で、基台
1上面に下型2が設けられており、この基台1の左右両
側には箱型の左右フレーム(内部中空の柱)3が上方に
向けて立ち上げられ、この左右フレーム3の上端間にわ
たって補強梁4が架設されている。また、前記下型2の
手前にはウイングビーム5が、この基台1の左右で横支
軸に回動自在に支持され、流体圧シリンダ6によって上
下揺動自在に回動される。
【0010】更に、前記左右のフレーム3間には下端に
上型7を備えた支持体の一例であるラム8が、これら左
右のフレーム3に案内されながら上下動自在に架設され
ている。具体的には、図1,図2,図5に示されるよう
に、左右のフレーム3の互いに向き合う内壁3Aには前後
にこのラム8の前後方向の肉厚に等しい間隔を開けてガ
イドレール9が設けられていて、この前後のガイドレー
ル9の間に夫々ラム8の左右端部が嵌入されて上下方向
に案内される。またフレーム3内の上方部分には、油圧
シリンダ10が設けられる。そして、前記ラム8の左右両
端部端面からは、フレーム3の前記内壁3Aの穿設された
上下方向の長孔3Bを通してフレーム3内方に突入させ
て、連結部材12が突設されていて、これに前記油圧シリ
ンダ10のシリンダーロッド11の下端が連動連結され、前
記油圧シリンダ10の作動によってラム8がガイドレール
9に案内されながらその上下位置が制御される。図2中
13,14は、前記ラム8が水平に上下動されるのに設けら
れたガイド構造で、具体的にはこのラム8の端部端面か
らフレーム内方に突入されたピニオン13とこれに噛み合
う、フレーム3内壁3Aの内面に取付けられた、ラック14
と、前記左右のピニオン13を一体に連動連結する軸13a
とで構成される。
【0011】上型の閉鎖締め付け装置15は、先ず図1〜
4に示されるように、上型7を保持するラム8の左右両
端部の端面から突設されていて、前記長孔3Bを通してフ
レーム3内方に突入された、正面視でLの字型をした係
合部の一例である係合体16と、このフレーム3の内側に
設けられていて、このフレーム3の内壁3Aに取付けられ
た支持フレーム17に左右方向の支軸18で下端を回動自在
に支持され、油圧シリンダ19によって強制的に回動され
る、係合部材の一例であるロックアーム20とで構成され
る。このロックアーム20は、図3,図4に示されるよう
に、側面視コ字状に形成されていて、上方の前後方向に
向かうアームによってロック爪21が形成される。一方前
記係合体16の水平なアーム部分16A上には、係合面16B
が形成されていて、前記ロック爪21がこの係合面16Bに
係合されることでラム8の動きがロックされる。また、
逆に前記ロック爪21が係合面16Bから離脱することでラ
ム8のロックが解除され、ラム8は油圧シリンダ10によ
って自由に上動できる。
【0012】前記油圧シリンダ19は、図1,図2に示さ
れるように、下端がこのフレーム3の下枠3Cに横軸22で
揺動自在に保持されている。また、図1,図3に示され
るように、前記係合面16B上には、供給されるワークの
板厚の大小変化にかかわらず、このロック爪21に対する
係合面16Bの上下位置が常に一定になるように、この係
合面16Bの上下高さを調節するための調整機構23が設け
られていて、具体的には、図3に示されるように、上面
がロック爪21側程低位となるカム24と、このカム24の係
合面16B上における前後方向の位置を調整するネジ軸25
と、カム24をガイドする、保持フレームを兼ねたガイド
部材26とから構成されている。
【0013】尚、本発明に示される前記折曲げ機の作動
はNC制御される。
【0014】次に上記実施例に記載された具体構成の作
用を説明すると、まず、下型2上にワークが供給される
と、前記油圧シリンダ10が作動してラム8が下方へ、前
記ガイドレール9に案内されながら、下降され、ワーク
はこの下型2上にしっかりと押しつけられ、その動きが
固定される。次いで、ロックアーム20作動用の前記油圧
シリンダ19が作動してこのロックアーム20が、下端の支
軸18を中心に、係合体16側、つまり図3の想像線の位置
から実線の位置、に向かって揺動され、遂にはそのロッ
ク爪21が係合面16Bに係合されて、上型7のワーク押圧
位置が固定される。この上型7のワーク押さえ位置の固
定が行われると、前記ウイングビーム5が油圧シリンダ
6の作動により上方に回動されて、ワークは折曲げ線に
沿って折曲げられる。
【0015】折曲げが完了したら、前記油圧シリンダ19
が作動してこのロックアーム20が、下端の支軸18を中心
に、先とは逆の方向に向かって揺動され、ロック爪21が
係合面16Bから離脱され、上型7のワーク押さえ位置の
固定、つまりラム8の上方への移動規制状態、が解除さ
れるから、ラム8は油圧シリンダ10の作動によって自由
に上動できることになる。
【0016】尚、供給されるワークの厚さが変わる場合
は、厚さの大小に応じて前記調整機構23のネジ軸25が正
・逆方向に回動されて、カム24の前後方向の位置が適宜
に調整され、係合面16Bが常にロック爪21としっかりと
係合されるよう、その所定の上下位置が調整される。
【0017】次に図6〜9に示されるのは、前記上型閉
鎖締め付け装置の別の実施例を示したもので、以下その
構成を説明する。先ず図6に示される構成は、基本的に
は、ラム8とフレームの内壁3Aとから夫々突設されてな
る係合部16と、フレーム3の内方に設けられた係合部材
20とから構成される。具体的には、同図に示されるよう
に、前記係合部16はラム8の左右両端部の端面から突設
されていて、前記長孔3Bを通してフレーム3内方に突入
された係合体16Aと、内壁3Aに取付けられた係合体16B
とからなり、前記ラム側の係合体16Aの上面16aがラム
側端より遠ざかるに従って順次下位に変位する傾斜面に
形成されるとともに、前記内壁3Aに取付けられた係合体
16Bの下面16bも前記内壁3Aから遠ざかるに従って順次
上位に変位する傾斜面に形成され、上型がワークを押圧
する際には、両係合体16A,16Bによって、横向き台形
状の係合部16が形作られる。そしてこの係合部16に係止
される係合部材20は、この横向き台形状の係合部16と同
じ横向き台形状の凹入切欠き20Aを備えていて、上下一
対のガイド部材27に上下方向に僅かに摺動自在に保持さ
れながら、且つ左右方向に摺動自在に案内され、図上左
方向に摺動させてこの凹入切欠き20Aが前記横向き台形
状の係合部16に係合されることによってラム8の上方へ
の動きが阻止される。尚、前記係合部材20の左右方向の
摺動は、この係合部材20の下面に設けられたラック28
と、その下方にあってこのラック28に噛み合うピニオン
29と、このピニオン29を正逆方向に回転させる電動モー
タ30とで行われる。尚、ピニオン29は弾性的に(図例で
は引っ張りスプリング)ラックに噛み合うように構成さ
れていて、前記係合部材20の係合部16への係合がスムー
スに行えるようになっている。
【0018】次に図7,図8に示される構成は、基本的
にはスパイラルカムを利用したもので、ラム8の左右両
端部の端面から突設されていて、前記長孔3Bを通してフ
レーム3内方に突入された、正面視でLの字型をした係
合体16と、フレーム3の内方に設けられた係合部材20と
から構成される。具体的には、前記係合体16はそのLの
字型の水平なアーム部分16Aの上面には前後方向に傾斜
するカム受け面31(図例では後方程高位になる傾斜面)
が形成される。他方このカム受け面31に係合される係止
部材20の一例としてのカム部材32は部分円弧状の回転腕
状に形成されていて、その回転腕状の下面が前記カム受
け面31の傾斜角と同じ傾斜角のスパイラルカム面33に形
成されている。従って、この回転腕状のカム部材32が正
逆適宜に回転されることでその下面のスパイラルカム面
33で前記係合体16のカム受け面31が下方に押圧された
り、逆に押圧が解除されたりし、押圧作用状態ではラム
8の上方への動きが阻止され、逆に押圧作用解除状態で
はラム8の上動は自在となる。図中34はカム部材32を正
逆方向に回転させる電動モータである。尚、前記フレー
ム3の内部空間に余裕がある場合には、カム部材32を部
分円弧状の回転腕状にすることなく円板体に形成し、そ
の下面にスパイラルカム面を形成することもできる。
【0019】更に図9、図10に示される構成は、基本的
に偏芯カムを利用したもので、ラム8の左右両端部の端
面から突設されていて、前記長孔3Bを通してフレーム3
内方に突入されたピン35で構成される係合体16と、フレ
ーム3の内方に設けられた係合部材20の一例としての回
転カム輪36とから構成される。具体的には、前記ピン35
は水平横方向に突設される。他方前記回転カム輪36は、
左右方向にのみ摺動自在にフレーム3部分に設けられた
摺動部材37に、前記ピン35の軸線38と平行な軸線39上
に、回転のみ自在に保持される。また、この回転カム輪
36の中央軸線Xから上方に少し離れて軸線Yを設定し、
この軸線Yと同心に前記ピン35の嵌入用孔40が穿設され
ている。尚、図中41は回転カム輪36の回転軸である。従
って、ラム8が下降して上型と下型との間でワークを押
圧挾持した時点で前記摺動部材37が、図外駆動装置によ
って図9上左側に摺動され、回転カム輪36のピン嵌入用
孔40に前記ピン35を嵌入させる。次いで、回転カム輪36
が、図外駆動モータによって図10上反時計方向に回転さ
れることにより、ピン35がこの回転カム輪35の軸線X周
りを下方に向かってその下死点手前まで回転され、これ
によってピン35を介してラム8にはこれを下方に押圧す
る作用力が負荷される。逆に先とは反対方向の各部材の
作動によってラム8に対する下方への押圧力が解除され
る。
【0020】また、図11に示される構成は、基本的に先
に示した図6の構成を更に変形したものであって、ラム
8の左右両端部の端面から突設されていて、前記長孔3B
を通してフレーム3内方に突入された係合部16と、フレ
ーム3の内方に設けられた係合部材20とから構成され
る。具体的には、前記係合部16はラム8の左右両端部の
端面から突設されていて、前記長孔3Bを通してフレーム
3内方に突入された係合体16Aと、この係合体16Aに穿
設された係合孔42とからなり、この係合孔42の底面42A
はラム側端より遠ざかるに従って順次下位に変位する傾
斜面に形成される。そしてこの係合部16に係止される係
合部材20は、下面をラム8に近づくに従って順次上上が
り傾斜面43に形成された嵌合突起44と、この嵌合突起44
を左右方向にのみ一体的に摺動案内する摺動体45とから
構成され、図上左方向に摺動させてこの嵌合突起44が前
記係合孔42に嵌入され、その下面の傾斜面43で係合孔42
の底面42Aが下方に押圧されることによってラム8の上
方への動きが阻止される(想像線で示される)。尚、前
記摺動体45の左右方向の摺動は、図示しないが、前記図
6の構成と同様に、この摺動体45の下面に設けられたラ
ックと、その下方にあってこのラックに噛み合うピニオ
ンと、このピニオンを正逆方向に回転させる電動モータ
とで行われる。
【0021】そして図12に示される構成は、前記図9,
10に示される偏芯カムを利用した場合の更に別の実施例
を示し、ラム8の左右両端部の端面から突設されてい
て、前記長孔3Bを通してフレーム3内方に突入された水
平な受け部材46を備える係合体16Aと、フレーム3の内
方に設けられた係合部材20の一例としての回転カム輪47
とから構成される。具体的には、前記水平受け部材46は
前記係合体16Aの下端から水平に一体に突設され、上面
46Aは水平な面に構成されている。他方フレーム3部分
に左右方向にのみ摺動自在に設けられた摺動部材48に前
記回転カム輪47が、その中央軸線Xを中心にして回転の
み自在に保持される。即ち、この回転カム輪47は、その
中央軸線Xから下方に少し離れて設定された軸線Yと同
芯の回転軸49が前記摺動部材48に回転のみ自在に設けら
れていて、この回転軸49の内側端が前記回転カム輪47に
一体的に固定され、この回転軸49が前記軸線Yを中心に
して正逆方向に所定角度回転されることによって、前記
回転カム輪47がこの軸線Yを中心にして正逆方向に所定
角度回転されるように構成されている。尚、回転軸49は
その回転駆動モータの出力軸(図外)とスプライン嵌合
される構成や、軸端周面に形成されたギヤにラックを噛
み合わせる構成が適宜に採用され、また、前記摺動部材
48の左右動は、図6に示されるラックとピニオンの組み
合わせが採用される。従って、ラム8が下降して上型と
下型との間でワークが押圧挾持された時点で前記摺動部
材48が、図外駆動装置によって図12上を左側に摺動さ
れ、回転カム輪47が係合体16Aの水平受け部材46上に至
る迄る間で摺動される。次いで、回転軸49が、図外駆動
モータによって図12上を反時計方向に(手前から奥に向
かって)回転されることにより、回転カム輪47が回転軸
49の軸線Y周りを下方に向かってその下死点手前まで回
転され、これによって回転カム輪47が水平受け部材46を
下方へ押しやるように作用し、ラム8にはこれを下方に
押圧する応力が負荷される。逆に先とは反対方向の各部
材の作動によってラム8に対する下方への押圧力が解除
される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、下型上に供給されたワークをこの下型
上に押さえつけてその動きを固定する作用姿勢にある上
型に、その位置において上方への動きが阻止される閉鎖
締め付け構造が備わっていて、折曲げ用の上型或いは下
型の作動に起因する上型の上方への押し上げ力に強力に
対抗するように構成されているから、従来と違って、上
型を上下動する油圧シリンダにこの折曲げ用の上型或い
は下型の作動に起因する上方への押し上げ力に対抗する
ための出力を持たせる必要がなくなり、この油圧シリン
ダの出力を格段に少なく正味ラムの上下動に必要とされ
る出力だけの低出力に構成でき、剛性のある梁やフレー
ムが不要となって装置の小型化に大きく貢献できる。
【0023】また、請求項2に記載の本発明は、この種
折曲げ機が本来的に備えている左右の箱型フレームの内
部空間にこの上型の閉鎖締め付け構造を設けたので、ス
ペースの有効利用により、装置全体の小型化に一層貢献
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上型閉鎖締め付け装置を備える折
曲げ機の全体側面図である。
【図2】本発明に係る上型閉鎖締め付け装置を備える折
曲げ機の一部切欠き正面図である。
【図3】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の要部の側面図である。
【図4】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の要部の正面図である。
【図5】本発明に係る上型閉鎖締め付け装置を備える折
曲げ機の全体正面図である。
【図6】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の別の実施例を示す要部の拡大正面図である。
【図7】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の別の実施例を示す要部の拡大正面図である。
【図8】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の図7に示す別の実施例の説明外観図である。
【図9】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の別の実施例を示す要部の拡大正面図である。
【図10】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の図9に示される別の実施例の作用の説明図である。
【図11】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の別の実施例を示す要部の拡大正面図である。
【図12】本発明に係る折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置
の別の実施例を示す要部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1─基台、2─下型、3─フレーム、7─上型、8─支
持体、16─係合部、20─係合部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に延伸された上下方向に摺動自
    在の上型と基台に固定された下型の協働によってワーク
    の折曲げ加工を行う折曲げ機において、上型の支持体の
    左右両端部に係合部が形成されるとともに、基台側には
    この係合部に係脱自在に係合される係合部材が設けら
    れ、前記上型がワークを下型上に押圧した際にこの係合
    部材が前記係合部に係合されて上型の動きを固定するこ
    とを特徴とする折曲げ機の上型閉鎖締め付け装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部と係合部材とは共に基台の左
    右に一体的に立設された、上型の上下動を案内する、フ
    レームの内側に設けられている請求項1記載の折曲げ機
    の上型閉鎖締め付け装置。
JP5213440A 1993-08-04 1993-08-04 折曲げ機のラム締め付け閉鎖装置 Expired - Fee Related JPH0813381B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04158926A (ja) * 1990-10-24 1992-06-02 Amada Metrecs Co Ltd 折曲げ用ダイセット式金型およびその金型を用いた金型自動交換装置

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JPH0813381B2 (ja) 1996-02-14

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