JPH0747418Y2 - 巻付けドラム - Google Patents

巻付けドラム

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JPH0747418Y2
JPH0747418Y2 JP4063391U JP4063391U JPH0747418Y2 JP H0747418 Y2 JPH0747418 Y2 JP H0747418Y2 JP 4063391 U JP4063391 U JP 4063391U JP 4063391 U JP4063391 U JP 4063391U JP H0747418 Y2 JPH0747418 Y2 JP H0747418Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
drum
optical fiber
inner peripheral
winding drum
winding
Prior art date
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JP4063391U
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English (en)
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JPH04133658U (ja
Inventor
勝章 伊藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばファイバオプ
ティックジャイロに使用される巻付けドラムのように、
光ファイバなどの線材を巻き付ける巻付けドラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6、図7は従来の光ファイバ巻付けド
ラム1を示すもので、アルミニウム合金や硬質プラスチ
ックなどからなり、円型環状の本体2の外周両側に全周
に亘る突部3、4を設け、内周面の片側には複数の突片
5を等間隔に設けて、この各突片5にボルト挿通孔6を
設けてある。上記のような従来のドラム1では、本体2
の外周に光ファイバを巻き付け、その端末を本体2の内
側へ引き入れ、光分岐器や偏光子、受発光素子などの光
コンポーネンツに接続する。ドラム1の内側ではそれら
の光コンポーネンツの間を光ファイバで接続するが、そ
れらの光ファイバがドラム1の外へ飛び出ないように止
める必要がある。
【0003】そのために、従来では接着剤を用いて光フ
ァイバが外に出ないように固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来では上記のように
ドラム1の内側で、各コンポーネンツの収納毎に光ファ
イバを接着固定していたので、接着剤が硬化するまでに
時間がかかり、作業が長びく。そこで、全てのコンポー
ネンツを収納させたのちに接着剤を塗布するようにする
と、収納途中で光ファイバがドラムより外に出てしまう
ため、これも作業がやり難い。また、上記のように光フ
ァイバを接着剤で固定してしまうと、あとで光ファイバ
を外して修正することが困難であり、しかも熱サイクル
がかかると接着力が弱まり、外れてしまうおそれがあ
る。さらに、ドラムを光ファイバジャイロのケーシング
に固定する場合、ドラムに巻付けた光ファイバはその上
端(巻終り)を繰出してその先を圧電振動子に巻付けこ
れを位相変調器とするが、これらドラムと位相変調器と
をケーシング内に収納固定する際に、ドラムと位相変調
との位置が特定の関係位置に固定されていると位相変調
器との間の光ファイバ長さを最適に微調整することが困
難という問題もある。
【0005】この考案の課題は上記のような従来のドラ
ムの問題点を解決して、ドラムの内側において接着剤を
用いずに光ファイバを固定できる巻付けドラム位相変
調器等の光コンポーネンツとの間の距離微調整自在な固
定手段を有する巻付けドラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この考案は、外周に光ファイバ線材を巻付け、その内側
光ファイバ線材の離脱を防止する複数の突起を設け
た環状の巻付けドラムから成り、それぞれの突起部は
付けドラムの幅方向へ光ファイバ線材が離脱するのを防
止するドラム中心へ向って突出する突起と、内周部のさ
らに内側へ光ファイバ線材が離脱するのを防止するため
ドラム幅方向へ延びる脚部材の端に上記突起との間に光
ファイバ線材を挿通し得る隙間を置いて上記突起と対向
して突出させた突起とから成る巻付けドラムの構成とし
たのである。
【0007】上記もう一つの課題を解決する手段として
この考案は上記第一の解決手段の巻付けドラムにおい
て、前記巻付けドラムの内周側に環状の内周縁材を設
け、この内周縁材に多数のボルト挿通孔をねじ止めする
箇所以上に設けた構成としたのである。
【0008】
【作用】この考案の巻付けドラムは上記の構成であるか
ら、ドラムの外周に巻き付けた光ファイバなどの線材は
ドラムの内側に引き入れて光コンポーネンツに接続する
が、この接続に用いた光ファイバは、ドラム本体の内側
に設けた突起に係止させる。従って接着剤を用いずに
光ファイバなどの線材の外部への離脱を防止できる。上
記突起ドラム内周に沿ってドラム中心へ向って突出
する突起により光ファイバ線材をゆるやかに固定するこ
とによって光ファイバ線材の幅方向への離脱を防止する
と共に内周部のドラム幅方向へ延びる脚部材の端に上
記突起との間に光ファイバ線材を挿通し得る隙間を置い
て上記突起と対向して突出する突起によりさらに内側へ
線材が離脱するのを防止する。
【0009】第二の解決手段によると、ドラム上端から
繰出される光ファイバを位相変調器の圧電振動子に巻き
付けてこれらをケーシング内に収納する際に、ドラム及
び位相変調器のそれぞれは所定の位置に固定されるが、
位相変調器までの光ファイバの長さはドラムの設置角度
を固定位置を中心にしていずれかの角度方向に回転調整
することによって最適な状態にセットされる。
【0010】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1乃至図3に示すように、光ファイバ巻
付けドラム11において、12はアルミニウム合金や硬
質プラスチックなどからなる円型環状の本体で、その外
周両側に全周に亘るつば13、14を設け、内周側にも
環状の内周縁材15を設け、この内周縁材15に多数の
ボルト挿通孔16を所定の間隔(図示の例では10°ピ
ッチ)で設けてある。また、上記内周縁材15のボルト
挿通孔16と16の間には複数の突起17を所定の間隔
で一体に設ける。この場合、各突起17は断面が図3の
ように内周のドラム中心に向って突出する突起17aと
ドラム幅方向へ延びる脚部材の端に上記突起と対向して
突出させた突起17bとから成り、両突起の間には光フ
ァイバ線材を通すことができるほどの隙間が設けられて
いる。
【0011】この実施例のドラム11において、図3の
ように本体12の外周に光ファイバ20を巻き付け、そ
の端末をドラム11の内側に入れ、図4のように任意の
コンポーネンツXを接続するが、本体12の内側に入れ
た光ファイバ20およびコンポーネンツXを連結する光
ファイバ21は各突起17の内側に係止させることによ
り外部に飛び出さないようにする。そして、図3のよう
にドラム11の側面にカバー22を当てがって、各挿通
孔16にボルトを挿通してドラムに固定する。この場
合、ドラム11に巻付けた光ファイバ20の上端を繰出
して位相変調器31の圧電振動子32に巻付けてこれら
をケーシング内に収納固定するが、図5にその固定方法
を示す。
【0012】ドラム11及び位相変調器31は図示の位
置に固定するものとする。この間に繰り出される光ファ
イバ(原則としてドラム11と位相変調器31には1本
の連続したものが巻付け使用され、途中をカプラーで接
続しない)の長さはLとする。この長さLを所定の範囲
内にセットする際に、長過ぎたり短か過ぎたりの状態が
生ずる。短か過ぎた場合に両者の位置をそのまま光ファ
イバ20を引張るとドラム11の巻線の間に喰込んで光
ファイバが出てくる。このような固定方法を避けるた
め、ドラム11には前述したようにその内周縁材15に
多数のボルト挿通孔16が設けてあり、例えば図示の実
線の3本のボルト23でドラム11を固定する場合に、
長さLを最適となるようにドラム11を図中の矢印で示
す左右いずれかの方向に回転させる。こうして長さLが
実線に最適の角度位置となるボルト挿通孔16の位置を
選んでドラム11を固定する。
【0013】以上のように構成したドラム11に光ファ
イバを巻き付けて内側のコンポーネンツに連結する場
合、図3、図4に示すように、光ファイバはコンポーネ
ンツとの関係で経路が短くできたときはBの記号で示す
内周内側の位置を通り、長くできたときはAの記号で示
す内周外側寄りの位置を通ることになる。
【0014】こうすることによって、いずれの場合も光
ファイバ経路の曲げ半径をできるだけ大きくとることが
できる。
【0015】
【考案の効果】この考案の巻付けドラムはその内側に突
起を設け、内側に入れてドラムの内側に沿わせた光ファ
イバが、前記突起によりゆるやかに止められて外れない
ようにしてあるので従来のように接着剤を用いることな
くドラムの内側の光ファイバをゆるやかに止めることが
できる。又、光ファイバの取付作業に要する時間が短縮
され作業が容易になると共に、取付けた光ファイバの経
路の半径をできるだけ大きく確保できるなどの効果があ
る。
【0016】さらに、巻付けドラム内周側の内周縁材に
多数のボルト挿通孔を設けたから、これを用いてドラム
から繰り出される光ファイバを最適長さに調整してセッ
トでき、性能劣化の原因を除去できるという利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の巻付けドラムの正面図
【図2】図1の線II−IIから見た縦断側面図
【図3】図1の線III −III から見た拡大断面図
【図4】光ファイバ経路を説明する図
【図5】巻付けドラムと位相変調器の固定方法を説明す
る図
【図6】従来の巻付けドラムの正面図
【図7】同上の縦断面図
【符号の説明】
11 巻付けドラム 12 本体 13、14 つば 15 内周縁材 16 ボルト挿通孔 17、17a、17b 突起 20、21 光ファイバ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に光ファイバ線材を巻付け、その内
    側に光ファイバ線材の離脱を防止する複数の突起を設
    けた環状の巻付けドラムから成り、それぞれの突起部は
    巻付けドラムの幅方向へ光ファイバ線材が離脱するのを
    防止するドラム中心へ向って突出する突起と、内周部の
    さらに内側へ光ファイバ線材が離脱するのを防止する
    めドラム幅方向へ延びる脚部材の端に上記突起との間に
    光ファイバ線材を挿通し得る隙間を置いて上記突起と対
    向して突出させた突起とから成る巻付けドラム。
  2. 【請求項2】 前記巻付けドラムの内周側に環状の内周
    縁材を設け、この内周縁材に多数のボルト挿通孔をねじ
    止めする箇所以上に設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の巻付けドラム。
JP4063391U 1991-03-27 1991-05-31 巻付けドラム Expired - Lifetime JPH0747418Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4063391U JPH0747418Y2 (ja) 1991-03-27 1991-05-31 巻付けドラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-18877 1991-03-27
JP1887791 1991-03-27
JP4063391U JPH0747418Y2 (ja) 1991-03-27 1991-05-31 巻付けドラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04133658U JPH04133658U (ja) 1992-12-11
JPH0747418Y2 true JPH0747418Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=31948319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4063391U Expired - Lifetime JPH0747418Y2 (ja) 1991-03-27 1991-05-31 巻付けドラム

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JP (1) JPH0747418Y2 (ja)

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JPH04133658U (ja) 1992-12-11

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