JPH0747393B2 - 四輪立ち乗りゴルフカート - Google Patents

四輪立ち乗りゴルフカート

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JPH0747393B2
JPH0747393B2 JP4042574A JP4257492A JPH0747393B2 JP H0747393 B2 JPH0747393 B2 JP H0747393B2 JP 4042574 A JP4042574 A JP 4042574A JP 4257492 A JP4257492 A JP 4257492A JP H0747393 B2 JPH0747393 B2 JP H0747393B2
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JP
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frame
bag
bumper
caddy
caddy bag
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悦秀 竹原
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場でキャディバ
ッグを運搬する際に用いられる四輪立ち乗りゴルフカー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場においてプレーヤが使用するゴ
ルフ用具を運搬するためのゴルフカートとして、乗り降
りを容易に行えるように起立したままの姿勢で乗車す
る、いわゆる三輪立ち乗り式のゴルフカートが提案され
ている。
【0003】この種のゴルフカートは、車体の後部に運
転者が起立した姿勢で乗車するスペースを備えており、
この車体の左右両側部に、キャディバッグが略垂直に起
立された姿勢で前後に並べて載置されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ゴルフカートにおいては、キャディバッグが略垂直に起
立されているので、このキャディバッグがぐらついたり
傾き易く、ゴルフカートの走行中には、キャディバッグ
の上部をベルト等でしっかりと保持しておかねばならな
かった。
【0005】また、キャディバッグが運転者の前方で上
方に大きく突出するので、前方視界が狭くなるととも
に、このキャディバッグが前輪よりも手前で側方に大き
く張り出すために、前輪の左右両側に大きな死角が生じ
ることがあった。このため、キャディバッグが運転操作
の妨げとなることがあり、この点において今一歩改善の
余地が残されていた。
【0006】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、運転者の前方視界を良好に維持しつつ、
数多くのキャディバッグを安定した姿勢で搭載すること
ができ、しかも、走行中、キャディバッグが前方の障害
物に接触するのを未然に回避でき、キャディバッグの落
下や倒れを防止できるとともに、たとえバンパーが障害
物に衝突したとしても、バンパーのみによって衝撃を吸
収でき、かつ、このバンパーが変形したとしても、この
バンパーが荷台やキャディバッグと干渉し難くなる四輪
立ち乗りゴルフカートの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の四輪立ち乗りゴルフカートは、左右の前輪
と後輪とによって支持されたフレームを有し、このフレ
ームの前半部分に、複数のキャディバッグを起立させた
姿勢で左右方向に一列に並べて搭載するためのバッグ支
持部を設け、このバッグ支持部は、上記前輪の前方に配
置されて上記キャディバッグの底部を支える支持部を有
する荷台と、この荷台の後方で上記キャディバッグの上
部を支える支持部材とによって構成され、このバッグ支
持部の後方に、運転者が起立した姿勢で乗車する乗車ス
ペースが設けられている。
【0008】そして、上記フレームの前半部は、上記前
輪の間を通って前後方向に延びる左右一対のフレーム部
材を有し、これらフレーム部材は、上記前輪の互いに対
向し合う内側面から車幅方向内側に離隔することで、上
記前輪の内側間隔よりも幅狭な間隔を存して配置すると
ともに、これらフレーム部材の前端部を上記前輪よりも
前方に延長し、これらフレーム部材の延長部上に上記荷
台を配置して、この荷台および上記支持部材を上記前輪
の内側間隔よりも左右方向に幅広く形成するとともに、
この荷台を前方に進むに従い上向きに傾斜させた姿勢で
配置し、このバッグ支持部の荷台の下方を通る上記フレ
ーム部材の延長部を、上記荷台よりも前方に延長して、
これらフレーム部材の前端間に亘って、上記荷台の幅と
略同じ幅で、しかも、この荷台よりも前方に突出するバ
ンパーを設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】このような構成によれば、キャディバッグは、
前下がりに傾斜された姿勢でバッグ支持部に搭載される
ので、このキャディバッグが起立している場合に比べて
キャディバッグがぐらついたり傾き難くなる。このた
め、キャディバッグの姿勢が安定し、数多くのキャディ
バッグをバッグ支持部上に無理なく搭載することができ
る。
【0010】しかも、キャディバッグは前下がりに傾斜
されているから、このキャディバッグの上方への突出度
合が少なくなり、このキャディバッグが運転者の前方に
位置するにも拘らず、前方視界を充分に確保できる。そ
の上、キャディバッグが前輪の手前で側方に大きく張り
出さずに済むので、前輪回りに大きな死角が生じること
もなく、その分、車両感覚を把握し易くなって運転操作
性が良好となる。
【0011】また、キャディバッグを前下がりに傾斜さ
せたことにより、このキャディバッグの部が前輪の前
方に向って張り出すことになるが、このキャディバッグ
の下方には、さらに前方に突出するバンパーが存在する
ので、ゴルフカートの走行進路上に、例えば縁石や切株
等のように高さが低くて運転者の視野に入り難い障害物
が存在するような場合でも、バンパーが荷台やキャディ
バッグよりも先に上記障害物に接触することになる。こ
のため、運転者は、荷台やキャディバッグが障害物に接
触する以前に走行進路上に障害があることを認識できる
ので、キャディバッグが障害物に接触するのを避けるた
めの回避行動に即座に移行することができる。 この場
合、バンパーのなかでも障害物に衝突し易い箇所は、バ
ンパーの中央部よりもむしろ左右両端部であるけれど
も、このバンパーは、前輪の間に配置された左右のフレ
ーム部材の前端間に亘って取り付けられ、このバンパー
の左右両端部がフレーム部材よりも左右両側に張り出し
ているので、バンパーの両端部が障害物に衝突すると、
そのフレーム部材への取り付け部に大きな曲げモーメン
トが作用する。そのため、バンパー自体がフレーム部材
への取り付け部を支点に曲がり易くなり、その分、フレ
ーム部材に伝わる衝撃が吸収緩和される。 その上、バン
パーが後方に折れ曲がったとしても、このバンパーより
も後方に位置する荷台は、前上りの姿勢に傾斜されてい
るので、折れ曲がったバンパーは荷台の下方に入り込
み、この荷台と干渉し難くなる。したがって、バンパー
のみによって障害物との衝突による衝撃を吸収すること
ができ、荷台やこの荷台上のキャディバッグの損傷を防
止することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図4
にもとづいて説明する。
【0013】図中符号1で示すゴルフカートは、前部両
側に位置された左右一対の前輪2a,2bと、後部両側
に位置された左右一対の後輪3a,3bと、これら前輪
2a,2bおよび後輪3a,3bによって支持された下
部フレーム4と、上記前輪2a,2b、後輪3a,3b
および下部フレーム4を上方から被覆し、下方に開放さ
れた略四角形箱状をなす車体5と、この車体5の装着後
に下部フレーム4にねじ等により着脱可能に固定された
側面視山形状の上部フレーム6を備えている。
【0014】車体5の後部中央は、内側に凹陥されてい
る。凹陥部5aは、上部フレーム6の後部であり、かつ
左右の後輪3a,3bの間に位置されており、この凹陥
部5aは、図1に鎖線で示すように、車体5上にキャデ
ィやプレーヤ等が運転者Aとして起立した姿勢で乗車す
るための乗車スペース5sを構成している。そして、こ
の乗車スペース5sの底には、運転者用踏板7が設けら
れている。
【0015】乗車スペース5sの直前には、後輪3a,
3bを駆動するための駆動装置30が設置されている。
駆動装置30としては、その駆動源に従来周知の電動機
や内燃機関が用いられており、この駆動装置30は車体
5によって覆われている。
【0016】車体5上には、前輪2a,2bの舵取り機
構から後上りに傾斜されたハンドル軸9が配置されてい
る。ハンドル軸9の上端部には、前輪2a,2bを操向
操作するための棒状の操向ハンドル8が設けられてお
り、この操向ハンドル8は、乗車スペース5sの前方に
位置されている。
【0017】なお、操向ハンドル8は、その左右両端部
にグリップ10a,10bを備えており、その左側のグ
リップ10aに近接した位置には、ブレーキレバー12
が設けられているとともに、右側のグリップ10bに近
接した位置には、スロットルレバー11が設けられてい
る。
【0018】図3や図4に示すように、上記下部フレー
ム4は、略箱形状に枠組みされたフレーム本体4aを備
えている。このフレーム本体4aの前端は、前輪2a,
2bの間を通って前方に延長されている。この前端延長
部4bは、左右一対のフレーム部材4c,4dを備えて
いる。フレーム部材4c,4dは、前輪2a,2bの互
いに対向し合う内側面よりも車幅方向内側に離隔して配
置されている。このため、フレーム部材4c,4dの配
置間隔は、前輪2a,2bの内側間隔やフレーム本体4
aの幅よりも狭く設定されている。また、フレーム本体
4aの後部は、後輪3a,3bの間を通って後方に延長
されている。この後端延長部4eは、上記運転者用踏板
7の下方に位置されており、この後端延長部4eの後端
には、後バンパー14が取り付けられている。
【0019】一方、上部フレーム6は、下部フレーム4
の前端延長部4bの中間部とフレーム本体4aの後部と
の間に架設されるとともに、車体5の中央部を前後方向
に延びる左右一対のサイドフレーム6a,6bと、これ
らサイドフレーム6a,6bの間を連結するクロスフレ
ーム6cを備えており、クロスフレーム6cは、上記ハ
ンドル軸9を支持している。
【0020】上部フレーム6の前部には、バッグ支持部
を構成するバッグ支持フレーム16が設けられている。
バッグ支持フレーム16は、上下方向に延びる左右一対
のフレーム部材16a,16bを備えている。これらフ
レーム部材16a,16bは、下方に進むに従い前方に
突出するように、つまり、上記ハンドル軸9に略沿うよ
うに前下がりに傾斜されている。フレーム部材16a,
16bの下端部は、前輪2a,2bの比較的低い位置に
まで延びており、この下端部は、前方に向って斜め上向
きに折り曲げられた受け部16cをなしている。この受
け部16cには、荷台18が設けられている。荷台18
は、キャディバッグ17の底部を嵌入させて保持するた
めのもので、図1や図2に示すように、キャディバッグ
17を取り囲む枠部18aと、この枠部18aの左右両
端部間に跨がって、上記キャディバッグ17の底部を支
える支持部としての横棧18bとを備えている。そし
て、この荷台18は、前輪2a,2bの前方において左
右方向に沿って延びており、丁度フレーム本体4aの前
端延長部4bの上方に位置されている。
【0021】また、バッグ支持フレーム16の上部に
は、そのフレーム部材16a,16bの間に跨がって左
右方向に延びる支持部材19が設けられている。支持部
材19はキャディバッグ17の上部を後方下側から抱持
するためのもので、前輪2a,2bよりも高い位置にお
いてこの前輪2a,2bの後方に位置されている。した
がって、キャディバッグ17は、荷台18と支持部材1
9との間で、前下がりに傾斜された姿勢で保持される。
【0022】そして、支持部材19および荷台18は、
図2や図4から明らかなように、前輪2a,2bの内側
間隔よりも左右方向に幅広く形成されており、ゴルフカ
ート1の全幅と略同等となっている。このため、バッグ
支持フレーム16上には、複数のキャディバッグ17が
左右方向に一列に並んだ状態で搭載されるようになって
いる。
【0023】図1や図2に示すように、荷台18の下方
に位置された下部フレーム4の前端延長部4bは、荷台
18よりも前方に突出されている。この前端延長部4b
の前端には、前バンパー13が取り付けられている。
バンパー13は、前端延長部4bを構成するフレーム部
材4c,4dの前端間に跨がっており、上記荷台18よ
りも低い位置において、この荷台18よりも前方に突出
されている。そして、この前バンパー13は、荷台18
の全幅と略同じ幅寸法を有しており、その左右両端部が
フレーム部材4c,4dの左右両側に大きく張り出して
いる。
【0024】上部フレーム6を構成する左右のサイドフ
レーム6a,6bには、左右一対の収納かご21が固定
されている。収納かご21は、上面が開口された略四角
形状をなしており、上記操向ハンドル8のグリップ10
a,10bよりも低い位置に設けられている。収納かご
21の下方には、有底筒状のパターケース22が設けら
れている。パターケース22は、前下がりに傾斜された
姿勢で配置されており、その開口部22aが操向ハンド
ル8のグリップ10a,10bの下方に位置されてい
る。
【0025】また、車体5の後部上面には、目土袋等を
収納する収納かご23が固定されている。この収納かご
23は、サイドフレーム6a,6bの間に入り込んでお
り、上記乗車スペース5sの直前に位置されている。
【0026】このように構成された四輪立ち乗り式のゴ
ルフカート1においては、キャディバッグ17は、車体
5の前半部に位置するバッグ支持フレーム16上に前下
がりに傾斜された姿勢で搭載されるので、このキャディ
バッグ17が起立している場合に比べてキャディバッグ
17自体がぐらついたり傾き難くなる。このため、キャ
ディバッグ17の姿勢が安定し、数多くのキャディバッ
グ17をバッグ支持フレーム16上に無理なく搭載する
ことができる。
【0027】しかも、キャディバッグ17が前下がりに
傾斜されているので、このキャディバッグ17が直立し
ている場合に比べて車体5の上方への突出度合が少なく
なり、このキャディバッグ17が運転者Aの前方に位置
するにも拘らず、前方視界を広く確保できる。その上、
キャディバッグ17が前輪2a,2bの後方で側方に大
きく張り出さずに済むので、前輪2a,2bの周囲に大
きな死角が生じることもない。このことから、前方視界
が広くなることと合わせて、ゴルフカート1の運転中に
車両感覚を把握し易くなり、その分、運転操作性が良好
となる。
【0028】また、下部フレーム4の前端延長部4bの
前端には、キャディバッグ17の部を受ける荷台18
よりも低い位置において、この荷台18よりも前方に突
出する前バンパー13が取り付けられているので、ゴル
フカート1の走行進路上に、例えば縁石や樹木の切株等
のような運転者Aの視野に入り難い障害物が存在するよ
うな場合でも、前バンパー13が荷台18やキャディバ
ッグ17よりも先に障害物に接触する。
【0029】そのため、運転者Aは、荷台18やキャデ
ィバッグ17が障害物に接触する以前に走行進路に障害
が存在することを認識することができ、キャディバッグ
17が障害物に接触するのを避けるための回避行動に即
座に移行できるとともに、キャディバッグ17が荷台1
から脱落したり、この荷台18上で倒れ込むのを未然
に防止することができる。この場合、前バンパー13の
なかでも障害物に衝突し易い箇所は、前バンパーの中央
部よりもむしろ左右両端部となる傾向にある。しかる
に、前バンパー13は、前輪2a,2bの間に配置され
た左右のフレーム部材4c,4dの前端間に跨がって取
り付けられ、この前バンパー13の左右両端部がフレー
ム部材4c,4dよりも左右両側に大きく張り出してい
るので、この前バンパー13の左右両端部が障害物に衝
突した場合には、そのフレーム部材4c,4dへの取り
付け部に大きな曲げモーメントが作用する。このため、
前バンパー13自体がフレーム部材4c,4dへの取り
付け部を支点に曲がり易くなり、その分、フレーム部材
4c,4dに伝わる衝撃が吸収緩和されるので、フレー
ム本体4aの前端延長部4bの損傷を防止することがで
きる。 その上、ゴルフカート1の前進走行時に、前バン
パー13が障害物との衝突に伴って後方に折れ曲がった
としても、この前バンパー13よりも後方に位置する荷
台18は、前上りの姿勢に傾斜されているので、折れ曲
がった前バンパー13の端部は、荷台18の下方に入り
込むような状態となり、この荷台18と干渉し難くな
る。 したがって、前バンパー13のみによって障害物と
の衝突に基づく衝撃を吸収することができ、荷台18や
この荷台18上のキャディバッグ17の損傷を防止する
ことができる。 さらに、上記構成によれば、前輪2a,
2bの間に配置された左右のフレーム部材4c,4d
は、前輪2a,2bの内側面よりも車幅方向内側に離隔
して配置されているので、前輪2a,2bの操舵角度を
充分に確保することができ、その分、小回りが利いてゴ
ルフカート1の運転性の向上に寄与するといった利点が
ある。
【0030】なお、上記第1実施例においては、上部フ
レーム6の左右両側に収納かご21やパターケース22
を設け、この部分をゴルフ用具等の収納スペースとして
活用するようにしたが、例えば図5に示す本発明の第2
実施例のように、車体5に前輪2a,2bと後輪3a,
3bとの間に位置して、運転者以外の人間が乗車する同
乗者用踏板26を設け、二名乗車が可能な構成としても
良い。そして、この実施例では、同乗者用踏板26を蝶
番等の枢着部材27で車体5に枢着し、この車体5の側
方に突出可能な構成としているが、上記同乗者用踏板2
6は必ずしも突出させる必要はないものである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、キャディ
バッグは、前下がりに傾斜された姿勢で搭載されるの
で、このキャディバッグが起立している場合に比べてキ
ャディバッグの姿勢が安定し、数多くのキャディバッグ
をバッグ支持部上に無理なく搭載することができる。
【0032】しかも、キャディバッグが直立している場
合に比べて、上方への突出度合が少なくなるので、この
キャディバッグが運転者の前方に位置するにも拘らず、
前方視界を広く確保できる。それとともに、キャディバ
ッグが前輪の後方で側方に大きく張り出さずに済むか
ら、前輪の周囲に大きな死角が生じることもない。この
ことから、前方視界が広くなることと合わせて、ゴルフ
カートの運転中に車両感覚を把握し易くなり、その分、
運転操作性が良好となる。
【0033】また、ゴルフカートの走行進路上に、例え
ば縁石や樹木の切株等のような運転者の視野に入り難い
高さの低い障害物が存在するような場合でも、バンパー
荷台やキャディバッグよりも先に障害物に接触するの
で、運転者は、荷台やキャディバッグが障害物に接触す
る以前に走行進路に障害が存在することを認識すること
ができる。このため、キャディバッグが障害物に接触す
るのを避けるための回避行動に即座に移行でき、キャデ
ィバッグが障害物との接触により荷台から脱落したり、
この荷台上で倒れ込むのを未然に防止することができ
る。さらに、上記構成によると、バンパーの左右両端部
はフレーム部材よりも左右両側に大きく張り出している
ので、このバンパーの左右両端部が障害物に衝突した場
合には、そのフレーム部材への取り付け部に大きな曲げ
モーメントが作用し、このバンパー自体がフレーム部材
への取り付け部を支点に曲がり易くなる。そのため、フ
レーム部材に伝わる衝撃が吸収緩和され、フレームの損
傷を防止することができる。 その上、ゴルフカートの前
進走行時に、バンパーが障害物との衝突に伴って後方に
折れ曲がったとしても、このバンパーよりも後方に位置
する荷台は、前上りの姿勢に傾斜されているので、折れ
曲がった前バンパーの端部は、荷台の下方に入り込み、
この荷台と干渉し難くなる。したがって、バンパーのみ
によって障害物との衝突に基づく衝撃を吸収することが
でき、荷台やこの荷台上のキャディバッグの損傷を防止
できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における四輪立ち乗りゴル
フカートの側面図。
【図2】四輪立ち乗りゴルフカートの平面図。
【図3】ゴルフカートのフレーム構造を示す平面図。
【図4】ゴルフカートのフレーム構造を示す側面図。
【図5】本発明の第2実施例における四輪立ち乗りゴル
フカートの平面図。
【符号の説明】
1…ゴルフカート、2a,2b…前輪、3a,3b…後
輪、4,6…フレーム(下部フレーム、上部フレー
ム)、4b…前端延長部、4c,4d…フレーム部材、
5s…乗車スペース、13…バンパー(前バンパー)、
16…バッグ支持部(バッグ支持フレーム)、17…キ
ャディバッグ、18…荷台、18b…支持部(横棧)、
19…支持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の前輪と後輪とによって支持された
    フレームを有し、このフレームの前半部分に、複数のキ
    ャディバッグを起立させた姿勢で左右方向に一列に並べ
    て搭載するためのバッグ支持部を設け、 このバッグ支持部は、上記前輪の前方に配置されて上記
    キャディバッグの底部を支える支持部を有する荷台と、
    この荷台の後方で上記キャディバッグの上部を支える支
    持部材とによって構成され、 このバッグ支持部の後方に、運転者が起立した姿勢で乗
    車する乗車スペースを設けた四輪立ち乗りゴルフカート
    であって、上記フレームの前半部は、上記前輪の間を通って前後方
    向に延びる左右一対のフレーム部材を有し、これらフレ
    ーム部材は、上記前輪の互いに対向し合う内側面から車
    幅方向内側に離隔することで、上記前輪の内側間隔より
    も幅狭な間隔を存して配置するとともに、これらフレー
    ム部材の前端部を上記前輪よりも前方に延長し、 これらフレーム部材の延長部上に上記荷台を配置して、
    この荷台および上記支持部材を上記前輪の内側間隔より
    も左右方向に幅広く形成するとともに、 この荷台を前方
    に進むに従い上向きに傾斜させた姿勢で配置し、 このバッグ支持部の荷台の下方を通る上記フレーム部材
    の延長部を、上記荷台よりも前方に延長して、これらフ
    レーム部材の前端間に亘って、上記荷台の幅と略同じ幅
    で、しかも、 この荷台よりも前方に突出するバンパーを
    設けたことを特徴とする四輪立ち乗りゴルフカート。
JP4042574A 1992-02-28 1992-02-28 四輪立ち乗りゴルフカート Expired - Lifetime JPH0747393B2 (ja)

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JPH05178241A (ja) 1993-07-20

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