JPH074737B2 - クランプずれ量補正装置 - Google Patents
クランプずれ量補正装置Info
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- JPH074737B2 JPH074737B2 JP60261576A JP26157685A JPH074737B2 JP H074737 B2 JPH074737 B2 JP H074737B2 JP 60261576 A JP60261576 A JP 60261576A JP 26157685 A JP26157685 A JP 26157685A JP H074737 B2 JPH074737 B2 JP H074737B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明はワーククランプのずれを自動的に補正するこ
とができるワーククランプずれ量補正装置に関する。
とができるワーククランプずれ量補正装置に関する。
[発明の背景技術とその問題点] 各種機械加工においては、ワークをクランプするクラン
プ装置が備えられ、加工部に対しクランプしたワークを
NC装置で移動させ、当該ワークに所定の加工を施してい
る。
プ装置が備えられ、加工部に対しクランプしたワークを
NC装置で移動させ、当該ワークに所定の加工を施してい
る。
ところが、一般にクランプ装置は機械に搬入され、当該
機械のテーブル上に位置決めされたワークをクランプす
るのであるが、位置決め位置そのものが不正確であった
り、又、クランプする時にワークをずらしたりすること
があり、ワークのクランプ位置が所定のものに対してず
れる場合がある。
機械のテーブル上に位置決めされたワークをクランプす
るのであるが、位置決め位置そのものが不正確であった
り、又、クランプする時にワークをずらしたりすること
があり、ワークのクランプ位置が所定のものに対してず
れる場合がある。
例えば、タレットパンチプレスで穴明加工を施した後、
ワークをL型の剪断機械(以下、L型シヤーと称す)の
テーブル上に搬送しクランプした場合、クランプずれを
生ずることがある。この場合製品の加工誤差はタレット
パンチプレスの加工誤差と、L型シヤーの加工誤差と、
クランプずれによる誤差の和となる。
ワークをL型の剪断機械(以下、L型シヤーと称す)の
テーブル上に搬送しクランプした場合、クランプずれを
生ずることがある。この場合製品の加工誤差はタレット
パンチプレスの加工誤差と、L型シヤーの加工誤差と、
クランプずれによる誤差の和となる。
そこで、従来は、各機械の加工誤差をできるだけ小さく
するよう、又、クランプ装置の精度を向上させるよう努
力はしているが、これら誤差は全て止むを得ないものと
認めている。
するよう、又、クランプ装置の精度を向上させるよう努
力はしているが、これら誤差は全て止むを得ないものと
認めている。
しかしながら、これら誤差のうち、クランプずれによる
ものは他の機械誤差に比較して大であり、これをそのま
ま認めてしまう場合には製品精度を大きく低下させてし
まうことになる。
ものは他の機械誤差に比較して大であり、これをそのま
ま認めてしまう場合には製品精度を大きく低下させてし
まうことになる。
[発明の目的] この発明は上記問題点を改善し、クランプずれが生ずる
ことを認めた上で、このずれを補正することにより、ク
ランプ誤差を本質的にゼロとすることを目的とする。
ことを認めた上で、このずれを補正することにより、ク
ランプ誤差を本質的にゼロとすることを目的とする。
[発明の概要] 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、加工機械
におけるテーブル上のワークを互いに直交するX、Y方
向へ案内するクランプ装置による前記ワークのクランプ
ずれ量を補正するクランプずれ量補正装置にして、上記
クランプ装置にクランプされたワークの原点近傍でかつ
ワークのデッドゾーン内に予め設けられた基準マーク
を、原点復帰された時点で撮像するカメラと、予め定め
られた基準点と前記ワークの基準マークを前記カメラに
より撮像して求めた基準点とを比較して前記基準点に対
する上記基準マークの基準点のずれ量を求めて当該加工
機械のNC装置に出力する画像処理装置と、当該画像処理
装置から入力された前記ずれ量に基いてオフセット量を
設定する前記NC装置と、を備えてなるものである。
におけるテーブル上のワークを互いに直交するX、Y方
向へ案内するクランプ装置による前記ワークのクランプ
ずれ量を補正するクランプずれ量補正装置にして、上記
クランプ装置にクランプされたワークの原点近傍でかつ
ワークのデッドゾーン内に予め設けられた基準マーク
を、原点復帰された時点で撮像するカメラと、予め定め
られた基準点と前記ワークの基準マークを前記カメラに
より撮像して求めた基準点とを比較して前記基準点に対
する上記基準マークの基準点のずれ量を求めて当該加工
機械のNC装置に出力する画像処理装置と、当該画像処理
装置から入力された前記ずれ量に基いてオフセット量を
設定する前記NC装置と、を備えてなるものである。
[発明の実施例] 以下、添付図面を参照してこの発明の好適の一実施例を
説明する。
説明する。
第1図はタレットパンチプレスと、このタレットパンタ
プレスの後工程に配置されるL型シヤーの概要図、第2
図はクランプずれ量補正装置とL型シヤーのNC装置との
接続関係を示すブロック図である。
プレスの後工程に配置されるL型シヤーの概要図、第2
図はクランプずれ量補正装置とL型シヤーのNC装置との
接続関係を示すブロック図である。
第1図に示したように、タレットパンチプレス1は回転
する上下タレツト3,5を有しており、このタレット3,5に
は、その平面上に複数の上、下金型がそれぞれ取付けら
れている。そして、タレットパンチプレス1は、キャリ
ッジ7に取付けられたクランプ装置9で把持されテーブ
ル11上を平面移動されるワークWの所定位置に、所定の
金型で所定の穴明け加工を行っている。
する上下タレツト3,5を有しており、このタレット3,5に
は、その平面上に複数の上、下金型がそれぞれ取付けら
れている。そして、タレットパンチプレス1は、キャリ
ッジ7に取付けられたクランプ装置9で把持されテーブ
ル11上を平面移動されるワークWの所定位置に、所定の
金型で所定の穴明け加工を行っている。
又、タレットパンチプレス1は、ワークWの所定位置
(この位置については後述する)に所定の金型で所定の
基準穴H1、を明けるシーケンスを有している。
(この位置については後述する)に所定の金型で所定の
基準穴H1、を明けるシーケンスを有している。
L型シヤー13は前記のタレットパンチプレス1で穴明け
加工されたワークWをコンベア、ロボット等適宜の搬送
装置(図示せず)を介してテーブル15上に取り込んで、
このワークを所定寸法に切断するものである。
加工されたワークWをコンベア、ロボット等適宜の搬送
装置(図示せず)を介してテーブル15上に取り込んで、
このワークを所定寸法に切断するものである。
L型シヤー13は、ワークをテーブル15上の所定位置に取
り込むための突当てゲージ(図示せず)と、突当てゲー
ジにより位置決めされたワークをクランプするクランプ
装置17と、を有している。クランプ装置17は、図には、
クランプ部分の1部のみが示されているが、このクラン
プ装置17は、キャリッジカバー19内に配設されたキャリ
ッジに複数備えられるものであり、ワークWを少なくと
も2点支持し、ワークWをテーブル15上で平面XY方向に
案内する。ブレードカバー21内にはL型ブレード2が昇
降自在に支持されている。
り込むための突当てゲージ(図示せず)と、突当てゲー
ジにより位置決めされたワークをクランプするクランプ
装置17と、を有している。クランプ装置17は、図には、
クランプ部分の1部のみが示されているが、このクラン
プ装置17は、キャリッジカバー19内に配設されたキャリ
ッジに複数備えられるものであり、ワークWを少なくと
も2点支持し、ワークWをテーブル15上で平面XY方向に
案内する。ブレードカバー21内にはL型ブレード2が昇
降自在に支持されている。
又、テーブル15の所定位置には穴H2が開けられている。
この位置については後述する。そして、この穴H2の上方
には、照明装置25が設けられ、この穴H2の下方には、前
記照明装置25と対向してCCDカメラ27が備えられてい
る。
この位置については後述する。そして、この穴H2の上方
には、照明装置25が設けられ、この穴H2の下方には、前
記照明装置25と対向してCCDカメラ27が備えられてい
る。
第2図に示したように、カメラ27は、テーブル15の穴H2
を通してワークWの基準穴H1を撮像するものである。
を通してワークWの基準穴H1を撮像するものである。
カメラ27は該カメラの撮像素子と対応する平面画像メモ
リを有する画像処理装置29と接続されている。画像処理
装置29は後述する画像処理を行って、クランプずれ量を
算出し、算出結果をデジタル信号化してL型シヤーのNC
装置31に出力する。NC装置31は周知のNC装置と同様に、
その内部にマイコン33と、I/O装置 35と、モータ駆動
部37と、を有しており、モータ駆動部37は、前記キャリ
ッジをX及びY方向に駆動するサーボモータMX及びMYと
接続されている。
リを有する画像処理装置29と接続されている。画像処理
装置29は後述する画像処理を行って、クランプずれ量を
算出し、算出結果をデジタル信号化してL型シヤーのNC
装置31に出力する。NC装置31は周知のNC装置と同様に、
その内部にマイコン33と、I/O装置 35と、モータ駆動
部37と、を有しており、モータ駆動部37は、前記キャリ
ッジをX及びY方向に駆動するサーボモータMX及びMYと
接続されている。
第3図に、タレットパンチプレス1で明けられる基準穴
H1及びL型シヤー13のテーブル15に明けられる穴H2の位
置関係を示している。
H1及びL型シヤー13のテーブル15に明けられる穴H2の位
置関係を示している。
まず、本例では、第3図に示したように、クランプ装置
17が歪のないワークWを正規にクランプし原点復帰した
ことを想定して、テーブル座標を、ワーク横端線に相当
する線分をX軸に、ワーク縦端線に相当する線分をY軸
に、この交点を原点(0,0)に設定している。
17が歪のないワークWを正規にクランプし原点復帰した
ことを想定して、テーブル座標を、ワーク横端線に相当
する線分をX軸に、ワーク縦端線に相当する線分をY軸
に、この交点を原点(0,0)に設定している。
ところで、一般に、第3図の状態で、ワークWの基準軸
Xの近傍にはデットゾーンDが生ずることになる。この
デッドゾーンDは、クランプ装置17でクランプするため
に、加工することができない領域である。
Xの近傍にはデットゾーンDが生ずることになる。この
デッドゾーンDは、クランプ装置17でクランプするため
に、加工することができない領域である。
そこで、タレットパンチプレス1で穴明けされる基準穴
H1の中心位置(Xp,Yp)は、基準穴H1を製品と干渉させ
ないため、又、歩留りに影響を与えないため、原点近傍
で、かつ、デッドゾーンD内の位置とする。
H1の中心位置(Xp,Yp)は、基準穴H1を製品と干渉させ
ないため、又、歩留りに影響を与えないため、原点近傍
で、かつ、デッドゾーンD内の位置とする。
Xp,Ypは、例えばXp=Yp=3mm程度である。
次に、L型シヤー13のテーブル15に明けられる穴H2は、
前記基準穴H1をカメラ27で撮像するための光透過光であ
り、前記基準穴H1と中心を略同じくし、その直径を基準
穴H1より大きくする。穴H2の直径は、例えば10mmであ
る。
前記基準穴H1をカメラ27で撮像するための光透過光であ
り、前記基準穴H1と中心を略同じくし、その直径を基準
穴H1より大きくする。穴H2の直径は、例えば10mmであ
る。
次に、以上の構成のクランプずれ量補正装置についてず
れ量検出の手順を示す。
れ量検出の手順を示す。
(I)事前処理 まず、カメラ27で、正規に(クランプずれすることな
く)クランプされた基準ワークWの基準穴H1を撮像す
る。正規の基準ワークとは、XY端面が直交し、位置(X
p,Yp)に所定の基準穴H1が正確に明けられたワークであ
る。このとき、第4図に示したように、カメラ27の撮像
は画像処理装置29の画像メモリMに2値化して取り込ま
れ、空H1の画像E(H1)を現わしている。
く)クランプされた基準ワークWの基準穴H1を撮像す
る。正規の基準ワークとは、XY端面が直交し、位置(X
p,Yp)に所定の基準穴H1が正確に明けられたワークであ
る。このとき、第4図に示したように、カメラ27の撮像
は画像処理装置29の画像メモリMに2値化して取り込ま
れ、空H1の画像E(H1)を現わしている。
そこで、画像処理装置29は、この穴E(H1)の重心を求
め、この重心を基準点(xp,yp)に決定する。この基準
点(xp,yp)は、テーブル座標Xの基準穴H1の中心点(X
p,Yp)に対応するものである。
め、この重心を基準点(xp,yp)に決定する。この基準
点(xp,yp)は、テーブル座標Xの基準穴H1の中心点(X
p,Yp)に対応するものである。
事前処理としての撮像は、第3図に示したように、ワー
クWをブレード23のカットコーナCCが基準穴H1の中心を
通るように切りとって、このカットコーナCCで取られた
直交点をカメラ27で撮像し、画像処理装置29で当該直交
点を基準点とするようにしても良い。この場合、小さな
L字状の材料で正確な画像処理が期待できるので、基準
点(xp,yp)をより正確に教示できる利点がある。
クWをブレード23のカットコーナCCが基準穴H1の中心を
通るように切りとって、このカットコーナCCで取られた
直交点をカメラ27で撮像し、画像処理装置29で当該直交
点を基準点とするようにしても良い。この場合、小さな
L字状の材料で正確な画像処理が期待できるので、基準
点(xp,yp)をより正確に教示できる利点がある。
(II)検出時点 検出時点は、ワークWがL型シヤー13のテーブル15上に
搬入され、クランプ装置17でクランプされ、原点復帰さ
れた時点である。
搬入され、クランプ装置17でクランプされ、原点復帰さ
れた時点である。
(III)カメラ27による撮像 ワークWの基準穴H1は第3図に示されるような状態でカ
メラ27による撮像される。
メラ27による撮像される。
(IV)画像処理装置29によるずれ量算出 第6図に画像処理装置29のずれ量算出処理を示してい
る。
る。
画像処理装置29は、カメラ27の撮像素子から画像信号を
取り込んで(ステップ601)、基準穴H1の重心Gを算出
する(ステップ603)。
取り込んで(ステップ601)、基準穴H1の重心Gを算出
する(ステップ603)。
画像メモリの物理座標上でのずれ量(Δx,Δy)は、こ
の重点Gと前記基準点(xp,yp)との差(ピクセル数)
として求めることができる。画像メモリのピクセル当り
の座標値を適正化しておけば、テーブル座標XY上でのず
れ量ΔX,ΔYは、ずれ量Δx,Δyに換算値kx,kyを乗ず
ることで簡単に求まる(ステップ605)。
の重点Gと前記基準点(xp,yp)との差(ピクセル数)
として求めることができる。画像メモリのピクセル当り
の座標値を適正化しておけば、テーブル座標XY上でのず
れ量ΔX,ΔYは、ずれ量Δx,Δyに換算値kx,kyを乗ず
ることで簡単に求まる(ステップ605)。
ΔX=Δx・kx … ΔY=Δy・ky … 画像処理装置29はこのようにして求めたずれ量ΔX、Δ
YをNC装置31に出力する(ステップ607)。
YをNC装置31に出力する(ステップ607)。
(V)NC装置31による補正処理 第7図にNC装置31による補正処理を示した。
L型シヤー13のNC装置31は、画像処理装置29からずれ量
ΔX、ΔYを入力し(ステップ701)、ステップ703で原
点オフセットΔX、ΔYを設定する。
ΔX、ΔYを入力し(ステップ701)、ステップ703で原
点オフセットΔX、ΔYを設定する。
このオフセットは、原点(0,0)を(ΔX、ΔY)位置
に変更するものである(ステップ705)。
に変更するものである(ステップ705)。
以上の手順により、ワークWは、L型シヤー13のテーブ
ル上で、実際にはずれΔX、ΔYを生じているにもかか
わらず、NC装置31の数値制御装置31内でオフセット(Δ
X,ΔY)がかけられて、原点位置がΔX、ΔYだけずら
されることにより、恰も、クランプずれがゼロであるか
の如く加工されるのである。
ル上で、実際にはずれΔX、ΔYを生じているにもかか
わらず、NC装置31の数値制御装置31内でオフセット(Δ
X,ΔY)がかけられて、原点位置がΔX、ΔYだけずら
されることにより、恰も、クランプずれがゼロであるか
の如く加工されるのである。
従って、本実施例に係るタレツトパンチプレス1とL型
シヤー13との板金加工ラインでは、ワーククランプによ
る誤差が完全に取り除かれ、高精度の製品を加工するこ
とができるようになる。
シヤー13との板金加工ラインでは、ワーククランプによ
る誤差が完全に取り除かれ、高精度の製品を加工するこ
とができるようになる。
以上の実施例の説明では、基準となるマークを穴H1で示
したが、この穴は必ずしも円である必要はなく、画像処
理装置29で、重心ないしエッジを検出することができる
形状であれば良い。又、穴ではなく、ワークの裏面に基
準点を示すマークを付けたものであっても良い。ただ
し、この場合には、照明装置25は、ワークの上方でな
く、ワークの下方に設置すべきであることは当然であ
る。
したが、この穴は必ずしも円である必要はなく、画像処
理装置29で、重心ないしエッジを検出することができる
形状であれば良い。又、穴ではなく、ワークの裏面に基
準点を示すマークを付けたものであっても良い。ただ
し、この場合には、照明装置25は、ワークの上方でな
く、ワークの下方に設置すべきであることは当然であ
る。
又、以上の実施例では、基準穴H1の数は1であったが、
これは複数、例えば2個としても良いものである。例え
ばX軸に沿って明けられた2個の穴を基準穴とすれば、
XY座標上でのワークWの曲がりをも見ることができるの
で、これに応じてNC装置で所定の補正をかけることがで
きる。
これは複数、例えば2個としても良いものである。例え
ばX軸に沿って明けられた2個の穴を基準穴とすれば、
XY座標上でのワークWの曲がりをも見ることができるの
で、これに応じてNC装置で所定の補正をかけることがで
きる。
又、基準点と実際位置とのずれが余りにも大きい場合に
は、アラームを発生させることができることは勿論であ
る。
は、アラームを発生させることができることは勿論であ
る。
又、以上の実施例では、タレットパンチプレス1とL型
シヤー13とが連結された板金加工ラインの例を示した
が、ラインは、種々のものに適用でき、要するに、クラ
ンプ装置を有する機械が後工程に配置される場合全てに
適用できるものである。そして、前工程としての条件
は、単にマーク付けができることのみであるので、前工
程として、特にマーク付けの機械を配置しても良い。
シヤー13とが連結された板金加工ラインの例を示した
が、ラインは、種々のものに適用でき、要するに、クラ
ンプ装置を有する機械が後工程に配置される場合全てに
適用できるものである。そして、前工程としての条件
は、単にマーク付けができることのみであるので、前工
程として、特にマーク付けの機械を配置しても良い。
なお、以上の実施例では、クランプ装置として、キャリ
ッジに複数備えられたクランプ装置17の例を示したが、
クランブ装置には、例えばワーク供給用のロボット等ワ
ーククランプする全てのクランプ装置が含まれることは
勿論である。
ッジに複数備えられたクランプ装置17の例を示したが、
クランブ装置には、例えばワーク供給用のロボット等ワ
ーククランプする全てのクランプ装置が含まれることは
勿論である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明は、加工機械におけるテーブル(15)上のワ
ーク(W)を互いに直交するX、Y方向へ案内するクラ
ンプ装置(17)による前記ワーク(W)のクランプずれ
量を補正するクランプずれ量補正装置にして、上記クラ
ンプ装置(17)にクランプされたワーク(W)の原点近
傍でかつワーク(W)のデッドゾーン(D)内に予め設
けられた基準マークを、原点復帰された時点で撮像する
カメラ(27)と、予め定められた基準点と前記ワーク
(W)の基準マークを前記カメラ(27)により撮像して
求めた基準点とを比較して前記基準点に対する上記基準
マークの基準点のずれ量(Δx、Δy)を求めて当該加
工機械のNC装置(31)に出力する画像処理装置(29)
と、当該画像処理装置(29)から入力された前記ずれ量
(Δx、Δy)に基いてオフセット量を設定する前記NC
装置(31)と、を備えてなるものである。
るに本発明は、加工機械におけるテーブル(15)上のワ
ーク(W)を互いに直交するX、Y方向へ案内するクラ
ンプ装置(17)による前記ワーク(W)のクランプずれ
量を補正するクランプずれ量補正装置にして、上記クラ
ンプ装置(17)にクランプされたワーク(W)の原点近
傍でかつワーク(W)のデッドゾーン(D)内に予め設
けられた基準マークを、原点復帰された時点で撮像する
カメラ(27)と、予め定められた基準点と前記ワーク
(W)の基準マークを前記カメラ(27)により撮像して
求めた基準点とを比較して前記基準点に対する上記基準
マークの基準点のずれ量(Δx、Δy)を求めて当該加
工機械のNC装置(31)に出力する画像処理装置(29)
と、当該画像処理装置(29)から入力された前記ずれ量
(Δx、Δy)に基いてオフセット量を設定する前記NC
装置(31)と、を備えてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、ワー
クWの原点近傍でかつワークWのデッドゾーンD内に基
準マークを設けるものであり、この基準マークは、クラ
ンプ装置27にクランプされているワークWが原点復帰さ
れた時点でカメラ27によって撮像されるものである。そ
して、上記カメラ27によって撮像して求めた前記基準マ
ークの基準点と正規に予め設定した基準点とを比較して
ずれ量(Δx、Δy)を画像処理装置29において求め、
このずれ量(Δx、Δy)に基いてオフセット量を設定
するNC装置を備えてなるものである。
クWの原点近傍でかつワークWのデッドゾーンD内に基
準マークを設けるものであり、この基準マークは、クラ
ンプ装置27にクランプされているワークWが原点復帰さ
れた時点でカメラ27によって撮像されるものである。そ
して、上記カメラ27によって撮像して求めた前記基準マ
ークの基準点と正規に予め設定した基準点とを比較して
ずれ量(Δx、Δy)を画像処理装置29において求め、
このずれ量(Δx、Δy)に基いてオフセット量を設定
するNC装置を備えてなるものである。
したがって本発明によれば、クランプ装置17にクランプ
されたワークWの位置ずれがあっても、そのずれ量が補
正されることとなり正確な位置決めが行われ得ることは
勿論であるが、ワークWの原点近傍でデッドゾーンD内
に基準マークを設けることにより、上記基準マークが穴
であっても製品に損傷を与えるようなことがなく、かつ
ワークWを原点復帰する毎にずれ量の検出が可能であ
り、例えばクランプ装置17によるワークWのクランプ力
が弱くなり、加工機械の加工毎にずれ量が増大する傾向
にあるような場合であっても、その都度原点復帰するこ
とにより毎度の補正が可能になるものであり、常に正確
な加工を行うことが可能なものである。
されたワークWの位置ずれがあっても、そのずれ量が補
正されることとなり正確な位置決めが行われ得ることは
勿論であるが、ワークWの原点近傍でデッドゾーンD内
に基準マークを設けることにより、上記基準マークが穴
であっても製品に損傷を与えるようなことがなく、かつ
ワークWを原点復帰する毎にずれ量の検出が可能であ
り、例えばクランプ装置17によるワークWのクランプ力
が弱くなり、加工機械の加工毎にずれ量が増大する傾向
にあるような場合であっても、その都度原点復帰するこ
とにより毎度の補正が可能になるものであり、常に正確
な加工を行うことが可能なものである。
図面はいずれもこの発明の実施例を示し、第1図は板金
加工のライン配置の一例を示す斜視図、第2図はL型シ
ヤーのNC装置とクランプずれ量補正装置との関連を示す
ブロック図、第3図はテーブル上に原点位置決めされた
ワークの配置状態を示す平面図、第4図及び第5図は画
像メモリの状態を示す説明図、第6図は画像処理装置に
よるずれ量算出処理を示すフローチャート、第7図はNC
装置による補正処理のフローチャートである。 27……カメラ 29……画像処理装置 31……L型シヤーのNC装置 H1……基準穴 E(H1)……基準穴H1の画像 XY……テーブル座標 xy……画像メモリの座標
加工のライン配置の一例を示す斜視図、第2図はL型シ
ヤーのNC装置とクランプずれ量補正装置との関連を示す
ブロック図、第3図はテーブル上に原点位置決めされた
ワークの配置状態を示す平面図、第4図及び第5図は画
像メモリの状態を示す説明図、第6図は画像処理装置に
よるずれ量算出処理を示すフローチャート、第7図はNC
装置による補正処理のフローチャートである。 27……カメラ 29……画像処理装置 31……L型シヤーのNC装置 H1……基準穴 E(H1)……基準穴H1の画像 XY……テーブル座標 xy……画像メモリの座標
Claims (1)
- 【請求項1】加工機械におけるテーブル(15)上のワー
ク(W)を互いに直交するX、Y方向へ案内するクラン
プ装置(17)による前記ワーク(W)のクランプずれ量
を補正するクランプずれ量補正装置にして、上記クラン
プ装置(17)にクランプされたワーク(W)の原点近傍
でかつワーク(W)のデッドゾーン(D)内に予め設け
られた基準マークを、原点復帰された時点で撮像するカ
メラ(27)と、予め定められた基準点と前記ワーク
(W)の基準マークを前記カメラ(27)により撮像して
求めた基準点とを比較して前記基準点に対する上記基準
マークの基準点のずれ量(Δx、Δy)を求めて当該加
工機械のNC装置(31)に出力する画像処理装置(29)
と、当該画像処理装置(29)から入力された前記ずれ量
(Δx、Δy)に基いてオフセット量を設定する前記NC
装置(31)と、を備えてなることを特徴とするクランプ
ずれ量補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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