JPH0747374Y2 - 気力輸送装置における残材除去装置 - Google Patents

気力輸送装置における残材除去装置

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JPH0747374Y2
JPH0747374Y2 JP1988103727U JP10372788U JPH0747374Y2 JP H0747374 Y2 JPH0747374 Y2 JP H0747374Y2 JP 1988103727 U JP1988103727 U JP 1988103727U JP 10372788 U JP10372788 U JP 10372788U JP H0747374 Y2 JPH0747374 Y2 JP H0747374Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、供給機内に充填されたプラスチック成形材
料や医薬品原材料等の粉粒体を、ガス噴出ノズルからの
ガスにより輸送管を経て目的地へ輸送するようにしてな
る気力輸送装置において、粉粒体材料を詰まりなく気力
輸送するとともに、輸送路中の残材を除去する装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の気力輸送装置において材料を詰まりなく
気力輸送するとともに残材の除去もできる装置として、
(イ)実開平1-166800号公報記載の流体搬送器が提案さ
れている。すなわち、このものは、流路が一直線状に貫
通して設けられるとともに、一端に吸気口が他端に排気
口が設けられ、流路に連通して流路側壁に開口する圧縮
空気流入用の圧空口が設けられた本体に、略円筒状に形
成され前記吸気口側から流路内の中途部まで弁体が摺入
されて設けられ、該弁体の前記圧空口に対向する部位は
流路内壁面と弁体外周面間に空隙を形成するよう細径部
に設けられ、弁体の排気口側の先端部は先端が縮径する
テーパ面に設けられ、弁体の吸気口側の外周面は流路内
壁面とシール性を保って設けられ、前記流路の弁体先端
部に対向する流路内壁面は前記テーパ面が当接するテー
パ部に設けられたことを特徴とする流路搬送器である。
また、輸送路の残材や詰まりを除去するため空吹し可能
な手段を設けたものとして、(ロ)特開昭63-66021号公
報記載のもの、(ハ)特開昭57-38222号公報記載のも
の、(ニ)実開昭54-38292号公報記載のものが、知られ
ている。上記(ロ)のものは、材料供給源の下部に接続
された混入機内に導入管を挿入し、該導入管の一部にエ
アブローするための分流管を設けたものである。(ハ)
のものは、外筒と内筒との間に環状スリットを形成し、
該環状スリットに向けてエアブロー用の空気導入口を設
けたものである。(ニ)のものは、外筒を前部外筒体と
後部外筒体の2つで形成するとともに、前部外筒体と内
筒の先端部との間と、後部外筒体と内筒の後部との間の
2個所にそれぞれ環状スリットを形成し、さらに後者の
環状スリットにはエアブロー用の空気導入口を設けたも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記(イ)によれば、吸気口と排気口とが
一直線上にあって流路が真っ直ぐに貫通されているた
め、搬送すべき対象物は気体以外に粉粒体等でも容易に
気力輸送できる。また、弁体を移動することにより圧空
口からの圧縮空気の流入量を調節して、吸気口(つまり
弁体の内部通路)から供給される材料を詰まることなく
搬送できる。しかしながら、この(イ)では弁体内から
供給される材料の供給量を調節する手段は設けられてい
ないので、例えば詰まり易い材料の場合は供給量を少な
くするようにして、材料の物性に応じて材料の搬送量を
増減することができない。そのため材料をより確実にか
つ精度よく詰まりなく搬送することが困難である。
(ロ)、(ハ)、(ニ)のいずれにも、(イ)と同様
に搬送する材料の供給量を調節する手段は設けられてい
ないので、これら(ロ)、(ハ)、(ニ)の場合も上記
の如く材料の物性に応じてより確実かつ精度よく詰ま
りなく搬送することができない。
(ロ)、(ハ)、(ニ)のいずれも、上述の如く空吹
し可能な手段が設けられているので、それにより輸送路
の材料の詰まりや残材の除去はかなり達成できよう。
しかしながら、(ロ)の分流管からのエアでは導入管内
の詰まりは解消できるものの、該導入管の先端部と前管
との間に形成された環状スリットに付着ないし残留した
残材を除去することはできない。(ニ)のエアブロー用
の空気導入口から圧縮空気を供給しても、前部外筒体と
内筒の先端部間の環状スリットに付着ないし残留した残
材を除去することはできない。
この考案は、上記の如き問題点を解消しようとするもの
であって、搬送すべき材料の物性に応じて材料供給量を
調節することにより、精度よく残材を除去して詰まりな
く気力輸送するものを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、供給機の材料出口に直交する一直線上にお
いて、該供給機には材料出口を挟んで一方側には輸送短
管を他方側には材料輸送用ガスノズルを対向して設け、
前記輸送短管は、外周側壁の少なくとも先端を少し絞っ
て絞り部を形成し、かつ基端部を供給機の材料出口に連
通した内筒と、内筒の外周側壁との間で環状スリットが
形成される内周側壁を有し、かつ前記環状スリットへ空
吹し用ガスを供給する空吹し用ガス供給ノズルを設けた
外筒とからなり、材料輸送完了時に前記空吹し用ガス供
給ノズルよりガスを材料の流れ方向のみへ供給して輸送
路中の残材を除去するように構成してある気力輸送装置
における残材除去装置において、前記内筒の基端部には
供給機の材料出口から材料充填室内を臨む邪魔板部を形
成するとともに、この邪魔板部より下方に材料輸送用ガ
スノズルの噴出孔を材料出口に向けて設けたことを特徴
とするものである。
輸送短管は、内筒の外周側壁と外筒の内周側壁との間に
環状スリットを形成し、その環状スリットへ導入した空
吹し用ガス供給ノズルからの空吹し用ガスが、輸送路内
の材料の流れ方向のみへ供給される限り、第1図示の構
造のほか、第5図示の構造でもよい。
空吹し用ガス供給ノズルへ供給するガスは、前記材料輸
送用ガスノズルと接続したコンプレッサーや真空ポンプ
などの気力源から採り入れることもできるし、それとは
別異の気力源から取り入れることもできる。
〔作用〕
材料充填室内を臨んだ内筒の邪魔板部が、前記材料充填
室の内壁との間で形成される開口断面積S(第1図、第
6図、第8図参照)を、その上流側より狭くする。その
ため、上記材料充填室に供給された材料は、上記狭くな
った開口断面積S部分で材料供給量が少なくされる。そ
れとともに、邪魔板部より下方位置で噴出孔からガスが
噴出されるので、上記開口断面積S部分は負圧となり、
その材料は解きほぐされながら詰まることなく材料出口
を経て輸送路へ輸送されていく。
前記内筒の邪魔板部の突出長さは、輸送すべき材料の粘
性や安息角や粒径の大きさなどの物性に応じて、異なる
ものを多数用意しておき、輸送すべき材料の物性に応じ
て最適な内筒を選定するとよい。
材料の輸送完了時に、コンプレッサーや真空ポンプなど
の気力源を作動して、空吹し用ガス供給ノズルにガスを
圧送または吸引して供給すると、そのガスは前記環状ス
リットを経て輸送路内の材料の流れ方向に供給される。
その際、輸送路の内壁面等に付着ないし残留している材
料は、前記空吹し用ガス供給ノズルからのガス力により
取り除かれて、輸送路終端部(捕集器等)で取り出すこ
とができる。そのため、輸送路内の残材が除去され、安
定輸送が実現できるとともに、次回目の材料輸送時の再
起動を円滑にすることができる。
前記空吹し用ガス供給ノズルへのガスの供給は連続的、
間欠的いずれでもよく、適宜設定するとよい。
〔第1実施例〕 この考案を圧送式の気力輸送装置に適用した場合の第1
実施例を第1図ないし第3図に基づいて以下に説明す
る。
第3図で(T)は気力輸送装置であって、この気力輸送
装置(T)は、ホッパーやサイロ等の材料供給源(1)
と、供給機(2)と、輸送管(3)と、輸送管(3)の
終端に接続した捕集器(4)と、コンプレッサー等の圧
送式の気力源(5)とを主な構成要素としており、材料
供給源(1)から供給された材料を気力源(5)の気力
により供給機(2)と輸送管(3)及び捕集器(4)を
経て目的地である合成樹脂成形機等の受部(6)に輸送
するものである。前記供給機(2)の本体(2a)の取付
部(7)に材料供給源(1)の下端部(8)を取り付け
ており、(9)はダンパー、(10)は捕集器(4)に接
続した排気フィルターである。
供給機(2)は、円形、方形その他適宜形状の盤状体で
かつ材料(M)が薄層状に充填されるように薄層空間を
有する材料充填室(20)を形成した供給機本体(2a)
と、この材料充填室(20)の下流の一方側(表面側)に
輸送短管(30)と輸送管(3)を連通接続した材料出口
(21)と、前記材料出口(21)と対向する他方側(裏面
側)にコンプレッサーやブロワーなどの気力源(5)と
接続した材料輸送用ガスノズル(22)などからなってい
る。つまり、供給機(2)には材料出口(21)に直交す
る一直線上において該材料出口(21)を挟んで一方側に
輸送短管(30)を他方側に材料輸送用ガスノズル(22)
を対向して設けている。
前記供給機(2)は、第1図に示されている如く傾斜さ
せ、前述の材料充填室(20)を形成した本体(2a)のほ
か、その本体(2a)を被蓋する蓋体(2b)を有してい
る。(23)はパッキンである。このように本体(2a)と
蓋体(2b)とにより分割すると、材料充填室(20)を清
掃し易い利点があるが、このような構成によらず一体的
でもよいのは勿論である。
供給機(2)の材料出口(21)と輸送管(3)との間に
は前記輸送短管(30)を接続してある。この輸送短管
(30)は内筒(31)と外筒(41)とで形成してある。
内筒(31)は、外周側壁(32)の少なくとも先端を少し
絞って絞り部(33)を形成する一方、基端部を供給機
(2)の材料出口(21)に嵌着するとともに、基端部に
は上側に邪魔板部(34)を突設して、この邪魔板部(3
4)を材料充填室(20)の材料出口(21)から蓋体(2
b)側へ近接するように配置して材料充填室(20)を臨
ませ、材料充填室(20)上方からの材料の供給量を調節
し、材料(M)が崩れやすく内筒(31)の材料入口側へ
円滑にガスにより輸送されるようにしてある。
内筒(31)は、邪魔板部(34)の突出長さが異なるもの
を多数用意しておき、材料(M)の物性に応じて適宜取
り替えるようにする。
前記供給機(2)の材料充填室(20)には、その上流側
から材料供給源よりの材料を任意方向から供給すること
ができる。
外筒(41)は、内筒(31)を被蓋した状態で供給機
(2)の本体(2a)にボルトなどの締結部材(44)で結
合してある。外筒(41)の内周側壁(42)と内筒(31)
の外周側壁(32)との間には環状スリット(43)が形成
されているとともに、外筒(41)の側壁の一部にノズル
挿通孔(46)が形成されており、このノズル挿通孔(4
6)に空吹し用ガス供給ノズル(45)を嵌着し、該空吹
し用ガス供給ノズル(45)から空吹し用ガスを環状スリ
ット(43)へ供給するようにしてある。外筒(41)の先
端側にはジョイント(47)により前記輸送管(3)が接
続してある。
空吹し用ガス供給ノズル(45)は、前記気力源(5)と
接続した配管(48)と接続してあり、バブル(49A)を
閉じて材料輸送用ガスノズル(22)へのガス供給を停止
しバルブ(49)を開いて空吹し用ガス供給ノズル(45)
からガスが供給されるようにしてあるが、このように同
一の気力源(5)を共用することなく、別の気力源を用
いることもできる。
材料輸送用ガスノズル(22)は、供給機(2)の蓋体
(2b)に固着した取付体(11)のノズル挿通孔(12)に
前進後退かつ着脱自在に螺合してある。この材料輸送用
ガスノズル(22)の先端側には蓋体(2b)との間でOリ
ング(13)が介装されており、このOリング(13)の先
方には噴出孔(14)が形成されている。この噴出孔(1
4)は前記邪魔板部(34)より下方位置に臨ませて材料
出口(21)に向けてある。
(15)は噴出孔(14)の材料充填室(20)内への突出長
さを調整する位置決め部材である。
この供給機(2)は、第3図示のごとき気力輸送装置
(T)にしか適用されないものではなく、その他任意の
ものに適用されるものである。
この実施例では輸送管(3)は、輸送すべき材料(M)
の粒子の最大長さの2〜6倍の内径を有する小口径のチ
ューブ状に形成してある。もっとも、一般に使用されて
いる約25mm以上の大口径の輸送管にも利用できることは
勿論である。
この実施例では、供給機(2)には1つの輸送路(50)
が形成され、材料輸送用ガスノズル(22)と空吹し用ガ
ス供給ノズル(45)はそれぞれ1個づつ設けてあるが、
例えば第4図示の如く輸送路(50)を2つ以上設け、各
輸送路(50)に対応してそれぞれ空吹し用ガス供給ノズ
ル(45)を設けることもできる。
また、前記環状スリット(43)の形状は任意であるが、
第1図の如く内筒(31)の絞り部(33)を先細のテーパ
状に形成し、空吹し用ガスを輸送路(50)の内周壁側か
ら中心方向に供給するものに限らず、第5図の如く内筒
(31)の絞り部(33)の先端部と、それと対向する外筒
(41)の内周側壁(42)とを平行な面として、空吹し用
ガス供給ノズル(45)から供給されたガスが、輸送路
(50)の内側壁面に平行して通過するようにもできる。
なお、第1図で(51)はパッキンである。
〔第2実施例〕 第6図と第7図はこの考案を吸引式の気力輸送装置に適
用した場合の第2実施例を示す。
この気力輸送装置(T)は、材料供給源(1)、供給機
(2)、輸送管(3)、捕集器(4)、受部(6)を順
次接続するとともに、捕集器(4)には吸引ガス導管
(53)とフィルター(54)を介して真空ポンプ等の吸引
式の気力源(5)が接続されており、この気力源(5)
の吸引作用により材料供給源(1)内の材料を供給機
(2)、輸送管(3)、捕集器(4)を経て受部(6)
に吸引輸送する。第7図で(55)は制御盤で、これに設
けたスイッチ(図示せず)により、気力源(5)、捕集
器(4)のレベル計(56)、後述する切替弁等のオン・
オフ操作を行うようにしている。
材料供給源(1)と輸送管(3)との間に接続される供
給機(2)は、第1図の供給機(2)と比べて、材料輸
送用ガスノズル(22)とその取付体(11)の構造が異な
るだけで、他の構成は略同様としてある。
すなわち、この場合の材料輸送用ガスノズル(22)は常
時には開口しておく一方、ノズルの取付体(11)の側壁
に形成した2次空気導入孔(58)は、真空ポンプ、ブロ
ワ、エゼクター等の吸引式の気力源(5)の排気側と循
環パイプ(59)を介して連通接続するとともに、循環パ
イプ(59)の中途には切替弁(60)を介して空吹し用ガ
ス管(61)を分岐し、この空吹し用ガス管(61)の先端
を供給機(2)に設けた空吹し用ガス供給ノズル(45)
に連通接続してある。また、内筒(31)の基端部には供
給機(2)の材料出口(21)から材料充填室(20)内を
臨む邪魔板部(34)を形成するとともに、この邪魔板部
(34)より下方に材料輸送用ガスノズル(22)の噴出孔
(14)を材料出口(21)に向けて設けている。
従って、材料輸送時に、気力源(5)を作動すると、供
給機(2)内の材料(M)は輸送短管(30)、輸送管
(3)、捕集器(4)を経て受部(6)に供給される。
一方、気力源(5)の排気ガスは、切替弁(60)、2次
空気導入孔(58)、ガス通路(16)、噴出孔(14)、フ
ィルター(17)を経て、材料充填室(20)内へ供給され
た材料を内筒(31)の邪魔板部(34)の作用と相挨って
解きほぐし詰まりを防止する。この場合、2次空気導入
孔(58)に対する気力源(5)の排気ガス量が多い場合
には材料輸送用ガスノズル(22)のガス出入口(57)か
ら系外に排出し、排気ガス量が少ない場合には同ガス出
入口(57)からガスを供給するようにして、2次空気導
入孔(58)から供給される二次空気の調整を行うことが
できる。
また、材料輸送完了時に輸送路(50)を空吹しする場合
には、前記切替弁(60)を空吹し用ガス管(61)が開と
なるごとく切り替えて、空吹し用ガス管(61)から気力
源(5)の排気ガスを材料の流れ方向のみへ供給して輸
送路(50)内の残材を除去する。
なお、空吹し用ガス供給ノズル(45)、2次空気導入孔
(58)へのガス供給は連続的、間欠的いずれでもよい。
〔第3実施例〕 第8図はこの考案を吸引式の気力輸送装置に適用した場
合の第3実施例を示す。
この第3実施例は、供給機(2)を第6図と同一とする
点で前記第2実施例と共通する。しかし、材料を吸引輸
送する真空ポンプやエゼクター等の気力源(5)のほか
に、輸送短管(30)内へ空吹し用ガスを供給するための
今1つのコンプレッサー等の圧送式の気力源(5a)を別
設し、気力源(5a)と接続した空吹し用ガス管(61)の
他端を空吹し用ガス供給ノズル(45)と接続し、材料輸
送完了後に空吹し用ガス供給ノズル(45)から輸送路
(50)内へ空吹し用ガスを供給して残材の除去を行う一
方、気力源(5a)の排気口側にはガス排気管(62)を接
続するとともに、その他端を材料輸送用ガスノズル(2
2)と接続して材料輸送時には気力源(5a)の排気ガス
をガス排気管(62)、材料輸送用ガスノズル(22)、ガ
ス通路(16)、噴出孔(14)、フィルター(17)を介し
て材料充填室(20)内に供給して材料充填室(20)内の
材料を輸送路(50)内へ詰まりなく輸送できるように構
成してある点に顕著な特徴を有する。つまり、材料輸送
時には、気力源(5)が主として材料を吸引輸送する
が、それを補完するものとして気力源(5a)の排気ガス
を巧みに利用したものである。
(63)、(64)はそれぞれ空吹し用ガス管(61)、ガス
排気管(62)に取り付けたバルブで、材料輸送時にはバ
ルブ(63)は閉、バルブ(64)は開とし、空吹しガス供
給時にはバルブ(63)は開・バルブ(64)は閉とする。
空吹し用ガス管(61)またはガス排気管(62)から供給
するガスは連続的、間欠的いずれでもよい。2次空気導
入孔(58)からは前記第2実施例の場合と異なり外気を
出し入れする。
なお、気力源(5)とバルブ(63)及びバルブ(64)と
は連動させて、気力源(5)作動中にはバルブ(63)を
閉・バルブ(64)を開とし、気力源(5)停止中にはバ
ルブ(63)を開・バルブ(64)を閉とすることもでき
る。または気力源(5)と気力源(5a)とを連動させる
こともできる。
第2実施例と同一の符号は同一の構成を示す。第2、第
3の実施例で示した供給機(2)はその他の任意の気力
輸送装置(T)に適用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は、(1)内筒の基端部には供給機の材料出口
から材料充填室内を臨む邪魔板部を形成するとともに、
この邪魔板部より下方に材料輸送用ガスノズルの噴出孔
を材料出口に向けて設けているから、材料充填室内を臨
んだ内筒の邪魔板部が、前記材料充填室の内壁との間で
形成される開口断面積(第1図、第6図、第8図参照)
を、その上流側より狭くする。そのため、上記材料充填
室に供給された材料は、上記狭くなった開口断面積S部
分で材料供給量が少なくされる。それとともに、邪魔板
部より下方位置で噴出孔からガスが噴出されるので、上
記開口断面積S部分は負圧となり、その材料は確実かつ
精度よく解きほぐされながら詰まることなく材料出口を
経て輸送路へ輸送される。
この場合、内筒は邪魔板部の突出長さが異なるものを多
数用意しておき、材料の物性に応じて適宜取り替えでき
るようにして、搬送すべき材料の物性に応じた邪魔板部
を有する内筒を選定使用し、供給機の材料出口への材料
供給量を最適状態に調節することにより、上記効果を一
層高めることができる。
これに対し、上記従来例(イ)〜(ニ)のいずれにも、
上述の如き、搬送する材料の供給量を調節する手段は何
ら設けられていないので、本願考案の上述の如き効果は
ない。
(2)本願考案は、材料の輸送完了時に、コンプレッサ
ーや真空ポンプなどの気力源を作動して、空吹し用ガス
供給ノズルにガスを圧送または吸引して供給すると、そ
のガスは内筒の外周側壁と外筒の内周側壁とで形成され
る環状スリットを経て輸送路内の材料の流れ方向に供給
されるようにしているから、輸送路の内壁面等に付着な
いし残留している材料は、前記空吹し用ガス供給ノズル
からのガス力により取り除かれて、輸送路終端部(捕集
器等)で取り出すことができる。そのため、輸送路内の
残材が除去され、安定輸送が実現できるとともに、次回
目の材料輸送時の再起動を円滑にすることができる。
これに対し、従来例(ロ)、(ニ)のものには、上記の
如き効果はない。
【図面の簡単な説明】
図は何れもこの考案の実施例を示す。 第1図は第1実施例の要部縦断面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は第1図の適用例を示した側面図、第4
図は空吹し用ガス供給ノズルが複数の場合の平面図、第
5図は環状スリットの変形例を示す縦断面図、第6図は
第2実施例の要部縦断面図、第7図は第6図の適用例を
示した側面図、第8図は第3実施例の要部縦断面図であ
る。 (T)……気力輸送装置、(1)……材料供給源、
(2)……供給機、(3)……輸送管、(4)……捕集
器、(5)、(5a)……気力源、(14)……噴出孔、
(20)……材料充填室、(21)……材料出口、(22)…
…材料輸送用ガスノズル、(30)……輸送短管、(31)
……内筒、(32)……外周側壁、(33)……絞り部、
(34)……邪魔板部、(41)……外筒、(42)……内周
側壁、(43)……環状スリット、(45)……空吹し用ガ
ス供給ノズル、(50)……輸送路、(58)……2次空気
導入孔、(60)……切替弁、(61)……空吹し用ガス
管、(62)……ガス排気管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給機(2)の材料出口(21)に直交する
    一直線上において、該供給機(2)には材料出口(21)
    を挟んで一方側には輸送短管(30)を他方側には材料輸
    送用ガスノズル(22)を対向して設け、、前記輸送短管
    (30)は、外周側壁(32)の少なくとも先端を少し絞っ
    て絞り部(33)を形成し、かつ基端部を供給機(2)の
    材料出口(21)に連通した内筒(31)と、内筒(31)の
    外周側壁(32)との間で環状スリット(43)が形成され
    る内周側壁(42)を有し、かつ前記環状スリット(43)
    へ空吹し用ガスを供給する空吹し用ガス供給ノズル(4
    5)を設けた外筒(41)とからなり、材料輸送完了時に
    前記空吹し用ガス供給ノズル(45)よりガスを材料の流
    れ方向のみへ供給して輸送路(50)中の残材を除去する
    ように構成してある気力輸送装置における残材除去装置
    において、 前記内筒(31)の基端部には供給機(2)の材料出口
    (21)から材料充填室(20)内を臨む邪魔板部(34)を
    形成するとともに、この邪魔板部(34)より下方に材料
    輸送用ガスノズル(22)の噴出孔(14)を材料出口(2
    1)に向けて設けたことを特徴とする気力輸送装置にお
    ける残材除去装置。
  2. 【請求項2】内筒(31)は邪魔板部(34)の突出長さが
    異なるものを多数用意しておき、材料の物性に応じて適
    宜取り替えできるようにしてある請求項(1)記載の気
    力輸送装置における残材除去装置。
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