JPH074694U - 鉄筋篭保持装置 - Google Patents

鉄筋篭保持装置

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Publication number
JPH074694U
JPH074694U JP3824893U JP3824893U JPH074694U JP H074694 U JPH074694 U JP H074694U JP 3824893 U JP3824893 U JP 3824893U JP 3824893 U JP3824893 U JP 3824893U JP H074694 U JPH074694 U JP H074694U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bar
connecting member
rod
holding device
cage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3824893U
Other languages
English (en)
Inventor
紘二郎 渡辺
和臣 池庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Publication of JPH074694U publication Critical patent/JPH074694U/ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に鉄筋篭を懸垂するとともに、懸垂終了
後は取り外して再使用することができる鉄筋篭保持装置
を提供する 【構成】 二つの連結部材10、20のそれぞれの両端
が二本の平行なロッド30、40で、連結角度が変更で
きるよう軸13で連結する。ロッド40には、ロッド4
0の周面に設けたネジ溝にはめたナットからなるスタン
ドパイプBへの取り付け部材50を設ける。上方の連結
部材10の両端には吊り上げ用の開口部を有する掛止部
11を設ける。下方の連結部材20には鉄筋保持孔21
を設ける。連結部材20の、ロッド40が連結されてい
る側の、連結部の側方位置には連結部材20に対して略
直角に設けた突設片60を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、場所打ち杭工法における鉄筋篭の保持装置に関し、特に、コンクリ ート打設終了後に保持装置を取り外すことができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、場所打ち杭工法において、杭の口径が小口径もしくは杭の重量が軽量の 場合は、スタンドパイプ天端に架け渡した桁材から鉄線やワイヤー等の懸垂材で 鉄筋篭を懸垂し、コンクリート打設後に桁材を引き抜いたり、懸垂材を切断した りしていた。 一方、大口径の重量鉄筋篭の場合は、鉄筋篭の頂部の鉄筋にボルト孔の開いた 吊筋用ブラケットを溶接し、このボルト孔に通した懸垂ロッドをスタンドパイプ 頂部に設けた固定治具に固定して鉄筋篭を杭孔内に懸垂保持していた。コンクリ ート打設後は懸垂ロッドから固定治具を外し、その後杭打ち工事が終了してから 杭頭部を掘り出して、杭頭から上述の吊筋用ブラケット及び懸垂ロッドをスクラ ップとして回収している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来方法では、鉄筋篭頂部に溶接する吊筋用ブラケットと懸垂ロッドは、 コンクリート打設後は懸垂する必要がなくなっても、簡単に取り外すことができ ないため、杭打ち工事終了後に杭頭部を掘り出して、スクラップとして回収して 使い捨てとしていた。 そこで、本考案の目的は、簡単に鉄筋篭を懸垂するとともに、懸垂終了後は取 り外して再使用することができる鉄筋篭保持装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、場所打ち杭工法で、コンクリートの打設終了時ま で鉄筋篭を杭用の孔の底から浮かせてスタンドパイプに吊しておく鉄筋篭保持装 置において、平行に相対させた連結部材のそれぞれの両端を、平行に相対させた ロッドの両端で軸連結することにより、連結角可変の平行四辺形状に構成すると ともに、一方の連結部材の両端に吊り上げ用の掛止部を設け、他方の連結部材に これと相対する連結部材の方向に貫通する鉄筋保持孔を設け、前記ロッドの一方 のロッドにスタンドパイプへの取り付け部材を設けた。 また、少なくとも一つの連結部の側方位置に、ロッド及び連結部材の少なくと もいずれか一方に対して略直角に、可変角度を規制する突設片を設けた。
【0005】
【作用】
本考案では、両端に吊り上げ用の掛止部を有した連結部材と、鉄筋保持孔を有 した連結部材とが、それぞれの両端を二本の平行なロッドで、軸連結により連結 角度が自在に変えられるように連結されているので、一方の連結部材の両端に設 けてある吊り上げ用の掛止部の一方を持ち上げることにより、本考案の鉄筋篭保 持装置の全体を連結角度を連続的に変えた略平行四辺形状に変形させることがで きる。このため、連結部材に設けられた前記鉄筋保持孔も斜めになり、この鉄筋 保持孔に予め鉄筋篭の鉄筋を貫通させておくことにより、鉄筋保持孔の周縁が斜 めになりながら鉄筋の側面を左右から締めつけるように作用して、鉄筋を保持す ることができる。
【0006】 従って、略円筒形の鉄筋篭の上端面の直径方向に相対する鉄筋を、二つの鉄筋 篭保持装置を用いて、それぞれの連結部材の鉄筋保持孔に上記鉄筋を通して、ス タンドパイプ用の取り付け部材を有するロッド側の連結部材の掛止部をクレーン 等で吊り上げることにより、鉄筋篭を鉛直方向に吊り上げることができる。 また、ロッドには上記スタンドパイプ用の取り付け部材が設けられているので 、鉄筋篭を杭孔に差し入れた後、ロッドの上記取り付け部材をスタンドパイプに 取り付けることにより鉄筋篭を杭孔に吊り下げ保持することができる。
【0007】 さらに、上記ロッド及び連結部材の少なくとも一つの連結部の側方位置に、ロ ッド及び連結部材の少なくとも一方に対して略直角に、連結角度を規制する突設 片が設けられているため、スタンドパイプへの取り付け部材を持たないロッド側 の連結部材の掛止部をクレーン等で吊りあげることにより、鉄筋篭保持装置が上 記略平行四辺形状から除々に略矩形状に変形し、連結角が略直角になった時点で 連結部の側方に設けられた上記突設片がロッド又は連結部材の側面に当たり、鉄 筋篭保持装置はそれ以上変形することができない。 そのため、それまで斜めの状態で孔の縁により鉄筋を挟んでいた鉄筋保持孔が 略水平になり、そのまま鉄筋篭保持装置を持ち上げ続けることにより、連結部材 の鉄筋保持孔から鉄筋篭の鉄筋が抜けて、鉄筋篭保持装置を外すことができる。
【0008】
【実施例】
本考案に係る実施例を図により説明する。 本実施例に係る鉄筋篭保持装置Aは、概略次のようになっている。二つの連結 部材10、20のそれぞれの両端が二本の平行なロッド30、40で、連結角度 が変更できるように連結されている。さらに、ロッドの一方には、スタンドパイ プBへ取り付けられるように取り付け部材50が設けられるとともに、一方の連 結部材10の両端には吊り上げ用の掛止部11が設けられ、他方の連結部材20 には鉄筋保持孔21が設けられている。 さらに、鉄筋保持孔21を有した連結部材20の、上記取り付け部材50を持 たないロッド40が連結されている側の、連結部の側方位置には連結部材20に 対して略直角に突設片60が設けられている。
【0009】 連結部材10は金属板の略矩形に形成され、その長手方向の両端に掛止部11 が突設されている。当該掛止部11には、クレーン等のフックを掛ける開口部が 設けられている。 また、連結部材10には掛止部11、11に設けられた開口部より下方の位置 に後記するロッド30、40が連結できるように連結用の軸13、13が連結部 材10の面に対して垂直に立設されている。 一方、上記の軸13、13に連結される2本のロッド30、40は、後記する 鉄筋篭Cを吊すことができる強度を有する鉄製の棒で、両端に形成されたリング 30a、40aで、円滑に回転できるように軸連結されている。
【0010】 このようにして、2本のロッド30、40は、上記の軸連結により軸13で連 結角度を自在に変えられるようになっている。 また、図示の実施例では上記2本のロッド30、40のうち、ロッド30には 連結部材10より少し下方にスタンドパイプBへの取り付け部材50が設けられ ている。取り付け部材50では、ロッド30の周面に適当長のネジ溝を切り、ナ ットがネジ溝に沿って上下動が可能なようにロッド30にはめ込まれている。こ のナットの上下動により、スタンドパイプBへの鉄筋篭Cの固定時の左右の高低 差が調節できるようになっている。
【0011】 さらに、下方に設ける連結部材20は、ある程度の幅と厚みを有する鉄板で略 矩形に形成されている。連結部材20の鉄板の長さは、前記上方の連結部材10 の長さにほぼ等しい程度に設定され、鉄板の中央部に、円形の鉄筋保持孔21が 貫通して設けられている。鉄筋保持孔21の口径は、鉄筋篭Cの鉄筋Dの口径よ り少し大きめに設けられている。 また、連結部材20の左右端には、ロッド連結用の軸13が付いた突設片22 が設けられている。上記連結用の軸13は、突設片22の面に対して垂直に立設 されており、前記連結部材10で使用した軸13と同様のものである。左右の軸 13の間隔は、前記連結部材10に設けられた左右の軸13の間隔と同一に設定 されている。
【0012】 このようにして形成された連結部材20の両端に設けられた軸13に、上方の 連結部材10に連結された2本のロッド30、40の下端のリング30a及び4 0aが連結されている。 また、連結部材20においてロッド40との連結用の突設片22が設けられて いる連結部の横には、連結部材20の面に対して略矩形の突設片60が垂直上方 に立設されている。さらに、この突設片60は先端でロッド40の方向に軽く曲 げられており、ロッド40と連結部材20の連結角度が丁度直角になった時点で 、突設片60の先端が丁度ロッド40の側面に当たるように設定されている。
【0013】 このように構成された鉄筋篭保持装置Aを鉄筋篭Cの左右に2個用意し、鉄筋 篭Cの端面の直径の両端の鉄筋Dを一本ずつ、鉄筋篭保持装置Aの鉄筋保持孔2 1に通し、取り付け部材50を有するロッド30側の掛止部11にクレーンのフ ックを掛けて持ち上げる。このとき、2個の鉄筋篭保持装置Aは左右で裏返して 使用され、ロッド30側が鉄筋篭Cの外側に向くようにされている。 クレーンのフックを除々に持ち上げることにより、左右の鉄筋篭保持装置Aが 全体に略平行四辺形状に変形して、鉄筋保持孔21で鉄筋篭Cの鉄筋Dが保持さ れ、クレーンで鉄筋篭Cを吊り上げることができるようになっている。
【0014】 クレーンで吊り上げた鉄筋篭Cを、予め削孔して周囲にスタンドパイプBを設 けた杭孔に鉄筋篭Cを吊りながら入れ、スタンドパイプBの側面に設けられた従 来の鉄筋篭保持方法で使用されていた懸垂ロッドの固定治具Eに、取り付け部材 50のナット部分を固定させる。その後、掛止部11からクレーンのフックを外 すことにより、鉄筋篭Cが削孔の底面から所定の高さに吊り下げられるようにな っている。 コンクリート打設後、固定治具Eに取り付けていない方のロッド40側の掛止 部11にクレーンのフックを掛けて引き上げると、連結部材20とロッド40の 連結角が直角になった時点で鉄筋保持孔21より鉄筋Dが抜け、鉄筋篭Cから鉄 筋篭保持装置Aを外すことができるようになっている。
【0015】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、本実施例では保持 装置Aを左右に使用する場合は、裏返しにして使用したが、左右一対に保持装置 を製造しても構わない。 さらに、ロッド30に設けた取り付け部材50のナットは、ナット部分にスタ ンドパイプBの周面を挟み込んで取り付けることができるような部材を設けるこ とにより、従来の懸垂方法で使用していた固定治具Eが不要である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、従来とは異なり、重量鉄筋篭を使用する場所打ち杭工法でも鉄筋篭 を懸垂するための懸垂保持装置を使い捨てに使用せずに済むため、省資源の面で も経済的な面でも有効である。 さらに、本考案に係る鉄筋保持装置は、連結部材の両端の掛止部を吊り上げる だけで、簡単に鉄筋篭の鉄筋を保持したり、外したりすることができるので、従 来のように吊筋用ブラケットを鉄筋に溶接したりせずに済むため、省力化の面で も有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結部材とロッドとの連結角が直角の状態にお
ける、鉄筋保持孔と鉄筋篭の鉄筋との状況を示した側面
図(a)。鉄筋篭保持装置に、鉄筋が保持されている状
態を示した側面図(b)。
【図2】本考案の鉄筋篭保持装置で杭孔に鉄筋篭を吊り
下げている状態の断面図。
【図3】従来の工法を使用して杭孔で鉄筋篭を吊り下げ
ている状態の断面図。
【符号の説明】
10 連結部材 11 掛止部 20 連結部材 21 鉄筋保持孔 30 ロッド 40 ロッド 50 取り付け部材 60 突設片 A 鉄筋篭保持装置 B スタンドパイプ C 鉄筋篭 D 鉄筋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 場所打ち杭工法で、コンクリートの打設
    終了時まで鉄筋篭を杭用の孔の底から浮かせてスタンド
    パイプに吊しておく鉄筋篭保持装置において、平行に相
    対させた連結部材のそれぞれの両端を、平行に相対させ
    たロッドの両端で軸連結することにより、連結角可変の
    平行四辺形状に構成するとともに、一方の連結部材の両
    端に吊り上げ用の掛止部を設け、他方の連結部材にこれ
    と相対する連結部材の方向に貫通する鉄筋保持孔を設
    け、前記ロッドの一方のロッドにスタンドパイプへの取
    り付け部材を設けたことを特徴とする鉄筋篭保持装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの連結部の側方位置に、
    ロッド及び連結部材の少なくともいずれか一方に対して
    略直角に、可変角度を規制する突設片が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋篭保持装置。
JP3824893U 1993-06-18 1993-06-18 鉄筋篭保持装置 Pending JPH074694U (ja)

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JP3824893U JPH074694U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 鉄筋篭保持装置

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JP3824893U JPH074694U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 鉄筋篭保持装置

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JPH074694U true JPH074694U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12520012

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JP3824893U Pending JPH074694U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 鉄筋篭保持装置

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JP (1) JPH074694U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5706031B1 (ja) * 2014-09-05 2015-04-22 鹿島建設株式会社 揚重装置及び吊荷の揚重方法
CN113428772A (zh) * 2021-07-21 2021-09-24 中交二公局第六工程有限公司 用于吊装钢筋笼的吊具和起重机械

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