JP2507594Y2 - 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具 - Google Patents

柱鉄筋ユニットの吊上げ治具

Info

Publication number
JP2507594Y2
JP2507594Y2 JP1989091574U JP9157489U JP2507594Y2 JP 2507594 Y2 JP2507594 Y2 JP 2507594Y2 JP 1989091574 U JP1989091574 U JP 1989091574U JP 9157489 U JP9157489 U JP 9157489U JP 2507594 Y2 JP2507594 Y2 JP 2507594Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
pillar
lifting jig
rebar unit
reinforcing bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989091574U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0331652U (ja
Inventor
勝芳 長峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP1989091574U priority Critical patent/JP2507594Y2/ja
Publication of JPH0331652U publication Critical patent/JPH0331652U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507594Y2 publication Critical patent/JP2507594Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、柱鉄筋先組工法における柱鉄筋ユニットの
吊上げ治具に関する。
「従来の技術及びその課題」 最近、建築業界において、鉄筋工の労働力の不足が深
刻な問題となっており、これによって、柱鉄筋の先組工
法が多く用いられるようになっている。
従来、この種の柱鉄筋ユニットの先組工法にあって
は、第9図に示すように、横にした状態で組み上がった
柱鉄筋ユニットAの上部から横方向にワイヤーBを通
し、柱鉄筋ユニットAの下部のフープ筋Cにシャックル
Dを介してワイヤーBの一端を緊結し、該ワイヤーBの
他方の端部をクレーンのフックに取りつけて吊り上げる
ことにより垂直に建て起し、次に所定の場所へ吊り込ん
だ後、柱鉄筋ユニットAの下部のシャックルDをはず
し、ワイヤーBを取りはずすようにするのが一般的であ
る。
ところが、前記従来の柱鉄筋ユニットの先組工法にあ
っては横になった状態の柱鉄筋ユニットAを垂直に建て
起すべくクレーンにより吊り上げたとき、第10図に示す
ように柱鉄筋ユニットA全体が変形してしまったり、ワ
イヤーBが柱鉄筋ユニットAに引っかかってしまうなど
の問題があった。
本考案は、前記の課題を解決するために為されたもの
であり、柱鉄筋ユニットを垂直に建て起す時に変形をな
くし、ワイヤーの引っかかりをなくし、容易にかつ確実
に柱鉄筋ユニットを建て起すことが出来るとともに、所
定の位置に吊り込んで取りつけた後、ワイヤーの取り外
しを下部にて容易に行うことができて、作業能率を高め
ることができる柱鉄筋ユニットの吊り上げ治具を提供す
ることを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本考案は、前記目的を達成するために、クレーンによ
って上方から吊り下げられるとともに、柱鉄筋ユニット
の上部に配設される上方吊上げ治具本体と、前記柱鉄筋
ユニットを内部に挿通させ得る枠状に形成されて該柱鉄
筋ユニットの上部外側に装着されて配設される中間吊上
げ治具本体と、前記柱鉄筋ユニットの最下部付近に取り
付けられるシャックルと、該シャックルと前記各吊上げ
治具本体との間に張設されるワイヤーとを備えたことを
特徴としている。
「作用」 本考案は、前記のように構成されているため、横置き
されている柱鉄筋ユニットの上部が枠状の中間吊上げ治
具本体により外側から支持され、柱鉄筋ユニットを建て
起す際にはその上部全体が中間吊上げ治具本体によって
持ち上げられることになるから、垂直に建て起す際の変
形を防止できると共に、柱鉄筋ユニットを所定の場所に
建て込んだ後には、柱鉄筋ユニットの最下部付近に取り
つけられたシャックルを、該柱鉄筋ユニットから取り外
すことにより柱鉄筋ユニットから吊り上げて治具本体を
解放することができる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図ないし第5図は本考案の1実施例を示すものであ
り、図中符号1は断面四角形に形成されるとともに、所
定の場所に建込まれる柱鉄筋ユニットであり、該柱鉄筋
ユニット1の上部には、クレーンのフックによって上方
から吊り下げられる上部吊上げ治具本体3が配置されて
おり、中間部には、上部吊上げ治具本体3よりワイヤー
5aに接続した中間吊上げ治具本体6が配置されている。
また、柱鉄筋ユニット1の最下部付近には、着脱自在な
シャックル4,4が取り付けられている。
前記上部吊上げ治具本体3は、第2図に示すように、
三角形状に形成された枠体3aを内側に設けられた棒状部
材3bによって補強したものであり、クレーンのフックで
吊るための係止部3cが形成され、底部両端には吊上げシ
ャックル3d,3dが取り付けられている。
前記中間吊上げ治具本体6は、第3図および第4図に
示すように、柱鉄筋ユニット1を内部に挿通させ得る矩
形枠状の枠体6eとして形成され、該枠体6eの相対向する
部分には、第3図に示すように、三角形状態の取付け金
具6dが紙面に対して直交する方向に2個設けられ、該取
付け金具6dの頂部には中間吊上げ治具本体6をワイヤー
5aで吊るためのシャックル6fが設けられている。また、
枠対6eの底部には、下部ワイヤー5bを吊るための吊り上
げシャックル6gが取り付けられたものとなっている。
前記シャックル4は柱鉄筋ユニット1の最下部付近の
相対向する位置に2箇所取り付けられており、これらシ
ャックル4,4には中間吊上げ治具本体6の吊上げシャッ
クル6gに接続されたワイヤー5b,5bが取り付けられてい
る。また、前記ワイヤー5a,5bには、柱鉄筋ユニット1
の上部外周を覆う中間吊上げ治具本体6が介挿されてい
るため、これによって、該ワイヤー5a,5bが柱鉄筋に触
れて摩耗、或いは切断されるのを防止するとともに、柱
鉄筋ユニットの倒れを防止するようになっている。その
ため、中間吊上げ治具本体の枠体6eの外形は柱鉄筋ユニ
ットの外形より大きく形成されている。
つぎに、前記のように構成された柱鉄筋ユニットの吊
上げ治具の作用を説明する。
まず、上部吊上げ治具本体3に中間吊上げ治具本体6
が取り付けられたワイヤー5a,5bを取りつける。そし
て、第8図に示すように、横状態に置かれた柱鉄筋ユニ
ット1の一端部の横方向から前記吊上げ治具を挿入し、
最下部付近に達するように配置する。この際、中間吊上
げ治具本体6は柱鉄筋ユニット1の上部に配置されるこ
とになり、その中間吊上げ治具本体6により柱鉄筋ユニ
ット1の上部が支持されることになる。そして、最後に
シャックル4によってワイヤー5の下端を横鉄筋ユニッ
ト1の最下部付近に取りつける。
次に、上部吊上げ治具本体3の係止部3cをクレーンフ
ックにかける。この状態で、横になった柱鉄筋ユニット
1を吊上げると、中間吊上げ治具本体6の枠材6eが柱鉄
筋ユニット1をガードするとともに、その中間吊上げ治
具本体6により柱鉄筋ユニット1の上部全体が持ち上げ
られることになり、したがって、柱鉄筋ユニット1の一
部に無理な力がかからないため、柱鉄筋ユニットの変形
を生じさせず、また、柱鉄筋ユニット1の上部にワイヤ
ーが引っかからずに、第1図に示すように建て起すこと
ができる。
そして、上部のようにして建て起しの終った柱鉄筋ユ
ニット1を所定の場所に吊り込み、固定した後には、シ
ャックル4を取り外すことにより、柱鉄筋ユニット1か
らワイヤーを取り外すことができる。
このように、本実施例の柱鉄筋ユニットの吊り上げ治
具においては、横置きされた柱鉄筋ユニットを建て起し
の際の柱鉄筋ユニット1の変形を防止できるとともに、
柱鉄筋ユニット1を建込んだ後には、最下部に取りつけ
られたシャックル4を外すだけで容易に、柱鉄筋ユニッ
ト1からワイヤー等を外すことができる。
なお、第6図、第7図に示す支持部材は、柱筋建入れ
調整治具7であって、この柱筋建入れ調整治具7は、先
端にフックが形成されかつ鉄筋又はパイプ等で製作され
た棒状部7aと、ロープで製作された取付部7bとからなっ
ている。これは柱鉄筋ユニット1が倒れるのを建入れ調
整するためのものである。
「考案の効果」 上述したように、本考案の柱鉄筋ユニットの吊上げ治
具にあっては、柱鉄筋ユニットの上方に配設される上部
吊上げ治具本体と、柱鉄筋ユニットの上部外側に装着さ
れる枠状の中間吊上げ治具本体と、柱鉄筋ユニットの最
下部付近に取り付けられるシャックルとをワイヤーによ
り連結した構成としたので、横置きされた柱鉄筋ユニッ
トをクレーンにより建て起こす際には、柱鉄筋ユニット
の上部全体が中間部吊上げ治具本体により外側から支持
された状態で持ち上げられるから、柱鉄筋ユニットの建
て起こし時の変形が有効に防止されるとともに、ワイヤ
ーが柱鉄筋ユニットに引っかかることなく、建て起し作
業の安全性も確保できる。
また、クレーンによって柱鉄筋ユニットを所定の場所
に建て込んだ後には、柱鉄筋ユニットの最下部付近に取
り付けられたシャックルを該柱鉄筋ユニットから取り外
すことにより柱鉄筋ユニットから吊上げ治具本体を解放
することができるため、容易に柱鉄筋ユニットを吊り込
むとともに、柱鉄筋ユニットを所定の場所に建込んだ後
には、地上において、柱鉄筋ユニットからワイヤー等を
外すことが出来て、作業効率を高めることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の1実施例を示すものであ
り、第1図は吊上げ治具本体によって吊り上げられた柱
鉄筋ユニットを吊り上げた状態を示す正面図、第2図は
上部吊上げ治具本体の正面図、第3図は中間吊上げ治具
本体の正面図、第4図は中間吊上げ治具本体の平面図、
第5図は柱鉄筋ユニットの最下部に取り付けられたシャ
ックルの斜視図、第6図は柱筋建入れ調整治具によって
柱鉄筋ユニットを建入れ調整している状態を示す説明
図、第7図は柱筋建入れ調整治具の側面図、第8図は横
置きした柱鉄筋ユニットに吊上げ治具本体を取り付けた
状態を示す正面図、第9図および第10図は従来行われて
いる柱鉄筋ユニットの吊り上げ作業を示すもので、第9
図はロープ取付時を、第10図は吊上げ時をそれぞれ示す
正面図である。 1……柱鉄筋ユニット、2……ワイヤー、3……上部吊
上げ治具本体、4……シャックル、5a,5b……ワイヤ
ー、6……中間吊上げ治具本体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンによって上方から吊り下げられる
    とともに、柱鉄筋ユニットの上方に配設される上部吊上
    げ治具本体と、前記柱鉄筋ユニットを内部に挿通させ得
    る枠状に形成されて該柱鉄筋ユニットの上部外側に装着
    されて配設される中間吊上げ治具本体と、前記柱鉄筋ユ
    ニットの最下部付近に取り付けられるシャックルと、該
    シャックルと前記各吊上げ治具本体との間に張設される
    ワイヤーとを備えた柱鉄筋ユニットの吊上げ治具。
JP1989091574U 1989-08-03 1989-08-03 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具 Expired - Lifetime JP2507594Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989091574U JP2507594Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989091574U JP2507594Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0331652U JPH0331652U (ja) 1991-03-27
JP2507594Y2 true JP2507594Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31641048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989091574U Expired - Lifetime JP2507594Y2 (ja) 1989-08-03 1989-08-03 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507594Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356995A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Konoike Constr Ltd 鉄筋挿入工法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2739590B2 (ja) * 1989-04-04 1998-04-15 大成建設株式会社 柱状先組鉄筋の吊り込み方法とその吊り込み治具

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実願平1−85158号(実開平2−266067号)のマイクロフィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356995A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Konoike Constr Ltd 鉄筋挿入工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0331652U (ja) 1991-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108643405A (zh) 用于剪力墙转角暗柱区域的装配式模型板及其施工方法
JP2507594Y2 (ja) 柱鉄筋ユニットの吊上げ治具
CN211173007U (zh) 一种新型悬挑三脚架
CN208733878U (zh) 用于剪力墙转角暗柱区域的装配式模型板
CN215948978U (zh) 钢结构体及钢结构防护系统
CN110409820A (zh) 悬挑结构施工用的支模装置及其施工方法
KR101857682B1 (ko) 건물 청소용 로프고정장치
KR200459687Y1 (ko) 건물 청소용 로프 고정장치
JPS6022052Y2 (ja) 鉄筋吊り具
JPH082267Y2 (ja) 軽量気泡コンクリートパネル
CN217782591U (zh) 一种可重复使用的钢筋网支撑吊架
JPH0444568A (ja) 鉄筋の吊込方法および吊込装置
CN219469427U (zh) 建筑钢筋笼吊装扁担
JPH05214813A (ja) 鉄筋かごの吊り治具
CN217461723U (zh) 施工现场装配式围挡结构
CN220578687U (zh) 预制墙体构件吊装用吊环
CN211499481U (zh) 窗台压顶的主钢筋结构
CN211974067U (zh) 一种用于叠合梁的钢筋混凝土预制构件
KR970006113Y1 (ko) 철근받침용 스페이서의 결속구조
JPH0687493U (ja) コンクリート製床版
JP2767013B2 (ja) 深礎用吊足場
JPH079961Y2 (ja) Zセパレーター
JP3759863B2 (ja) 壁パネル、建物ユニット、壁パネル構造及びユニット建物の構築構造
JP2928952B2 (ja) ハーフプレキャストコンクリート梁と柱との接合構造およびその接合工法
KR0135643B1 (ko) 크레인 양중보조대