JPH0746870A - 超電導磁気浮上装置 - Google Patents

超電導磁気浮上装置

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JPH0746870A
JPH0746870A JP5207113A JP20711393A JPH0746870A JP H0746870 A JPH0746870 A JP H0746870A JP 5207113 A JP5207113 A JP 5207113A JP 20711393 A JP20711393 A JP 20711393A JP H0746870 A JPH0746870 A JP H0746870A
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JP
Japan
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track
moving body
superconductor
superconducting magnetic
magnetic levitation
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JP5207113A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ito
佳孝 伊藤
Yosuke Yanagi
陽介 柳
Tetsuo Oka
徹雄 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMURA ZAIRYO KAIHATSU KENKYUSH
IMRA Material R&D Co Ltd
Original Assignee
IMURA ZAIRYO KAIHATSU KENKYUSH
IMRA Material R&D Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G54/00Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G54/02Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単,低価格でかつマイスナー効果,
ピン止め効果等の超電導現象を分かりやすく説明でき
る,超電導磁気浮上装置を提供すること。 【構成】 超電導体4と,該超電導体4を冷却するため
の冷媒52を貯蔵する断熱性タンク51とよりなる浮上
移動体5と,上記浮上移動体5の超電導体4に対面して
配設した軌道3よりなると共に,該軌道3は強磁性体の
金属板1に多数の永久磁石2を固定してなり,かつ該永
久磁石2は軌道3の長手方向においては同一の極性を有
する磁石片を多数個直列に配設し,一方上記永久磁石2
は軌道の幅方向においては異なる極性を有する磁石片を
複数個並列に配設してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,主として,超電導磁気
浮上装置に関する。
【0002】
【従来技術】超電導磁気浮上装置は,近年高温超電導体
の開発が進展している状況よりして,特に注目されてお
り,種々の提案がなされている(例えば,特開平4−1
65902号)。一方,最近,超電導技術を小学生,中
学生,更には高校生等の若年層及び,科学技術的知識を
有しない一般大衆に教示する事が要望されている。しか
し,超電導現象におけるマイスナー効果やピン止め効果
等の現象を分かりやすく説明できる,適切な教材用の装
置が見当たらない。
【0003】上記超電導磁気浮上装置は,冷却装置及び
超電導体を有する浮上移動体と,これを浮上させる浮上
用の永久磁石と,該永久磁石に近接して,浮上移動体を
走行させる複数個の推進用コイルとを設けたものであ
る。これにより,浮上移動体を効率よく浮上させ制御性
を向上させることができる。この浮上移動体の浮上原理
が,超電導現象におけるマイスナー効果やピン止め効果
等の現象の,眼に見える最も端的な現れ方である。従っ
て,上記の目的を達成するには,この方式が適切と考え
られる。
【0004】
【解決しようとする課題】しかし,従来の超電導磁気浮
上装置は,浮上移動体を効率よく推進させるためのコイ
ル,または,超電導体を効率よく冷却させるための冷却
装置等の,特殊な装置を必要とする。よって,上記超電
導磁気浮上装置は規模が大きく,複雑な構造を有する。
【0005】これは,科学技術的知識を有しない者にと
って,空中に浮く浮上移動体の浮上原理を理解するのに
妨げとなる。更に,上記コイル,冷却装置等のために上
記超電導磁気浮上装置の製作コストは非常に高くなり,
特に,小,中学校の教材としての価格設定の範囲を大き
く超過してしまう。
【0006】本発明は,かかる従来技術の問題点に鑑
み,構造が簡単,低価格でかつマイスナー効果,ピン止
め効果等の超電導現象を分かりやすく説明できる,超電
導磁気浮上装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,超電導体と,該超電導体
を冷却するための冷媒を貯蔵する断熱性タンクとよりな
る浮上移動体と,上記浮上移動体の超電導体に対面して
配設した軌道よりなると共に,該軌道は強磁性体の金属
板に多数の永久磁石を固定してなり,かつ該永久磁石は
軌道の長手方向においては同一の極性を有する磁石片を
多数個直列に配設し,一方上記永久磁石は軌道の幅方向
においては異なる極性を有する磁石片を複数個並列に配
設してなる超電導磁気浮上装置であって,上記軌道に
は,その長手方向において,当該長手方向における極性
とは異なる極性の反対磁極板が部分的に配設されている
ことを特徴とする超電導磁気浮上装置にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記軌道は,その長手方向において,当該長手方向におけ
る極性とは異なる極性の反対磁極板が部分的に配設され
ていることにある。上記浮上移動体は,断熱性タンクの
底部に,超電導体を設けることにより構成する。超電導
体の下面は軌道上方にあり,その上面はタンク内部の冷
媒と常時接触している。上記超電導体は,浮上移動体に
おいて,軌道長手方向に単数および複数個設ける。
【0009】上記超電導体としては,内部にピン止め点
を有する物質を用いることが好ましい。このような超電
導体としては,例えば,YBaCuO系の化合物があ
る。また,上記超電導体の成形方法は溶融法が好まし
い。上記冷媒は上記超電導体の臨界温度より低い温度を
有する物質が好ましい。このような冷媒としては,例え
ば,液体窒素,液体酸素,液体空気を用いる。上記断熱
性タンクは,低い熱伝導率を有する物質を用いる。例え
ば,発泡スチロール,発泡ウレタン等の多孔質状の樹脂
がある。
【0010】上記軌道は,あらかじめ目的の軌道の形状
に成形した強磁性体の金属板の片面に多数の磁石片を接
合することにより構成される。上記軌道を構成する強磁
性体の金属板は,透磁率の大きい物質を用いる。上記強
磁性体の金属板としては例えば,Fe,Co,Ni,お
よびこれらの合金等がある。また,上記強磁性体の金属
板は,磁気飽和しない程度の厚さを有することが好まし
い。上記永久磁石は,フェライト系,希土類系の化合物
の磁石等を用いる。
【0011】次に,長手方向において部分的に配設した
反対磁極板は,軌道の先端部分に設けてあることが好ま
しい。これにより,軌道の先端部分で,磁束の分布方向
が変化する。そのため,浮上移動体を軌道の幅方向か
ら,長手方向へ固定するように,磁束が超電導体内部の
ピン止め点に止められる。従って,軌道に沿って移動し
てきた浮上移動体は,軌道の先端部分で停止する。それ
故,ピン止め効果が明確に発揮され,これを容易に知ら
せることができる。
【0012】次に,上記軌道は,上下方向に曲線状に反
って配設してあることが好ましい。例えば,軌道の両端
を高い位置に,その中央部を低い位置に設置する。この
場合,軌道端部に置かれた浮上移動体を静かに押し出す
と,浮上移動体は軌道長手方向に振り子運動を行う。す
なわち,軌道の両先端部分は移動してきた浮上移動体を
停止させ,さらに,この部分は,軌道の最も高い位置な
ので,浮上移動体は再び,軌道に沿って下っていくため
である。
【0013】この浮上移動体の動きは,後述するマイス
ナー効果,ピン止め効果の働く様子を,分かり易く示
す。次に,上記浮上移動体に設けた上記超電導体は,上
記軌道の幅方向に複数個設けてあることが好ましい。こ
れによって,超電導体にトラップされる磁束が増加する
ため,浮上移動体の走行安定性が増す。
【0014】また,他の超電導磁気浮上装置としては,
超電導体と,該超電導体を冷却するための冷媒を貯蔵す
る断熱性タンクとよりなる浮上移動体と,上記浮上移動
体の超電導体に対面して配設した軌道よりなると共に,
該軌道は強磁性体の金属板に多数の永久磁石を固定して
なり,かつ該永久磁石は軌道の長手方向においては同一
の極性を有する磁石片を多数個直列に配設し,一方上記
永久磁石は軌道の幅方向においては異なる極性を有する
磁石片を複数個並列に配設してなる超電導磁気浮上装置
であって,上記軌道は,その長手方向において多角状平
面を形成しており,該多角状平面は台形状の軌道板を多
数直列に配列してなり,かつ該軌道板は軌道の幅方向に
異なる極性の磁石片を並列配置してなることを特徴とす
る超電導磁気浮上装置がある。
【0015】上記軌道板は,多角形状に接続されて,多
角曲線状の軌道を呈する(図13)。上記軌道を設ける
ための強磁性体の金属板は平面状が好ましい。次に,上
記軌道は1つ以上の環状に形成されていることが好まし
い。これによって,上記浮上移動体はエンドレスに軌道
を周回し続ける。また,上記軌道は1つ以上のループを
有することもできる。次に,上記軌道はエンドレスに配
設され,かつその途中に交叉部分が形成されていること
が好ましい。これによって,上記浮上移動体は交叉する
軌道を走行するとき,磁束分布の乱れに対して,上記浮
上移動体が上下に揺れる等の現象を発揮し,磁束が超電
導体にピン止めされている様子が確認できる。
【0016】次に,上記交叉部分において,互いに異な
る極性の磁石片が交叉する部分は空間を呈していること
が好ましい。即ち,軌道の交叉する部分において,異な
る極性が重なる部分は,その一方の磁石片を取り除く
(図15)。よって,上記箇所は下部の強磁性体の金属
板が露出している。また,上記箇所を強磁性体の金属板
等で埋めて,交叉部分を平らにすることもできる。
【0017】更に,他の超電導磁気浮上装置としては,
超電導体と,該超電導体を冷却するための冷媒を貯蔵す
る断熱性タンクとよりなる浮上移動体と,上記浮上移動
体の超電導体に対面して配設した軌道よりなると共に,
該軌道は強磁性体の金属板に多数の永久磁石を固定して
なり,かつ該永久磁石は軌道の長手方向においては同一
の極性を有する磁石片を多数個直列に配設し,一方上記
永久磁石は軌道の幅方向においては異なる極性を有する
磁石片を複数個並列に配設してなる超電導磁気浮上装置
であって,上記軌道は,その途中に,ストップスタータ
ー部を有しており,該ストップスターター部は,軌道上
に設けた非磁性板と,その下方において昇降可能に配設
された永久磁石とよりなることを特徴とする超電導磁気
浮上装置がある。
【0018】上記ストップスターター部は,軌道の勾配
部に対して設けることが好ましい。これにより,走行を
停止した浮上移動体を再スタートさせる際に,重力を利
用できる。なお,ストップスターター部を軌道の平坦部
に設けることもできる。上記非磁性板の厚さは,浮上移
動体の浮上高度以下であることが好ましい。
【0019】また,走行してきた浮上移動体が着地し,
摩擦で停止するだけの長さを有することが好ましい。更
に,昇降可能に配設された永久磁石より長いことが好ま
しい。何故なら,上記永久磁石が下降した時に,軌道に
空隙が生じないようにするためにも非磁性板を設けるか
らである。次に,上記ストップスターター部は複数箇所
に設けてあることが好ましい。これにより,ピン止め効
果を,多数の観客に対し,異なる位置で展示,実演する
のに,便利である。
【0020】次に,断熱性タンクは,冷媒を吸収させる
ための吸収材を内蔵していることが好ましい。これによ
って,浮遊移動体が軌道曲線部を走行する等の,若干不
安定な走行を行う等に際して,冷媒がこぼれるのを防止
する。
【0021】
【作用及び効果】本発明の超電導磁気浮上装置において
は,上記軌道は,強磁性体の金属板に永久磁石を固定し
てなる。そのため,図1に示すごとく,永久磁石より生
ずる磁束は,永久磁石の上部では,弧を描いて空中に分
布し,一方永久磁石の下部では強磁性体の金属板内部に
分布する。そして,上記浮上移動体に設けた超電導体
は,断熱性タンク内の冷媒によって,常時臨界温度以下
に冷却され超電導状態にある。そして,超電導状態にあ
る物質は,その内部を磁束0の状態に保つ完全反磁性と
いう性質を有する。これがマイスナー効果である。
【0022】従って,上記浮上移動体を,静かに軌道の
上に置くと,軌道上の磁束を,超電導体は外部へ押し出
そうと反発して,浮上移動体は後述の図1に示すごとく
宙に浮く。よって,マイスナー効果を眼で確認できる。
また,磁束密度は与えた磁場の大きさと透磁率に比例し
て大きくなるため,透磁率の大きい強磁性体に永久磁石
を設置して軌道を構成することにより,浮上高さを高く
することも可能である。
【0023】更に,強磁性体はある一定値以上の強度の
磁場をかけると磁気飽和を起こす。このため,永久磁石
の磁化強さの割に,浮上高さが高くない,といった現象
が生じるおそれがある。これを防ぐために,強磁性体は
厚いものを用いる。これにより,強磁性体の体積が大き
くなるため,磁気飽和に達するに必要な磁場も大きくな
る。
【0024】次に,上記軌道上に浮かぶ浮上移動体に,
上方から強い力を加えて浮上移動体の超電導体を軌道に
押しつけると,超電導体内部のピン止め点に磁束がトラ
ップされる。これがピン止め効果である。この状態を後
述の図2に示す。これにより,超電導体にはトラップし
た磁束の分布方向以外に対して強力な復元力が働く。
【0025】すなわち,浮上移動体は軌道長手方向に対
しては浮上したまま,脱線することなく走行するが,例
えば,前後左右等の磁束の分布方向の異なる方向に,浮
上移動体を移動させようとするには,ピン止め点から磁
束を外すのに相当する力を与えねばならない。従って,
浮上移動体は,上記ピン止め効果によって,軌道に沿っ
て脱線等することなく走行する。
【0026】また,軌道の一部に,極性の異なる前記反
対磁極板を配置した場合には,この部分は磁束の分布方
向が違うので,浮上移動体はこの部分で停止する。ま
た,前記の多角形状の軌道を構成した場合には,台形状
の軌道板の配列の継ぎ目部分において,その前後で若干
の磁束の分布方向が変化する。このため,上記ピン止め
効果により,浮上移動体はその後部を左右に振りながら
走行する。
【0027】また,前記のごとく,軌道にストップスタ
ーター部を設けた場合には,浮上移動体は,このストッ
プスターター部において,進行方向からずれた方向を向
いて止まる。しかし,超電導体には走行してきた軌道の
磁束が捕捉されている。そのため,ストップスターター
部における永久磁石を超電導体の方向に近接させること
による再走行時においては,浮上移動体は再び進行方向
に向きを変えてから,浮上走行する。
【0028】上記した,これらの浮上移動体の走行状態
は,ピン止め効果をよく表している。よって,見学者は
上記浮上移動体の走行状態を見たり,手で触れてみたり
することにより,ピン止め効果を確認できる。
【0029】次に,本発明の超電導磁気浮上装置は,浮
上移動体が超電導体と上記断熱性タンクとよりなるもの
で,その構造が簡単である。また,例えば,浮上移動体
の断熱性タンクに発泡スチロールを,吸収材に脱脂綿
を,軌道の強磁性体の金属板に鉄板を,永久磁石にフェ
ライト磁石を用いて作製することができ,これらは入手
が容易で安価な材料である。従って,本発明は低コスト
化が可能な装置である。
【0030】上記のごとく,本装置は,上記マイスナー
効果,ピン止め効果等の超電導現象を分かりやすく説明
できる教材として最適である。そのため,超電導現象お
よびその利用法に関する教育,宣伝のために,学校企
業,博覧会,展示会等に実演展示することができる。更
に,これらの現象を積極的に利用して,例えば公園,レ
ジャーランド等における,子供用更に大人用の「レジャ
ー乗り物」等として,利用することもできる。この様な
体験によって一層,超電導への親密度,好奇心が育成さ
れ,新たな超電導利用技術の発展に貢献することができ
る。
【0031】上記のごとく,本発明によれば,構造が簡
単,低コストでかつマイスナー効果,ピン止め効果等の
超電導現象を分かりやすく説明できる,超電導磁気浮上
装置を提供することができる。
【0032】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかる超電導磁気浮上装置につき,図
1〜図6を用いて説明する。本例の超電導磁気浮上装置
は,列車に模した浮上移動体5を軌道3上で走らせる構
成を有す。本例の超電導磁気浮上装置の浮上移動体5
は,図1〜図4に示すごとく,超電導体4と,該超電導
体4を冷却するための冷媒52と,冷媒52を保持させ
るための吸収材53及び蓋54を備えた断熱性タンク5
1とよりなる。
【0033】上記超電導体4は溶融法により作成された
2.33Ba2.67Cu3.6710.33 を用いる。上記超電導
体4は,直径17mm,厚さ8mmの円盤状に成形した
もので,発砲スチロールよりなる断熱性タンク51の底
部に,浮上移動体の進行方向に3個直列に設ける(図
3,図4)。吸収材53は脱脂綿を用い,冷媒52は液
体窒素を用いる。
【0034】軌道3は,図5に示すごとく,強磁性体の
金属板1に永久磁石2を張りつけて制作する。強磁性体
の金属板1は,長尺形の1000mm×36mm×t
(厚み)1.5mmの大きさを持つニッケルめっき鉄板
を用いる。永久磁石2は,40mm×12mm×t8m
mの大きさを持つフェライト磁石を用いる。
【0035】次に,上記材料を以下に示すごとく組み立
て,軌道3とする。すなわち,図1,図2,図5に示す
ごとく,上記金属板1に,上記永久磁石2を軌道長手方
向に40個,幅方向に3個,隙間なく張りつける。この
時,幅方向に隣り合う永久磁石2は,順次,N極21,
S極22,N極21側を上に向けて張りつける。
【0036】ただし,軌道3の両先端部分は,軌道3の
長手方向における極性とは異なる極性の反対磁極板を設
けるために,図5に示すごとく,上記と反対にS極反対
磁極板220,N極反対磁極板210,S極反対磁極板
220の順となるように張りつける。また,上記軌道3
はその両端の下部に支柱71を設け,軌道3の両端が高
く,中央部が低くなるよう,上下方向に曲線状にとなる
よう配設する(図6)。
【0037】次に,本例における作用効果につき説明す
る。まず,図1,図5に示すごとく,浮上移動体5にお
ける超電導体4の中心が,軌道3の中心と一致するよう
に,浮上移動体5を,軌道3の中央に静かに置く。この
時,浮上移動体5は,軌道3より約5mmの高さに浮上
する。
【0038】すなわち,超電導体4が,断熱性タンク5
1内の液体窒素によって,常時臨界温度以下に冷却さ
れ,超電導状態にある。よって,上記浮上移動体5を,
静かに軌道3の上に置いた場合には,軌道3上の永久磁
石2が生ずる磁束20を,超電導体4は外部へ押し出そ
うと反発する。従って,浮上移動体5は軌道3上で浮上
する(図1)。これにより,上記操作により,マイスナ
ー効果を眼で確認できる。
【0039】次に,浮上移動体5を,上記浮上力に抗し
て,軌道3に対して強く押しつける。すると,軌道3よ
りの高さは約3mmになった。これは,磁束20が超電
導体4内部のピン止め点41にトラップされるためであ
る(図2)。この時,浮上移動体5を上に持ち上げよう
とすると,軌道3に垂直な力が働いていることが確認で
きる。
【0040】更に,浮上移動体5を軌道3の長手方向
に,中央部から端部の方向へ押してやる。すると,中央
部分では自由に動くが,先端部分までくると引っ掛かる
感じで停止する。そして,この先端部分から,浮上移動
体5を,軌道3中央方向に軽く押すと,脱線することな
く軌道3を下降し,反対側の先端部分の方向へ上昇し,
その先端部分で停止する。このようにして,往復運動さ
せることができる。
【0041】これは,浮上移動体5の超電導体4内部の
ピン止め点41に磁束20がトラップされ,超電導体4
にはトラップした磁束20の分布方向以外に対して強力
な復元力が働くためである。すなわち,軌道3の両端部
は上記反対磁極板220,210,220が配置されて
おり,磁石の極性が軌道長手方向の他の部分と反対であ
り,磁束20の向きが異なるために,浮上移動体5はこ
こで停止する(図3)。よって,上記一連の操作によっ
て,ピン止め効果を確認できる。
【0042】また,上記操作は単純であり,小学生等で
も容易に行える。従って,本例は,マイスナー効果,ピ
ン止め効果等の超電導現象を分かりやすく説明できる教
材として最適である。更に,本例を構成する部品は安価
な材料よりなり,またその構成も単純である。従って,
製作コストが低い。上記のごとく,本例によれば,構造
が簡単,低コストでかつマイスナー効果,ピン止め効果
等の超電導現象を分かりやすく説明できる,超電導磁気
浮上装置を提供することができる。
【0043】実施例2 本例は,図7〜図11に示すごとく,浮上移動体5に設
ける超電導体4を増加したものである。すなわち,図
7,図8に示すごとく,浮上移動体5に設ける超電導体
4を軌道3の長手方向に対して3個,幅方向に対して2
個としたものである。これに対応して図9に示すごと
く,軌道3の幅方向の永久磁石2の数も,3個から4個
に増やす。その他は実施例1と同様である。
【0044】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の浮上移動体5は,静かに軌道3の中央に置く
と,約8mm高さに浮上する。強く押しつけると,ピン
止め効果によって,約3mmの高さまでしか浮上しな
い。また,浮上移動体5を引き離したり,横にずらした
りする時に必要な力は,実施例1よりも強くなる。
【0045】すなわち,本例においては,超電導体4お
よび,永久磁石2が幅方向に広がったため,図11に示
すごとく,より多くの磁束20が超電導体4にトラップ
され,より強く軌道上に固定される。従って,浮上バラ
ンスが向上し,安定した浮上移動体5の走行が可能にな
る。よって,走行中に浮上移動体5が傾き,内部の液体
窒素等がこぼれる心配がなく,安全である。本例は,特
に低年齢層の教材として優れている。その他,実施例1
と同様の効果を得ることができる。
【0046】実施例3 本例は,図12,図13に示すごとく,軌道3を競技用
トラックのごとき曲線形状にしたものである。このトラ
ック状軌道31は,図12に示すごとく,強磁性体の金
属板1としての板状のニッケルめっき鉄板(1800m
m×900mm×t3mm)に対して,永久磁石2とし
てのフェライト磁石を,直線部311が800mm,曲
線部312がR400mmの大きさとなるように張りつ
けて作製する。
【0047】上記曲線部312の拡大図を図13(A)
に示す。同図に示すごとく曲線部312は多角形状であ
る。この曲線部312は,図13(B),(C)に示す
ごとき台形状の軌道板201を直列に接続して形成して
ある。この台形状の軌道板201の作製に当たっては,
まず図13(B)の実線部に示すごとく,実施例1と同
形状のフェライト磁石を4個,N極21とS極22とを
交互に隣接させて,40mm×48mm×t8mmの大
きさの四角形軌道板200を作製した。
【0048】次に,図13(B)の破線部に示すごとく
切断して,台形状の軌道板201に加工し,図13
(C)のごとくつなぎ合わせて多角形状の曲線部312
を作製する。その他は実施例1および2と同様である。
【0049】次に,本例における作用効果につき説明す
る。まず,浮上移動体5をトラック状軌道31の直線部
311に押しつけ,浮上させる。次に,浮上移動体5を
軌道長手方向に押すと,走行を始め,直線部311と曲
線部312とからなるトラック状軌道31を逸脱するこ
となく,周回する。
【0050】特に,曲線部312は多角形状であるた
め,これを反映して,継ぎ目で不連続に磁束が変化す
る。そのため,浮上移動体5はピン止め効果により後部
を左右に振りながら走行し,直線部311を走る場合よ
りも磁束が補足されている様子がよくわかる。従って,
本例においては,ピン止め効果がより一層確認できる。
【0051】さらに,浮上移動体5の走行状態はマウス
がはっている様子に類似しており,可愛らしさと愛嬌が
感じられるため,見る者の感性に訴える効果もある。従
って,特に低年齢層対象の学校教材として最適である。
その他は,実施例1および2と同様の効果を得ることが
できる。
【0052】実施例4 本例は,図14,図15に示すごとく,軌道を8の字状
に同一平面上で交叉させた,8字状軌道32を設けた例
である。8字状軌道32の交叉部分320は,図15に
示すごとく,永久磁石の異なる極性が重なる部分は,永
久磁石を取り除き,下の金属板1が露出するようにし
た。即ち,図15(A)(B)は,それぞれ永久磁石が
軌道3の幅方向に3列,4列となるものについての配列
である。その他は実施例1と同様である。
【0053】次に,本例における作用効果につき説明す
る。すなわち,本例の8字軌道32においては,その交
叉部分320が図15の形状に,永久磁石のN極21と
S極22とを配列しているが,両極が重なる部分は永久
磁石が設けていない。そのため,浮上移動体は交叉部分
320をどちらの方向に向かっても円滑に走行する。よ
って,本例によれば,ピン止め効果を示すと同時に見る
者の好奇心をかきたてる教材が提供できる。また,もし
も金属板1を露出させずに,永久磁石のN極21もしく
はS極22の一方を,交叉部分320において図15に
対して右上がりもしくは左上がり方向に連続的に配列さ
せた時は,磁束の分布方向が本例に比べて乱れている。
従って,浮上移動体は永久磁石の連続していない方向に
対して,ぎくしゃくと乱動走行する。しかし,この場合
でも,この乱動走行によってピン止め効果が確認でき
る。従って,上記8字状軌道32は,ピン止め効果をよ
り強くアピールするのに都合がよい。また,実施例1と
同様の効果を得ることができる。
【0054】実施例5 本例は,図16〜図18に示すごとく,基台72に同じ
長さの軌道33,34を2コース作製したものである。
また,この軌道33(34も同様,以下同じ)中には勾
配,ストップスターター部6,リフト73を設けてな
る。リフト73の部分では,軌道33が最も高い位置か
ら,これが一周したとき最も低い位置に来るよう構成し
てある。軌道33は,340cm×150cmの大きさ
の基台72の上に,実施例1の要領で作製する。また,
軌道33には1mあたり1cmの勾配をつける。
【0055】また,軌道33の途中に設けたストップス
ターター部6は,図18に示す構成を有する。すなわ
ち,ストップスターター部6は,軌道可動部61と,こ
れを上下させる昇降装置62と,軌道可動部61に端渡
するように置かれた非磁性板63とを有する。上記軌道
可動部61は,軌道33の一部を切断し,その下部に昇
降装置62を設けたもので,図18の矢印に示すごと
く,自由に上下に移動可能にしたものである。昇降装置
62の上には,軌道33と同様の永久磁石331が配設
してある。
【0056】上記昇降装置62はモーターで動くジャッ
キである。上記非磁性板63の厚さは,浮上移動体5の
浮上高度以下である。長さは軌道可動部61より長く,
走行してきた浮上移動体5が着地して,摩擦で停止する
だけの長さを有する。本例では,20cm×5cm×t
1mmの大きさをもったアクリル板を非磁性板63とす
る。その他は実施例1と同様である。
【0057】次に,本例における作用効果につき説明す
る。また,本例においては,軌道33に勾配を設けてあ
る。そのため,浮上移動体5が,重力を利用して走行す
るとき,軌道33上の最も高い部分(リフト73の位
置)からスタートして,1周回って最も低いところに戻
ってくる。更に,周回してきた浮上移動体5を,リフト
73で持ち上げることにより,連続走行させることがで
きる。これにより,同時に2台の浮上移動体5を,異な
る軌道33,34で同時に走らせることができる。その
ため,ゲーム的要素を盛り込んだ,楽しく学べる教材が
提供できる。
【0058】また,軌道33の途中に設けたストップス
ターター部6は,走行する浮上移動体5を一度停止さ
せ,再び再スタートさせる装置である。これは,以下の
作用により稼働する。すなわち,まず,軌道可動部61
は勾配がついた部分に設けられている。
【0059】一方,昇降装置62により軌道可動部61
が下げられている場合には,ストップスターター部6の
部分の磁束密度が少ない。そのため,浮上移動体5は浮
上高度を維持できず,前記の非磁性板63に胴体着地す
る。次に,軌道可動部61を,昇降装置62により前後
の軌道33の高さまで上げると,軌道可動部61上の上
記永久磁石331によって,浮上移動体5は再び浮上す
る。そして,この箇所には勾配が設けてあるため,浮上
移動体5は重力により,再び走行を始める。
【0060】また,上記ストップスターター部6の部分
においては,浮上移動体5は,進行方向からずれた方向
を向いて止まる。しかし,超電導体4には走行してきた
軌道33の磁束が捕捉されているので,再走行において
は,浮上移動体5は再び進行方向に向きを整えてから,
浮上走行する。従って,ストップスターター6を設ける
ことにより,ピン止め効果を一層鮮明に示すことができ
る。その他実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超電導磁気浮上装置のマイスナー効果を示す説
明図。
【図2】超電導磁気浮上装置のピン止め効果を示す説明
図。
【図3】実施例1における浮上移動装置の断面図。
【図4】実施例1における浮上移動装置の裏面図。
【図5】実施例1における軌道の説明図。
【図6】実施例1における軌道の側面図。
【図7】実施例2における浮上移動装置の断面図。
【図8】実施例2における浮上移動装置の裏面図。
【図9】実施例2における軌道の説明図。
【図10】実施例2における軌道の側面図。
【図11】実施例2における浮上移動装置の説明図。
【図12】実施例3における軌道の平面図。
【図13】実施例3における軌道の要部拡大説明図。
【図14】実施例4における軌道の平面図。
【図15】実施例4における軌道の交叉部分における拡
大図。
【図16】実施例5における軌道の平面(A)および側
面図(B)。
【図17】実施例5における軌道の斜視図。
【図18】実施例5におけるストップスターター部の構
造を示す説明図。
【符号の説明】
1...金属板, 2,331...永久磁石, 20...磁束, 210...N極反対磁極板, 220...S極反対磁極板, 3,33,34...軌道, 320...交叉部分, 4...超電導体, 41...ピン止め点, 5...浮上移動体, 51...断熱性タンク, 52...冷媒, 53...吸収材, 6...ストップスターター部, 62...昇降装置, 63...非磁性板, 73...リフト,

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導体と,該超電導体を冷却するため
    の冷媒を貯蔵する断熱性タンクとよりなる浮上移動体
    と,上記浮上移動体の超電導体に対面して配設した軌道
    よりなると共に,該軌道は強磁性体の金属板に多数の永
    久磁石を固定してなり,かつ該永久磁石は軌道の長手方
    向においては同一の極性を有する磁石片を多数個直列に
    配設し,一方上記永久磁石は軌道の幅方向においては異
    なる極性を有する磁石片を複数個並列に配設してなる超
    電導磁気浮上装置であって, 上記軌道には,その長手方向において,当該長手方向に
    おける極性とは異なる極性の反対磁極板が部分的に配設
    されていることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,長手方向において部
    分的に配設した反対磁極板は,軌道の先端部分に設けて
    あることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記軌道
    は,上下方向に曲線状に反って配設してあることを特徴
    とする超電導磁気浮上装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において,上記超電導体は,上
    記軌道の幅方向に複数個設けてあることを特徴とする超
    電導磁気浮上装置。
  5. 【請求項5】 超電導体と,該超電導体を冷却するため
    の冷媒を貯蔵する断熱性タンクとよりなる浮上移動体
    と,上記浮上移動体の超電導体に対面して配設した軌道
    よりなると共に,該軌道は強磁性体の金属板に多数の永
    久磁石を固定してなり,かつ該永久磁石は軌道の長手方
    向においては同一の極性を有する磁石片を多数個直列に
    配設し,一方上記永久磁石は軌道の幅方向においては異
    なる極性を有する磁石片を複数個並列に配設してなる超
    電導磁気浮上装置であって, 上記軌道は,その長手方向において多角状平面を形成し
    ており,該多角状平面は台形状の軌道板を多数直列に配
    列してなり,かつ該軌道板は軌道の幅方向に異なる極性
    の磁石片を並列配置してなることを特徴とする超電導磁
    気浮上装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記軌道は1つ以上
    の環状に形成されていることを特徴とする超電導磁気浮
    上装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において,上記軌道はエンドレ
    スに配設され,かつその途中に交叉部分が形成されてい
    ることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において,上記交叉部分におけ
    る互いに異なる極性の磁石片が交叉する部分は,空間を
    呈していることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
  9. 【請求項9】 超電導体と,該超電導体を冷却するため
    の冷媒を貯蔵する断熱性タンクとよりなる浮上移動体
    と,上記浮上移動体の超電導体に対面して配設した軌道
    よりなると共に,該軌道は強磁性体の金属板に多数の永
    久磁石を固定してなり,かつ該永久磁石は軌道の長手方
    向においては同一の極性を有する磁石片を多数個直列に
    配設し,一方上記永久磁石は軌道の幅方向においては異
    なる極性を有する磁石片を複数個並列に配設してなる超
    電導磁気浮上装置であって, 上記軌道は,その途中に,ストップスターター部を有し
    ており,該ストップスターター部は,軌道上に設けた非
    磁性板と,その下方において昇降可能に配設された永久
    磁石とよりなることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において,上記ストップスタ
    ーター部は複数箇所に設けてあることを特徴とする超電
    導磁気浮上装置。
  11. 【請求項11】 請求項1,5,または9において,断
    熱性タンクは,冷媒を吸収させるための吸収材を内蔵し
    ていることを特徴とする超電導磁気浮上装置。
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