JPH0746768Y2 - 多気筒内燃機関における吸気装置 - Google Patents
多気筒内燃機関における吸気装置Info
- Publication number
- JPH0746768Y2 JPH0746768Y2 JP1577190U JP1577190U JPH0746768Y2 JP H0746768 Y2 JPH0746768 Y2 JP H0746768Y2 JP 1577190 U JP1577190 U JP 1577190U JP 1577190 U JP1577190 U JP 1577190U JP H0746768 Y2 JPH0746768 Y2 JP H0746768Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distribution pipe
- internal combustion
- combustion engine
- cylinder
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の気筒を備えた多気筒内燃機関におい
て、一つの気化器からの吸気混合気を、前記各気筒に対
して分配するための吸気装置に関するものである。
て、一つの気化器からの吸気混合気を、前記各気筒に対
して分配するための吸気装置に関するものである。
一般に、一つの気化器等の燃料供給手段からの吸気混合
気を複数個の気筒に分配するに際しては、前記各気筒へ
の分配管路を、前記気化器等の燃料供給手段が取付く集
合部から分岐するようにした吸気マニホールドを使用し
ていることは周知の通りであり、この吸気マニホールド
の一つに、例えば、実開昭54−103408号公報又は実開昭
54−45809号公報等に記載されているように、各気筒へ
の分配管路を、気化器が取付く集合部から各々別々に分
岐するように構成したものがある。
気を複数個の気筒に分配するに際しては、前記各気筒へ
の分配管路を、前記気化器等の燃料供給手段が取付く集
合部から分岐するようにした吸気マニホールドを使用し
ていることは周知の通りであり、この吸気マニホールド
の一つに、例えば、実開昭54−103408号公報又は実開昭
54−45809号公報等に記載されているように、各気筒へ
の分配管路を、気化器が取付く集合部から各々別々に分
岐するように構成したものがある。
ところで、この種の吸気マニホールドは、鋳造によって
製作されるのであり、この鋳造製の吸気マニホールドに
おける集合部は、当該集合部に対して気化器接続用のフ
ランジ部及び吸気予熱を行うための冷却水ジャケット通
路等が一体的に造形されることにより厚肉状である一
方、各分配管路の先端には、これら各分配管路の相互間
を互いに連結すると共に内燃機関の側面に対して接合す
るための厚肉状のフランジ部が一体的に造形されている
ものであるから、この吸気マニホールドを鋳造するに際
しては、前記厚肉状の集合部と、同じく厚肉状のフラン
ジ部との間を繋ぐ各分配管路における肉厚さを厚くする
ことにより、前記集合部とフランジ部との相互間におけ
る溶融金属の流れを良くして、鋳造に際して鋳物巣が発
生せず、鋳造性を向上するようにしなければならないの
である。
製作されるのであり、この鋳造製の吸気マニホールドに
おける集合部は、当該集合部に対して気化器接続用のフ
ランジ部及び吸気予熱を行うための冷却水ジャケット通
路等が一体的に造形されることにより厚肉状である一
方、各分配管路の先端には、これら各分配管路の相互間
を互いに連結すると共に内燃機関の側面に対して接合す
るための厚肉状のフランジ部が一体的に造形されている
ものであるから、この吸気マニホールドを鋳造するに際
しては、前記厚肉状の集合部と、同じく厚肉状のフラン
ジ部との間を繋ぐ各分配管路における肉厚さを厚くする
ことにより、前記集合部とフランジ部との相互間におけ
る溶融金属の流れを良くして、鋳造に際して鋳物巣が発
生せず、鋳造性を向上するようにしなければならないの
である。
しかし、鋳造性を向上することのために、各分配管路に
おける肉厚さを厚くすることは、それだけ材料費が嵩
み、製造コストがアップすることになるばかりか、重量
が増大すると云う問題を招来するのである。
おける肉厚さを厚くすることは、それだけ材料費が嵩
み、製造コストがアップすることになるばかりか、重量
が増大すると云う問題を招来するのである。
本考案は、吸気マニホールドの鋳造性を向上することの
ために、製造コストのアップ及び重量の増大を招来しな
いようにした吸気装置を提供することを目的とするもの
である。
ために、製造コストのアップ及び重量の増大を招来しな
いようにした吸気装置を提供することを目的とするもの
である。
この目的を達成するため本考案は、気化器等の燃料供給
手段が取付く集合部と、該集合部から内燃機関における
各気筒の各々に向って延びる複数本の分配管路と、該各
分配管路の先端を互いに連結すると共に内燃機関に対し
て接合するためのフランジ部とを備えて成る多気筒内燃
機関用の鋳造製吸気マニホールドにおいて、前記各分配
管路のうち内側に位置する分配管路における肉厚さを、
外側に位置する分配管路における肉厚さより厚い寸法に
構成することにした。
手段が取付く集合部と、該集合部から内燃機関における
各気筒の各々に向って延びる複数本の分配管路と、該各
分配管路の先端を互いに連結すると共に内燃機関に対し
て接合するためのフランジ部とを備えて成る多気筒内燃
機関用の鋳造製吸気マニホールドにおいて、前記各分配
管路のうち内側に位置する分配管路における肉厚さを、
外側に位置する分配管路における肉厚さより厚い寸法に
構成することにした。
厚肉状の集合部と、同じく厚肉状のフランジ部との間を
繋ぐ各分配管路のうち内側に位置する分配管路における
長さ寸法は、各分配管路のうち外側に位置する分配管路
における長さ寸法よりも短いから、この内側に位置する
分配管路における肉厚さを、外側に位置する分配管路に
おける肉厚さよりも厚い寸法に構成することにより、前
記集合部とフランジ部との相互間における溶融金属の流
れを良くすることができるものでありながら、材料の使
用量の増加を少なくすることができるのである。
繋ぐ各分配管路のうち内側に位置する分配管路における
長さ寸法は、各分配管路のうち外側に位置する分配管路
における長さ寸法よりも短いから、この内側に位置する
分配管路における肉厚さを、外側に位置する分配管路に
おける肉厚さよりも厚い寸法に構成することにより、前
記集合部とフランジ部との相互間における溶融金属の流
れを良くすることができるものでありながら、材料の使
用量の増加を少なくすることができるのである。
従って本考案によると、吸気マニホールドの鋳造性を向
上することのために、材料費が嵩んでコストがアップす
ること、及び吸気マニホールドの重量が増大することを
確実に低減できるのである。
上することのために、材料費が嵩んでコストがアップす
ること、及び吸気マニホールドの重量が増大することを
確実に低減できるのである。
しかも、本考案によると、各分配管路のうち内側に位置
する分配管路の長さは、外側に位置する分配管路におけ
る長さよりも短いから、この内側に位置する分配管路に
おける肉厚さを厚くすることにより、集合部に作用する
衝撃を、前記のように長さが短く肉厚さの厚い内側の分
配管路を介して内燃機関に伝達でき、吸気マニホールド
が破損することを防止できると共に、内燃機関における
熱を、前記のように長さが短く肉厚さの厚い内側の分配
管路を介して集合部に熱伝達でき、集合部における燃料
の気化を促進することができる利点をも有する。
する分配管路の長さは、外側に位置する分配管路におけ
る長さよりも短いから、この内側に位置する分配管路に
おける肉厚さを厚くすることにより、集合部に作用する
衝撃を、前記のように長さが短く肉厚さの厚い内側の分
配管路を介して内燃機関に伝達でき、吸気マニホールド
が破損することを防止できると共に、内燃機関における
熱を、前記のように長さが短く肉厚さの厚い内側の分配
管路を介して集合部に熱伝達でき、集合部における燃料
の気化を促進することができる利点をも有する。
以下、本考案の実施例を図面について説明するに、図に
おいて符号Aは、第1気筒A1、第2気筒A2及び第3気筒
A3を、一直線状に配設した三気筒内燃機関を示し、該内
燃機関Aの側面には、気化器1からの吸気混合気を、前
記各気筒A1,A2,A3に対して分配するための鋳造製の吸気
マニホールド2が接合されている。
おいて符号Aは、第1気筒A1、第2気筒A2及び第3気筒
A3を、一直線状に配設した三気筒内燃機関を示し、該内
燃機関Aの側面には、気化器1からの吸気混合気を、前
記各気筒A1,A2,A3に対して分配するための鋳造製の吸気
マニホールド2が接合されている。
前記吸気マニホールド2は、前記気化器1が取付く集合
部3と、該集合部3から前記各気筒A1,A2,A3における吸
気ポート4,5,6に向って各々別々に分岐する三本の分配
管路7,8,9と、該各分配管路7,8,9の先端を互いに一体的
に連結すると共に前記内燃機関Aに対して図示しない複
数本のボルトにて接合するためのフランジ部10とによっ
て構成され、前記集合部3には、前記気化器1に対する
接合用のフランジ部11と、吸気予熱用の冷却水ジャケッ
ト12とが一体的に造形されている。
部3と、該集合部3から前記各気筒A1,A2,A3における吸
気ポート4,5,6に向って各々別々に分岐する三本の分配
管路7,8,9と、該各分配管路7,8,9の先端を互いに一体的
に連結すると共に前記内燃機関Aに対して図示しない複
数本のボルトにて接合するためのフランジ部10とによっ
て構成され、前記集合部3には、前記気化器1に対する
接合用のフランジ部11と、吸気予熱用の冷却水ジャケッ
ト12とが一体的に造形されている。
そして、前記各分配管路7,8,9のうち内側に位置する第
2気筒用分配管路8における肉厚さ寸法(T1)を、当該
第2気筒用分配管路8の外側に位置する第1気筒用分配
管路7及び第3気筒用分配管路9における肉厚さ寸法
(T2)よりも適宜寸法だけ厚い寸法に構成する。
2気筒用分配管路8における肉厚さ寸法(T1)を、当該
第2気筒用分配管路8の外側に位置する第1気筒用分配
管路7及び第3気筒用分配管路9における肉厚さ寸法
(T2)よりも適宜寸法だけ厚い寸法に構成する。
気化器1に対する接続用のフランジ部11と吸気予熱用冷
却水ジャケット12とを備えて厚肉状になっている集合部
3と、同じく厚肉状のフランジ部10との間を繋ぐ各分配
管路7,8,9のうち内側に位置する第2気筒用分配管路8
における長さ寸法は、当該第2気筒用分配管路8の外側
に位置する第1気筒用分配管路7及び第3気筒用分配管
路9における長さ寸法よりも短いから、この内側に位置
する第2気筒用分配管路8における肉厚さ寸法(T1)
を、前記第1気筒用分配管路7及び第3気筒用分配管路
9における肉厚さ寸法(T2)よりも厚い寸法に構成する
ことにより、前記気化器1が取付く集合部3と内燃機関
Aに対する接合用フランジ部10との相互間における溶融
金属の流れを良くすることができるものでありながら、
材料の使用量の増加を少なくすることができるのであ
る。
却水ジャケット12とを備えて厚肉状になっている集合部
3と、同じく厚肉状のフランジ部10との間を繋ぐ各分配
管路7,8,9のうち内側に位置する第2気筒用分配管路8
における長さ寸法は、当該第2気筒用分配管路8の外側
に位置する第1気筒用分配管路7及び第3気筒用分配管
路9における長さ寸法よりも短いから、この内側に位置
する第2気筒用分配管路8における肉厚さ寸法(T1)
を、前記第1気筒用分配管路7及び第3気筒用分配管路
9における肉厚さ寸法(T2)よりも厚い寸法に構成する
ことにより、前記気化器1が取付く集合部3と内燃機関
Aに対する接合用フランジ部10との相互間における溶融
金属の流れを良くすることができるものでありながら、
材料の使用量の増加を少なくすることができるのであ
る。
なお、前記実施例は、三気筒内燃機関における吸気マニ
ホールドに適用した場合を示したが、本考案は、これに
限らず、四気筒内燃機関における吸気マニホールド等の
ように、他の多気筒内燃機関における吸気マニホールド
に対しても同様に適用できることは云うまでもなく、ま
た、集合部3に気化器1を取付けた場合に限らず、集合
部3に、燃料供給手段を取付ける場合にも適用できるの
である。
ホールドに適用した場合を示したが、本考案は、これに
限らず、四気筒内燃機関における吸気マニホールド等の
ように、他の多気筒内燃機関における吸気マニホールド
に対しても同様に適用できることは云うまでもなく、ま
た、集合部3に気化器1を取付けた場合に限らず、集合
部3に、燃料供給手段を取付ける場合にも適用できるの
である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は平面図、第2図
は第1図のII−II視断面図である。 A……内燃機関、A1,A2,A3……気筒、1……気化器、2
……吸気マニホールド、3……集合部、4,5,6……吸気
ポート、7,8,9……分配管路、10……フランジ部。
は第1図のII−II視断面図である。 A……内燃機関、A1,A2,A3……気筒、1……気化器、2
……吸気マニホールド、3……集合部、4,5,6……吸気
ポート、7,8,9……分配管路、10……フランジ部。
Claims (1)
- 【請求項1】気化器等の燃料供給手段が取付く集合部
と、該集合部から内燃機関における各気筒の各々に向っ
て延びる複数本の分配管路と、該各分配管路の先端を互
いに連結すると共に内燃機関に対して接合するためのフ
ランジ部とを備えて成る多気筒内燃機関用の鋳造製吸気
マニホールドにおいて、前記各分配管路のうち内側に位
置する分配管路における肉厚さを、外側に位置する分配
管路における肉厚さより厚い寸法に構成したことを特徴
とする多気筒内燃機関における吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1577190U JPH0746768Y2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 多気筒内燃機関における吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1577190U JPH0746768Y2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 多気筒内燃機関における吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03106162U JPH03106162U (ja) | 1991-11-01 |
JPH0746768Y2 true JPH0746768Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31519062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1577190U Expired - Lifetime JPH0746768Y2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 多気筒内燃機関における吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746768Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-19 JP JP1577190U patent/JPH0746768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03106162U (ja) | 1991-11-01 |
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