JPH0746728Y2 - 車両の熱風逆流防止装置 - Google Patents

車両の熱風逆流防止装置

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JPH0746728Y2
JPH0746728Y2 JP6230089U JP6230089U JPH0746728Y2 JP H0746728 Y2 JPH0746728 Y2 JP H0746728Y2 JP 6230089 U JP6230089 U JP 6230089U JP 6230089 U JP6230089 U JP 6230089U JP H0746728 Y2 JPH0746728 Y2 JP H0746728Y2
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JP
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vehicle
radiator
backflow prevention
prevention device
vehicle body
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JP6230089U
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JPH031214U (ja
Inventor
隆雄 岡
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カルソニック株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジエータを通過した高温の空気が、車体の
前面から再びラジエータグリルに流入することを防止す
るための車両の熱風逆流防止装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ラジエータを通過した高温の空気は、車体の下
部から外部に排出されるが、車両の停止時等には、車体
の前面側に回り込み、再びラジエータグリルに流入する
吹き返し現象が生じ、熱交換効率の低下をもたらす。
このような吹き返し現象を防止するための車両の熱風逆
流防止装置としては、例えば、実開昭58−37921号公報
に開示されるようなものが知られている。
第5図は、この種の車両の熱風逆流防止装置を示すもの
で、図において符号11は、車体13の前面に配置されるラ
ジエータグリルを示している。
このラジエータグリル11の後方には、コンデンサ15およ
びエンジン冷却水を冷却するためのラジエータ17が配置
されている。
そして、このラジエータ17の後方には、ラジエータグリ
ル11からの空気を、ラジエータ17に通過させるためのフ
ァン19が配置されている。
なお、この例でも、ファン19は、エンジン21により回転
され、ファン19の外側には、ファンシュラウド23が配置
されている。
そして、この例では、バンパ25とコンデンサ15との間、
コンデンサ15とラジエータ17との間、ファンシュラウド
23とエンジン21との間の下部には、それぞれ吹き返しを
防止するための遮蔽板27が配置されている。
このような車両の熱風逆流防止装置では、遮蔽板27によ
り、吹き返し現象が防止される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の車両の熱風逆流防止装
置では、遮蔽板27によるシールを充分に行なうことが非
常に困難であり、間隙から高温の空気が漏洩し、吹き返
し現象が生ずるという問題があった。
また、車両の停止時に、風が車両の後ろ側から吹いてい
ると、エンジン21の後方から排出された空気にも吹き返
し現象が生じるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、ラジエータを通過した熱気の吹き返し現象を確
実に防止することのできる車両の熱風逆流防止装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる車両の熱風逆流防止装置は、車体の前
面にラジエータグリルまたは単なる空気取入れ口を配置
するとともに、このラジエータグリルの後方にエンジン
冷却水を冷却するラジエータを配置し、このラジエータ
の前方または後方に、ラジエータグリルからの空気を、
前記ラジエータに通過させるためのファンを配置してな
る車両において、前記車体の前面下部に、車両の走行時
に端部を車体側に位置され、少なくとも車両の停止時で
前記エンジン冷却水の温度が高温の時に端部を路面側に
位置される可動シール板を配置したものである。
〔作用〕
本考案においては、車体の前面下部に配置される可動シ
ール板が、車両の走行時には、可動シール板の端部が車
体側に位置するように移動され、一方、少なくとも車両
の停止時でエンジン冷却水の温度が高温の時には、端部
が路面側に位置するように移動される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
第1図は、本考案の車両の熱風逆流防止装置の一実施例
を示すもので、図において符号31は、車体33の前面に配
置されるラジエータグリルを示している。
このラジエータグリル31の後方には、コンデンサ35およ
びエンジン冷却水を冷却するためのラジエータ37が配置
されている。
そして、このラジエータ37の後方には、ラジエータグリ
ル31からの空気を、ラジエータ37に通過させるためのフ
ァン39が配置されている。
なお、この実施例では、ファン39は、エンジン41により
回転され、ファン41の外側には、ファンシュラウド43が
配置されている。
しかして、この実施例では、車体33の前面下部には、車
体33に固定されるブラケット45が配置されており、この
ブラケット45には、可動シール板47が回動自在に配置さ
れている。
可動シール板47は、例えば、樹脂からなり、その開放端
部49には、ゴム板51が固定されている。
この可動シール板47は、第3図に示すように、回動装置
53により回動自在とされており、車両の走行時には、開
放端部49が車体33側に位置され、一方、車両の停止時で
エンジン冷却水の温度が高温の時には、開放端部49が路
面55側に位置される。
回動装置53は、可動シール板47をブラケット45に回動自
在に支持する支持軸57と、支持軸57の一端に固定される
ギア59と、このギア59に歯合し、モータ61の回転軸63に
固定されるギア65と、モータ61の回転を制御する制御装
置67とから構成されている。
制御装置67は、ラジエータ37の冷却水の水温、および、
車両の走行速度,ギア位置またはサイドブレーキあるい
はフットブレーキの作動状態を入力し、これ等の作動状
態から車両が走行していると判断した時には、可動シー
ル板47の開放端部49が車体33側に位置するように、モー
タ61を回転する。
一方、入力された作動状態から車両が停止しており、か
つ、入力された冷却水の水温からエンジン冷却水の温度
が所定の値を越えていると判断した時には、可動シール
板47の開放端部49が路面55側に位置するようにモータ61
を回転する。
以上のように構成された車両の熱風逆流防止装置では、
車体33の前面下部に配置される可動シール板47が、車両
の走行時には、可動シール板47の開放端部49が車体33側
に位置するように回動され、一方、車両の停止時でエン
ジン冷却水の温度が高温の時には、開放端部49が路面55
側に位置するように回動される。
しかして、以上のように構成された車両の熱風逆流防止
装置では、車体33の前面下部に、車両の走行時に開放端
部49を車体33側に位置され、少なくとも車両の停止時で
エンジン冷却水の温度が高温の時に開放端部49を路面55
側に位置される可動シール板47を回動自在に配置したの
で、車両の停止時でエンジン冷却水の温度が高温の時に
は、第1図に示したように、可動シール板47の開放端部
49が路面55側に位置され、車体33と路面55との間の間隙
が確実にシールされることとなるため、ラジエータ37を
通過した熱気の吹き返し現象を確実に防止することが可
能となる。
一方、車両の走行時には、可動シール板47は、第1図に
二点鎖線Aで示したように、開放端部49が車体33側に位
置するように回動されているため、走行時に可動シール
板47が路面55に衝突することを確実に防止することが可
能となる。
また、以上のように構成された車両の熱風逆流防止装置
では、可動シール板47の開放端部49をゴム板51で形成し
たので、凹凸のある路面に衝突した時の衝撃および衝突
音の発生を有効に防止することが可能となる。
さらに、以上のように構成された車両の熱風逆流防止装
置では、可動シール板47を中間の角度(第1図のBの位
置)に位置させることにより、エアダム効果により、空
力性能を向上することが可能となる。
第4図は、本考案の車両の熱風逆流防止装置の他の実施
例の回動装置を示すもので、この実施例では、可動シー
ル板47の回動は、バキュームアクチュエータ69を使用し
て行なわれる。
すなわち、バキュームアクチュエータ69は、制御弁71を
介してエンジン41のマニホールド73に接続されており、
制御弁71は、制御装置75により開閉されるように構成さ
れている。
また、バキュームアクチュエータ69のピストンロッド77
は、可動シール板47に当接しており、可動シール板47
は、スプリング79により車体33側に向けて付勢されてい
る。
以上のように構成された車両の熱風逆流防止装置では、
制御弁71の開閉により、バキュームアクチュエータ69の
ピストンロッド77を移動することにより、可動シール板
47の回動が行なわれる。
以上のように構成された車両の熱風逆流防止装置におい
ても第1図に示した実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。
なお、以上述べた実施例では、車両の停止時でエンジン
冷却水の温度が高温の時に開放端部49を路面55側に位置
するように構成した例について説明したが、本考案は、
かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、車両
の停止時には必ず可動シール板47の開放端部49を路面55
側に位置するように構成しても良いことは勿論である。
また、以上述べた実施例では、可動シール板47を回動す
ることによりシールした例について述べたが、可動シー
ル板を上下方向に移動してシールするようにしても良い
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、車体の前面下部に、車
両の走行時に端部を車体側に位置され、少なくとも車両
の停止時でエンジン冷却水の温度が高温の時に端部を路
面側に位置される可動シール板を配置したので、ラジエ
ータを通過した熱気の吹き返し現象を確実に防止するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両の熱風逆流防止装置の一実施例を
示す縦断面図である。 第2図は第1図の正面図である。 第3図は第1図の回動装置の詳細を示す説明図である。 第4図は本考案の車両の熱風逆流防止装置の他の実施例
の回動装置を示す説明図である。 第5図は従来の車両の熱風逆流防止装置を示す縦断面図
である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……ラジエータグリル 33……車体 37……ラジエータ 39……ファン 47……可動シール板 49……開放端部 55……路面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前面にラジエータグリルまたは単な
    る空気取入れ口を配置するとともに、このラジエータグ
    リルの後方にエンジン冷却水を冷却するラジエータを配
    置し、このラジエータの前方または後方に、ラジエータ
    グリルからの空気を、前記ラジエータに通過させるため
    のファンを配置してなる車両において、前記車体の前面
    下部に、車両の走行時に端部を車体側に位置され、少な
    くとも車両の停止時で前記エンジン冷却水の温度が高温
    の時に端部を路面側に位置される可動シール板を配置し
    たことを特徴とする車両の熱風逆流防止装置。
JP6230089U 1989-05-29 1989-05-29 車両の熱風逆流防止装置 Expired - Lifetime JPH0746728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230089U JPH0746728Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 車両の熱風逆流防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230089U JPH0746728Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 車両の熱風逆流防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH031214U JPH031214U (ja) 1991-01-09
JPH0746728Y2 true JPH0746728Y2 (ja) 1995-10-25

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ID=31591321

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JP6230089U Expired - Lifetime JPH0746728Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 車両の熱風逆流防止装置

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