JPH0746678Y2 - コンクリートスラブの仮設開口部形成装置 - Google Patents

コンクリートスラブの仮設開口部形成装置

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JPH0746678Y2
JPH0746678Y2 JP11742589U JP11742589U JPH0746678Y2 JP H0746678 Y2 JPH0746678 Y2 JP H0746678Y2 JP 11742589 U JP11742589 U JP 11742589U JP 11742589 U JP11742589 U JP 11742589U JP H0746678 Y2 JPH0746678 Y2 JP H0746678Y2
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slab
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は鉄筋コンクリートスラブの仮設開口部の形成装
置に関する。
[従来の技術] 一般にRCまたはSRC構造の建築構造物の施工工程におい
ては、型枠材等の資材の荷揚げ,PS設備配管等を行うた
めコンクリートスラブに仮設開口部を設けている。
従来、コンクリートスラブに仮設開口部を形成するに
は、ベニヤ型枠を用いる施工方法と、鉄板または鋼板製
の箱形型枠を用いる方法が採用されている。
ベニヤ型枠を用いる仮設開口部の施工手順は、第8図に
示すようにスラブ型枠20上にベニヤ型枠21を直角に配設
し、サシ筋22を配筋した後、スラブ型枠20にコンクリー
ト15を打設し、コンクリート15固化後前記スラブ型枠2
0,ベニヤ型枠21を解体して仮設開口部17を形成するもの
である。
以上の手順で形成した仮設開口部17は、各種資材の荷揚
げ等に利用し、第9図に示すように常時は落下防止用の
開口蓋23で塞いでおく。
そして全体施工の最終段階において第10図に示すように
前記仮設開口部17下面に再度スラブ型枠20を取り付け、
仮設開口部17内に鉄筋24を配筋した後、コンクリート19
を打設して開口部を閉塞する。
また箱形型枠を用いる仮設開口部の施工手順は、第11図
に示すように側板にテーパーをつけた箱形型枠25をスラ
ブ型枠20上に配設し、第12図に示すように箱形型枠25内
に鉄筋24を配筋した後コンクリート19を所定量打設して
開口蓋26を形成すると共に、スラブ型枠20上にコンクリ
ート15を打設し、コンクリート15固化後、前記箱形型枠
25を取り外して仮設開口部17を形成するものである。
そして前記仮設開口部17は全体施工の最終段階におい
て、第13図に示すように前記コンクリート製の開口蓋26
で閉塞すると共に、開口蓋26上にコンクリート19を打設
して塞ぐものとする。
[考案が解決しようとする課題] しかし、ベニヤ型枠を用いる施工方法ではベニヤ型枠21
の取り付け、解体に手間がかかるほか、仮設開口部17内
にサシ筋22等を配筋しなければならず、また開口部閉塞
時には仮設開口部17下面にスラブ型枠20を新たに取り付
けなければならないため、作業が煩雑となる。
また箱形型枠25を用いる施工方法では箱形型枠25内に開
口蓋26を形成する際に配筋作業を行わなければならず、
その分手間がかかるるほか、箱形型枠25がスラブコンク
リート15と一体化してしまい解体不可能となる場合があ
る。
さらにいずれの施工方法においても、仮設開口部17上を
塞ぐ仮設の開口蓋23(26)の取り付けを確実に行うこと
ができず、また雨天時に周囲の水が仮設開口部17より下
階に落ちてしまい、下階の作業に重大な影響を与えるこ
とがあり、、また仮設開口部17閉塞後においても打ち継
ぎ部より漏水する可能性がある。
本考案は以上の課題を解決するために案出されたもの
で、型枠解体、配筋等の煩雑な作業を行うことなくきわ
めて簡単に仮設開口部を形成することができ、落下防止
用の開口蓋を確実に取り付けることができるのみなら
ず、前記開口蓋の取り外しもきわめて容易に行うことが
でき、また仮設開口部より雨水が下の階に落ちることが
なく、打ち継ぎ部の止水効果も高い、コンクリートスラ
ブの仮設開口部形成装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案によるコンクリートスラブの仮設開口部形成装置
は、 外側に突出しかつ長手方向に連続する略コ字状の突出条
をウエブ部に形成したみぞ形断面の側板よりなる矩形状
の枠体と、 枠体を形成する側板の上フランジ部にヒンジにより回動
自在に取り付けられる板状の開口蓋と、 からなる箱状の仮設開口ユニットを、 コンクリートスラブの下型枠上に配設し、コンクリート
スラブの型枠にはコンクリート天端が前記仮設開口ユニ
ットの上端部よりやや下方となるようにコンクリートを
打設してなることを特徴とする。
[実施例] 以下、本考案によるコンクリートスラブの仮設開口部形
成装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は仮設開口部形成ユニット1を示すものである。
仮設開口部形成ユニット1は矩形状の枠体2と、該枠体
2の上部(上フランジ部7)に、丁番等のヒンジ3を介
して回動自在に取り付けられた板状の開口蓋4,4とから
構成されている。
前記枠体2は4枚の側板5・・・からなる。
該側板5の断面形状は、第2図に示すように外側に突出
しかつ長手方向に連続する略コ字状の突出条9を形成し
たウエブ部6と、上フランジ部7と、下フランジ部8と
からなるみぞ形形状とされている。
また側板5は第3図に示すようにL形断面の部材5aと、
前述した略コ字状の突出条9をウエブ部6に形成したL
形断面の部材5bとを連結して構成しても良い。
なお枠体2は4枚の側板5・・・をボルト等の締結具
で、または溶接により接合して構成しても良いし、一体
成型で構成しても良い。
枠体2を構成する各側板5・・・の下フランジ部8には
クギ,ボルト等を取り付けるための貫通孔10・・・が穿
設されている。
また開口蓋4,4は図示したように観音開き状に取り付け
られており、各開口蓋4の中央端には開閉用の取っ手孔
11が穿設されている。
開口蓋4,4は鋼板等で製作し、上部に資材等を載荷して
も外力により変形しないよう強度を大きくとる。また開
口蓋4,4の表面及び裏面には注意表示を付しておく。
開口蓋4,4の裏面には、外れ止め兼用の補強アングル12
が取付可能である。
なお、仮設開口部形成ユニット1に大きな加重が作用す
る場合には、スラブコンクリート側よりサシ筋を行うた
め、サシ筋挿入用の孔13・・・を各側板5・・・に穿設
しておく。
次に本考案によるコンクリートスラブの仮設開口部形成
装置を施工手順に従って説明する。
第4図に示すようにスラブ下型枠14上の所定位置に仮設
開口部形成ユニット1を配置し、下フランジ部8に穿設
してある貫通孔10・・・にクギまたはボルト等を取り付
け、仮設開口部形成ユニット1を固定する。
第5図に示すようにスラブの鉄筋を配筋した後、スラブ
下型枠14上にコンクリート15を打設する。このときコン
クリート天端位置が前期仮設開口部形成ユニット1の上
端部より若干(約20mm程度)下方となるようにする。
なおコンクリート15打設前に仮設開口部形成ユニット1
の突出条9の外面側にゴムシール材等を接着しておけ
ば、打ち継ぎ部の止水効果をより高めることができる。
第6図に示すようにコンクリート15固化後スラブ型枠14
を解体・撤去すれば、コンクリートスラブ16の仮設開口
部17を形成することができる。
仮設開口部形成ユニット1の開口蓋4,4は各種資材の荷
揚げ作業等を行う場合を除き、閉じておくものとする。
次に以上のように構築した仮設開口部17を閉塞する作業
について説明する。
全体施工の最終段階において、第7図に示すように仮設
開口部形成ユニット1内に底板18を配設し、底板18は仮
設開口部形成ユニット1の下フランジ部8で支持するも
のとする。
なお、底板18には開口蓋4,4を使用してもよい。
最後に仮設開口部形成ユニット1内にコンクリート19を
打設して、仮設開口部17を完全に閉塞する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によるコンクリートスラブ
の仮設開口部形成装置であれば、埋め殺しの仮設開口部
形成ユニットをコンクリートスラブの下型枠上にクギ等
で止め、コンクリートスラブ型枠にコンクリートを打設
するだけで、きわめて簡単に仮設開口部を形成すること
ができるため、型枠解体、配筋等の煩雑な作業を行う必
要がなく、施工の単純化、工期の短縮、人件費の節約に
よるコストダウンを達成できる。
また仮設開口部形成ユニットの上部には開口蓋がヒンジ
により回動自在に取り付けられており、該開口蓋はワン
タッチで開閉できるため、荷揚げ作業に支障を来すこと
なく落下防止を確実に行うことができ、良好な安全管理
を行うことができる。
また前記開口蓋は板状であるため、全体施工の最終段階
において仮設開口部形成ユニット上部より取り外し、仮
設開口部形成ユニット内に配置すれば、開口蓋は仮設開
口部形成ユニットを形成する枠体の下フランジ部で支持
されることとなり、スラブ型枠として使用することがで
きる。
また仮設開口部形成ユニットの上端部はコンクリートス
ラブのコンクリート天端より高く設置してあるため、雨
天時に周囲の雨水が下の階に落ちることがない。
さらに仮設開口部形成ユニットを構成する側板には突出
条を形成してあるため、スラブコンクリートとの一体化
がより強固となると共に、配筋作業を施すことなく高い
強度を得ることができ、また打ち継ぎ部の止水防止効果
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は仮設開口部形成ユニットの斜視図、 第2図,第3図は仮設開口部形成ユニットを構成する側
板の断面図、 第4図〜第7図はそれぞれ仮設開口部形成装置の施工手
順を示す断面図、 第8図〜第13図はそれぞれ従来例の施工手順を示す断面
図、 である。 1……仮設開口部形成ユニット 2……枠体 3……ヒンジ 4……開口蓋 5……側板 6……ウェブ部 7……上フランジ部 8……下フランジ部 9……突出条 10……貫通孔 11……孔 12……アングル 13……孔 14……スラブ下型枠 15……コンクリート 16……コンクリートスラブ 17……仮設開口部 18……底板 19……コンクリート 20……スラブ型枠 21……ベニヤ型枠 22……サシ筋 23……開口蓋 24……鉄筋 25……箱形型枠 26……開口蓋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側に突出しかつ長手方向に連続する略コ
    字状の突出条(9)をウエブ部(6)に形成したみぞ形
    断面の側板(5)よりなる矩形状の枠体(2)と、 枠体(2)を形成する側板(5)の上フランジ(7)に
    ヒンジ(3)により回動自在に取り付けられる板状の開
    口蓋(4)と、 からなる箱状の仮設開口部形成ユニット(1)を、 コンクリートスラブの下型枠(14)上に配設し、コンク
    リートスラブの型枠にはコンクリート天端が前記仮設開
    口部形成ユニット(1)の上端部よりやや下方となるよ
    うにコンクリート(15)を打設してなることを特徴とす
    るコンクリートスラブの仮設開口部形成装置。
JP11742589U 1989-10-05 1989-10-05 コンクリートスラブの仮設開口部形成装置 Expired - Fee Related JPH0746678Y2 (ja)

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