JPH074665Y2 - キーマトリクス読込回路 - Google Patents
キーマトリクス読込回路Info
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- JPH074665Y2 JPH074665Y2 JP4474089U JP4474089U JPH074665Y2 JP H074665 Y2 JPH074665 Y2 JP H074665Y2 JP 4474089 U JP4474089 U JP 4474089U JP 4474089 U JP4474089 U JP 4474089U JP H074665 Y2 JPH074665 Y2 JP H074665Y2
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- voltage
- key
- unit
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
等に備えられている各種キーボードとか、プッシュホン
電話機のダイヤルキー等のように平面上に複数のキーが
マトリクス状に配列されてなるキーマトリクスに対し
て、そのキーマトリクス上の任意のキーの操作位置(押
下位置)を検知して読み込むためのキーマトリクス読込
回路に関する。
等に備えられている各種キーボードとか、プッシュホン
電話機のダイヤルキー等のように平面上に複数のキーが
マトリクス状に配列されてなるキーマトリクスに対し
て、そのキーマトリクス上の任意のキーの操作位置(押
下位置)を検知して読み込むためのキーマトリクス読込
回路に関する。
(従来の技術) 第4図は従来例のキーマトリクス読込回路の構成図であ
る。第4図において、従来例のキーマトリクス読込回路
にあっては、マイクロコンピュータ2からキーマトリク
ス4に対して走査信号を出力するための走査線のn本が
当該マイクロコンピュータ2とキーマトリクス4との間
に接続されている。同じく、キーマトリクス4からマイ
クロコンピュータ2に対して検出信号を出力するための
検出線のm本が当該マイクロコンピュータ2とキーマト
リクス4との間に接続されている。
る。第4図において、従来例のキーマトリクス読込回路
にあっては、マイクロコンピュータ2からキーマトリク
ス4に対して走査信号を出力するための走査線のn本が
当該マイクロコンピュータ2とキーマトリクス4との間
に接続されている。同じく、キーマトリクス4からマイ
クロコンピュータ2に対して検出信号を出力するための
検出線のm本が当該マイクロコンピュータ2とキーマト
リクス4との間に接続されている。
この走査線のそれぞれはキーマトリクス4内においてX
軸方向に延びるとともにY軸方向に配列され、また検出
線のそれぞれは同じくキーマトリクス4内においてY軸
方向に延びるとともにX軸方向に配列されている。
軸方向に延びるとともにY軸方向に配列され、また検出
線のそれぞれは同じくキーマトリクス4内においてY軸
方向に延びるとともにX軸方向に配列されている。
キーマトリクス4内においては、走査線のそれぞれと検
出線のそれぞれとが交叉しているとともに、その交叉点
において走査線のそれぞれには各キーの一方の接点が、
検出線のそれぞれにはその各キーの他方の接点がそれぞ
れ接続されている。
出線のそれぞれとが交叉しているとともに、その交叉点
において走査線のそれぞれには各キーの一方の接点が、
検出線のそれぞれにはその各キーの他方の接点がそれぞ
れ接続されている。
このような構成を有する従来のキーマトリクス読込回路
においては、マイクロコンピュータ2からキーマトリク
ス4に対しては常時、各走査線を介して順次に時分割的
に走査信号を出力しているとともに、検出線を介してキ
ーマトリクス4からの検出信号を検出するようになって
いる。
においては、マイクロコンピュータ2からキーマトリク
ス4に対しては常時、各走査線を介して順次に時分割的
に走査信号を出力しているとともに、検出線を介してキ
ーマトリクス4からの検出信号を検出するようになって
いる。
これにより、例えば任意のキーが押下操作されて当該任
意のキーの両接点が閉じたときは、マイクロコンピュー
タ2から走査線を介して入力される走査信号の内、その
両接点が閉じた任意のキーに対応する検出線を介してキ
ーマトリクス4からマイクロコンピュータ2にはその検
出信号が与えられる。マイクロコンピュータ2は、その
検出信号が出力された検出線と、走査信号の出力タイミ
ングとその検出信号の入力タイミングとに基づいて押下
操作された当該任意のキーを読み込むのである。
意のキーの両接点が閉じたときは、マイクロコンピュー
タ2から走査線を介して入力される走査信号の内、その
両接点が閉じた任意のキーに対応する検出線を介してキ
ーマトリクス4からマイクロコンピュータ2にはその検
出信号が与えられる。マイクロコンピュータ2は、その
検出信号が出力された検出線と、走査信号の出力タイミ
ングとその検出信号の入力タイミングとに基づいて押下
操作された当該任意のキーを読み込むのである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来例のキーマトリクス読込回路にあって
は、マイクロコンピュータ2からキーマトリクス4に対
して走査信号を時分割操作して出力する必要があるが、
n本分の走査線に対するその走査信号の1回の走査に時
間が長くかかることから押下操作された任意のキーの読
み込みに時間が長くかかることになるうえ、よく知られ
ているようにキーの接点を閉じたときに発生する走査信
号のチャタリングの影響をなくすためにも、ある走査線
への走査信号の出力タイミングと次の走査線への走査信
号の出力タイミングとの間に所定の時間を必要とする結
果、上記走査時間の短縮がむつかしく、このことも上記
任意のキーの読み込み時間がさらに長くかかるものにし
ている。
は、マイクロコンピュータ2からキーマトリクス4に対
して走査信号を時分割操作して出力する必要があるが、
n本分の走査線に対するその走査信号の1回の走査に時
間が長くかかることから押下操作された任意のキーの読
み込みに時間が長くかかることになるうえ、よく知られ
ているようにキーの接点を閉じたときに発生する走査信
号のチャタリングの影響をなくすためにも、ある走査線
への走査信号の出力タイミングと次の走査線への走査信
号の出力タイミングとの間に所定の時間を必要とする結
果、上記走査時間の短縮がむつかしく、このことも上記
任意のキーの読み込み時間がさらに長くかかるものにし
ている。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであって、押
下操作された任意のキーの読み込みのための時間を大幅
に短縮できるようにすることを目的としている。
下操作された任意のキーの読み込みのための時間を大幅
に短縮できるようにすることを目的としている。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために、本考案のキーマトリ
クス読込回路においては、基準電源を含み、X軸方向に
延びるとともに、Y軸方向に複数本配列された電圧供給
線のそれぞれの一端側に対して前記基準電源からの電圧
を異なる値の電圧に交換して供給する電圧供給部と、前
記基準電源からの電圧入力部、Y軸方向に延びるととも
に、X軸方向に複数本配列された電圧受給線のそれぞれ
の一端側に接続される複数の電圧変換入力部、および、
電圧変換出力部を有し、前記電圧入力部と各電圧変換入
力部のそれぞれとの間において前記電圧変換入力部の数
に対応した異なる抵抗値を与える複数の組み合わせ抵抗
が接続され、前記組み合わせ抵抗の最終段が前記電圧変
換出力部に接続されてなる電圧変換部と、前記各電圧供
給線と前記各電圧受給線との各交叉点のそれぞれに設け
られてかつ各電圧供給線側に一方の接点が電圧受給線側
に他方の接点がそれぞれ設けられてなる複数のキーから
なるキーマトリクスと、前記電圧変換部の電圧変換出力
部から出力されてくる変換電圧に基づいて前記キーマト
リクス内の任意のキー入力を読み込み処理する回路部と
を備えてなることを特徴としている。
クス読込回路においては、基準電源を含み、X軸方向に
延びるとともに、Y軸方向に複数本配列された電圧供給
線のそれぞれの一端側に対して前記基準電源からの電圧
を異なる値の電圧に交換して供給する電圧供給部と、前
記基準電源からの電圧入力部、Y軸方向に延びるととも
に、X軸方向に複数本配列された電圧受給線のそれぞれ
の一端側に接続される複数の電圧変換入力部、および、
電圧変換出力部を有し、前記電圧入力部と各電圧変換入
力部のそれぞれとの間において前記電圧変換入力部の数
に対応した異なる抵抗値を与える複数の組み合わせ抵抗
が接続され、前記組み合わせ抵抗の最終段が前記電圧変
換出力部に接続されてなる電圧変換部と、前記各電圧供
給線と前記各電圧受給線との各交叉点のそれぞれに設け
られてかつ各電圧供給線側に一方の接点が電圧受給線側
に他方の接点がそれぞれ設けられてなる複数のキーから
なるキーマトリクスと、前記電圧変換部の電圧変換出力
部から出力されてくる変換電圧に基づいて前記キーマト
リクス内の任意のキー入力を読み込み処理する回路部と
を備えてなることを特徴としている。
(作用) X軸方向に延びるとともに、Y軸方向に複数本配列され
た電圧供給線のそれぞれの一端側に対して電圧供給部か
らは、その電圧供給部の基準電源からの電圧が互いに異
なる値の電圧に変換されて供給される。キーマトリクス
内の任意のキーが押下操作されて当該任意のキーにおい
て対応する電圧供給線に接続された一方の接点と電圧受
給線に接続された他方の接点との両接点が閉じると、基
準電源からの電圧が、当該電圧受給線に接続されている
電圧変換部内の電圧変換入力部と電圧入力部との間にお
ける組み合わせ抵抗の抵抗値に対応した電圧に変換され
るとともに、その変換電圧が電圧変換出力部から出力さ
れる。
た電圧供給線のそれぞれの一端側に対して電圧供給部か
らは、その電圧供給部の基準電源からの電圧が互いに異
なる値の電圧に変換されて供給される。キーマトリクス
内の任意のキーが押下操作されて当該任意のキーにおい
て対応する電圧供給線に接続された一方の接点と電圧受
給線に接続された他方の接点との両接点が閉じると、基
準電源からの電圧が、当該電圧受給線に接続されている
電圧変換部内の電圧変換入力部と電圧入力部との間にお
ける組み合わせ抵抗の抵抗値に対応した電圧に変換され
るとともに、その変換電圧が電圧変換出力部から出力さ
れる。
そして、電圧変換部の電圧変換出力部からの変換電圧
は、この変換電圧に基づいて前記キーマトリクス内の任
意のキー入力を読み込み出力する回路部により読み込ま
れる。
は、この変換電圧に基づいて前記キーマトリクス内の任
意のキー入力を読み込み出力する回路部により読み込ま
れる。
このようにして、本考案のキーマトリクス読込回路で
は、キーマトリクス内の任意のキーが押下操作される
と、ただちに当該任意のキーの読み込みが行われること
になり、キーの読み込み時間が大幅に短縮されることと
なる。
は、キーマトリクス内の任意のキーが押下操作される
と、ただちに当該任意のキーの読み込みが行われること
になり、キーの読み込み時間が大幅に短縮されることと
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の実施例に係るキーマトリクス読込回路
のブロック回路図であり、第2図は第1のキーマトリク
スの具体的構成図である。
のブロック回路図であり、第2図は第1のキーマトリク
スの具体的構成図である。
これらの図において、10は(n+1)Eの電圧値を出力
する基準電源Bを含み、X軸方向に延びるとともに、Y
軸方向に複数本、この例では(n+1)本、配列された
電圧供給線ly0,ly1,ly2,…lyn(この電圧供給線を総
称するときは説明の簡単化のためlyjということにす
る。)のそれぞれの一端側に対して前記基準電源からの
電圧を異なる値の電圧に変換して供給する電圧供給部で
ある。この電圧供給部10は、基準電源Bと接地部との間
に同じ抵抗値r0の抵抗R0が(n+1)個、互いに直列接
続されているとともに、各抵抗R0の接続部y0,y2,…yn
(この接続部を総称するときは説明の簡単化のために単
に接続部yjということにする。)から上記各電圧を供給
電圧として供給するようになっている。この場合の供給
電圧は、接続部y0では0、接続部y1ではE、接続部y2で
は2E、…、接続部yiではiE、…、接続部ynではnEという
ように順次にE毎に電圧値が高くなる。
する基準電源Bを含み、X軸方向に延びるとともに、Y
軸方向に複数本、この例では(n+1)本、配列された
電圧供給線ly0,ly1,ly2,…lyn(この電圧供給線を総
称するときは説明の簡単化のためlyjということにす
る。)のそれぞれの一端側に対して前記基準電源からの
電圧を異なる値の電圧に変換して供給する電圧供給部で
ある。この電圧供給部10は、基準電源Bと接地部との間
に同じ抵抗値r0の抵抗R0が(n+1)個、互いに直列接
続されているとともに、各抵抗R0の接続部y0,y2,…yn
(この接続部を総称するときは説明の簡単化のために単
に接続部yjということにする。)から上記各電圧を供給
電圧として供給するようになっている。この場合の供給
電圧は、接続部y0では0、接続部y1ではE、接続部y2で
は2E、…、接続部yiではiE、…、接続部ynではnEという
ように順次にE毎に電圧値が高くなる。
20は電圧供給部10内の基準電源Bからの電圧入力部IN、
Y軸方向に延びるとともに、X軸方向に複数本、この例
では(m+1)本、配列された電圧受給線lx0,lx1,lx
2,lx3,…,lxm(この電圧供給線を総称するときはそ
の説明の簡単化のためlxiということにする。)のそれ
ぞれの一端側に接続された複数の電圧変換入力部IN0,IN
1,IN2,IN3,…INm(この電圧変換入力部を総称するとき
は、以下の説明では簡単のためINiということにす
る。)、および、電圧変換出力部OUTを有し、電圧入力
部INと各電圧変換入力部INiのそれぞれとの間において
電圧変換入力部INiの数、つまり(m+1)個に対応し
た異なる抵抗値を与える複数の組み合わせ抵抗22が接続
され、この組み合わせ抵抗22の最終段が電圧変換出力部
OUTに接続されてなる電圧変換部である。この電圧変換
部20において、その組み合わせ抵抗22について説明する
と、まず、X軸方向におけるX=0となる各座標点P
(0,0)、P(0,1),…,P(0,n)に対応する点x0と基
準電源Bとの間には、2個の同じ抵抗値rである抵抗R,
Rが互いに直列接続されて第1の組み合わせ抵抗が構成
されており、X=1となる各座標点P(1,0)、P(1,
1),…,P(1,n)に対応する点x1と基準電源Bとの間に
は、3個の同じ抵抗値rである抵抗R,R,Rが互いに直列
接続されて第2の組み合わせ抵抗が構成されており、X
=2となる各座標点P(2,0),P(2,1),…,P(2,n)
に対応する点x2と基準電源Bとの間には4個の同じ抵抗
値の抵抗rとその抵抗Rの抵抗値の2倍の抵抗値2rの抵
抗2Rとが互いに直列接続されて第3の組み合わせ抵抗が
構成されている。このようにして、X=mとなる各座標
点P(m,0)…P(m,n)に対応する点xmと基準電源Bと
の間に至るまで順次に組み合わせ抵抗が構成される。な
お、これらの各組み合わせ抵抗の抵抗値は、前記抵抗R0
の抵抗値r0よりも充分に大きくなるように設定されてい
るとともに、第1の組み合わせ抵抗を除いて各組み合わ
せ抵抗の抵抗値は素数の値をとるとともに順次に大きく
なるように設定されている。
Y軸方向に延びるとともに、X軸方向に複数本、この例
では(m+1)本、配列された電圧受給線lx0,lx1,lx
2,lx3,…,lxm(この電圧供給線を総称するときはそ
の説明の簡単化のためlxiということにする。)のそれ
ぞれの一端側に接続された複数の電圧変換入力部IN0,IN
1,IN2,IN3,…INm(この電圧変換入力部を総称するとき
は、以下の説明では簡単のためINiということにす
る。)、および、電圧変換出力部OUTを有し、電圧入力
部INと各電圧変換入力部INiのそれぞれとの間において
電圧変換入力部INiの数、つまり(m+1)個に対応し
た異なる抵抗値を与える複数の組み合わせ抵抗22が接続
され、この組み合わせ抵抗22の最終段が電圧変換出力部
OUTに接続されてなる電圧変換部である。この電圧変換
部20において、その組み合わせ抵抗22について説明する
と、まず、X軸方向におけるX=0となる各座標点P
(0,0)、P(0,1),…,P(0,n)に対応する点x0と基
準電源Bとの間には、2個の同じ抵抗値rである抵抗R,
Rが互いに直列接続されて第1の組み合わせ抵抗が構成
されており、X=1となる各座標点P(1,0)、P(1,
1),…,P(1,n)に対応する点x1と基準電源Bとの間に
は、3個の同じ抵抗値rである抵抗R,R,Rが互いに直列
接続されて第2の組み合わせ抵抗が構成されており、X
=2となる各座標点P(2,0),P(2,1),…,P(2,n)
に対応する点x2と基準電源Bとの間には4個の同じ抵抗
値の抵抗rとその抵抗Rの抵抗値の2倍の抵抗値2rの抵
抗2Rとが互いに直列接続されて第3の組み合わせ抵抗が
構成されている。このようにして、X=mとなる各座標
点P(m,0)…P(m,n)に対応する点xmと基準電源Bと
の間に至るまで順次に組み合わせ抵抗が構成される。な
お、これらの各組み合わせ抵抗の抵抗値は、前記抵抗R0
の抵抗値r0よりも充分に大きくなるように設定されてい
るとともに、第1の組み合わせ抵抗を除いて各組み合わ
せ抵抗の抵抗値は素数の値をとるとともに順次に大きく
なるように設定されている。
30は各電圧供給線lyjと各電圧受給線lxiとの各交叉点
P(i,j)〔ただし、iは0〜mの中での任意の数、j
は0〜nの中での任意の数であり、交叉点の数は(m+
1)×(n+1)となる。〕のそれぞれに設けられてか
つ各電圧供給線lyj側に一方の接点が電圧受給線lxi側
に他方の接点がそれぞれ設けられてなる複数のキーから
なるキーマトリクス、40は電圧変換部20の電圧変換出力
部OUTから出力されてくる変換電圧に基づいてキーマト
リクス30内の任意のキー入力を読み込み処理する回路部
である。この回路部40は、A/D変換器42と、マイクロコ
ンピュータ44とを備えてなる。
P(i,j)〔ただし、iは0〜mの中での任意の数、j
は0〜nの中での任意の数であり、交叉点の数は(m+
1)×(n+1)となる。〕のそれぞれに設けられてか
つ各電圧供給線lyj側に一方の接点が電圧受給線lxi側
に他方の接点がそれぞれ設けられてなる複数のキーから
なるキーマトリクス、40は電圧変換部20の電圧変換出力
部OUTから出力されてくる変換電圧に基づいてキーマト
リクス30内の任意のキー入力を読み込み処理する回路部
である。この回路部40は、A/D変換器42と、マイクロコ
ンピュータ44とを備えてなる。
つぎに作用を説明するのであるが、この説明においては
その簡単化のために第3図のようにキーマトリクス30が
9個のキー〜で構成されている場合について説明す
ることにする。
その簡単化のために第3図のようにキーマトリクス30が
9個のキー〜で構成されている場合について説明す
ることにする。
まず、キーマトリクス30内のキーが押下操作される
と、接続部y0つまり接続部x0の電圧はゼロであるから、
第1の組み合わせ抵抗の接続部S0の電圧は基準電源Bの
電圧値3Eを1/2してなる分圧電圧値(1/2)3Eとなる。ま
た、キーが操作されると、同じく接続部y0つまり接続
部x0の電圧はゼロであるから、第2の組み合わせ抵抗の
接続部S1の電圧は基準電源Bの電圧値3Eを1/3してなる
分圧電圧値(1/3)3Eとなる。さらに、キーが操作さ
れると、同じく接続部y0つまり接続部x0の電圧はゼロで
あるから、第3の組み合わせ抵抗の接続部S2の電圧は基
準電源Bの電圧値3Eを1/5してなる分圧電圧(1/5)3Eと
なる。つぎに、キーが操作されると、接続部y1の電圧
つまり接続部x1の電圧はEであるから、第1の組み合わ
せ抵抗の接続部S0の電圧はE+(3E−E)(1/2)=2E
となる。キーが操作されると、接続部y1の電圧つまり
接続部x1の電圧はEであるから、第2の組み合わせ抵抗
の接続部S1の電圧はE+(3E−E)(1/3)=(5/3)E
となる。このようにして、キー〜が操作されると、
それぞれの接続部S0〜S2での電圧はキーでは(6/5)
E、キーでは(5/2)E、キーでは(7/3)E、キー
では(11/5)Eとなる。
と、接続部y0つまり接続部x0の電圧はゼロであるから、
第1の組み合わせ抵抗の接続部S0の電圧は基準電源Bの
電圧値3Eを1/2してなる分圧電圧値(1/2)3Eとなる。ま
た、キーが操作されると、同じく接続部y0つまり接続
部x0の電圧はゼロであるから、第2の組み合わせ抵抗の
接続部S1の電圧は基準電源Bの電圧値3Eを1/3してなる
分圧電圧値(1/3)3Eとなる。さらに、キーが操作さ
れると、同じく接続部y0つまり接続部x0の電圧はゼロで
あるから、第3の組み合わせ抵抗の接続部S2の電圧は基
準電源Bの電圧値3Eを1/5してなる分圧電圧(1/5)3Eと
なる。つぎに、キーが操作されると、接続部y1の電圧
つまり接続部x1の電圧はEであるから、第1の組み合わ
せ抵抗の接続部S0の電圧はE+(3E−E)(1/2)=2E
となる。キーが操作されると、接続部y1の電圧つまり
接続部x1の電圧はEであるから、第2の組み合わせ抵抗
の接続部S1の電圧はE+(3E−E)(1/3)=(5/3)E
となる。このようにして、キー〜が操作されると、
それぞれの接続部S0〜S2での電圧はキーでは(6/5)
E、キーでは(5/2)E、キーでは(7/3)E、キー
では(11/5)Eとなる。
これら各接続部S0〜S2からの電圧は、バッファを介して
回路部40に与えられる。回路部40では、この電圧値に基
づいていずれのキーが操作されたかを読み込み処理する
ことができる。
回路部40に与えられる。回路部40では、この電圧値に基
づいていずれのキーが操作されたかを読み込み処理する
ことができる。
(考案の効果) 以上説明したことから明らかなように本考案によれば、
X軸方向に延びるとともに、Y軸方向に複数本配列され
た電圧供給線のそれぞれの一端側に対して電圧供給部か
らは、その電圧供給部の基準電源からの電圧を互いに異
なる値の電圧に変換して供給し、キーマトリクス内の任
意のキーが押下操作されて当該任意のキーにおいて対応
する電圧供給線に接続された一方の接点と電圧受給線に
接続された他方の接点との両接点が閉じられたときは、
基準電源からの電圧を、当該電圧受給線に接続されてい
る電圧変換部内の電圧変換入力部と電圧入力部との間に
おける組み合わせ抵抗の抵抗値に対応した電圧に変換す
るとともに、その変換電圧を電圧変換出力部から出力
し、そして、電圧変換部の電圧変換出力部からの変換電
圧を、この変換電圧に基づいて前記キーマトリクス内の
任意のキー入力を読み込み処理する回路部により読み込
むようにしたから、キーマトリクス内の任意のキーが押
下操作されると、ただちに当該任意のキーの読み込みを
行なうことが可能となり、その結果、キーの読み込み時
間を大幅に短縮することができるようになった。
X軸方向に延びるとともに、Y軸方向に複数本配列され
た電圧供給線のそれぞれの一端側に対して電圧供給部か
らは、その電圧供給部の基準電源からの電圧を互いに異
なる値の電圧に変換して供給し、キーマトリクス内の任
意のキーが押下操作されて当該任意のキーにおいて対応
する電圧供給線に接続された一方の接点と電圧受給線に
接続された他方の接点との両接点が閉じられたときは、
基準電源からの電圧を、当該電圧受給線に接続されてい
る電圧変換部内の電圧変換入力部と電圧入力部との間に
おける組み合わせ抵抗の抵抗値に対応した電圧に変換す
るとともに、その変換電圧を電圧変換出力部から出力
し、そして、電圧変換部の電圧変換出力部からの変換電
圧を、この変換電圧に基づいて前記キーマトリクス内の
任意のキー入力を読み込み処理する回路部により読み込
むようにしたから、キーマトリクス内の任意のキーが押
下操作されると、ただちに当該任意のキーの読み込みを
行なうことが可能となり、その結果、キーの読み込み時
間を大幅に短縮することができるようになった。
第1図は本考案の実施例に係るキーマトリクス読込回路
の構成図、第2図は第1図のキーマトリクス読込回路に
おけるキーマトリクスの具体的構成図、第3図は実施例
の動作説明に供するためのもので、キーマトリクスにお
けるキーの数を9個にした場合の当該キーマトリクスの
構成を示す図である。 第4図は従来例のキーマトリクス読込回路の構成図であ
る。 10……電圧供給部、20……電圧変換部、30……キーマト
リクス、40……回路部。
の構成図、第2図は第1図のキーマトリクス読込回路に
おけるキーマトリクスの具体的構成図、第3図は実施例
の動作説明に供するためのもので、キーマトリクスにお
けるキーの数を9個にした場合の当該キーマトリクスの
構成を示す図である。 第4図は従来例のキーマトリクス読込回路の構成図であ
る。 10……電圧供給部、20……電圧変換部、30……キーマト
リクス、40……回路部。
Claims (1)
- 【請求項1】基準電源を含み、X軸方向に延びるととも
に、Y軸方向に複数本配列された電圧供給線のそれぞれ
の一端側に対して前記基準電源からの電圧を異なる値の
電圧に変換して供給する電圧供給部と、 前記基準電源からの電圧入力部、Y軸方向に延びるとと
もに、X軸方向に複数本配列された電圧受給線のそれぞ
れの一端側に接続された複数の電圧変換入力部、およ
び、電圧変換出力部を有し、前記電圧入力部と各電圧変
換入力部のそれぞれとの間において前記電圧変換入力部
の数に対応した異なる抵抗値を与える複数の組み合わせ
抵抗が接続され、前記組み合わせ抵抗の最終段が前記電
圧変換出力部に接続されてなる電圧変換部と、 前記各電圧供給線と前記各電圧受給線との各交叉点のそ
れぞれに設けられてかつ各電圧供給線側に一方の接点が
電圧受給線側に他方の接点がそれぞれ設けられてなる複
数のキーからなるキーマトリクスと、 前記電圧変換部の電圧変換出力部から出力されてくる変
換電圧に基づいて前記キーマトリクス内の任意のキー入
力を読み込み処理する回路部と、 を備えてなるキーマトリクス読込回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4474089U JPH074665Y2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | キーマトリクス読込回路 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4474089U JPH074665Y2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | キーマトリクス読込回路 |
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Family Applications (1)
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JP4474089U Expired - Fee Related JPH074665Y2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | キーマトリクス読込回路 |
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JP (1) | JPH074665Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
1989
- 1989-04-17 JP JP4474089U patent/JPH074665Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02138331U (ja) | 1990-11-19 |
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