JPH0746414B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JPH0746414B2
JPH0746414B2 JP4119371A JP11937192A JPH0746414B2 JP H0746414 B2 JPH0746414 B2 JP H0746414B2 JP 4119371 A JP4119371 A JP 4119371A JP 11937192 A JP11937192 A JP 11937192A JP H0746414 B2 JPH0746414 B2 JP H0746414B2
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JP
Japan
Prior art keywords
connecting portion
terminal
bobbin
axial direction
coil
Prior art date
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JP4119371A
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English (en)
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JPH05135319A (ja
Inventor
則夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP4119371A priority Critical patent/JPH0746414B2/ja
Publication of JPH05135319A publication Critical patent/JPH05135319A/ja
Publication of JPH0746414B2 publication Critical patent/JPH0746414B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドに関し、特に
磁気コアのコイルを巻回するボビンに、コイルの端末が
接続される端子導体を植設した磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気ヘッドの従来構造は図1
(a),(b)あるいは図2に示す様に構成されてい
る。
【0003】図1(a)、(b)に示す構成において
は、2枚のコアサポート1,1にそれぞれ支持されたコ
ア半体2,2が磁気ギヤツプ4を介して突き合わされて
磁気コア3を構成しており、この磁気コア3の脚部にボ
ビン5が付設されている。
【0004】ボビン5は両端部の外形寸法が中間部の外
形寸法より大きな中空の糸まき状に形成されており、穴
5a中に磁気コア3の脚部を嵌合されている。
【0005】ボビン5の中間部にはコイル6が巻回され
ており、コイル6の両端末6a,6aはボビン5の両端
部に植設された真直ぐな棒状の端子導体7に接続されて
いる。
【0006】すなわち端子導体7はボビン5の両端部の
外周に形成された膨出部5b,5bに、磁気ヘッドの軸
方向(図中上下方向)に平行に挿通されて膨出部5b,
5bの上下に突出した状態で植設されており、膨出部5
b,5bの上側に突出した接続部7a,7aにコイル6
の両端末6a,6aが接続される。
【0007】以上の構成からなる磁気ヘッド素子は不図
示のケースに収容される。
【0008】一方、図2に示す構成においては磁気ヘッ
ド素子は上記素子と略同様の構成であるが、この場合コ
アサポート1に対して2個並列に対向して設けられてお
り、またそれぞれの端子導体7,7の接続部7a,7a
の上部は、その軸方向が端子導体7,7の残りの部分の
軸方向に対して略直交し、かつ先端がボビン5の外側に
臨むように折曲されている。
【0009】またこの場合、素子どうしの端子導体7,
7は対向配置され、その接続部7a,7aの先端どうし
は対向配置される。
【0010】以上の図1(a),(b)および図2の構
成における端子導体7とコイル6の端末6aの接続は、
それぞれ図3および図4に示すように行なわれる。
【0011】すなわち磁気コア3に装着される前に、ボ
ビン5に植設された端子導体7の接続部7aの先端部
を、ハンダ槽8中に満たされた溶融したハンダ9中に浸
漬することにより、接続部7aの先端部に巻回されたコ
イル6の端末6aが付着したハンダにより接続部7aに
接続される。
【0012】この場合、両図に示すようにボビン5の外
側面と接続部7aの先端間の距離lgが接続部7aをハ
ンダ9中に浸漬できる最大の深さ寸法に対応しており、
この距離lgを大きく設定すればそれだけ接続部7aを
深くハンダ9中に浸漬でき、ハンダ9の付着量をより多
くして接続を確実にできるとともにハンダ付け作業を容
易に行なえる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが距離lgを大
きくとると、図1(a),(b)の構成の場合には端子
導体7の接続部7a先端とコアサポート1の内側面間の
距離l1が小さくなり、また図2の構成の場合には対向
した接続部7a,7aの先端間の距離l2が小さくな
る。
【0014】この結果、接続部7a先端に付着したハン
ダを介して、図1(a),(b)の場合には通常は黄銅
や亜鉛等の導電性材料からなるコアサポート1と接続部
7aがショートする危険性が生じ、図2の場合には接続
部7aどうしがショートする危険性が生じてしまう。
【0015】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たもので、コイル端末と端子導体間の接続を確実に行な
え、かつその接続部でのショートを防止でき、信頼性に
優れた磁気ヘッドの提供を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明によれば、磁気コアのコイルを巻回するボビン
に、コイルの端末が接続される端子導体を植設した磁気
ヘッドにおいて、端子導体の前記端末との接続部の軸方
向を基端部から端子導体の残りの部分の軸方向に対して
傾斜させ 前記接続部の基端に隣接するボビンの外側面
を、前記基端を通り接続部の軸方向に対して直交する平
面に対して面一ないしは接続部の反対側となる形状に形
成するとともに、 前記接続部の基端に隣接するボビンの
外側面以外の外側面を、前記基端を通り接続部の軸方向
に対して直交する平面を基準として前記接続部の設けら
れた側に対し反対側となる空間に配置されるよう形成し
構造を採用した。
【0017】
【作用】このような構造によれば、端子導体のコイル端
末接続部の全長の割に、前記接続部とコイル端末の接続
時にハンダ中に前記接続部を浸漬できる深さと、コアサ
ポート等の磁気ヘッドの他部品と前記接続部の間隔とを
大きく取ることができる。
【0018】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。なお各図中において図1〜図4と同一または
相当する部分には同一符号を付し、同一部分の説明は省
略する。
【0019】図5は実施例の構造を示すもので、同図に
示すように本実施例において端子導体7は従来と同様に
棒状に形成され、磁気ヘッドの軸方向に平行にボビン5
の膨出部5bに挿通され、膨出部5bの上下に突出した
状態で植設されているが、膨出部5bの上側に突出した
接続部7aは折曲され、その軸方向が基端部から端子導
体7の残りの部分の軸方向すなわち図中の上下方向に対
してαで示す角度で傾斜するように構成されている。
【0020】この場合αはほぼ20゜〜70゜の範囲内
に設定される。
【0021】また端子導体7が植設されるボビン5の膨
出部5bの外側面において上記の接続部7aに隣接し、
かつコイル6の反対側の外側面5cは、図中水平方向に
対して上記の角度α傾斜して形成されており、接続部7
aの軸方向に対して直交するように構成されている。
【0022】以上の構造によれば、接続部7aの軸方向
が図中の上下方向および水平方向に対して鋭角で傾斜し
ているので、接続部7aの全長lの割に接続部7a先端
は図中上下方向および水平方向に対して逃げることがで
きる。
【0023】従って図5に示すように、接続部7aの先
端とコアサポート1の内側面の間の距離l3は図1
(a)の従来例の距離l1に比較して、接続部7aの全
長lを同じとすれば著しく大きく取れる。
【0024】また図2の従来例と比較した場合、図2の
接続部7aの折曲部の全長l0と実施例の全長lを同じ
とすれば、本実施例の磁気ヘッド素子を図2の従来例と
同様にコアサポート1に対して2個並列に配置し対向す
る端子導体7,7間の距離を同じとしても、対向する接
続部7a,7aの先端間の距離は図2の構成における距
離l2より大きくなる。
【0025】また実施例の構造においてコイル端末6a
と接続部7aとの接続を行なう場合、図6に示すように
従来と同様にコイル端末6aが巻回された接続部7aを
ハンダ槽8中のハンダ9に浸漬するが、接続部7aに隣
接する膨出部5bの外側面5cが接続部7aに対して直
交しているので、接続部7aをハンダ9中に浸漬できる
最大深さ寸法に対応する接続部7a先端と外側面5cの
距離lgは接続部7aの全長lに等しい。
【0026】これに対して先述の図3の従来例の場合距
離lgは接続部7aの全長lより小さく、また図4の従
来例の場合距離lgは接続部7aの折曲部分の全長l0
より小さい。
【0027】すなわち実施例の接続部7aの全長lを従
来例の全長lないしl0と同じとすれば実施例は浸漬で
きる最大深さ寸法に対応する距離lgを従来より大きく
取ることができる。
【0028】なお上記実施例ではボビン5の外側面5c
を、接続部7aの軸方向に対して直交する平面に形成し
たが、これは一例であって、要は接続部7aをハンダ9
の液面に対して垂直に基端の際まで浸漬した場合に接続
部に隣接したボビンの外側面がハンダに接触または浸漬
されないようにすることが必要である。
【0029】このためには接続部7aに隣接するボビン
の外側面を、接続部7aの基端を通り接続部の軸方向に
対して直交する平面に対して面一ないしは接続部の反対
側となる形状に形成すれば良い。
【0030】このような条件を満足する形状であれば上
記外側面の形状はどのような形状であつても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば端子導体の接続部とコイル端末の接続時にハン
ダ中に接続部を浸漬できる深さと、コアサポート等の磁
気ヘッドの他部品と上記接続部の間隔とを従来に比較し
て大きく取れるので、上記の接続を確実に行なえるとと
もに接続部でのショートを防止でき、磁気ヘッドの信頼
性を向上できる。またハンダ付けによる接続作業が容易
となり、製造工程における効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構造の一例を説明する縦断正面図および側
面図である。
【図2】他の従来構造を説明する縦断正面図である。
【図3】図1の従来例によるハンダ付けによる接続を説
明する説明図である。
【図4】図2の従来例によるハンダ付けによる接続を説
明する説明図である。
【図5】本発明の実施例の構造を説明する縦断正面図で
ある。
【図6】実施例によるハンダ付けを説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コアサポート 3 磁気コア 5 ボビン 5b 膨出部 5c 外側面 6 コイル 6a 端末 7 端子導体 7a 接続部 9 ハンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気コアのコイルを巻回するボビンに、
    コイルの端末が接続される端子導体を植設した磁気ヘッ
    ドにおいて、 端子導体の前記端末との接続部の軸方向を基端部から端
    子導体の残りの部分の軸方向に対して傾斜させ 前記接続部の基端に隣接するボビンの外側面を、前記基
    端を通り接続部の軸方向に対して直交する平面に対して
    面一ないしは接続部の反対側となる形状に形成するとと
    もに、 前記接続部の基端に隣接するボビンの外側面以外の外側
    面を、前記基端を通り接続部の軸方向に対して直交する
    平面を基準として前記接続部の設けられた側に対し反対
    側となる空間に配置されるよう形成した ことを特徴とす
    る磁気ヘッド。
JP4119371A 1992-05-13 1992-05-13 磁気ヘッド Expired - Lifetime JPH0746414B2 (ja)

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JP4119371A JPH0746414B2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 磁気ヘッド

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JP1607684A Division JPS60163217A (ja) 1984-02-02 1984-02-02 磁気ヘツド

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JPH05135319A JPH05135319A (ja) 1993-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58125223U (ja) * 1982-01-20 1983-08-25 ティーディーケイ株式会社 Vtr用消去ヘツド

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