JPH0746405Y2 - コレットチャック装置 - Google Patents

コレットチャック装置

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JPH0746405Y2
JPH0746405Y2 JP1989015180U JP1518089U JPH0746405Y2 JP H0746405 Y2 JPH0746405 Y2 JP H0746405Y2 JP 1989015180 U JP1989015180 U JP 1989015180U JP 1518089 U JP1518089 U JP 1518089U JP H0746405 Y2 JPH0746405 Y2 JP H0746405Y2
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JP
Japan
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locking
collet
engaging
chuck body
hole
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Application number
JP1989015180U
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JPH02107410U (ja
Inventor
正彦 清水
Original Assignee
日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコレットチャック装置に係り、特に迅速、かつ
容易にコレットの交換を行なえるコレットチャック装置
に関する。
〔従来の技術〕
第4図に、従来一般に使用されているコレットチャック
の構造を示す。コレット13aは軸線方向に沿ってスリー
ブ14aにそのテーパ部を当接して保持される。コレット1
3aの前面には、コレット13aが前方へ飛び出すのを防い
でいる抑え部材(キャップ)1aが、ボルト18によりチャ
ックボディ4aに固定される。スリーブ14aは、前述した
ようにコレット13aを保持すると共に、チャックボディ4
aに摺動可能に支持される。なお、ピン19はスリーブ14a
の回転を拘束するためのものである。また、スリーブ14
aにはドローバ15aが連結され、このドローバ15aは図示
しない押圧手段により軸線方向に沿って移動可能に形成
されている。
コレット13aの開閉は、ドローバ15aを介してスリーブ14
aを移動させて行われるが、キャップ1aのストッパ的役
目によりコレット13aは軸方向の位置が常時固定され、
安定した開閉が行われることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
コレット13aは被加工物を把持できる寸法の巾が狭いた
め、被加工物の寸法に合わせて交換する必要がある。
従来のステーショナリ形コレットチャックの場合におい
て、コレット13aを交換するにはボルト18を緩め、キャ
ップ1aを取り外して行うことが必要となる。ボルト18は
一般に複数本あり、これを取り外しおよび締め付けする
には多くの作業時間を必要とし、機械の稼働率を低下さ
せる問題点が生ずる。
本考案は以上の問題点を解決するもので、コレットの交
換を誰でもす早く、かつ容易に行うことができるよう
な、コレットチャック装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、次のような手
段を採った。すなわち、主軸前部に設けられコレットの
外周テーパに当接するスリーブを主軸軸線方向に前後動
させてコレットを開閉し被加工物を把持する工作機械の
コレットチャック装置において、前記コレットの前面に
当接させて前記コレットの軸線方向の移動を規制すると
ともに、後部端面円周上に沿って複数の等配位置に形成
した第1の係止部と、この第1の係止部間に第1の切欠
部とを、外周縁近傍に前記主軸軸線方向に貫通する貫通
穴を形成した抑え部材と、前記主軸前部に固定され、前
記スリーブを主軸軸線方向に摺接可能に支持するととも
に、前部端面円周上に沿って前記抑え部材の第1の係止
部と同数の等配位置に第2の係止部を、この第2の係止
部間に第2の切欠部を、前記第1の係止部と前記第2の
係止部とが重合したとき前記抑え部材の貫通穴に対応す
る位置に係止穴を形成したチャックボディと、前記抑え
部材の前記貫通穴に移動可能に設けられ、前記第1の係
止部と前記第2の係止部とが重合したとき前記係止穴と
係合する係合部が一方の軸端に形成され、この係合部が
前記係止穴に係合したとき前記抑え部材と前記チャック
ボディの重合状態の位置を定めるとともに維持する係止
部材と、この係止部材を常時主軸軸線方向の前記チャッ
クボディ側に付勢している押圧部材と、前記係止部材の
他方の軸端に形成され、前記係止部材を前記押圧部材の
付勢力に抗して引っ張り出すためのつまみ部とを有し、
前記係止部材の係合部が前記チャックボディの係止穴に
係合することにより前記第1の係止部と前記第2の係止
部との重合状態を維持するとともに、前記つまみ部をつ
まんで前記係止穴より前記係止部材を離脱させた状態で
前記つまみ部および前記抑え部材を所定角度円周方向に
回動させ、前記第2の切欠部を前記第1の係止部に、前
記第1の切欠部に前記第2の係止部をそれぞれ一致させ
ることにより前記チャックボディに対し前記抑え部材を
ワンタッチで主軸軸線方向に挿脱自在にしたことを特徴
とするコレットチャック装置としたものである。
〔作用〕
抑え部材(キャップ)とチャックボディの係止部を互い
に係合させている方式のコレットチャックの場合には、
コレットが前面を抑え部材に当接してスリーブに外周部
を保持されており、抑え部材に主軸軸線方向に付勢され
る係止部材を係止させて、抑え部材とチャックボディの
係合状態が保持される。この方式のコレットを交換する
場合には、係止部材を主軸軸線方向前方に引いて係止部
材をチャックボディ係止穴より抜出し、抑え部材を主軸
回転方向に回動し、抑え部材の係止部とチャックボディ
の切欠部、抑え部材の切欠部とチャックボディの係止部
が一致するよう位置合せして主軸軸線方向前方に抑え部
材を離脱させる。コレットが主軸軸線方向前方に抜ける
ので所望のサイズのコレットと交換し、交換後、前述と
逆の動作で新サイズによるコレットチャックを構成す
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、コレット13はスリーブ14とそれぞれの
テーパ部で係合し、さらにコレット13は、スリーブ14に
連結するドローバ15の前後動により開閉動作される。ま
た、スリーブ14は前述したように、チャックボディ4内
を摺動可能に支持される。
コレット13の前面には、抑え部材(キャップ)1が配設
されている。第2図及び第3図に示すように、キャップ
1には内径側に出っ張る第1の係止部2,2,2が円周上に
沿って等間隔に形成される(本実施例では3等分)。ま
た第1の係止部2,2,2間には、それぞれの第1の係止部
2,2,2に隣接して第1の切欠部3,3,3が等間隔(3等分)
に形成される。
一方、チャックボディ4の先端側には外形側に出っ張る
第2の係止部5,5,5が等間隔(本実施例では3等分)に
形成され、さらにそれぞれの第2の係止部5,5,5間には
これに隣接して第2の切欠部6,6,6が等間隔(3等分)
に形成される。
第2の係止部5,5,5は第1図及び第3図に示すように、
キャップ1とチャックボディ4とが係合した状態におい
ては、第1の係止部2,2,2に係止するように形成されて
いる。キャップ1とチャックボディ4とが係合しない状
態の時の第2の係止部5,5,5は、第2図に示すように、
第1の切欠部3,3,3を通過し得る円周方向の寸法を有す
るものである。また、第1の係止部2,2,2も第2の係止
部5,5,5が第1の切欠部3,3,3を通過する際に、第2の切
欠部6,6,6を通過し得る円周方向の寸法のものから形成
される。また、キャップ1を回動することにより第1の
係止部2,2,2が第2の切欠部6,6,6と、第2の係止部5,5,
5が第1の切欠部3,3,3と、それぞれ対峙する位置に配置
され、キャップ1をチャックボディ4から取り外し可能
の状態にすることになる。
キャップ1の外周側に近い肉厚部の一部には、保持部材
7が設けられている。この保持部材7は、キャップ1に
設けた貫通穴に摺動可能に支持される係止部材8と、こ
の係止部材8に連結されるつまみ部9と、係止部材8を
チャックボディ4側に押圧する押圧部材(ばね)10、お
よびチャックボディ4側に形成され、押圧部材10は前記
貫通穴に嵌装され、係止部材8の先端が嵌り込む係止穴
11等から構成される。また、つまみ部9をキャップ1内
に収容するための切込部12がキャップ1に形成され、つ
まみ部9と外部の物体との干渉を防いでいる。以上の構
造により、つまみ部9を持って係止部材8を主軸軸線方
向前方(第1図の右方向)に抜出せば、キャップ1とチ
ャックボディ4との係合は解除可能となり、キャップ1
を容易に回動することができるようになる。
以上の構造から明らかなように、コレット13を交換する
には、まず係止部材8をチャックボディ4の係止穴11か
ら抜き出して、係止部材8による、キャップ1のチャッ
クボディ4に対する保持を解除したのち、キャップ1を
ある角度(約60度)だけ回動し、第1の係止部2,2,2お
よび第2の係止部5,5,5を、第2の切欠部6,6,6および第
1の切欠部3,3,3と向い合う位置に位置決めし、キャッ
プ1を主軸軸線方向前方(図の右方向)に引き出しキャ
ップ1をチャックボディ4から外せばよい。キャップ1
が外されれば、コレット13は容易に抜くことが可能とな
り、コレット13の交換を簡単に行うことができる。
以上のように実施例は従来技術のように、コレット1の
交換のたびにボルト18を取り外す必要がなく、ワンタッ
チで簡単に取り外すことができる。単にキャップ1を回
動すればよく、誰でも容易に行うことができる。
〔考案の効果〕
以上の説明によって明らかなように本考案のコレットチ
ャック装置によれば六角レンチ等工具を必要とせず、コ
レットをはずすには係止部材と係止穴との係合を離脱さ
せてコレットを押さえている抑え部材(キャップ)を一
定角度回動させてから主軸前方にはずせばよい。そのた
めコレットの交換を誰でもすばやく、しかも容易に行う
ことができ、すなわち、コレット交換時間の短縮を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の軸断面図、第2図はキャッ
プをチャックボディに挿入した状態図、3図はキャップ
とチャックボディが係合した状態図、第4図は従来のコ
レットチャックの保持構造を示す軸断面図である。 1,1a……抑え部材(キャップ)、2……第1の係止部、
3……第1の切欠部、4,4a……チャックボディ、5……
第2の係止部、6……第2の切欠部、7……保持部材、
8……係止部材、9……つまみ部、10……押圧部材(ば
ね)、11……係止穴、13,13a……コレット、14,14a……
スリーブ、15,15a……ドローバ、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸前部に設けられ、コレットの外周テー
    パに当接するスリーブを主軸軸線方向に前後動させて前
    記コレットチャックを開閉し、被加工物を把持する工作
    機械のコレットチャック装置において、 前記コレットの前面に当接させて前記コレットの軸線方
    向の移動を規制するとともに、後部端面円周上に沿って
    複数の等配位置に形成した第1の係止部と、この第1の
    係止部間に第1の切欠部を、外周縁近傍に前記主軸軸線
    方向に貫通する貫通穴を形成した抑え部材と、 前記主軸前部に固定され、前記スリーブを主軸軸線方向
    に摺接可能に支持するとともに、前部端面円周上に沿っ
    て前記抑え部材の第1の係止部と同数の等配位置に第2
    の係止部を、この第2の係止部間に第2の切欠部を、前
    記第1の係止部と前記第2の係止部とが重合したとき前
    記抑え部材の貫通穴に対応する位置に係止穴を形成した
    チャックボディと、 前記抑え部材の前記貫通穴に移動可能に設けられ、前記
    第1の係止部と前記第2の係止部とが重合したとき前記
    係止穴と係合する係合部が一方の軸端に形成され、この
    係合部が前記係止穴に係合したとき前記抑え部材と前記
    チャックボディの重合状態の位置を定めるとともに維持
    する係止部材と、 この係止部材を常時主軸軸線方向の前記チャックボディ
    側に付勢している押圧部材と、 前記係止部材の他方の軸端に形成され、前記係止部材を
    前記押圧部材の付勢力に抗して引っ張り出すためのつま
    み部とを有し、 前記係止部材の係合部が前記チャックボディの係止穴に
    係合することにより前記第1の係止部と前記第2の係止
    部との重合状態を維持するとともに、前記つまみ部をつ
    まんで前記係止穴より前記係止部材を離脱させた状態で
    前記つまみ部および前記抑え部材を所定角度円周方向に
    回動させ、前記第2の切欠部を前記第1の係止部に、前
    記第1の切欠部に前記第2の係止部をそれぞれ一致させ
    ることにより前記チャックボディに対し前記抑え部材を
    ワンタッチで主軸軸線方向に挿脱自在にしたことを特徴
    とするコレットチャック装置。
JP1989015180U 1989-02-10 1989-02-10 コレットチャック装置 Expired - Lifetime JPH0746405Y2 (ja)

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JPH02107410U JPH02107410U (ja) 1990-08-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355707A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Toshiba Mach Co Ltd コレットクランプ装置
JP7190863B2 (ja) * 2018-10-16 2022-12-16 マツダ株式会社 コレットチャック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61968U (ja) * 1984-06-08 1986-01-07 大比良工業株式会社 手帳

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