JPH0746147A - ステレオ受信装置 - Google Patents

ステレオ受信装置

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Publication number
JPH0746147A
JPH0746147A JP18647893A JP18647893A JPH0746147A JP H0746147 A JPH0746147 A JP H0746147A JP 18647893 A JP18647893 A JP 18647893A JP 18647893 A JP18647893 A JP 18647893A JP H0746147 A JPH0746147 A JP H0746147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
antenna input
signal
input level
extent
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18647893A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Sawai
利仁 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP18647893A priority Critical patent/JPH0746147A/ja
Publication of JPH0746147A publication Critical patent/JPH0746147A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Noise Elimination (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステレオ放送受信時に入力信号レベルが低下
し、ノイズ低減のためモノラルに近づいても、より立体
感のある音を感じさせることを目的とする。 【構成】 アンテナ入力信号に応じて、左右2チャンネ
ル間のセパレーションを制御する機能を有するステレオ
受信装置において、アンテナ入力信号に応じて、右チャ
ンネル信号または左チャンネル信号を遅延させる遅延手
段により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のFMステレオ受信装置の構
成を示すブロックダイヤグラムである。同調回路2はア
ンテナ1からの特定の周波数の信号のみを選択するもの
で、高周波増幅回路、局部発振回路、混合回路及び中間
周波増幅回路よりなる。検波器3は同調回路2からの信
号をFM復調する。オート・セパレーション・コントロ
ール回路4(以下ASC回路と称す)はアンテナ入力レ
ベルの強弱により左右のチャンネル分離を制御するもの
で、検波器3からの復調信号からL(左チャンネル信
号)+R(右チャンネル信号)の和信号と〔R−L〕の
差信号に分離する。マルチプレックス回路5(以下MP
X回路と称す)はASC回路4から出力される和信号と
差信号との和および差をとることにより、左右2チャン
ネル信号LとRに分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構成では、アンテ
ナ入力レベルが高いときはステレオとして聴けるが、ア
ンテナ入力レベルが低くなるとステレオ再生ではノイズ
が大きく聴きにくいので、自動的にモノラルに近づきノ
イズが低減するようになっている。そのため、ノイズは
低減されるが音に立体感がなくなるという欠点があっ
た。
【0004】本発明は、アンテナ入力レベルが低くなり
ASC回路4が動作して、モノラルに近づけノイズを低
減させた場合でも、立体感を失わせないようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、アンテナ入力レベルに応じて左右チャンネ
ル間のセパレーションを制御する機能を有するステレオ
受信装置において、アンテナ入力レベルに応じて左チャ
ンネル信号または右チャンネル信号を遅延させる遅延手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】人間は左右の音源から同一の音声信号の音を同
時に聞かせると、当然音に広がりのないモノラル音とし
て認識する。しかし、同一の音声信号でも左右の音源の
一方の音声信号を遅延させることにより、立体感を生じ
ると言われている。これはハース効果と称されるもので
ある。
【0007】そこで、本発明では、アンテナ入力レベル
が低くなりモノラル再生に近づけノイズを低減させた場
合に、遅延器により、一方のチャンネル信号を遅延さ
せ、聴取者に立体感を感じさせる。
【0008】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例のFMステレオ受信装置の
構成を示すブロックダイヤグラムである。同調回路2は
アンテナ1からの特定の周波数の信号のみを選択するも
ので、高周波増幅回路、局部発振回路、混合回路及び中
間周波増幅回路よりなる。検波器3は同調回路2からの
信号をFM復調する。ASC回路4はアンテナ入力レベ
ルの強弱により左右のチャンネル分離を制御するもの
で、検波器3からの復調信号からL(左チャンネル信
号)+R(右チャンネル信号)の和信号と〔R−L〕の
差信号に分離する。尚、チャンネルセパレーションの制
御は、分離の際に差信号を〔α(L−R)〕とし、αの
値を1(セパレーション100%)から0(セパレーシ
ョン0%)に変化させることにより行う。尚、アンテナ
入力レベルの強弱を表す信号は同調回路2内の中間周波
増幅回路出力を検波、整流、平滑することにより得るこ
とができる。MPX回路5はASC回路4の出力を左右
2チャンネル信号LとRに分離するもので、和信号〔R
+L〕と差信号〔α(L−R)〕との和と差をとること
により分離する。ここまでは概略従来のFMステレオ受
信器と同様である。
【0009】次に、アンテナセパレーションの抑制につ
いて説明する。アンテナ入力レベルが低くなるとステレ
オ状態ではノイズが多くなり聴き難くなる。そこで、ア
ンテナ入力レベルに応じて2チャンネル間のセパレーシ
ョンを制御する機能(ASC回路4)が動作してモノラ
ルに近づけて(アンテナ入力レベルの低下に従い、αを
0に近づける)、ノイズの低減を図るようになってい
る。即ち、アンテナ入力レベルが高いときはステレオ
(左チャンネルはL、右チャンネルはR)として聴ける
が、アンテナ入力レベルが低くなるとステレオではノイ
ズが大きく聴きにくいので、自動的にモノラルに近づき
(左チャンネルは、L(1+α)+R(1−α)である
が、α=0のためL+R、右チャンネルはR(1+α)
+L(1−α)であるが、α=0のためL+R、その結
果ノイズが低減される。
【0010】本発明の装置の動作について、図1,図2
を用いて説明する。図2はアンテナ入力レベルと遅延量
の関係を示す図である。本実施例では、右チャンネル信
号(左チャンネルでもよい)のみが遅延器7に入力され
遅延処理がなされる。遅延器7はアンテナ入力信号の電
圧を遅延器7の遅延量を制御する信号に変換する電圧−
遅延量変換器6出力によりアンテナ入力レベルに応じて
10〜30ms程度右チャンネル信号を遅延する。その
遅延量はアンテナ入力レベルが小さいときは、図2の特
性(a)のように遅延量が大きく(30ms)、アンテ
ナ入力レベルが大きいときは、元来ASC回路4が作動
せずステレオになっているため、特性(c)のように遅
延量はゼロである。中間のアンテナ入力レベルに対して
は特性(b)のように中間の値をとるように制御されて
いる。その後、図示しないが通常の出力増幅器を介して
左右のスピーカに送られ、立体感のある音が得られる。
【0011】なお、遅延量は大きい程より立体感のある
ように感ずるが、あまり遅延量が大きいとエコーのごと
き違和感が生じる。遅延量としては約30msが限界で
ある。上記の説明は右チャンネルの信号を遅延させてい
るが、左チャンネルの信号を遅延させても同様の効果が
ある。本実施例によると、アンテナ入力レベルが高いと
きは従来通りのステレオとなり、アンテナ入力レベルが
低下してASC回路4が作動して信号がモノラルになっ
ても、自動的に電圧−遅延量変換器6と遅延器7により
一方のチャンネル信号が遅延され立体感のある音が楽し
める。また、遅延量がアンテナ入力レベルに応じて連続
的に変化するので、急激な遅延量の変化がなく違和感を
与えることがない。
【0012】図3はデジタル・シグナル・プロセッサー
(以下DSPと称す)を遅延量制御に用いた実施例であ
る。アンテナ受信よりMPX回路5までの構成および機
能については前記実施例と同様であるため省略する。本
実施例ではMPX回路5で左右2チャンネルに分離され
た音声信号はDSP8に導入される。
【0013】DSP8の構成および機能は次の如くなっ
ている。A/D変換器81はMPX回路5からのアナロ
グ信号をDSP8で処理するためにデジタル信号に変換
し、DSP8に送る。別のA/D変換器82はアンテナ
入力信号に応じた遅延量を制御するために、アンテナ入
力信号をデジタル信号に変換してDSP8に送る。DS
P8は前記A/D変換器81で変換されたデジタル信号
を処理する。さらに、DSP8にはアンテナ入力信号に
対応した図2に示される遅延量曲線になるような制御を
行うためのデータが予め記憶されており、データに従っ
て一方のチャンネル(右チャンネル)に設けられた遅延
部83に指示する。
【0014】尚、DSP8は音場制御(再生音の遅延処
理等を行い、コンサートホール、教会、スタジアム、ラ
イブハウス等の臨場感を出す制御)も行っている。つま
り、DSP8はマイコン9からの音場制御モード信号
(操作者が選択した音場モードを示す信号)に応じて再
生音に遅延処理を行い再生音に臨場感を与えている。D
/A変換器84は全ての制御が完了した後、出力増幅器
(図示せず)に送るためにアナログ信号に変換する。
【0015】本実施例のDSPを使用した遅延制御系で
は、音場制御等に使用されているDSPの一部を使用す
るため、プログラムおよび制御データを一部変更するだ
けで実現でき、僅かなコストアップで立体感のある音が
楽しめる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、アンテナ入力レベルに応じて2チャンネル間のセ
パレーションを制御する機能を有するステレオ受信装置
において、セパレーション後に一方のチャンネル信号を
遅延させる手段を設け、他方のチャンネル信号に対して
遅延させることによりアンテナ入力レベルの低いときで
も立体感のある音が楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のFMステレオ受信装置の構
成を示すブロックダイヤグラム。
【図2】アンテナ入力レベルと遅延量の関係を示す図。
【図3】DSPを遅延制御に用いたステレオ受信装置の
構成を示すブロックダイヤグラム。
【図4】従来のFMステレオ受信装置の構成を示すブロ
ックダイヤグラム。
【符号の説明】
1・・・アンテナ 2・・・同調回路 3・・・検波器 4・・・オート・セパレーション・コントロール回路
(ASC回路) 5・・・マルチプレックス回路(MPX回路) 6・・・電圧−遅延量変換器 7・・・遅延回路 8・・・DSP 83・・・遅延部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ入力レベルに応じて左右チャンネ
    ル信号間のセパレーションを制御する機能を有するステ
    レオ受信装置において、 アンテナ入力レベルに応じて左チャンネル信号または右
    チャンネル信号を遅延させる遅延手段を設けたことを特
    徴とするステレオ受信装置。
JP18647893A 1993-07-28 1993-07-28 ステレオ受信装置 Withdrawn JPH0746147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18647893A JPH0746147A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 ステレオ受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18647893A JPH0746147A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 ステレオ受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0746147A true JPH0746147A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16189188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18647893A Withdrawn JPH0746147A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 ステレオ受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746147A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100773443B1 (ko) * 2006-10-02 2007-11-05 삼성전자주식회사 휴대 단말기의 스테레오 지원 시스템 및 그 운용 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100773443B1 (ko) * 2006-10-02 2007-11-05 삼성전자주식회사 휴대 단말기의 스테레오 지원 시스템 및 그 운용 방법

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003