JPH0745873Y2 - 防爆形ブラウン管 - Google Patents

防爆形ブラウン管

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JPH0745873Y2
JPH0745873Y2 JP11318890U JP11318890U JPH0745873Y2 JP H0745873 Y2 JPH0745873 Y2 JP H0745873Y2 JP 11318890 U JP11318890 U JP 11318890U JP 11318890 U JP11318890 U JP 11318890U JP H0745873 Y2 JPH0745873 Y2 JP H0745873Y2
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JP
Japan
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ray tube
cathode ray
explosion
panel
side peripheral
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JP11318890U
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JPH0469842U (ja
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政也 教野
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はブラウン管の爆縮を防止する防爆形ブラウン管
に関し、特にハイビジョン用のブラウン管に適用し得る
防爆形ブラウン管に関するものである。
[従来技術] 周知のように、ブラウン管を真空にした場合、ブラウン
管は外気圧に圧迫され、特にパネルの側周部に大きな引
張歪を生じる真空変形をおこし、これが爆縮を招く。こ
れを防止するため、従来では、パネルの側周部に金属枠
を焼き嵌めしたり、リムバンドとテンションバンドを併
用して巻き付けたり、或いは側周部とその周りに取り付
けた補強体との間に樹脂を充填固化することにより、側
周部の引張歪を打ち消し、防爆性を付与している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、近年においては、従来のブラウン管に比べ
て、より鮮明な高画質を得られる所謂ハイビジョン用ブ
ラウン管が注目を集めている。該ハイビジョン用ブラウ
ン管にあっては、そのパネルの形状が縦:横=9:16の寸
法比率を有するもので、従来のパネル(縦:横=3:4)
に比べてより横長の形状となっており、かかる形状にあ
ってはブラウン管を真空にした場合、特にその長辺側に
対する圧迫が一層強くなり爆縮を生じ易くなる。一般
に、爆縮の際にはブラウン管のファンネルが一気に落ち
込み、落ち込んだファンネルのガラス片がパネルを破っ
て飛散するのであるが、特にハイビジョン用ブラウン管
にあってはかかるファンネルの崩落が著しいものとな
る。しかるに従来の爆縮構造ではいずれもパネルの側周
部のみを補強するに留まるため、十分な防爆効果を得ら
れないという問題がある。
従って、本考案の目的は従来のブラウン管はもとより、
ハイビジョン用ブラウン管においても十分にその爆縮を
防止し得る防爆構造を有するブラウン管を提供すること
である。
[問題を解決するための手段] 本考案は上記の問題点及び目的に鑑みてなされたもの
で、ブラウン管のパネルの側周部を補強材で補強してな
る防爆形ブラウン管において、前記ブラウン管のファン
ネルの外壁に少なくとも2本の帯状補強板をネック部を
中心に相隔てて各々貼設し且つ該帯状補強板の両端を前
記パネルの側周部のうち対向辺に位置する補強材に各々
取り付けてなることを特徴とする防爆形ブラウン管であ
る。
[作用] 本考案の防爆形ブラウン管によれば、パネルの側周部の
補強材が側周部の引張歪を打ち消すと共にファンネルに
貼設し且つその両端を前記パネルの側周部の補強材と連
結してなる帯状補強板がファンネルの崩落を防止するこ
とによりブラウン管に十分な防爆性を付与する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図においてブラウン管10はガラス製のパネル11とフ
ァンネル12とネック部13とからなり、前記パネル11は長
方形の画像部11aとそれを取り囲む長辺及び短辺の側周
部11bとを有する。パネル11の側周部11bを補強する防爆
構造については、従来のようにバンド方式や樹脂等によ
るボンド式の何れを採っても差し支えないが、本実施例
では焼き嵌めにより厚さ1〜2mmの金属性の帯枠14を取
り付けており前記側周部11bに締め付力を加えている。
該帯枠14にはブラウン管10をキャビネット(図示せず)
に取り付けるためのラグ14aを四隅に、そして本考案の
特徴とする帯状補強材15の端部15a、15aを取り付けるた
めのフランジ14′、14′をその長辺側に付設してある。
帯状補強板15はファンネル12表面に沿い易いように柔軟
性のある材料を用いることが好ましく、本実施例では板
厚0.5〜1mm、板巾30〜50mmの軟鋼を用いており、第2図
に示す様にネック部13を中心として相隔てて各々を側周
部11bのうち長辺側の対向辺に架け渡して配し、エポキ
シ樹脂等の接着材により接着してある。また、帯状補強
板15の両端部15a、15aには帯枠14のフランジ14′、14′
と整合するフランジ15′、15′を備えており両フランジ
14′と15′とを調節ねじ16によって固定している。そし
て、帯状補強板15とファンネル12との密着性をより堅固
にするために調節ねじ16を調節して帯状補強板15に50〜
150kgの張力を与えてある。
かかる構成のブラウン管にあっては、パネル11の側周部
11bの帯枠14が側周部11bにかかる張力に対向するとと共
に、ファンネル12の帯状補強板15がファンネル12の崩落
を防止する。
尚、帯状補強板15の数は上記の例に限定されず例えば第
3図に示す様に側周部11bの長辺側及び短辺側の両対向
辺に架け渡して配してもよく、また、帯状補強板15のフ
ァンネル12への貼設は接着によるものに限定されず、帯
状補強板15に粘着材を塗布することにより行ってもよ
い。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の防爆形ブラウン管によれ
ば、パネルの側周部の補強材の他に、対向辺に位置する
前記補強材に取り付けられた帯状補強板をファンネルの
外壁に貼設しているので、ファンネル12の崩落を防止し
てブラウン管の防縮を防止でき、特に、張力が生じ易い
ハイビジョン用ブラウン管についても大きな防爆効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる防爆形ブラウン管を
示す斜視図、第2図は、その背面図、第3図は他の実施
例にかかる防爆形ブラウン管の背面図である。 10……ブラウン管、11……パネル 11b……側周部、12……ファンネル 13……ネック部、14……帯枠 15……帯状補強板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラウン管のパネルの側周部を補強材で補
    強してなる防爆形ブラウン管において、前記ブラウン管
    のファンネルの外壁に少なくとも2本の帯状補強板をネ
    ック部を中心に相隔てて各々貼設し且つ該帯状補強板の
    両端を前記パネルの側周部のうち対向辺に位置する補強
    材に各々取り付けてなることを特徴とする防爆形ブラウ
    ン管。
JP11318890U 1990-10-29 1990-10-29 防爆形ブラウン管 Expired - Lifetime JPH0745873Y2 (ja)

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JP11318890U JPH0745873Y2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 防爆形ブラウン管

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JP11318890U JPH0745873Y2 (ja) 1990-10-29 1990-10-29 防爆形ブラウン管

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Publication Number Publication Date
JPH0469842U JPH0469842U (ja) 1992-06-19
JPH0745873Y2 true JPH0745873Y2 (ja) 1995-10-18

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