JPH04315742A - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、平板方式の画像表示
装置の真空硝子容器体の爆縮防止構造に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】図２は、特開平１−２４８４４１号公報
に示された従来の平板方式の画像表示装置を示す断面図
である。図において、１は硝子容器、１ａはその画像表
示面、１ｂは側壁部、２は背面金属板、３は接合部、４
は画像表示面１ａに接着剤５で貼付けられた有機フィル
ム、６は硝子容器１の側壁部６の補強材層である。硝子
容器１と背面金属板２とで形成された真空容器体７の中
空部８は、高真空に排気されている。

【０００３】真空容器体７を形成している硝子容器１の
疲労、あるいは外的衝撃によって硝子容器１に亀裂を生
じた場合、硝子容器１はこの亀裂部から破壊し、一旦、
内方向に大気圧の影響で吸い込まれたのち、外方向に飛
散する、いわゆる爆縮現象を呈する危険性があった。

【０００４】上記従来の真空容器体の爆縮現象を防止す
る手段として、（１）真空容器体７の画像面の外表面に
、接着剤を用いて有機フィルムを貼り付け、（２）さら
に、真空容器体７の側壁部に、合成樹脂等の補強材層を
形成したものである。これは、真空体７が爆縮現象を呈
した際に生じる硝子破片の内部への吸い込み力と、硝子
容器１に生じた亀裂の伝播力とを、有機フィルム５の接
着力および補強材層６の接着力とで相拮抗させて、真空
容器体７の爆縮の発生を防止させたものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】画像表示装置の大形化
に伴い、真空容器体が爆縮した場合の真空容器体１の崩
壊力も比例的に増大するので、画像面１ａに取付けられ
た有機フィルム４の接着力、および側壁部１ｂの補強材
層７の接着力のみの補強では自ずから限度があり、爆縮
時に生じた硝子の崩壊力と相拮抗させることができない
ため、画像表示装置の大形化が困難であった。

【０００６】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、大形画像表示装置の爆縮を防止す
ることができるとともに、外形形状の小形化が図れる画
像表示装置を得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、真空容器体１
の画像表示面１ａを除く外表面部を、熱硬化性樹脂また
は熱可塑性樹脂を含慢指せた繊維層で覆って固着させた
補強材層と、画像表示面を形成する硝子容器を、上記補
強材層の上から金属補強体でとり巻いて締めつけ、上記
画像表示面に周囲から圧縮力を加えるようにしたもので
ある。

【０００８】

【作用】本発明における真空容器体は、画像表示面以外
の外表面は補強材によって補強され、さらに、画像表示
面は金属補強体によって周囲から圧縮力が加えられてい
るので、爆縮防止機能が増大し、画像表示装置の大型化
が図れるとともに、硝子容器の側壁の薄肉化が図れる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。 図１において、９は平板硝子で、硝子容器１に接合され
て真空硝子容器体１０を構成し、１１はその接合部、１
０ａは画像表示面、１０ｂは側面部、１０ｃは背面部、
１２は中空部８内に収容されている電極群、１３は電極
群１２の外部出線、１４は補強材層で、側面部１０ｂお
よび背面部１０ｃを覆う熱硬化性樹脂または熱可塑性樹
脂を含慢させた繊維層で構成されている。１５は金属補
強体で側面部をとり囲んで画像表示面１ａに周囲から圧
縮力を加える。

【００１０】この金属補強体１５は、予め真空硝子容器
体１０の外形よりも小さく形成した環状の金属体を、焼
き嵌めの方法によって嵌着したものである。

【００１１】本実施例によれば、金属補強体１５によっ
て加えられている圧縮力と画像表示面１ａを除く外表面
を覆う補強材１４の補強とによって真空硝子容器体１０
の爆縮を抑えるようにしたので、より大形の画像表示装
置を構成することができる。

【００１２】また、真空硝子容器１の側面部１ｂには、
金属補強体１５によって圧縮力が加えられているので、
硝子容器１の側壁を薄肉にでき、真空硝子容器体１０の
外形形状の小型化が図れる。

【００１３】なお、上記実施例では真空硝子容器体１０
の背面を平板硝子９で形成した例について説明したが、
これに限らず、金属板であってもよい。

【００１４】また、上記実施例では、硝子容器１に圧縮
力を付加する手段として、シュリングバンド方式の金属
環体１５を示したが、機械的に鋼帯で締めつけるテンシ
ョンバンド方式のものであってもよい。

【００１５】

【発明の効果】本発明によれば、画像表示装置の真空硝
子容器体の画像表示面を除く外表面に、熱硬化性樹脂ま
たは熱可塑性樹脂を含慢させた繊維層で覆った補強材層
を形成し、更にこの補強材層の上から側面に金属環体に
よって圧縮力を加えたので、真空硝子容器体１０の爆縮
に対しての防止効果が向上し、装置の大型化が図れると
ともに、真空硝子容器体の外形形状の小型化が図れる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す画像表示装置の断面図
である。

【図２】従来の画像表示装置の断面図である。

【符号の説明】

１　　硝子容器 １ａ　　画像表示面 １ｂ　　側面部 １ｃ　　背面部 ９　　平板硝子 １０　　真空硝子容器体 １１　　接合部 １４　　補強材層 １５　　金属補強体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　平板画像表示面と側面部とを有する硝
   子容器と、平板形状の部材とが接合された真空硝子容器
   体の内部に画像を表示するための電極群が配設されてお
   り、この電極群の外部への引出線を上記接合部から引き
   出されてなる画像表示装置において、真空硝子容器体の
   画像表示面以外の外表面を、熱硬化性樹脂または熱可塑
   性樹脂を含慢させた繊維層で覆って固着された補強材層
   と、上記硝子容器の側面を上記補強材層の上からとり巻
   いて締めつけ、上記硝子容器の画像表示面に周囲から圧
   縮力を加える金属補強体とを備えたことを特徴とする画
   像表示装置。