JPH07320661A - 陰極線管外囲器 - Google Patents

陰極線管外囲器

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Publication number
JPH07320661A
JPH07320661A JP10962694A JP10962694A JPH07320661A JP H07320661 A JPH07320661 A JP H07320661A JP 10962694 A JP10962694 A JP 10962694A JP 10962694 A JP10962694 A JP 10962694A JP H07320661 A JPH07320661 A JP H07320661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
ray tube
opening end
cathode ray
glass panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP10962694A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ebihara
徹 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP10962694A priority Critical patent/JPH07320661A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス強度を確保しつつ有効径を拡大し、軽
量化を図り、かつコストを低減する。 【構成】 ガラスパネル3は、ほぼ矩形状のフェースプ
レート1の周縁部にウォール部2を備え、かつウォール
部2のコーナ肉厚を、ウォール部2の長辺および短辺の
中央部肉厚より薄くし、開口端面4がほぼ矩形状を有す
る。ガラスファンネル6は、一端にガラスネック5を備
え、かつ開口端面7がほぼ矩形状を有し、開口端面7の
コーナ肉厚を他の箇所の肉厚に比して薄くしている。ガ
ラスパネル3の開口端面とガラスファンネル6の開口端
面とは、ガラス接着剤で接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管外囲器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、陰極線管外囲器は陰極線管全体の
重量軽減やコスト低減が課題となっている。しかし、ガ
ラスパネルのフェースプレート面のフラット化や大型化
の開発が進むにつれ、外囲器全体にかかる真空ストレス
が大きくなり、耐圧や防爆に対する強度の面から、ガラ
ス肉厚は増加していく傾向にある。
【0003】図3に示すように、従来の陰極線管外囲器
において、ガラスパネル7の開口端面からフェースプレ
ート8にかけてかかる真空ストレスは、開口端面の長辺
や短辺に比してコーナでは小さい(曲線9)。さらに、
ガラスパネルのウォール部の外周面に補強バンドを装着
して外囲器を締め付けると、前記コーナの真空ストレス
は圧縮方向になる(曲線10)。一般に、ガラス材料は
引っ張り方向のストレスには弱いが、圧縮方向のストレ
スには強いので、コーナは強くなるということになる。
【0004】従来の陰極線管外囲器では、設計の容易さ
等から、ガラスパネルおよびガラスファンネルの両開口
端面は、全体にわたって均一な肉厚を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、陰極線管外囲器の重量軽減やガラスのコ
スト低減等の課題を解決することが非常に困難である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたものであり、ガラス強度を確保しつつ有効径
を拡大し、軽量化を図り、かつコストを低減した陰極線
管外囲器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の陰極線管外囲器
は、ほぼ矩形状のフェースプレートの周縁部にウォール
部を備え、かつ前記ウォール部のコーナ肉厚を、前記ウ
ォール部の長辺および短辺の中央部肉厚より薄くし、開
口端面がほぼ矩形状のガラスパネルと、開口端面がほぼ
矩形状を有し、この開口端面のコーナ肉厚を他の箇所の
肉厚に比して薄くしたガラスファンネルとからなり、前
記ガラスパネルおよび前記ガラスファンネルの開口端面
同士を接合したものである。
【0008】
【作用】ガラスパネルおよびガラスファンネルの両開口
端面のコーナ肉厚を薄くすることで、開口端面内側の長
辺および短辺の長さが従来より長くなるので、ガラスパ
ネル内部に色識別のために装着するシャドウマスク支持
フレームを大きくすることができる。そのため、フェー
スプレートの蛍光面を広くとることができ、有効径を拡
大することができる。また、同じ有効径サイズの陰極線
管外囲器を作るときは、外囲器全体を小さくすることが
可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用
いて説明する。
【0010】図1(A),(B)に示すように、本発明
実施例の陰極線管外囲器は、ほぼ矩形状の曲面フェース
プレート1の周縁部に、このフェースプレート1から同
外囲器の軸方向に延びるウォール部2を備え、かつウォ
ール部2のコーナ肉厚を、ウォール部2の長辺および短
辺の中央部肉厚より薄くし、開口端面4がほぼ矩形状の
ガラスパネル3と、一端にガラスネック5を備え、かつ
フェースプレート1との接合面、すなわち開口端面がほ
ぼ矩形状を有し、開口端面7のコーナ肉厚を他の箇所の
肉厚に比して薄くした漏斗状のガラスファンネル6とか
らなる。図2に示すように、ガラスパネル3の開口端面
とガラスファンネル6の開口端面とは、ガラス接着剤
(図示せず)で接合されている。
【0011】以上の構成を有する本発明実施例の陰極線
管外囲器は、ガラスパネル3およびガラスファンネル6
の両コーナが従来のものより広くなるので、ガラスパネ
ル3の内部に装着するシャドウマスク支持用のフレーム
に大きなものを使用することができる。その結果、フェ
ースプレート1の蛍光面を広くとることができ、有効径
を拡大することができる。
【0012】図1(A),(B)に示す構造において、
ガラスパネル3およびガラスファンネル6の各コーナの
肉厚を3mm、ガラスパネル3のウォール部2の長辺お
よび短辺の中央部肉厚を9mmとした本発明実施例の1
7インチの陰極線管外囲器は、それらの肉厚を9mm一
定とした従来の陰極線管外囲器に比して、有効径を約1
2mm大きくとることができることが確認された。ま
た、陰極線管外囲器の耐圧強度は、真空ストレスがもっ
とも高くなるフェースプレートのウォール部の長辺の中
央部付近で従来に比して約9%増加し、外囲器外面加傷
試験でも従来の外囲器と同様の耐圧試験で3kg/cm
2以上の耐圧強度を確保できることが確認された。さら
に、有効径を従来のものと同等にすると、12mm縮小
することで陰極線管外囲器の重量を0.4kg(約5
%)軽減することが可能となった。
【0013】なお、フェースプレートとしては、前面外
面が曲面のみならず、平面であってもよいし、また前面
の内外面が平面であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の陰極線管
外囲器は、ガラスパネルおよびガラスファンネルの両コ
ーナの肉厚を薄くすることにより、ガラス耐圧強度を保
ちながら、有効径を拡大することができる。そのため、
従来と同等の有効径の陰極線管外囲器を組み立てる際
に、陰極線管外囲器全体を縮小することができるので、
ガラス使用量を削減することができ、またコストの低減
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の一実施例である陰極線管外囲器
のガラスパネルの斜視図 (B)同陰極線管外囲器のガラスファンネルの斜視図
【図2】本発明の一実施例である陰極線管外囲器の斜視
【図3】従来のガラスパネルのウォール部にかかる真空
ストレスを説明するための図
【符号の説明】
1 フェースプレート 2 ウォール部 3 ガラスパネル 4 ガラスパネルの開口端面 6 ガラスファンネル 7 ガラスファンネルの開口端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ矩形状のフェースプレートの周縁部
    にウォール部を備え、かつ前記ウォール部のコーナ肉厚
    を、前記ウォール部の長辺および短辺の中央部肉厚より
    薄くし、開口端面がほぼ矩形状のガラスパネルと、開口
    端面がほぼ矩形状を有し、この開口端面のコーナ肉厚を
    他の箇所の肉厚に比して薄くしたガラスファンネルとか
    らなり、前記ガラスパネルおよび前記ガラスファンネル
    の開口端面同士を接合したことを特徴とする陰極線管外
    囲器。
JP10962694A 1994-05-24 1994-05-24 陰極線管外囲器 Pending JPH07320661A (ja)

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