JPH0745683A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JPH0745683A
JPH0745683A JP5185047A JP18504793A JPH0745683A JP H0745683 A JPH0745683 A JP H0745683A JP 5185047 A JP5185047 A JP 5185047A JP 18504793 A JP18504793 A JP 18504793A JP H0745683 A JPH0745683 A JP H0745683A
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JP
Japan
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voltage
test
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power supply
section
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JP5185047A
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English (en)
Inventor
Kazumi Yashiki
和美 屋敷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体の電気的特性の試験における計測精度を
高める。 【構成】与えられるデジタル値に対応した試験電圧を発
生する供給電源部1と、試験電圧に対応して被試験体5
から送出される出力電圧、または供給電源部1からの試
験電圧を送出する電圧切換部2と、この電圧切換部2か
ら送出された電圧を検出する計測処理部3とを設け、か
つ、所望電圧値に対応するデジタル値を供給電源部1に
送出すると共に電圧切換部2からは試験電圧を送出さ
せ、このとき計測処理部3が検出した検出値と所望電圧
値との差異を演算し、この差異を補正したデジタル値を
供給電源部1に送出すると共に、電圧切換部2からは、
被試験体5からの出力電圧を送出させる計測制御部4を
設ける。また試験電圧近傍の電圧範囲では、計測処理部
3の精度を供給電源部1の精度より高くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被試験体である半導体
に種々の試験電圧を与え、各試験電圧に対応して半導体
から送出される電圧を検出することによって、半導体の
電気的特性の試験を行う半導体試験装置に係り、より詳
細には、試験に先立ち、半導体に与える試験電圧の誤差
を補正する半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3端子レギュレータ等の半導体の電気的
特性の試験においては、半導体に与えた入力電圧と、入
力電圧に対応して半導体から送出される出力電圧との関
係を計測している。図2は、この計測に用いられる従来
技術を示している。
【0003】計測制御部22は、試験電圧の電圧値を示
すデジタル値を供給電源部1のD/Aコンバータ12に
与えることにより、電流/電圧アンプ11から所望電圧
値の試験電圧を出力させている。この試験電圧は3端子
レギュレータ5の入力端子に与えられる。一方、計測処
理部21の側では、上記試験電圧に対応して3端子レギ
ュレータ5の出力端子に現れる電圧値を、A/Dコンバ
ータ23を用いてデジタル値に変換した後、表示部14
において表示する。そして、表示部14に表示された電
圧値から3端子レギュレータ5の電気的特性の評価を行
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成における供給
電源部1は、D/Aコンバータ12と電流/電圧アンプ
11とにより構成されていることから、D/Aコンバー
タ12における変換誤差や電流/電圧アンプ11の経年
変化による誤差等が発生し、D/Aコンバータ12に与
えられたデジタル値と電流/電圧アンプ11から出力さ
れる試験電圧との間に誤差が生じる。また、この誤差に
ついては、計測制御部22から供給電源部1に与えられ
るデジタル値が、供給電源部1のフルスケール値(例え
ば80.00V)に比して有効桁数が減少する電圧値
(例えば9.00V)となるとき、その誤差値が顕著と
なる。
【0005】そのため、図2に示す構成では、3端子レ
ギュレータ5の入力端子に与えられる試験電圧が、例え
ば9.00V等のように低電圧であり、D/Aコンバー
タ12の有効桁数が少ない電圧である場合、この試験電
圧に対応して3端子レギュレータ5から送出される出力
電圧は、顕著な誤差値を含む試験電圧に対応した出力電
圧となる。そのため、このときの出力電圧は、計測制御
部22において設定された試験電圧に対応する出力電圧
とはならないことから、計測の精度が低下するといった
問題を生じていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、その目的は、被試験体に与える試験電
圧を、被試験体の出力電圧を計測する計測処理部におい
て計測し、この計測結果に基づいて試験電圧の誤差補正
を行うことにより、半導体の電気的特性の試験における
計測精度を高めることのできる半導体試験装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の半導体試験装置は、与えられるデジタル値に対
応した電圧値の試験電圧を発生し、発生した試験電圧を
被試験体に送出する供給電源部と、試験電圧に対応して
被試験体から送出される出力電圧と試験電圧とが導か
れ、出力電圧または試験電圧を切り換えて送出する電圧
切換部と、この電圧切換部から送出される電圧を検出す
る計測処理部と、所望電圧値に対応するデジタル値を供
給電源部に送出すると共に電圧切換部からは試験電圧を
送出させ、このとき計測処理部が検出した検出値と所望
電圧値との差異を演算し、この差異を補正したデジタル
値を供給電源部に送出すると共に電圧切換部からは出力
電圧を送出させる計測制御部とを備えた構成とし、試験
電圧近傍の電圧範囲では、計測処理部の精度を供給電源
部の精度より高めている。
【0008】
【作用】被試験体が、3端子レギュレータ等のように試
験電圧に対応して出力電圧が変化する半導体であると、
試験電圧を示す所望電圧値が供給電源部のフルスケール
値に対して有効桁数が減少する場合、試験電圧近傍の電
圧範囲では、計測処理部の精度が供給電源部の精度より
高い。そのため、計測制御部は、先ず、所望電圧値に対
応するデジタル値を供給電源部に与える。また、電圧切
換部からは試験電圧を送出させ、計測処理部において試
験電圧を検出させる。
【0009】そして、計測制御部は、計測処理部から送
出された精度の高い検出値と供給電源部に与えたデジタ
ル値との差異を、供給電源部における誤差として演算
し、この誤差を補正したデジタル値を演算する。そし
て、その演算結果を供給電源部に送出する。その結果、
誤差が補正されたデジタル値に対応して供給電源部から
出力される試験電圧は、精度の高い計測処理部の検出値
に基づいて補正された電圧値となることから、所望電圧
値に高精度で対応する試験電圧となる。この試験電圧が
被試験体に与えられる。
【0010】この状態において計測制御部は、電圧切換
部から出力電圧を送出させる。そのため、計測処理部に
導かれる電圧は、高精度の試験電圧に対応して被試験体
から送出される出力電圧となり、計測処理部はこの出力
電圧の電圧値を検出する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しつつ説明する。
【0012】図1は、本発明の半導体試験装置の一実施
例の電気的構成を示すブロック線図である。なお、従来
技術と構成が同一であるブロックについては、図2に示
す符号と同一符号を付与している。
【0013】本実施例は、大別すると、供給電源部1、
電圧切換部2、計測処理部3、計測制御部4の4つのブ
ロックと、スイッチS1および負荷抵抗Rとで構成され
ている。また、被試験体5は3端子レギュレータであっ
て、入力される試験電圧が変化すると、その出力電圧に
変化が生じる。
【0014】供給電源部1は、データバス6を介して与
えられたデジタル値を、対応する電圧値の直流電圧に変
換するD/Aコンバータ12と、このD/Aコンバータ
12の出力を、電流と電圧との双方にわたって増幅する
電流/電圧アンプ11とにより構成されている。そし
て、計測制御部4から与えられるデジタル値に対応した
電圧値の試験電圧を発生し、発生した試験電圧を被試験
体5と電圧切換部2のスイッチS2とに送出するブロッ
クとなっている。
【0015】なお、この供給電源部1が発生する試験電
圧については、0.00V〜80.00Vの範囲におい
て、任意の電圧値に設定することが可能となっている。
【0016】また、電圧切換部2は、計測制御部4から
の制御に従って動作するブロックとなっていて、スイッ
チS2を閉じる場合にはスイッチS3を開いて、供給電
源部1からの試験電圧を計測処理部3に与える。またス
イッチS2を開く場合にはスイッチS3を閉じて、被試
験体5から送出される出力電圧を計測処理部3に与える
ようになっている。
【0017】また、計測処理部3は、電圧切換部2から
送出される電圧値をA/Dコンバータ13を用いて検出
するブロックであり、試験電圧の検出値については、デ
ータバス7を介して、これを計測制御部4に送出する。
また、出力電圧の検出値については、これを表示部14
に送出し、表示する。
【0018】なお、計測処理部3は、フルスケール値が
9.999Vとなっており、9V近傍の電圧範囲では、
その電圧検出の精度は極めて高精度となっている。
【0019】また、計測制御部4は、試験電圧の所望電
圧値を示すデジタル値、または所望電圧値に対して誤差
補正を行ったデジタル値を、データバス6を介して供給
電源部1に送出する。また、電圧切換部2の切り換えの
制御を行うことにより、電圧切換部2から送出される電
圧を、供給電源部1からの試験電圧、または被試験体5
からの出力電圧とするブロックである。
【0020】そして、供給電源部1から送出された試験
電圧を計測処理部3が検出するときには、その検出値と
所望電圧値との差異を誤差として演算し、かつ誤差を補
正したデジタル値を算出する。次いで、算出したデジタ
ル値を供給電源部1に送出し、かつ電圧切換部2が送出
する電圧を、被試験体5からの出力電圧とする。
【0021】また、スイッチS1は、被試験体5に試験
電圧の供給またはその停止を行うブロックであり、負荷
抵抗Rは、被試験体5の出力電圧の負荷となる抵抗であ
る。
【0022】上記構成からなる本発明の一実施例につい
て、その動作を以下に説明する。
【0023】最低動作電圧試験であるため、被試験体5
に与える試験電圧が9.00Vであり、供給電源部1の
フルスケール値の80.00Vに対して設定しようとす
るデジタル値の有効桁数が減少する場合、計測制御部4
は、先ず、スイッチS1を開くと共に所望電圧値9.0
0Vに対応するデジタル値をD/Aコンバータ12に与
える。
【0024】また、スイッチS2を閉じ、スイッチS3
を開く制御を行うことによって、電圧切換部2からは、
電流/電圧アンプ11からの試験電圧を送出させ、この
試験電圧を計測処理部3において検出させる。
【0025】このとき、供給電源部1から送出された試
験電圧が、D/Aコンバータ12における有効桁数の減
少、および電流/電圧アンプ11における経年変化か
ら、1%の誤差を含む9.09Vになっていたとする。
【0026】その結果、この試験電圧が導かれた計測処
理部3においては、試験電圧である9V近傍の検出精度
が極めて高いことから、A/Dコンバータ23の検出値
は誤差が無く、その値は9.09Vとなる。この検出値
が計測制御部4に与えられる。そのため、この値が導か
れた計測制御部4は、検出値(9.09V)と供給電源
部1に与えたデジタル値(9.00V)との差異を演算
する。この差異は供給電源部1における誤差を示し、そ
の値は、0.09Vである。
【0027】次いで、計測制御部4は、『所望電圧値
(9.00V)−誤差(0.09V)』なる演算を行
い、8.91Vを得る。そしてこの8.91Vを指示す
るデジタル値をD/Aコンバータ12に送出する。
【0028】一方、供給電源部1にあっては、数時間等
のような短い期間では、その設定値を1%等のような微
小比率でもって変化させた場合、この変化分と、この変
化分に対する試験電圧の変化分との関係は、極めて高精
度の対応関係にある。
【0029】そのため、デジタル値として8.91Vが
与えられた供給電源部1から送出される試験電圧は、
9.09Vから0.09Vの誤差が補正された9.00
Vの電圧となる。
【0030】次いで、計測制御部4は、スイッチS1、
S3を閉じると共にスイッチS2を開く制御を行うこと
により、被試験体5に9.00Vの試験電圧を印加す
る。また、計測処理部3には、被試験体5から送出され
る出力電圧を導く。そのため、表示部14における表示
は、試験電圧が9.00Vであるとき被試験体5から送
出される出力電圧の表示となる。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
被試験体5については、3端子レギュレータとした場合
について説明したが、試験電圧に対応する出力電圧の検
出が必要となるその他の被試験体として、例えばツェナ
ー電圧試験を必要とするツェナーダイオード等にも同様
に適用することが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の半導体試験装置は、与えられる
デジタル値に対応した試験電圧を発生する供給電源部
と、試験電圧に対応して被試験体から送出される出力電
圧または供給電源部からの試験電圧を送出する電圧切換
部と、この電圧切換部から送出された電圧を検出する計
測処理部とを設けている。また、所望電圧値に対応する
デジタル値を供給電源部に送出すると共に電圧切換部か
らは試験電圧を送出させ、このとき計測処理部が検出し
た検出値と所望電圧値との差異を演算し、この差異を補
正したデジタル値を供給電源部に送出すると共に、電圧
切換部からは被試験体からの出力電圧を送出させる計測
制御部を備えている。また、試験電圧近傍の電圧範囲で
は、計測処理部の精度を供給電源部の精度より高くして
いる。そのため、被試験体の試験に先立ち、供給電源部
から送出される試験電圧は、計測処理部において高い精
度でもってその電圧値が検出され、その検出値に基づい
て供給電源部の誤差を補正したデジタル値が再び供給電
源部に与えられるため、供給電源部から送出される試験
電圧は、供給電源部における誤差が補正され、所望電圧
値に高精度で対応する試験電圧となる。そして、被試験
体の試験においては、この高精度の試験電圧が用いられ
るため、半導体の電気的特性の試験における計測精度を
高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体試験装置の一実施例の電気的構
成を示すブロック線図である。
【図2】従来技術の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 供給電源部 2 電圧切換部 3 計測処理部 4 計測制御部 5 被試験体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられるデジタル値に対応した電圧値
    の試験電圧を発生し、発生した試験電圧を被試験体に送
    出する供給電源部と、 前記試験電圧に対応して前記被試験体から送出される出
    力電圧と前記試験電圧とが導かれ、前記出力電圧または
    前記試験電圧を切り換えて送出する電圧切換部と、 この電圧切換部から送出される電圧を検出する計測処理
    部と、 所望電圧値に対応するデジタル値を前記供給電源部に送
    出すると共に前記電圧切換部からは前記試験電圧を送出
    させ、このとき前記計測処理部が検出した検出値と前記
    所望電圧値との差異を演算し、この差異を補正したデジ
    タル値を前記供給電源部に送出すると共に前記電圧切換
    部からは前記出力電圧を送出させる計測制御部とを備
    え、 前記試験電圧近傍の電圧範囲では、前記計測処理部の精
    度を前記供給電源部の精度より高めたことを特徴とする
    半導体試験装置。
JP5185047A 1993-07-27 1993-07-27 半導体試験装置 Pending JPH0745683A (ja)

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