JPH0745645Y2 - ガタ防止用剛弾性リング - Google Patents

ガタ防止用剛弾性リング

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JPH0745645Y2
JPH0745645Y2 JP13935789U JP13935789U JPH0745645Y2 JP H0745645 Y2 JPH0745645 Y2 JP H0745645Y2 JP 13935789 U JP13935789 U JP 13935789U JP 13935789 U JP13935789 U JP 13935789U JP H0745645 Y2 JPH0745645 Y2 JP H0745645Y2
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ring
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backlash
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JP13935789U
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彦三郎 平木
和宏 吉田
章夫 大田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建設機械等の作業機の作動リンクに係り、特に
作業機作動リンクの結合に使用するガタ防止用剛弾性リ
ングに関する。
(従来の技術) パワーショベル等の作業機、例えばブーム、アーム、バ
ケットなどの部品を先端で順に連結して種々の姿勢で作
業させる結合ピン装置は、第5図に示すようにバケット
11とアーム12およびバケット11とリンク13の一端をそれ
ぞれピン装置10,10により連結し、さらにアーム12とリ
ンク14の一端をピン15で連結し、両リンク13、14の他端
をシリンダ16のロット17とで連結してロッド17の伸縮に
よりバケット11をアーム12に対して回動させるようにし
たものがある。
このピン装置10をさらに詳しく説明すると、第6図にそ
の断面を示すように、ピン18により枢支結合される一方
および他方のピンボス部19Rと20,19Lと20の各々の対向
端面19a,20a間に、軸方向Rと半径方向Sとに分与する
推力分与の溝面21を設けて、剛弾性リング22を挟み込ま
せると共に、一箇所にピンボス部を軸方向Sへ移動して
前記剛弾性環状部材22に対して半径方向Rの弾性付与手
段23を付加した構造となっている。そしてピン18とピン
ボス部19R,20,19Lとの嵌合関係がなす間隙によるガタ
を、剛弾性リング22の弾性力により防止するものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) このような構造は一対のリンクボス部の対向端面に剛弾
性球状体を取り付けることにより軸方向および半径方向
に推力分与し、ガタを拘束する構造と、推力分与のため
の軸方向移動手段を持った構造を合わせもつものである
が、リンク作動時に剛弾性リングとボス部の金属同士が
相対運動するために、互いの摩耗が大きく耐久性に問題
があった。
そこで摺動面の改善のために、第7図に示すように剛弾
性リング22の回りを一対のウェアプレート24で囲み、剛
弾性リング22との境界にウレタンコーティング25などを
実施して耐久性の向上を図ったが、ウェアプレート付き
のものは構造が複雑になるためコスト高になる。また、
ウレタンコーティング品は剛弾性リングの装着時、端面
の合口が開くことにより、合口および外部から土砂が侵
入して、剛弾性リングの緊迫力を失ない推力がでなくな
る恐れがあった。
本考案はこれに鑑み、装着時に上記のような不具合を起
こすことのないように改善した作業機作動リンクの結合
ピン装置を提供して、従来技術のもつ欠点の解消を図る
ことを目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、建設機械の作業機を
揺動および保持する作動リンクの結合ピン装置のピンに
より結合される一方のリンクのピンボスと、他方のリン
クのピンボスとの対向面端面のV型の溝部に取付けられ
るガタ防止用剛弾性リングにおいて、リング本体と、そ
の内周側には摺動材としてのウレタンをコーティングし
てなる内側部材と、その外周側には内側部材に連結し、
且つ他端が前記溝部に当接するようにウレタンをコーテ
ィングしてなる一対のリップ部材と、該リング本体の装
着時に合い口カバー部材とを具備し、該リングおよびこ
れらの部材とを具備したガタ防止用剛弾性リングとし、
更に建設機械の作業機を揺動および保持する作動リンク
の結合ピン装置のピンにより結合される一方のリンクの
ピンボスと、他方のリンクのピンボスとの対向面端面の
V型の溝部に取付けられるガタ防止用剛弾性リングにお
いて、被覆リングで覆われた剛弾性リングとする。
(作用) 上記構成によれば剛弾性リングはウレタンにより周囲を
コーティングされ、特に土砂の入り易い部分はシールさ
れることになり、緊迫力が損われる等の不具合がなくな
る。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例を参照し
て説明する。
本考案にかかるガタ防止用剛弾性リングの請求項1は、
同一角度の傾斜面取り部19b,20bを持つ2つの部材19,20
を相対してテーパ状に形成した溝面21に、両部材の半径
方向および軸方向ガタを防止するように接触させて取り
付けたガタ防止用剛弾性リング(第6図参照)におい
て、該剛弾性リング(以下、リングと云う)1は、第1
図乃至第3図に示すようにリング本体1aの内径側の外周
に摺動材としてのウレタンをコーティングした内側部2
と、外径側に該内側部2に連結され、両縁のリップ部分
4が前記両部材19,20の溝面21(詳しくは19b,20b)にそ
れぞれ接するようにウレタンをコーティングしたダスト
シール部3と、該リング1の装着時、合口部5の開く部
分にウレタンをコーティングした合口カバー部分6とで
一体成形したものである。
前記内側部2は、リング1の内径側の周囲を覆うように
ウレタンによりコーティングされたもので、第1図乃至
第3図に示す左右面にはグリースの逃がし溝7が設けら
れている。
前記ダストシール部3は、内径部2の外側(第2図では
上下側)からそれぞれ左右に張り出したウレタンをコー
ティングしたもので、リップ部分4,4は上述のように、
前記両部材19,20のの溝面19b,20bにそれぞれ接触して、
この部分からの土砂の侵入を防止するものである。
前記合口カバー部分6は、リング本体1aが作動リンクに
取り付けられた時に第1図に示すように合口部5が開く
ことにより、この開いた部分からの土砂の侵入を防止す
るため、この部分をカバーするようにウレタンによりコ
ーティングしたものである。
なお、合口カバー部分6のコーティングをリング本体1a
の合口部5のみでなく、外径部全体をカバーするように
してもよい。
このようにリング本体1aにコーティングした内側部2,ダ
ストシール部3、および合口カバー部分6とよりウレタ
ンと一体に形成されたリング1は、この状態で、第6図
に示すような2部材19,20の間に挟まれて取り付けら
れ、半径方向Rの弾性付与手段を付加されて、第3図に
示すように組み立てられる。
これによりリンク作動時の半径方向および軸方向のガタ
を低減し、さらにリング1の外径方向から土砂はダスト
シール部3および合口カバー部分6により防止されてテ
ーパ部21に侵入する。ことがなくなる。したがってリン
グ本体1aの緊迫力が失われることもなくなる。
本考案の請求項2は請求項1よりも軸方向のガタをさら
に改善したものである。
すなわち、第4図に示すようにリング本体1aによる軸方
向の荷重Fsよりも大きな荷重が外力または慣性力として
ピンボス部19,20に働いた場合には、請求項1による実
施例では図のP面同士が金属接触となり、軸方向のガタ
音が発生する。これを防止するために請求項1の内側部
2を中心側にあるピン18の外周近くまで延長して、円板
状の延長コーティング部分8を、ピンボス部19,20とそ
れぞれ適宜隙間sを保つように設けたものである。
これによりP面同士が接触するのを防止できる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したから、請求項1で
は合口部の間隙への土砂の侵入が防止され、したがって
リング本体の緊迫力の低下をなくすことができると共
に、請求項2では請求項1に加えてリング本体による軸
方向に推力以上の大きな荷重が外力または慣性力として
ピンボス部に作用した場合でも、ボス端面同士の金属接
触によるガタ音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の請求項1にかかるガタ防止
用剛弾性リングを示し、第1図は平面図、第2図は第1
図の側面の断面図、第3図は第2図をピンボス部に装着
した場合の断面図、第4図は請求項2にかかるガタ防止
用剛弾性リングをピンボス部に装着した場合の断面図、
第5図は従来のパワーショベル等の作業機に使用されて
いる結合ピン装置の断面図、第6図は第5図の結合ピン
装置の断面図で(a)は溝部分の拡大図、第7図はす側
面図、第7図は従来のガタ防止用剛弾性リングの不具合
箇所を示す断面図である。 1……剛弾性リング、1a……リング本体、2……内側
部、3……ダストシール部、4……リップ部分、5……
合口部、6……合口カバー部分、7……逃がし溝、8…
…延長コーティング部分、10……ピン装置、18……ピ
ン、19R,19L,20……ピンボス部、19a,20a……対向端
面、19b,20b……傾斜面取り部、21……溝面、22……剛
弾性リング、23……弾性付加手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−97619(JP,U) 実開 昭59−22359(JP,U) 実開 平2−129458(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械の作業機を揺動及び保持する作動
    リンクの結合ピン装置のピンにより結合される一方のリ
    ンクのピンボスと、他方のリンクのピンボスとの対向端
    面間のV型の溝部に取付けられるガタ防止用剛弾性リン
    グにおいて、リング本体と、その内周側には摺動材とし
    てのウレタンをコーテングしてなる内側部材と、その外
    周側には内側部材に連結し、且つ他端が前記溝部に当接
    するようにウレタンをコーティングしてなる一対のリッ
    プ部材と、該リング本体の装着時に合い口部にウレタン
    をコーティングしてなる合い口カバー部材とを具備し、
    該リングおよびこれらの部材とを具備し、該リング本体
    及びこれらの部材を一体成形したことを特徴とするガタ
    防止用剛弾性リング。
  2. 【請求項2】前記一体成形した剛弾性リングの内側部材
    は、該リングの中心方向にウレタンをコーティングして
    なるプレート部材を備えていることを特徴とする請求の
    範囲1記載のガタ防止用剛弾性リング。
  3. 【請求項3】前記弾性リングは、その内周側のV型形成
    面にグリース逃がし溝を、その外周側にはダスト侵入防
    止用のリップをそれぞれ設けたことを特徴とする請求項
    1記載のガタ防止用剛弾性リング。
  4. 【請求項4】建設機械の作業機を揺動及び保持する作動
    リンクの結合ピン装置のピンにより結合される一方のリ
    ンクのピンボスと、他方のリンクのピンボスとの対向端
    面間のV型の溝部に取付けられるガタ防止用剛弾性リン
    グにおいて、被覆リングで覆われた剛弾性リングである
    ことを特徴とするガタ防止用剛弾性リング。
JP13935789U 1989-11-30 1989-11-30 ガタ防止用剛弾性リング Expired - Lifetime JPH0745645Y2 (ja)

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KR20030076134A (ko) * 2002-03-26 2003-09-26 김경신 굴삭기 흙, 먼지 방지용 고무밴드

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