JPH0745226Y2 - 床面ハッチ装置 - Google Patents

床面ハッチ装置

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JPH0745226Y2
JPH0745226Y2 JP1990024609U JP2460990U JPH0745226Y2 JP H0745226 Y2 JPH0745226 Y2 JP H0745226Y2 JP 1990024609 U JP1990024609 U JP 1990024609U JP 2460990 U JP2460990 U JP 2460990U JP H0745226 Y2 JPH0745226 Y2 JP H0745226Y2
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JP
Japan
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horizontal
pivotally attached
bracket
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JP1990024609U
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JPH03114259U (ja
Inventor
修 小山
正志 三谷
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、中高層住宅のベランダ床面の避難口や台所な
どの床下収納庫の出入り口を上面側と下面側の双方で閉
鎖する二重蓋式の床面ハッチ装置に関するものである。
[従来の技術] 水平枢軸を中心に上向きに開放回転する上開蓋によって
避難口の上面側を閉鎖し、水平枢軸を中心に下向きに開
放回転する下開蓋によって避難口の下面側を閉鎖し、上
開蓋と下開蓋間の空間を避難ロープや避難梯子の収納ス
ペースに利用するとともに、上開蓋と下開蓋の開放操作
が簡単なリンク機構によって並行的に行なう二重蓋式の
床面ハッチ装置は、実公昭59-478号公報で提案されてい
る。
しかし、この従来装置では上開蓋と下開蓋を全開位置に
固定保持する手段として、リンク機構の特定の軸ピンを
水平な案内溝の末端部の係止凹所に落ち込み係合させる
方式を採用しているため、前記固定保持を解除するに
は、リンク機構と上下蓋の大きな荷重に抗して前記軸ピ
ンを係止凹所から引き上げる必要があり、解除操作には
比較的大きな力を要した。
[考案が解決しようとする課題] 従って本考案の目的は、全開位置に固定保持した上開蓋
と下開蓋の解除操作が比較的小さな力で軽快に行える床
面ハッチ装置を提供することである。
[課題を達成するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考
案の床面ハッチ装置では、上向きに開放回転する上開蓋
2を水平枢軸3によってケーシング1の上部に枢着し、
下向きに開放回転する下開蓋4を水平枢軸5によってケ
ーシング1の下部に枢着し、上開蓋2の下面に上部ブラ
ケット6を固着し、下開蓋4の上面に固着した下部ブラ
ケット7に傾斜受孔8を設ける。
ケーシング1の側壁板9の内面に中間部ブラケット10を
固着し、上向き傾斜の第1リンク11の下端部と下向き傾
斜の第2リンク12の上端部を水平枢軸15によって中間部
ブラケット10に枢着し、第1リンク11の上端部に下向き
傾斜の補助リンク16の下端部を水平枢軸17によって枢着
し、補助リンク16の上端部を水平枢軸18によって上部ブ
ラケット6に枢着し、第2リンク12の下端部に固着した
水平軸19を前記傾斜受孔8に摺動自在に嵌合する。
第2リンク12と平行な第3リンク13の上端部を水平枢軸
20によって第1リンク11の中間部に枢着し、第1リンク
11と平行な第4リンク14の下端部を第2リンク12の中間
部に水平枢軸21によって枢着し、ケーシング1の側壁板
9と直角な別の側壁板22に案内ブラケット23を固着し、
案内ブラケット23に水平受孔24を設け、第3リンク13の
下端部と第4リンク14の上端部を水平枢軸25によって連
結する。
水平枢軸25を前記水平受孔24に摺動自在に嵌合し、案内
ブラケット23に水平枢軸26によってロックレバー27を枢
着し、ロックレバー27に水平枢軸25が摺接する誘導斜面
部27aを設け、水平枢軸25が水平受孔24の側壁板9寄り
の端部24aに移動したとき、水平枢軸25の側面に当接す
る係止面部27bをロックレバー27の下端部に設ける。
更に案内ブラケット23には水平枢軸33によってリセット
レバー34の基端部を枢着し、リセットレバー34の先端部
に設けた駆動突起34aをロックレバー27の係止面部27bと
は反対側の受動突起27cに当接させ、リセットレバー34
の押下げ回転によってロックレバー27の係止面部27bを
水平軸25の復帰摺動を阻止しない退避位置に移動させる
ように設定する。
[作用] 第2図において上開蓋2を水平枢軸3を中心に反時計回
り方向に引上げ回転させると、補助リンク16に牽引され
た第1リンク11が水平枢軸15を中心に反時計回り方向に
回転する一方、水平枢軸15を中心に第2リンク12が時計
回り方向に回転して、上開蓋2と下開蓋4が90度の全開
位置まで開放される。
この下開蓋4の開放回転に伴ない、第2リンク12の下端
部の水平軸19は下部ブラケット7の傾斜受孔8内を上向
きに摺動し、下開蓋4が全開したとき、水平軸19は傾斜
受孔8の上端部8aに係合する。また、上開蓋2の開放回
転に伴ない、水平枢軸25は第3リンク13と第3リンク14
に牽引されて案内ブラケット23の水平受孔24内を側壁板
9に向って摺動する。
この摺動過程で水平枢軸25はロックレバー27の誘導斜面
部27aに摺接して、ロックレバー27を水平枢軸26を中心
に時計回り方向に回転させる。上開蓋2が全開して水平
枢軸25が水平受孔24の端部24aに係合したとき、ロック
レバー27は自重によって水平枢軸26を中心に反時計回り
方向に回転し、ロックレバー27の先端部の係止面部27b
が水平枢軸25の側面に対面する位置に来る。
この全開状態において上開蓋2が水平枢軸3を中心に時
計回り方向に回転しようとするとき、ロックレバー27の
係止面部27bが水平枢軸25の側面に当接するので、水平
枢軸25は水平受孔24の端部24aに係合した位置に拘束さ
れる。そのため、第1リンク11、第2リンク12、第3リ
ンク、第4リンク14及び補助リンク16の動きは全て抑止
され、上開蓋2と下開蓋4は全開位置に固定保持され
る。
リセットレバー34を押下げて水平枢軸33を中心に反時計
回り方向に回転させると、ロックレバー27が水平枢軸26
を中心に時計回り方向に回転するため、ロックレバー27
の係止面部27bは水平軸25の復帰摺動を阻止しない退避
位置、すなわち水平受孔24の外側位置に移動する。これ
によって水平枢軸24の錠止が解除され、水平枢軸24は水
平受孔24内を側壁板9から遠ざかる方向に摺動すること
ができる。
そのため、上開蓋2を押下げて水平枢軸3を中心に時計
回り方向に回転させると、補助リンク16に押された第1
リンク11が水平枢軸15を中心に時計回り方向に回転する
一方、水平枢軸15を中心に第2リンク12が反時計回り方
向に回転して、上開蓋2と下開蓋4が閉鎖方向に同時に
回転する。
[実施例] 図示の実施例では、角筒型のケーシング1は床面28の同
形の避難口29に上面側から嵌挿され、上部外周の鍔部30
が床版28の上面に当接している。上開蓋2の水平枢軸3
は、該鍔部30の段差部側面に突設した軸受板31に支持さ
れている。下開蓋4の水平枢軸5は、ケーシング1の側
壁板9の下部内面に突設したコ字型アーム32に支持され
ている。下開蓋4はケーシング1の下部内側に嵌合し、
上開蓋2はケーシング1の上部外側に嵌合し、上開蓋2
の下面がケーシング1の上縁部1aに当接する。
第1リンク11と第2リンク12、第3リンク13、第4リン
ク14及び補助リンク16はいずれも細長金属板によって構
成されている。案内ブラケット23は水平受孔24のある中
間板部分23aを上下の取付板部分23b,23cより隆起させて
あり、水平枢軸25の拡大頭部はケーシング1の側壁板22
と中間板部分23aの間の横長空間に抜脱不能に挿入され
ている。ロックレバー27の水平枢軸26は該中間板部分23
aに支持されている。
案内ブラケット23には、上側取付板部分23bと中間板部
分23aを連結する上面板部分23dに長溝35を設けてある。
ロックレバー27の係止面部27bとは反対側の端部に設け
た受動突起27cは、該長溝35から上方に突出している。
リセットレバー34は案内ブラケット23の中間板部分23a
に基端部を水平枢軸33で枢着されている。リセットレバ
ー34は別の長溝36から上方に突出しており、リセットレ
バー34の駆動突起34aは常にロックレバー27の受動突起2
7cの上面側に当接している。
上記実施例はベランダなどの避難口に設置したものであ
るが、この床面ハッチ装置は台所などの床下収納庫にも
適用することができる。
[考案の効果] 以上のように本考案の床面ハッチ装置では、上開蓋2と
下開蓋4が全開位置に来たとき、案内ブラケット23の水
平受孔24の端部24aに係合した水平枢軸25とロックレバ
ー27の係止面部27bとを自動的に当接させることによっ
て、水平枢軸25の復帰摺動を阻止することができるの
で、上開蓋2と下開蓋4を全開位置に的確に固定保持す
ることができ、そのため、偶発的に閉鎖回転する蓋に邪
魔されることなく、避難や出入り行動を円滑に行なうこ
とができる。
また、案内ブラケット23にリセットレバー34の基端部を
水平枢軸33で枢着し、リセットレバー34の先端部の駆動
突起34aをロックレバー27の係止面部27bとは反対側の受
動突起27cに当接させ、リセットレバー34の押下げ回転
によってロックレバー27の係止面部27bを水平軸25の復
帰摺動を阻止しない退避位置に移動させるようにしたの
で、上開蓋2と下開蓋4の全開位置への固定保持の解除
操作を比較的小さな力で軽快に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る床面ハッチ装置を使用
したベランダの避難口の概略的な側面図であり、第2図
は該床面ハッチ装置の閉鎖状態の要部縦断面図であり、
第3図は該床面ハッチ装置の開放状態の要部縦断面図で
ある。 1……ケーシング、1a……上縁部、2……上開蓋、3…
…水平枢軸、4……下開蓋、5……水平枢軸、6……上
部ブラケット、7……下部ブラケット、8……傾斜受
孔、9……側壁板、10……中間部ブラケット、11……第
1リンク、12……第2リンク、13……第3リンク、14…
…第4リンク、15……水平枢軸、16……補助リンク、17
……水平枢軸、18……水平枢軸、19……水平軸、20……
水平枢軸、21……水平枢軸、22……側壁板、23……案内
ブラケット、24……水平受孔、24a……端部、25……水
平枢軸、26……水平枢軸、27……ロックレバー、27a…
…誘導斜面部、27b……係止面部、27c……受動突起、28
……床面、29……避難口、30……鍔部、31……軸受板、
32……軸受板、33……水平枢軸、34……リセットレバ
ー、34a……駆動端部、35,36……長溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上向きに開放回転する上開蓋2を水平枢軸
    3によってケーシング1の上部に枢着し、下向きに開放
    回転する下開蓋4を水平枢軸5によってケーシング1の
    下部に枢着し、上開蓋2の下面に上部ブラケット6を固
    着し、下開蓋4の上面に固着した下部ブラケット7に傾
    斜受孔8を設け、ケーシング1の側壁板9の内面に中間
    部ブラケット10を固着し、上向き傾斜の第1リンク11の
    下端部と下向き傾斜の第2リンク12の上端部を水平枢軸
    15によって中間部ブラケット10に枢着し、第1リンク11
    の上端部に下向き傾斜の補助リンク16の下端部を水平枢
    軸17によって枢着し、補助リンク16の上端部を水平枢軸
    18によって上部ブラケット6に枢着し、第2リンク12の
    下端部に固着した水平軸19を前記傾斜受孔8に摺動自在
    に嵌合し、第2リンク12と平行な第3リンク13の上端部
    を水平枢軸20によって第1リンク11の中間部に枢着し、
    第1リンク11と平行な第4リンク14の下端部を第2リン
    ク12の中間部に水平枢軸21によって枢着し、ケーシング
    1の側壁板9と直角な別の側壁板22に案内ブラケット23
    を固着し、案内ブラケット23に水平受孔24を設け、第3
    リンク13の下端部と第4リンク14の上端部を水平枢軸25
    によって連結し、水平枢軸25を前記水平受孔24に摺動自
    在に嵌合した床面ハッチ装置において、案内ブラケット
    23に水平枢軸26によってロックレバー27を枢着し、ロッ
    クレバー27に水平枢軸25が摺接する誘導斜面部27aを設
    け、水平枢軸25が水平受孔24の側壁板9寄りの端部24a
    に移動したとき、水平枢軸25の側面に当接する係止面部
    27bをロックレバー27の下端部に設け、更に案内ブラケ
    ット23には水平枢軸33によってリセットレバー34の基端
    部を枢着し、リセットレバー34の先端部に設けた駆動突
    起34aをロックレバー27の係止面部27bとは反対側の受動
    突起27cに当接させ、リセットレバー34の押下げ回転に
    よってロックレバー27の係止面部27bを水平軸25の復帰
    摺動を阻止しない退避位置に移動させるように設定した
    ことを特徴とする床面ハッチ装置。
JP1990024609U 1990-03-12 1990-03-12 床面ハッチ装置 Expired - Lifetime JPH0745226Y2 (ja)

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JPH03114259U JPH03114259U (ja) 1991-11-22
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DE8131638U1 (de) * 1981-10-29 1982-02-04 Stäubli AG, Horgen, Zürich Fachbildemaschine bei webmaschinen

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