JPH0745086A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH0745086A
JPH0745086A JP19113193A JP19113193A JPH0745086A JP H0745086 A JPH0745086 A JP H0745086A JP 19113193 A JP19113193 A JP 19113193A JP 19113193 A JP19113193 A JP 19113193A JP H0745086 A JPH0745086 A JP H0745086A
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JP
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memory cell
output
current
sense amplifier
power supply
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JP19113193A
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Kazuo Asami
和生 朝見
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/067Single-ended amplifiers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの読み出しを行うためのセンスアンプ
有するメモリ装置において、センスアンプのメモリセ
ル電流検出レベルの電源電圧への依存性を抑えることを
目的とする。 【構成】 メモリ装置のセンスアンプにおいて、電源電
圧VDDの変動を軽減させるような出力を発生するバイ
アス回路(20、21、22)を設け、メモリセルのデー
タの値を得るために検知されたメモリセル電流の有無の
検知結果を出力増幅部へ出力する検知結果出力部(1
0、15)のPch(Pチャネルトランジスタ)10のゲ
ートに、バイアス回路(20、21、22)の出力を接続
し、電源電圧VDDの変動によるPch10のソース・
ゲート間電圧の変動を抑え、メモリセル電流検出レベル
の電源電圧への依存性を抑えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、EEPROM等のデ
ータ読み出しのためのセンスアンプを含むメモリ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はセンスアンプを含むメモリとして
EEPROMを内蔵したマイクロコンピュータの機能ブ
ロック図である。図において、100はマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンとする)、1はCPU、2はマスク
ROM、3はRAM、4はEEPROM、5はこのEE
PROM4のセンスアンプ、6はバス、7は電源端子V
DD、グランド端子GND、リセット端子RST、クロ
ック端子CLK、および入出力端子I/O等からなる端
子群である。また、図8は従来のセンスアンプの回路図
である。図において8、9、10、11、12はPチャ
ネルトランジスタ(以下Pchとする)、13、14、1
5、16、17、18はNチャネルトランジスタ(以下
Nchとする)で、これらはMOSFETで構成されて
いる。19はインバータである。また、101〜106
は各部の信号、配線および端子等を示す。101はEE
PROMメモリセルにつながる配線、102はデータ読
み出し時にLレベルにされる信号線、106はこのセン
スアンプの出力を発生する端子を示す。またVDDは電
源電圧を示す。また図9は、従来のセンスアンプの入出
力特性を示す図であり、横軸はメモリセル電流IE、縦
軸は出力端子106からの出力電圧Voutである。また
図10および図11はセンスアンプのシミュレーション
結果を示すものであり、それぞれメモリセル電流IE
有る時、無い時の図8中に示され各部分の信号の変化を
示す。横軸は時間、縦軸は電圧を示す。
【0003】次に動作について説明する。まずEEPR
OM内蔵マイコン100の基本動作を図7を用いて説明
する。マスクROM2内にはマイコンを使用する上で必
要な各種の機能を実行するユーザープログラムを格納し
ており、外部との接続端子としてVDD、GND、RS
T、CLK、I/Oなどの端子群7を持っている。まず
RST端子からリセット信号受信するとCPU1は予め
マスクROM2内の所定の番地に格納されている分岐ル
ーチンを実行する。分岐ルーチンではユーザーモード実
行命令を受信するとユーザーモードに分岐する。ユーザ
ーモードの動作は、外部からI/O端子を介して入力さ
れたデータをバス6を通してCPU1へ取り込む。CP
U1はマスクROM2に格納されているユーザープログ
ラムに従いデータ処理を行い、一時的に記憶の必要なデ
ータはRAM3へ格納し、また処理結果等常時格納が必
要なデータはデータメモリとしてのEEPROM4へ格
納する。また、EEPROM4に格納されたデータはセ
ンスアンプ5を介して読み出される。外部へ出力される
データは、I/O端子等を介して外部へ転送される。
【0004】次に従来のセンスアンプの動作を図8、1
0および11を用いて説明する。まず最初に、図10に
示すメモリセル電流IEが有る場合(メモリセルのデータ
の値がLレベルの場合)を説明する。EEPROM内の
データを読み出す時、Lレベルの入力信号102がPc
h8、9、10のゲートに入力される。そしてPch
8、9、10がオンし、信号103がHレベルになる。
そうすると、Nch14、15がオンし、配線104、
105の部分を電源電圧VDDからメモリセルの方へ電
流が流れ始め、メモリセルのビット線に続く配線101
の寄生容量を充電すると共にメモリセル電流が有るため
メモリトランジスタ(図示せず)が導通する。そのため、
Nch13のゲートが充電されずNch13は完全にオ
ンしない。従って、信号103の電位はVDDより若干
電圧は下がるがNch14、15はオフしない。そのた
め信号105は電圧が上がらずPch11、12がオン
し、インバータ19によって出力信号106はLレベル
を出力する。
【0005】次に図11に示すメモリセル電流IEが無
い場合(メモリセルのデータの値がHレベルの場合)を説
明する。EEPROM内のデータを読み出す時、Lレベ
ルの入力信号102がPch8、9、10のゲートに入
力する。そしてPch8、9、10がオンし、信号10
3がHレベルになる。そうすると、Nch14、15が
オンし、配線104、105の部分をVDDからメモリ
セルの方へ電流が流れ始め、配線101の寄生容量を充
電する。また、メモリセル電流が無いためメモリトラン
ジスタ(図示せず)は非導通状態である。そのため、寄生
容量を充電し終わるとNch13のゲートを充電する。
するとNch13がオンして信号103の電圧が下がり
Nch14、15はオフする。このため信号105は充
電により電圧が上がり、Nch16、17がオンし、イ
ンバータ19によって出力信号106はHレベルを出力
する。また、データ読出し時以外、Nch18はオンし
て信号105をLレベルにプルダウンしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ装置のセ
ンスアンプは以上のように構成されているので、センス
アンプのメモリセル電流検出レベルがPch10(検知
結果出力部のトランジスタ)のソース・ゲート間電圧に
よって決まっており、電源電圧VDDが変動するとPc
h10のソース・ゲート間電圧も同じだけ変動し、図9
に示すようにメモリセル電流検出レベルが電源電圧によ
って大きく変動するという問題があった。すなわちセン
スアンプのメモリセル電流検出レベルとは、図9におい
て、センスアンプ出力電圧Voutが電源電圧からグラン
レベルに急激に変化する時のメモリセル電流IEの値で
あり、この値は図示のように電源電圧VDDが大きくな
るに従って同様に大きくなっている。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセル電流検出レベルの電
源電圧への依存性を抑え、より安定した動作を行うメモ
リ装置等を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、メモリセルのデータを読み出すた
めのセンスアンプを有するメモリ装置であって、メモリ
セルのデータの値を得るために検知されたメモリセル電
流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知結果出
力部のトランジスタのゲートに、電源電圧の変動による
上記トランジスタのソース・ゲート間電圧の変動を抑え
るようにした出力を供給するバイアス回路の出力を接続
したセンスアンプを有し、メモリセル電流検出レベルの
電源電圧への依存性を抑えたことを特徴とするメモリ装
置にある。
【0009】この発明の第2の発明は、メモリセルのデ
ータを読み出すためのセンスアンプを有するメモリ装置
であって、メモリセルのデータの値を得るために検知さ
れたメモリセル電流の有無の検知結果を出力増幅部へ出
力する検知結果出力部のトランジスタのゲート、および
メモリセル電流の有無を検知するために当該メモリセル
に電流を供給し、配線の寄生容量を充電すると共にメモ
リトランジスタの導通の有無を検知する電流供給部のト
ランジスタのゲートに、電源電圧の変動による上記各ト
ランジスタのソース・ゲート間電圧の変動を抑えるよう
にした出力を供給するバイアス回路の出力をそれぞれ接
続したセンスアンプを有し、メモリセル電流検出レベル
の電源電圧への依存性を抑え、さらに上記電流供給部で
のオーバーシュートを防止したことを特徴とするメモリ
装置にある。
【0010】この発明の第3の発明は、上記バイアス回
路が、データ読み出し動作時以外は電源からバイアス回
路を分離し貫通電流が流れるのを防止する貫通電流防止
用トランジスタをさらに含むことを特徴とする請求項1
および2のメモリ装置にある。
【0011】この発明の第4の発明は、メモリセル電流
の有無を検知するメモリセル電流検知部の検知結果を上
記検知結果出力部に伝達する信号伝達配線を、データ読
み出し動作時以外は所定の値に保持するレベル保持部を
さらに設け、上記信号伝達配線がフローティング状態に
なり貫通電流が流れるのを防止したことを特徴とする請
求項1、2および3のいずれかのメモリ装置にある。
【0012】
【作用】第1の発明にかかるメモリ装置では、メモリセ
ルのデータの値を得るために検知されたメモリセル電流
の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知結果出力
部のトランジスタのゲートに、電源電圧の変動による上
記トランジスタのソース・ゲート間電圧の変動を抑える
ようにした出力を供給するバイアス回路の出力を接続
し、これによりメモリセル電流検出レベルの変動を抑え
た。
【0013】第2の発明にかかるメモリ装置ではさら
に、メモリセル電流の有無を検知するために当該メモリ
セルに電流を供給し、配線の寄生容量を充電すると共に
メモリトランジスタの導通の有無を検知する電流供給部
のトランジスタのゲートにも上記バイアス回路の出力を
接続するようにし、これにより寄生容量を充電する部分
での電圧の上昇の傾きを一定にし、この電流供給部でオ
ーバーシュートが発生するのを防止するようにした。
【0014】第3の発生にかかるメモリ装置ではさら
に、上記バイアス回路に、データ読み出し動作時以外は
電源からバイアス回路を分離し貫通電流が流れるのを防
止する貫通電流防止用トランジスタを挿入し、消費電力
の低減を図った。
【0015】第4の発明にかかるメモリ装置ではさら
に、メモリセル電流の有無を検知するメモリセル電流検
知部の検知結果を上記検知結果出力部に伝達する信号伝
達配線を、動作時以外は所定の値に保持するレベル保持
部をさらに設け、上記信号伝達配線がフローティング状
態になり貫通電流が流れるのを防止し、消費電力の低減
を図った。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図に従って説明する。図1
は、この発明の一実施例によるメモリ装置(EEPRO
M)のセンスアンプの回路図である。図1のセンスアン
プ5aにおいて、8、9、10、11、12、23はP
ch(Pチャネルトランジスタ)、13、14、15、1
6、17、18はNch(Nチャネルトランジスタ)、1
9はインバータ、20はβ(電流増幅率)が小さいNc
h、21および22はβが大きいトランジスタをダイオ
ード接続して構成したダイオードである。ダイオード2
1、22およびNch20からなる直列回路は、電源電
圧VDDの変動によるPch10のゲート電圧の変動を
抑えるようにPch10のゲートた出力を供給するバイ
アス回路を構成する。また、101〜106は各部の信
号、配線および端子等を示し、101はメモリセルにつ
ながる配線、102はデータ読み出し時にLレベルにな
る信号線、106はこのセンスアンプの出力端子および
出力信号を示す。さらに201は常時Hレベルの信号
線、202は上述したバイアス回路の出力を示す。なお
上記各Pch、NchはそれぞれMOSFETで構成さ
れている。
【0017】また図2は、図1中のバイアス回路の出力
信号202の電圧を示す図であり、横軸はメモリセル電
流IE、縦軸は電源電圧VDDの各電圧でのバイアス回
路の出力信号202の電圧を示す。図2はチャネル長2
5μm、チャネル幅2μmのNch20と、チャネル長
1.5μm、チャネル幅25μmのダイオード21、2
2の時のバイアス回路の出力信号202を示す。また図
3は図1のセンスアンプの入出力特性を示す図であり、
横軸はメモリセル電流IE、縦軸は出力端子106から
の出力電圧Voutである。なお、図1のセンスアンプ5
aは符号8、9、10、13、14、15、18、2
0、21、22、23の部分からなるデータ検出回路
と、このデータ検出回路の出力を増幅して電源電圧かグ
ランドレベルのいずれかの電圧レベルの信号にして出力
する符号11、12、16、17、19の部分からなる
出力増幅回路からなる。そしてデータ検出回路におい
て、メモリセル電流の有無を検知するために当該メモリ
セルに電流を供給し配線の寄生容量を充電すると共にメ
モリトランジスタ(図示せず)の導通の有無を検知する電
流供給部が、Pch9およびNch14の直列回路から
構成される。また、この電流供給部(9、14)からの電流供
給によりメモリセル電流の有無を検知するメモリセル電
流検知部が、Pch8およびNch13の直列回路から
構成される。また、このメモリセル電流検知部(8、13)で
検知されたメモリセル電流の有無の結果に従って、検知
結果を出力する検知結果出力部がPch10およびNc
h15の直列回路から構成される。また、上記メモリセ
ル電流検知部(8、13)の結果を上記検知結果出力部(10、1
5)に伝達する信号伝達配線は配線103からなる。ま
た、上記検知結果出力部(10、15)のトランジスタのゲー
トに電源電圧の変動の影響を軽減させた電圧を供給する
ためのバイアス回路部がダイオード21、22およびN
ch20からなる直列回路、並びにPch23から構成
される。そして検知結果出力部(10、15)の出力を出力増
幅部(11、12、16、17、19)に接続する配線105を動作時以
外は所定のレベルに保持する(従って出力増幅部の出力
106も所定の値に保持される)ための出力保持部がM
ch18により構成される。
【0018】次にこの発明のセンスアンプの動作を図1
〜3を用いて説明する。なお、マイクロコンピュータ全
体の動作は従来と同様である。この実施例では、メモリ
セルのデータの値を得るために検知されたメモリセル電
流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知結果出
力部のトランジスタであるPch10のゲートに、バイ
アス回路の出力を供給し、電源電圧の変動によるPch
10のソース・ゲート間電圧の変動を小さくし、電源電
圧の変動によるメモリセル電流検出レベルの変動をより
抑えるようにした。まず最初に、メモリセル電流IE
有る場合(メモリセルのデータの値がLレベルの場合)を
説明する。EEPROM内のデータを読み出す時、Lレ
ベルの入力信号102がPch8、9のゲートに入力さ
れる。端子201からはHレベルの信号がNch20お
よびPch23のゲートに入力されている。Lレベルの
入力信号102がPch8、9のゲートにそれぞれ入力
されたことによりこれらのPch8、9がオンし、信号
線103がHレベルになる。またHレベルの信号201
がNch20びゲートに入力されNch20がオンし、
ダイオード21、22によって信号202は例えば図2
よりVDD=5Vの時2.455Vとなり、Pch10
がオンする。そして、Nch14、15がオンすること
により配線104、105の部分をVDDからメモリセ
ルの方へ電流が流れ始め、配線101およびこれにつづ
くEEPROMメモリセルのビットライン(図示せず)の
寄生容量を充電すると共に、メモリセル電流IEが有る
ためメモリトランジスタ(図示せず)が導通する。そのた
め、Nch13のゲートが充電されずNch13は完全
にオンしない。よって、信号103はVDDより若干電
圧は下がるがNch14、15はオフしない。そのため
信号105は電圧が上がらずPch11、12がオン
し、インバータ19によって出力信号106はLレベル
を出力する。また、データ読み出し時以外は、Nch1
8はオンして信号105をLレベルにプルダウンし出力
信号106を固定している。
【0019】次にメモリセル電流が無い場合(メモリセ
ルのデータの値がHレベルの場合)を説明する。同様に
Pch8、9のゲートにLレベルの入力信号102が入
力され、Nch20のゲートにHレベルの入力信号20
1が入力されると、Pch8、9がオンして信号103
がHレベルになり、またNch20がオンしてダイオー
ド21、22によって信号202は例えばVDD=5V
の時2.455Vとなり、Pch10がオンする。そし
て、Nch14、15がオンし信号104、105の部
分をVDDからメモリセルの方へ電流が流れ始め、配線
101等の寄生容量を充電する。また、メモリセル電流
Eが無いためメモリトランジスタは非導通状態であ
る。そのため、寄生容量を充電し終わるとNch13の
ゲートを充電する。これにより、Nch13はオンし、
信号103の電圧が下がりNch14、15はオフす
る。そのため信号105は充電され電圧が上がり、Nc
h16、17がオンしてインバータ19によってHレベ
ルの出力信号106が出力される。
【0020】以上のように、動作は従来の回路とほぼ同
じであるが、Pch10のソース・ゲート間電圧が従来
回路では読み出し時にVDD分あり、VDDが変動する
と同じだけ変動していた。しかし、この発明のセンスア
ンプ5aでは図2より、VDDが変動しても、Pch1
0のソース・ゲート間電圧であるVDDと信号202の
電圧差は、VDD=5Vの時にソース・ゲート間電圧は
2.545V(5V−2.455V)、VDD=3Vの時ソ
ース・ゲート間電圧は2.251V(3V−0.749V)
と変動は小さい。そのため、図3のようにメモリセル電
流検出レベルの変動が小さくなりる。これにより、電源
電圧の変動の影響を受けにくい、より安定した動作のセ
ンスアンプが得られる。なお、上記実施例ではバイアス
回路としてトランジスタをダイオード接続にした2つの
ダイオードおよび1つのNchからなる回路を示した
が、この発明はこれに限定されるものではなく、電源電
圧の変動に対してPch10のソース・ゲート間電圧の
変動を抑えるような回路(電源電圧を分圧した出力を供
給するバイアス回路)であればよい。
【0021】実施例2.図4はこの発明の他の実施例に
よるメモリ装置のセンスアンプの回路図である。図4に
おいて図1のセンスアンプ5aと異なる点は、メモリセ
ルに電流を供給し配線の寄生容量を充電すると共にメモ
リトランジスタの導通の有無を検知する電流供給部のト
ランジスタであるPch9のゲートにもバイアス回路の
出力である信号202が接続されている点である。次に
この実施例のセンスアンプ5bの動作を説明する。まず
最初にメモリセル電流が有る場合(メモリセルのデータ
の値がLレベルの場合)を説明する。EEPROM内の
データを読み出す時、Lレベルの入力信号102がPc
h8のゲートに入力される。またNch20のゲートに
はHレベルの入力信号201が入力している。そしてP
ch8がオンし、信号103がHレベルになる。また、
Nch20がオンしてダイオード21、22によって信
号202は例えばVDD=5Vの時2.455Vとな
り、Pch9、10がオンする。そして、Nch14、
15がオンし、配線104、105の部分をVDDから
メモリセルの方へ電流が流れ始め、配線101およびこ
れにつづくEEPROMメモリセルのビットライン(図
示せず)の寄生容量を充電すると共にメモリセル電流が
有るため、メモリトランジスタ(図示せず)が導通する。
このため、Nch13のゲートが充電されずNch13
は完全にオンしない。従って、信号103はVDDより
若干電圧は下がるがNch14,15はオフしない。そ
のため信号105は電圧が上がらず、Pch11、12
がオンし、インバータ19によってLレベルの出力信号
106が出力される。また、信号202をPch9のゲ
ートに入力したため、信号104の電圧の上昇の傾きが
VDDの変動によって変化しなくなる。またデータ読み
出し時以外、Nch18はオンして信号105をLレベ
ルにプルダウンし、出力信号106を固定している。
【0022】次にメモリセル電流が無い場合(メモリセ
ルのデータの値がHレベルの場合)を説明する。同様に
Lレベルの入力信号102がPch8のゲートに入力さ
れ、またHレベルの入力信号201がNch20のゲー
トに入力されると、Pch8がオンして信号103がH
レベルになり、また、Nch20がオンしてダイオード
21、22によって信号202は例えばVDD=5Vの
時2.455Vとなり、Pch9、10がオンする。そ
して、Nch14、15がオンして配線104、105
の部分をVDDからメモリセルの方へ電流が流れ始め、
配線101等の寄生容量を充電する。また、メモリセル
電流が無いためメモリトランジスタ(図示せず)は非導通
状態である。そのため、寄生容量を充電し終わるとNc
h13のゲートを充電する。するとNch13がオンし
て信号103の電圧が下がり、Nch14、15はオフ
する。そのため信号105は充電されて電圧が上がり、
Nch16、17がオンし、インバータ19によってH
レベルの出力信号106が出力される。また、信号20
2をPch9のゲートにも入力したため、信号104の
電圧の上昇の傾きがVDDの変動によって変化しなくな
る。
【0023】以上のようにこの実施例のセンスアンプで
はさらに、電源電圧の変動によるPch9のソース・ゲ
ート間電圧の変動も抑えるようにしたため、信号104
の電圧の上昇の傾きが一定になり、従来の図10のPの
部分に示すように信号104の電流が上昇し過ぎて(無
駄な電流が流れて)動作不良等を起こすオーバーシュー
トを防止するようにした。
【0024】実施例3.図5はこの発明のさらに別の実
施例によるメモリ装置のセンスアンプの回路図である。
図5において図4の実施例2のセンスアンプと異なる点
は、ダイオード21、22およびNch20からなるバ
イアス回路のダイオード21と電源VDDとの間にPc
h24を挿入した点である。このPch24は、データ
読み出し動作以外の時はバイアス回路を電源VDDから
分離し、バイアス回路に貫通電流防が流れるのを止用す
るための貫通電源防止用トランジスタとして設けられて
いる。このPch24のゲートには信号102が入力さ
れている。
【0025】次に動作を説明するが、バイアス回路のN
ch20のゲートには常にHレベルの信号201が入力
されているため、VDDとグランド間に接続されたバイ
アス回路には貫通電流が流れてしまう。そこでこの実施
例のセンスアンプ5cでは、データ読み出し動作の時の
みLレベルとなる信号102がゲートに入力されるPc
h24をバイアス回路に直列に挿入した。これによりバ
イアス回路はPch24により、データ読み出し動作時
以外はPch24がオフなためVDDから分離され、貫
通電流が流れないようにしている。そしてこれにより、
消費電力の低減を図ている。なおその他の動作は基本的
に実施例2のセンスアンプと同じであり、詳細な説明は
省略する。
【0026】実施例4.図6はこの発明のさらに別の実
施例によるメモリ装置のセンスアンプの回路図である。
上記各実施例の信号105をプルダウンさせるNch1
8は読出し時以外オンするため、VDDからPch10
とNch18からなる回路を通してGNDに貫通電流が
流れる。また信号103はフローティング状態になる場
合があり、この時に貫通電流が流れてしまうことがあ
る。そこでこの実施例のセンスアンプ5dでは、Nch
18を削除すると共に信号103をデータ読み出し動作
以外の時にLレベルにプルダウンさせておくためのNc
h25を設けた。このNch25のゲートには信号10
2が入力される。その他の点は図5の実施例3の回路と
同じである。信号線103は、メモリセル電流の有無を
検知するメモリセル電流検知部の検知結果を検知結果出
力部に伝達する信号伝達配線であり、Nch25は、こ
の信号伝達配線を読み出し動作時以外は所定の値に保持
するレベル保持部となる。
【0027】次に動作につて説明する。Nch25はデ
ータ読み出し動作時以外は、Hレベルの信号102がゲ
ートに入力されているためオンしており、信号103を
プルダウンさせた状態に保持する。これにより、信号1
03がフローティング状態になった時にPch9とNc
h14の直列回路およびPch10とNch15の直列
回路を通って流れる貫通電流を防止することができる。
そしてデータ読み出し動作が始まると、Lレベルの信号
102がゲートに入力されるためオフし、読み出し動作
に影響を与えないようになる。また、Nch18を削除
したので、データ読み出し動作以外の時にNch18を
通って流れていた貫通電流を防止できる。なお、その他
の動作は基本的に上記実施例と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、第1の発明にかかるメモ
リ装置では、これのセンスアンプにおいて、電源電圧の
変動を軽減した出力を発生するバイアス回路を設け、メ
モリセルのデータの値を得るために検知されたメモリセ
ル電流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知結
果出力部のトランジスタのゲートに、上記バイアス回路
の出力を供給し、上記トランジスタのソース・ゲート間
電圧の変動を抑えるようにしたので、メモリセル電流検
出レベルの変動が抑えられ、これにより電源電圧の変動
による影響を受けにくい、動作のより安定した信頼性の
高いメモリ装置を提供できる効果が得られる。
【0029】また、第2の発明にかかるメモリ装置で
は、センスアンプにおいて、メモリセル電流の有無を検
知するために当該メモリセルに電流を供給し、配線の寄
生容量を充電すると共にメモリトランジスタの導通の有
無を検知する電流供給部のトランジスタのゲートにも上
記バイアス回路の出力を接続するようにしたので、寄生
容量を充電する際の電圧の上昇の傾きを一定にでき、こ
の電流供給部でオーバーシュートが発生するのを防止し
た、信頼性の高いメモリ装置を提供できる効果が得られ
る。
【0030】また、第3の発生にかかるメモリ装置で
は、センスアンプの上記バイアス回路に、データ読み出
し動作時以外は電源からバイアス回路を分離する貫通電
流防止用のトランジスタを設けたので、データ読み出し
動作以外の時のバイアス回路を流れる貫通電流が防止で
き、消費電力をより低減させたメモリ装置を提供できる
効果が得られる。
【0031】また、第4の発明にかかるメモリ装置で
は、センスアンプにおいて、メモリセル電流の有無を検
知するメモリセル電流検知部の検知結果を上記検知結果
出力部に伝達する信号伝達配線を、データ読み出し動作
以外の時は所定の値に保持するレベル保持部をさらに設
けたので、上記信号伝達配線がフローティング状態にな
り貫通電流が流れるのを防止し、消費電力をさらに低減
させたメモリ装置を提供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるメモリ装置のセンス
アンプの回路図である。
【図2】図1のセンスアンプの電源電圧とバイアス回路
の出力との関係を示す図である。
【図3】図1のセンスアンプの入出力特性を示す図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例によるメモリ装置のセン
スアンプの回路図である。
【図5】この発明のさらに別の実施例によるメモリ装置
のセンスアンプの回路図である。
【図6】この発明のさらに別の実施例によるメモリ装置
のセンスアンプの回路図である。
【図7】センスアンプを含むメモリ装置としてEEPR
OMを内蔵したマイクロコンピュータの機能ブロック図
である。
【図8】従来のメモリ装置のセンスアンプの回路図であ
る。
【図9】図8の従来のセンスアンプの入出力特性を示す
図である。
【図10】図8のセンスアンプのメモリセル電流が有る
時の回路シミュレーションの結果を示す図である。
【図11】図8のセンスアンプのメモリセル電流が無い
時の回路シミュレーションの結果を示す図である。
【符号の説明】
4 EEPROM 5a センスアンプ 5b センスアンプ 5c センスアンプ 5d センスアンプ 8 Pch 9 Pch 10 Pch 11 Pch 12 Pch 13 Nch 14 Nch 15 Nch 16 Nch 17 Nch 18 Nch 19 インバータ 20 Nch 21 ダイオード 22 ダイオード 23 Pch 24 Pch 25 Nch 100 マイクロコンピュータ
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図7はセンスアンプを含むメモリとして
EEPROMを内蔵したマイクロコンピュータの機能ブ
ロック図である。図において、100はマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンとする)、1はCPU、2はマスク
ROM、3はRAM、4はEEPROM、5はこのEE
PROM4のセンスアンプ、6はバス、7は電源端子V
DD、グランド端子GND、リセット端子RST、クロ
ック端子CLK、および入出力端子I/O等からなる端
子群である。また、図8は従来のセンスアンプの回路図
である。図において8、9、10、11、12はPチャ
ネルトランジスタ(以下Pchとする)、13、14、1
5、16、17、18はNチャネルトランジスタ(以下
Nchとする)で、これらはMOSFETで構成されて
いる。19はインバータである。また、101〜106
は各部の信号、配線および端子等を示す。101はEE
PROMメモリセルにつながる配線、102はデータ読
み出し時にLレベルにされる信号線、106はこのセン
スアンプの出力を発生する端子を示す。またVDDは電
源電圧を示す。また図9は、従来のセンスアンプの入出
力特性を示す図であり、横軸はメモリセル電流IE、縦
軸は出力端子106からの出力電圧Voutである。また
図10および図11はセンスアンプのシミュレーション
結果を示すものであり、それぞれメモリセル電流IE
有る時、無い時の図8中に示され各部分の信号の変化
を示す。横軸は時間、縦軸は電圧を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ装置のセ
ンスアンプは以上のように構成されているので、センス
アンプのメモリセル電流検出レベルがPch10(検知
結果出力部のトランジスタ)のソース・ゲート間電圧に
よって決まっており、電源電圧VDDが変動するとPc
h10のソース・ゲート間電圧も同じだけ変動し、図9
に示すようにメモリセル電流検出レベルが電源電圧によ
って大きく変動するという問題があった。すなわちセン
スアンプのメモリセル電流検出レベルとは、図9におい
て、センスアンプ出力電圧Voutが電源電圧からグラン
レベルに急激に変化する時のメモリセル電流IEの値
であり、この値は図示のように電源電圧VDDが大きく
なるに従って同様に大きくなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】 実施例1.以下、この発明を図に従って説明する。図1
は、この発明の一実施例によるメモリ装置(EEPRO
M)のセンスアンプの回路図である。図1のセンスアン
プ5aにおいて、8、9、10、11、12、23はP
ch(Pチャネルトランジスタ)、13、14、15、1
6、17、18はNch(Nチャネルトランジスタ)、1
9はインバータ、20はβ(電流増幅率)が小さいNc
h、21および22はβが大きいトランジスタをダイオ
ード接続して構成したダイオードである。ダイオード2
1、22およびNch20からなる直列回路は、電源電
圧VDDの変動によるPch10のゲート電圧の変動を
抑えるようにPch10のゲート出力を供給するバイ
アス回路を構成する。また、101〜106は各部の信
号、配線および端子等を示し、101はメモリセルにつ
ながる配線、102はデータ読み出し時にLレベルにな
る信号線、106はこのセンスアンプの出力端子および
出力信号を示す。さらに201は常時Hレベルの信号
線、202は上述したバイアス回路の出力を示す。なお
上記各Pch、NchはそれぞれMOSFETで構成さ
れている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また図2は、図1中のバイアス回路の出力
信号202の電圧を示す図であり、横軸はメモリセル電
流IE、縦軸は電源電圧VDDの各電圧でのバイアス回
路の出力信号202の電圧を示す。図2はチャネル長2
5μm、チャネル幅2μmのNch20と、チャネル長
1.5μm、チャネル幅25μmのダイオード21、2
2の時のバイアス回路の出力信号202を示す。また図
3は図1のセンスアンプの入出力特性を示す図であり、
横軸はメモリセル電流IE、縦軸は出力端子106から
の出力電圧Voutである。なお、図1のセンスアンプ5
aは符号8、9、10、13、14、15、18、2
0、21、22、23の部分からなるデータ検出回路
と、このデータ検出回路の出力を増幅して電源電圧かグ
ランドレベルのいずれかの電圧レベルの信号にして出力
する符号11、12、16、17、19の部分からなる
出力増幅回路からなる。そしてデータ検出回路におい
て、メモリセル電流の有無を検知するために当該メモリ
セルに電流を供給し配線の寄生容量を充電すると共にメ
モリトランジスタ(図示せず)の導通の有無を検知する電
流供給部が、Pch9およびNch14の直列回路から
構成される。また、この電流供給部(9、14)からの電流供
給によりメモリセル電流の有無を検知するメモリセル電
流検知部が、Pch8およびNch13の直列回路から
構成される。また、このメモリセル電流検知部(8、13)で
検知されたメモリセル電流の有無の結果に従って、検知
結果を出力する検知結果出力部がPch10およびNc
h15の直列回路から構成される。また、上記メモリセ
ル電流検知部(8、13)の結果を上記検知結果出力部(10、1
5)に伝達する信号伝達配線は配線103からなる。ま
た、上記検知結果出力部(10、15)のトランジスタのゲー
トに電源電圧の変動の影響を軽減させた電圧を供給する
ためのバイアス回路部がダイオード21、22およびN
ch20からなる直列回路、並びにPch23から構成
される。そして検知結果出力部(10、15)の出力を出力増
幅部(11、12、16、17、19)に接続する配線105を動作時以
外は所定のレベルに保持する(従って出力増幅部の出力
106も所定の値に保持される)ための出力保持部が
ch18により構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次にこの発明のセンスアンプの動作を図1
〜3を用いて説明する。なお、マイクロコンピュータ全
体の動作は従来と同様である。この実施例では、メモリ
セルのデータの値を得るために検知されたメモリセル電
流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知結果出
力部のトランジスタであるPch10のゲートに、バイ
アス回路の出力を供給し、電源電圧の変動によるPch
10のソース・ゲート間電圧の変動を小さくし、電源電
圧の変動によるメモリセル電流検出レベルの変動をより
抑えるようにした。まず最初に、メモリセル電流IE
有る場合(メモリセルのデータの値がLレベルの場合)を
説明する。EEPROM内のデータを読み出す時、Lレ
ベルの入力信号102がPch8、9のゲートに入力さ
れる。端子201からはHレベルの信号がNch20お
よびPch23のゲートに入力されている。Lレベルの
入力信号102がPch8、9のゲートにそれぞれ入力
されたことによりこれらのPch8、9がオンし、信号
線103がHレベルになる。またHレベルの信号201
がNch20ゲートに入力されNch20がオンし、
ダイオード21、22によって信号202は例えば図2
よりVDD=5Vの時2.455Vとなり、Pch10
がオンする。そして、Nch14、15がオンすること
により配線104、105の部分をVDDからメモリセ
ルの方へ電流が流れ始め、配線101およびこれにつづ
くEEPROMメモリセルのビットライン(図示せず)の
寄生容量を充電すると共に、メモリセル電流IEが有る
ためメモリトランジスタ(図示せず)が導通する。そのた
め、Nch13のゲートが充電されずNch13は完全
にオンしない。よって、信号103はVDDより若干電
圧は下がるがNch14、15はオフしない。そのため
信号105は電圧が上がらずPch11、12がオン
し、インバータ19によって出力信号106はLレベル
を出力する。また、データ読み出し時以外は、Nch1
8はオンして信号105をLレベルにプルダウンし出力
信号106を固定している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以上のように、動作は従来の回路とほぼ同
じであるが、Pch10のソース・ゲート間電圧が従来
回路では読み出し時にVDD分あり、VDDが変動する
と同じだけ変動していた。しかし、この発明のセンスア
ンプ5aでは図2より、VDDが変動しても、Pch1
0のソース・ゲート間電圧であるVDDと信号202の
電圧差は、VDD=5Vの時にソース・ゲート間電圧は
2.545V(5V−2.455V)、VDD=3Vの時ソ
ース・ゲート間電圧は2.251V(3V−0.749V)
と変動は小さい。そのため、図3のようにメモリセル電
流検出レベルの変動が小さくな。これにより、電源電
圧の変動の影響を受けにくい、より安定した動作のセン
スアンプが得られる。なお、上記実施例ではバイアス回
路としてトランジスタをダイオード接続にした2つのダ
イオードおよび1つのNchからなる回路を示したが、
この発明はこれに限定されるものではなく、電源電圧の
変動に対してPch10のソース・ゲート間電圧の変動
を抑えるような回路(電源電圧を分圧した出力を供給す
るバイアス回路)であればよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に動作につて説明する。Nch25は
データ読み出し動作時以外は、Hレベルの信号102が
ゲートに入力されているためオンしており、信号103
をプルダウンさせた状態に保持する。これにより、信号
103がフローティング状態になった時にPch9とN
ch14の直列回路およびPch10とNch15の直
列回路を通って流れる貫通電流を防止することができ
る。そしてデータ読み出し動作が始まると、Lレベルの
信号102がゲートに入力されるためオフし、読みし動
作に影響を与えないようになる。また、Nch18を削
除したので、データ読み出し動作以外の時にNch18
を通って流れていた貫通電流を防止できる。なお、その
他の動作は基本的に上記実施例と同様であるので、詳細
な説明は省略する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、第3の発にかかるメモリ装置で
は、センスアンプの上記バイアス回路に、データ読み出
し動作時以外は電源からバイアス回路を分離する貫通電
流防止用のトランジスタを設けたので、データ読み出し
動作以外の時のバイアス回路を流れる貫通電流が防止で
き、消費電力をより低減させたメモリ装置を提供できる
効果が得られる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/34 354 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルのデータを読み出すためのセ
    ンスアンプを有するメモリ装置であって、 メモリセルのデータの値を得るために検知されたメモリ
    セル電流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知
    結果出力部のトランジスタのゲートに、電源電圧の変動
    による上記トランジスタのソース・ゲート間電圧の変動
    を抑えるようにした出力を供給するバイアス回路の出力
    を接続したセンスアンプを有し、メモリセル電流検出レ
    ベルの電源電圧への依存性を抑えたことを特徴とするメ
    モリ装置。
  2. 【請求項2】 メモリセルのデータを読み出すためのセ
    ンスアンプを有するメモリ装置であって、 メモリセルのデータの値を得るために検知されたメモリ
    セル電流の有無の検知結果を出力増幅部へ出力する検知
    結果出力部のトランジスタのゲート、およびメモリセル
    電流の有無を検知するために当該メモリセルに電流を供
    給し、配線の寄生容量を充電すると共にメモリトランジ
    スタの導通の有無を検知する電流供給部のトランジスタ
    のゲートに、電源電圧の変動による上記各トランジスタ
    のソース・ゲート間電圧の変動を抑えるようにした出力
    を供給するバイアス回路の出力をそれぞれ接続したセン
    スアンプを有し、メモリセル電流検出レベルの電源電圧
    への依存性を抑え、さらに上記電流供給部でのオーバー
    シュートを防止したことを特徴とするメモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記バイアス回路が、データ読み出し動
    作時以外は電源からバイアス回路を分離し貫通電流が流
    れるのを防止する貫通電流防止用トランジスタをさらに
    含むことを特徴とする請求項1および2のいずれかのメ
    モリ装置。
  4. 【請求項4】 メモリセル電流の有無を検知するメモリ
    セル電流検知部の検知結果を上記検知結果出力部に伝達
    する信号伝達配線を、データ読み出し動作時以外は所定
    の値に保持するレベル保持部をさらに設け、上記信号伝
    達配線がフローティング状態になり貫通電流が流れるの
    を防止したことを特徴とする請求項1、2および3のい
    ずれかのメモリ装置。
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